JP3101556B2 - カラー印刷用原稿フィルムおよびその製作方法 - Google Patents

カラー印刷用原稿フィルムおよびその製作方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば新聞紙のカ
ラーオフセット印刷などに使用されるカラー印刷用原稿
フィルムおよびその製作方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図(A)は、新聞紙などのカラーオフ
セット印刷などに使用される両面4色オフセット印刷用
輪転機(以下、両面4色刷機という)を示し、印刷用紙
1の移送経路を挟んでその両側に4色(黒色用、青色
用、赤色用および黄色用)のゴムブランケット胴2およ
び版胴3が多段状に配置され、各段にて版胴3の像をゴ
ムブランケット胴2に転写し、これをさらに印刷用紙1
の両面に同時に写して各色の印刷が順次行われるもので
ある。
【0003】一方、図(B)に示される片面4色オフ
セット印刷用輪転機(以下、サテライト機という)は、
共通の圧胴4に対し4色のゴムブランケット胴2および
版胴3が放射状に配置され、圧胴4の周面を移動する印
刷用紙1の片面のみに対し、版胴3からゴムブランケッ
ト胴2に転写された各色の像が順次印刷されるものであ
る。
【0004】両面4色刷機は、サテライト機のように共
通の圧胴で4色印刷するものと異なり、1色毎にプレス
部から印刷用紙1が離れ、次のプレス部に用紙が入るた
めに印刷用紙1の伸びなどによって、どうしても各色の
間に色ずれが生じやすい。
【0005】その対策として、4色の色ずれを修正する
ため、図(A)に示されたカラーコントロール装置が
必要となる。このカラーコントロール装置は、最後のゴ
ムブランケット胴2間から搬出された印刷用紙1の両面
に対向して配置されたセンサ5によって、印刷用紙1の
両面に印刷されたカラーコントロールマークを読取って
本来あるべき位置との誤差を検出し、コントローラ6で
処理された信号により各色の版胴3を調整することによ
り、各色間の色ずれを修正する。
【0006】例えば、図(A)に示されるように各色
の版胴3は、回転駆動用の歯車3aをそれぞれ備えた一
対の版胴本体3bが相互に嵌合され、これらの版胴本体
3bの周面に各色ごとにそれぞれ刷版7が装着され、こ
の各色の刷版7にて色ごとに異なる定位置にカラーコン
トロールマーク転写部8が設けられている。この各色の
刷版7のカラーコントロールマーク転写部8からゴムブ
ランケット胴2に転写されたカラーコントロールマーク
は、図(B)に示されるように新聞紙等の印刷用紙1
の紙面エリア1aの外部に、黒色用カラーコントロールマ
ーク9o,9a、青色用カラーコントロールマーク9b、
赤色用カラーコントロールマーク9cおよび黄色用カラ
ーコントロールマーク9dとして印刷される。
【0007】これらの印刷されたカラーコントロールマ
ークを前記センサ5により監視し、それらの本来あるべ
き位置とのずれを色ずれとして検出し、歯車3aと版胴
本体3bとの間を軸方向または周方向に調整したり、一
対の版胴本体3b間を軸方向または周方向に調整するこ
とによって、各色間のずれをなくすように修正してい
る。
【0008】各色の刷版7にて色ごとに異なる定位置に
カラーコントロールマーク転写部8を設けるには、フィ
ルム材に画像などと一体に設けられた基準マーク(トン
ボマーク)を基にして、各色のフィルム材の色ごとに異
なる定位置に、要求される精度のカラーコントロールマ
ーク発生部をそれぞれ貼付して原稿フィルムを完成さ
せ、この各原稿フィルムより各色の刷版7となる版の感
光面上に画像、文字などと共にカラーコントロールマー
ク転写部8を焼付けている。
【0009】この原稿フィルムのカラーコントロールマ
ーク発生部の精度は印刷の精度と比例するので、かなり
高度な精度が要求される。しかも、カラーコントロール
マークを入れる位置は紙面エリアの外部にあり、紙面エ
リア内のカラー面を作成するコンピュータの出力範囲外
であるから手作業に頼らざるを得ず、このため、現在は
経験のあるオペレータが、フィルム材と別個に作成され
たカラーコントロールマーク発生部を各色フィルム材の
特有の定位置に手作業で位置決めしながら貼付してい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このため、限られたオ
ペレータによる熟練作業が要求され、それでも各色のフ
ィルム材にカラーコントロールマーク発生部をそれぞれ
貼付する作業は容易でなく、時間を要している。
【0011】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、自動的にフィルム材の正確な位置にカラーコント
ロールマーク発生穴を設けることが可能のカラー印刷用
原稿フィルムおよびその製作方法を提供することを目的
とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、カラーオフセット印刷用の刷版を写真製版するた
めのカラー印刷用原稿フィルムにおいて、フィルム材に
設けられた複数の基準マークと、これらの複数の基準マ
ークを基にして穿設されたフィルム位置決め用の複数の
位置決め穴と、これらの複数の位置決め穴とともに基準
マークを基にして穿設され、各色の刷版の色ごとに異な
る定位置にカラーコントロールマーク転写部を焼付ける
ためのカラーコントロールマーク発生穴とを具備した構
成のカラー印刷用原稿フィルムである。
【0013】そして、複数の基準マークを基にしてフィ
ルム材に穿設された複数の位置決め穴により、カラーオ
フセット印刷用の刷版を写真製版する時のフィルム位置
決めを行い、複数の基準マークを基にして穿設されたカ
ラーコントロールマーク発生穴により、各色の刷版にて
色ごとに異なる定位置にカラーコントロールマーク転写
部を画像などと同時に焼付ける。
【0014】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載のカラー印刷用原稿フィルムにおいて、二つの位置決
め穴の中間にてフィルム材にカラーコントロールマーク
発生穴を配列したものである。
【0015】そして、二つの位置決め穴の中間に配列さ
れたカラーコントロールマーク発生穴により各色の刷版
にカラーコントロールマーク転写部を焼付ける。
【0016】請求項3に記載された発明は、カラーオフ
セット印刷用の刷版を写真製版するためのカラー印刷用
原稿フィルムを製作する方法において、フィルム材に設
けられた複数の基準マークを読取り、これらの複数の基
準マークを基にして、フィルム位置決め用の複数の位置
決め穴を穿設し、これらの複数の位置決め穴の穿設時
に、前記複数の基準マークを基にして、各色に対応する
刷版の色ごとに異なる定位置にカラーコントロールマー
ク転写部を焼付けるためのカラーコントロールマーク発
生穴を穿設した構成のカラー印刷用原稿フィルムの製作
方法である。
【0017】そして、フィルム材に設けられた複数の基
準マークを読取り、これらの複数の基準マークを基にし
てフィルム位置決め用の複数の位置決め穴を穿設すると
ともに、これらの複数の位置決め穴の穿設時に、前記複
数の基準マークを基にして、各色の刷版の色ごとに異な
る定位置にカラーコントロールマーク転写部を焼付ける
ためのカラーコントロールマーク発生穴を穿設すること
により、カラー印刷用原稿フィルムを完成させる
【0018】求項に記載された発明は、請求項3記
載のカラー印刷用原稿フィルムの製作方法において、全
てのフィルム材に黒色用、青色用、赤色用および黄色用
のカラーコントロールマーク発生穴を穿設し、各色のフ
ィルム材にて不必要なカラーコントロールマーク発生穴
を遮光テープで閉塞することにより、必要な位置にカラ
ーコントロールマーク発生穴を形成したカラー印刷用原
稿フィルムの製作方法である。
【0019】そして、全てのフィルム材に黒色用、青色
用、赤色用および黄色用の全てのカラーコントロールマ
ーク発生穴をいったん穿設した後で、例えば黒色用のフ
ィルム材では不必要な青色用、赤色用および黄色用のカ
ラーコントロールマーク発生穴を遮光テープで閉塞する
ことにより、必要な位置に黒色用のカラーコントロール
マーク発生穴を形成する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図1乃至図4に示
される一実施形態を参照しながら詳細に説明する。
【0021】図1は、新聞紙などをカラー印刷する際に
使用される黒色(ブラック)、青色(シアン)、赤色
(マゼンダ)および黄色(イエロー)の4色によるオフ
セット印刷用の刷版を写真製版するための各色共通のカ
ラー印刷用原稿フィルムを示し、ネガまたはポジフィル
ム材11にて画像や文字などを現像された紙面エリア12の
枠外であって各色フィルム材に共通の位置に、トンボマ
ークと呼称される二つの+形基準マーク13が設けられて
いる。なお、前記フィルム材11の画像、文字および基準
マーク13などは、ファクシミリにて電送された信号から
現像定着することも可能である。
【0022】このフィルム材11の基準マーク13を基にし
て各色の全てのフィルム材共通の位置にフィルム位置決
め用の丸形位置決め穴14および長円形位置決め穴15がそ
れぞれ穿設されている。これらの位置決め穴14,15は、
写真製版時に各色の原稿フィルムを刷版製作機の定位置
にセットするためのものである。写真製版は、版の感光
膜面上にネガまたはポジフィルム材11を位置決めして露
光し、画像や文字などを焼付けて刷版を製作する。
【0023】前記各位置決め穴14,15は、ピンアクシム
・オートパンチと呼称される穴開け装置(図示せず)に
より自動的に開ける。このピンアクシム・オートパンチ
は、テーブル上に各色のフィルム材11を展開状態で固定
し、センサにより各色フィルム材11の基準マーク13を自
動的に読取って、この基準マーク13を基に位置出しされ
た穴開けツールにより各色フィルム材に共通の定位置に
前記位置決め穴14,15を高精度で自動穿孔する。
【0024】このピンアクシム・オートパンチに、前記
位置決め穴用の穴開けツールとともに別の穴開け用パン
チブロックを設けることにより、センサにより各色フィ
ルム材11の基準マーク13をそれぞれ自動的に読取った
ら、各色のフィルム材11にその基準マーク13を基にして
位置決め穴14,15をパンチングすると同時にまたは前後
して、前記パンチブロックにより各色用のカラーコント
ロールマーク発生穴16o,16a,16b,16c,16dを、位置
決め穴14,15と同様に±0.01mm以内の高精度で穿設
することができる。
【0025】このカラーコントロールマーク発生穴16
o,16a,16b,16c,16dは、二つの位置決め穴14,15の
中間にてフィルム材11に配列されているから、ピンアク
シム・オートパンチの従来スペース内で前記パンチブロ
ックを装着することが可能であり、ピンアクシム・オー
トパンチの大形化を防止できる。
【0026】前記カラーコントロールマーク発生穴16
o,16a,16b,16c,16dは、黒色用、青色用、赤色用お
よび黄色用の4色の刷版の色ごとに異なる定位置にカラ
ーコントロールマーク転写部をそれぞれ焼付けるための
小孔であり、一つの原稿フィルムに1色のカラーコント
ロールマーク発生穴を穿設しておいてもよいが、本実施
形態では、各色全ての原稿フィルムに全色のカラーコン
トロールマーク発生穴16o,16a,16b,16c,16dを全て
穿設する。
【0027】図2(A)は、前記カラーコントロールマ
ーク発生穴16o,16a,16b,16c,16dを拡大して示した
ものであり、丸形位置決め穴14の中心より一定の距離
に、各色カラーコントロールマークのヘッダー(基準)
となるカラーコントロールマーク発生穴(黒色)16oが
開けられ、この穴16oを基準として黒色用カラーコント
ロールマーク発生穴16a,青色用カラーコントロールマ
ーク発生穴16b、赤色用カラーコントロールマーク発生
穴16cおよび黄色用カラーコントロールマーク発生穴16d
の全てをいったん穿設する。
【0028】図2(B)に示されるように、各カラーコ
ントロールマーク発生穴16o,16a,16b,16c,16dは、
一辺がほぼ1mm程度の小さな正方形の角穴であり、その
各内角部は円弧状に形成されている。
【0029】図3に示されるように、黒色用、青色用、
赤色用および黄色用の全てのフィルム材11a,11b,11
c,11dにそれぞれ4色全てのカラーコントロールマーク
発生穴16o,16a,16b,16c,16dをいったん穿設した
後、各色のフィルム材11a,11b,11c,11dにて不必要な
カラーコントロールマーク発生穴を、例えば赤色粘着テ
ープなどの遮光テープ17a,17b,17c,17dで閉塞するこ
とにより、各色ごとに決められた定位置に各色用のカラ
ーコントロールマーク発生穴を形成する。
【0030】例えば、図3(A)に示されるように黒色
用フィルム材11aでは不必要な青色用、赤色用および黄
色用のカラーコントロールマーク発生穴16b,16c,16d
を遮光テープ17aで閉塞することにより、必要な位置に
黒色用のカラーコントロールマーク発生穴16o,16aを形
成する。
【0031】同様に、図3(B)に示されるように遮光
テープ17bにより青色用フィルム材11bのカラーコントロ
ールマーク発生穴16bを残して他の穴を塞ぎ、図3
(C)に示されるように遮光テープ17cにより赤色用フ
ィルム材11cのカラーコントロールマーク発生穴16cを残
して他の穴を塞ぎ、図3(D)に示されるように遮光テ
ープ17dにより黄色用フィルム材11dのカラーコントロー
ルマーク発生穴16dを残して他の穴を塞ぐ。
【0032】そして、写真製版する時に、前記基準マー
ク13を基にしてフィルム材11に穿設された位置決め穴1
4,15により、このフィルム材11をカラーオフセット印
刷用の刷版となる版の感光膜面上に位置決めして露光処
理することにより、フィルムの画像などを版の感光膜面
上に焼付けるとともに、基準マーク13を基にして穿設さ
れたカラーコントロールマーク発生穴16o,16a,16b,1
6c,16dにより、図4に示されるように、各色の刷版7
a,7b,7c,7dの色ごとに異なる定位置にカラーコン
トロールマーク転写部8o,8a,8b,8c,8dを同時
に焼付ける。
【0033】例えば、図3(A)の黒色用フィルム材11
aのカラーコントロールマーク発生穴16o,16aにより、
図4(A)に示されるように黒色用刷版7aに黒色用カ
ラーコントロールマーク転写部8o,8aを形成し、ま
た、図3(B)の青色用フィルム材11bのカラーコント
ロールマーク発生穴16bにより、図4(B)に示される
ように青色用刷版7bに青色用カラーコントロールマー
ク転写部8bを形成し、また、図3(C)の赤色用フィ
ルム材11cのカラーコントロールマーク発生穴16cによ
り、図4(C)に示されるように赤色用刷版7cに赤色
用カラーコントロールマーク転写部8cを形成し、ま
た、図3(D)の黄色用フィルム材11dのカラーコント
ロールマーク発生穴16dにより、図4(D)に示される
ように黄色用刷版7dに黄色用カラーコントロールマー
ク転写部8dを形成する。
【0034】以上のようにして、各色ごとに画像などを
現像処理された各フィルム材11a,11b,11c,11dに共通
の基準マーク13を読取り、この基準マーク13を基にして
紙面エリア12の外部にフィルム位置決め用の二つの位置
決め穴14,15を穿設し、これと同時にまたは前後して、
全フィルム材11a〜11dの共通の位置に基準マーク13を基
にして4色用のカラーコントロールマーク発生穴16o,1
6a,16b,16c,16dを穿設し、そして、不必要なカラー
コントロールマーク発生穴に遮光テープ17a,17b,17
c,17dを貼付することにより、カラー印刷用原稿フィル
ムを完成させる。
【0035】そして、写真製版により各色の原稿フィル
ムの画像などを各色に対応するそれぞれの版に焼付ける
と同時に、カラーコントロールマーク発生穴16o,16a,
16b,16c,16dにより各色に対応する版の色ごとに異な
る定位置にカラーコントロールマーク転写部8o,8a,
8b,8c,8dを焼付けて、カラーオフセット印刷用の
刷版7a,7b,7c,7dを完成させる。
【0036】これらの各色の刷版7a,7b,7c,7dに
は、原稿フィルムの白抜き画像、文字およびカラーコン
トロールマーク発生穴16o,16a,16b,16c,16dと対応
してインキを吸収する部分が形成されるので、これらの
刷版にそれぞれ各色インキを塗布すると、各色の刷版7
a,7b,7c,7dのカラーコントロールマーク転写部8
o,8a,8b,8c,8dを含むインキ吸収部分に付着さ
れた各色のインキは、図(A)に示されるように各色
刷版装着の版胴3からゴムブランケット胴2にいったん
転写され、このブランケット胴2から新聞紙などの用紙
1に各色の画像や図(B)に示されるカラーコントロ
ールマーク9o,9a,9b,9c,9dなどが印刷され
【0037】後に、図3に示された実施形態は請求項
に対応するものであり、各色のフィルム材11a,11b,
11c,11dに全色のカラーコントロールマーク発生穴16
o,16a,16b,16c,16dを穿設して、後から不必要なカ
ラーコントロールマーク発生穴に遮光テープ17a,17b,
17c,17dを貼付して一つまたは二つの必要なカラーコン
トロールマーク発生穴を形成するようにしているが、請
求項1乃至に記載された発明は、上記の方法に限定さ
れるものではなく、各色のフィルム材11a,11b,11c,1
1dにて色により特有の定位置に、カラーコントロールマ
ーク発生穴を一つまたは二つだけ穿設しても良い。これ
は、ピンアクシム・オートパンチにより容易に実現でき
る。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数の基
準マークを基にしてフィルム材に複数の位置決め穴とと
もに、各色の刷版に対しカラーコントロールマーク転写
部を焼付けるためのカラーコントロールマーク発生穴を
穿設したから、位置決め穴を穿設する装置によりフィル
ム材の正確な位置にカラーコントロールマーク発生穴を
簡単に設けることが可能であり、熟練者の手作業により
各色のフィルム材に時間をかけてカラーコントロールマ
ーク発生部を貼付する作業を不要とすることができる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、二つの位置
決め穴の中間にカラーコントロールマーク発生穴を配列
することにより、位置決め穴を穿設する装置のスペース
内でカラーコントロールマーク発生穴を穿設することが
可能であり、位置決め穴穿設装置の大形化を防止でき
る。
【0040】請求項3記載の発明によれば、フィルム材
に設けられた複数の基準マークを読取り、これらの複数
の基準マークを基にしてフィルム位置決め用の複数の位
置決め穴を穿設するとともに、これらの複数の位置決め
穴の穿設時に、前記複数の基準マークを基にして、各色
の刷版にて色ごとに異なる定位置にカラーコントロール
マーク転写部を焼付けるためのカラーコントロールマー
ク発生穴を穿設することにより、カラー印刷用原稿フィ
ルムを完成させるから、フィルム材の正確な位置にカラ
ーコントロールマーク発生穴を自動的に設けることが可
能であり、従来のように、限られたオペレータの熟練作
業により各色のフィルム材に時間をかけてカラーコント
ロールマーク発生部を貼付する作業を不要とすることが
できる
【0041】求項記載の発明によれば、全てのフィ
ルム材に必要な色の全部のカラーコントロールマーク発
生穴をいったん穿設し、後で不必要な色用のカラーコン
トロールマーク発生穴を遮光テープで閉塞することによ
り、必要な色用のカラーコントロールマーク発生穴を形
成するようにしたから、カラーコントロールマーク発生
穴の穿設容易性および位置精度をさらに高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー印刷用原稿フィルムの一実施形
態を示す平面図である。
【図2】(A)は同上フィルムの要部を拡大した平面
図、(B)はそのカラーコントロールマーク発生穴の拡
大図である。
【図3】(A)は黒色用フィルム材において、(B)は
青色用フィルム材において、(C)は赤色用フィルム材
において、(D)は黄色用フィルム材において、それぞ
れカラーコントロールマーク発生穴を遮光テープで閉塞
する方法を示す平面図である。
【図4】同上フィルムにより各色の刷版に焼付けられた
カラーコントロールマーク転写部を示す平面図である。
【図5】(A)は、両面4色オフセット印刷用輪転機を
示し、(B)は片面4色オフセット印刷用輪転機を示
す。
【図6】(A)は、同上輪転機の版胴およびこの版胴に
装着される刷版の展開状態を示した説明図、(B)は新
聞紙に印刷されたカラーコントロールマークを示す平面
図である。
【符号の説明】
7a,7b,7c,7d 刷版 8o,8a,8b,8c,8d カラーコントロールマー
ク転写部 11a,11b,11c,11d フィルム材 13 基準マーク 14,15 位置決め穴 16o,16a,16b,16c,16d カラーコントロールマー
ク発生穴 17a,17b,17c,17d 遮光テープ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 1/00 - 1/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラーオフセット印刷用の刷版を写真製
    版するためのカラー印刷用原稿フィルムにおいて、 フィルム材に設けられた複数の基準マークと、 これらの複数の基準マークを基にして穿設されたフィル
    ム位置決め用の複数の位置決め穴と、 これらの複数の位置決め穴とともに基準マークを基にし
    て穿設され、各色の刷版の色ごとに異なる定位置にカラ
    ーコントロールマーク転写部を焼付けるためのカラーコ
    ントロールマーク発生穴とを具備したことを特徴とする
    カラー印刷用原稿フィルム。
  2. 【請求項2】 二つの位置決め穴の中間にてフィルム材
    にカラーコントロールマーク発生穴を配列したことを特
    徴とする請求項1記載のカラー印刷用原稿フィルム。
  3. 【請求項3】 カラーオフセット印刷用の刷版を写真製
    版するためのカラー印刷用原稿フィルムを製作する方法
    において、 フィルム材に設けられた複数の基準マークを読取り、 これらの複数の基準マークを基にして、フィルム位置決
    め用の複数の位置決め穴を穿設し、 これらの複数の位置決め穴の穿設時に、前記複数の基準
    マークを基にして、各色に対応する刷版の色ごとに異な
    る定位置にカラーコントロールマーク転写部を焼付ける
    ためのカラーコントロールマーク発生穴を穿設したこと
    を特徴とするカラー印刷用原稿フィルムの製作方法。
  4. 【請求項4】 全てのフィルム材に黒色用、青色用、赤
    色用および黄色用のカラーコントロールマーク発生穴を
    穿設し、各色のフィルム材にて不必要なカラーコントロ
    ールマーク発生穴を遮光テープで閉塞することにより、
    必要な位置にカラーコントロールマーク発生穴を形成し
    たことを特徴とする請求項3記載のカラー印刷用原稿フ
    ィルムの製作方法。
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