JP3101118B2 - Adpcmコーデック - Google Patents

Adpcmコーデック

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JP3101118B2
JP3101118B2 JP05055167A JP5516793A JP3101118B2 JP 3101118 B2 JP3101118 B2 JP 3101118B2 JP 05055167 A JP05055167 A JP 05055167A JP 5516793 A JP5516793 A JP 5516793A JP 3101118 B2 JP3101118 B2 JP 3101118B2
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linear pcm
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  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルコードレス
電話機(PHP)等に用いられるADPCMコーデック
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ADPCMコーデックは、アナ
ログ信号波形をディジタル圧縮信号に変換する送信側
と、ディジタル圧縮信号をアナログ信号波形に変換する
受信側を有している。送信側は、アナログ信号波形をデ
ィジタル信号であるPCMに変調するA/D部、該PC
M信号をμ-Law 圧縮信号にする圧縮部、該μ-Law 圧縮
信号をADPCM信号にエンコードするADPCMエン
コーダ部より構成される。また受信側は、ADPCM信
号をμ-Law 圧縮信号にデコードするADPCMデコー
ダ部、該μ-Law 圧縮信号をリニアPCM信号に伸張す
る伸張部、該PCM信号をアナログ信号波形に復号する
D/A部より構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
ADPCMコーデックは、AD(適応差分型)PCMで
あるので、その信号パターンは、元のリニアPCM信号
をその振幅の変化量に応じてその変化の度合を係数に変
換した情報となっている。ADPCMはこのように係数
に置き換えて信号圧縮を行っているが、この時、現在の
信号波形を係数に置き換える時に、過去の信号波形と比
較してその変化量を決めて係数に変換する。このため、
この過去の信号波形を表す係数が誤ると、現在復号され
るべき信号波形は過去の信号波形形成適応係数が変わる
のに応じて変わる事になる。
【0004】すなわち、過去の復号信号波形が元の符号
化前のアナログ信号波形と異なる復号アナログ信号波形
となるが、復号する現在の信号波形はこの元のアナログ
信号波形とは異なる復号アナログ信号波形成分と比較し
て復号されるので、当然、現在復号されるアナログ信号
波形は元の符号化前のアナログ信号波形とは異なるもの
となる。この時、ADPCM信号の適応係数のうち、そ
の係数の値を大きく変えることになるビット信号等が変
わるエラーを起こすと、前記のようなため復号アナログ
信号波形も大きく乱れ、時には不自然に急に大きな信号
や異常信号(又は雑音のような信号)を伴う過大信号
(過大衝撃音)となることがある。この信号を音響素子
で音に変換した場合、イヤピースとして使用すると、人
間の耳に異常な過大音として聴こえるようになるために
大変耳障りとなり、場合によっては耳に支障をきたすこ
とも予想される。
【0005】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、ADPCM信号をデコード及びD/A変換し
て復号する前に、デコード後のPCMディジタル信号の
時にディジタルリミッタをかけて過大信号として現れる
であろうPCM信号のレベルを制限し、復号後のアナロ
グ信号波形で過大信号を発生させないようにしたADP
CMコーデックを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、ADPCM信号をリニアPCM信号にデ
コードするADPCMデコーダと、該ADPCMデコー
ダから出力されたリニアPCM信号にディジタルリミッ
タをかけるディジタルリミッタ回路とを有する一方、前
記ディジタルリミッタ回路は、誤りが存在すると判断さ
れたADPCM信号に対応するリニアPCM信号にディ
ジタルリミッタをかけることを特徴としたものである。
【0007】
【作用】伝送されてくるADPCM信号をリニアPCM
信号にデコードした後、該リニアPCM信号とディジタ
ルリミッタの比較判定するためのディジタルスレッシュ
レベルを比較して、当該スレッシュレベルを越えるリニ
アPCM信号は復号後過大信号とならない程度の信号レ
ベルになるように制限され、その後、D/A変換後の復
号されたアナログ信号波形が過大信号とならないように
する。
【0008】
【実施例】実施例について、図面を参照して以下に説明
する。図1は、本発明によるADPCMコーデックの一
実施例を説明するための構成図で、図中、1はベースバ
ンドプロセッサ(B.B.プロセッサ)、2はADPCM
(Adaptive Differential Pulse Code Modulation:適
応差分パルス符号変調)コーデック、3はADPCMデ
コーダ、4はディジタルリミッタ回路、5は8bitμ-La
w 圧縮回路、6はD/Aコンバータである。
【0009】ディジタルコードレス電話機(PHP)に
おけるADPCM伝送方式の場合において説明する。ベ
ースバンドプロセッサ1は、入力されるCRC(Cyclic
Redundancy Check)符号化されたビットパターン信号
を4bit 32kbps ADPCM信号に変換し、かつ、そ
の時のビットパターン列に誤りがあるか判別し、その情
報をCRC信号として、誤りが有の時は“H”、無の時
は“L”で出力する。ベースバンドプロセッサ1より出
力され、ADPCM信号とCRC信号は全く同期が取れ
ており、この両信号はディジタルリミッタ回路4を有す
るADPCMコーデック2に入力される。ADPCMコ
ーデック2は4bit のADPCM信号を14bit リニア
PCM信号にデコードするADPCMデコーダ3、14
bit リニアPCM信号にディジタルリミッタをかけるデ
ィジタルリミッタ回路4、14bit リニアPCM信号を
8bitμ-law 圧縮信号に変換する圧縮回路5、μ-Law圧
縮信号をアナログ信号にD/A変換するD/Aコンバー
タ回路6を有している。
【0010】今、4bit ADPCM信号がADPCMデ
コーダ3に入力されると、4bit ADPCM信号は14
bit リニアPCM信号に変換されてディジタルリミッタ
回路4に伝送される。該14bit リニアPCM信号を伝
送されてディジタルリミッタ回路4では、同時にベース
バンドプロセッサ1より出力されたCRC信号が入力さ
れる。ディジタルリミッタ回路4におけるリミットレベ
ルとするスレッシュレベルは、これらの信号が入力され
る前に外部制御等によりあらかじめ決められており、こ
の決められたスレッシュレベルと14bit リニアPCM
信号が比較されることになる。ディジタルリミッタ回路
4の判定条件は、CRC信号の誤りが“L”の時、すな
わち、CRC符号化されたビットパターン信号に誤りが
無い時、この場合は14bit リニアPCM信号に誤りが
なく、送り出してきたアナログ信号を正しく復号できる
ことになるので、このような時には14bit リニア信号
が当該スレッシュレベルを越えてもディジタルリミッタ
回路4はリミットせず、入力された14bit リニアPC
M信号を忠実に圧縮回路5に伝送する。
【0011】一方、CRC信号の誤りが、“H”の時、
すなわち、14bit リニアPCM信号に誤りがある時
は、ディジタルリミッタ回路4は14bit リニアPCM
信号とスレッシュレベルを比較する。この時、14bit
リニアPCM信号がスレッシュレベル以下の時には、前
記と同様に入力信号を忠実に圧縮回路5に伝送する。1
4bit リニアPCM信号がスレッシュレベルを越える時
には、該14bit リニアPCM信号を操作して、例え
ば、14bit あるPCMコードを値が小さくなるように
3bit シフトさせて入力された14bit リニアPCM信
号の値を小さくして、圧縮回路5に伝送する。
【0012】その後、ディジタルリミッタ回路4より伝
送された14bit リニア14bit 信号は、圧縮回路5で
CCITT G.711等準拠のμ-Law に従って、8bit
PCM信号に変換されて、D/Aコンバータ回路6に
伝送される。該D/Aコンバータ回路6では、該8bit
PCM信号をいったん14bit リニアPCM信号に変換
し、その14bit リニアPCM信号より復号化してアナ
ログ信号にして出力する。この時、一般に、該アナログ
信号は階段状の信号波形となっているので、これらの階
段状成分を高調波として除去し、信号波形を滑らかにす
るためにローパスフィルタ(L.P.F)をアナログ信号
出力直後に入れることが多い。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下のような効果がある。すなわち、伝送さ
れてくるADPCM信号に誤りが発生し、その結果、復
号した時に過大アナログ信号となる時には、復号化する
前にディジタルリミッタ部で適格に該ADPCM信号よ
りデコードされたPCM信号にリミットをかけることに
より、アナログ信号に復号化して、更に、音響素子にて
聴く時には過大音とならずに聴こえてくることになるの
で、耳障りになることもなく、又、耳に支障をきたすこ
ともなくなる。又、検出方法もADPCM信号に誤りが
ある部分のみをCRC信号を用いることにより適格に補
正を行えるので、大きい信号レベルではあるものの異常
でない信号までも補正は行わないので、通常の誤りがな
い時には極小信号も極大信号もスムーズに復号化される
ことになる。大変使い勝手の良いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるADPCMコーデックの一実施例
を説明するための構成図である。
【符号の説明】
1…ベースバンドプロセッサ(B.B.プロセッサ)、2
…はADPCM(Adaptive Differential Pulse Code M
odulation:適応差分パルス符号変調)コーデック、3
…ADPCMデコーダ、4…ディジタルリミッタ回路、
5…8bit μ-Law圧縮回路、6…D/Aコンバータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ADPCM信号をリニアPCM信号にデ
    コードするADPCMデコーダと、該ADPCMデコー
    ダから出力されたリニアPCM信号にディジタルリミッ
    タをかけるディジタルリミッタ回路とを有する一方、前
    記ディジタルリミッタ回路は、誤りが存在すると判断さ
    れたADPCM信号に対応するリニアPCM信号にディ
    ジタルリミッタをかけることを特徴とするADPCMコ
    ーデック。
JP05055167A 1993-02-19 1993-02-19 Adpcmコーデック Expired - Fee Related JP3101118B2 (ja)

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