JP3099394B2 - ビデオテープレコーダ - Google Patents

ビデオテープレコーダ

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JP3099394B2
JP3099394B2 JP03064472A JP6447291A JP3099394B2 JP 3099394 B2 JP3099394 B2 JP 3099394B2 JP 03064472 A JP03064472 A JP 03064472A JP 6447291 A JP6447291 A JP 6447291A JP 3099394 B2 JP3099394 B2 JP 3099394B2
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豊 太田
昌子 沢田
広二 竹林
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイマ予約録画機能を
有するビデオテープレコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、VTR(ビデオテープレコーダ)
の記録手段として一般的なのがタイマ予約録画であり、
記録したい情報が入力される前にチャネル,録画開始時
刻,終了時刻をセットし、記録する磁気テープを挿入
し、最後にタイマ録画スイッチをオンにしておくと、そ
の時刻になれば自動的に録画が開始されるものでVTR
にとって必要不可欠な機能である。
【0003】さらに、記録した情報を検索する第1の手
段として、磁気テープ中の取り出したい情報の冒頭にサ
ーボのコントロール信号をデューティ比変調させて頭出
し信号を記録する方法がある。いわゆる家庭用1/2イ
ンチVTRの主流であるVHS規格のVISSサーチ機
能と呼ばれるもので、早送り/巻戻し(以下、FF/R
EWと略す)状態において頭出し信号(VISS信号)
を検出して停止状態あるいは再生状態に移行させるもの
である。第2の手段は、サーボのコントロール信号の計
数値を表示するリニアタイムカウンタ機能を用いたカウ
ンタサーチ機能なるもので、FF/REW状態において
磁気テープ中の取り出したい情報の冒頭に対応したカウ
ント値になれば停止あるいは再生状態に移行させるもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の手法でタイマ予
約録画する場合、まず第1に、キー入力操作の煩雑さが
ある。そのために最近ではバーコードや音声認識を用い
た簡便な予約法が考案されているが、まだ十分なもので
なく、特に高齢者や若年齢層には使いこなせないのが現
状である。第2に、毎日あるいは毎週の同一時間の同じ
番組を記録させるタイマ予約(以下、毎日予約あるいは
毎週予約という)といった便利な機能があるが予約でき
るプログラム数に限界があって複数の人間が使用する場
合には不十分であり、他人に予約を消されたり、内容が
変更されたりすることがある。また毎日予約や毎週予約
といった記録は本来同一テープに記録し、後で連続で再
生して楽しみたいものであるが従来のVTRでは容易で
はない。
【0005】また、一度記録したが未再生のテープに次
の番組を記録する場合、どこに記録すればよいかがすぐ
に分からないため、誤消去を避けるためそのテープを再
生して記録終了位置を探す必要があった。
【0006】また磁気テープに記録した情報を検索する
場合、第1に、いずれの場合も磁気テープの現在の絶対
位置が不明であるため、サーチする前に必ず磁気テープ
を巻始めまで巻き戻す必要があり、検索したい情報が迅
速に得られないという問題がある。第2に、磁気テープ
に何を記録したかを忘れないためにタイトル等のインデ
ックス情報と、カウンタサーチ機能の場合にはカウント
値を記憶する、あるいはラベル等に記載して磁気テープ
を格納しているカセットに張り付けておく必要がある。
さらには、以上の理由により記録した情報の見忘れや誤
消去を避けるため、1本のテープには1つの情報のみを
記録することが多く、テープの使用効率を低下させてい
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明のVTRは、挿入されたカセットを識別す
るカセット識別手段と、記録する情報に関するインデッ
クス情報を入力または収集する情報獲得手段と、前記カ
セット識別手段と前記情報獲得手段からの情報を格納す
るメモリ手段と、それらの情報を前記メモリ手段に書き
込む書き込み手段と、前記カセット識別手段からのカセ
ット識別情報に基づいて前記メモリ手段からインデック
ス情報を読み出す読み出し手段と、前記カセットを挿入
するだけで前記読み出し手段により読み出されたインデ
ックス情報によりタイマ予約録画を自動的に設定する手
段を具備している。
【0008】また、前記カセットに収納されている磁気
テープの巻付け位置を検出するテープ位置検出手段と、
前記メモリ手段に前記テープ位置検出手段からの位置検
出情報をも格納し、記録時に前記カセットを挿入するだ
けで前記読み出し手段により読み出されたインデックス
情報とテープ位置情報に基づいて磁気テープ上の記録可
能位置を自動的に検索して記録する手段を具備してい
る。
【0009】また、磁気テープ上の記録情報を再生した
場合に、再生済情報をメモリ手段に格納する手段と、そ
の再生済情報の記録部分と未記録部分とを記録可能位置
部分と判断する手段を具備している。
【0010】また、未再生記録情報の中で記録年月日の
最も古い番組を検索し再生する手段を具備している。
【0011】
【作用】本発明では上述した構成によって、複数個のカ
セットテープのそれぞれを特定化し、最初にタイマ予約
録画設定をすると次からはそのカセットテープをVTR
に挿入するだけで自動的に記録開始位置を検索するとと
もに、タイマ予約録画を設定することができ、また、未
再生情報の中で最も古く録画した番組から再生できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明のVTRの一実施例の構
成を示すブロック図であって、磁気テープ2を格納する
カセット1と、磁気テープ2に情報を記録再生する回転
ヘッド(図示せず)が取り付けられた回転ドラム3と、
再生時や早送り時には磁気テープ2を送り出す供給側リ
ール(以下、Sリールと称す)4と、再生時や早送り時
には磁気テープ2を巻き取る巻取側リール(以下、Tリ
ールと称す)5と、Sリール4の回転速度を検出する供
給側リール回転速度検出器(以下、Sリール回転速度検
出器と称す)6と、Tリール5の回転速度を検出する巻
取側リール回転速度検出器(以下、Tリール回転速度検
出器と称す)7と、サーボ用のコントロール信号を記録
再生するコントロールヘッド8と、カセット1を認識す
るためのバーコード9と、バーコード9を読み取るバー
コードリーダ10と、コントロールヘッド8を介して磁
気テープ2に頭出し信号の書き込み読出しを行なうコン
トロール信号記録再生回路12と、VTRのFF/RE
W状態や再生状態等に応じて磁気テープ2を移送させる
ためにキャプスタンモータ(図示せず)あるいはリール
モータ(図示せず)等を駆動するためのテープ駆動回路
13と、タイマ予約やVTR操作等のキー入力装置(ま
たはリモコン装置)14と、情報記録時においてバーコ
ードリーダ10で検出したバーコード情報とともに記録
する情報に関するインデックス情報とテープ残量情報を
記憶させ、停電時に電池(図示せず)によりバックアッ
プされるスタティックランダムアクセスメモリ(以下、
SRAMと称す)15と、必要時にSRAM15に記憶
されているインデックス情報を表示するためのオンスク
リーンディスプレイ回路(以下、OSD回路と称す)1
6とビデオ信号処理回路17とモニタ18と、以上のシ
ステムを制御するマイクロコンピュータ11とを備えて
いる。
【0013】以上のような構成要素のVTRについて以
下その動作を説明する。図2はVTR本体20にカセッ
ト1が挿入される状態を示す斜視図であり、磁気テープ
2、つまりカセット1がVTRに挿入される際にカセッ
ト1の側面にしるされたバーコード9をバーコードリー
ダ10で読み取ることにより、まずマイクロコンピュー
タ11はどのカセットが挿入されたのかを認識する。つ
まり、カセット1にはカセット番号をコード化したバー
コード9がしるされているので、そのバーコードを解読
することによりカセットを特定することができるのであ
る。
【0014】そして記録時には、マイクロコンピュータ
11はカセット番号とともに、記録する情報に関するイ
ンデックス情報と記録開始時のテープ残量情報をSRA
M15に記憶させる。インデックス情報とは、記録年月
日,記録開始および終了時刻、チューナのチャネル番
号、タイトルといった記憶する情報の内容が後で認識で
きるものと、さらに毎日予約あるいは毎週予約の設定有
無に関する情報である。テープ残量情報とは記録する情
報をそのテープのどこに記録したかを記憶しておくため
のものであって、例えばSリール4の回転周期とTリー
ル5の回転周期を測定することによって得られる例えば
記録開始位置からテープ終端までのテープ残量時間のこ
とである。
【0015】図3は図1のカセット1の部分を拡大した
図であって、これによって、マイクロコンピュータ11
のテープ残量時間検出方法の一実施例について説明す
る。図3において、Vtは磁気テープ2の走行速度[m
/s]、rはSリール4およびTリール5のハブ半径
[m]、RsとRtはそれぞれSリール4およびTリール
5に巻付けられた磁気テープ外周までの半径[m]、S
sとStはそれぞれSリール4およびTリール5に巻付け
られた磁気テープ2とリールハブを含めた面積
[m 2]、ωsとωtはそれぞれSリール4およびTリー
ル5の回転角速度[rad/s]である。
【0016】ところで角速度ωsとωtは、Sリール回転
速度検出器6とTリール回転速度検出器7で検出される
回転速度検出信号の周期を測定することにより得ること
ができる。したがって、Sリール4およびTリール5に
巻付けられた磁気テープ外周までの半径RSとRtは、R
s=Vt/ωs,Rt=Vt/ωtとなる。よって、このカセ
ット1に巻かれている磁気テープ2の長さに相当する、
リールハブを含めたテープ全面積Sは、S=Ss+St
π(RS 2+Rt 2)である。ところで、カセット1に巻か
れている磁気テープ2の長さは数種類あるが、例えば上
述したVHS規格では120分テープ,90分テープ,
60分テープ,30分テープ等がある。そこで、それぞ
れのテープについて事前にテープ全面積S120,S90
60,S3 0を求めておけば今VTRに挿入されているカ
セット1が何分テープであるかを検出できる。その結果
に基づいて、再度Sリール側のリールハブを含めたテー
プ面積Ssoを求める。例えば検出結果が120分テープ
であったとするとSsoは、Sso=S120×ωt 2/(ωs 2
+ωt 2)となる。そしてリールハブの面積を除いた正味
のテープ面積をテープ厚τ[m]で割ることによりテー
プ残量L[m]がわかり、テープ残量L[m]をテープ
速度Vt[m/S]で割ることにより残量時間T[s]
が算出できる。つまり、L=(Sso−πr 2)/τ,T=
L/Vtを計算することによりテープ残量情報が求めら
れる。
【0017】さらに、マイクロコンピュータ11は記録
開始時において図1のコントロール信号記録再生回路1
2によりコントロール信号をデューティ比変調させた頭
出し信号いわゆるVISS信号を磁気テープ2に記録さ
せる。
【0018】図4はコントロール信号をデューティ比変
調させて頭出しを行なうVISSサーチ機能について説
明するためのコントロール信号の記録波形と再生波形と
頭出し信号の記録フォーマットを示したものであり、コ
ントロール信号の1周期を100%とした場合に高レベ
ル期間が約60%の信号(図4(A))を「0」パルス
とし、高レベル期間が約27.5%の信号(図4
(B))を「1」パルスとし、前述の記録開始時つまり
記録するプログラムの冒頭に図4(C)に示すような頭
出しコードを記録しておく。そしてVISSサーチ時に
おいて、早送りあるいは巻戻し時に再生コントロール信
号のデューティ比を計測することによりこの頭出しコー
ドを検出し、再生モードに移行させるものである。
【0019】以上の動作は一連の記録動作ごとに行なわ
れ、つまり1つの番組(以下、プログラムと称す)ごと
にカセット番号,インデックス情報そしてテープ残量情
報をSRAM15に格納し、かつ頭出し信号を磁気テー
プ2に記録する。もちろん別のカセットが挿入されれ
ば、そのカセットにしるされたバーコードに相当するカ
セット番号が記憶される。
【0020】図5はSRAM15の中に記憶されている
カセット番号,インデックス情報そしてテープ残量情報
のマップ図であり、横軸を下位アドレス(4ビット)
で、縦軸を上位アドレス(7ビット)でその空間を表現
している。そして、図5の151,152,153で示
すようにテープに記録する1つのプログラムごとに、カ
セット番号に1バイト、チャネルに1バイト、記録年月
日に3バイト、記録開始時刻に2バイト、記録終了時刻
に2バイト、記録開始時に残量時間に2バイト、毎日予
約や毎週予約の設定に1バイト、タイトル等に4バイト
を使用し、合計で1プログラムあたり16バイトで構成
されている。図5の場合は全メモリ容量が16K(16
384)ビットであり、最大128プログラムまで記憶
することが可能となる。 ところで、VTRの記録には
大別して通常記録とタイマ記録があるが、特にタイマ記
録の場合にはタイマ予約された時点ではなくタイムアッ
プして実際に記録が開始される際にタイママイコン(図
示せず)に格納されているインデックス情報をマイクロ
コンピュータ11が受信してSRAM15に書き込むも
のとする。つまり、タイマ予約はされたが何らかの理由
により記録されなかった場合の誤動作防止のためであ
る。
【0021】また毎日予約や毎週予約の場合には2回目
以降の記録つまり毎日予約の場合には翌日の記録から、
毎週予約の場合には翌週の記録からは最初に設定したと
きに使用したカセットをVTRに挿入するだけでタイマ
録画が自動的に設定されるようになっている。つまりマ
イクロコンピュータ11がVTRに挿入されたカセット
1にしるされたバーコード9を読み取り、そのカセット
番号に相当するインデックス情報をSRAM15より読
み込み、そのカセットが毎日予約設定あるいは毎週予約
設定されていることを認識するとインデックス情報に基
づいてタイママイコンにタイマ録画予約を設定するので
ある。図6は毎日予約あるいは毎週予約されたカセット
に収納されている磁気テープ2がどのように記録される
かを説明するための模式図であり、図6(a)は199
1年1月1日火曜日に午後8時から午後9時まで6チャ
ネルを毎週予約されたカセット番号が「3」のテープで
あって、最初は通常のタイマ録画が実行され「a1」の
部分に記録される。そして翌週の録画については199
1年1月8日火曜日の午後8時までにカセット番号が
「3」のテープをVTRに挿入すると、まず最初にSR
AM15に格納されているインデックス情報とテープ残
量情報に基づいて自動的にテープ位置を「a1」の終了
点(a点)に合わせる。この際「a1」の部分の記録時
に前記したコントロール信号による頭出し信号を記録終
了時にも記録しておくことにより「a1」の終了点(a
点)の検出精度を向上させることができる。そして19
91年1月8日火曜日の午後8時には記録が開始され、
図6(a)に示したように「a2」の部分に記録される
ことになる。以下同様にその翌週には「a3」の部分に
記録される。図6(b)は1991年1月3日木曜日に
午後1時から午後2時まで8チャネルを毎日予約された
カセット番号が「7」のテープであって、最初は通常の
タイマ録画が実行され「b1」の部分に記録される。そ
して翌日の録画については1991年1月4日金曜日の
午後1時までにカセット番号が「7」のテープをVTR
に挿入するだけでSRAM15に格納されているインデ
ックス情報とテープ残量情報に基づいて自動的にテープ
位置を「b1」の終了点を検索し「b2」に記録する。
以下同様に「b3」,「b4」,……「b7」と記録
し、1月10日の記録については後で説明する再生済情
報が付加された記録部があればオーバーライトすること
ができる。つまりこの時点までに「b1」部分を再生し
ていれば自動的に「b1」部分に1月10日木曜日の午
後1時からの番組が記録されるのである。
【0022】ここでは周期的にタイマ予約録画される毎
日録画や毎週録画について説明したが別に通常の非周期
的なタイマ予約録画の場合であっても最初にタイマ録画
設定を複数個設定しておくことにより同様にカセットを
挿入するのみでタイマ予約がセットできる。
【0023】以上のように記録したテープを再生する場
合について以下説明する。まずカセット1をVTRに挿
入すると、記録時と同様にカセット1の側面にしるされ
たバーコード9をバーコードリーダ10が読み取ること
により、まずマイクロコンピュータ11はどのカセット
が挿入されたのかを認識する。そして検出したカセット
番号に対応したインデックス情報をSRAM15より読
み出し、OSD回路16を介してビデオ信号処理回路1
7によりモニタ18画面上に表示させる。図7(a)は
その表示例であって、この場合VTRに挿入されたカセ
ット番号は「5」であり、このテープには現在、全部で
5つの番組(プログラム)が記録されており、例えばプ
ログラム番号1の番組は10月20日の午後9時に記録
した6チャネルの洋画劇場であり、プログラム番号2の
番組は10月25日の午後7時に記録した10チャネル
のドラマであることを示している。図7(b)は第2の
表示例であって、この場合VTRに挿入されたカセット
番号は「7」であり、前述した毎日予約されたテープで
全部で6つの番組(プログラム)が記録されていること
を示している。そして操作キー14によりモニタ18画
面上のプログラム番号を選択した後、VTRを再生モー
ドにすると、マイクロコンピュータ11に組み込まれた
ソフトウェアプログラムにより選択されたプログラムの
頭出しを行なった後、自動的に再生状態となる。また、
前述した毎日予約録画を設定したカセット番号「7」の
テープの場合にはそのカセットを挿入するだけで、マイ
クロコンピュータ11に組み込まれたソフトウェアプロ
グラムによりインデックス情報つまり記録年月日と後で
説明する再生済情報に基づいて、未再生番組の中で記録
年月日の最も古い番組を自動的に検索し再生状態とする
こともできる。また、カセットが挿入されていない場合
や挿入されているのとは異なるカセットの内容を検索し
たい場合にはキー入力装置14等により外部からカセッ
ト識別情報を入力すればそのカセット識別情報に対応し
たインデックス情報が図7と同様にモニタ18画面上に
表示されプログラムを選択した後にカセット1を挿入す
ればマイクロコンピュータ11に組み込まれたソフトウ
ェアプログラムにより選択されたプログラムの頭出しを
行なった後、自動的に再生状態となる。以上の動作を図
8に示す前記マイクロコンピュータ11に組み込まれた
ソフトウェアプログラムのフローチャートを参照しなが
ら説明する。
【0024】まず初めに処理ブロック111において、
記録のときに説明したのと同様にテープ残量検出を行な
い現在のテープ位置を検出する。つぎにブランチ112
において選択された番組の記録時に検出しSRAM15
に格納されているテープ残量時間と処理ブロック111
で検出した現在テープ残量時間との大小比較を行ない、
その結果により現在位置が目標位置に対して10分以上
手前であれば処理ブロック113に移行しVTRを早送
り(FF)状態とし、現在位置が目標位置に対して10
分以上後方であれば処理ブロック114に移行しVTR
を巻戻し(REW)状態とし、それぞれ処理ブロック1
11に戻る。また現在位置が目標位置に対して10分以
内であれば処理ブロック115に移行しVTRを前述し
たVISSサーチ状態とし、選択された番組の頭出しコ
ードを検出すると処理ブロック116においてVTRを
再生モードにし一連の検索動作は完了する。つまり番組
の記録された位置をテープ残量検出機能によって大まか
に検出し、その後VISSサーチ機能により高精度に検
出するものである。最後に処理ブロック117において
検索再生した番組に対応したSRAM15上のインデッ
クス情報の中に設定した再生済みフラグをセットする。
そして、前述した図6の記録番組表示時にそのフラグに
応じて再生済みマークを表示させる(図示せず)ことに
より、あとで同一カセットを挿入したときに未再生番組
が一見して判明し、記録した番組の見忘れや誤消去を防
止することも容易に実現可能となる。
【0025】このように本発明の実施例のビデオテープ
レコーダによれば、記録時に、バーコードによってカセ
ットを特定し、カセット番号,年月日,時刻,チャネ
ル,タイトルなどのインデックス情報、各番組記録位置
情報をSRAMに格納し、テープ上の各番組の頭にVI
SS信号を記録する。また、タイマ予約録画の場合はタ
イママイコンによって予約を設定し、その予約インデッ
クス情報をマイクロコンピュータでSRAMに格納して
おき、カセットを識別してSRAMの該当カセットの予
約プログラムに従ってタイマ予約録画をする。再生時
に、カセットをバーコードによって識別し、該当するイ
ンデックス情報をSRAMから読み出しモニタに表示す
る。キー入力装置から希望再生番組番号を入力すると、
テープの現在位置がSRAMに記憶されている希望番組
の頭位置と比較され、FFあるいはREW動作によって
大まかに頭出しをし、最終的にはVISSサーチによっ
て選択した希望番組の正確な頭出しが行なわれるように
配してある。そして、アクセスした番組に対応したSR
AM内のインデックス情報の中に再生済フラグを書き込
むように配してあるので、モニタ表示を見てキー入力す
ることによって希望番組が自動的にアクセスされ速やか
に再生でき、そして、未再生番組も一見して分かる。
【0026】なお、本実施例ではテープ位置検出手段を
テープ残量検出機能とVISSサーチ機能により実現し
ているが、たとえばタイムコード等をコントロール信号
や映像信号に重畳して記録して再生時にそのタイムコー
ドを検出することにより、あるいはコントロール信号を
テープ巻初めから計数することによりテープ位置を検出
してもよい。
【0027】また、記録済みのテープにオーバ記録する
場合には、マイクロコンピュータ11によりそのカセッ
ト番号で登録されている全番組の中でオーバ記録する番
組の記録開始時のテープ残量時間と記録終了時のテープ
残量時間の間のテープ残量時間を持つ番組のインデック
ス情報とテープ残量情報をすべてSRAM15上から消
去することによって、検索の誤動作防止やSRAM15
の使用効率向上を図ることができる。
【0028】また、一般にVTRには複数の記録時間モ
ードが存在するが前述したテープ残量検出時間はいかな
る記録時間モードであってもすべて長時間記録モードで
換算することにより検索の誤動作防止を図ることができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればVTRの最大の課題であったタイマ予約録画
設定操作およびアクセス操作の煩雑さの欠点を改善する
だけでなく、磁気テープの使用効率をも向上させること
も可能となる。さらには同一番組を同一テープに収録さ
せるとともに自動的に未再生のものから順番に再生させ
ることができるので見忘れや誤消去を防止することも可
能なビデオテープレコーダを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のビデオテープレコーダの構
成を示すブロック図
【図2】同実施例のVTR本体にカセットが挿入される
状態を示す斜視図
【図3】同実施例のカセット部分の拡大図
【図4】同実施例のVISSサーチ機能について説明す
るためのコントロール信号の記録波形と再生波形と頭出
し信号の記録フォーマット図
【図5】同実施例のSRAMの中に記憶されているカセ
ット番号,インデックス情報およびテープ残量情報のマ
ップ図
【図6】同実施例による毎日予約あるいは毎週予約され
たカセットに収納されている磁気テープがどのように記
録されるかを説明するための模式図
【図7】同実施例のモニタ画面表示例の模式図
【図8】同実施例のマイクロコンピュータに組み込まれ
たソフトウェアプログラムのフローチャート
【符号の説明】
1 カセット 2 磁気テープ 4 供給側リール 5 巻取側リール 6 供給側リール回転速度検出器 7 巻取側リール回転速度検出器 8 コントロールヘッド 9 バーコード 10 バーコードリーダ 11 マイクロコンピュータ 12 コントロール信号記録再生回路 13 テープ駆動回路 14 キー入力装置 15 SRAM 16 オンスクリーンディスプレイ回路 17 ビデオ信号処理回路 18 モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 影山 芳和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−278588(JP,A) 特開 昭63−237244(JP,A) 特開 平1−205750(JP,A) 特開 平1−285049(JP,A) 特開 昭62−192950(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/02 G11B 27/10 H04N 5/782 - 5/783

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイマ予約録画機能を備えたビデオテー
    プレコーダであって、挿入されたカセットを識別するカ
    セット識別手段と、記録する情報に関するインデックス
    情報を入力または収集する情報獲得手段と、前記カセッ
    ト識別手段と前記情報獲得手段からの情報を格納するメ
    モリ手段と、前記各情報を前記メモリ手段に書き込む書
    き込み手段と、前記カセット識別手段からのカセット識
    別情報に基づいて前記メモリ手段から前記インデックス
    情報を読み出す読み出し手段と、前記カセットを挿入す
    るだけで前記読み出し手段により読み出された前記イン
    デックス情報によりタイマ予約録画を自動的に設定して
    タイマ録画を実行する手段とを備えたビデオテープレコ
    ーダ。
  2. 【請求項2】 タイマ予約録画機能を備えたビデオテー
    プレコーダであって、挿入されたカセットを識別するカ
    セット識別手段と、記録する情報に関するインデックス
    情報を入力または収集する情報獲得手段と、前記カセッ
    トに収納されている磁気テープの巻付け位置を検出する
    テープ位置検出手段と、前記カセット識別手段と前記情
    報獲得手段と前記テープ位置検出手段からの情報を格納
    するメモリ手段と、記録時において前記各情報を前記メ
    モリ手段に書き込む書き込み手段と、前記カセット識別
    手段からのカセット識別情報に基づいて前記メモリ手段
    から前記インデックス情報と前記テープ位置情報を読み
    出す読み出し手段と、記録時に前記カセットを挿入する
    だけで前記読み出し手段により読み出された前記インデ
    ックス情報と前記テープ位置情報に基づいて磁気テープ
    上の記録可能位置を自動的に検索してタイマ予約録画を
    自動的に設定してタイマ録画を実行する手段とを備えた
    ビデオテープレコーダ。
  3. 【請求項3】 挿入されたカセットを識別するカセット
    識別手段と、記録する情報に関するインデックス情報を
    入力または収集する情報獲得手段と、前記カセットに収
    納されている磁気テープの巻付け位置を検出するテープ
    位置検出手段と、前記カセット識別手段と前記情報獲得
    手段と前記テープ位置検出手段からの情報を格納するメ
    モリ手段と、記録時において前記各情報を前記メモリ手
    段に書き込む書き込み手段と、前記カセット識別手段か
    らのカセット識別情報に基づいて前記メモリ手段から前
    記インデックス情報と前記テープ位置情報を読み出す読
    出し手段と、前記メモリ手段に格納された前記テープ
    位置情報と前記テープ位置検出手段による現在のテープ
    位置情報を比較し、その結果に基づいて早送り/巻戻し
    を行った後、頭出し信号を検出して記録情報の頭出しを
    行わせるプログラム検索手段と、前記カセットを挿入す
    るだけで再生済情報と前記インデックス情報に基づいて
    未再生の記録情報の中で記録年月日の最も古い番組を前
    記プログラム検索手段により自動的に検索し再生状態と
    する手段とを備えたビデオテープレコーダ。
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