JP3098702U - ズボン - Google Patents

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野田 幸良
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ヒロタ株式会社
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Abstract

【課題】かがんだりなどしたときに、ヒップ部において、着用者に窮屈感を与える虞が少ないズボンを提供する。
【解決手段】ズボン1は、縦方向または/および横方向に伸縮可能な身頃表地2と、身頃表地2の伸縮以上に伸縮可能な裏地3とを備える。裏地3は、身頃表地2の後身頃5の上端部分から股下部の上部までの長さを備えている。そして、裏地3は、後身頃5における上端部分と脇部分11と内股部分12とに縫着される。このとき、裏地3は、その裏地3と身頃表地2とが引き伸ばされない状態において、互いに重なる部分がほぼ同一寸法で重なるように、身頃表地2に取り付けられている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ズボンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、伸縮性のある布地を身頃表地に使用することで、足の曲げ伸ばし等の運動が楽なズボンがあった。また、前記ズボンの内側に裏地を設けることで、下着のラインを目立たなくするズボン(以下、第1のズボンと称する。)もあった。
【0003】
また、伸縮性を備えた生地を裏地に使用するズボン(以下、第2のズボンと称する。)もあった(例えば、特許文献1参照)。このズボンの裏地は、パワーネットからなるともに、左右の後身頃の上部に対して、ウェスト周辺部から股下10cm〜15cmの長さで、巾寸法が後身頃よりウェスト部分で1cm〜6cm、股下10cm〜15cmあたりで2cm短い左右の裏地からなり、この裏地は、ズボンのウェスト周辺部と内股縫目と外脇縫目とに縫着されていた。これにより、人がこのズボンを着用すると、裏地によって着用者のヒップ部を持ち上げる力が働き、ヒップラインを美しく見せることができた。
【0004】
【特許文献1】
実用新案登録第3080399号公報
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記第1のズボンにおいては、かがんだりなどしたときに、裏地が伸びず、特にヒップ部において、着用者に窮屈感を与える虞があった。また、第2のズボンにおいては、ズボンを着用したときに、着用者のヒップを持ち上げることはできても、着用者によっては、それが窮屈であると感じることもあった。また、裏地が後身頃の巾寸法より小さい巾寸法で、その後身頃に取り付けられているため、ズボンを着用しないときには、後身頃に皺ができるなど、後身頃の形態を損なう虞があった。
【0005】
本考案は、上記従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、裏地によって、下着のラインを目立たなくすることができるとともに、かがんだりなどしたときに、ヒップ部において、着用者に窮屈感を与える虞が少ないズボンを提供することにある。また、他の目的は、取り付けられた裏地によって身頃表地の形態を損なうことがないズボンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るズボンは、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載のズボンは、縦方向または/および横方向に伸縮可能な身頃表地と、着用者の少なくともヒップ部を被って、少なくとも、前記身頃表地が伸縮する方向へ、その方向の前記身頃表地の伸縮以上に伸縮可能な裏地とを備える。ここで、前記裏地は、その裏地と前記身頃表地とが引き伸ばされていない状態において、互いに重なる部分がほぼ同一寸法で重なるように、身頃表地に取り付けられている。このように、裏地が身頃表地以上に伸縮可能であるので、このズボンの着用者がかがんだりしたときには、裏地は、身頃表地に追従して伸びる。また、裏地は、裏地と身頃表地とが引き伸ばされない状態において、互いに重なる部分がほぼ同一寸法で重なるように取り付けられているので、例えば、このズボンがハンガーに掛けられて陳列販売されるときなど、ズボンの非着用時に、裏地によって身頃表地の形態が損なわれるということがない。
【0007】
また、請求項2に記載のズボンのように、前記身頃表地の後身頃は、右後身頃と左後身頃とが縫着されて形成されており、前記裏地は、前記右後身頃とほぼ同一の巾寸法である右裏地と、前記左後身頃とほぼ同一の巾寸法である左裏地とが縫着されて形成されてもよい。
【0008】
また、請求項3に記載のズボンのように、前記裏地は、パワーネット生地(ポリウレタン繊維等の弾性糸を編み込んだ編地)からなることが望ましい。これにより、ズボンの着用者がかがんだりなどして裏地が身頃表地とともに伸びると、裏地には、その伸びを戻そうとする、キックバック力が働く。
【0009】
また、請求項4に記載のズボンのように、前記裏地は、前記身頃表地の後身頃における上端部分から股下部の上部までの長さを備えることが望ましい。このように、裏地は、後身頃の上端部分から股下部の上部までの長さを備えるので、ズボンを着用した人のヒップ部および太股の付け根辺りを被う。
【0010】
また、請求項5に記載のズボンのように、前記裏地は、前記後身頃における上端部分と脇部分と内股部分とに縫着されてもよい。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、この考案に係るズボンの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1ないし図3は、本考案に係るズボンの一実施の形態を示す。図中符号1は、本考案に係るズボンを示し、縦方向または/および横方向に伸縮可能な身頃表地2と、着用者の少なくともヒップ部を被って、少なくとも、前記身頃表地2が伸縮する方向へ、その方向の前記身頃表地2の伸縮以上に伸縮可能な裏地3とを備える。身頃表地2は、例えば、ポリエステル64%、レーヨン33%、ポリウレタン3%の組成で構成された織物からなる。また、裏地3は、例えば、パワーネット生地からなる。ここで、パワーネット生地とは、ポリウレタン繊維等の弾性糸を編み込んだ編地であり、伸びた後のキックバック性に優れている。そして、前記身頃表地2の上端部分には、ウェストバンド4が縫目4aで縫着されている。
【0013】
身頃表地2の後身頃5は、右後身頃6と左後身頃7(ここで、左後身頃7は、右後身頃6と左右対称に形成されている。)とが、それぞれ股上部6a、7aで縫着されて形成されている。
【0014】
裏地3は、この裏地3と身頃表地2とが引き伸ばされない状態において、互いに重なる部分がほぼ同一寸法で重なるように、前記身頃表地2に取り付けられている。具体的には、裏地3は、前記右後身頃6とほぼ同一(図示実施の形態においては、同一)の巾寸法である右裏地8と、前記左後身頃7とほぼ同一(図示実施の形態においては、同一)の巾寸法である左裏地9とが縫着されて、詳しくは、右裏地8の股上部8aと左裏地9の股上部9aとが縫目10で縫着されて形成されている。ここで、右裏地8は、前記右後身頃6の上端部分から股下部の上部(詳しくは、股下寸法8bが5cm〜15cm、好ましくは、8cm〜11cmの長さ範囲となる部分)までの長さを備えている。また、左裏地9は、前記右裏地8と左右対称であって、前記左後身頃7の上端部分から股下部の上部(詳しくは、股下寸法9bが5cm〜15cm、好ましくは、8cm〜11cmの長さ範囲となる部分)までの長さを備えている。こうして、裏地3は、前記後身頃5とほぼ同一の巾寸法を備えるとともに、前記身頃表地2の後身頃5における上端部分から股下部の上部までの長さを備えている。そして、裏地3は、この裏地3における上端部分3aと脇部分3bと内股部分3cとが、それぞれ前記後身頃5における上端部分と脇部分11と内股部分12とに、詳しくは、ウェストバンド4の縫目4aと脇縫目11aと内股縫目12aとに縫着されることで、前記裏地3と前記後身頃5とが引き伸ばされていない状態において、互いに重なる部分がほぼ同一寸法で重なるように、前記後身頃5に取り付けられている。
【0015】
次に、以上の構成からなるズボン1の作用効果について説明する。ズボン1は、裏地3が身頃表地2以上に伸縮可能であることから、このズボン1を着用した人(以下、着用者と称する。)がかがんだりしたときには、裏地3が身頃表地2に追従して伸びることができるので、ヒップ部において、着用者に窮屈感を与える虞が少ない。また、裏地3は、裏地3と後身頃5とが引き伸ばされていない状態において、互いに重なる部分がほぼ同一寸法で重なるように、後身頃5に取り付けられているので、例えば、このズボン1がハンガーに掛けられて陳列販売されるときなど、ズボンの非着用時に、裏地3が縫着された部分で後身頃5がだぶついたりだとか、後身頃5に皺ができてしまうということがない。すなわち、裏地3によって身頃表地2の形態が損なわれることがないので、ズボン1は、見栄えのよいものとなる。
【0016】
また、裏地3は、パワーネット生地からなっているので、着用者がかがんだりなどして、裏地3が身頃表地2とともに伸びると、前記裏地3には、その伸びを戻そうとする、キックバック力が働くので、着用者のヒップラインを美しく見せることができる。
【0017】
また、裏地3は、後身頃5の上端部分から股下部の上部までの長さを備えているので、着用者のヒップ部および太股の付け根辺りを被うことができる。すなわち、裏地3は、着用者がズボン1の下に着用している下着を被い隠すので、その下着のラインを確実に目立たなくすることができる。
【0018】
なお、本考案は、上記実施の形態に限定されるわけではなく、その他様々な変更が可能である。例えば、身頃表地2は、縦方向および横方向のいずれにも伸縮する必要はなく、縦方向あるいは横方向のどちらか一方向のみに伸縮するものであってもよい。また、その身頃表地2の組成も、実施の形態に示されるものに限定されるわけではなく、例えば、綿95%、ポリウレタン5%からなる組成であったりしてもよく、様々に設計変更可能であることはいうまでもない。
【0019】
また、裏地3は、パワーネット生地からなっているが、強いキックバック力が必要でなければパワーネット生地からなる必要はなく、身頃表地2の伸縮する方向に、その身頃表地2以上に伸縮可能であれば、どのような生地からなってもよい。また、裏地3の伸縮する方向は、身頃表地2の伸縮する方向にのみ限定されるわけではない。例えば、身頃表地2が縦方向(または、横方向)にのみ伸縮する場合においては、裏地2は、縦方向(または、横方向)のみでなく、横方向(または、縦方向)に伸縮しても構わない。また、裏地3は、必ずしも後身頃5における上端部分から股下部の上部までの長さを備える必要はなく、股上部でとどまる長さであってもよい。また、裏地3が股下部の上部までの長さを備える場合であっても、その長さは、任意に変更可能である。さらには、裏地3は、裾近くまで延びる長さを備えるものであってもよい。
【0020】
また、裏地3は、必ずしも、後身頃5における上端部分と脇部分11と内股部分12とに縫着によって取り付けられる必要はなく、例えば、身頃表地2および裏地3のそれぞれに取り付けられた面ファスナーの接合によって取り付けられてもよいし、あるいは、接着とか溶着によって取り付けられてもよい。
【0021】
【考案の効果】
以上、詳述したことから明らかなように、本考案に係るズボンによれば、次の効果がある。
【0022】
請求項1、2および5に記載されたズボンによると、裏地が着用者のヒップ部を覆うので、ズボンの外側から下着のラインが目立たない。また、かがんだりするときに、裏地が身頃表地に追従して伸びるので、ヒップ部において、着用者に窮屈感を与える虞が少ない。また、裏地が身頃表地の形態に影響を与えないので、見栄えのよいズボンを提供できる。
【0023】
また、請求項3に記載されたズボンによると、加えて、裏地がパワーネット生地からなるので、かがんだりなどして身頃表地とともに裏地が伸びたときに、パワーネット生地のキックバック力が働くので、ヒップラインを美しく見せることができる。
【0024】
また、請求項4に記載されたズボンによると、加えて、裏地がズボンを着用した人のヒップ部および太股の付け根辺りを覆うので、下着のラインを確実に目立たなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るズボンの一実施の形態において、ズボンを裏返した状態の背面図である。
【図2】同じく、ズボンを裏返した状態の右側面図である。
【図3】同じく、後身頃に裏地を縫着する前の状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ズボン            2 身頃表地
3 裏地             5 後身頃
6 右後身頃           7 左後身頃
8 右裏地            9 左裏地
11 脇部分           12 内股部分

Claims (5)

  1. 縦方向または/および横方向に伸縮可能な身頃表地と、着用者の少なくともヒップ部を被って、少なくとも、前記身頃表地が伸縮する方向へ、その方向の前記身頃表地の伸縮以上に伸縮可能な裏地とを備え、
    前記裏地は、その裏地と前記身頃表地とが引き伸ばされていない状態において、互いに重なる部分がほぼ同一寸法で重なるように、前記身頃表地に取り付けられてなるズボン。
  2. 前記身頃表地の後身頃は、右後身頃と左後身頃とが縫着されて形成されており、
    前記裏地は、前記右後身頃とほぼ同一の巾寸法である右裏地と、前記左後身頃とほぼ同一の巾寸法である左裏地とが縫着されて形成されてなる請求項1に記載のズボン。
  3. 前記裏地は、パワーネット生地(ポリウレタン繊維等の弾性糸を編み込んだ編地)からなる請求項1または2に記載のズボン。
  4. 前記裏地は、前記身頃表地の後身頃における上端部分から股下部の上部までの長さを備える請求項1ないし3のいずれか1項に記載のズボン。
  5. 前記裏地は、前記後身頃における上端部分と脇部分と内股部分とに縫着されてなる請求項4に記載のズボン。
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