JP3095114U - ドアミラーアンテナ - Google Patents

ドアミラーアンテナ

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JP3095114U
JP3095114U JP2003000031U JP2003000031U JP3095114U JP 3095114 U JP3095114 U JP 3095114U JP 2003000031 U JP2003000031 U JP 2003000031U JP 2003000031 U JP2003000031 U JP 2003000031U JP 3095114 U JP3095114 U JP 3095114U
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JP
Japan
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door mirror
antenna
coaxial cable
vehicle
earth bar
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JP2003000031U
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Inventor
大樹 小栗
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警察庁長官
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車の外観上アンテナの存在を知らせることな
く様々な車種の車に容易に取り付けることができる送受
信性能が良好なドアミラーアンテナを提供する。 【解決手段】 ドアミラー7内において同軸ケーブル2
は、リモコン配線孔11を通して車内の移動無線電話装
置1に接続される。同軸ケーブル2の給電点にフェライ
トコア4が設置され、同軸ケーブル2のシールド線には
アースバー3が接続される。これにより電圧定在波比の
安定化が図られる。同軸ケーブルの端部は短縮コイル5
に接続され、短縮コイル5の他端は所定の長さのエレメ
ント6に接続される。車の外部に突出することはなく指
向性が均一で受信レベルも良好である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、車両のドアに取り付けられているドアミラーに内蔵される移動無線 電話装置用のアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
無線電話装置のアンテナは、車が様々な外部環境に移動することから、サービ スエリア内であれば、どのような場所,方向を向いていても良好に無線通話がで きることか望まれる。また、車両の種類によらず全ての車両に簡単に取り付ける ことができるアンテナの構造が要請される。 また、一方では、車の外観から上に突出するようなアンテナ形状は、道路の障 害物となる出っ張り部分に接触しやすいことから、デザイン上も好ましくない取 り付け構造である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
以上のような背景から車の外観上も取り付けたという印象を与えることなく、 しかも良好な送受信性能を持つアンテナの実現が望まれる。 そこで、本件発明者は従来のアンテナと異なる形状で、送受信性能が良好、か つアンテナとは外部から認識することができないものが作れないか検討した。 本考案は上記要請に応えるもので、その目的は、車の外観上アンテナの存在を 知らせることなく様々の車種の車に容易に取り付けることができる送受信性能が 良好なドアミラーアンテナを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために本考案によるドアミラーアンテナは、ドアミラー筐 体に、引き込んだ同軸ケーブルの給電点に設置されるフェライトコアと、前記同 軸ケーブルのシールド線に接続されるアースバーと、前記同軸ケーブルに接続さ れる短縮コイルと、前記短縮コイルの端部に接続される所定の長さのエレメント とを内蔵させた構成とする。 また、前記アースバーとエレメントは銅テープからなる構成とする。 さらに前記フェライトコア,アースバー,短縮コイルおよびエレメントを左側 ドアミラーおよび右側ドアミラーに内蔵させ、2分配給電となる構成とする。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案をさらに詳しく説明する。 図1は、本考案によるドアミラーアンテナの実施の形態を示す概略図である。 ドアミラー7のケース内側に、短縮形ホイップアンテナを内蔵する。 同軸ケーブル2は、リモコン配線孔11を通して車内の移動無線電話装置1に接 続される。同軸ケーブル2の給電点にフェライトコア4が設置され、同軸ケーブ ル2のシールド線にはアースバー3が接続される。これにより電圧定在波比(V SWR)の安定化が図られる。同軸ケーブルの端部は短縮コイル5に接続され、 短縮コイル5の他端は所定の長さのエレメント6に接続される。
【0006】 短縮形ホイップアンテナは上記アースバー3,フェライトコア4,短縮コイル 5およびエレメント6とからなる。エレメント6は銅テープが用いられ、ドアミ ラー7の内壁7aに接着される。また、アースバー3も同様に銅テープが用いら れる。短縮コイル5は約1mmφのエナメル線であり、ドアミラー内に収容され るように小径のものを用い小型化を図っている。なお、エレメント6およびアー スバー3は銅板を用いることも可能である。
【0007】 上記短縮形ホイップアンテナの短縮コイル5,同軸ケーブル2は板状の取付基 部15に取り付けられ、取付基部15はドアミラーの内壁7aに接着剤(例えば エポキシ系)で固定される。なお、可能であるならば、取付基部15をネジ止め で固定しても良い。 図2は、図1の配線取り付け構造を説明するための図である。 上記のように短縮形ホイップアンテナをドアミラー内に取り付けた後、外して あったミラー部12を装着して完成する。 ドアミラー7内に繋がるリモコン配線孔11は、ドアミラーをリモコンで展開 ・格納する信号等を送る信号ケーブル16を導く孔であり、信号ケーブル16の 端部には車内のケーブルに接続するためのリモコンコネクタ12が接続されてい る。先端に同軸コネクタ13を有する同軸ケーブル2は、この孔を利用して内部 の短縮ホイップアンテナに接続される。
【0008】 図3は、図1のドアミラーアンテナに接続した移動無線電話装置の使用例を説 明するための図である。 ドア9の窓の下部付近の枠に本考案によるアンテナを内蔵させたドアミラー7 が取り付けられている。 同軸ケーブル2の先端の同軸コネクタ13は車内の移動無線電話装置1に装着 される。これにより助手席10で移動無線電話装置1を持って通信することがで きる。
【0009】 この実施の形態は左側のドアミラーにアンテナを内蔵させた例を示したが、右 側ドアミラーにも同様にアンテナを内蔵させて2分配給電することができる。こ のように構成することにより指向特性をさらに改善することができる。 また、左側ドアミラーアンテナと右側ドアミラーアンテナをそれぞれ別個に用 いれば、異なる通信系の無線機を同時に使用することができる。
【0010】 つぎに実際の車両に本考案によるアンテナを内蔵させたドアミラーを装着し、 VSWR測定,通話試験を実施した結果を説明する。 図4は、本考案によるドアミラーアンテナのVSWRの一例を示すグラフであ る。周波数は××2MHz〜××9MHz,○×0MHz,○×1MHz〜○× 4MHzの帯域について測定したものである。VSWRは○×0MHzで約1. 03になっており、この付近の周波数でのロスが最も少ない。
【0011】 図5は、指向性を測定するため各種アンテナの配設状態および測定条件を説明 するための図である。 比較対象として本考案によるアンテナの他、ホイップアンテナとマグネットア ンテナを用意した。図5(b)はドアミラーアンテナから同軸ケーブルを助手席 で移動無線電話装置1に接続した状態である。図5(c)は移動無線電話装置1 に直接ホイップアンテナを装着した状態で助手席から通話する場合である。 図5(c)はアンテナが植設されたマグネット基台を車の屋根に吸着し同軸ケ ーブルを助手席の移動無線電話装置1まで引き込んで通話する場合である。 測定器17は図5(a)に示すように車8から30mの距離に設置し、各アン テナの受信入力を測定した。45°づつ測定器の位置を変えている。
【0012】 図6は、上記測定条件における各アンテナの受信入力(dBμ)で、アンテナ 指向性を比較したグラフである。 マグネットアンテナの特性が最もアンテナ指向性に優れているが、本考案に よるアンテナの特性は180°方向の受信レベルついては少し劣るものの他の 方向の指向性は均一で受信レベルも良好である。また、90°,135°,27 0°方向の受信レベルについてはマグネットアンテナの特性より大きくなって いる。ホイップアンテナの特性は全体的に受信レベルも小さく、指向性も方向 によって差が大きくなっている。 上記各種アンテナ性能の指向性特性から本考案はアンテナをドアミラーに内蔵 しているにも係わらず良好な受信レベルおよび指向性を得ることができることが 理解できる。
【0013】
【考案の効果】
以上、説明したように本考案によれば、ドアミラーとしての機能を損なうこと なく、アンテナとしての性能を十分確保したドアミラーアンテナを提供できる。 また、アンテナが車外にあるため、効率良く無線通話をすることができる。さ らに車両の屋根やトランクにアンテナを取り付るということがないので、見た目 がスッキリする。また、高さ制限のある駐車場や洗車機を利用する場合、邪魔に ならないなど、種々の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるドアミラーアンテナの実施の形態
を示す概略図である。
【図2】図1の配線取り付け構造を説明するための図で
ある。
【図3】図1のドアミラーアンテナに接続した移動無線
電話装置の使用例を説明するための図である。
【図4】本考案によるドアミラーアンテナのVSWRの
一例を示すグラフである。
【図5】指向性を測定するため各種アンテナの配設状態
および測定条件を説明するための図である。
【図6】ドアミラーアンテナと他のアンテナとの性能を
比較するための図である。
【符号の説明】
1 移動無線電話装置 2 同軸ケーブル 3 アースバー 4 フェライトコア 5 短縮コイル 6 エレメント 7 ドアミラー 8 車 9 ドア 10 助手席

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアミラー筐体に、 引き込んだ同軸ケーブルの給電点に設置されるフェライ
    トコアと、 前記同軸ケーブルのシールド線に接続されるアースバー
    と、 前記同軸ケーブルに接続される短縮コイルと、 前記短縮コイルの端部に接続される所定の長さのエレメ
    ントとを内蔵させたことを特徴とするドアミラーアンテ
    ナ。
  2. 【請求項2】 前記アースバーとエレメントは銅テープ
    で構成されたことを特徴とする請求項1記載のドアミラ
    ーアンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の前記フェライトコア,ア
    ースバー,短縮コイルおよびエレメントを左側ドアミラ
    ーおよび右側ドアミラーに内蔵させ、2分配給電するこ
    とを特徴とするドアミラーアンテナ。
JP2003000031U 2003-01-07 2003-01-07 ドアミラーアンテナ Expired - Lifetime JP3095114U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014003078A1 (ja) * 2012-06-26 2014-01-03 原田工業株式会社 低背型アンテナ装置

Cited By (3)

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JPWO2014003078A1 (ja) * 2012-06-26 2016-06-02 原田工業株式会社 低背型アンテナ装置
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