JP2602456Y2 - アンテナ付きインナーミラー - Google Patents

アンテナ付きインナーミラー

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JP2602456Y2
JP2602456Y2 JP1993044333U JP4433393U JP2602456Y2 JP 2602456 Y2 JP2602456 Y2 JP 2602456Y2 JP 1993044333 U JP1993044333 U JP 1993044333U JP 4433393 U JP4433393 U JP 4433393U JP 2602456 Y2 JP2602456 Y2 JP 2602456Y2
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JP
Japan
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antenna
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inner mirror
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JP1993044333U
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貴幸 市川
英法 佐藤
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Murakami Corp
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Murakami Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、アンテナを取り付け
た自動車用のインナーミラーに関し、垂直偏波の電波を
良好に送受信できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】自動車に搭載される無線装置として自動
車電話、業務用無線、アマチュア無線などがある。従来
においては、これら無線装置のアンテナは、トランク、
ルーフサイド、リアバンパー等に取り付けられており、
無線装置本体から給電線を引いて、アンテナに接続して
いた。
【0003】このようにアンテナを車外に設置するの
は、無線通信の特性上好ましいが、給電線の引き回し、
防水処理、トランクの閉開による給電線の傷みなどの問
題がある。また、電波は表皮効果作用があり、自動車電
話など周波数の高い(UHF,SHF帯等)信号では減
衰が大きくなるため、給電線を短くすることが望まれる
が、アンテナを車外に設置するため給電線を短くするの
は難しかった。
【0004】そこで、このような問題を解消するものと
して、アンテナを車内のインナーミラーのミラー本体内
に設置するようにしたものが実開昭63−170349
号公報により提案されている。これは、図2に示すよう
に、インナーミラー10のミラー本体12内にミラー1
4に沿って横向きにアンテナエレメント16を配設した
ものである。アンテナエレメント16(フェライトコ
ア)にはコイル18が巻かれ、コイル18の両端に接続
された給電線20はステー22内を通って車室内の無線
装置あるいはラジオ受信機等に接続される。
【0005】図2のアンテナエレメント16をインナー
ミラー10のミラー本体12に組み込んだものでは、ア
ンテナエレメント16からダッシュボード内またはその
近辺に設置されている無線装置までの距離が短いので、
給電線の長さを短くすることができ、周波数の高い信号
でも減衰量を小さくすることができる。また、アンテナ
エレメント16は車内にあるので防水対策も不要であ
る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】自動車電話、業務用無
線、アマチュア無線などに使用する電波は垂直偏波を使
用しているが、前記図2のインナーミラー10のミラー
本体12内にアンテナエレメント16を内蔵するもので
は、ミラー本体12の構造上アンテナエレメント16を
水平にしか設置できないため、垂直偏波の電波では偏波
面が合わず、良好な送信、受信特性が出せない問題があ
った。
【0007】この考案は、従来装置におけるこのような
問題を解決して、垂直偏波の電波を良好に送受信するこ
とができるアンテナ付きインナーミラーを提供しようと
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、車体ボデー
の天井部に電気的に導通状態で該天井部から下方に延在
して取り付けられた金属性のステー部と、該ステー部の
下端部に角度調整自在に取り付けられたミラー本体とを
具備してなるインナーミラーにおいて、前記ステー部内
にその長手方向に沿ってロッドアンテナの収容空間を形
成し、該空間に伸縮式ロッドアンテナを下方外部空間に
向けて伸長可能に収容して該ロッドアンテナを該ステー
部に電気的に絶縁状態で取り付け、給電線同軸ケーブル
の心線を前記ロッドアンテナに電気的に導通状態に接続
し、該給電線同軸ケーブルの外部導体を前記ステー部に
電気的に導通状態に接続してなるものである。
【0009】
【作用】この考案によれば、アンテナエレメントをミラ
ー本体内でなく、ミラー本体を車内に取付けるためのス
テー部に下方に向けて配置可能に取付けたので、垂直偏
波に対応でき、効率のよい電波の授受ができる。また、
車内は車外に比べて車体板金によりシールドされている
ため電波の授受には一般には不向きであるが、この考案
によれば、アンテナエレメントは車外板金の抜目である
フロントガラス面の近くに配置されるので、電波の授受
を良好に行なうことができる。また、この考案によれ
ば、アンテナエレメントは車内の高い位置にあるインナ
ーミラーのステー部に取付けられるので、見通し距離が
延び、さらに電波の授受が良好になる。また、アンテナ
エレメントが下から上に伸びていると乗員の目を突くお
それがあるが、上から下に伸びているのでそのようなお
それはない。また、ダッシュボード内等に設置されてい
る無線装置までの距離が短いので、給電線の長さを短く
することができ、周波数の高い信号でも減衰量を小さく
することができる。また、アンテナエレメントは車内に
あるので防水対策も不要である。
【0010】また、この考案によれば、アンテナエレメ
ントを伸縮可能にしたので、使用しない時は短縮でき、
じゃまにならない。
【0011】
【実施例】この考案の一実施例を図1に示す。インナー
ミラー10はミラーを装着したミラー本体12と、この
ミラー本体12を車室内前部の天井に取付けるためのス
テー部22で構成されている。ミラー本体12はピボッ
ト部24でステー部22に角度調整自在に取り付けられ
ている。また、ミラー本体12はその下部のレバー26
で上下方向の角度を切換えて防眩状態にすることができ
る。
【0012】ステー部22は、鉄等の金属で構成され
て、その上部の固定部28内に装着されている脱落用板
ばね30を介して車体ボデーの天井部に電気的に導通状
態で固定される。ステー部22は強い衝撃を受けた時
に、脱落用板ばね30の作用により容易に天井から脱落
する。
【0013】ステー部22の固定部28からはフロント
ガラスのガラス面に沿って前方斜め下方に伸びるミラー
支持部32が固定部28と一体に構成されている。ミラ
ー支持部32の先端部は折り返されて、その先端にピボ
ット部24が形成されて、ミラー本体12を支持してい
る。ミラー支持部32内には、このミラー支持部32の
長手方向に沿ってアンテナエレメント34が収容されて
いる。アンテナエレメント34はここではロッドアンテ
ナで構成され、前方斜め下方に向けて伸縮可能とされて
いる。アンテナエレメント34はステー部22と電気的
に絶縁状態とされている。アンテナエレメント34の後
端部からは給電線36が引き出され、自動車電話、業務
用無線、アマチュア無線、ラジオ受信機等の無線装置に
接続されている。
【0014】図1のミラー支持部32内の構造を図3に
示す。ミラー支持部32の背面側の幅方向中央部には、
その長手方向に沿ってアンテナエレメント34を収容す
る溝部38が形成されている。アンテナエレメント34
は、樹脂製の絶縁部材40,42で後端部付近を挾み込
んで、ねじ44,46を絶縁部材40,42に通して溝
部38内のねじ孔48,50にねじ込むことにより、溝
部38の壁面から浮いた状態に固定される。これによ
り、アンテナエレメント34はステー部22内に電気的
に絶縁された状態で固定される。アンテナエレメント3
4の後端部には給電線(同軸ケーブル)36の心線52
がねじ54で固定される。また、外部導体56はねじ5
8でステー部22に固定して車体ボデーにアースされ
る。アンテナエレメント34を溝38内に取付け後溝部
38上には樹脂製(PP,ABS等)のカバー60が装
着される。カバー60は下面にフック62,64が形成
されており、カバー60をミラー支持部32に押し込む
ことにより、フック62,64内にアンテナエレメント
34の側面がはまり込んでカバー60が溝部38上に装
着される。
【0015】以上の構成の図1のアンテナ付きインナー
ミラー10によれば、アンテナエレメント34はフロン
トガラスのガラス面に沿って前方斜め下方に向けて伸び
ているので、垂直偏波の電波を効率よく授受することが
できる。また、通信を行なわない時は、アンテナエレメ
ント34を手で押し込むことにより、図4のようにステ
ー部22に収納されるので、視野のじゃまにならない。
【0016】図5は、図1のアンテナ付きインナーミラ
ー10を車内に装着した状態を示すものである。アンテ
ナエレメントを車内に立てた状態に配置するには、この
考案のようにインナーミラー10のステー部22に下向
きに取り付けるほかに、図5に二点鎖線34′で示すよ
うにダッシュボード66上に上向きに取付けることが考
えられるが、この考案によるほうが次の点ですぐれてい
る。
【0017】(イ) 通常アンテナは、高い位置にあれ
ばある程見通し距離が延びるので電波の授受が良好とな
る。この考案によるアンテナエレメント34はインナー
ミラー10のステー部22に取り付けられているため、
ダッシュボード66に取り付けた場合34′に比べて上
方に位置し、電波の授受が良好となる。
【0018】(ロ) ダッシュボード66の中には各種
の電子コントローラ、ラジオ、ステレオ等が収容されて
いるため、ダッシュボード66にアンテナエレメント3
4′を取り付けると、それらの機器に電波障害を与えや
すくなりかつそれらの機器からのノイズを受けやすくな
る。これに対し、この考案によるアンテナエレメント3
4はダッシュボード66から離れているので、そのよう
な障害は少なくてすむ 。 (ハ) 下から伸びているアンテナエレメント3
4′は乗員の目を突くおそれがあるが、この考案による
アンテナエレメント34は下方に伸びているので目を突
くおそれはない。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、アンテナエレメントをミラー本体内でなく、ミラー
本体を車内に取付けるためのステー部に下方に向けて配
置可能に取付けたので、垂直偏波に対応でき、効率のよ
い電波の授受ができる。また、車内は車外に比べて車体
板金によりシールドされているため電波の授受には一般
には不向きであるが、この考案によれば、アンテナエレ
メントは車外板金の抜目であるフロントガラス面の近く
に配置されるので、電波の授受を良好に行なうことがで
きる。また、この考案によれば、アンテナエレメントは
車内の高い位置にあるインナーミラーのステー部に取付
けられるので、見通し距離が延び、さらに電波の授受が
良好になる。また、アンテナエレメントが下から上に伸
びていると乗員の目を突くおそれがあるが、上から下に
伸びているのでそのようなおそれはない。また、ダッシ
ュボード内等に設置されている無線装置までの距離が短
いので、給電線の長さを短くすることができ、周波数の
高い信号でも減衰量を小さくすることができる。また、
アンテナエレメントは車内にあるので防水対策も不要で
ある。
【0020】また、この考案によれば、アンテナエレメ
ントを伸縮可能にしたので、使用しない時は短縮でき、
じゃまにならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】従来のアンテナ付きインナーミラーを示す図で
ある。
【図3】図1のステー部22のミラー支持部32内の構
成を示す分解斜視図である。
【図4】図1のアンテナ付きインナーミラーのアンテナ
エレメントを収納した状態を示す斜視図である。
【図5】図1のアンテナ付きインナーミラーを車室内に
装着した状態をアンテナエレメントをダッシュボード上
に上向きに立てた場合と対比して示した図である。
【符号の説明】
10 インナーミラー 22 ステー部 34 アンテナエレメント
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 1/12 B60R 11/02 H01Q 1/22 H01Q 1/32

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体ボデーの天井部に電気的に導通状態で
    該天井部から下方に延在して取り付けられた金属性のス
    テー部と、該ステー部の下端部に角度調整自在に取り付
    けられたミラー本体とを具備してなるインナーミラーに
    おいて、 前記ステー部内にその長手方向に沿ってロッドアンテナ
    の収容空間を形成し、該空間に伸縮式ロッドアンテナを
    下方外部空間に向けて伸長可能に収容して該ロッドアン
    テナを該ステー部に電気的に絶縁状態で取り付け、給電
    線同軸ケーブルの心線を前記ロッドアンテナに電気的に
    導通状態に接続し、該給電線同軸ケーブルの外部導体を
    前記ステー部に電気的に導通状態に接続してなる アンテ
    ナ付きインナーミラー。
  2. 【請求項2】前記ロッドアンテナの収容空間が前記ステ
    ー部の背面側に形成された溝部で構成され、前記ロッド
    アンテナを該溝部に収容した状態で該ステー部の背面に
    カバーを装着して、該ロッドアンテナを該ステー部内に
    収容している請求項1記載のアンテナ付きインナーミラ
    ー。
JP1993044333U 1993-07-21 1993-07-21 アンテナ付きインナーミラー Expired - Lifetime JP2602456Y2 (ja)

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