JP3094495B2 - ディスククランプ装置 - Google Patents

ディスククランプ装置

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JP3094495B2
JP3094495B2 JP03094914A JP9491491A JP3094495B2 JP 3094495 B2 JP3094495 B2 JP 3094495B2 JP 03094914 A JP03094914 A JP 03094914A JP 9491491 A JP9491491 A JP 9491491A JP 3094495 B2 JP3094495 B2 JP 3094495B2
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクや光磁気デ
ィスクなどの情報記録媒体として用いられるディスクを
ディスクテーブルにクランプするディスククランプ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクや光磁気ディスクなどの情報
記録媒体として用いられるディスクとして、中央部に設
けたセンターホールの周辺がディスクテーブルとクラン
プ部材によりクランプされることによって、ディスクテ
ーブルと一体に回転駆動されるように構成されたものが
用いられている。
【0003】この種のディスクをクランプするディスク
クランプ装置は、略円盤状のディスクテーブルと、この
ディスクテーブルに相対向して配設されこのディスクテ
ーブルに対して接離可能となされたチャッキング部材と
を有している。ディスクテーブル上に載置されたディス
クは、センターホールの周辺がディスクテーブルとチャ
ッキング部材とによりクランプされ、ディスクテーブル
とともに回転操作される。
【0004】ディスクが載置されるディスクテーブルの
中心部には、ディスクに設けたセンターホールが係合す
るセンタリング部材が設けられている。このセンタリン
グ部材は、先端側が縮径された円錐台状に形成され、中
心軸をスピンドルモータの回転軸に一致させている。こ
のセンタリング部材は、外周面をセンターホールに当接
させることにより、センターホールの中心を回転軸の中
心に一致させるセンタリング操作を行う。
【0005】このようにセンタリングが図られてディス
クテーブルにクランプされたディスクは、スピンドルモ
ータにより回転操作されて、光学ピックアップ装置、磁
気ヘッド装置等により情報信号の記録が行われ、又は情
報信号の再生が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなチャッキ
ング部材を用いてディスクをディスクテーブルにクラン
プするようにしたディスククランプ装置は、チャッキン
グ部材をディスクを挟んでディスクテーブルに相対向し
て接離するように配設する必要があるため、装置の高さ
が大きくなり、この装置を用いるディスク記録及び/又
は再生装置の小型化を図ることが困難となる。
【0007】また、光ディスクや磁気ディスクなどのデ
ィスクは、塵埃の付着や手指の接触等による傷損を防止
するとともに取扱いを容易化するため、カートリッジに
収納したディスクカートリッジが用いられている。この
ようなディスクカートリッジに収納されたディスクを、
上述したようなディスククランプ装置によりクランプす
るには、カートリッジの両面にディスクのセンターホー
ルとその周辺を外方に臨ませる開口部を設ける必要があ
る。カートリッジの両面に開口部を設けると、カートリ
ッジの開口面積が大きくなりディスクの確実な保護が行
えなくなるおそれがある。
【0008】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、ディスクの片側のみよりディス
クテーブルへのクランプを行うことができ、装置の小型
化を図ることができるディスククランプ装置を提供しよ
うとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、カートリッジの下側の主面部に収納され
ているディスクのセンターホール部分を外方に臨ませる
開口部が形成されているとともに上側の主面部の上記開
口部と対向する部分が壁部とされたディスクカートリッ
ジのディスククランプ装置であり、上記ディスクカート
リッジの開口部から挿入され、上記ディスクカートリッ
ジのディスクが載置される載置部と上記ディスクカート
リッジ内のディスクのセンタリングを行うセンタリング
部とを有するディスクテーブルと、上記ディスクテーブ
ルに回転自在に支持され、上記載置部とともに上記ディ
スクカートリッジ内のディスクをクランプするクランプ
部と上記ディスクカートリッジ内のディスクによって押
圧される被押圧部とを各々有し、上記クランプ部が上記
載置部から離間し上記センターホール内面と対向する起
立位置と上記載置部とともに上記ディスクカートリッジ
内のディスクをクランプするクランプ位置との間を回動
する複数のクランプ部材と、これらクランプ部材を上記
起立位置と上記クランプ位置との間の中立回動位置から
上記起立位置側へ付勢する複数の付勢部材とを備え、上
記ディスクカートリッジ内のディスクが上記ディスクカ
ートリッジとともに上記ディスクテーブル側に移動され
るとき、上記ディスクによって上記被押圧部が押圧され
て上記クランプ部材が上記起立位置から上記クランプ位
置に向けて回動され、さらに上記ディスクカートリッジ
内のディスクが上記ディスクテーブル側に移動されるこ
とによって上記ディスクが上記センタリング部に沿って
移動され、上記各クランプ部材の上記クランプ部が上記
ディスクカートリッジの内面によって上記クランプ位置
方向に回動されるとともに上記付勢部材の付勢力によっ
て上記ディスクカートリッジの内面から離間して上記ク
ランプ位置まで回動され、上記ディスクが上記各クラン
プ部材と上記載置部とによってクランプされるようにし
たものである。
【0010】また、本発明は、カートリッジの下側の主
面部に上記ディスクカートリッジの開口部から挿入さ
れ、上記ディスクカートリッジのディスクが載置される
載置部と上記ディスクカートリッジ内のディスクのセン
タリングを行うセンタリング部とを有するディスクテー
ブルと、上記ディスクテーブルに回転自在に支持され、
上記載置部とともに上記ディスクカートリッジ内のディ
スクをクランプするクランプ部を各々有し、上記クラン
プ部が上記載置部から離間し上記センターホール内面と
対向する起立位置と上記載置部とともに上記ディスクカ
ートリッジ内のディスクをクランプするクランプ位置と
の間を回動する複数のクランプ部材と、上記各クランプ
部材を上記起立位置と上記クランプ位置との間の中立回
動位置から上記起立位置側へ付勢する複数の付勢部材と
を備え、上記ディスクカートリッジ内のディスクが上記
ディスクカートリッジとともに上記ディスクテーブル側
に移動されるとき、上記ディスクが上記センタリング部
に沿って移動され、上記ディスクカートリッジの内面に
よって上記クランプ部が押圧回動されて上記各クランプ
部材が上記起立位置から上記クランプ位置に向けて回動
されるとともに上記付勢部材の付勢力によって上記ディ
スクカートリッジの内面から離間して上記クランプ位置
まで回動され、上記ディスクが上記各クランプ部材と上
記載置部とによってクランプされるようにしたものであ
る。
【0011】
【作用】本発明に係るディスククランプ装置は、ディス
クカートリッジ内のディスクがディスクカートリッジと
ともにディスクテーブル側に移動されるとき、ディスク
によって被押圧部が押圧されてクランプ部材が起立位置
からクランプ位置に向けて回動され、さらにディスクカ
ートリッジ内のディスクがディスクテーブル側に移動さ
れることによってディスクがセンタリング部に沿って移
動され、各クランプ部材のクランプ部がディスクカート
リッジの内面によってクランプ位置方向に回動されると
ともに付勢部材の付勢力によってディスクカートリッジ
の内面から離間してクランプ位置まで回動され、ディス
クが各クランプ部材と載置部とによってクランプされ
る。
【0012】また、本発明に係るディスククランプ装置
は、ディスクカートリッジ内のディスクがディスクカー
トリッジとともにディスクテーブル側に移動されると
き、ディスクがセンタリング部に沿って移動され、ディ
スクカートリッジの内面によってクランプ部が押圧回動
されて各クランプ部材が起立位置からクランプ位置に向
けて回動されるとともに付勢部材の付勢力によってディ
スクカートリッジの内面から離間してクランプ位置まで
回動され、ディスクが各クランプ部材と記載置部とによ
ってクランプされる。
【0013】
〔第1の実施例〕
この例は、本発明を、ディスクカートリッジに回転可能
に収納されたディスクをクランプするディスククランプ
装置に適用したものである。
【0014】このディスクカートリッジは、図2に示す
ように、カートリッジ104内にディスク101を回転
可能に収納している。このカートリッジ104に収納さ
れるディスク101は、光磁気ディスクであって、透明
な合成樹脂等により形成されたディスク基板に信号記録
層を被着して形成され、ディスク基板を透過して光ビー
ムによって信号記録層を走査することによって情報信号
の記録又は再生が行われる。このディスク101の中央
部には、図1に示すように、ディスククランプ装置によ
ってクランプされるときに用いられるセンターホール1
02が設けられ、このセンターホール102の外周側に
信号記録領域が設けられている。センターホール102
は、ディスク101の一方の主面より他方の主面に亘っ
て貫通する円形に形成され、信号記録領域に同心円状又
は螺旋状に形成される記録トラックの曲率中心に中心を
一致させて形成されている。
【0015】ディスク101を回転可能に収納するカー
トリッジ104は、ディスク101をほぼ内接円とする
矩形状に形成され、下面側の中央部には、ディスク10
1のセンターホール102及びその周辺を外方に臨ませ
るクランプ用の開口部108が設けられている。
【0016】なお、カートリッジ104の上下面には、
図示しないが、記録再生用開口部が設けられている。こ
の記録再生用開口部は、矩形状に形成され、カートリッ
ジ104の中央部近傍より、カートリッジ104の一側
面に亘って設けられている。記録再生用開口部は、ディ
スク101の信号記録領域を内外周に亘って外方に臨ま
せ、情報信号の記録又は再生を行うときに、光学ピック
アップ装置や磁気ヘッド装置等をディスク101に対向
させるためのものである。
【0017】また、カートリッジ104の相対向する内
面には、ディスク101の厚み方向の移動量を規制する
ため、センターホール102の周囲に対向するするよう
に一対の円環状の突条部106,107突設されてい
る。
【0018】本発明に係るディスククランプ装置は、上
述したようなディスクカートリッジが記録媒体として用
いられるディスク記録及び/又は再生装置に用いられる
ものであって、図1に示すように、略円盤状に形成され
たディスクテーブル2を有している。ディスクテーブル
2は、外周囲にディスク101のセンターホール102
の周辺が載置される載置部3とされている。このディス
クテーブル2は、図示しないスピンドルモータの駆動軸
1の先端側に、この駆動軸1と同軸に一体的に取り付け
られている。このディスクテーブル2の上面側の中央部
には、ディスク101のセンターホール102が係合す
るセンタリング部材4が突設されている。センタリング
部材4は、先端部に先端側に向かって縮径するようなセ
ンタリング部8を形成し、基端部をセンターホール10
2と略同径の円柱状に形成している。
【0019】ディスクカートリッジに収納されたディス
ク101は、載置部3に載置されるとき、センターホー
ル102の内周面がセンタリング部8に沿ってセンタリ
ング部材4に挿通されることにより、センタリング部材
4と回転中心を一致させるセンタリング操作が行われ
る。
【0020】そして、ディスクテーブル2には、中途部
を回動可能に支持された複数のクランプ部材9が取り付
けられている。これらクランプ部材9は、それぞれセン
タリング部材4に、放射状に設けられた複数の溝部5内
に取り付けられている。各クランプ部材9は、中途部に
設けられた軸挿通孔12に、溝部5内に設けられた支軸
10を挿通させて支持されている。支軸10は、ディス
クテーブル2に載置されるディスク101の面と平行と
なるように設けられている。各クランプ部材9は、軸挿
通孔12が設けられた中途部より、一端側に一対のアー
ム部が分岐して設けられ、長尺な一方のアーム部がクラ
ンプ部14とされ、他方のアームが被押圧部15とされ
る。
【0021】各クランプ部材9は、初期状態において、
図2に示すように、被押圧部15をセンタリング部材4
の外方側に向かって放射状に突出させて載置部3上に臨
ませるとともに、クランプ部14をセンタリング部材4
の上方側に突出させてディスクテーブル2に支持されて
いる。なお、溝部5は、載置部3の各被押圧部15が臨
む位置に亘って形成されている。
【0022】そして、各クランプ部材9とディスクテー
ブル2との間には、クランプ部材9を中立回動位置より
離反する方向に回動付勢する付勢部材である捩じりコイ
ルバネ11が配設されている。これら捩じりコイルバネ
11は、軸挿通孔12を中心にしてクランプ部14とは
反対側の基端部側に設けられた係止ピン13をディスク
テーブル2の外方側に押圧付勢している。
【0023】ここで、クランプ部材9の中立回動位置と
は、図5に示すように、上述の初期状態より、被押圧部
15が載置部3側に移動する方向に略45°程度回動さ
れた位置である。この状態において、各捩じりコイルバ
ネ11は、対応するクランプ部材9を、係止ピン13よ
り支軸10に向かう方向の図5中矢印C方向に押圧して
いる。したがって、各捩じりコイルバネ11は、図2乃
至図4に示すように、クランプ部材9が中立回動位置よ
りも一方向に回動された位置であるときに、図2乃至図
4中矢印B方向の一方向側に回動付勢し、図6乃至図1
0に示すように、クランプ部材9が中立回動位置よりも
他方向に回動された位置であるときには他方向側の図6
乃至図10中矢印D方向に回動付勢する。
【0024】上述のように構成された本発明に係るディ
スククランプ装置は、図2に示すように、ディスク記録
及び/又は再生装置を構成するシャーシ201上に配設
される。このシャーシ201には、図示しないスピンド
ルモータが取り付けられている。また、シャーシ201
上には、先端部をカートリッジ104に当接させること
により、カートリッジ104をこのシャーシ201に構
成されるカートリッジ装着部に位置決めする複数の位置
決めピン202,203が植立されている。
【0025】このディスククランプ装置は、図2に示す
ように、ディスクテーブル2の載置部3上にディスク1
01を載置するように、ディスク101を図2中矢印A
方向のシャーシ201側に降下すると、ディスク101
のセンターホール102内に各クランプ部14が係合す
る。
【0026】そして、ディスク101が、図3中矢印A
方向に降下されて載置部3に接近されると、図3に示す
ように、ディスク101のセンターホール102の周辺
の被載置部105が被押圧部15に当接する。さらに、
ディスク101が載置部3側に移動すると、図4に示す
ように、各クランプ部材9は、各被押圧部15が被載置
部105により押圧され、各捩じりコイルバネ11の付
勢力に抗して被押圧部15が載置部3に接近する方向に
回動される。さらに、ディスク101が載置部3側に移
動されると、図5に示すように、各クランプ部材9は、
各被押圧部15が被載置部105に押圧されて中立回動
位置まで回動される。
【0027】さらに、ディスク101が載置部3に接近
されると、図6に示すように、各クランプ部材9は、各
被押圧部15がディスク101の被載置部105により
押圧され、これら被押圧部15を載置部3に接近させる
方向に中立回動位置を越えて回動される。ディスク10
1が載置部3にさらに接近されると、各クランプ部材9
は、図7に示すように、シャーシ201に設けられた位
置決めピン202,203上に支持されるように降下す
るカートリッジ104の内面によってクランプ部14の
先端側が押圧され、このクランプ部14が載置部3に接
近する方向に回動される。このとき、ディスク101
は、センタリング部材4のセンタリング部8によりセン
タリングが図られる。
【0028】さらに、ディスク101が載置部3側に移
動されると、図8に示すように、カートリッジ104が
シャーシ201側に移動され各位置決めピン202,2
03に支持されて装着位置が位置決めされる。このと
き、ディスクテーブル2は、クランプ用の開口部108
を介してカートリッジ102内に進入している。
【0029】カートリッジ104が各位置決めピン20
2,203に支持された位置に装着されると、各クラン
プ部材9は、回動中立位置を超える位置まで回動される
ことにより、各捩じりコイルバネ11の付勢力を受けて
図8中矢印D方向のクランプ部14を載置部3に接近さ
せる方向に回動される。各クランプ部材9は、各捩じり
コイルバネ11の付勢力により、図9に示すように、カ
ートリッジ104の内面からクランプ部14を離間させ
さらにこのクランプ部14を載置部3に接近させる方向
に回動される。そして、クランプ部材9は、図9に示す
ように、被押圧部15を被載置部105より離間させる
とともに、クランプ部14をディスク101の他方の面
側のセンターホール102の周辺部103に当接させ
る。各クランプ部材9は、捩じりコイルバネ11の付勢
力によりさらに回動され、図10に示すように、捩じり
コイルバネ11の付勢力によりクランプ部14によって
ディスク101を載置部3上に押圧しながら降下させ、
ディスク101の被載置部105を載置部3と共働して
クランプする。このとき、ディスク101は、載置部3
及びセンタリング部材4を基準とした所定位置に位置決
めされて各クランプ部材9によりクランプされる。
【0030】ディスク101がクランプ部材9によりデ
ィスクテーブル2の載置部3上にクランプされるまで降
下されると、図10に示すように、ディスク101はカ
ートリッジ104の内面から離間し、カートリッジ10
4内で、カートリッジ104に接触することなく回転可
能となされ、スピンドルモータが回転駆動することによ
りディスクテーブル2とともに回転操作される。
【0031】ディスク101をディスクテーブル2より
取り外すには、カートリッジ104とともに載置部3よ
り離間する上方側に移動させればよい。ディスク101
がカートリッジ104とともに移動されると、各クラン
プ部材9は、ディスク101によりクランプ部104が
上方側に押圧され、捩じりコイルバネ11の付勢力を受
けて中立回動位置を越えて回動されて初期状態に復帰さ
れる。 〔第2の実施例〕 この例は、本発明に係るディスククランプ装置を、上述
の実施例と同様に、カートリッジ104に回転可能に収
納されたディスク101をクランプするためのものとし
て構成した例である。このディスククランプ装置は、図
11に示すように、上述の実施例と同様に構成されたデ
ィスクテーブル2を備えている。このディスクテーブル
2には、基端側を回動可能に支持された複数のクランプ
部材17が取り付けられている。これらクランプ部材1
7は、それぞれセンタリング部材4に、放射状に設けら
れた溝部5内に取り付けられている。各クランプ部材1
7は、中途部に設けられた軸挿通孔12に、溝部5内に
設けられた支軸10を挿通させて支持されている。支軸
10は、載置部3に載置されるディスク101の面と平
行となるように設けられている。各クランプ部材17
は、略直状の部材として形成され、先端側をディスク1
01のクランプ部14としている。各クランプ部材17
は、初期状態において、図12に示すように、各クラン
プ部14をセンタリング部材4の上方側に突出させてい
る。そして、各クランプ部材17とディスクテーブル2
との間には、クランプ部材17の中立回動位置より離反
する方向に回動付勢する捩じりコイルバネ11が配設さ
れている。これら捩じりコイルバネ11は、対応するク
ランプ部材17の軸挿通孔12よりもさらに基端部側に
設けられた係止ピン13をディスクテーブル2の外方側
に押圧付勢している。
【0032】ここで、クランプ部材17の中立回動位置
とは、図14に示すように、上述の初期状態よりクラン
プ部14が載置部3側に移動する方向に、略45°程度
回動された位置である。この状態において、各捩じりコ
イルバネ11は、対応するクランプ部材17を、係止ピ
ン13より支軸10に向かう方向の図14中矢印F方向
に押圧している。したがって、各捩じりコイルバネ11
は、対応するクランプ部材17が中立回動位置よりも一
方向側に回動された位置であるときには、図12及び図
13中矢印E方向の一方向に回動付勢し、クランプ部材
17が中立回動位置よりも他方向に回動された位置にあ
るときには図15及び図16中矢印G方向の他方向に回
動付勢する。
【0033】上述のように構成された本発明に係るディ
スククランプ装置は、図12に示すように、ディスク記
録及び/又は再生装置を構成するシャーシ201上に配
設される。このシャーシ201には、ディスクカートリ
ッジを位置決め支持する複数の位置決めピン202,2
03が植立されている。
【0034】このディスククランプ装置は、図12に示
すように、ディスクテーブル2の載置部3上にディスク
101を載置するように図12中矢印A方向にディスク
101の移動が開始されると、センターホール102に
各クランプ部14が挿通される。
【0035】ディスク101が、載置部3に接近するよ
うに図13中矢印A方向に移動されると、カートリッジ
104の上方側の内面がクランプ部14に当接する。さ
らに、ディスク101が載置部3側に移動されると、各
クランプ部材17は、各クランプ部14がカートリッジ
104により押圧され、各捩じりコイルバネ11の付勢
力に抗して、これらクランプ部14を載置部3に接近さ
せる方向に回動される。さらに、ディスク101がカー
トリッジ104とともに載置部3側に移動されると、図
14に示すように、各クランプ部材17は、カートリッ
ジ104に押圧されて中立回動位置まで回動される。
【0036】この状態から、さらにディスク101がカ
ートリッジ104とともに載置部3に接近されると、図
15に示すように、各クランプ部材17は、各クランプ
部14がカートリッジ104により押圧され、これらク
ランプ部14を載置部3に接近させる方向に中立回動位
置を越えて回動される。ディスク101が載置部3にさ
らに接近されると、各クランプ部材17は、カートリッ
ジ104による押圧力及び各捩じりコイルバネ11の付
勢力により、各クランプ部14を載置部3にさらに接近
させる方向に回動される。このとき、ディスク101
は、センタリング部材4のセンタリング部8によりセン
タリングが図られる。また、カートリッジ104は、各
位置決めピン202,203の先端部に当接されて、シ
ャーシ201上に構成されたカートリッジ装着部に位置
決め装着される。このとき、ディスクテーブル2は、ク
ランプ用の開口部108を介してカートリッジ102内
に進入している。
【0037】各クランプ部材17は、各捩じりコイルバ
ネ11の付勢力により、さらにクランプ部14を載置部
3に接近させる方向に回動され、クランプ部14をカー
トリッジ104より離間させるとともに、ディスク10
1のセンターホール102の周辺部103に当接させ
る。そして、各クランプ部材17は、捩じりコイルバネ
11の付勢力によりさらに回動され、図16に示すよう
に、クランプ部14によってディスク101を位置決め
ピン202,203により支持されたカートリッジ10
4から離間させて載置部3上に載置させ、センターホー
ル102の周辺部を載置部3と共働してクランプする。
【0038】このとき、ディスク101は、載置部3及
びセンタリング部材4を基準とした所定位置に位置決め
される。このディスク101は、カートリッジ104に
接触することなく回転可能な状態となり、スピンドルモ
ータの回転駆動によりディスクテーブル2とともに回転
操作される。
【0039】ディスクテーブル2上にクランプされたデ
ィスク101を取り外すには、カートリッジ104とと
もに、載置部3より離間する上方側に移動させればよ
い。すると、各クランプ部材9は、ディスク101によ
りクランプ部104を上方側に押圧されて中立回動位置
を越えて回動されて初期状態に復帰される。
【0040】なお、本発明は、上述の各実施例中に示し
た如く、光磁気ディスクのみならず光ディスクや磁気デ
ィスク等のディスクを収納したディスクカートリッジを
用いるものにもそのまま適用することができる。また、
クランプ部材は、上述の各実施例中に示した如く3個に
限定されることなく、複数配設されていればよい。
【0041】
【発明の効果】上述のように、本発明は、クランプ部材
が、ディスクカートリッジ内のディスクがディスクカー
トリッジとともに移動されることにより、最初はディス
クによって、途中からはディスクカートリッジの内面に
よってディスクのクランプ位置方向に回動され、その後
付勢部材によりクランプ位置方向に回動されるので、デ
ィスクをクランプする際にディスクに加わる負荷として
のクランプ部材を回動させる力を少なくすることがで
き、ディスクを変形させてしまうようなことを防止でき
る。また、クランプ部材は、ディスクのクランプ位置ま
で回動されたとき、カートリッジの内面から離間してい
るので、ディスクの回転に支障を与えることもなく、安
定した状態でディスクを回転することができる。
【0042】また、本発明は、ディスクの片側のみより
ディスクのクランプを行うので、高さを低く抑えること
ができ、装置自体の小型化が図られ、この装置を用いた
ディスク記録及び/又は再生装置の小型化が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスククランプ装置を示す分解
斜視図である。
【図2】上記ディスククランプ装置のディスクのクラン
プ動作開始時の状態を示す縦断面図である。
【図3】上記ディスククランプ装置のディスクのクラン
プ動作途中の状態であってクランプ部材が回動されてい
ない状態を示す縦断面図である。
【図4】上記ディスククランプ装置のディスクのクラン
プ動作途中の状態であってクランプ部材の回動が開始さ
れた状態を示す縦断面図である。
【図5】上記ディスククランプ装置のディスクのクラン
プ動作途中の状態であってクランプ部材が中立回動位置
となされた状態を示す縦断面図である。
【図6】上記ディスククランプ装置のディスクのクラン
プ動作途中の状態であってクランプ部材が中立回動位置
を越えて回動された状態を示す縦断面図である。
【図7】上記ディスククランプ装置のディスクのクラン
プ動作途中の状態であってディスクに対するセンタリン
グ操作が開始された状態を示す縦断面図である。
【図8】上記ディスククランプ装置のディスクのクラン
プ動作途中の状態であってカートリッジが所定の装着位
置となされた状態を示す縦断面図である。
【図9】上記ディスククランプ装置のディスクのクラン
プ動作途中の状態であってクランプ部材が上記ディスク
をディスクテーブル側に移動させている状態を示す縦断
面図である。
【図10】上記ディスククランプ装置のディスクのクラ
ンプ動作が完了した状態を示す縦断面図である。
【図11】本発明に係るディスククランプ装置の他の例
を示す分解斜視図である。
【図12】上記図11に示したディスククランプ装置の
ディスクのクランプ動作開始時の状態を示す縦断面図で
ある。
【図13】上記図11に示したディスククランプ装置の
ディスクのクランプ動作途中の状態であってクランプ部
材が回動されていない状態を示す縦断面図である。
【図14】上記図11に示したディスククランプ装置の
ディスクのクランプ動作途中の状態であってクランプ部
材が中立回動位置となされた状態を示す縦断面図であ
る。
【図15】上記図11に示したディスククランプ装置の
ディスクのクランプ動作途中の状態であってカートリッ
ジが所定の装着位置となされクランプ部材が中立回動位
置を越えて回動された状態を示す縦断面図である。
【図16】上記図11に示したディスククランプ装置の
ディスクのクランプ動作が完了した状態を示す縦断面図
である。
【符号の説明】
2 ディスクテーブル、 9,17 クランプ部材、
11 捩じりコイルバネ、 15 被押圧部、 14
クランプ部、 101 ディスク、 104カートリッ
ジ、 103 センターホール。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カートリッジの下側の主面部に収納され
    ているディスクのセンターホール部分を外方に臨ませる
    開口部が形成されているとともに上側の主面部の上記開
    口部と対向する部分が壁部とされたディスクカートリッ
    ジのディスククランプ装置であり、 上記ディスクカートリッジの開口部から挿入され、上記
    ディスクカートリッジのディスクが載置される載置部と
    上記ディスクカートリッジ内のディスクのセンタリング
    を行うセンタリング部とを有するディスクテーブルと、 上記ディスクテーブルに回転自在に支持され、上記載置
    部とともに上記ディスクカートリッジ内のディスクをク
    ランプするクランプ部と上記ディスクカートリッジ内の
    ディスクによって押圧される被押圧部とを各々有し、上
    記クランプ部が上記載置部から離間し上記センターホー
    ル内面と対向する起立位置と上記載置部とともに上記デ
    ィスクカートリッジ内のディスクをクランプするクラン
    プ位置との間を回動する複数のクランプ部材と、 上記各クランプ部材を上記起立位置と上記クランプ位置
    との間の中立回動位置から上記起立位置側へ付勢する複
    数の付勢部材とを備え、 上記ディスクカートリッジ内のディスクが上記ディスク
    カートリッジとともに上記ディスクテーブル側に移動さ
    れるとき、上記ディスクによって上記被押圧部が押圧さ
    れて上記クランプ部材が上記起立位置から上記クランプ
    位置に向けて回動され、さらに上記ディスクカートリッ
    ジ内のディスクが上記ディスクテーブル側に移動される
    ことによって上記ディスクは上記センタリング部に沿っ
    て移動され、上記各クランプ部材の上記クランプ部が上
    記ディスクカートリッジの内面によって上記クランプ位
    置方向に回動されるとともに上記付勢部材の付勢力によ
    って上記ディスクカートリッジの内面から離間して上記
    クランプ位置まで回動され、上記ディスクが上記各クラ
    ンプ部材と上記載置部とによってクランプされるディス
    ククランプ装置。
  2. 【請求項2】 カートリッジの下側の主面部に収納され
    ているディスクのセンターホール部分を外方に臨ませる
    開口部が形成されているとともに上側の主面部の上記開
    口部と対向する部分が壁部とされたディスクカートリッ
    ジのディスククランプ装置であり、 上記ディスクカートリッジの開口部から挿入され、上記
    ディスクカートリッジのディスクが載置される載置部と
    上記ディスクカートリッジ内のディスクのセンタリング
    を行うセンタリング部とを有するディスクテーブルと、 上記ディスクテーブルに回転自在に支持され、上記載置
    部とともに上記ディスクカートリッジ内のディスクをク
    ランプするクランプ部を各々有し、上記クランプ部が上
    記載置部から離間し上記センターホール内面と対向する
    起立位置と上記載置部とともに上記ディスクカートリッ
    ジ内のディスクをクランプするクランプ位置との間を回
    動する複数のクランプ部材と、 上記各クランプ部材を上記起立位置と上記クランプ位置
    との間の中立回動位置から上記起立位置側へ付勢する複
    数の付勢部材とを備え、 上記ディスクカートリッジ内のディスクが上記ディスク
    カートリッジとともに上記ディスクテーブル側に移動さ
    れるとき、上記ディスクは上記センタリング部に沿って
    移動され、上記ディスクカートリッジの内面によって上
    記クランプ部が押圧回動されて上記各クランプ部材が上
    記起立位置から上記クランプ位置に向けて回動されると
    ともに上記付勢部材の付勢力によって上記ディスクカー
    トリッジの内面から離間して上記クランプ位置まで回動
    され、上記ディスクが上記各クランプ部材と上記載置部
    とによってクランプされるディスククランプ装置。
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