JP3094457B2 - 織機の緯糸検知装置 - Google Patents

織機の緯糸検知装置

Info

Publication number
JP3094457B2
JP3094457B2 JP02408880A JP40888090A JP3094457B2 JP 3094457 B2 JP3094457 B2 JP 3094457B2 JP 02408880 A JP02408880 A JP 02408880A JP 40888090 A JP40888090 A JP 40888090A JP 3094457 B2 JP3094457 B2 JP 3094457B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weft
image sensor
circuit
video signal
scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02408880A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04241148A (ja
Inventor
正博 足立
恵三 静
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP02408880A priority Critical patent/JP3094457B2/ja
Priority to DE4142356A priority patent/DE4142356A1/de
Priority to US07/813,679 priority patent/US5251673A/en
Priority to TW080110185A priority patent/TW200540B/zh
Priority to KR1019910024724A priority patent/KR930012223B1/ko
Publication of JPH04241148A publication Critical patent/JPH04241148A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3094457B2 publication Critical patent/JP3094457B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Looms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織機の緯糸検知装置に
関し、特に、視覚センシング式の緯糸検知装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、空気噴射式織機においては、筬の
前面に緯糸案内溝を有し、緯入れ側に配設した主ノズル
と緯糸案内溝に沿って所定の間隔で配設した補助ノズル
とによって緯入れを行うようにしている。このような空
気噴射式織機において、緯糸が反緯入れ側まで緯入れさ
れたか否かを検知するため、図9に示すように、投光器
50と受光器51とを組み込んだプリズムからなるセン
サ本体52を筬53の後側から筬羽間に挿入し、投光器
50からの光が緯糸に遮られて反射して受光器51に入
射する受光量の変化で緯糸の有無を検知するようにした
ものがある(実開昭62−11192号公報参照)。
【0003】尚、プリズムは、光が緯糸案内溝54によ
って形成される緯糸飛走路の延びる方向の横断面部を広
範囲に走ることによって、緯糸が緯糸飛走経路路のどこ
にあっても、緯糸の有無を検知できるようにするもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の緯糸検知装置にあっては、制御盤に配線され
ているセンサ本体52が筬53に取り付けられているた
め、機替え時にはセンサ本体52を脱着する必要があ
り、面倒な作業が必要となる。特に、センサ本体52の
脱着毎に該センサ本体52の位置調整が必要となるた
め、多大な労力を必要とする。
【0005】そこで、図10に示すように、筬53より
も織前側に、緯糸案内溝54に向けて投・受光器55を
配設することが考えられる。この場合、緯糸先端部は大
きく振れているため、検出範囲を大きく取る必要がある
が、大きな検出範囲に対して緯糸が占有する面積が小さ
いため、検出精度が低下するという問題点がある。
【0006】そこで、本発明は以上のような従来の問題
点に鑑み、イメージセンサを利用した視覚センシング式
を採用することにより、機替え時等にセンサ本体を脱着
する必要がなく、しかも検出精度の高い織機の緯糸検知
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明の織機
の緯糸検知装置は、緯糸が反緯入れ側まで緯入れされた
か否かを検知する織機の緯糸検知装置であって、筬より
も織前側に設けられ、緯糸が飛走する方向と略直交する
上下方向に走査して撮像を行うイメージセンサと、 緯糸
先端部が反緯入れ側に到達すべき所定の主軸角度となっ
たとき、前記イメージセンサの走査を開始するドライブ
回路と、 前記イメージセンサからのビデオ信号を二値化
しスライスビデオ信号を出力する二値化回路と、 該二値
化回路により出力されたスライスビデオ信号の幅を所定
値と比較して緯糸の投影によるものか否かを判別する比
較回路と、 を含んで構成されたことを特徴とする。
【0008】
【作用】かかる構成の緯糸検知装置においては、緯糸は
緯入れ側から反緯入れ側にわたって緯糸飛走路に延びて
いることから、緯糸飛走路に延びる方向に対しての検知
幅が極めて小さくなり、そのため、緯糸先端部が大きく
振れて、緯糸案内通路のどの位置にあったとしても、確
実に緯糸を横切るように走査し、検知範囲に対して緯糸
が占有する面積が大きいことから、高い検知精度が得ら
れる上、機替え時や織り幅変更或いは糸種変更等で、緯
糸検知範囲を微妙に調整したり、センサ本体を脱着する
必要がなく、作業上有利となる。
【0009】特に、イメージセンサとして1次元配置形
(ラインセンサ)、2次元配置形(エリアセンサ)等の
使用により検出精度の高い緯糸検知装置とすることがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2は本発明の緯糸検知装置を空気噴射
式織機に採用した実施例を示している。即ち、図1にお
いて、1は経糸、2は筬、3は緯糸、4は織布、Sは糸
端処理糸である。
【0011】前記筬2は、その下枠2aを前後方向に揺
動運動する筬保持体5の溝5aにくさび6を押し込むこ
とによって固定してある。筬羽7は、横から見て前方に
凸となる山形形状をなし、その頂部に凹部を備える。そ
して、筬羽7の凹部の列により、筬2の前面に緯糸案内
溝8が形成される。この緯糸案内溝8により緯糸飛走路
が形成される。
【0012】9は補助ノズルであって、筬保持体5の前
面のT字溝10に頭部を挿入したボルト11により固定
して緯糸案内溝に沿って所定の間隔で配設してあり、緯
糸案内溝8に向けて斜めに空気を噴出するようになって
いる。かかる織機においては、緯入れ時に図示しない綜
絖によって開口された経糸1の開口に図示しない主ノズ
ルからの空気噴射により緯糸3が射出される。この緯糸
3は緯糸案内溝8に沿って所定の間隔で配設されている
補助ノズル9からの噴出空気により吹送られ、緯糸案内
溝8に沿って進行する。そして、この緯糸3の先端部が
後述する緯糸検知装置のところを通過して緯糸端捕捉糸
Sの開口まで到達すると、緯入れが終了する。 その
後、この緯糸3は筬2により織前に筬打され、織布4と
して製織される。
【0013】尚、織布4はトップステー12に取り付け
られたテンプル13により両端から引張作用を受けつつ
進行する。かかる空気噴射式織機において、緯糸が反緯
入れ側まで緯入れされたか否かを検知する織機の緯糸検
知装置を構成する要素の一つとして、筬よりも織前側に
設けられ、緯糸が飛走する方向と略直交する上下方向に
走査して撮像を行うイメージセンサ14が設けてある。
【0014】このイメージセンサ14は反緯入れ側の筬
2の前方に緯糸案内溝8に向けて配設される。この場
合、イメージセンサ14本体は前記トップステー12に
取付ステー15を介して固定取付され、図2に示すよう
に経糸1列と糸端処理糸Sとの間にある。
【0015】即ち、前記トップステー12のテンプル1
3取付部の近傍位置には略L字形状の取付ステー15の
一端部が固定取付されている。この取付ステー15の他
端部は緯入れ側の方に延びており、この他端部の上面に
方形体形状のイメージセンサ14本体が固定取付されて
いる。この場合、テンプル13の位置の調整を行うこと
により、自動的にイメージセンサ14の位置の調整が行
われる。
【0016】ここで、イメージセンサ14は、例えば、
MOS形或いはCCD形の固体撮像素子から構成され、
光電変換素子の配列形状から分けて1次元配置形(ライ
ンセンサ)、2次元配置形(エリアセンサ)等が使用さ
れる。かかるイメージセンサ14は、測定対象部とし
て、筬羽7の緯糸案内溝8をレンズで捉え、センサ部上
に光学像が結ぶように設置される。
【0017】緯糸先端部が反緯入れ側に到達すべき所定
の主軸角度となったとき、前記イメージセンサ14の走
査(スキャニング)を開始するドライブ回路が設けられ
ており、イメージセンサ14はこのドライブ回路によっ
て緯糸案内溝によって形成された緯糸飛走経路の延びる
方向と直交する略上下方向で、筬羽7の凹部、或いは筬
羽7同士の間隙に向けて走査される。そして、イメージ
センサ14による映像信号は図示しない信号処理回路に
入力される。この映像信号は、緯糸が検知されない時と
緯糸が検知された時とで異なる電圧信号として取り出さ
れ、この電圧信号に基づいて緯糸が検知されたことを判
定するようになっており、イメージセンサ14からのビ
デオ信号を二値化しスライスビデオ信号を出力する二値
化回路と、該二値化回路により出力されたスライスビデ
オ信号の幅を所定値と比較して緯糸の投影によるものか
否かを判別する比較回路と、が設けられている。かかる
構成については後に具体的に詳述する。
【0018】この場合、緯糸は織機の主軸角度の90度
程度で飛走を開始し、240度程度でセンサ部に到達す
るのが一般的である。従って、イメージセンサの走査開
始は主軸角度の240度程度とすれば良い。ここで、図
3,図4を参照し、イメージセンサ14の画像処理手法
について説明する。(尚、この実施例では回路として説
明するが、これに限らずコンピュータのプログラムを実
行することでも全く同様の処理が行える。)図3に示す
14は一次元CCD(Charge Coupled Device)イメージ
カメラである。このイメージカメラ14は、カメラ本体
に外部から走査信号を入力することにより一回だけスキ
ャニングするEXT(外部同期走査)モードと、カメラ
内部で自動的に走査信号を発生させ、連続的にスキャニ
ングするINT(内部自動走査)モードとを持ってお
り、この例ではINTモードを選択する。111はこの
イメージカメラ14からビデオ信号を入力する二値化回
路、101aは二値化回路111からスライスビデオ信
号を入力し、更にイメージカメラ14からビデオクロッ
ク信号及びスキャニングクロック信号を入力するスキャ
ニング画像位置カウンタ回路である。101bはスキャ
ニング画像位置カウンタ回路101aに入力されたスラ
イスビデオ信号の立ち上がり位置L1から任意の常数c
を減算(L1−c)、任意の常数dを加算(L1+d)
した信号を出力する生成回路、101cはスキャニング
画像位置カウンタ回路101aに入力されたスライスビ
デオ信号の立ち上がり幅W1が任意の常数a,bについ
てa<W1<か否かを判定する比較回路である。
【0019】102aはバイナリカウンタ回路で、前回
スキャニングしたときのスキャニング画像位置カウンタ
回路101aのデータがスキャニングクロック信号によ
りそのままシフトされる。又、102bはバイナリカウ
ンタ回路102aからの信号の入力と、前記生成回路1
01bからの信号を入力して(L1−c)<L2<(L
1+d)の判定を行う比較回路。ここで、L2はバイナ
リカウンタ回路102aのスライスビデオ信号の立ち上
がり位置であり、これは前回スキャニングしたときのス
キャニング画像位置カウンタ回路101aのスライスビ
デオ信号の立ち上がり位置に相当する。
【0020】又、バイナリカウンタ回路102aは(L
2−c),(L2+d)の生成回路102bが接続さ
れ、更にスキャニングクロック信号がイメージカメラ1
4から入力される。102cはバイナリカウンタ回路1
02aのスライスビデオ信号の立ち上がり幅W2がa<
W2<bか否かを判定する比較回路。尚、W2は前回ス
キャニングしたときにスキャニング画像位置カウンタ回
路101aのスライスビデオ信号の立ち上がり幅に相当
する。
【0021】バイナリカウンタ回路103aは上記バイ
ナリカウンタ回路102aと同様に構成され、前回スキ
ャニングしたときのバイナリカウンタ回路102aのデ
ータがスキャニングクロック信号によりそのままシフト
される。即ち、これは前前回スキャニングしたときのス
キャニング画像位置カウンタ回路101aのデータにも
相当する。(これ以降、バイナリカウンタ回路103
a,104a、比較回路103b,103c,104
b、生成回路103d等については上記のバイナリカウ
ンタ回路102a等と同様であるので、説明を略す。)
夫々比較回路102b,103b,104bはアンド回
路105に接続され、更に比較回路101c,102
c,103c,104c及びアンド回路105はアンド
回路106に接続される。
【0022】そして、アンド回路106にはフリップフ
ロップ回路107が接続され、このフリップフロップ回
路107には織機主軸109の角度センサ108からの
信号が入力される。次にその作用について説明する。ま
ず、スキャニングクロック信号が出力されると、イメー
ジカメラ14がスキャニングして画像入力し、二値化回
路111にて二値化され、図4に示すようなスライスビ
デオ信号がスキャニング画像位置カウンタ回路101a
に入力され、同時に所定パルスのビデオクロック信号の
立ち上がり幅W1がパルスカウントされる。そこで、前
記生成回路101bにてスライスビデオ信号の立ち上が
り位置L1を基準にして、次にスキャニングしたときに
緯糸が存在するべき位置の範囲を定める為、任意の常数
cとdを設定し、生成回路102bにて(L1−c),
(L1+d)を生成して比較回路102bに出力する。
次に、比較回路101cではスライスビデオ信号の立ち
上がり幅W1が夫々(a<W1<b)の範囲か否かを見
ることで、緯糸が投影されたものかどうかが判別され
る。
【0023】同時に、このスキャニング時にはイメージ
カメラ14から各カウンタ回路101a〜104aにス
キャニングクロック信号が発信され、各カウンタ回路に
は夫々一つ手前のカウンタ回路のデータがシフトされ
る。即ち、前回スキャニングしたときのカウンタ回路1
01aのデータがカウンタ回路102aからカウンタ回
路103aに、又、カウンタ回路103aからカウンタ
回路104aにシフトされる。そして、カウンタ回路1
04aのデータは消去される。バイナリカウンタ回路1
02aは前記の通り一つ手前のカウンタ回路101aの
データがシフトされるが、このときのスライスビデオ信
号の立ち上がり位置をL2,立ち上がり幅をW2とし、
比較回路102bにて夫々(L1−c)<L2<(L1
+d)の判定を行うことで、前回のスキャニング時の緯
糸位置近くに連続して信号の立ち上がり位置が来ている
か否かを見る。又、同時に生成回路にて(L2−c)と
(L2+d)を生成し、比較回路103bに出力され
る。そして、更に比較回路にてスライスビデオ信号の立
ち上がり幅W2が(a<W2<b)の範囲か否かを見る
ことで、夫々緯糸が投影されたものかどうかを判別され
る。
【0024】以下バイナリカウンタ回路103a,10
4a等については前記と同様なので、説明を省略する。
以上のように、スキャニング毎に比較回路101b〜1
04b,101c〜104cが全てYESならば、糸あ
りとして運転を継続するが、一つでもNOがあると織機
の停止信号が出力される。
【0025】尚、照明手段は蛍光灯光源,ハロゲンラン
プ光源,ガスレーザ光源灯を用いるのが好ましい。この
ため、本実施例においては、イメージセンサ14本体上
面に緯糸案内溝8に向けて光を照射する照明器としての
スポットランプ16を取り付ける。このスポットランプ
16の光が筬羽7に反射してイメージセンサ14に入力
するが緯糸3があると、その部位で光が遮られることに
なる。
【0026】又、図8(a),(b)に示すように、ス
ポットランプ16を用いずに、筬羽7内に光スァイバを
埋設し、光源61からの光を緯糸案内溝8よりイメージ
センサ14に投光するようにしてもよい。又、図5に示
すように、イメージセンサ14のレンズ面にフード17
を取り付けて、風綿の付着を防止するようにすると良
い。
【0027】この場合、フード17内にパイプ18を介
してパージ用エアを導いて、風綿を吹き飛ばすようにす
ると、更に効果的である。かかる構成の緯糸検知装置に
おいては、緯糸は緯入れ側から反緯入れ側にわたって緯
糸飛走路に延びていることから、緯糸飛走路に延びる方
向に対しての検知幅が極めて小さくなり、そのため、緯
糸先端部が大きく振れて、緯糸案内溝8のどの位置にあ
ったとしても、確実に緯糸を横切るように走査し、検知
範囲に対して緯糸が占有する面積が大きいことから、高
い検知精度が得られる上、機替え時や織り幅変更或いは
糸種変更等で、緯糸検知範囲を微妙に調整したり、セン
サ本体を脱着する必要がなく、作業上有利となる。
【0028】特に、イメージセンサ14として1次元配
置形(ラインセンサ)、2次元配置形(エリアセンサ)
等の使用によるパターン認識をソフトウェア的に考慮す
ることにより、より検出精度の高い緯糸検知装置とする
ことができる。
【0029】次に、図6は本発明の緯糸検知装置をウォ
ータジェット式織機に採用した実施例を示している。即
ち、この図において、経糸20は、バックローラ21を
経た後、綜絖22により開閉口され、その開口に緯入れ
ノズル23からの噴射水と共に緯糸24が緯入れされ、
これが筬25により織前に打ち込まれて、織布27が製
織される。
【0030】その後、織布27は、脱水装置としての吸
引筒28を経て、製織密度調整機構29により牽引され
る。そして、クロスローラ30に巻き取られる。前記吸
引筒28は、織布27が巻き掛けられる部位の周面にス
リット28aを有しており、内部は配管32により気液
分離器31を介してブロア33の吸込口に接続される。
従って、織布27に含まれている水分はここで吸引除去
される。
【0031】かかるウォータジェット式織機において、
緯糸検知装置として、イメージセンサ34が筬よりも織
前側に設けられる。このイメージセンサ34は反緯入れ
側の筬25の前方に配設される。この場合、イメージセ
ンサ34本体は、図7に示すように、吸引筒28に取り
付けられたブラケット35に支持ロッド36を介して固
定取付される。
【0032】前記ブラケット35は、リングを2分割し
て形成した一対の略半円部材35a,35bから構成さ
れる。一方の略半円部材35aの一端部には係合溝37
が、他方の略半円部材35bの一端部には該係合溝37
に係合可能な係合爪38が、夫々形成される。又、各略
半円部材35a,35bの他端部には板状の固定部39
が夫々形成されており、固定部39同士は、夫々に形成
された孔40に挿通したボルト41をナット42にねじ
込むことによって締結される。
【0033】一方の略半円部材35aの外周面には前記
支持ロッド36の下端部が固定取付されており、この支
持ロッド36の上端部に方形体形状のイメージセンサ3
4本体が固定取付されている。そして、上記各略半円部
材35a,35bを吸引筒28の外周面に配し、上記の
ように、係合溝37に係合爪8を係合すると共に、固定
部39同士をボルト41とナット42とで締結すること
により、イメージセンサ34本体を吸引筒28に固定取
付する。
【0034】この場合、一対の略半円部材35a,35
bの結合体を吸引筒28に沿ってスライドすることによ
って、イメージセンサ34の横方向位置を調節すること
ができる。尚、一方の略半円部材35aの内周面に凸条
部43を設け、これを吸引筒28のスリット28aに嵌
入すれば、ブラケット35の吸引筒28に対する位置決
めを確実に行うことができるので良い。
【0035】又、ウォータジェット式織機には、製織時
に水が飛散しないように、図6のように開閉自由なカバ
ー44を設ける場合があり、この場合には、カバー44
に開口部44aを設け、この開口部44aからイメージ
センサ34のレンズ部を測定対象部としての緯糸が飛走
する経路に臨ませるようにすれば良い。ここで、空気噴
射式織機において、筬の前面に緯糸案内溝を形成してい
るものや、筬とは別にエアーガイドを設けているもの
は、緯糸が飛走する経路の横断面部がスキャニングされ
るのであるが、水噴射式織機においては、緯糸を案内す
る部材がないので、予め緯糸が飛走する経路を調査し、
その経路の横断面がスキャニングされるようイメージセ
ンサ34を設置する。
【0036】かかる実施例においても、イメージセンサ
34は図示しないドライブ回路によって緯糸が飛走する
方向と直交する略上下方向に走査(スキャニング)さ
れ、イメージセンサ34による映像信号は図示しない信
号処理回路に入力される。このようなウォータジェット
式織機においてイメージセンサ34を適用する場合、緯
糸飛走経路に緯糸と共に水も存在するため、同じ箇所を
複数回スキャニングすることにより、水は1回目と2回
目で形状が異なるのであるが、緯糸は緯入れ側から反緯
入れ側に延びる紐状のものなので、1回目と2回目で略
同じ幅で、位置もスキャニング毎に連続する。
【0037】特に、この場合、水と区別して緯糸が飛走
している状態が検知できるので、正確な緯糸到達時間が
判り、緯入れノズル23からの噴射水の噴射量や噴射タ
イミングを正確且つ容易に調整でき、更には自動制御も
容易に実現し得る。尚、上記の各実施例において、イメ
ージセンサのレンズ部と測定対象部との距離がある場合
には、レンズ部に望遠レンズを採用するようにしても良
い。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の緯糸検知
装置によれば、筬よりも織前側に設けられ、緯糸が飛走
する方向と略直交する上下方向に走査して撮像を行うイ
メージセンサと、緯糸先端部が反緯入れ側に到達すべき
所定の主軸角度となったとき、前記イメージセンサの走
査を開始するドライブ回路と、前記イメージセンサから
のビデオ信号を二値化しスライスビデオ信号を出力する
二値化回路と、該二値化回路により出力されたスライス
ビデオ信号の幅を所定値と比較して緯糸の投影によるも
のか否かを判別する比較回路と、を含んで構成したか
ら、緯糸は緯入れ側から反緯入れ側にわたって緯糸飛走
路に延びていることから、緯糸飛走路に延びる方向に対
しての検知幅を極めて小さくでき、そのため、緯糸先端
部が大きく振れて、緯糸案内通路のどの位置にあったと
しても、確実に緯糸を横切るように走査し、検知範囲に
対して緯糸が占有する面積が大きいことから、高い検知
精度が得られる上、機替え時や織り幅変更或いは糸種変
更等で、緯糸検知範囲を微妙に調整したり、センサ本体
を脱着する必要がなく、作業上有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る織機の緯糸検知装置の一実施例
を示す斜視図
【図2】 図1の要部平面図
【図3】 イメージセンサの画像処理手順を示すブロッ
ク説明図
【図4】 同上実施例におけるイメージセンサの出力電
圧特性図
【図5】 他の実施例の斜視図
【図6】 更に他の実施例の斜視図
【図7】 同上の実施例におけるイメージセンサ取付構
造を示す斜視図
【図8】 更に他の実施例の側面図及び正面図
【図9】 従来の検知装置を示す斜視図
【図10】 従来の検知装置を示す斜視図
【符号の説明】
3 緯糸 8 緯糸案内溝 14 イメージセンサ 24 緯糸案内溝 34 イメージセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−185846(JP,A) 特開 昭62−263353(JP,A) 特開 昭60−151347(JP,A) 実開 昭61−172184(JP,U) 国際公開90/6504(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03D 51/34 D03D 51/02 B65H 63/02 - 63/036

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯糸が反緯入れ側まで緯入れされたか否か
    を検知する織機の緯糸検知装置であって、筬よりも織前側に設けられ、緯糸が飛走する方向と略直
    交する上下方向に走査して撮像を行うイメージセンサ
    と、 緯糸先端部が反緯入れ側に到達すべき所定の主軸角度と
    なったとき、前記イメージセンサの走査を開始するドラ
    イブ回路と、 前記イメージセンサからのビデオ信号を二値化しスライ
    スビデオ信号を出力する二値化回路と、 該二値化回路により出力されたスライスビデオ信号の幅
    を所定値と比較して緯糸の投影によるものか否かを判別
    する比較回路と、 を含んで構成された ことを特徴とする織機の緯糸検知装
    置。
JP02408880A 1990-12-28 1990-12-28 織機の緯糸検知装置 Expired - Fee Related JP3094457B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02408880A JP3094457B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 織機の緯糸検知装置
DE4142356A DE4142356A1 (de) 1990-12-28 1991-12-20 Einschuss-ueberwachungssystem fuer eine webmaschine
US07/813,679 US5251673A (en) 1990-12-28 1991-12-26 Weft sensing imaging system for weaving machine
TW080110185A TW200540B (ja) 1990-12-28 1991-12-27
KR1019910024724A KR930012223B1 (ko) 1990-12-28 1991-12-27 직기의 위사 검지 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02408880A JP3094457B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 織機の緯糸検知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04241148A JPH04241148A (ja) 1992-08-28
JP3094457B2 true JP3094457B2 (ja) 2000-10-03

Family

ID=18518278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02408880A Expired - Fee Related JP3094457B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 織機の緯糸検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3094457B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0536153U (ja) * 1991-10-18 1993-05-18 エヌ・オー・ケー・メグラステイツク株式会社 ダンパ
JPH0552398U (ja) * 1991-12-20 1993-07-13 エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社 ダンパ
CN104674440A (zh) * 2013-11-29 2015-06-03 北京中科远恒科技有限公司 喷气织机中的纬纱信号的识别方法和装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2832908B1 (de) * 2013-07-30 2023-01-04 Stäubli Sargans AG Überwachungsvorrichtung für eine Webmaschine, Webmaschine und Verfahren zur Überwachung

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0536153U (ja) * 1991-10-18 1993-05-18 エヌ・オー・ケー・メグラステイツク株式会社 ダンパ
JPH0552398U (ja) * 1991-12-20 1993-07-13 エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社 ダンパ
CN104674440A (zh) * 2013-11-29 2015-06-03 北京中科远恒科技有限公司 喷气织机中的纬纱信号的识别方法和装置
CN104674440B (zh) * 2013-11-29 2016-05-04 北京中科远恒科技有限公司 喷气织机中的纬纱信号的识别方法和装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04241148A (ja) 1992-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5251673A (en) Weft sensing imaging system for weaving machine
JP3094457B2 (ja) 織機の緯糸検知装置
US4471816A (en) Optical weft sensor for a loom
JP2932098B2 (ja) オプトエレクトロニクス糸検出装置
JP3063719B2 (ja) 織布検反装置
JPH07117927A (ja) 糸切れ検出方法とその装置
JPH04241149A (ja) 織機の緯糸検知装置
US5129430A (en) Weft removal device with measurement of broken yarn piece
JP2001504902A (ja) 杼口と緯止め装置の中に緯糸を挿入する際の光学式監視のための方法
JPH0616485U (ja) 織機の緯糸検知装置
JP3477878B2 (ja) 織布検反装置
JPH08261952A (ja) 織布検反方法及び装置
JP2676856B2 (ja) 織機における検反方法
JP7420042B2 (ja) 緯糸検知装置
JP2020007682A (ja) 織機における止段検査装置
KR890000564B1 (ko) 젯트직기에 있어서의 위사 검출장치
JP2892661B2 (ja) 織機における検反装置
CN112030328B (zh) 织机的开口不良检测装置
JPS61252343A (ja) ジエツトル−ムにおける緯糸検出方法
JPH0643116A (ja) 検反装置
JPH0633343A (ja) 検反装置
JPH0673645A (ja) 検反装置
JPH0317943B2 (ja)
JPH0598543A (ja) ジエツトルームにおける緯糸検出装置
JPH08127945A (ja) 緯糸検知装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees