JP3094344B2 - 電気自動車用の電動輪 - Google Patents
電気自動車用の電動輪Info
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Description
力とする電気自動車の駆動輪、特にアウターロータ型の
モータが車輪に取り付けられダイレクトドライブ装置を
構成している電動輪に関する。
ータ型のモータが車輪に取り付けられダイレクトドライ
ブ装置を構成している電動輪は、例えば同じ出願人によ
る特開昭63−275427号公報などに開示されて公
知に属する。
275427号公報に開示されたダイレクトドライブ方
式の電動輪は、車輪のホイールディスクの外側部分にモ
ータの構成要素が装着された構成であり、モータ部分が
車輪より外側へ大きくはみ出している。このため外観意
匠上の美感が好ましくないだけでなく、縦列駐車などの
時に縁石にモータ部分が当たって破損し又は不用意に他
の物にぶつかって傷つける危険性がある。だからといっ
て、単純にモータの構成要素がホイールリムの外側縁よ
りも内側に納まるように押し込んだ構成にすると、押し
込まれた分だけサスペンションのボールジョイントの位
置も内方へ押しやられてしまい、その結果、キングピン
のオフセット量L(図1参照)が大きくなり、ハンドル
操作が異常に重くなるので非実用的である。 従って、
この発明の目的は、従来のダイレクトドライブ方式の電
動輪の欠点であった、モータが車輪のホイールリムの外
側縁より外方へはみ出すことによって生じる問題点を解
決することである。
決するための手段として、この発明に係る電気自動車用
の電動輪は、図1に実施例に示したとおり、ホイールデ
ィスク1にバックヨーク2を取り付け、その内周面に永
久磁石片3を取り付けて回転子となし、アクスルシャフ
ト4に取り付けたコーン5の外周面に積層した電機子鉄
心6にコイル7を巻いた固定子が前記回転子の永久磁石
片3との間に狭い間隙を設けて組み合わされており、こ
のアウターロータ型のモータが車輪に取り付けられダイ
レクトドライブ装置を構成している電動輪において、ホ
イールディスク1はアクスルシャフト4の内側方向に向
かって凹形状とされ、前記凹形状を利用してホイールリ
ム8の外側縁よりも内側に前記モータの構成要素が設置
されており、ホイールディスク1の内端にはアダプタ9
を介してブレーキディスク10が取り付けられ、該ブレ
ーキディスク10と前記ホイールディスク1との間に形
成された空所26までナックル11の下部が延長され、
該延長部12にボールジョイント13を設けてロワーア
ーム15の支点が構成されていることを特徴とする。
側方向に向かって凹形状に形成された分だけ、モータの
構成要素が内側寄りに設置され、そのはみ出しが解消さ
れ、ホイールリム8の外側縁よりも内側に納まった形と
なる。一方、アダプタ9を介してブレーキディスク10
を取り付けた分だけ、該ブレーキディスク10とホイー
ルディスク1との間に十分大きな空所26が形成され
る。該空所26を利用してブレーキディスク10の外側
にロワーアーム15の支点であるボールジョイント13
が設けられているから、キングピンのオフセット量Lは
十分小さい数値になる。
する。図1に示したダイレクトドライブ方式の電動輪に
おいて、車輪のホイールディスク1は、中空のアクスル
シャフト4の外周にボールベアリング21を介して回転
自在に設置されている。このホイールディスク1は、車
輪の中心線P−Qよりもアクスルシャフト4の内側方向
にかなり凹んだ凹形状に形成されている。該ホイールデ
ィスク1の外側面には、純鉄又はそれに準ずる材料で作
られた円筒形状のバックヨーク2がボルト22で同心配
置に取り付けられ、該バックヨーク2の内周面に永久磁
石片3が固定され、これが回転子とされている。一方、
アクスルシャフト4の外端部へナット23により固定し
て取り付けられたコーン5の外周面には、珪素鋼板を積
層して電機子鉄心6が組み立てられ、この電機子鉄心6
にコイル7を巻いて構成された固定子が、前記回転子の
永久磁石片3との間に狭い間隙を設けて組み合わされ、
このアウターロータ型のモータが車輪に取り付けられて
ダイレクトドライブ装置を構成している。このモータの
特徴は、ホイールディスク1の凹形状を有効に利用して
モータの各構成要素がアクスルシャフト4の内側方向寄
りに設置され、この配置構成によりモータアウターカバ
ー19も含めてモータの構成要素全体がホイールリム8
およびタイヤ20の外側縁よりも内側に納められている
ことである。電機子鉄心6の半径方向内側は外向きに開
口されたコーン5の内径部としてスペースが広く確保さ
れ、そこに動力線18のほか、エンコーダ17が収納さ
れている。モータアウターカバー19に回転角度の調節
が可能に取り付けたアジャスタープレート31と、前記
コーン5に取付けたエンコーダ17のシャフトとがカッ
プリングシャフト30で連結されている。
に、略円筒形状のアダプタ9がボルト24で同心配置に
取り付けられている。該アダプタ9の内端に、ブレーキ
ディスク10がやはりボルト25で同心配置に取り付け
られ、ブレーキディスク10とホイールディスク1の内
側面との間にかなり大きな空所26が形成されている。
一方、アクスルシャフト4の内端のハブ27が、ナック
ル11にて支持されている。該ナックル11の下部は、
前記のようにアダプタ9を介してホイールディスク1に
取り付けられたブレーキディスク10とホイールディス
ク1の内側面との間の空所26に向かってオーバーハン
グ状に延長され、この延長部12に下部のボールジョイ
ント13を設け、ロワーアーム15の支点とされてい
る。前記ロワーアーム15の中点部分は、車体フレーム
28に下向きに取り付けたコイルダンパーユニット29
によって揺動自在に支持されている。ナックル11の上
部に設けたボールジョイント14は、アッパーアーム1
6の支点とされている。前記ロワーアーム15及びアッ
パーアーム16の他端は、それぞれ車体に回転可能に取
り付けられている。前記の配置構成により、図1のよう
にキングピンのオフセット量Lは適切な数値に抑えるこ
とができた。
動輪は、ホイールリム8の外側縁より外方へのモータ部
のはみ出しをなくしたので、外観上の見栄えが良いし、
モータ部が思いがけず何かにぶつかって損傷したり負傷
させる危険性を大幅に減少できる。また、ナックル11
の下部をブレーキディスク10とホイールディスク1と
の空所26までオーバーハング状に延長させ、この延長
部12にボールジョイント13を設けてロワーアーム1
5の支点としたので、キングピンのオフセット量Lは適
切な数値に抑え、これにより自動車のハンドル操作が重
くなるのを防ぎ、操舵性と実用性が高められている。
を示した縦断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】ホイールディスクにバックヨークを取り付
け、その内周面に永久磁石片を取り付けて回転子とな
し、アクスルシャフトに取り付けたコーンの外周面に積
層した電機子鉄心にコイルを巻いた固定子が前記回転子
の永久磁石片との間に狭い間隙を設けて組み合わされて
おり、このアウターロータ型のモータが車輪に取り付け
られダイレクトドライブ装置を構成している電動輪にお
いて、 ホイールディスクはアクスルシャフトの内側方向に向か
って凹形状とされ、前記凹形状を利用してホイールリム
の外側縁よりも内側に前記モータの構成要素が設置され
ており、ホイールディスクの内端にはアダプタを介して
ブレーキディスクが取り付けられ、該ブレーキディスク
と前記ホイールディスクとの間に形成された空所までナ
ックルの下部が延長され、該延長部にボールジョイント
を設けてロワーアームの支点が構成されていることを特
徴とする電気自動車用の電動輪。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03281830A JP3094344B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 電気自動車用の電動輪 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03281830A JP3094344B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 電気自動車用の電動輪 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05116545A JPH05116545A (ja) | 1993-05-14 |
JP3094344B2 true JP3094344B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=17644604
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03281830A Expired - Fee Related JP3094344B2 (ja) | 1991-10-29 | 1991-10-29 | 電気自動車用の電動輪 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3094344B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
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-
1991
- 1991-10-29 JP JP03281830A patent/JP3094344B2/ja not_active Expired - Fee Related
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