JP3092885B2 - 内径無段取クランプ治具 - Google Patents

内径無段取クランプ治具

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JP3092885B2
JP3092885B2 JP04312196A JP31219692A JP3092885B2 JP 3092885 B2 JP3092885 B2 JP 3092885B2 JP 04312196 A JP04312196 A JP 04312196A JP 31219692 A JP31219692 A JP 31219692A JP 3092885 B2 JP3092885 B2 JP 3092885B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械において内径
が異なる種々なワークを内径にてクランプするための内
径無段取クランプ治具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の内径無段取クランプ治具は、コレ
ット(軸方向のスリットを周方向において多数有して拡
径可能なリング)を用いたものであり、このコレットは
ワークの内径に装着されてエキスパンダ(拡径部材)に
より拡径されることによりワークをクランプする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コレットを
用いた内径無段取クランプ治具では、コレットの拡径変
形を利用しているため、同一のコレットにてクランプし
得る内径差は通常0.3mmぐらいであり、内径が大きく
異なるワークをクランプする場合には基本径の異なるコ
レットを用いたクランプ治具に変える必要があり、使用
性が悪い。また、径方向に移動するピンをワークの内径
に係合させるとともに端面を押圧して軸方向にもクラン
プする場合、ピンを径方向に移動させるドローバーの軸
方向移動の停止位置はピンがワーク内面と係合する位置
で一義的に決まってしまうので、ワーク端面に係合して
軸方向のクランプを行う爪をドローバーで軸方向に移動
させることは不可能であった。本発明は、上記した問題
に対処すべくなされたものであり、内径差の大きなワー
クを治具を変えることなくクランプし得るとともにワー
クの内径に係合するピンを径方向に移動させるドローバ
ーの軸方向移動を利用してワークの軸方向のクランプ及
びクランプの解除を可能とした内径無段取クランプ治具
を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、当該内径無段取クランプ治
具を、外周に段部を有する段付円筒で先端部に周方向に
て等間隔の開口を複数個有しかつ中間部に周方向にて等
間隔の径方向取付孔を複数個有して基端部にて工作機械
の支持体に固着され筒状のワークが外周に先端側から軸
方向に着脱されるハウジングと、このハウジングの前記
各取付孔に径方向へ出没可能に組付けられ第1スプリン
グにより内方へ付勢される複数個のピンと、前記ハウジ
ングの内孔に軸方向へ移動可能に組付けられて前記各ピ
ンの内端と係合するテーパ部を前記各ピンより先端側に
有するドローバーと、前記ハウジングの先端部内孔に軸
方向へ移動可能に組付けられて前記ドローバーと同軸的
に配置され第2スプリングにより前記ドローバーの先端
に向けて付勢されるケースと、このケースに一端にて径
方向へ回動可能に組付けられ第3スプリングにより前記
基端側の他端が前記開口を通して前記ハウジング外へ所
定量突出する方向に付勢される複数個の爪を備え、前記
ドローバーの基端側への軸方向移動により前記各ピンが
前記テーパ部と係合して径方向外方に押動されワーク内
径に係合するとともに前記ケースが前記ドローバーと非
係合となって前記複数個の爪の各他端が前記ハウジング
外に所定量突出しワーク端部に係合してワークを前記段
部との間に挟持し、前記ドローバーの先端側への軸方向
移動により前記ケースが前記ドローバーにより前方へ押
動され前記複数個の爪が前記ハウジングと係合してハウ
ジング内に収納されるようにした
【0005】
【作用】本発明による内径無段取クランプ治具において
は、ケースがドローバーと係合して第2スプリングに抗
して前方へ押動されているとき、各爪がハウジングと係
合してハウジング内に収納されているため、筒状のワー
クをハウジングの外周に先端側から着脱することができ
る。また、筒状のワークをハウジングの外周に嵌挿した
状態にてドローバーをハウジングの基端側に軸方向へ引
っ張れば、ケースがドローバーとの係合を解かれて第2
スプリングにより軸方向へ押動されかつ各爪が第3スプ
リングにより径方向外方に回動されてその他端部がハウ
ジング外に所定量突出してワークの端部に係合し、また
ドローバーのテーパ部にて各ピンが第1スプリングに抗
して径方向外方に押動されて外端にてワークの内径に係
合する。したがって、ワークは各爪とハウジングの段部
により軸方向にて挟持されるとともに各ピンにより径方
向にて保持されて、センタリングされた状態にて強固に
クランプされる。
【0006】また、かかるクランプ状態にてドローバー
をハウジングの先端側に軸方向へ押し込むと、ドローバ
ーがケースと係合してケースを第2スプリングに抗して
軸方向へ押動するため、各爪がワークの端部から離れる
とともにハウジングと係合して第3スプリングに抗して
径方向内方に回動しその他端部がハウジング内に収容さ
れ、またドローバーのテーパ部が各ピンから離れるた
め、各ピンが第1スプリングにより径方向内方に押動さ
れてワークの内径から離れる。したがって、ワークは各
爪とハウジングの段部による軸方向の挟持を解かれると
ともに各ピンによる径方向の保持を解かれて、クランプ
が解除される。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明による内径無段取クランプ治具
10を用いて軸長が長くて内径の小さいワークW1と軸
長が短くて内径の大きいワークW2をクランプした状態
を共に示していて、このクランプ治具10はハウジング
11とこれに組付けたピン12,ドローバー13,ケー
ス14,爪15を主要構成部材としている。ハウジング
11は、外周に段部11a,11bを有して図示左方の
大径基端部にて工作機械の回転支持体20にボルトで固
着される段付円筒(本実施例では、本体11Aと段付ス
リーブ11Bをボルトで合体させたものを採用したが、
一体的に形成したものを採用して実施することも可能で
ある)であり、図示右方の小径先端部には3個(4個以
上でもよい)の開口11cが周方向にて等間隔に形成さ
れ、また小径中間部には3個(4個以上でもよい)の径
方向取付孔11dが周方向にて等間隔に形成されてお
り、筒状のワークW1,W2が外周に先端側から軸方向
に着脱されるようになっている。
【0008】ピン12は、ハウジング11の各取付孔1
1dに径方向へ出没可能に組付けられていて、第1スプ
リングS1により内方へ付勢されており、第1スプリン
グS1は一端にてピン12のアーム状フランジに係止し
他端にてハウジング11に固着したストッパ16に係止
している。ドローバー13は、ハウジング11の内孔に
軸方向へ移動可能に組付けられていて、図示を省略した
左端に連結した複動型の油圧シリンダにより往復動され
るようになっており、各ピン12の内端と係合するテー
パ部13aを各ピン12より先端側に有している。な
お、ドローバー13はハウジング11に取付けたボルト
によって回転を規制されている。
【0009】ケース14は、ハウジング11の先端部内
孔に軸方向へ移動可能に組付けられていてドローバー1
3と同軸的に配置されており、第2スプリングS2によ
りドローバー13の先端に向けて付勢されている。第2
スプリングS2は、一端にてケース14の先端に係止し
他端にてハウジング11に固着したキャップ17に係止
している。各爪15は、ケース14に設けた切欠に一端
にて支持ピン18を介して径方向へ回動可能に組付けら
れていて、第3スプリングS3により外方へ付勢されて
おり、第3スプリングS3は一端にてケース14に係止
し他端にて爪15に係止している。しかして、各爪15
は、ケース14がドローバー13と非係合のとき、他端
部がハウジングの開口11cを通してハウジング11外
に所定量突出し、またケース14がドローバー13と係
合して第2スプリングS2に抗して前方へ押動されてい
るとき、開口11c前端のハウジング11と係合して内
方へ回動しハウジング11内に収納されるようになって
いる。
【0010】上記のように構成した本実施例において
は、ケース14がドローバー13と係合して第2スプリ
ングS2に抗して前方へ押動されているとき、各爪15
がハウジング11と係合してハウジング11内に収納さ
れているため、筒状のワークW1またはW2をハウジン
グ11の外周に先端側から着脱することができる。ま
た、筒状のワークW1またはW2をハウジング11の外
周に嵌挿した状態にて油圧シリンダを作動させてドロー
バー13をハウジング11の基端側に軸方向へ引っ張れ
ば、図示のごとく、ケース14がドローバー13との係
合を解かれて第2スプリングS2により軸方向へ押動さ
れかつ各爪15が第3スプリングS3により径方向外方
に回動されてその他端部がハウジング11外に所定量突
出してワークW1またはW2の端部に係合し、またドロ
ーバー13のテーパ部13aにて各ピン12が径方向外
方に押動されて外端にてワークW1またはW2の内径に
係合する。したがって、ワークW1またはW2は各爪1
5とハウジングの段部11aまたは11bにより軸方向
にて挟持されるとともに各ピン12により径方向にて保
持されて、センタリングされた状態にて強固にクランプ
される。
【0011】また、かかるクランプ状態にて油圧シリン
ダを作動させてドローバー13をハウジング11の先端
側に軸方向へ押し込むと、ドローバー13がケース14
と係合してケース14を第2スプリングS2に抗して軸
方向へ押動するため、各爪15がワークW1またはW2
の端部から離れるとともにハウジング11と係合して第
3スプリングS3に抗して径方向内方に回動しその他端
部がハウジング11内に収容され、またドローバー13
のテーパ部13aが各ピン12から離れるため、各ピン
12が第1スプリングS1により径方向内方に押動され
てワークW1またはW2の内径から離れる。したがっ
て、ワークW1またはW2は各爪15とハウジングの段
部11aまたは11bによる軸方向の挟持を解かれると
ともに各ピン12による径方向の保持を解かれて、クラ
ンプが解除される。
【0012】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば、ドロー
バーが基端側へ軸方向に移動したとき、ハウジングに径
方向へ出没可能に組付けられた各ピンがドローバーのテ
ーパ部により径方向外方に押動されてワーク内径に係合
するとともに、ケースが前記ドローバーと非係合となっ
てこのケースに回動可能に組付けられた複数個の爪の各
端部が前記ハウジング外に所定量突出しワーク端部に係
合してワークを前記ハウジングの段部との間に挟持し、
前記ドローバーが先端側へ軸方向に移動したとき、前記
ケースがドローバーにより前方へ押動され、複数個の爪
がハウジングと係合してハウジング内に収納されるよう
にしたので、内径差がドローバーのテーパ部による各ピ
ンの径方向移動量以内であるワークを各ピンにより径方
向の保持が可能であり、ドローバーのテーパ部による各
ピンの径方向移動量を的確に設定することによって内径
差の大きなワークを治具を変えることなく的確にクラン
プすることができ、作業時間を大幅に短縮することがで
きる。また、ワークの内径に係合するピンを径方向に移
動させるドローバーの軸方向移動を利用してワークの軸
方向クランプ、クランプの解除を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による内径無段取クランプ治具の一実
施例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
10…内径無段取クランプ治具、11…ハウジング、1
1a,11b…段部、11c…開口、11d…径方向取
付孔、12…ピン、13…ドローバー、13a…テーパ
部、14…ケース、15…爪、S1…第1スプリング、
S2…第2スプリング、S3…第3スプリング、W1,
W2…ワーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23Q 3/06 B23B 31/177 B23B 31/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に段部を有する段付円筒で先端部に
    周方向にて等間隔の開口を複数個有しかつ中間部に周方
    向にて等間隔の径方向取付孔を複数個有して基端部にて
    工作機械の支持体に固着され筒状のワークが外周に先端
    側から軸方向に着脱されるハウジングと、このハウジン
    グの前記各取付孔に径方向へ出没可能に組付けられ第1
    スプリングにより内方へ付勢される複数個のピンと、前
    記ハウジングの内孔に軸方向へ移動可能に組付けられて
    前記各ピンの内端と係合するテーパ部を前記各ピンより
    先端側に有するドローバーと、前記ハウジングの先端部
    内孔に軸方向へ移動可能に組付けられて前記ドローバー
    と同軸的に配置され第2スプリングにより前記ドローバ
    ーの先端に向けて付勢されるケースと、このケースに一
    端にて径方向へ回動可能に組付けられ第3スプリングに
    より前記基端側の他端が前記開口を通して前記ハウジン
    グ外へ所定量突出する方向に付勢される複数個の爪を備
    え、前記ドローバーの基端側への軸方向移動により前記
    各ピンが前記テーパ部と係合して径方向外方に押動され
    ワーク内径に係合するとともに前記ケースが前記ドロー
    バーと非係合となって前記複数個の爪の各他端が前記ハ
    ウジング外に所定量突出しワーク端部に係合してワーク
    を前記段部との間に挟持し、前記ドローバーの先端側へ
    の軸方向移動により前記ケースが前記ドローバーにより
    前方へ押動され前記複数個の爪が前記ハウジングと係合
    してハウジング内に収納されることを特徴とする内径無
    段取クランプ治具。
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CN116141235B (zh) * 2023-04-18 2023-07-14 宁波优耐特模具有限公司 具有周侧壁的铝压铸工件的内定式定位装置

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