JP3092481U - 機械式多段トランクボックス装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望のトランクボックスを第一列目の１段目
に、確実、簡単、迅速に移動でき、荷物の出入れが簡単
に、低負担で行え、利用者に精神的な負担を強いること
もなく、安全対策のために装置が複雑にならず、一層の
簡素化が図れ、コストを低減でき、経済的な機械式多段
トランクボックス装置を提供する。 【解決手段】 縦横に配し、横行機能を有する複数の横
行台車Ｍと、複数の横行台車Ｍを前後方向に跨ぐような
鉄骨フレームＬと、横行台車Ｍ夫々の上に複数段に積重
可能な複数のトランクボックス１１１〜３２３と、トラ
ンクボックス１１１〜３２３の上下間に配置する連結装
置Ｊと、鉄骨フレームＬの上部に配する昇降走行台車Ｋ
とを備え、昇降走行台車Ｋに、走行機能と、連結機能
と、昇降機能とを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本発明は、例えば、保管用の物置として利用される施錠可能な複数のトランク ボックスを、所定平面内に縦横（左右方向及び前後方向）に配置すると共に、多 段式に積上げた状態に配置して、管理できるようにした多段トランクボックス装 置に係り、手前の第一列目にあるトランクボックスにあっては、２段目から上に ある所望のトランクボックスを１段目に降下させることができ、また、奥方にあ る第二列目以降のトランクボックスにあっては、所望のトランクボックスを手前 の第一列目の１段目に移動させることができ、トランクボックスへの荷物の出入 れが、すべて手前の第一列目の１段目で行えるように工夫した機械式多段トラン クボックス装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の機械式多段トランクボックス装置としては、例えば、図１乃至 図３に示すようなものがある。 図１及び図２に示す機械式多段トランクボックスは、本願出願人が実願２００ ２−２３６８として既に提案した機械式多段トランクボックス装置を例示したも ので、これは、例えば、３台の横行台車Ｄ上にトランクボックス１〜９が３台宛 積載されており、この積重ねられたトランクボックス１〜９の間に連結装置Ａが 配置されている。そして、空きスペースが１列あり、この空きスペースと横行台 車Ｄの周りにトランクボックス１〜９と干渉しない鉄骨フレームＣが配置され、 この鉄骨フレームＣ上に吊りチェーンＥによって吊り下げられている昇降を行う 連結装置Ａを有する昇降横行台車Ｂが配置されており、１段目のトランクボック ス１、２、３にはいつでも出入れを行うことができるように構成されている。 しかも、２段目以上のトランクボックス４〜９にあっては、例えば、図２に示 すように、１段目に移動させることができるように構成されている。すなわち、 ２段目の真中にあるトランクボックス５を呼び出す場合、先ず、連結装置Ａを有 する昇降横行台車Ｂを横行させ、トランクボックス５のある上下列の上部で停止 する。次に、昇降横行台車Ｂの連結装置Ａを下降させ、トランクボックス８の上 部に連結装置Ａを配置して停止すると共に、連結装置Ａを作動させてトランクボ ックス８に連結する。このとき、トランクボックス５とトランクボックス８との 間にある連結装置Ａも作動させて、トランクボックス５とトランクボックス８を 連結し、トランクボックス５とトランクボックス２との間の連結装置Ａはその連 結状態を解除しておく。そして、昇降横行台車Ｂの連結装置Ａが上昇してトラン クボックス８、トランクボックス５を吊り上げる。更に、トランクボックス１、 ４、７の上下列と、トランクボックス２を空きスペースへ向かって横行させ、ト ランクボックス５の上下列の下方に空きスペースを設ける。それから、昇降横行 台車Ｂの連結装置Ａを下降させ、トランクボックス５を１段目で停止させること で、トランクボックス５への出入れを行うことができるようになる。

【０００３】 また、図３は、前述の如き機械式多段トランクボックス装置を前後方向に三列 配置して構成したものである。そして、奥方の第三列目のトランクボックスへ荷 物の出し入れを行うときは、利用者が第一列目及び第二列目の空きスペースを通 行して所望のトランクボックスの前に移動して荷物の出し入れを行うように構成 されている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、前述の如き機械式多段トランクボックス装置にあっては、奥方の第 二列目や第三列目のトランクボックスへ荷物の出し入れを行う際に、利用者がト ランクボックスで囲まれた空きスペースを通行しなければならない。そのため、 利用者への安全を十分考慮した安全対策を行う必要があると共に、その対策のた めに装置が複雑になり、コスト高となる難点があった。 また、利用者心理からも、両側が高い塀（トランクボックス）に囲まれたよう な細い通路を通る精神的な負担を強いる難点等もあった。 更に、前述の如き機械式多段トランクボックス装置にあっては、第一列目、第 二列目、第三列目に夫々昇降横行台車が必要となる難点もあった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そこで、本考案は、前述の如き難点等を解消し、手前の第一列目にあるトラン クボックスにあっては、２段目から上にある所望のトランクボックスを１段目に 降下させることができ、また、奥方にある第二列目以降のトランクボックスにあ っては、所望のトランクボックスを手前の第一列目の１段目に移動させることが でき、トランクボックスへの荷物の出入れが、すべて手前の第一列目の１段目で 行えるようにし、しかも、装置自体の簡素化が図れ、コストの低減も図れるよう にすべく案出されたものである。

【０００６】 しかして、請求項１記載の機械式多段トランクボックス装置は、横一列に於い て少なくとも一つの空きスペースを含むよう縦横に配されると共に、左右方向に 移動可能な横行機能を有する複数の横行台車Ｍと、この複数の横行台車Ｍに対し て前後方向に跨ぐように配される鉄骨フレームＬと、横行台車Ｍ夫々の上に複数 段に積重可能な複数のトランクボックス１１１〜３２３と、積重ねられたトラン クボックス１１１〜３２３の上下間に配置される連結装置Ｊと、鉄骨フレームＬ の上部に配される昇降走行台車Ｋとを備え、この昇降走行台車Ｋに、前後方向に 移動可能な走行機能と、トランクボックス１１１〜３２３の上部に連結自在な連 結機能と、この連結機能によって連結されたトランクボックス１１１〜３２３を 昇降自在な昇降機能とを設ける手段を採用した。

【０００７】 また、請求項２記載の機械式多段トランクボックス装置にあっては、前記連結 装置Ｊは、水平方向に進退可能な複数のピン３６と、このピン３６が挿脱自在に 挿通される貫通孔を備えた受けプレート３７とを備え、ピン３６の受けプレート ３７の貫通孔への挿脱によって、上下のトランクボックス１１１〜３２３相互を 自在に連結できるよう構成する手段を採用した。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を図示例に基づいて説明すると、次の通りである。 先ず、図示例のように計１８個のトランクボックス１１１〜３２３を、左右方 向に於いて二列に、前後方向に於いて三列に、上下方向に於いて３段に配した場 合の実施例について説明すると、本考案の機械式多段トランクボックス装置は、 左右方向に於いて二列に、前後方向に於いて三列に配されると共に、左右方向に 移動可能な横行機能を有する６台の横行台車Ｍと、これらの横行台車Ｍに対して 前後方向に跨ぐように配される鉄骨フレームＬと、横行台車Ｍ夫々の上に３段に 積重される計１８個のトランクボックス１１１〜３２３と、積重ねられたトラン クボックス１１１〜３２３の上下間に配置される計１２個の連結装置Ｊと、鉄骨 フレームＬの上部に配される一台の昇降走行台車Ｋとを備えたものである。 しかも、この機械式多段トランクボックス装置には、横行台車Ｍ一台分が移動 可能となるような空きスペースが左右方向に於いて一列設けられている。 また、前記昇降走行台車Ｋには、前後方向に移動可能な走行機能と、トランク ボックス１１１〜３２３の上部に連結自在な連結機能と、この連結機能によって 連結されたトランクボックス１１１〜３２３を昇降自在な昇降機能とが設けられ ている。

【０００９】 すなわち、手前の第一列目にあるトランクボックス１１１、１１２、１１３、 １２１、１２２、１２３にあっては、１段目のトランクボックス１１１、１２１ にはいつでも荷物を出入れでき、また、２段目から上にある所望のトランクボッ クス１１２、１１３、１２２、１２３は、１段目に降下させることができ、更に 、奥方にある第二列目、及び第三列目のトランクボックス２１１、２１２、２１ ３、２２１、２２２、２２３、３１１、３１２、３１３、３２１、３２２、３２ ３にあっては、空きスペースを利用して所望のトランクボックスを手前の第一列 目の１段目に移動させることができ、トランクボックスへの荷物の出入れが、す べて手前の第一列目の１段目で行えるように構成されている。

【００１０】 前記鉄骨フレームＬは、例えば、適宜鉄骨材等によって形成されており、前後 方向一列分の横行台車Ｍ及びトランクボックスに対して前後方向に跨ぐように配 されている。尚、鉄骨フレームＬは、横行台車Ｍやトランクボックスに干渉しな いよう配置されている。

【００１１】 横行台車Ｍは、横行機能によって左右方向に移動可能となるように構成されて おり、横行機能は、例えば、内蔵したモータや駆動車輪等の適宜駆動装置によっ て、適宜配したレール等の上を移動できるように形成されている。

【００１２】 トランクボックス１１１〜３２３は、例えば、正面がわの扉が施錠可能となる ような略矩形箱状に形成され、しかも、その積重状態が安定的となるように形成 されたものが利用される。

【００１３】 連結装置Ｊは、２段目と３段目のトランクボックス１１２、１１３、１２２、 １２３、２１２、２１３、２２２、２２３、３１２、３１３、３２２、３２３の 下部に夫々固着されており、下（１段目或いは２段目）のトランクボックスの上 に重なるように配置されており、連結装置Ｊが連結状態にあるときは、上のトラ ンクボックスと下のトランクボックスが確実に連結されて、同時に昇降するよう に構成されている。しかも、連結装置Ｊが連結解除状態にあるときは、上のトラ ンクボックスのみ（３段目、或いは３段目及び２段目）が上昇するようになる。

【００１４】 そして、連結装置Ｊは、例えば、図１０に示すように、平面中央に設けたモー タ３１と、このモータ３１によって正逆回転するネジシャフト３２と、このネジ シャフト３２に螺着される一対のネジシャフト用ナット３３と、この一対のネジ シャフト用ナット３３が固着されている一対の伸縮バー３４と、この伸縮バー３ ４を案内するガイド３５と、四隅部分に配されると共に、側方に出没自在となる ４本のピン３６とを備えた構成となっている。しかも、モータ３１の正逆回転に よって、一端がわと他端がわとで逆ネジが切ってあるネジシャフト３２を正逆回 転させ、ネジシャフト用ナット３３を介して一対の伸縮バー３４をガイド３５に 沿って離隔接近せしめることで、４本のピン３６を側方に出没させることができ るように構成されており、この４本のピン３６が、下のトランクボックスの上部 四隅に固着した受けプレート３７の貫通孔に挿通されることで、上のトランクボ ックスと下のトランクボックスを連結したり、或いは分離したりできるように構 成されている。尚、連結装置Ａの駆動手段は、モータ３１に限らず、油圧駆動手 段や、空圧駆動手段や、電磁ソレノイドによる駆動手段等を採用することができ る。

【００１５】 昇降走行台車Ｋは、鉄骨フレームＬの上部に配されており、走行機能によって 鉄骨フレームＬの上部を前後方向に移動自在となるよう形成され、しかも、その 下部には、昇降機能の一部であるチェーンＮを介して前記連結装置Ｊが昇降自在 となるように吊り下げられて構成されている。

【００１６】 本考案の機械式多段トランクボックス装置は、前述の如く構成されており、次 にその使用例について説明する。 先ず、第二列目以降のボックスを呼び出すときの動作を説明すると、図６、図 ９で示すように、第三列目のトランクボックス３１１を呼び出す際、連結装置Ｊ を有する昇降走行台車Ｋを奥方に走行させて第３列目で停止させ、トランクボッ クス３１１を積重している横行台車Ｍを左右方向に横行させて、昇降走行台車Ｋ の下方で停止させる。このとき、第一列目及第二列目の横行台車Ｍは、昇降走行 台車Ｋが移動する下方（鉄骨フレームＬの下方）が空きスペースとなるように左 右に横行させておく。そして、昇降走行台車Ｋの連結装置Ｊをトランクボックス ３１３の上部に下降させて停止し、昇降走行台車Ｋの連結装置Ｊをトランクボッ クス３１３と連結して、昇降走行台車Ｋの連結装置Ｊを上昇させる。その時、ト ランクボックス３１１とトランクボックス３１２とトランクボックス３１３の間 に配置された連結装置Ｊを連結状態としておき、３台のトランクボックス３１１ 、３１２、３１３を同時に上昇させる。それから、３台のトランクボックス３１ １、３１２、３１３を吊っている昇降走行台車Ｋを前方に走行させ、第一列目で 停止させて、昇降走行台車Ｋの連結装置Ｊを下降させ、トランクボックス３１１ が１段目で停止せしめて、トランクボックス３１１への出入れを行うことができ るようになる。尚、トランクボックス３１１を復帰をさせるには、前記呼び出し と逆の動作を行い、呼び出し前の状態で停止させる。

【００１７】 図７は、トランクボックス３１２を呼び出した時のボックスを吊る状態を示す 図で、トランクボックス３１１とトランクボックス３１２の間に配置された連結 装置Ｊを連結解除にすることにより、２台のトランクボックス３１２、３１３を 吊り上げて、前述と同様の動作を行いトランクボックス３１２を１段目で停止せ しめて、トランクボックス３１２への出入れを行うことができるようになる。

【００１８】 図８は、トランクボックス３１３を呼び出した時のボックスを吊る状態を示す 図で、トランクボックス３１２とトランクボックス３１３の間に配置された連結 装置Ｊを連結解除にすることにより、１台のトランクボックス３１３を吊り上げ て、前述と同様の動作を行いトランクボックス３１３を１段目で停止せしめて、 トランクボックス３１３への出入れを行うことができるようになる。

【００１９】 ところで、機械式多段トランクボックス装置の具体的構成、形状、寸法、トラ ンクボックス１１１〜３２３の具体的構成、形状、寸法、材質、連結装置Ｊの具 体的構成、形状、寸法、材質、配設位置、数、昇降走行台車Ｋの具体的構成、形 状、寸法、材質、配設位置、鉄骨フレームＬの具体的構成、形状、寸法、材質、 横行台車Ｍの具体的構成、形状、寸法、材質、チェーンＮの具体的構成、形状、 寸法、材質等は図示例のもの等に限定されることなく適宜自由に設定、変更でき るものである。 尚、横行台車Ｍ及び昇降走行台車Ｋ及び連結装置Ｊの横行機能及び走行機能及 び昇降機能及び連結機能の駆動方法はモータ駆動を行っているが、横行機能及び 走行機能及び昇降機能は他に油圧駆動及び空圧駆動等を利用しても良い。また、 昇降走行台車Ｋの昇降機能の吊り装置は、チェーン方式を利用しているが、他に ワイヤー方式及びネジ方式等を利用しても良いものである。しかも、前記連結装 置Ｊや、昇降走行台車Ｋや、横行台車Ｍ等は、例えば、適宜制御盤によって遠隔 操作できるように構成されたものである。

【００２０】

【考案の効果】

従って、本考案の請求項１記載の機械式多段トランクボックス装置によれば、 縦横に配される複数の横行台車Ｍ夫々の上に複数段に積重可能な複数のトランク ボックス１１１〜３２３に於いて、手前の第一列目にあるトランクボックス１１ １、１１２、１１３、１２１、１２２、１２３にあっては、２段目から上にある 所望のトランクボックス１１２、１１３、１２２、１２３を１段目に降下させて 、確実に、簡単に、且つ迅速に移動させることができ、また、奥方にある第二列 目以降のトランクボックス２１１、２１２、２１３、２２１、２２２、２２３、 ３１１、３１２、３１３、３２１、３２２、３２３にあっては、所望のトランク ボックスを手前の第一列目の１段目に、確実に、簡単に、且つ迅速に移動させる ことができ、トランクボックスへの荷物の出入れが、すべて手前の第一列目の１ 段目で行えるようになり、荷物が多い場合や荷物が重い場合であっても、その出 し入れが簡単となり、出し入れにかかる負担を低減できるようになる。

【００２１】 更に、従来の機械式多段トランクボックス装置のように、奥方のトランクボッ クスへ荷物の出し入れを行う際に、利用者がトランクボックスで囲まれた空きス ペースを通行しなくて済むようになり、そのため、利用者への安全を十分考慮し た安全対策を行う必要がなくなると共に、その対策のために装置が複雑になった りすることもなく、しかも、コスト高となるような虞れのないものとなる。 加えて、利用者心理からも、両側が高い塀（トランクボックス）に囲まれたよ うな細い通路を通る精神的な負担を強いる難点等も解消できるようになる。

【００２２】 特に、機械式多段トランクボックス装置全体で、少なくとも昇降走行台車Ｋが 一台あれば良く、装置自体の一層の簡素化が図れ、コストをより低減でき、経済 的なものとなる。

【００２３】 また、請求項２記載の機械式多段トランクボックス装置によれば、複数のピン ３６の水平方向への進退動作によって、ピン３６を受けプレート３７の貫通孔に 挿脱できるようになり、上下のトランクボックス１１１〜３２３相互の連結や、 分離操作が簡単に且つ確実に行えるものとなる。しかも、連結装置Ｊ自身の構成 が簡素で、耐久性に優れ、量産に適し、低廉に提供できるものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来の機械式多段トランクボックス装置を例示
する概略図で、（イ）は正面図、（ロ）は側面図、
（ハ）は平面図である。

【図２】従来の機械式多段トランクボックス装置の動作
状態を例示する概略正面図である。

【図３】従来の機械式多段トランクボックス装置を例示
する概略平面図である。

【図４】本考案の機械式多段トランクボックス装置を例
示する概略図で、（イ）は正面図、（ロ）は側面図であ
る。

【図５】本考案の機械式多段トランクボックス装置を例
示する分解正面図である。

【図６】本考案の機械式多段トランクボックス装置の動
作状態を例示する概略正面図である。

【図７】本考案の機械式多段トランクボックス装置の他
の動作状態を例示する概略正面図である。

【図８】本考案の機械式多段トランクボックス装置の他
の動作状態を例示する概略正面図である。

【図９】本考案の機械式多段トランクボックス装置の他
の動作状態を例示する概略平面図である。

【図１０】本考案の機械式多段トランクボックス装置の
連結装置を例示するもので、（イ）は平面図、（ロ）は
正面図である。

【符号の説明】

１〜９ トランクボックス Ａ 連結装置 Ｂ 昇降横行台車 Ｃ 鉄骨フレーム Ｄ 横行台車 Ｅ チェーン １１１〜３２３ トランクボックス ３１ モータ ３２ ネジシャフト ３３ ネジシャフト用ナット ３４ 伸縮バー ３５ ガイド ３６ ピン ３７ 受けプレート Ｊ 連結装置 Ｋ 昇降走行台車 Ｌ 鉄骨フレーム Ｍ 横行台車 Ｎ チェーン

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 横一列に於いて少なくとも一つの空きス
   ペースを含むよう縦横に配されると共に、左右方向に移
   動可能な横行機能を有する複数の横行台車と、この複数
   の横行台車に対して前後方向に跨ぐように配される鉄骨
   フレームと、横行台車夫々の上に複数段に積重可能な複
   数のトランクボックスと、積重ねられたトランクボック
   スの上下間に配置される連結装置と、鉄骨フレームの上
   部に配される昇降走行台車とを備え、この昇降走行台車
   に、前後方向に移動可能な走行機能と、トランクボック
   スの上部に連結自在な連結機能と、この連結機能によっ
   て連結されたトランクボックスを昇降自在な昇降機能と
   を設けたことを特徴とする機械式多段トランクボックス
   装置。
2. 【請求項２】 前記連結装置は、水平方向に進退可能な
   複数のピンと、このピンが挿脱自在に挿通される貫通孔
   を備えた受けプレートとを備え、ピンの受けプレートの
   貫通孔への挿脱によって、上下のトランクボックス相互
   を自在に連結できるよう構成したことを特徴とする請求
   項１記載の機械式多段トランクボックス装置。