JP3092142B2 - 撮影画像記録再生システム - Google Patents

撮影画像記録再生システム

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JP3092142B2
JP3092142B2 JP02184757A JP18475790A JP3092142B2 JP 3092142 B2 JP3092142 B2 JP 3092142B2 JP 02184757 A JP02184757 A JP 02184757A JP 18475790 A JP18475790 A JP 18475790A JP 3092142 B2 JP3092142 B2 JP 3092142B2
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良弘 田中
義人 田中
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大 新谷
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、撮影時に焦点距離情報、被写体距離情報が
記録可能なカメラと、撮影画像を再生する再生機とから
成る撮影画像記録再生システムに係り、特に再生される
画像の実際の被写体の大きさに関するデータを併記表示
するものである。
〔従来の技術〕
従来、撮影画像を着脱可能なメモリカードに記憶する
方式のカメラは既に提案されており(特開昭63−274289
号公報)、更に進んでこのようにして得られたメモリカ
ード内の記憶画像をファイリングシステム(DAT)に転
送するようにし、必要に応じて再生するようにしたシス
テムが知られている。
また、銀塩カメラで写真撮影する際に、被写体の横に
該被写体の大きさが確認できる、例えば定規、タバコや
人物等スケールとなるものを置いて撮影を行い、撮影画
像と共にこのスケールを写し込むようにしたものが提案
されている(特開昭58−158507号、特開昭62−259004号
公報)。更に、フィルムのコマ画像の適所にプリント時
の拡大倍率を指示するマークを記録するようにしたもの
が提案されている(実開昭60−145428号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
撮影画像がメモリカードに記憶可能になされた装置に
おいても、またファイリングシステムに転送して、必要
に応じて再生するシステムにおいても再生画面サイズが
異なる場合の対策に関する技術は開示されていない。
また、フィルム面にスケールを写し込むものでは、ス
ケールに相当するものを撮影毎に被写体の横に置く作業
が必要となり、頻雑となる。特に、被写体が遠くに位置
する場合等では最早スケールを置くことが出来ないとい
う問題がある。また、拡大倍率を指示するマークを記録
するものはフィルムに対する画像の拡大率を指示するの
みであり、プリントサイズに合わせた表示を行うように
したものではなく、またプリントサイズの如何に拘らず
常に所定の大きさでプリントするようにしたものでもな
い。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、カメラでの撮
影時に記録された焦点距離情報や被写体距離情報及び再
生機の画面サイズデータを基に、再生される画像の表示
倍率を画面サイズの合った形で表示し、あるいは画面サ
イズのに拘らず所定の表示倍率で表示するようにした撮
影画像記録再生システムを提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る撮影画像記録再生システムは、撮影時に
おける焦点距離情報、被写体距離情報と撮影画像とを対
応付けて記録する記録媒体を有するカメラと、上記記録
媒体に記録された撮影画像を再生する再生機とから成
り、上記再生機は、該再生機の画面サイズを入力する画
面サイズ入力手段と、該画面サイズ入力手段から入力さ
れた画面サイズと上記再生される画像の焦点距離情報及
び被写体距離情報とから再生画像の表示倍率を求める算
出手段と、該求めた表示倍率データを表示すべく出力す
るデータ出力手段とを備え、この出力データを前記再生
画像と共に表示ようにしたものである。
また、本発明に係る撮影画像記録再生システムは、撮
影時における焦点距離情報、被写体距離情報と撮影画像
とを対応付けて記録する記録媒体を有するカメラと、上
記記録媒体に記録された撮影画像を再生する再生機とか
ら成り、上記再生機は、該再生機の画面サイズを入力す
る画面サイズ入力手段と、該画面サイズ入力手段から入
力された画面サイズと上記再生される画像の焦点距離情
報及び被写体距離情報とから再生画像の表示倍率を求め
る算出手段と、該求めた表示倍率データと予め設定され
た値との比率を求める演算手段と、上記予め設定された
値を表示倍率データとして表示すべく出力するデータ出
力手段と、上記求めた比率に応じて再生すべき画像の拡
大、縮小処理を行う画像処理手段とを備え、上記出力デ
ータを前記再生画像と共に表示するようにしたものであ
る。
また、本発明に係る撮影画像記録再生システムは、撮
影時における焦点距離情報、被写体距離情報と撮影画像
とを対応付けて記録媒体に記録する手段と、上記記録媒
体に記録された撮影画像を再生する手段とから成り、上
記再生手段は、該再生手段の画面サイズと上記再生され
る画像の焦点距離情報及び被写体距離情報とから再生画
像の表示倍率を決定するようにしたものである。
更に、決定された表示倍率データを前記再生画像と共
に表示するようにしたものである。
〔作用〕
本発明によれば、撮影画像の記録と共にその時得られ
た焦点距離情報、被写体距離情報が対応付けて記録さ
れ、撮影画像の再生時には、再生される画像に対応する
焦点距離情報及び被写体距離情報及び入力された画面サ
イズに基づいて表示倍率データが求められる。そして、
このデータは表示すべく出力され、再生画像と共に表示
される。
また、請求項2記載の発明によれば、撮影画像の記録
と共にその時得られた焦点距離情報、被写体距離情報が
対応付けて記録され、撮影画像の再生時には、再生され
る画像に対応する焦点距離情報及び被写体距離情報及び
入力された画面サイズに基づいて表示倍率データが求め
られ、更に、得られた表示倍率データと予め設定された
表示倍率との比率が求められる。そして、再生される画
像は上記求められた比率に応じて画像の拡大、縮小処理
が施され、表示される。また、上記予め設定された表示
倍率は表示倍率データとして表示すべく出力され、再生
画像と共に表示される。
また、請求項3記載の発明によれば、再生画像の表示
倍率は、再生手段により、該再生手段の画面サイズと再
生される画像の焦点距離情報及び被写体距離情報とを用
いて決定される。
更に、請求項4記載の発明によれば、決定された表示
倍率データは再生画像と共に表示される。
〔実施例〕
第1図は、画像撮影を行うカメラのブロック図の一例
を示すものである。
図において、レンズ1乃至エンコーダ8は撮影画像の
ための構成である。
2はレンズ1の光軸上後方位置に配設された撮像素子
(以下、CCDという)で、レンズ1を通して得られる被
写体像を撮像するものである。増幅器3はCCD2からの出
力画像信号を所定の増幅率で増幅し、次段ADコンバータ
4に出力する。ADコンバータ4は入力されたアナログ画
像信号をデジタル画像信号に変換する。ホワイトバラン
ス補正回路5はデジタル画像信号に後述するホワイトバ
ランスセンサ14からの色温度データに基づいてホワイト
バランス補正を施し、γ補正回路6は更にγ補正を施す
ものである。更に、マトリクス処理回路7はデジタル画
像信号に所定の階調補正を施すものである。エンコーダ
8は入力されるデジタル画像信号を再生画像用としての
NTSC信号にエンコードするもので、エンコードされたNT
SC信号をメモリカードI/F9へ出力する。
マイク10乃至メモリ13は音声入力のための構成であ
る。
マイク10はカメラ本体の適所に設けられ、撮影者、被
撮影者等の音声を取り込むものである。増幅器11はマイ
ク10からの音声信号を所定の増幅率で増幅し、次段ADコ
ンバータ12に出力する。ADコンバータ12は入力されたア
ナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する。メモリ
13は音声記録用(話者認識用)として用いられるもの
で、入力されたデジタル音声データを一旦記憶し、その
後に前記メモリカードI/F9へ出力する。
次に、その他の各種情報を取り込むための構成につい
て説明する。
ホワイトバランスセンサ14は被写界の色温度を検出す
るもので、得られた色温度データから撮影が螢光灯下で
行われたのか太陽光下で行われたのかを判別して前記適
切なホワイトバランスを施す。AFセンサ15は既知の測距
方法を利用して被写体までの距離を算出するために用い
られるもので、例えばレンズ1を通過した被写体影像を
二方向に分離してそれぞれの受光部(不図示)に被写体
像を導くように構成されている。そして、上記両受光部
で得られた被写体像はAFCPU16に入力されるようになさ
れており、AFCPU16は上記両受光部の被写体像からその
位相差を求め、該位相差から被写体像までの距離を算出
する。また、AFCPU16は算出した距離データを基に不図
示のレンズ駆動系を駆動させてレンズ1を合焦位置に移
動させる。そして、合焦位置への移動が完了すると、レ
ンズ1からの焦点距離データfとAFCPU16からの被写体
距離データDが後述する制御部(以下、CPUという)20
へ出力される。
温度センサ17、湿度センサ18及び気圧センサ19は撮影
下における温度(気温)、湿度及び気圧をそれぞれ測定
するものである。測定された各データはCPU20へ出力さ
れる。上記各センサは撮影下における各データを自動的
に測定し、CPU20に導くようにされている。
受信同調部21と復調部22、またGPS受信器23は位置情
報を得るための構成である。受信同調部21はアンテナ21
aを通して受信される場所に関するコード(地域、観光
地あるいはイベント等を示すコード、以下場所コードと
いう)を含むFM電波を受信するもので、復調部22は受信
されたFM信号を復調することにより場所コードのデータ
を再生し、CPU20へ出力する。なお、詳細な第2図で説
明する。一方、GPS受信器23は図外の衛星からの電波を
アンテナ23aで受信し、現在位置の緯度、経度及び高度
を算出してCPU20へ出力するもので、詳細は第3図で説
明する。
計時部24はカメラ本体に内蔵された日時を計時するも
のである。
操作及び制御系は前記CPU20と、各操作スイッチS1〜S
3の操作状態を該CPU20へ出力する操作及び表示部25とか
ら構成される。
CPU20は前述したカメラ各部の動作を統括的に制御す
るマイクロコンピュータである。撮影準備用スイッチS1
は前記各センサの動作をスタートさせるものである。露
出スタート用スイッチS2は、いわゆるレリーズボタンで
あり、カメラの露出動作を開始させるものである。な
お、好ましくは上記撮影準備用スイッチS1を上記レリー
ズボタンが半押しされた状態で作動し、露出スタート用
スイッチS2はレリーズボタンが全押しされると作動する
ようにしてある。また、操作及び表示部25は上記各スイ
ッチS1〜S3の切換状態をCPU20へ出力するとともに、必
要に応じてCPU20からのコマ番号等撮影時の各種データ
を表示するものである。
また、メモリカードI/F9はCPU20の制御により、前記
画像データ、音声データ及び各種撮影情報をカメラ本体
に装着脱可能なSRAMあるいはE2PROMから成るメモリカー
ド26に記憶し、またメモリカード26の使用状態(記憶領
域の有無等)をCPU20へ出力する。
メモリカード26に記憶された上記各撮影情報は、後述
するようにファイリング時の検索用情報として利用され
る。
第2図は、場所コードの送受信装置を説明するもの
で、同図(A)は各地域、観光地あるいはイベント会場
等に設置され場所コードを送信する送信機を示し、同図
(B)は上記場所コードを受信するカメラ本体に設けら
れる受信機を示す。
図(A)において、ROM201は場所コード、例えば場所
(イベント)識別コードか、場所(イベント)名の漢字
のJISコード列のいずれかが、あるいは双方が予め書き
込まれたものである。DPSK変調部202はROM201からの出
力コードデータにより搬送波に差分位相変調(DPSK:Dif
ferential Phase Shift Keying)を施すものであ
る。FM変調部203は入力されるシリアルデータにより搬
送波にFM変調を施し、更に増幅器204で所定の電力に増
幅された後、アンテナ205から場所コードを含むFM電波
として送信される。
タイミング発生回路206は送信機側の各ブロックのタ
イミングを制御するもので、ROM201には読出用のアドレ
スデータを、DPSK変調部202及びFM変調部203にはクロッ
クパルスCKを出力する。
なお、上記DSPK変調は上記タイミング発生回路206の
クロックパルスCKを用いて可聴域でのAFM、中波でのMFM
あるいはPLL方式等によりデジタルデータから位相差デ
ータを抽出し、シリアルデータに変換するものである。
次に、図(B)において、アンテナ21aは前記送信機
側のアンテナ205から送信された場所コードのFM電波を
受信するもので、受信信号は増幅器207で増幅されてFM
復調部208に入力される。受信信号はFM復調部208でキャ
リア周波数が取り除かれ、更に次段DPSK復調部209で元
のコードデータに復調される。CPU20は復調されたコー
ドデータを取込むとともに、メモリカード26に記憶させ
る。すなわち、CPU20は該メモリカード26へのコードデ
ータの書込をその時の撮影画像の書込と対応付けて行う
ようにしている。タイミング発生回路210は受信機側の
各ブロックのタイミングを制御するもので、CPU20から
の制御信号に応じてFM復調部208、DPSK復調部209にクロ
ックパルスCKを出力する。
従って、ある地域、観光地、イベント会場等上記送信
機が設置されている場所で、カメラ撮影が行われると、
場所コードが自動的にメモリカードに記憶される。
なお、上記ROM201はその場所固有の場所コードのみ記
憶しているものでもよく、あるいは複数の場所コードが
予め書込まれており、設置場所に応じた場所コードを出
力すべく切換可能になされたものでもよい。
第3図は、GPS受信機23の詳細なブロック図である。
アンテナ23aは図外のNAVASTAR衛星からの送信電波を
受信する、例えばクオドリフィラーヘリックス(quadri
filar helix)型である。このアンテナ23aで受信され
たRF信号は混合器230に入力される。一方、変調器231は
局部発振器232からの局部発振信号CK1をPNコード発生器
223からのPNコード信号で拡散するもので、該拡散され
た変調信号は上記混合器230に入力される。これによっ
て、上記RF信号は中間周波数であるIF信号に変換され、
データ復調回路234に入力される。このデータ復調回路2
34は入力信号から衛星が信号を送信する時刻等を含むデ
ータを復調するものである。復調されたデータはデータ
処理回路235及び遅延計測回路236に入力される。
該遅延計測回路236は、先ず復調データが入力される
と、タイミング信号をPNコード発生器233に出力する。P
Nコード発生器233はPNコード用クロック発生器237から
のクロックパルスCK2により常時PNコードを発生してお
り、上記タイミング信号が入力されると発生したPNコー
ドを遅延計測回路236に送出するようになされている。
そして、データ復調回路234からのPNコードとPNコード
発生器233からのPNコードとが遅延計測回路236に導か
れ、両PNコードの相関に必要なPNコードの遅延時間が測
定される。このPNコードの遅延時間は計測用クロック発
生器238からの高周波クロックパルスCK3を計数すること
により計測され、該計数値が両PNコードの相関に必要な
遅延データとして、遅延計測回路236からデータ処理回
路235へ出力される。
データ処理回路235はマイクロプロセッサで構成さ
れ、データ処理用クロック発生回路239からのクロック
パルスCK4によって駆動されるもので、データ復調回路2
34からの復調データ中に含まれる送信時刻データとGPS
受信機内蔵の不図示のセシウム及びルビジウム蒸気原子
時計より得られる受信時刻データとから衛星からGPS受
信機(カメラ)までの電波伝搬時間を求め、該時間より
衛星からGPS受信機(カメラ)までの距離を算出する。
そして、データ処理回路235は、それぞれの衛星からの
距離情報と復調データ中に含まれるそれぞれの衛星自身
の位置情報とからカメラ(撮影者)の緯度、経度及び高
度に関する位置情報を演算して求め、CPU20へ出力す
る。
GPSは周知のようにNAVASTAR18個により全世界を網羅
するシステムであるが、現在は全ての衛星が打上げられ
ておらず、受信不能な地域や時刻により受信不能となる
地域がある。CPU20は、かかる受信不能な地域において
前記場所コード受信機からの場所コードデータを自動記
憶可能にし、一方、場所コード送信機が設置されておら
ず場所コードが受信されないときは、衛星からのデータ
を受信し、該受信データを位置情報として取り込み、お
互いに補間し合うように、両受信機を制御している。
第4図は、カメラの動作を説明するフローチャートで
ある。
ステップ♯1で、不図示の電源がオンされるのを待
ち、電源がオンになると(ステップ♯1でYES)、メモ
リカード26の有無が判別される(ステップ♯2)。メモ
リカード26が無い場合は「カード無」の表示及び撮影
(記録)不可の警告を行ってステップ♯1に戻る(ステ
ップ♯3、ステップ♯4)。なお、この場合、メモリカ
ード26とは別にカメラ内部に複数コマ記録可能なメモリ
を持たせてもよい。
メモリカード26が装着されている場合は、「カード
有」の表示を行い(ステップ♯5)、続いてメモリカー
ド26の使用状況、すなわち記録可能な空き領域の有無が
検知される(ステップ♯6)。空き領域が無い場合は
(ステップ♯7でYES)、記録不可として警告を行いス
テップ♯1に戻る。なお、前述したように、複数コマ分
の内蔵メモリを備えている場合は、該内蔵メモリの空き
領域の有無も考慮して記録不可の判別をするようにして
もよい。
一方、記録が可能な場合は(ステップ♯7でNO)、撮
影準備用スイッチS1がオンであるか否かの判別が行われ
る(ステップ♯9)。上記スイッチS1がオンでなければ
(ステップ♯9でNO)、カメラは未撮影状態にあると判
断してステップ♯1に戻り、オンであれば(ステップ♯
9でYES)、ステップ♯10に移行して撮影準備のための
各操作、処理が行われる。すなわち、AFセンサ15による
被写体までの測距、WBセンサ14による被写界の色温度測
定、温度センサ17による温度測定、湿度センサ18による
湿度測定、気圧センサ19による気圧測定、GPS受信機23
による測位、そして場所コード受信機21,22による場所
コードを含むFM電波の受信が順次行われる(ステップ♯
10〜ステップ♯16)。なお、上記ステップでは、各セン
サ等からの撮影情報を全て入力するようにしているが、
所望の撮影情報のみ入力可能なように図外のスイッチで
選択し得るようにしてもよい。
上記各センサ等から撮影情報の入力動作が終了する
と、次に露出スタート用スイッチS2がオンであるか否か
の判別が行われる(ステップ♯17)。上記スイッチS2
オンでなければ(ステップ♯17でNO)、ステップ♯18に
進み、スイッチS1の状態が再度調べられる。ここで、ス
イッチS1がオンであれば(ステップ♯18でYES)、撮影
直前のより正確な撮影情報を取得すべく、ステップ♯10
に戻って再度前記各センサ等によるセンシングが行わ
れ、一方、スイッチS1がオフであれば(ステップ♯18で
NO)、撮影は解除されたものと判断して、ステップ♯1
に戻る。
スイッチS2がオンであれば(ステップ♯17でYES)、
測距データがロックされ、続いてレンズ1から焦点距離
情報f及びAFCPU16からの被写体距離情報Dとが記憶さ
れる(ステップ♯19,ステップ♯20)。そして、WBセン
サ14で得られた測色データがロックされ、次にマイク10
による音声入力動作が開始される(ステップ♯21,ステ
ップ♯22)。また、かかる動作と並行して露光が行われ
(ステップ♯23)、該露光が終了すると(ステップ♯24
でYES)、撮影画像を取り込むための所定の信号処理が
開始される(ステップ♯25)。
続いて、ステップ♯26で、音声入力切換スイッチS3
オンであるか否かが判別され、上記スイッチS3がオンで
あれば(ステップ♯26でYES)、音声が全て取り込まれ
(ステップ♯27)、オンでなければ(ステップ♯26でN
O)、認識用として、例えば1秒間だけ音声が取り込ま
れる(ステップ♯28)。
以上の動作の後、画像データ、音声データ及び各セン
サ等から得られた検索用情報(撮影情報)がメモリカー
ド26に対応する形(第27図参照)で書き込まれ(ステッ
プ♯29)、メモリカード26の空き情報の更新がなされる
とともにコマ番号を1だけカウントアップして(ステッ
プ♯30,ステップ♯31)、次の撮影に備える。
第5図は、検索機能を備えた撮影画像の再生機の一例
を示すブロック図である。
本再生機はCPU50により統括的に制御される。このCPU
50は、後述する各検索、再生処理内容に応じて各種の制
御機能を果たすよう予めプログラムされている。
メモリカードI/F51はメモリカード26から再生機側へ
記録画像、検索用情報及び該メモリカード26の使用状況
に関するデータを導くとともに、再生機側からメモリカ
ード26へ読出画像選択用データを導くためのインターフ
ェースである。特殊再生処理部52はメモリカード26から
読出された画像を、後述するように特殊処理するもの
で、該特殊再生処理部52で処理された画像データは一旦
画像用フレームメモリ53に格納される。合成部54は画像
データと後述するスーパーインポーズされる画像とを合
成するもので、CPU50からのオンスクリーン表示ON/OFF
切換用制御信号により切換制御される。合成された画像
信号はDAコンバータ55でアナログ信号に変換され、更に
次段増幅器56で増幅された後、TVモニタ57に導かれて再
生表示される。
スーパーインポーズ用メモリ58は各種検索用情報やス
ケール等のオンスクリーン表示パターンを記憶するもの
である。読出クロック発生回路59は画像フレームメモリ
53、合成部54、DAコンバータ55及びスーパーインポーズ
用メモリ58にそれぞれ読出タイミング用のクロックパル
スを供給するものである。
キャラクタジェネレータ60は日本工業規格JISコード
列の文字フォントを記憶しているもので、前記場所コー
ドとしてJISコード列が採用されている場合に、対応す
る文字コードをCPU50に出力する。ファイリング装置61
は光ディスク等の記録媒体とその駆動回路とから構成さ
れ、メモリカード26内の記録画像を適宜記録する、所謂
アルバムである。このファイリング装置61はCPU50によ
り読出、書込制御され、及び画像、登録用検索情報を記
録するとともに、CPU50に登録用検索情報及びディスク
管理情報を出力する。
キーボード62は検索用情報の入力や修正を行うととも
に、ファイリング装置61に記録されている検索用情報、
特に地図、地名の位置指定を行うためのマウス、トラッ
クボールまたはタブレット等の位置指定部材63が接続さ
れている。音声入力部64は検索用音声登録時に音声を入
力するもので、話者データ用E2PROM65は音声登録時の入
力音声を符号化し、登録音声として記録するものであ
る。
また、音声データメモリ66はメモリカードI/F51を介
して入力されるメモリカード26に記録されている音声を
一旦記憶するもので、その後DAコンバータ67、増幅器68
を経てスピード69に導かれて音声再生される。話者認識
部70はメモリカードI/F51を介して入力される音声デー
タと前記話者データ用E2PROM65に登録された話者データ
とを照合して誰の声であるかを判別するものである。こ
の話者の判定結果はCPU50にも出力され、検索時のイン
デックスとして用いられる。
なお、71〜73は記憶画像や検索画像を伝送して出力す
るためのプリンタ、FAX及びTV電話である。
上記構成において、次に再生機側の処理を第6図〜第
22図のフローチャートにより説明する。
先ず、第6図によりメモリカード26内の画像をファイ
リング装置61に登録する手順について説明する。
メモリカード26が再生機に挿入されると(ステップ♯
41)、該メモリカード26内の記録画像が順次読出される
(ステップ♯42)。読出された記録画像は特殊再生処理
部52でマルチ画面用に再生処理された後、TVモニタ57に
マルチ表示される(ステップ♯43)。マルチ表示は、1
枚のフレームに所定のコマ数、あるいはメモリカード26
内の記録画像数に応じて設定されるコマ数が割り当てら
れることにより行われる。
次に、CPU50はマルチ画面内の画像の中からファイリ
ング装置61に登録を希望する画像の選択を受付け、続い
てキーボード62等により該当する画像のコマ番号を入力
して選択が行われると(ステップ♯44)、選択された画
像について再度マルチ画像の表示が行われる(ステップ
♯45)。次に、ステップ♯45で、カメラ側で入力された
検索用情報の修正、または追加の有無が判断される。こ
の修正、追加の内容しては、話者判別の結果が誤って表
示されている場合の人名修正や位置情報の修正、またコ
メント等の追加が例として挙げられる。
検索用情報の修正等がない場合は(ステップ♯46でN
O)、キーボード62で登録操作を行うことにより前記画
像及び検索用情報がファイリング装置61に記録されると
ともに、該記録された画像、検索用情報がメモリカード
26から消去される(ステップ♯47、ステップ♯48)。メ
モリカード26はこの消去動作により空き領域が出来、新
たな撮影画像の記録が可能となる。
一方、修正等がある場合(ステップ♯46でYES)、キ
ーボード62や位置指示部材63で修正等を要する画像が選
択されると、その画像及び検索用情報がTVモニタの画面
に表示される(ステップ♯49、ステップ♯50)。ユーザ
ーは画面を見ながら必要な修正や追加を行う(ステップ
♯51)。一つの画像について修正等が終了する毎にその
他の画像に対して順次修正等の要否の問い掛けが行われ
る(ステップ♯51からステップ♯46へ戻る)。そして、
必要な修正等が完了すると、ステップ♯47に移行して登
録処理が終了する。
次に、第7図及び第8図により音声を登録する手順に
ついて説明する。
第7図は音声と人名を対応付けて登録する「音声登録
I」の手順を示し、第8図は音声のみを登録する「音声
登録II」の手順を示す。この両手順は前記ステップ♯51
で実行するようにしてもよいし、別に音声登録モードと
して持たせるようにしてもよい。
第7図において、先ず、CPU50が音声入力の受付けを
可能にした後、音声入力部64のマイクから音声が入力さ
れると(ステップ♯61)、入力された音声はAD変換さ
れ、符号化される(ステップ♯62、♯63)。この符号化
された音声データは話者データ記録用E2PROM65に登録さ
れる(ステップ♯64)。続いて、CPU50はキーボード62
からのデータを受付け可能にし、話者の人名がキーボー
ド62から入力されると(ステップ♯65)、符号化され
(ステップ♯66)、更に上記話者の音声データと対応付
けられてE2PROM65に登録される(ステップ♯67)。
従って、後述するように音声による検索時にはスーパ
ーインポーズにより検索画像と共に話者の人名がTVモニ
タ57に重ね表示されることになる。
第8図において、先ず、CPU50が音声入力を受付け可
能とした後、音声入力部64のマイクから音声が入力され
ると(ステップ♯71)、入力された音声はAD変換され、
符号化される(ステップ♯72、♯73)。この符号化され
た音声データは話者データ記録用E2PROM65に登録される
(ステップ♯74)。
従って、音声による検索時には検索画像のみがTVモニ
タ57に表示されることになる。
次に、第9図〜第21図により各種の検索手順を説明す
る。
第9図は検索処理のメインフローを示す。
先ず、どの項目(条件)で検索するかをキーボード62
等により入力すると、CPU50は該検索項目と各画像乃至
は検索用情報とを照合し(ステップ♯81)、合致した画
像を順次メモリカード26から読出してTVモニタ57にマル
チ表示させる(ステップ♯82)。そして、マルチ表示さ
れた画像の中からユーザーが希望する1または複数の画
像の選択が行われる(ステップ♯83)。現表示画面に対
して選択が終了すると、前記検索項目に合致した画像を
表示する他のマルチ画面全てが表示されたか否かが判断
され(ステップ♯84)、他のマルチ画面があれば現画面
から次画面に更新される(ステップ♯85)。そして、更
新されるマルチ画面に対して画像選択が終了すると(ス
テップ♯83、ステップ♯84でYES)、選択された画像
が、後述するように所望の出力形態で出力される(ステ
ップ♯86)。
第10図は前記ステップ♯81で示した検索項目に対する
「項目検索」のフローチャートを示す。
この実施例では、検索項目として「場所」「日時」
「天候」「人名」「室内外」「人物風景」「イベント」
「音声」等が挙げられている。
「項目検索」が開始されると、先ず、検索項目として
「場所」を選択するか否かの問い合わせが行われる(ス
テップ♯91)。「場所」が選択されると、第11図に示す
「場所検索」のフローが実行される(ステップ♯92)。
選択されなければ、次に検索項目として「日時」を選択
するか否かの問い合わせが行われる(ステップ♯93)。
「日時」が選択されると、第12図に示す「日時検索」の
フローが実行される(ステップ♯94)。選択されなけれ
ば、次に検索項目として「天候」を選択するか否かの問
い合わせが行われる(ステップ♯95)。「天候」が選択
されると、第13図に示す「天候検索」のフローが実行さ
れる(ステップ♯96)。選択されなければ、次に検索項
目として「人名」を選択するか否かの問い合わせが行わ
れる(ステップ♯97)。「人名」が選択されると、第14
図に示す「人名検索」のフローが実行される(ステップ
♯98)。選択されなければ、次に検索項目として「室内
外」を選択するか否かの問い合わせが行われる(ステッ
プ♯99)。「室内外」が選択されると、第16図に示す
「室内外検索」のフローが実行される(ステップ♯10
0)。選択されなければ、次に検索項目として「人物風
景」を選択するか否かの問い合わせが行われる(ステッ
プ♯101)。「人物風景」が選択されると、第17図に示
す「人物風景検索」のフローが実行される(ステップ♯
102)。選択されなければ、次に検索項目として「イベ
ント」を選択するか否かの問い合わせが行われる(ステ
ップ♯103)。「イベント」が選択されると、第19図に
示す「イベント検索」のフローが実行される(ステップ
♯104)。選択されなければ、次に検索項目として「音
声」を選択するか否かの問い合わせが行われる(ステッ
プ♯105)。音声が選択されると、第20図に示す「音声
検索」のフローが実行される(ステップ♯106)。続い
て、検索項目の変更や追加等を考慮して、再選択を可能
にしている(ステップ♯107でNO)。この後、「項目検
索」処理を終了して、ステップ♯82にリターンする。
これらの検索項目はカメラ側の各センサ等に依存して
おり、また2以上の項目を重複して選択することも可能
となっている。
以下、第11図〜第21図により上記各検索処理の詳細を
説明する。
第11図に示す「場所検索」のフローにおいては、場所
コード及び/またはGPS測位データが位置情報のインデ
ックスになる。
先ず、TVモニタ57への地図表示の要否が判別される
(ステップ♯111)。地図表示を行う場合、すなわち地
図上で撮影場所を指示する場合はファイリング装置61ま
たはCPU50の内蔵メモリ(図示せず)、若しくは着脱可
能な地図専用メモリ(同じく図示せず)に記憶されてい
る地図をTVモニタ57に導いて表示し(ステップ♯11
2)、マウス等の位置情報部材63で表示地図上における
位置の指定を行う(ステップ♯113)。指示された位置
データ(緯度、経度)は表示地図と位置指示部材63の出
力位置信号に基づいて算出される。あるいは、例えばタ
ブレット等により検出するようにしてもよい。一方、地
図表示が不要な場合は、記録画像に関連付けて記録され
ている地名や場所を読出して表示し、この表示された地
名等の中から所望の地名等をキーボード62から入力する
ことで指定を行う(ステップ♯114、♯115)。続いて、
CPU50は指定された位置または入力された地名等に合致
する画像の検索を実行する(ステップ♯116)。この検
索は各画像に関連付けて記録されている検索用情報を走
査することにより行われる。検索が終了すると、該検索
結果として該当件数が表示される(ステップ♯117)。
このとき、該当する画像のコマ番号を表示するようにし
てもよい。この後、再検索の要否について判別される
(ステップ♯118)。再検索の例としては、該当件数が
多数の場合や逆に零の場合が考えられる。再検索の場合
は他の検索条件を入力または指定すると、上記と同様に
してCPU50による検索が行われる(ステップ♯111〜ステ
ップ♯117)。そして、検索が終了すると(ステップ♯1
18でNO)、ステップ♯93にリターンする。
第12図に示す「日時検索」のフローにおいては、計時
部24からの日付情報がインデックスとなる。
日時、すなわち何月日あるいは時分又は季節等がキー
ボード62から入力されると(ステップ♯121)、CPU50は
入力された検索条件に合致する画像の検索を実行する
(ステップ♯122)。この検索は前述同様各画像に関連
付けて記録されている検索用情報(日時データ)を走査
することにより行われる。なお、CPU50内には季節と日
時データとを対応付けた記憶手段が設けられており、検
索条件が季節の場合には、入力された季節が該記憶手段
で対応する日時データに変換され、該変換された日時デ
ータにより検索が行われる。
検索が終了すると、該検索結果として該当件数が表示
される(ステップ♯123)。なお、該当する画像のコマ
番号を表示するようにしてもよい点は前述と同様であ
る。この後、再検索の要否について判別される(ステッ
プ♯124)。再検索の場合は他の検索条件を入力する
と、上記と同様にしてCPU50による検索が行われる(ス
テップ♯121〜ステップ♯123)。そして、検索が終了す
ると(ステップ♯124でNO)、ステップ♯95にリターン
する。
第13図に示す「天候検索」のフローにおいては、温度
センサ17や湿度センサ18からの温度、湿度情報がインデ
ックスとなる。
天候に関する状態、例えば「晴れ」、「雨」、「暑
い」、「寒い」等がキーボード62から入力されると(ス
テップ♯131)、CPU50は入力された検索条件に合致する
画像の検索を、検索用情報を走査することにより行う
(ステップ♯132)。CPU50内には上記天候に関する状態
と温度、湿度からなる天候データとの対応関係を予め記
憶している記憶手段が設けられている。例えば「暑い」
と入力した場合は、温度(気温)が30℃以上のもの、湿
度80%以上のものといったように、ある所定気温、湿度
を基準に検索するようにすればよい。更に、その基準温
度、湿度は場所、日時(季節も)によって変更するよう
にしてもよい。例えば「夏+暑い」で検索したい場合
は、気温が30℃以上で、かつ7,8,9月のものとし、一
方、「冬+暑い」では気温が25℃以上で、かつ12,1,2月
のものというようにする。そして、検索時には、入力さ
れた天候に関する状態を上記記憶手段で対応する天候デ
ータに変換し、該変換された天候データにより検索が行
われる。
検索が終了すると、該検索結果として該当件数等が表
示される(ステップ♯133)。この後、再検索の要否に
ついて判別される(ステップ♯134)。再検索の場合は
他の検索条件を入力すると、上記と同様にしてCPU50に
よる検索が行われる(ステップ♯131〜ステップ♯13
3)。そして、検索が終了すると(ステップ♯134でN
O)、ステップ♯97にリターンする。
第14図に示す「人名検索」のフローにおいては、「音
声」、または「人名」がインデックスとなる。
「人名」がキーボード62から入力されると(ステップ
♯141)、CPU50は入力された検索条件に合致する画像の
検索を実行する(ステップ♯142)。この処理は第15図
に示す「検索処理I」に従って行われる。すなわち、先
ず、「音声」による検索か「人名」による検索かが判別
される(ステップ♯151)。「音声」による検索の場合
は、入力された人名は符号化されて人名コードに変換さ
れ、該人名コードに対応した音声コードがE2PROM65から
抽出される(ステップ♯153、♯154)。次に、ファイリ
ング装置61から予め登録されている画像に関連付けられ
て記録されている音声データが抽出され、符号化される
(ステップ♯155、♯156)。そして、E2PROM65からの音
声コードとファイリング装置61からの音声コードとの照
合が行われる(ステップ♯157)。この照合はファイリ
ング装置61内に登録された画像の音声コードを順次走査
することにより、全画像に対して行われる(ステップ♯
156〜ステップ♯158でNO、ステップ♯159のループ)。
全画像に対する照合が終了すると(ステップ♯158でYE
S)、ステップ♯143にリターンする。一方、ステップ♯
151で、人名による検索が選択された場合は、ファイリ
ング装置61への画像登録時に入力された人名コードを走
査して検索し(ステップ♯152)、該検索が終了する
と、ステップ♯143にリターンする。
第14図に戻って、上記検索結果として該当件数等が表
示される(ステップ♯143)。この後、再検索の要否に
ついて判別される(ステップ♯144)。再検索の場合は
他の検索条件を入力すると、上記と同様にしてCPU50に
よる検索が行われる(ステップ♯141〜ステップ♯14
3)。そして、検索が終了すると(ステップ♯144でN
O)、ステップ♯99にリターンする。
第16図に示す「室内外検索」のフローにおいては、WB
センサ14からの出力がインデックスとなる。
「室内」、「屋外」の一方が選択的にキーボード62か
ら入力されると(ステップ♯161)、CPU50は入力された
検索条件に合致する画像の検索を、検索用情報を走査す
ることにより行う(ステップ♯162)。CPU50内には、上
記検索条件とWBセンサの出力(色温度データ)との対応
関係、例えば螢光灯下に相当する色温度データに対して
は「室内」、太陽光下に相当する色温度データに対して
は「屋外」として記憶する記憶手段が設けられている。
そして、検索時には、入力された「室内」、「屋外」の
一方を上記記憶手段で対応する色温度データに変換し、
該変換された色温度データにより検索が行われる。
検索が終了すると、該検索結果として該当件数等が表
示される(ステップ♯163)。この後、再検索の要否に
ついて判別される(ステップ♯164)。再検索の場合は
他の検索条件を入力すると、上記と同様にしてCPU50に
よる検索が行われる(ステップ♯161〜ステップ♯16
3)。そして、検索が終了すると(ステップ♯164でN
O)、ステップ♯101にリターンする。
第17図に示す「人物風景検索」のフローにおいては、
「焦点距離f」及び「被写体距離D」の情報(像倍率β
=f・D)がインデックスとなる。
先ず、「人物」か「風景」のいずれかがキーボード62
から入力されると(ステップ♯171)、CPU50は入力され
た検索条件に合致する画像の検索を実行する(ステップ
♯172)。この処理は第18図に示す「検索処理II」に従
って行われる。すなわち、先ず、ファイリング装置61に
予め登録された画像に対応して記録されている焦点距離
fと被写体距離Dとが全て読出されて全画像に対する各
像倍率β=f・Dが演算される(ステップ♯181)。続
いて、得られた各像倍率βがβ≧1/100か否かが判別さ
れ(ステップ♯182)、β≧1/100であれば、風景である
と判断し(ステップ♯184)、逆の場合は人物であると
判断する(ステップ♯183)。そして、CPU50は、検索条
件として「人物」が入力されたときはステップ♯183の
結果を抽出し、一方「風景」が入力されたときはステッ
プ♯184の結果を抽出する。
なお、照合方法として、前述のように画像毎に判別を
行い、かかる判別を順次繰り返し行うようにしてもよ
い。全画像に対する判別が終了すると、ステップ♯173
にリターンする。
第17図に戻って、上記検索結果として該当件数等が表
示される(ステップ♯173)。この後、再検索の要否に
ついて判別される(ステップ♯174)。再検索の場合は
他方の検索条件を入力すると、上記と同様にしてCPU50
による検索が行われる(ステップ♯171〜ステップ♯17
3)。そして、検索が終了すると(ステップ♯174でN
O)、ステップ♯103にリターンする。
なお、上記実施例では、像倍率βと「人物」、「風
景」との関連付けをプログラムとして記憶しているが、
予め像倍率βと「人物」、「風景」とが対応付けて記憶
された記憶手段をCPU50内に設けておいてもよい。ま
た、他の検索方法として、記録されている焦点距離fと
被写体距離Dとから像倍率βを求め、一方、入力される
「人物」、「風景」に対する像倍率βの範囲を予め定め
ておき、検索対象となる各像倍率βがいずれの範囲に含
まれるかを判断することにより検索を行うようにしても
よい。
第19図に示す「イベント検索」のフローにおいては、
場所コード(イベントコード)がインデックスとなる。
イベント名がキーボード62から入力されると(ステッ
プ♯191)、CPU50は入力された検索条件に合致する画像
の検索を、ファイリング装置61に予め登録された画像に
関連付けて記録されたイベントコードを走査することに
より行う(ステップ♯192)。検索が終了すると、該検
索結果として該当件数等が表示される(ステップ♯19
3)。この後、再検索の要否について判別される(ステ
ップ♯194)。再検索の場合は他の検索条件を入力する
と、上記と同様にしてCPU50による検索が行われる(ス
テップ♯191〜ステップ♯193)。そして、検索が終了す
ると(ステップ♯194でNO)、ステップ♯105にリターン
する。
なお、場所コードとして、その場所の識別コードもし
くは場所に関する情報を表示する文字のJISコード列に
すれば、該コードにより直接検索が可能となり、撮影時
には、場所コードの内容を判別することなくそのまま記
録することが可能となる。また、場所コードの内容を判
別するための特別な判別手段を必要としないので、その
分、例えば検索側の構成の簡素化が図れる。
第20図に示す「音声検索」のフローにおいては、画像
と関連付けて記録されている音声と検索の際に入力され
る音声とが照合される。
音声入力部64のマイクから音声が入力されると(ステ
ップ♯201)、CPU50は入力された音声に合致する画像の
検索を実行する(ステップ♯192)。この処理は第21図
に示す「検索処理III」に従って行われる。すなわち、
先ず、入力された音声はAD変換され、符号化された後、
不図示の参照部に記憶される(ステップ♯211〜ステッ
プ♯213)。次に、ファイリング装置61から予め登録さ
れている画像に関連付けられて記録されている音声デー
タが抽出され、符号化される(ステップ♯214、♯21
5)。そして、上記参照部からの音声コードとファイリ
ング装置61からの音声コードとの照合が行われる(ステ
ップ♯216)。この照合はファイリング装置61内に登録
された画像の音声コードを順次走査することにより、全
画像に対して行われる(ステップ♯215〜ステップ♯217
でNO、ステップ♯218のループ)。全画像に対する照合
が終了すると(ステップ♯217でYES)、ステップ♯203
にリターンする。
第20図に戻って、上記検索結果として該当件数等が表
示される(ステップ♯203)。この後、再検索の要否に
ついて判別される(ステップ♯204)。再検索の場合は
音声による他の言葉を入力すると、上記と同様にしてCP
U50による検索が行われる(ステップ♯201〜ステップ♯
203)。そして、検索が終了すると(ステップ♯204でN
O)、ステップ♯107にリターンする。
次に、第9図に戻って、ステップ♯86の実行処理につ
いて、第22図を用いて説明する。
この実行モードでは、先ず、出力形態の選択が行われ
る。表1はこの出力形態を示すものである。
すなわち、検索が完了した後、上記表1のA〜Fの出
力形態の中から1つの出力形態が選択され、キーボード
62から、例えば対応する文字が入力されると(ステップ
♯221)、検索結果である出力画像数をNと設定し(ス
テップ♯222)、続いて、出力すべき画像がコマ番号の
小さい順にファイリング装置61から読み出されて順次フ
レームメモリ53に転送される(ステップ♯223)。次
に、ステップ♯221で選択された出力形態に沿って画像
を出力する。出力形態Aが選択された場合(ステップ♯
224でYES)、そのままTVモニタ57に表示される。出力形
態Bが選択された場合(ステップ♯225でYES)、その画
像の焦点距離f、被写体距離Dの情報より撮像面上での
被写体の大きさに関するデータ、すなわち目盛サイズが
決定され、画像と該目盛サイズとが合成される(ステッ
プ♯226、♯227)。すなわち、目盛サイズがスーパーイ
ンポーズの形で合成部54で画像と合成され、TVモニタ57
に出力される。
例えば単位スケール表示を行う場合(第24図(B)参
照)、該単位スケールSCに記される目盛サイズは、焦点
距離f、被写体距離Dから算出した像倍率βから上記単
位スケール当りの長さを算出したものである。ここで、
上記単位スケールSCの長さの算出について、第23図に示
される結像状態にある原理図を用いて具体的に説明す
る。図中、Lは撮影距離で、被写体100から撮像面200ま
での距離、fは撮影レンズ300の焦点距離、Hは撮影レ
ンズ300の主点間隔、xは被写体100から撮影レンズ300
の前側焦点までの距離、x′は撮像面200から撮影レン
ズ300の後側焦点までの距離、yは被写体100の長さ及び
y′は撮像面200での被写体100の像の長さであり、上記
各変数L、f、H、x、x′、y、y′の間には、 y:y′=x:f=f:x′ ……(1) x′=L−2f−H−x ……(2) の関係がある。この(1),(2)式からは、 x2−(L−2f−H)x+f2=0− ……(3) の方程式が成立する。この(3)式の根を求めると、 更に、上記(2)式を利用して、 となる。また、上記(1)式から、 y=y′・x/f ……(6) y=y′・f/x′ ……(7) であるので、上記(4)、(5)式のx、x′に基づい
てこの(6)式または(7)式の演算を行えば、撮像面
上の像の長さy′に対応した被写体の長さyが求まる。
ここで、上記撮像面上の像の長さy′を前記単位スケー
ルSCの長さとして扱うと、この単位スケールは(撮像面
上での)その実長が予め分かっているので、前記(6)
式または(7)式の演算により該単位スケールSCの目盛
サイズが求められる。
第24図は、目盛サイズの表示例を示す。
同図(A)は像倍率をそのまま表示する場合の表示例
であり、同図(B)は単位スケールSCが10cmに相当する
ことを示した場合の表示例である。
かかる目盛サイズの表示により、画像の実際の大きさ
が把握容易となる。また、スケールSCの表示タイミング
はCPU50で制御される読出しクロック発生部59により自
在に変更可能にし得るので、スケールSCを所望の位置に
移動させることが出来、例えばトラックボール(位置指
定部材63)で行えるようにすれば操作性にも優れる。更
に、スケール表示のオン、オフ切換も容易であり、また
同図(A)と(B)の表示形態を自由に切換えるように
してもよい。
なお、特開昭58−158507号公報記載の技術を用いて、
スケールを銀塩フィルムに写し込むようにすることによ
り、該目盛サイズの表示を銀塩フィルムの場合にも適用
可能にすることが出来る。
次に、出力形態Cが選択された場合(ステップ♯228
でYES)、表示画面のサイズ(たとえばCRTのインチ等)
がキーボード62より入力される(ステップ♯229)。続
いて、焦点距離f、被写体距離Dから求まる像倍率と上
記表示画面サイズとから画像サイズの変更が行われる
(ステップ♯230)。すなわち、実際の被写体の大きさ
に対する最終的にTVモニタ57に表示された画像の大きさ
の表示倍率(画像サイズ)が表示され、あるいは表示倍
率を表示画面サイズに関係なく所定サイズに固定すべく
表示画像の大きさが変更されて表示される。
すなわち、CPU50は、焦点距離f、被写体距離Dから
求まる像倍率と上記表示画面サイズとから再生画像の表
示倍率を求める表示倍率算出手段を有しており、この表
示倍率算出手段により、実際の被写体の大きさに対する
TVモニタ57に表示された画像の大きさが決定される。ま
た、予め表示倍率が設定されている場合には、上記表示
倍率算出手段により求められた表示倍率と該設定倍率と
の比率を求め、この比率に応じて、表示される画像を拡
大、縮小すべく画像処理が施される。上記において、最
終的な表示倍率は必要に応じてTVモニタ57の適所に表示
される。
このようにすることにより、TVモニタ57に表示された
画像の実際の大きさを把握容易にすることが出来る。
次に、出力形態Dが選択された場合(ステップ♯231
でYES)、合成表示させたい画像が前記第10図で示す項
目検索で抽出される(ステップ♯232)。そして、検索
条件に合致した画像の中から所望の画像が選択される
(ステップ♯233)。続いて、先に選択された画像の像
倍率と後に選択された画像の像倍率及び併記表示される
両画像が特殊再生処理部52に導かれ、ここで、例えば両
画像内の特定の被写体が同一大になるように画像サイズ
が適宜変更されて画像フレームメモリに53に書込まれ、
TVモニタ57に出力される(ステップ♯234)。このよう
にすることにより、最終的にTVモニタ57に併記表示され
た両画像内の被写体の大きさをあたかも同一大にして表
示させることが出来る。あるいは、逆に併記表示される
両画像の画像サイズが一致するようにすれば、両画像内
の被写体の実際の大きさが容易に対比できる。更に、前
記スケール表示の場合と同様、両表示画像をトラックボ
ール(位置指定部材63)等で移動(重畳)することによ
り、合成写真等を楽しむことができる。
なお、今回の撮影画像と以前に撮影した写真とを両像
倍率を利用して合成するようにし、例えば頭切れ写真等
を完成写真として再生することも可能となる。
次に、出力形態Eが選択された場合(ステップ♯235
でYES)、表示される画像は特殊再生処理部52に導か
れ、ここで表示画像に対してモザイク、ネガ/ポジ反転
等各種の特殊加工が施された後、TVモニタ57に出力され
る(ステップ♯236)。
次に、出力形態Fが選択された場合(ステップ♯235
でNO)、1画面に4枚、9枚あるいは16枚等の所定枚数
の画像が再生される。この所定枚数は予め、あるいは必
要に応じて前記枚数が選択され、また(2×3)枚のよ
うな所望の枚数が選択しえるようにしてもよい。
先ず、マルチ再生を希望する画像のコマ番号と画像枚
数とが記憶される(ステップ♯237)。次に、画像枚数
が上記所定枚数になったか否かが判別され(ステップ♯
238)、所定枚数であると、マルチ処理が施されて(ス
テップ♯239)、ステップ♯240に移行する。一方、所定
枚数でなければ、ステップ♯247に移行する。なお、出
力形態Fの場合の処理の詳細については、後述する。
さて、出力形態A〜Fのいずれかが選択され、該選択
の下で得られた画像がTVモニタ57に表示されると(ステ
ップ♯240)、次に、表示画像について音声が記録され
ているか否かの判別が行われる(ステップ♯241)。音
声が記録されているときは、表示画像に対応する音声が
再生される(ステップ♯242)。続いて、表示画像をプ
リントするかどうか、また伝送するかどうかが判別され
る(ステップ♯243、♯245)。プリント指示を行うと、
プリンタ71により表示画像のプリントアウトが行われ、
また伝送指示を行うと、FAX72やTV電話73等を利用して
表示画像の伝送が行われる(ステップ♯244、♯246)。
1枚のプリントあるいは伝送が終了すると、前記ステ
ップ♯221で設定された出力画像数Nが1だけデクリメ
ントされ(出力形態Fが選択されている場合は除く)、
続いて、該出力画像数Nが0かどうかが判別される(ス
テップ♯248)。N=0でなければ、ステップ♯221に戻
って、次の画像が表示され、該表示画像がプリントや伝
送された後、Nの値がデクリメントされる(ステップ♯
221〜ステップ♯247)。かかる処理は出力画像数分繰り
返し行われ、この後、N=0になると(ステップ♯248
でYES)、出力形態Fの場合を除いて(ステップ♯249で
YES)、第9図のメインフローにリターンする。
一方、出力形態Fが選択されているときは、1画面内
に所定枚数の画像が取り込まれることから、前記出力形
態A〜Fの場合と多少異なる処理が行われる。すなわ
ち、画像が読出される毎にその画像数が出力画像数Nか
らデクリメントされ(ステップ♯238でNO、ステップ♯2
47)、所定数に達する毎に(ステップ♯238でYES)、マ
ルチ処理が施される(ステップ♯239)。そして、マル
チ処理された所定枚数の画像がTVモニタ57に表示された
後、所定枚数単位で前述同様プリントあるいは伝送され
る。このとき、所定枚数に達した時点の画像分がステッ
プ♯246の後のステップ♯247でデクリメントされること
により、出力画像数Nの正確なデクリメント処理が行わ
れるようにされている。なお、出力形態Fの場合で、出
力画像数Nが所定枚数の整数倍でないときは、ステップ
♯248でN=0となっても、残りの画像が存在するので
(ステップ♯238でNO、ステップ♯248でYES、ステップ
♯249でNO)、この残りの画像についてもステップ♯240
以降の処理が行われる。
第25図は、目次の表示例で、メモリカード26が再生機
側に装着されると、同図に示すように記録順に(あるい
は撮影コマ番号の順に)「日時」「時間」「場所」「音
声有/無」「人名」等の内容がTVモニタ57に表示され
る。この目次表示を基に画像の再生表示、あるいはファ
イリング装置61への記録方法の選択が容易となる。
第26図は、検索の際の検索条件を入力する画面の一例
を示す。検索条件としては「日時」「時刻」「場所」
「話者」「天候」「その他」が準備されており、各条件
欄に図示の如く「日付」として「夏」が、「時刻」とし
て「夕方」が、「場所」として「花博」が、「話者」と
して「難波」がキーボード62から入力されている。CPU5
0は該入力された検索条件に基づいて前述した検索処理
を実行する。一方、画面下方には各種の操作指示欄が準
備されており、例えばタブレットやマウスで位置指示す
ることにより、その指定が行えるようになっている。
第27図は、メモリカード26のメモリマップの一例を示
すもので、検索用情報エリア、画像データエリア、音声
オン/オフ及び音声データエリアとからなる。また、こ
の検索用情報エリアには上記各エリアに対するスタート
アドレス(Vsta、Asta)、エンドアドレス(Vend、Aen
d)も書き込まれている。各エリアへの記録はCPU50の指
示により画像データ、音声データ、検索用情報の順に行
われる。
次に、前述した各検索を推論機能(ファジィ検索)を
利用して行う場合について、第28図〜第31図により説明
する。
かかる推論により検索はメンバーシップ関数に基づい
て行われる。このメンバーシップ関数は各検索条件に対
応する形で適合度記憶手段に予め記憶されている。そし
て、検索条件が入力されると、該入力された検索条件に
該当するメンバーシップ関数が選択され、この選択され
たメンバーシップ関数に基づいて適合度の高い順に検索
が行われる。
さて、第28図は、長さ(大きさ)検索、例えば「50c
m」程度のものを再生したい場合のメンバーシップ関数
を示したものである。「50±50cm」は適合度“1"とし、
「25cm」、「75cm」は適合度“0.5"としている。従っ
て、「50cm」という検索条件を入力した場合には、この
メンバーシップ関数に基づいて適合度“1"のものから順
に“0.9"、“0.8"、…のように優先順位が付され、先ず
「50±50cm」のものが抽出され、再生される。次に、
「44cm」、「56cm」のもの、続いて「40cm」、「60cm」
近辺のもの、更に「35cm」、「65cm」近辺のものといっ
たように適合度の高いものから順に抽出され、再生され
ることになる。また、「100cm」という検索条件を入力
した場合には、「100±50cm」を適合度“1"とし、例え
ば「75cm」を適合度“0.5"として、前記同様適合度の高
いものから順次抽出され、再生されることになる。
第29図は、場所検索、例えば「近畿地方」で撮影した
ものを再生したい場合のメンバーシップ関数を示したも
のである。従って、「近畿地方」と入力した場合には、
このメンバーシップ関数に基づいて、先ず適合度“1"の
「大阪」と「京都」で撮影が行われたものが抽出され、
再生される。次に、「兵庫」、「奈良」で撮影されたも
の、更に「和歌山」、「滋賀」、続いて「三重」、「徳
島」、そして「岡山」、「福井」といったように適合度
の高いものから順に抽出され、再生されることになる。
第30図は、季節検索、例えば「春」、「夏」、
「秋」、「冬」の各季節に撮影されたものを再生しない
場合の各メンバーシップ関数を示したものである。例え
ば、「春」に撮影したものを再生したい場合、先ず適合
度“1"の「4月」と「5月」に撮影されたものが抽出さ
れ、再生される。次に、「6月」に撮影されたものが抽
出され、再生されることになる。また、「夏」に撮影し
たものを再生したい場合、適合度“1"の「7月」、「8
月」及び「9月」に撮影されたものが抽出され、再生さ
れる。次に、「6月」に撮影されたものが抽出され、再
生されることになる。「秋」に撮影したものを再生した
い場合、適合度“1"の「10月」と「11月」に撮影された
ものが抽出され、再生される。次に、「9月」に撮影さ
れたものが抽出され、再生されることになる。「冬」に
撮影したものを再生したい場合、適合度“1"の「12
月」、「1月」及び「2月」に撮影されたものが抽出さ
れ、再生される。次に、「3月」に撮影されたものが抽
出され、再生されることになる。
なお、季節検索は上記のように月単位に限らず、日付
単位で行うようにしてもよい。例えば「9月中旬」に対
して、「夏」の場合の適合度を“0.5"、「秋」の場合の
適合度を“0.5"といったように優先順位を付けてもよ
い。また、温度、湿度等の他の検索条件も加味してより
広い観点からの検索を行うようにしてもよい。例えば、
検索条件が「夏+暑い」であるときは、前記「夏」を満
足するものと、気温30℃以上のものとの論理積をとる。
また同様に、検索条件が「冬+暑い」であるときは、前
記「冬」を満足するものと、気温25℃以上のものとの論
理積をとる。
第31図は、日時検索の内、「朝」、「昼」、「夕
方」、「夜」といった各時間帯で撮影されたものを再生
したい場合のメンバーシップ関数を示すものである。
「朝」と入力した場合は、先ず適合度“1"の「6時」
〜「9時」の間に撮影されたものが抽出され、再生され
る。続いて、「5時」、「10時」、「4時」といった順
で撮影されたものが抽出され、再生される。「昼」と入
力した場合は、先ず適合度“1"の「12時」〜「14時」の
間に撮影されたものが抽出され、再生される。続いて、
「11時」、「15時」に撮影されたものが抽出され、再生
される。「夕方」と入力した場合は、先ず適合度“1"の
「17時」、「18時」に撮影されたものが抽出され、再生
される。続いて、「16時」に撮影されたものが抽出さ
れ、再生される。「夜」と入力した場合は、先ず適合度
“1"の「20時」〜「3時」の間に撮影されたものが抽出
され、再生される。続いて、「19時」、「4時」に撮影
されたものが抽出され、再生される。なお、前記季節検
索の場合同様、温度、湿度等他の検索条件を加味してよ
り広い観点からの検索を行うようにしてもよい。
なお、上記各検索例に加えて、気圧センサ19及びGPS
受信機23により高度情報から山登り時に撮影した画像を
検索する事も出来る。更に、この気圧情報、高度情報に
焦点距離F、撮影距離Dを加味すると航空写真としての
撮影情報も自動的に入力可能である。
また、検索時の他の判断方法として以下のものが考え
られる。すなわち、 (1)男女の音質の相違を音声認識技術を用いて男女判
別を行う。
(2)WBセンサ14の撮影画像に対する色温度とパターン
認識とから人物判別を行う。
(3)像倍率とパターン認識とから大人、子供の判別を
行う。
(4)パターン認識により眼鏡の有無判別を行う。
(5)画像内の人物を予め覚えさせておき、他の画像内
の人物をパターン認識と学習機能とを用いて判別する。
なお、本実施例においては、記録媒体としてデジタル
メモリで説明したが、フロッピー等のアナログメモリで
もよい。また、カメラと再生機とを別体としているが、
一体型であってもよい。更に、各センサから得られるデ
ータを操作及び表示部25にあるいは別個に設けられる表
示部に表示するようにしてもよい。
また、本実施例では電子スチルカメラを用いて説明し
たが、銀塩カメラに各センサを設け、周知の日付写し込
み技術を利用して上記各センサの撮影情報を撮影画面内
適所に写し込むようにしてもよい。この場合、再生機は
光学式読取部、フィルム駆動部、メモリ及び本実施例に
係る検索処理部等を有して成り、フィルム容器を該光学
式読取部にセットし、順次あるいは指示されたコマの撮
影画像や写し込まれた撮影情報をCCD等により読み取っ
て電気信号として抽出し、メモリに記録するようにすれ
ばよい。そして、この取り込まれた撮影画像及び撮影情
報により前述同様の検索処理が実行されることになる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る撮影画像記録再生
システムによれば、撮影画像と焦点距離情報、被写体距
離情報とを記録媒体に対応付けて記録するカメラと、上
記記録媒体に記録された撮影画像を再生する再生機とか
ら成り、上記再生機に該再生機の画面サイズを入力する
画面サイズ入力手段と、入力された画面サイズと上記再
生される画像の焦点距離情報及び被写体距離情報とから
再生画像の表示倍率を求める算出手段と、該求めた表示
倍率データを表示すべく出力するデータ出力手段とを備
えて再生画像と表示倍率データとを共に表示するように
したので、再生機の画面サイズの如何に拘らず表示倍率
を確認すれば再生画像から実際の被写体の大きさを容易
に認識することができる。
更に、請求項2記載の発明によれば、再生機に求めた
表示倍率データと予め設定された表示倍率との比率を求
める演算手段と、上記予め設定された表示倍率を表示倍
率データとして表示すべく出力するデータ出力手段と、
上記求めた比率に応じて再生すべき画像の拡大、縮小処
理を行う画像処理手段とを備えて、再生画像と予め設定
された表示倍率のデータとを共に表示するようにしたの
で、再生機の画面サイズの如何に拘らず再生画像を同一
の大きさで再生出来、実際の被写体の大きさの認識が容
易となる。また、再生画像と共に表示される表示倍率が
所定の一定値であるので、再生機毎に表示倍率をその都
度確認する手間が省ける。
また、請求項3記載の発明によれば、撮影時における
焦点距離情報、被写体距離情報と撮影画像とを対応付け
て記録媒体に記録する手段と、上記記録媒体に記録され
た撮影画像を再生する手段とから成り、上記再生手段
は、該再生手段の画面サイズと上記再生される画像の焦
点距離情報及び被写体距離情報とから再生画像の表示倍
率を決定するようにしたので、再生手段の画面サイズに
拘らず表示倍率を得ることができることとなる。
更に、請求項4記載の発明によれば、決定された表示
倍率データを再生画像と共に表示するようにしたので、
再生画像の実際の大きくを容易に認識することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はスチルカメラのブロック図、第2図は場所コー
ドの送受信装置を説明するもので、同図(A)は場所コ
ードを送信する送信機のブロック図、同図(B)は上記
場所コードを受信するカメラ本体に設けられる受信機の
ブロック図、第3図はGPS受信機の詳細なブロック図、
第4図はカメラの動作を説明するフローチャート、第5
図は検索機能を備えた撮影画像の再生機の一例を示すブ
ロック図、第6図はメモリカードの画像をファイリング
装置に登録する手順を示すフローチャート、第7図及び
第8図はメモリカードの音声をファイリング装置に登録
する手順を示すフローチャート、第9図〜第21図は各種
の検索手順を示すフローチャート、第22図は再生,プリ
ント等の実行処理を示すフローチャート、第23図は目盛
サイズの求め方を説明するための結像状態にある原理
図、第24図は目盛サイズの表示例を示すもので、同図
(A)は像倍率をそのまま表示する場合の図、同図
(B)は単位スケールが10cmに相当することを示した場
合の図、第25図は目次の表示例を示す図、第26図は検索
の際の検索条件を入力する画面の一例を示す図、第27図
はメモリカードのメモリマップの一例を示す図、第28図
〜第31図は各検索を推論機能(ファジィ検索)を利用し
て行わす場合の各メンバーシップ関数を示す図である。 1……レンズ、2……撮像素子、5……WB補正回路、6
……γ補正回路、7……マトリクス回路、8……エンコ
ーダ、9……メモリカードI/F、10……マイク、13……
メモリ、14……WBセンサ、15……AFセンサ、16……AFCP
U、17……温度センサ、18……湿度センサ、19……気圧
センサ、20……CPU、21……受信変調部、22……復調
部、23……GPS受信機、24……計時部、25……操作及び
表示部、26……メモリカード、201……ROM、202……DPS
K変調部、203……FM変調部、206,210……タイミング発
生回路、208……FM復調部、209……DPSK復調部、50……
CPU、51……メモリカードI/F、52……特殊再生処理部、
53……画像フレームメモリ、54……混合部、57……TVモ
ニタ、58……スーパーインポーズ用メモリ、59……読出
クロック発生回路、60……キャラクタジェネレータ、61
……ファイリング装置、62……キーボード、63……位置
指定部材、64……音声入力部、65……話者データE2PRO
M、66……音声データメモリ、69……スピーカ、70……
話者認識部、SC……単位スケール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳴戸 弘和 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 田中 良弘 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 田中 義人 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 難波 克行 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (72)発明者 新谷 大 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (56)参考文献 特開 平1−268363(JP,A) 特開 平1−309472(JP,A) 特開 昭58−73949(JP,A) 実開 昭63−187485(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/225 - 5/278 H04N 5/76 - 5/937

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影時における焦点距離情報、被写体距離
    情報と撮影画像とを対応付けて記録する記録媒体を有す
    るカメラと、上記記録媒体に記録された撮影画像を再生
    する再生機とから成り、上記再生機は、該再生機の画面
    サイズを入力する画面サイズ入力手段と、該画面サイズ
    入力手段から入力された画面サイズと上記再生される画
    像の焦点距離情報及び被写体距離情報とから再生画像の
    表示倍率を求める算出手段と、該求めた表示倍率データ
    を表示すべく出力するデータ出力手段とを備え、この出
    力データを前記再生画像と共に表示することを特徴とす
    る撮影画像記録再生システム。
  2. 【請求項2】撮影時における焦点距離情報、被写体距離
    情報と撮影画像とを対応付けて記録する記録媒体を有す
    るカメラと、上記記録媒体に記録された撮影画像を再生
    する再生機とから成り、上記再生機は、該再生機の画面
    サイズを入力する画面サイズ入力手段と、該画面サイズ
    入力手段から入力された画面サイズと上記再生される画
    像の焦点距離情報及び被写体距離情報とから再生画像の
    表示倍率を求める算出手段と、該求めた表示倍率データ
    と予め設定された表示倍率との比率を求める演算手段
    と、上記予め設定された表示倍率を表示倍率データとし
    て表示すべく出力するデータ出力手段と、上記求めた比
    率に応じて再生すべき画像の拡大、縮小処理を行う画像
    処理手段とを備え、上記出力データを前記再生画像と共
    に表示することを特徴とする撮影画像記録再生システ
    ム。
  3. 【請求項3】撮影時における焦点距離情報、被写体距離
    情報と撮影画像とを対応付けて記録媒体に記録する手段
    と、上記記録媒体に記録された撮影画像を再生する手段
    とから成り、上記再生手段は、該再生手段の画面サイズ
    と上記再生される画像の焦点距離情報及び被写体距離情
    報とから再生画像の表示倍率を決定することを特徴とす
    る撮影画像記録再生システム。
  4. 【請求項4】決定された表示倍率データを前記再生画像
    と共に表示することを特徴とする請求項3記載の撮影画
    像記録再生システム。
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