JP3090872U - 走行状態及び速度表示可能な安全ブレーキランプ構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行状態及び速度表示可能な安全ブレーキラ
ンプ構造の提供。 【解決手段】 多種類の色の発光ダイオードで組成され
たパネルと、高輝度発光ダイオード数字ディスプレイで
組成されたディスプレイパネルを具え、該ディスプレイ
パネルがコンピュータに連接され、並びにコンピュータ
がアクセルシフト、バックシフト、ブレーキシフト及び
方向指示ランプなどの装置に連接され、ディスプレイパ
ネルが自動車の前後の車窓に取り付けられ、異なる色の
パネル及び数字により、異なる走行状態及び走行速度を
表示し、運転の安全を高めるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の走行状態及び速度表示可能な安全ブレーキランプ構造に係り、 特に、加速、減速、ブレーキ、バック、転向などの走行状態、走行速度を表示で きる安全ブレーキランプ構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在、自動車に使用されている第３ブレーキランプは、いずれも赤色アラーム ランプを使用し、ドライバーがブレーキを踏む時、後方の車両の注意を覚醒させ 、過度の接近或いは衝突を防止する。しかし高速で走行している時、もし前方車 両が突然アクセルを離して速度を下げる時、或いは機械部品の故障、タイヤ爆発 、滅火により速度が落ちる時、アラームランプの表示はなく、このため後方車両 は根本的に気づきにくく事故が発生することがある。また、追い越し時に前方車 両の動態を掌握しにくいため、事故が発生しやすい。並びに一般に高速道路の走 行速度は時速６０ｋｍから９０ｋｍ程度であり、後方車両のドライバーが前方車 両の速度が落ちたことに気づくのに２秒から４秒必要で、このためいかに有効に 後方車両のドライバーの反応時間を短縮して即時反応できるようにし、有効に運 転の安全を改善するかが問題である。

【０００３】 さらに、十字路を走行する時、通常通行人は車両の加速或いは減速の状態を確 実に把握することができず、危険な状況が発生し、且つドライバーが緊急時にア クセルをブレーキと誤って踏むことがあるが、ドライバー自身がそれに即時気づ かぬことがあり、事故を発生することがある。以上の数々の運転状況は現在ある 第３ブレーキランプが表示できず、運転の安全を高めるためにその有効な改善が 待たれている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は、走行状態及び速度表示可能な安全ブレーキランプ構造 を提供し、それを自動車の前後の窓に取り付けて、加速、減速、バック、ブレー キ及び走行速度等の運転状況を表示させ、運転の安全を高められるようにするこ とにある。

【０００５】 前述のブレーキランプ構造は、多種類の色の発光ダイオードで組成されたパネ ルと、高輝度発光ダイオード数字ディスプレイで組成されたディスプレイパネル を具え、該ディスプレイパネルがコンピュータに連接され、並びにコンピュータ がアクセルシフト、バックシフト、ブレーキシフト及び方向指示ランプなどの装 置に連接され、異なる走行状態及び走行速度を表示し、運転の安全を高めるよう にする。

【０００６】 前述のブレーキランプ構造は、そのうち自動車の前車窓に取り付けたディスプ レイパネルの前後の表面にいずれも同じ色のパネル及び数字ディスプレイを設け て、ドライバーが同期に観ることができるようにする。

【０００７】 前述のブレーキランプ構造は、自動車の、加速、減速、バック、ブレーキ及び 走行速度等の状況の時、異なる色でパネルに表示し、後方車両、通行人及びドラ イバーが観えるようにし、その走行状態を判断しやすくする。

【０００８】 前述のブレーキランプ構造は、そのディスプレイパネルの両側に円弧状の指示 ランプを設けて、左右転向の運転状況を表示できるようにする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、走行状態及び速度表示可能な安全ブレーキランプ構造にお いて、ディスプレイパネルを具え、該ディスプレイパネルが多種類の色の発光ダ イオードで組成されたパネルと、一つの数字ディスプレイで組成され、ディスプ レイパネルの両側に方向指示ランプが設けられ、該ディスプレイパネルが自動車 の前車窓、後車窓の適当な位置に取り付けられ、並びにコンピュータに連接され 、該コンピュータがアクセルシフト、ブレーキシフト、バックシフト、方向ラン プシフトに連接され、異なる運転状態の時、ディスプレイパネルが異なる色で表 示すると共に数字ディスプレイで走行速度を表示し、運転の安全を高めることを 特徴とする、走行状態及び速度表示可能な安全ブレーキランプ構造としている。 請求項２の考案は、請求項１に記載の走行状態及び速度表示可能な安全ブレー キランプ構造において、前車窓に取り付けられたディスプレイパネルが両面表示 型式とされてドライバーが同期に観ることができるよう形成されたことを特徴と する、走行状態及び速度表示可能な安全ブレーキランプ構造としている。 請求項３の考案は、請求項１に記載の走行状態及び速度表示可能な安全ブレー キランプ構造において、数字ディスプレイが各５ｋｍを一つの変化する加速或い は減速の数字調整単位としたことを特徴とする、走行状態及び速度表示可能な安 全ブレーキランプ構造としている。

【００１０】

【考案の実施の形態】

図１に示されるように、本考案は、ディスプレイパネル１を具え、該ディスプ レイパネル１は多種類の色の発光ダイオードで組成されたパネル１１、及び数字 ディスプレイ１２を具え、両側に独立した方向指示ランプ１３が設けられ、該デ ィスプレイパネル１が片面或いは両面表示とされ、自動車の前車窓、後車窓に取 り付けられる。

【００１１】 該ディスプレイパネル１はコンピュータ２に連接され、並びにコンピュータ２ がそれぞれアクセルシフト２１、ブレーキシフト２２、バックシフト２３、速度 表示シフト２４、方向ランプシフト２５に連接され、自動車が任意の走行状態下 にある時、パネル１１が異なる色を表示し、並びに数字ディスプレイ１２が走行 速度を表示し、両側の方向指示ランプ１３が左右の転向を表示する。

【００１２】 前述の部品の組合せにより、該ディスプレイパネル１は、図２、３、４に示さ れるように、自動車３の前車窓３１及び後車窓３２の適当な位置に取り付けられ 、そのうち、前車窓３１のディスプレイパネル１は両面型式とされ、ドライバー シートからも観ることができ、全体のブレーキランプ構造の動作は以下のステッ プを有する（色だけが用いられた例）。 １．ドライバーがアクセルを踏む時、アクセルシフト２１を経由して、パネル １１が点灯し、並びに緑色を現出し、走行速度の字体は黄色とされる。 ２．ブレーキ時、ブレーキシフト２２を経由してパネル１１が赤色を現出する 。 ３．アクセル或いはアクセルシフト２１、ブレーキシフト２２、バックシフト ２３がいずれも未起動の時、パネル１１はオレンジ色を呈する。 ４．バック時、バックシフト２３を経由し、パネル１１が青色を呈する。 ５．自動車の走行中或いはバック時に、速度表示シフト２４を経由し数字ディ スプレイ１２が黄色で現在の走行速度を表示し、並びにクラクション２６で車両 或いは通行人の注意を促す。 ６．自動車が左右に転向する時、方向ランプシフト２５を経由して左或いは右 の方向指示ランプ１３が点灯し、二つの方向指示ランプ１３が同時に点灯する時 自動車の故障を表示する。

【００１３】 このほか、本考案の数字ディスプレイ１２は数字を識別しやすいように、数字 ディスプレイ１２が５ｋｍごとを以て変化する加速或いは減速の数字調整単位と している（例えば０、５、・・・５５、６０、・・・９０・・・）。

【００１４】

【考案の効果】

総合すると、本考案は少なくとも以下の優れた点を有している。 １．後置安全ブレーキランプＡを使用する時、走行速度及び異なる色を表示し て後方車両に運転状況に対する注意を促し、過度に接近し追突するのを防止し、 並びに後方車両が追い越す時、明らかに前方車両の動態を掌握できるようにし、 事故の発生を防止する。 ２．前置及びドライバーシート安全ブレーキランプＢを使用する時、前方車両 或いは通行人の車両動態に対する注意を促し、運転、通行の安全を確保する。例 えば、教師と児童が横断歩道を渡る時、両辺の車両がすでに停止したかを確認し てから（赤色ブレーキランプが点灯し、且つ速度表示が０となる）、安全に通過 することができ、事故の発生を防止し、並びに有効に、車両の規則違反事件の発 生を減らし、学童、車両事故の怪我や死亡の比率を減らす。 ３．ドライバーが運転状態を明らかに観えるようにし、ブレーキと誤りアクセ ルを踏むのを防止し、事故の発生を減少する。 ４．前置安全ブレーキランプを使用する時、現在のフロントランプを点ける方 式の代わりとでき、且つ効果が更に良好である。その主要な原因は、（１）前置 安全ブレーキランプの位置が目につきやすい。（２）走行速度及び走行方向指示 等の多種類の情報を有して、対向車の注意をひくことができる。（３）ＬＥＤ発 光ダイオードを使用するため節電でき、車両電源及びガソリンの消耗を節約でき る。

【００１５】 このほか、本考案はスピード違反車両を取り締まるための大量の交通警察力、 物力、及び速度測定メータの装置を節約でき、本考案の設計による車両速度（Ｌ ＥＤ）データ表示装置を車両の前後の目につくところに設置すれば、民衆及び警 察官により車両走行速度が一目瞭然であり、交通規則違反の車両に対して写真撮 影或いはビデオ撮影の方式で証拠を保存し、速度データ及び車両ナンバーを、同 時に表示し並びに法に依り告発でき、ドライバーに随時随所で交通安全に注意さ せ並びに運転速度を安全範囲内に制御させて、交通事故の発生を防止し、ドライ バーの安全を保護し、さらにその他の道路使用者の安全を保護することができ、 実用的な設計であり、新規性を有する考案に属する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の装置のブロック図である。

【図２】本考案を自動車の前車窓に取り付けた実施例表
示図である。

【図３】本考案を自動車の前車窓に取り付けた実施例表
示図である。

【図４】本考案を自動車の後車窓に取り付けた実施例表
示図である。

【符号の説明】

Ａ 後置安全ブレーキランプ Ｂ 前置及びドライバーシート安全ブレーキランプ １ ディスプレイパネル １１ パネル １２ 数字ディスプレイ １３ 方向指示ランプ ２ コンピュータ ２１ アクセルシフト ２２ ブレーキシフト ２３ バックシフト ２４ 速度表示シフト ２５ 方向ランプシフト ２６ クラクション ３ 自動車 ３１ 前車窓 ３２ 後車窓

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 走行状態及び速度表示可能な安全ブレー
   キランプ構造において、ディスプレイパネルを具え、該
   ディスプレイパネルが多種類の色の発光ダイオードで組
   成されたパネルと、一つの数字ディスプレイで組成さ
   れ、ディスプレイパネルの両側に方向指示ランプが設け
   られ、該ディスプレイパネルが自動車の前車窓、後車窓
   の適当な位置に取り付けられ、並びにコンピュータに連
   接され、該コンピュータがアクセルシフト、ブレーキシ
   フト、バックシフト、方向ランプシフトに連接され、異
   なる運転状態の時、ディスプレイパネルが異なる色で表
   示すると共に数字ディスプレイで走行速度を表示し、運
   転の安全を高めることを特徴とする、走行状態及び速度
   表示可能な安全ブレーキランプ構造。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の走行状態及び速度表示
   可能な安全ブレーキランプ構造において、前車窓に取り
   付けられたディスプレイパネルが両面表示型式とされて
   ドライバーが同期に観ることができるよう形成されたこ
   とを特徴とする、走行状態及び速度表示可能な安全ブレ
   ーキランプ構造。
3. 【請求項３】 請求項１に記載の走行状態及び速度表示
   可能な安全ブレーキランプ構造において、数字ディスプ
   レイが各５ｋｍを一つの変化する加速或いは減速の数字
   調整単位としたことを特徴とする、走行状態及び速度表
   示可能な安全ブレーキランプ構造。