JP3089340B2 - 田植機 - Google Patents

田植機

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JP3089340B2
JP3089340B2 JP09102650A JP10265097A JP3089340B2 JP 3089340 B2 JP3089340 B2 JP 3089340B2 JP 09102650 A JP09102650 A JP 09102650A JP 10265097 A JP10265097 A JP 10265097A JP 3089340 B2 JP3089340 B2 JP 3089340B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は苗載台及び植付爪を
有する植付部を走行車に装設させ、連続的に苗植付作業
を行う田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開昭62−27413号公報に
示す如く、植付中止操作を検出してアクセルを低速側に
作動させたりエンジンを停止させる田植機がある。ま
た、特開昭60−206944号公報に示す如く、建設
機械の操作レバーが所定時間以上非操作状態にあると、
エンジンのガバナを油圧アクチュエータによってオート
デセル位置に自動的に戻す技術がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、圃場
耕盤の凹凸または圃場泥土の深浅変化などにより前後輪
の走行抵抗が変化すると、走行負荷変動によってエンジ
ンの回転数が変化し、走行速度が変化して植付爪の苗植
付深さが変化するから、作業者の手動アクセル操作によ
ってエンジンの回転数を調整し、走行速度を作業者が制
御する手動操作を行う必要があり、運転操作の簡略化並
びに苗植付機能の向上などを容易に図り得ないと共に、
植付中止時にエンジンを低速回転させたり停止させるた
めの部材を特別に設置する必要があり、植付中止制御構
造の簡略化などを容易に図り得ない等の問題がある。
【0004】そこで、特開昭63−177717号公報
に示す如く、植付作業中であるか否かを検出させ、植付
クラッチ切のときにエンジン回転を自動的に低下させ、
圃場枕地で方向転換させるときの走行速度を低下させ、
運転操縦性を向上させる技術がある。しかし乍ら、一般
的に多くの圃場では、給水側の圃場枕地では砂質が多く
泥土が浅くなって走行抵抗が小さいが、排水側の圃場枕
地は粘土質が多く泥土が深くなって走行抵抗が大きくな
るから、排水側の圃場枕地等の走行抵抗が大きい場所で
方向転換させるとき、エンジンの回転を低下させると、
走行駆動力が不足してエンジン停止等のトラブルが発生
し易くなる不具合がある。また、植付部の停止によって
エンジン回転が低下するが、走行車の走行に必要な動力
を確保することにより、走行車を停止させたとき、必要
以上の高速回転でエンジンが駆動され、走行車を停止さ
せて行う苗の補給作業時にエンジンを低速回転させたり
停止させる操作を行う必要があると共に、苗補給後にエ
ンジン回転を戻したり始動させて植付作業を再開させる
必要があり、走行車を停止させて行う作業並びに走行車
の再発進操作の簡略化などを容易に行い得ない等の問題
がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、エン
ジン出力によって走行車の前後輪と植付部を駆動して植
付作業を行う田植機において、エンジン出力を検出する
エンジンセンサと、エンジンを走行車走行出力に設定す
る設定操作具とに基づき、コントローラによって出力ア
クチュエータを自動制御し、エンジンを走行車走行出力
に自動的に保って走行車を移動させると共に、走行車の
停止を検出する走行車センサに基づき、前記走行車走行
出力自動制御を中止させるように構成したもので、圃場
耕盤の凹凸または圃場泥土の深浅変化などによって走行
抵抗が変化してエンジン負荷が変化しても、設定操作具
の設定出力に基づく自動制御により、エンジンの回転数
自動的に制御して走行車を移動させ得、植付走行速度
の変化によって植付爪の苗植付深さが変化する等の不具
合をなくし得、かつ走行抵抗変化などに対してエンジン
出力を制御する人為操作を省き得、走行抵抗変化によっ
てエンジン負荷が大きく変動し易い圃場枕地での方向転
換に必要なエンジン出力を充分に確保し得、植付部を停
止させて行う走行抵抗が大きい場所での方向転換または
畦越え移動時に走行駆動力が不足する不具合をなくし得
ると共に、走行車を停止させたときに走行時の回転でエ
ンジンが駆動される不具合をなくし得、走行車を停止さ
せて行う苗補給作業並びに走行車の再発進操作などの簡
略化を容易に行い得、エンジントラブルの防止並びに走
行車の一時停止が伴う苗補給などの作業性向上を容易に
図り得るものである
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1はエンジン回転数の制御回路説明
図、図2は乗用田植機の側面図、図3は同平面図を示
し、図中(1)は作業者が搭乗する走行車であり、エン
ジン(2)を前側に搭載する車体フレーム(3)後端に
ミッションであるミッションケース(4)を装備させ、
前記エンジン(2)の後方両側にフロントアクスルケー
ス(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持させると
共に、前記ミッションケース(4)の後方両側にリヤア
クスルケース(7)を介し水田走行用後輪(8)を支持
させる。そして前記エンジン(2)を覆うボンネット
(9)両側外方に予備苗載台(10)を適宜取付けると
共に、ステップ(11)を形成する車体カバー(12)
によって前記アクスルケース(5)(7)等を覆い、前
記ミッションケース(4)上方の前記車体カバー(1
2)上部に運転席(13)を取付け、その運転席(1
3)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハンドル
(14)を設ける。
【0007】さらに、図中(15)は多条植え用の苗載
台(16)並びに複数の植付爪(17)…などを具有す
る植付部であり、前高後低の後傾式の苗載台(16)を
案内レール(18)及びガイドレール(19)を介して
植付ケース(20)に左右往復摺動自在に支持させると
共に、一方向に等速回転させるロータリケース(21)
を前記植付ケース(20)に支持させ、該ケース(2
1)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の植付アームで
ある爪ケース(22)(22)を配設し、その爪ケース
(22)先端に植付爪(17)(17)を取付ける。ま
た前記植付ケース(20)の前側に回動支点軸を介して
支持フレーム(23)を設け、トップリンク(24)及
びロワーリンク(25)を含む三点リンク機構(26)
を介して走行車(1)後側に支持フレーム(23)を連
結させ、前記リンク機構(26)を介して植付部(1
5)を昇降させる昇降シリンダ(27)を走行車(1)
に備え、前記前後輪(6)(8)を走行駆動して略定速
で移動すると同時に、左右に往復摺動させる苗載台(1
6)からロータリケース(21)の1回転で2本の植付
爪(17)(17)により2株の苗を取出し、連続的に
苗植え作業を行うように構成する。
【0008】また、図中(28)は走行変速レバー、
(29)は植付操作レバー、(30)は植付け感度調節
レバー、(31)は主クラッチペダル、(32)(3
2)は左右ブレーキペダルである。
【0009】図4及び図5に示す如く、前記エンジン
(2)は左右の車体フレーム(3)に左右固定取付板
(33)(34)及び防振体(35)を介してエンジン
台(36)を取付け、エアクリーナ(37)などを接続
させるキャブレータ部(38)に電子ガバナ(39)を
設けている。前記電子ガバナ(39)はエンジン(2)
の出力軸(2a)よりエンジン回転数を検知するエンジ
ン回転センサ(40)と、前記キャブレータ部(38)
に内設するスロットルバルブ(41)の開度調節を行う
電動モータなどアタチュエータ(42)とを備え、前記
センサ(40)がエンジン回転数の高低変化を検出する
ときアクチュエータ(42)を駆動してスロットルバル
ブ(41)の開度調節を行ってエンジン回転数の一定維
持を図るように構成している。
【0010】前記アクチュエータ(42)はエンジン
(2)本体上方に充分剛性を有するブラケット(43)
を介しエンジン(2)と一体に取付けるもので、前記エ
ンジン(2)の上側面からは浮き上った状態にアクチュ
エータ(42)は取付固定され、エンジン(2)の上側
面との間に伝熱防止隙間(44)を形成して、この下方
のエンジン(2)からの発生熱が直接アクチュエータ
(42)に伝わるのを防止するように構成している。そ
して前記スロットルバルブ(41)のバルブ軸(41
a)に連結するキャブレータ部(38)外側のスロット
ルアーム(45)と、前記アクチュエータ(42)の出
力軸(42a)に連結するアクチュエータアーム(4
6)との間を単一の連結杆(47)で連結して、前記ア
クチュエータ(42)の指示出力をこの単一の連結杆
(47)により正確にスロットルバルブ(41)に伝達
させると共に、前記アーム(45)(46)間に引張り
バネ(48)を張設して、これらアーム(45)(4
6)と連結杆(47)両端接続ピン部(49)(49)
のガタ発生を解消させるように構成している。
【0011】なお、左右の車体フレーム(3)(3)に
一体的に支持する枠フレーム(50)の上側部に燃料タ
ンク(51)を設け、該タンク(51)の燃料を前記キ
ャブレータ部(38)に送り込んでいる。
【0012】図6に示す如く、前記走行変速レバー(2
8)のレバーガイド板(52)の苗継ぎ位置に、該レバ
ー(28)の苗継ぎ位置を検知する非作業センサである
切換式苗継ぎスイッチ(53)を設けている。
【0013】そして、図1に示す如く、前記アクチュエ
ータ(42)を正逆駆動制御するエンジン回転数制御回
路(54)を備え、前記回転センサ(40)と、前記ス
ロットルバルブ(41)の開度位置を検知するバルブ開
度センサ(55)とを前記制御回路(54)に入力接続
させると共に、エンジン回転数の高速基準値を可変設定
するエンジン高速設定器(56)及びエンジン回転数の
低速基準値を設定するエンジン低回転設定要素であるエ
ンジン低速設定器(57)とを前記スイッチ(53)を
介して前記制御回路(54)に入力接続させ、これら各
センサ(40)(55)及びスイッチ(53)による設
定器(56)或いは(57)の出力に基づき前記バルブ
(41)開度の自動調節を行ってエンジン回転数の一定
維持を図るように構成している。
【0014】上記から明らかなように、エンジン(2)
出力によって走行車(1)の前後輪(6)(8)と植付
部(15)を駆動して植付作業を行う田植機において、
エンジン(2)出力を検出するエンジンセンサであるエ
ンジン回転センサ(40)と、エンジン(2)を走行車
(1)走行出力に設定する設定操作具であるエンジン高
速設定器(56)とに基づき、コントローラであるエン
ジン回転数制御回路(54)によって出力アクチュエー
タ(42)を自動制御し、エンジン(2)を走行車
(1)走行出力に自動的に保って走行車(1)を移動さ
せると共に、走行車(1)の停止を検出する走行車セン
サである苗継ぎスイッチ(53)に基づき、前記走行車
(1)走行出力自動制御を中止させる。そして、圃場耕
盤の凹凸または圃場泥土の深浅変化などによって走行抵
抗が変化してエンジン(2)負荷が変化しても、高速設
定器(56)の設定出力に基づく自動制御により、エン
ジン(2)の回転数を自動的に制御して走行車(1)を
移動させ、植付走行速度の変化によって植付爪(17)
の苗植付深さが変化する等の不具合をなくし、かつ走行
抵抗変化などに対してエンジン(2)出力を制御する人
為操作を省き、走行抵抗変化によってエンジン(2)負
荷が大きく変動し易い圃場枕地での方向転換に必要なエ
ンジン(2)出力を充分に確保し、植付部(15)を停
止させて行う走行抵抗が大きい場所での方向転換または
畦越え移動時に走行駆動力が不足する不具合をなくすと
共に、走行車(1)を停止させたときに走行時の回転で
エンジン(2)が駆動される不具合をなくし、走行車
(1)を停止させて行う苗補給作業並びに走行車(1)
の再発進操作などの簡略化を行い、エンジン(2)トラ
ブルの防止並びに走行車(1)の一時停止が伴う苗補給
などの作業性向上を図るように構成している。
【0015】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、以下図7のフローチャートを参照しこの作用を説明
する。
【0016】今前記変速レバー(28)が苗継ぎ位置に
操作されて苗継ぎ作業が行われる本機側の全駆動が停止
するような条件下にあっては、前記苗継ぎスイッチ(5
3)がオンとなることにより該スイッチ(53)の切換
スイッチ片は低速端子側に切換わり前記制御回路(5
4)には低速設定器(57)で設定される低速基準値
(c)が入力され、前記回転センサ(40)で検出され
るエンジン回転数の検出値(b)をこの基準値(c)に
一致させる状態に前記アクチュエータ(42)が正逆駆
動されスロットルバルブ(41)の開度調節が行われて
エンジン回転数は低速基準値(c)に一定維持され燃料
消費量を小さなものとする。
【0017】一方、苗継ぎ位置以外の植付作業位置或い
は路上などの移動走行位置に前記変速レバー(28)が
操作される作業条件下にあっては、前記苗継ぎスイッチ
(53)がオフとなることにより該スイッチ(53)の
切換スイッチ片は高速端子側に切換保持される状態とな
って、前記制御回路(54)には例えばアクセルレバー
により可変設定される高速設定器(56)での高速基準
値(a)が入力され、以後前記回転センサ(40)で検
出されるエンジン回転数の検出値(b)をこの基準値
(a)に一致させる状態にエンジン回転数の一定制御が
行われて作業能率での向上化が図られる。
【0018】而して該構成の場合、前記アクチュエータ
(42)をスロットルバルブ(41)などの支持部材と
別部材とすることなくエンジン(2)に一体的に取付け
るものであるから、エンジン振動が仮え大きい(防振体
(35)などの作用により振動が増幅される)場合で
も、スロットルバルブ(41)との相対位置が変化する
ことなく、微小なアクチュエータ(42)の動きに対し
ても前記ロッド(47)により正確に伝えて高精度なエ
ンジン(2)の回転数制御が行えるものである。
【0019】図8及び図9は他の変形構造例を示すもの
で、該構造のものは前記アクチュエータ(42)を、防
振体(35)などによってエンジン振動から遮断した枠
フレーム(50)の固定ブラケット(59)に固設し、
該ブラケット(59)のアウタ受け部(59a)と前記
キャブレータ部(38)のアウタ受け(60)との間に
アウタワイヤ(61)を張設すると共に、該ワイヤ(6
1)内を挿通させるインナワイヤ(62)で前記アクチ
ュエータ(42)のアクチュエータアーム(46)とキ
ャブレータ部(38)のスロットルアーム(45)とを
連動連結させ、前記スロットルアーム(45)の反ワイ
ヤ側とキャブレータ部(38)の固定ブラケット(6
3)間に引張バネ(64)を張設している。そして前記
アクチュエータ(42)をエンジン振動の少ない枠フレ
ーム(50)に設けることによってその耐久性向上を図
ると共に、エンジン振動によりキャブレータ部(38)
が変動しアクチュエータ(42)との相対距離が変化す
るときにも前記ワイヤ(61)(62)により伝達出力
に変化のない正確な出力の伝達を可能とさせるように構
成したものである。
【0020】図10及び図11は前記アクチュエータ
(42)におけるアクチュエータアーム(46)の他の
変形構造例を示すもので、アクチュエータ(42)の出
力軸(42a)をエンジン(2)の最も振動の大きい左
右方向(図10実線矢印方向)に対し直角に交わるよう
にエンジン(2)に取付けると共に、前記出力軸(42
a)を中心としたアクチュエータアーム(46)の反対
側位置に該アーム(46)と同形状の回転防止アーム
(65)を一体固設させ、左右方向のエンジン振動に対
し前記出力軸(42a)の軸受(66)をラジアルに作
用させると共に、前記防止アーム(65)の形成により
出力軸(42a)にはエンジン振動によるアクチュエー
タアーム(42)の回転力が発生するのを防止するよう
に構成している。なお前記アクチュエータアーム(4
2)と防止アーム(65)とを一体とさせた単一形状で
も良い。
【0021】図12及び図13は前記高速設定器(5
6)の基準値を手動アクセルレバー(67)及びフット
アクセルペダル(68)により可変設定する如く設け、
従来の機械式アクセル操作と同一機能を持たせるように
構成したもので、前記レバー(67)とペダル(68)
とをアウタワイヤ(69)内を挿通させるインナワイヤ
(70)により連動連結すると共に、前記設定器である
回動可変形ポテンショメータ(56)のメータ軸(56
a)に止メボルト(71)を介し筒軸(72)を結合さ
せ、該筒軸(72)に固定する回動アーム(73)と前
記ペダル(68)のペダルアーム(74)間をアウタワ
イヤ(75)内を挿通させるインナワイヤ(76)によ
り連動連結させ、前記ペダル(68)を優先したこれら
レバー(67)及びペダル(68)操作でもって回動ア
ーム(73)を最低速設定用ストッパ(77)及び最高
速設定用ストッパ(78)の範囲内で移動させてこのポ
テンショメータ(56)での基準値を設定するように構
成している。
【0022】而して該構成の場合、前記ポテンショメー
タ(56)を泥水などより回避できる任意の安全位置に
設置可能にできて長期に亘る性能保持が図れる。なお前
記回動アーム(73)を支持するアーム軸を設け、該ア
ーム軸と前記メータ軸(56a)とを弾性筒体により相
互に結合連結させる構成でも良い。
【0023】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、エンジン(2)出力によって走行車(1)の前後輪
(6)(8)と植付部(15)を駆動して植付作業を行
う田植機において、エンジン(2)出力を検出するエン
ジンセンサ(40)と、エンジン(2)を走行車(1)
走行出力に設定する設定操作具(56)とに基づき、コ
ントローラ(54)によって出力アクチュエータ(4
2)を自動制御し、エンジン(2)を走行車(1)走行
出力に自動的に保って走行車(1)を移動させると共
に、走行車(1)の停止を検出する走行車センサ(5
3)に基づき、前記走行車(1)走行出力自動制御を中
止させるように構成したもので、圃場耕盤の凹凸または
圃場泥土の深浅変化などによって走行抵抗が変化してエ
ンジン(2)負荷が変化しても、設定操作具(56)の
設定出力に基づく自動制御により、エンジン(2)の回
転数を自動的に制御して走行車(1)を移動させること
ができ、植付走行速度の変化によって植付爪(17)の
苗植付深さが変化する等の不具合をなくすことができ、
かつ走行抵抗変化などに対してエンジン(2)出力を制
御する人為操作を省くことができ、走行抵抗変化によっ
てエンジン(2)負荷が大きく変動し易い圃場枕地での
方向転換に必要なエンジン(2)出力を充分に確保で
き、植付部(15)を停止させて行う走行抵抗が大きい
場所での方向転換または畦越え移動時に走行駆動力が不
足する不具合をなくすことができると共に、走行車
(1)を停止させたときに走行時の回転でエンジン
(2)が駆動される不具合をなくすことができ、走行車
(1)を停止させて行う苗補給作業並びに走行車(1)
の再発進操作などの簡略化を容易に行うことができ、エ
ンジン(2)トラブルの防止並びに走行車(1)の一時
停止が伴う苗補給などの作業性向上を容易に図ることが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御回路図。
【図2】田植機の全体側面図。
【図3】同平面図。
【図4】エンジン部の正面説明図。
【図5】同側面説明図。
【図6】走行変速レバー部の平面説明図。
【図7】フローチャート。
【図8】他の変形構造例を示す説明図。
【図9】同説明図。
【図10】同説明図。
【図11】同説明図。
【図12】同説明図。
【図13】同説明図。
【符号の説明】
(1) 走行車 (2) エンジン (6) 前輪 (8) 後輪 (15) 植付部(40) エンジン回転センサ(エンジンセンサ) (42) アクチュエータ (53) 苗継ぎスイッチ(走行車センサ) (54) エンジン回転数制御回路(コントローラ) (56) エンジン高速設定器(設定操作具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(2)出力によって走行車
    (1)の前後輪(6)(8)と植付部(15)を駆動し
    て植付作業を行う田植機において、エンジン(2)出力
    を検出するエンジンセンサ(40)と、エンジン(2)
    を走行車(1)走行出力に設定する設定操作具(56)
    とに基づき、コントローラ(54)によって出力アクチ
    ュエータ(42)を自動制御し、エンジン(2)を走行
    車(1)走行出力に自動的に保って走行車(1)を移動
    させると共に、走行車(1)の停止を検出する走行車セ
    ンサ(53)に基づき、前記走行車(1)走行出力自動
    制御を中止させるように構成したことを特徴とする田植
    機。
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