JP3084709U - Ｐｃカード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 １枚のカードに３つのコネクタを備えた、マ
ルチ・ファンクション・カードであるＰＣカードを提供
する。 【解決手段】 エンタテインメント装置１の背面に形成
されたＰＣカードスロット２２に挿入されて接続される
ＰＣカード２３において、外部機器と接続されるコネク
タとして、ＦＡＸモデムコネクタ４４と、ＬＡＮコネク
タ４５と、ハードディスク接続用コネクタ４７の３つの
コネクタを備える。このように、１枚のカードに３つの
コネクタを備えることで、３種類のＰＣカードを用意す
る必要が無くなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、外部機器が接続される３つのコネクタを１枚のカードに設けたＰＣ カードに関する。

【０００２】

【従来の技術】

通常、ノート型のパーソナルコンピュータには、拡張性を図るためのＰＣカー ドスロットが設けられている。このＰＣカードスロットには、例えばＪＥＩＤＡ （日本電子工業振興協会）Ver.４．２及びＰＣＭＣＩＡ（personal computer me mory card international association）２．１に準拠したＰＣカードが挿入さ れる。

【０００３】 ＰＣカードの種類は、ＰＣカードスロットに挿入される部分の厚みによって、 タイプＩ、タイプＩＩ、タイプＩＩＩの３種類に分類されている。タイプＩのＰ Ｃカードは、その厚みが３．３ｍｍで、主にメモリ・カードとして使用される。 タイプＩＩのＰＣカードは、５ｍｍ以下の厚みで、ＦＡＸモデム、ＬＡＮアダプ タ、ＳＣＳＩ（Small Computer System Interface）アダプタとして使用される 。タイプＩＩＩのＰＣカードは、１０．５ｍｍ以下の厚みで、主にハードディス ク内蔵カードとして使用される。現在は、タイプＩＩのＰＣカードが主流である 。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、近年においては、１枚のＰＣカードに複数の機能を搭載した、いわ ばマルチ・ファンクション・カードも流通している。例えば、この種のＰＣカー ドとしては、ＦＡＸモデムコネクタと電話バススルーコネクタの二つの機能を合 わせ持ったものが提案されている。

【０００５】 本考案は、外部機器を接続するためのコネクタを３つ備え、１枚のカードで複 数の外部機器と接続することのできる、より一層のマルチ機能を備えたＰＣカー ドを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、ＰＣカードスロットに挿入されて接続されるフロントコネクタと、 外部機器が接続される３つのコネクタを備えたバックコネクタと、プリント配線 基板と、これらフロントコネクタ、バックコネクタ、プリント配線基板を取り付 けるフレームとを備える。

【０００７】 本考案は、バックコネクタに３つのコネクタを備えていることから、１枚のカ ードに３つの外部機器を接続することができる。また、１枚のカードに３つのコ ネクタを有するため、異なるそれぞれの外部機器と接続するための専用のＰＣカ ードを３枚用意する必要が無くなる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

本実施の形態は、３種類のコネクタを備えてなるマルチ・ファンクション・カ ードとしてのＰＣカードを、エンタテインメントシステムを構成するエンタテイ ンメント装置に設けられたＰＣカードスロットに挿入して使用する例である。

【０００９】 ［エンタテインメントシステムの概略構成］ 先ず、エンタテインメントシステムの構成について図１及び図２を参照して説 明する。図１は、外付けのハードディスクドライブ装置をＰＣカードを介してエ ンタテインメント装置に接続した例を示す斜視図、図２はエンタテインメント装 置の背面に設けたＰＣカードスロットにＰＣカードを挿入する状態を示す斜視図 である。

【００１０】 エンタテインメントシステムは、図１に示すように、各種のテレビゲームを実 行したり電子メールの作成や編集、Ｗｅｂページの閲覧、映画や音楽の再生など も行うことのできるエンタテインメント装置１と、このエンタテインメント装置 １に接続される操作端末であるコントローラ２と、ゲーム内容、電子メール、Ｗ ｅｂページ、映画などを表示すると共に音を出力するテレビジョンモニタ装置３ と、外付け用のハードディスクドライブ装置４とからなるシステムである。

【００１１】 ［エンタテインメント装置］ エンタテインメント装置１は、例えばＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−ＲＯＭなどの光 ディスク、ハードディスクドライブ装置４のハードディスクや半導体メモリなど の記録媒体から読み出すか、若しくは、電話回線、ＬＡＮ、ＣＡＴＶ回線、通信 衛星回線などの各種転送媒体を介してダウンロードされたゲーム、電子メール、 Ｗｅｂブラウザ用のアプリケーションプログラムと、コントローラ２を介した操 作者からの指示とに応じて、ゲームを実行したり、電子メールの作成、編集、Ｗ ｅｂページの閲覧のための各種処理を実行する他、ＣＤに記録されたオーディオ データやＤＶＤに記録された映画などのビデオ及びオーディオデータを再生（デ コード）可能な装置である。

【００１２】 このエンタテインメント装置１の前面には、図１に示すように、コントローラ ２に接続されるケーブル５の先端に設けられたコネクタ６が着脱自在とされる二 つのコントローラポート７、８と、メモリカード９が着脱自在とされるメモリカ ードスロット１０、１１と、ＤＶＤ−ＲＯＭやＣＤ−ＲＯＭなどの光ディスクが 装填されるディスクトレイ１２と、ディスクトレイ１２をオープンまたはクロー ズさせるオープン／クローズボタン１３と、電源のオン、スタンバイ、ゲームの リセットを行うためのオン／スタンバイ／リセットボタン１４と、ＩＥＥＥ（In stitute of Electrical and Electronics Engineers)１３９４接続端子１５と、 二つのＵＳＢ（Universal Serial Bus）接続端子１６、１７などが設けられてい る。

【００１３】 また、エンタテインメント装置１の背面には、図２に示すように、電源スイッ チ１８、音声映像出力端子（ＡＶマルチ出力端子）１９、光デジタル出力端子２ ０、ＡＣ電源入力端子２１、ＰＣカードスロット２２、ＰＣカードスロット２２ に挿入されたＰＣカード２３をエジェクトするエジェクトボタン２４などが設け られている。なお、ＰＣカードスロット２２には、１０．５ｍｍ以下の厚みとさ れるタイプＩＩＩのＰＣカード２３が差し込まれる。

【００１４】 ［テレビジョンモニタ装置］ テレビジョンモニタ装置３は、図１に示すように、エンタテインメント装置１ の背面に設けられた音声映像出力端子１９にケーブル２５を介して接続される。 そして、このテレビジョンモニタ装置３のモニタ画面２６には、前記したゲーム 内容、電子メール、Ｗｅｂページ、映画などが表示される。また、テレビジョン モニタ装置３のスピーカーからは、ゲームなどの音声が出力される。

【００１５】 ［コントローラ］ コントローラ２は、図１に示すように、操作者が両手で握って操作し得る左把 持部２７と右把持部２８を有したコントローラ本体を有し、そのコントローラ本 体の上面または前面に各種操作ボタンなどを有している。コントローラ本体の左 上面には、例えばテレビゲームにおいてゲームキャラクタをモニタ画面２６上で 上下左右に移動させたり、電子メール作成画面上で文字入力カーソルを上下左右 に移動させたり、Ｗｅｂページ閲覧中にページスクロールを行ったり、画面上の カーソルを上下左右方向に移動させたりする際に、操作者が操作する上下左右方 向指示キー２９が設けられている。これら上下左右方向指示キー２９は、例えば コントローラを両手で握ったときに左手の親指で操作される。

【００１６】 また、コントローラ本体の右上面には、例えばアプリケーションプログラムに よりそれぞれ異なる機能が割り付けられる４つの指示ボタン３０が設けられてい る。これら指示ボタン３０には、例えばメニューの表示を指定する機能、選択し た項目の取り消し等を指定する機能、選択した項目の決定などを指定する機能、 目次などの表示／非表示を指定する機能などが割り付けられる。

【００１７】 また、コントローラ本体の上面中央には、ゲーム開始や電子メール画面の表示 開始、映画や音楽の再生開始、一時停止などを指示するためのスタートボタン３ １、モニタ画面２６上にメニュー表示や操作パネルを表示させる指示などを行う ためのセレクトボタン３２、操作モードの選択を行うためのモード選択スイッチ ３３、選択モード表示をする点灯表示部３４、ジョイスティック操作を行う左右 のアナログ操作部３５、３６などを備えている。

【００１８】 また、コントローラ本体の前面には、例えば左右の人差し指によりそれぞれ押 下操作される左右の押下ボタン３７、３８が設けられている。

【００１９】 ［ハードディスクドライブ装置］ ハードディスクドライブ装置４は、図１に示すように、エンタテインメント装 置１の背面に設けられたＰＣカードスロット２２に挿入されるＰＣカード２３を 介して、前記エンタテインメント装置１に接続されている。そして、このハード ディスクドライブ装置４は、例えば矩形体とされた筐体であるケース３９内にハ ードディスクドライブ（図示は省略する）を内蔵している。そのケース３９の一 側面には、前記ＰＣカード２３と接続するための接続ケーブル４０が導出されて いる。そして、この接続ケーブル４０の先端には、ＰＣカード２３と接続するた めのハードディスク接続用のコネクタ（図示は省略する）が設けられている。ま た、接続ケーブル４０には、ノイズ低減用のコア４１、４１が取り付けられてい る。

【００２０】 ケース３９内に内蔵されるハードディスクドライブは、ハードディスクのデー タ記憶領域に記憶されたゲーム、電子メール、Ｗｅｂブラウザ用のアプリケーシ ョンプログラムなどを必要に応じて読み出したり、または、データなどを所定ト ラック領域に書き込む役目をする。そして、このハードディスクドライブには、 データを所望の記録トラック位置に書き込むためのトラッキングサーボ機構が設 けられている。このトラッキングサーボ機構により補正を掛けながらデータを所 望のトラック位置に書き込むようにしている。なお、ケース３９の底面には、ゴ ムなどからなるインシュレータ４２が取り付けられている。

【００２１】 ［ＰＣカードの概略構成］ 次に、ＰＣカード２３の構成について図面を参照しながら詳細に説明する。本 実施の形態のＰＣカード２３は、例えばＦＡＸモデム、ＬＡＮ及びハードディス ク接続用の３種類のコネクタを持つタイプＩＩＩのＰＣカードである。図３は、 ＰＣカード２３の斜視図、図４は、上カバーと下カバーをケースに取り付ける状 態を示す斜視図である。

【００２２】 本実施の形態のＰＣカード２３は、図３及び図４に示すように、２枚のプリン ト配線基板４３（図４には一方のプリント配線基板のみを図示している）と、Ｆ ＡＸモデムコネクタ４４及びＬＡＮコネクタ４５を一体化したコネクタハウジン グ４６と、ハードディスク接続用コネクタ４７を覆うコネクターカバー４８と、 これらプリント配線基板４３及びコネクタハウジング４６が収納されて取り付け られるフレーム４９と、このフレーム４９のＰＣカードスロット２２に挿入され る部分を覆って設けられる上カバー５０と、下カバー５１とから構成されている 。

【００２３】 ［プリント配線基板の構成］ プリント配線基板４３は、ＦＡＸモデム用の第１のプリント配線基板と、ＬＡ Ｎ及びハードディスク接続用の第２のプリント配線基板をスリーブを介して所定 高さを隔てて積層配置した積層構造とされている。

【００２４】 ＦＡＸモデム用の第１のプリント配線基板には、ＦＡＸモデムコネクタ４４が リード線を介して接続されている。このＦＡＸモデム用の第１のプリント配線基 板は、一次電源回路であるため、例えばＬＡＮカードなどとは共用することはで きない。また、ＦＡＸモデム用の第１のプリント配線基板には、図４に示すよう に、後述する上カバー５０と接触して当該上カバー５０と前記第１のプリント配 線基板とをアースさせる接触片７８が設けられている。かかる接触片７８は、バ ネ性を有した銅板を略Ｚ字状に折り曲げて形成されており、前記第１のプリント 配線基板のアースパターンにはんだ接続されている。

【００２５】 一方、ＬＡＮ及びハードディスク接続用の第２のプリント配線基板には、これ らＬＡＮとハードディスク接続用のための電子部品が実装されると共に各配線回 路が形成されている。また、この第２のプリント配線基板には、ＬＡＮコネクタ ４５がリード線を介して接続されている。

【００２６】 また、前記プリント配線基板には、ＰＣカードスロット２２の奥に設けられた コネクタと接続するフロントコネクタ５４が取り付けられている。このフロント コネクタ５４には、ＰＣカードスロット２２内に設けられたコネクタの雄端子を 挿入係合させる複数の雌端子をハウジング内に収容している。

【００２７】 ［コネクタハウジングの構成］ コネクタハウジング４６には、図３に示すように、ＦＡＸモデムコネクタ４４ 、ＬＡＮコネクタ４５とを内蔵している。そして、このコネクタハウジング４６ の前面には、ＦＡＸモデムコネクタ４４とＬＡＮコネクタ４５とを外方に臨ませ ている。また、コネクタハウジング４６の背面には、ＦＡＸモデムコネクタ４４ からリード線を介して接続されたＦＡＸモデム接続コネクタと、ＬＡＮコネクタ ４５からリード線を介して接続されたＬＡＮ接続コネクタ（何れのコネクタも図 示を省略する）とが引き出されている。ＦＡＸモデム接続コネクタは、ＦＡＸモ デムである第１のプリント配線基板に設けられたコネクタに接続される。一方の ＬＡＮ接続コネクタは、ＬＡＮ及びハードディスク接続用の第２のプリント配線 基板に設けられたコネクタに接続される。

【００２８】 ［フレームの構成］ フレーム４９は、図４に示すように、ＰＣカードスロット２２に挿入されるス ロット挿入部５２と、コネクタハウジング４６を収容するハウジング収容部５３ とを有し、これらスロット挿入部５２及びハウジング収容部５３を一体的にモー ド成形することで形成されている。

【００２９】 このフレーム４９のスロット挿入部５２には、フロントコネクタ５４を外方に 臨ませるための切り欠き部５５が形成されている。この切り欠き部５５の両側に は、後述する上カバー５０及び下カバー５１を固定するための係止片挿入孔５６ が形成されたカバー固定片挿入部５７が形成されている。係止片挿入孔５６内に は、上カバー５０及び下カバー５１のカバー係止片７０、７２を挿入させたとき に、これらカバー係止片７０、７２同士を重ね合わせて固定させる図示しない突 起が設けられている。

【００３０】 また、スロット挿入部５２には、図４に示すように、上カバー５０を位置決め させるための位置決め用突部５８が形成されている。この位置決め用突部５８に 、上カバー５０に形成された切欠部６８を係合させることで、前記上カバー５０ の前記スロット挿入部５２に対する装着位置が規制される。

【００３１】 また、スロット挿入部５２には、図４に示すように、上カバー５０及び下カバ ー５１をフレーム４９に固定させるための複数の突起５９、６０が形成されてい る。これら突起５９、６０は、ＰＣカードスロット２２への挿入方向における前 記スロット挿入部５２の両側端面５２ａに形成されており、その突起の向きを互 い違いに異ならせている。上カバー５０を固定する突起５９は、下カバー５１が 装着される側に向かってその肉厚が厚くなった断面略三角形状の突起として形成 されている。これに対して、下カバー５１を固定する突起６０は、上カバー５０ が装着される側に向かってその肉厚が厚くなった断面略三角形状の突起として形 成されている。

【００３２】 さらに、スロット挿入部５２には、図４に示すように、第１のプリント配線基 板に設けた接触片７８を挿通させる接触片挿通孔７９が形成されている。このた め、接触片７８は、前記接触片挿通孔７９を通してその先端部が装着面より上方 に突出し、該先端部がスロット挿入部５２に装着される上カバー５０と接触する 。 ハウジング収容部５３には、図４に示すように、ＰＣカード２３をＰＣカー ドスロット２２に差し込んだときに、当該ＰＣカードスロット２２から前記ＰＣ カード２３が不用意に抜けないように固定するための固定用ネジ６１が設けられ ている。この固定用ネジ６１は、ハウジング収容部５３の表面側に設けられたネ ジ固定部材６２にネジ部６３を挿入支持させて取り付けられている。そして、こ の固定用ネジ６１は、エンタテインメント装置１の背面に設けられたＰＣカード 固定用ネジ孔６４（図２参照）に前記ネジ部６３を挿入し螺合することで、ＰＣ カードスロット２２から前記ＰＣカード２３が抜け出ないように固定する。

【００３３】 ［コネクターカバーの構成］ コネクターカバー４８は、図３に示すように、ハウジング収容部５３とほぼ同 じ大きさとされており、ハードディスク接続用コネクタ４７を覆うようになって いる。このコネクターカバー４８には、ハードディスク接続用コネクタ４７を外 方に臨ませる切り欠き６５が形成されている。また、コネクターカバー４８には 、このコネクターカバー４８をフレーム４９に固定するための引っ掛け爪（図示 は省略する）が形成されている。この引っ掛け爪をハウジング収容部５３に形成 された係止部に係合させることで、前記コネクターカバー４８がフレーム４９に 固定される。

【００３４】 ［上カバーの構成］ 上カバー５０は、フレーム４９に取り付けられるプリント配線基板４３に実装 される電子部品や配線回路からフレーム４９の外部へと漏洩する電波などを遮蔽 するシールドプレートとして機能する。この上カバー５０は、図４に示すように 、スロット挿入部５２を覆うカバー本体６６と、フロントコネクタ５４を覆うコ ネクタ被覆部６７とを有し、ステンレス板を折り曲げ成形して形成されている。

【００３５】 このカバー本体６６には、スロット挿入部５２に形成された位置決め用突部５ ８に係合して、上カバー５０をスロット挿入部５２に対して位置決めさせるため の切欠部６８が形成されている。また、このカバー本体６６には、スロット挿入 部５２に設けられた突起５９に係合するフック６９が形成されている。かかるフ ック６９は、前記突起５９に係合して上カバー５０を前記スロット挿入部５２に 固定させる。

【００３６】 コネクタ被覆部６７は、図４に示すように、フロントコネクタ５４のほぼ全体 を覆い、前記フロントコネクタ５４をシールドする。このコネクタ被覆部６７に は、カバー固定片挿入部５７に形成された係止片挿入孔５６に挿入されるカバー 係止片７０が形成されている。このカバー係止片７０には、後述する下カバー５ １に形成された係合孔に挿通係合する係止爪７１が形成されている。係止爪７１ は、カバー係止片７０の一部を切り起こすことによってその先端部が外側に向か って開いた形態とされている。この係止爪７１は、前記係止片挿入孔５６内にお いて下カバー５１に形成された係合孔７３に挿入係合されて、上カバー５０と下 カバー５１とを固定する。係止片挿入孔５６内で係止爪７１が係合孔７３に挿入 係合されると、これらの係合を解除することは不可能となる。つまり、上カバー ５０と下カバー５１とは、確実に固定されることになる。

【００３７】 ［下カバーの構成］ 下カバー５１は、上カバー５０と同じくシールドプレートとして機能する。こ の下カバー５１は、図４に示すように、ハードディスク接続用コネクタ４７、フ ロントコネクタ５４及びプリント配線基板のほぼ全体を覆うメインプレート７７ を有する。そして、このメインプレート７７には、カバー固定片挿入部５７に形 成された係止片挿入孔５６に挿入されるカバー係止片７２が形成されている。カ バー係止片７２には、上カバー５０に形成された係止爪７１を挿入係合させるた めの係合孔７３が形成されている。この係合孔７３に前記係止爪７１を挿入係合 させることで、上カバー５０と下カバー５１とが離脱不可能に固定される。

【００３８】 また、メインプレート７７には、ハードディスク接続用コネクタ４７の下面を 覆う櫛歯部７４が形成されている。このメインプレート７７の内面には、プリン ト配線基板に形成された回路部とほぼ対応する位置に絶縁シート７５が取り付け られている。さらに、このメインプレート７７には、スロット挿入部５２に形成 された突起６０と係合するフック７６が形成されている。かかるフック７６は、 前記突起６０に係合して下カバー５１を前記フレーム４９に固定させる。

【００３９】 ［本実施の形態のまとめ］ 以上のように構成されたＰＣカード２３は、エンタテインメント装置１の背面 に設けられたＰＣカードスロット２２に挿入される。そして、このＰＣカード２ ３に設けた固定用ネジ６１を、エンタテインメント装置１の背面に設けたＰＣカ ード固定用ネジ孔６４に取り付ける。ＰＣカード２３を固定用ネジ６１で固定す るようにしたことで、前記エンタテインメント装置１からのＰＣカード２３の不 用意な装着外れが防止される。

【００４０】 本実施の形態のＰＣカード２３は、１枚のカードにＦＡＸモデムコネクタ４４ と、ＬＡＮコネクタ４５と、ハードディスク接続用コネクタ４７の３つのコネク タを備えているため、１枚のＰＣカードでＦＡＸ機能とネットワーク接続機能と ハードディスク接続機能の３つの機能を実現している。このため、異なる外部機 器と接続するための専用のＰＣカードを３枚用意する必要が無くなる。

【００４１】 また、このＰＣカード２３は、シールドプレートとして機能する上カバー５０ と下カバー５１とがフレーム４９の外側に設けられていることから、これまでの ＰＣカードのようにフレーム内部にシールドプレートを設けたものに比べて遙か に高いシールド効果を奏する。また、この上カバー５０と下カバー５１は、フレ ーム４９に形成した突起５９、６０にそれぞれのフック６９、７６を引っ掛けて 前記フレーム４９に取り付けているので、簡単且つ確実にフレーム４９に固定す ることができる。

【００４２】 ［他の実施形態］ 以上、本考案を適用した具体的な実施の形態について説明したが、本考案は上 述の実施の形態に制限されることなく種々の変更が可能である。

【００４３】 例えば、上述の実施の形態では、ＦＡＸモデムコネクタ４４と、ＬＡＮコネク タ４５と、ハードディスク接続用コネクタ４７の３種類のコネクタの例としたが 、特にこれらコネクタの組み合わせに制限されない。つまり、これらの種類のコ ネクタ以外の組み合わせであってもよい。

【００４４】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果 を奏する。

【００４５】 本考案によれば、１枚のカードに３つのコネクタを設けているので、このＰＣ カードのみで３種類の外部機器を接続させることができる。したがって、異なる 外部機器と接続するための専用のＰＣカードを３枚用意する必要が無くなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】外付けのハードディスクドライブ装置をＰＣカ
ードを介してエンタテインメント装置に接続した例を示
す斜視図である。

【図２】エンタテインメント装置の背面に設けたＰＣカ
ードスロットにＰＣカードを挿入する状態を示す斜視図
である。

【図３】ＰＣカードの斜視図である。

【図４】上カバーと下カバーをケースに取り付ける状態
を示す斜視図である。

【符号の説明】

１・・・エンタテインメント装置，４・・・ハードディ
スクドライブ装置，２２・・・ＰＣカードスロット，２
３・・・ＰＣカード，４３・・・プリント配線基板，４
４・・・ＦＡＸモデムコネクタ，４５・・・ＬＡＮコネ
クタ，４７・・・ハードディスク接続用コネクタ，５０
・・・上カバー，５１・・・下カバー，５４・・・フロ
ントコネクタ，６１・・・固定用ネジ，６４・・・ＰＣ
カード固定用ネジ孔

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ＰＣカードスロットに挿入されて接続さ
   れるフロントコネクタと、 外部機器が接続される３つのコネクタを備えたバックコ
   ネクタと、 電子部品が実装されたプリント配線基板と、 前記フロントコネクタ、バックコネクタ、プリント配線
   基板を取り付けるフレームとを備えたことを特徴とする
   ＰＣカード。
2. 【請求項２】 請求項１記載のＰＣカードであって、 ３つの前記コネクタは、異なるそれぞれの外部機器と接
   続されるコネクタであることを特徴とするＰＣカード。
3. 【請求項３】 請求項１記載のＰＣカードであって、 ３つの前記コネクタは、ＦＡＸモデムコネクタと、ＬＡ
   Ｎコネクタと、ハードディスク接続用コネクタであるこ
   とを特徴とするＰＣカード。
4. 【請求項４】 請求項１〜請求項３の何れかに記載のＰ
   Ｃカードであって、 前記フレームには、前記外部機器に形成された取付孔に
   螺合して前記ＰＣカードを前記外部機器に固定させる取
   付ネジが設けられていることを特徴とするＰＣカード。
5. 【請求項５】 請求項１〜請求項４の何れかに記載のＰ
   Ｃカードであって、 前記ＰＣカードスロットに挿入される部分の厚みがタイ
   プＩＩＩの規格における厚みであることを特徴とするＰ
   Ｃカード。