JP4730119B2 - 電子機器のコネクタ装置 - Google Patents

電子機器のコネクタ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4730119B2
JP4730119B2 JP2006024934A JP2006024934A JP4730119B2 JP 4730119 B2 JP4730119 B2 JP 4730119B2 JP 2006024934 A JP2006024934 A JP 2006024934A JP 2006024934 A JP2006024934 A JP 2006024934A JP 4730119 B2 JP4730119 B2 JP 4730119B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
wiring board
engagement
electronic device
substrate holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006024934A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007207573A (ja
Inventor
直人 細矢
啓覚 福岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2006024934A priority Critical patent/JP4730119B2/ja
Publication of JP2007207573A publication Critical patent/JP2007207573A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4730119B2 publication Critical patent/JP4730119B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

本発明は、周辺装置や別の電子機器等と電気的に接続するためのコネクタを備えた電子機器に関し、特に、コネクタがHDMI(High-Definition Multimedia Interface)等のようにアース(GND)の強化やハーネスを短くすることが必要とされるコネクタを備えた電子機器に用いて好適な電子機器のコネクタ装置に関するものである。
従来の、この種の電子機器のコネクタ装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、電子機器の外部コネクタ保持構造に関するものが記載されている。この特許文献1に記載された電子機器の外部コネクタ保持構造は、「電子機器の外筐と、該外筐内に配設されたプリント基板と、該プリント基板に配設され、先端部が外筐に穿設された挿通孔から露出された外部コネクタと、外筐に対して着脱自在にされた外筐の一部であって、前記外部コネクタ先端部を露出させるための挿通孔部位において分割され、外筐に取着された時に前記外部コネクタを前後方向において保持する保持部を設けた外部コネクタ保持部材とから成る」ことを特徴としている。
このような構成を有する電子機器の外部コネクタ保持構造によれば、「外部コネクタへのプラグの着脱時に外部コネクタとプリント基板との取付部にかかる力をコネクタ保持部材にて受けることができ、外部コネクタとプリント基板との取付部にかかる負担を削減し、取付部のガタ、外部コネクタの離脱、破損及び回路パターンの剥離といった事故の発生を防止することができる。」という効果が期待される。
しかしながら、特許文献1に開示された従来の電子機器のコネクタ装置においては、コネクタが半田付けされたプリント配線基板を板金製の取付ブラケットに固定し、その取付ブラケットを電子機器の筐体にねじ止めする構成となっていた。そのため、コネクタ自体が直接に板金製の筐体や部品に接触する構成となっていないことから、アース(GND)用の配線を別に設ける必要があり、その電子機器のアースが弱いものになっていた。
また、一般に、この種の電子機器のコネクタ装置取付方法では、コネクタとこれと電気的に接続される制御装置や電子装置等を予め筐体等に固定した後、そのコネクタが半田付けされたプリント配線基板から引き出されたフレキシブル配線板の端子部を制御装置等の接続部に接続する作業が必要である。そのため、組立時の最終工程として端子部を接続部に接続する作業が容易に行えるようにするには、端子部の長さを十分に大きく確保しておく必要がある。その結果、ケーブルが長くなることによって通信特性が不安定になるおそれがあった。
特に、近年では、電気特性の向上(不要輻射の除去)、通信特性の安定化の要請により、HMDI(High-Definition Multimedia Interface)と呼ばれるコネクタが使用されるようになってきた。このHMDIは、デジタル映像インタフェースのデファクトスタンダードであるTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)ベースで構築されたディスプレイ接続技術のDVI(Digital Visual Interface)を、AV(Audio Visual)向けに仕様をアレンジしたものであり、日立製作所、松下電器産業、Philips、ソニー、Thomson Multimedia及び東芝の6社と、高速シリアル伝送用半導体メーカーのSilicon Image社が策定した次世代テレビ向けのインタフェース規格である。
従来から、PC(Personal Computer)とディスプレイの接続にはDVIデジタル接続規格が存在しているが、HMDIは、このDVIを更に発展させたものである。今まで機器間の接続には、ビデオ、オーディオ、コントロールの各信号用に複数のケーブルの使用が余儀なくされていたが、このHMDIを用いることによってケーブル1本で接続が済むことになる。また、コントロール信号は双方向の伝送に対応しているため、モニタからHDMIで接続されたSTB(Set-top Box)や、DVDプレーヤのような機器にコントロール信号を中継することで、一つのリモコンでホームシアター全体の機器を操作することが可能となる。
このHMDIは、他のコネクタに比べて、電気特性の向上と通信特性の安定化が不可欠であり、そのためには、アース(GND)機能の強化や、接続ケーブル(結線)の長さを短くすることが必要となる。
実公平6−38536号(実開平2−30678号)公報
解決しようとする問題点は、従来の電子機器のコネクタ装置においては、コネクタ自体が直接に板金製の筐体や部品に接触する構成となっておらず、アース(GND)用の配線を別に設ける必要があったため、その電子機器のアース(GND)機能が弱いものになっていた。また、コネクタと制御装置や電子装置等を予め筐体等に固定した後、そのコネクタが半田付けされたプリント配線基板から引き出されたフレキシブル配線板の端子部を制御装置等の接続部に接続する作業が必要であったため、端子部の長さを十分に大きく確保しておく必要があり、その結果通信特性が不安定になるおそれがある、という点である。
本出願の電子機器のコネクタ装置は、複数の接触子を囲む導電性のシェルを有するコネクタと、コネクタが固定されると共にシェルと電気的に接続されるアース回路を少なくとも有するプリント配線基板と、プリント配線基板を係合手段により保持する基板ホルダと、を備えている。シェルには、電子機器の筐体の導電性部位に接触されると共に取付ねじが挿通される第1の挿通孔を有する取付片を設け、係合手段は、取付片と反対側に突出するようプリント配線基板に設けた係合片と、基板ホルダに設けられ且つ係合片が挿入される係合穴を有する第1の係合部と、基板ホルダに設けられ且つプリント配線基板の係合片と反対側の縁部を保持する第2の係合部を有している。筐体の取付ねじが挿通される第2の挿通孔と第1の挿通孔に挿通された取付ねじを基板ホルダのねじ孔に螺合させて締め付けることによりコネクタを筐体に固定可能とした。
本出願の電子機器のコネクタ装置及びコネクタ装置取付方法によれば、コネクタの導電性のシェルを電子機器の筐体の導電性部位に直接接触させて取付ねじで締め付けて固定するため、アース(GND)の強化と接続配線の短縮化を図り、電気特性の向上(不要輻射の除去)と通信特性の安定化を図ることができる。
コネクタのシェルに取付片を設け、筐体の第2の挿通孔と取付片の第1の挿通孔に挿通された取付ねじを基板ホルダのねじ孔に螺合させて締結することにより、シェルを電子機器の筐体の導電性部位に直接接触させてコネクタを取り付けることができ、電気特性の向上と通信特性の安定化に優れた電子機器のコネクタ装置及びコネクタ装置取付方法を、簡単な構成によって実現した。
図1〜図12は、本発明の実施の形態の例を示すものである。即ち、図1は本発明の電子機器の第1の実施の例を示すデジタルビデオカメラを正面側から見た斜視図、図2は表示装置を開いたデジタルビデオカメラを背面側から見た斜視図、図3はデジタルビデオカメラの左側面図、図4は接続部カバーを取り外したデジタルビデオカメラの要部説明図、図5及び図6はコネクタ等の取付状態を示す説明図、図7はコネクタと第1のプリント配線基板と基板ホルダの一部を示す組立説明図、図8は2つの端子と第2のプリント配線基板と基板ホルダの一部を示す組立説明図、図9は基板ホルダの第1の保持部を示す説明図、図10はコネクタと第1のプリント配線基板を示す組立説明図、図11はコネクタの取付部を正面から見た説明図、図12は図11のX−X線断面図である。
図1〜図3は、本発明が適用された電子機器の一具体例を示す撮像装置の第1の実施例として示すデジタルビデオカメラ1である。このデジタルビデオカメラ1は、2種類の情報記憶媒体を用いて、それぞれの情報記憶媒体に対して選択的に情報信号を記録したり、記録された情報の再生を行うことができるようにしたものである。
このデジタルビデオカメラ1に使用されている2つの情報記憶媒体のうち、第1は、カセットケース内に磁気テープを収納したテープ状記憶媒体(例えば、テープカセット等)であり、第2は、プラスチックカードの中にCPU、メモリ等のLSIを内蔵した半導体記憶媒体(例えば、メモリカード等)である。このデジタルビデオカメラ1は、これらの情報記憶媒体を選択的に用いて、光学的な画像を撮像手段の一具体例を示すCCD(固体撮像素子)で電気的な信号に変換して、その画像情報をテープ状記憶媒体や半導体記憶媒体に記録したり、液晶ディスプレイ等の平面パネルからなる表示装置に表示できるようにしている。
デジタルビデオカメラ1は、筐体装置本体の一具体例を示す外装ケース2と、この外装ケース2の内部に収納されると共に着脱自在に装着される第1の情報記憶媒体としてのテープカセットの磁気テープを走行駆動して情報信号の記録(書き込み)及び再生(読み出し)を行うテープドライブ装置(メカデッキ)と、このテープドライブ装置の駆動制御等を行う制御回路と、被写体の像を光として取り込んでCCDに導くレンズ装置3と、外装ケース2に回動自在に取り付けられた表示装置4等を備えて構成されている。
図1〜図3に示すように、外装ケース2は、略筒型をなす中空の筐体からなり、軸方向を前後方向に設定したような状態で使用されている。この外装ケース2の前部に、略同様の太さを有するレンズ装置3が配設されている。レンズ装置3は、そのレンズ系の光軸を水平方向に向けた状態で外装ケース2に取り付けられている。この外装ケース2の内部において、レンズ装置3の後部にCCDが取り付けられている。そして、レンズ装置3の後方にビューファインダ装置5が配置されている。
外装ケース2の上部には、ビデオライトや外付けマイクロホン等のアクセサリーが着脱自在に装着されるアクセサリーシューを露出させる開口部が設けられている。アクセサリーシューは、レンズ装置3の上方に配置されており、通常は、開口部を開閉するシューキャップ6によって着脱可能に覆われている。更に、外装ケース2の前面の下部には、ステレオ方式のマイクロホン7が内蔵されて設けられている。そして、レンズ装置3の前面の上部には、フラッシュ装置の発光部8が配置されている。
また、外装ケース2の一方の側面には、表示装置4が姿勢変更可能に取り付けられている。表示装置4は、平板状の液晶ディスプレイ等からなる平面パネル11と、この平面パネル11が収納されたパネルケース12と、このパネルケース12を外装ケース2に対して姿勢変更可能に支持するパネル支持部13とから構成されている。パネルケース12は、略直方体をなす偏平の筐体からなり、外装ケース2の一方の側面に対向する面には、平面パネル11の表示面を露出させるための開口窓15が設けられている。開口窓15は、長手方向に延在された長方形の貫通穴からなり、この開口窓15を囲う四辺が四角形の枠部分12aとなっている。このパネルケース12の枠部分12aの、パネル支持部13と反対側には、平面パネル11を操作する複数の操作ボタン16が配設されている。
パネル支持部13は、垂直軸を回動中心としてパネルケース12を水平方向に略90度回動可能とした水平回動部と、水平軸を回動中心としてパネルケース12を前後方向に略180度回動可能とすると共に、更に加えて上下方向へ略90度回動可能として合計約270度回動可能とした前後回動部とを有している。これにより、表示装置4は、図2に示すようにパネルケース12を水平方向へ90度回動させて平面パネル11を後方へ対向させた状態と、外装ケース2の側面に収納した収納状態と、図2に示す状態からパネルケース12を180度回動させて平面パネル11を前方へ対向させた状態と、平面パネル11を後方へ対向させた状態から更に後方へ90度回動させて平面パネル11を下方へ向けた状態と、それらの中間位置の任意の状態(姿勢)を取ることができるようになっている。
この表示装置4によって開閉される外装ケース2の側面に、表示装置4の平面パネル11側の一部を収納するために凹ませた収納用凹部17が設けられている。図2に示すように、収納用凹部17は、パネルケース12の外形に見合う形状とされており、その略中央部に、記憶媒体収納部の記憶媒体挿入口18と、外部の周辺装置と電気的に接続するためのUSBコネクタ19が設けられている。そして、記憶媒体挿入口18の近傍に、内蔵されたスピーカ装置の音を放出するために複数の透孔21が設けられている。
また、図1に示すように、外装ケース2の表示装置4と反対側の側面には、この外装ケース2を把持するための把持部22が設けられている。この把持部22は、その内部に収納された、図に現れないメカデッキのカバー部材を兼ねている。この把持部22の上部を外側へ開くことにより、内蔵されたメカデッキのカセット挿入口が露出され、テープカセットの着脱操作が可能となっている。この把持部22の開放動作は、把持部22の上部に設けたロック解除ボタン23を後方へスライド操作することによってロックが解除され、そのロック解除後に、手動操作(自動操作としてもよい。)で側方へ開くことにより、実行される。一方、把持部22の閉鎖動作は、開放状態の把持部22を内側へ押圧して所定位置まで押し込むことによって実行される。
この把持部22の上部後方に、モード選択スイッチを兼ねる電源スイッチ24と、静止画の撮影を行うシャッタボタン25と、所定の範囲内で画像を連続的に拡大(テレ)又は縮小(ワイド)させるズームボタン26が設けられている。電源スイッチ24は、回動操作によって電源をオン・オフ切り換える機能と、電源をオンした状態で回動操作することにより複数の機能モードを繰り返すように切り換える機能とを有している。この電源スイッチ24の下方に、動画撮影を行う録画ボタン27が設けられている。
更に、把持部22の下部には、前後方向へ架け渡すようにハンドベルト28が取り付けられ、そのハンドベルト28にはハンドパッド29が装着されている。ハンドベルト28及びハンドパッド29は、外装ケース2の把持部22を握るユーザーの手を支え、デジタルビデオカメラ1の取り落とし等を防止するものである。
図2に示すように、外装ケース2の背面には、携帯用電源であるバッテリー装置が着脱可能に装着されるバッテリー収納部31が設けられている。このバッテリー収納部31は、外装ケース2の背面において、その中央部から下面にかけて連続する凹部として構成されている。このバッテリー収納部31の上方に、半月形のドーム状とされたビューファインダ装置5が配置されている。
また、図1及び図3に示すように、外装ケース2の把持部22の前部には、このデジタルビデオカメラ1を周辺機器や別の電子機器等と電気的に接続するためのコネクタや端子が配置されたコネクタ収納部33が設けられている。コネクタ収納部33は、上下方向に細長い領域とされた平面部からなり、その平面部に3つのコネクタ等が上下方向に適宜な間隔をあけて配置されている。このコネクタ収納部33は、外装ケース2に着脱可能に装着される収納部カバー34によって開閉可能とされている。収納部カバー34の表面は、把持部22の表面に連続する曲面とされている。
3つのコネクタ等は、この実施例では、最下部に配置されたHDMI用コネクタ35と、中間部に配置されたIEEE1394規格の入出力端子36と、最上部に配置されたリモートコントロール用端子37が適用されている。この3つのコネクタ35及び端子36,37は、2枚のプリント配線基板38,39を介して基板ホルダ41に保持されている。この基板ホルダ41に保持された状態で3つのコネクタ等が、外装ケース2の前側側部の内側に配設されている。
HDMI用コネクタ35は、図7及び図10に示すように、複数の接触子を囲むシェル42を備えている。HDMI用コネクタ35のシェル42は、断面形状が略D字形をなす筒体形状とされており、この筒体の一端に、互いに離反するように外側へ突出する一対の取付片42a,42bが設けられている。各取付片42a,42bには、取付ねじのねじ軸部が挿通される挿通孔44がそれぞれ設けられている。このシェル42は、導電性に優れ且つ適度な強度を有すると共に半田付けの可能な鉄鋼や銅合金その他の金属材料によって形成されている。
このシェル42によって囲われたHDMI用コネクタ35の複数の端子は、第1のフレキシブル配線板45のコネクタ取付部45aに設けた所定の配線パターンと電気的に接続されている。図10に示すように、第1のフレキシブル配線板45のコネクタ取付部45aには、同様の形状を有する第1のプリント配線基板38が積層され、接着剤等の固着手段により一体的に固定されて基板積層体47が構成されている。この基板積層体47のコネクタ取付部45a側にシェル42が実装されており、複数箇所において半田48により接合されてシェル42が第1の基板積層体47と一体的に構成されている。
更に、第1の基板積層体47には、HDMI用コネクタ35の長手方向に所定の間隔をあけて一対の位置決め穴49a,49bが設けられている。HDMI用コネクタ35は、第1の基板積層体47の一辺から外側へ少し突出するように配置されており、その第1の基板積層体47の外縁部とシェル42の一対の取付片42a,42bとの間に、基板ホルダ41の後述する係合部を差し込むことができる隙間が形成されている。この第1の基板積層体47の、HDMI用コネクタ35と反対側の辺の両端部には、その反対側に突出する一対の係合片51a,51bが設けられている。このHDMI用コネクタ35の実装された第1の基板積層体47が、図7に示すように、基板ホルダ41に保持されて仮固定される。
基板ホルダ41は、図7〜図9に示すように、第1の基板積層体47を介してHDMI用コネクタ35を保持するための第1の保持部41aと、2つの端子36,37を保持する第2の基板積層体52を介して2個の端子36,37を保持するための第2の保持部41bを有している。第1の保持部41aは、短冊状に形成された支持部53aと、この支持部53aの長手方向の両端において幅方向の一側に突出した一対の第1の係合部53b,53bと、同じく支持部53aの長手方向の両端において幅方向の他側に突出した一対の第2の係合部53c,53cとを有している。第1及び第2の係合部53b,53cの先部は、それぞれ90度折り曲げることによって同一方向へ突出されている。
更に、一対の第1の係合部53b,53bの各折り曲げ部分には、第1の基板積層体47の一対の係合片51a,51bを支持部53aの面方向から挿入可能な係合穴54,54がそれぞれ設けられている。また、一対の第2の係合部53c,53cの各先部に設けた折り曲げ部53d,53dには、シェル42をねじ止めするための取付ねじ55のねじ軸部が螺合されるねじ孔56がそれぞれ設けられている。そして、各折り曲げ部53d,53dの先端には、第1の基板積層体47の脱落を防止するための係止爪53eがそれぞれ設けられている。更に、支持部53aには、第1及び第2の係合部53b,53cと同方向に突出する一対の位置決めピン57a,57bが、長手方向へ所定の間隔をあけて設けられている。
図8に示すように、第2の保持部41bは、短冊状に形成された取付部58aと、この取付部58aの長手方向の両端において幅方向の一側に突出した第1及び第2の取付片58b,58cと、取付部58aの長手方向の一端において幅方向の他側に突出した第3の取付片58dとを有している。第1の取付片58bの先部は90度に折り曲げられ、また、第2の取付片58cの先部はクランク状に折り曲げられており、それぞれの先部にはねじ孔がそれぞれ設けられている。更に、取付部58aには、第2の取付片58cと同方向に突出する一対の位置決めピン59a,59bが、長手方向へ所定の間隔をあけて設けられている。
この第2の保持部41bには、第2の基板積層体52が2本の固定ねじ61,61によって締付固定されている。第2の基板積層体52は、第2のフレキシブル配線板62の端子取付部62aと、これに積層された同様の形状を有する第2のプリント配線基板39からなり、接着剤等の固着手段により固定されて一体的に構成されている。この第2の基板積層体52のプリント配線基板63側の面に、入出力端子36とリモートコントロール用端子37が横並びに所定の間隔をあけて固定されている。第2の基板積層体52には、所定の間隔をあけて一対の位置決め穴が設けられている。この一対の位置決め穴に一対の位置決めピン59a,59bを嵌合させて位置決めした状態で、第2の基板積層体52が第2の保持部41bに着脱可能に取り付けられている。
第1の保持部41aの支持部53aと第2の保持部41bの取付部58aは、両保持部41a,41bが横並びとなるように連続して形成されている。このような構成を有する基板ホルダ41に対して、2つの端子36,37が固定された第2の基板積層体52は、上述したように2個の固定ねじ61で第2の保持部41bに直接ねじ止めされているが、コネクタ35が固定された第1の基板積層体47は、ねじ止めされること無く、次のようにして第1の保持部41aに係合保持されている。
次に、第1の基板積層体47を第1の保持部41aに組み立てる工程を説明する。まず。第1の保持部41aの一対の第1の係合部53b,53bの内側に第1の基板積層体47の第1及び第2の係合片51a,51bを臨ませる。この状態から、2つの係合片51a,51bを、第1及び第2の係合片51a,51bの折り曲げ部に設けた係合穴54,54にそれぞれ挿入して係合させる。これと同時に又は連動させて第1の基板積層体47を基板ホルダ41に接近させ、コネクタ35の一対の取付片42a,42bと第1の基板積層体47の上端縁との間に設けた隙間に、第1の保持部41aの一対の第2の係合部53c、53cの先部に設けた折り曲げ部53d,53dをそれぞれ挿入する。
そして、第1の基板積層体47の一面(コネクタ35の実装面と反対側の面)が基板ホルダ41に接触するまで差し込む。このとき、基板ホルダ41に設けた一対の位置決めピン57a,57bに第1の基板積層体47に設けた一対の位置決め穴49a,49bを嵌合させる。これにより、第1の基板積層体47が、第1の保持部41aに対して仮固定の状態で保持される。この状態では、一対の取付片42a,42bと第1の基板積層体47との間に一対の第2の係合部53c、53cが介在され、一対の第2の係合部53c、53cの外側に一対の取付片42a,42bが重ね合わされた状態で配置されている。このように、基板ホルダ41に組み立てられたコネクタ35を、その組立状態のまま外装ケース2の所定位置に配置する。このとき、コネクタ35を有する第1の基板積層体47は、ビス等で固定されてはおらず、いわゆる仮止めの状態となっている。
このコネクタ等に対応させて外装ケース2のコネクタ収納部33には、図3等に示すように、下から順に、HDMI用コネクタ35のための第1の開口穴65と、入出力端子36のための第2の開口穴66と、リモートコントロール用端子37のための第3の開口穴67がそれぞれ開口されている。第2及び第3の開口穴66,67は、入出力端子36及びリモートコントロール用端子37の各接続部に見合う形状とされていて、組立時には、各端子の先端部が嵌合されるようになっている。また、第1の開口穴65は、図11に示すように、HDMI用コネクタ35の接続側端部と対応する略長方形とされており、この第1の開口穴65の後方にシェル42の肉厚部が重なり合うようにしてHDMI用コネクタ35が配置されている。
このHDMI用コネクタ35等を所定位置に配置した状態が、図6に示す状態である。この状態において、第1のフレキシブル配線板45及び第2のフレキシブル配線板62の各接続端子を、メイン基板70のコネクタ71に接続させる。この第1のフレキシブル配線板45の接続端子をメイン基板70のコネクタ71に接続した状態が、図5に示す状態である。この場合、第1の基板積層体47が第1の保持部41aに対して仮止めされた状態にあって、ある程度の姿勢変化が可能であるため、接続端子までの長さが短い第1のフレキシブル配線板45であっても、容易にメイン基板70のコネクタ71に接続することができる。
その後、取付ねじ55によって基板ホルダ41をねじ止めし、しっかりと締付固定(本止め)する。図11及び図12に示すように、外装ケース2の外側から螺合される2本の取付ねじ55,55によって基板ホルダ41を締付固定する。これにより、コネクタ35等が、基板ホルダ41を介して外装ケース2に強固に取り付ける。なお、図示しないが、基板ホルダ41にはアース線或いはアース板が接続されており、シェル42に静電気等が付加されたときにも、その静電気等を迅速に流して、静電気等の影響がコネクタ35の内部機器、機構等に与えられるのを防止することができる。
図4は、デジタルビデオカメラ1に設けたHMDI用コネクタ35に、これと対をなすプラグ80を臨ませた状態を示すものである。プラグ80は、コード81を介して別の電子機器の一具体例を示す接続装置82に接続されている。この接続装置82は、HMDI用コネクタ35に接続可能なプラグ80の無い電子機器をデジタルビデオカメラ1と接続するために、その接続媒体として用いられるものである。この接続装置82の、コード81の引出し側と反対側に、種類の異なるプラグ83が接続されるコネクタ84が設けられている。
以上説明したように、本出願の電子機器のコネクタ装置によれば、HMDI等のコネクタを基板ホルダ(固定用フレーム)に仮止めし、その仮止め状態で外装ケース(筐体)に組み立てた後、そのコネクタに接続されたフレキシブル配線板の接続端子(ハーネス)をメイン基板のコネクタに接続するようにしたため、短いフレキシブル配線板であっても、容易に接続することができる。これにより、配線(ハーネス)の長さを短くして、電気特性の向上(不要輻射の除去)と通信特性の安定化を図ることができる。しかも、コネクタのシェルを直接基板ホルダに接触させる構成としたため、アース(GND)特性の強化を図ることができ、静電気等による悪影響の発生を防ぐことができる。
本発明は、前述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、撮像装置の具体例としてデジタルビデオカメラに適用した例について説明したが、アナログビデオカメラに適用できることは勿論のこと、前述したようなコネクタを備えた電子機器であれば、電子スチルカメラ、パーソナルコンピュータ、電子辞書、携帯電話、テレビジョン、ステレオ装置、テープレコーダ、ラジオ、その他各種の電子機器に適用できるものである。
また、前記実施例においては、本発明に係るコネクタとしてHDMIを適用した例について説明したが、その他のコネクタの取付構造及び取付方法として適用できることは勿論である。また、コネクタの形状についても、前記実施例のものに限定されるものではなく、例えば、断面形状が四角形その他の形状であっても問題はない。更に、前記実施例では、シェル42の両側に一対の取付片42a,42bを設けたが、取付片は1個であっても良く、また、3個以上であってもよいことは勿論である。
本発明の電子機器の第1の実施の例を示すデジタルビデオカメラを正面側から見た斜視図である。 本発明の電子機器の第1の実施の例を示すデジタルビデオカメラの表示装置を開いた状態を背面側から見た斜視図である。 本発明の電子機器の第1の実施の例を示すデジタルビデオカメラの左側面図である。 本発明の電子機器の第1の実施の例を示すデジタルビデオカメラの接続部カバーを取り外した要部の説明図である。 本発明の電子機器の第1の実施の例を示すデジタルビデオカメラの外装ケースの所定位置にコネクタ等を組み立てた状態の説明図である。 本発明の電子機器の第1の実施の例を示すデジタルビデオカメラの外装ケースに装着されたコネクタ等のフレキシブル配線板をメイン基板のコネクタに接続した状態の説明図である。 本発明の電子機器の第1の実施の例を示すデジタルビデオカメラのコネクタと第1のプリント配線基板と基板ホルダの一部を現した組立説明図である。 本発明の電子機器の第1の実施の例を示すデジタルビデオカメラの2つの端子と第2のプリント配線基板と基板ホルダの一部を現した組立説明図である。 本発明の電子機器の第1の実施の例を示すデジタルビデオカメラの基板ホルダの第1の保持部を現した説明図である。 本発明の電子機器の第1の実施の例を示すデジタルビデオカメラのコネクタと第1のプリント配線基板を現した組立説明図である。 本発明の電子機器の第1の実施の例を示すデジタルビデオカメラのコネクタの取付部を正面から見た説明図である。 図11のX−X線断面図である。
符号の説明
1…デジタルビデオカメラ(電子機器)、 2…外装ケース(筐体)、 3…レンズ装置、 33…コネクタ収納部、 34…収納部カバー、 35…HDMI用コネクタ、 38…第1のプリント配線基板、 41…基板ホルダ、 41a…第1の保持部、 42…シェル、 45…第1のフレキシブル配線板、 47…第1の基板積層体、 48…半田、 51a,51b…係合片、 53a…支持部、 53b,53c…係合部、 53d…折り曲げ部、 54…係合穴、 55…取付ねじ

Claims (2)

  1. 複数の接触子を囲む導電性のシェルを有するコネクタと、
    前記コネクタが固定されると共に前記シェルと電気的に接続されるアース回路を少なくとも有するプリント配線基板と、
    前記プリント配線基板を係合手段により保持する基板ホルダと、を備え、
    前記シェルには、電子機器の筐体の導電性部位に接触されると共に取付ねじが挿通される第1の挿通孔を有する取付片を設け、
    前記係合手段は、
    前記取付片と反対側に突出するよう前記プリント配線基板に設けた係合片と、
    前記基板ホルダに設けられ且つ前記係合片が挿入される係合穴を有する第1の係合部と、
    前記基板ホルダに設けられ且つ前記プリント配線基板の前記係合片と反対側の縁部を保持する第2の係合部を有し、
    前記筐体の前記取付ねじが挿通される第2の挿通孔と前記第1の挿通孔に挿通された前記取付ねじを前記基板ホルダのねじ孔に螺合させて締め付けることにより前記コネクタを前記筐体に固定可能とした
    電子機器のコネクタ装置。
  2. 前記シェルの前記取付片と前記プリント配線基板の前記縁部との間に、前記基板ホルダの前記第2の係合部が挿入される空間部を設け、
    前記取付ねじの締め込みにより前記第2の係合部と前記筐体の導電性部位との間で前記取付片を挟持するようにした
    請求項記載の電子機器のコネクタ装置。
JP2006024934A 2006-02-01 2006-02-01 電子機器のコネクタ装置 Expired - Fee Related JP4730119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006024934A JP4730119B2 (ja) 2006-02-01 2006-02-01 電子機器のコネクタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006024934A JP4730119B2 (ja) 2006-02-01 2006-02-01 電子機器のコネクタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007207573A JP2007207573A (ja) 2007-08-16
JP4730119B2 true JP4730119B2 (ja) 2011-07-20

Family

ID=38486843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006024934A Expired - Fee Related JP4730119B2 (ja) 2006-02-01 2006-02-01 電子機器のコネクタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4730119B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0332378U (ja) * 1989-08-07 1991-03-28
JPH0727195U (ja) * 1993-10-04 1995-05-19 三洋電機株式会社 電気機器のアース構造

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0332378A (ja) * 1989-06-28 1991-02-12 Brother Ind Ltd 微小移動装置
JP2000294956A (ja) * 1999-04-02 2000-10-20 Mitsubishi Electric Corp プラグインモジュール及びこれに用いられる配線支持構造体、及び電子装置
JP2004079375A (ja) * 2002-08-20 2004-03-11 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 基板コネクタのシールド構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0332378U (ja) * 1989-08-07 1991-03-28
JPH0727195U (ja) * 1993-10-04 1995-05-19 三洋電機株式会社 電気機器のアース構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007207573A (ja) 2007-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2892113B1 (en) Adapter device and electronic equipment
US8638390B2 (en) Camera body and imaging apparatus including an unlocking mechanism
KR101173891B1 (ko) 프린트 시스템
US7437067B2 (en) Stand apparatus, electronic equipment using the same and its accessory apparatus
JP4730119B2 (ja) 電子機器のコネクタ装置
US11415774B2 (en) Compact image capturing apparatus having a plurality of external connections and cooling system
JP2007174585A (ja) クレードル装置
JP4291167B2 (ja) 外部スピーカー付き電子機器
EP1801799B1 (en) Disk unit-integrated television and disk unit-integrated display
JP2007212775A (ja) 携帯機器
KR20070066905A (ko) 전자 기기
JP2003087620A (ja) 電子カメラシステム
US20050054227A1 (en) Electronic apparatus and camera having connectors
JP4241270B2 (ja) 電子機器
JP2007206445A (ja) 電子機器
JP2006024505A (ja) ジャックホルダ及びジャックホルダを備えたav機器
KR20050090776A (ko) 영상촬영장치
US20060098152A1 (en) Display apparatus
KR100245027B1 (ko) 액정 캠코더
JP3687093B2 (ja) Av装置
JP3666239B2 (ja) カメラ装置
JP2005323261A (ja) アクセサリ装置
JP2013120196A (ja) 電子機器
US20200177774A1 (en) Imaging apparatus
JPH02197066A (ja) 電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110111

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110225

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110404

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees