JP3079119B2 - 自動膨張弁 - Google Patents

自動膨張弁

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JP3079119B2
JP3079119B2 JP05056634A JP5663493A JP3079119B2 JP 3079119 B2 JP3079119 B2 JP 3079119B2 JP 05056634 A JP05056634 A JP 05056634A JP 5663493 A JP5663493 A JP 5663493A JP 3079119 B2 JP3079119 B2 JP 3079119B2
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/06Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/068Expansion valves combined with a sensor
    • F25B2341/0683Expansion valves combined with a sensor the sensor is disposed in the suction line and influenced by the temperature or the pressure of the suction gas

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  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷凍サイクルにおい
て、断熱膨張しながら蒸発器内に送り込まれる冷媒の量
を蒸発器から出る冷媒の温度に対応して変化させるよう
にした自動膨張弁に関し、特に、蒸発器の入口に接続さ
れる高圧側冷媒流路と蒸発器の出口に接続される低圧側
冷媒流路とが形成された管路ブロックに、両冷媒流路と
交差する弁ユニット収容孔を形成し、低圧側冷媒流路内
を流れる冷媒の温度を感知してその温度変化に対応して
ダイアフラムが変位する感温部とそのダイアフラムの変
位量に対応して高圧側冷媒流路内を流れる冷媒の流量を
調整する弁機構部とを有する感温弁ユニットを、管路ブ
ロックの弁ユニット収容孔内に収容するようにした、い
わゆるカプセルタイプの自動膨張弁に関する。
【0002】
【従来の技術】上述のようなカプセルタイプの自動膨張
弁は、蒸発器から出る冷媒の温度をダイアフラム部に伝
達するためのキャピラリーチューブ等が不要で、組み立
てが非常に容易であり、しかも取り付け姿勢や周囲温度
の影響が小さいので近年広く用いられている。
【0003】そのようなカプセルタイプの自動膨張弁の
管路ブロックは、従来は金属製のブロックに各方向から
孔を穿けて形成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのように各
方向から孔を穿けた金属製のブロックで管路ブロックを
形成したのでは、重量が重くなってしまうだけでなく、
非常に高い加工コストがかかって、管路ブロック一個の
部品代が相当に高いものになってしまう。
【0005】したがって、管路ブロックはプラスチック
によってモールド成形するのが望ましく、米国特許第
4,819,443号などには、カプセルタイプの自動
膨張弁をモールド成形することが記載されている。
【0006】しかし、上記の米国特許には、金属製の管
路ブロックをそのままプラスチック化することしか示唆
されていない。したがって、管路ブロックは部分によっ
て壁厚が大幅に相違し、そのためプラスチック成形時に
いわゆる「ひけ」等の歪みが発生して寸法精度が悪くな
ってしまい、結局のところ実用化するのは困難である。
【0007】そこで、管路ブロックをプラスチック化す
るためには、壁厚を全体に等厚にする必要がある。しか
し、弁ユニット収容孔のようなめくら孔状の部分の壁厚
は、強度的に、軸方向の端部の壁厚が孔の周壁の厚さに
比べて2倍程度必要である。
【0008】したがって全体の壁厚を均一にするために
は、周壁の厚さを強度的に必要とされる厚さの2倍程度
にすればよいが、それでは大きさが非常に大きくなると
共に材料コストもかかってはなはだ不経済である。
【0009】そこで本発明は、管路ブロックを寸法精度
良く、低コストでプラスチック成形によって形成するこ
とのできる自動膨張弁を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の自動膨張弁は、入口側が受液器の出口に接
続され出口側が蒸発器の入口に接続される高圧側冷媒流
路と入口側が上記蒸発器の出口に接続され出口側が圧縮
機の入口に接続される低圧側冷媒流路とが形成された管
路ブロックに、上記高圧側及び低圧側の両冷媒流路と交
差して弁ユニット収容孔を形成し、上記低圧側冷媒流路
内を流れる冷媒の温度を感知してその温度変化に対応し
てダイアフラムが変位する感温部と上記高圧側冷媒流路
内を流れる冷媒の流量を上記ダイアフラムの変位量に対
応して変化させる弁機構部とを有する感温弁ユニットを
上記弁ユニット収容孔内に収容した自動膨張弁におい
て、上記弁ユニット収容孔の軸方向の端部に位置する上
記管路ブロックの壁部を球面の一部で形成して、上記管
路ブロックを全体にほぼ等厚にプラスチック成形したこ
とを特徴とする。
【0011】なお、上記弁ユニット収容孔の軸方向の端
部に位置する上記管路ブロックの壁部を、周辺は外方に
凸の球面の一部で形成し、中央部は内方に凸の球面の一
部で形成するとよく、上記弁ユニット収容孔は、上記低
圧側冷媒流路側の端部を外方に開口させて、その開口部
に蓋体を取り付けるとよい。
【0012】
【作用】弁ユニット収容孔の軸方向の端部に位置する管
路ブロックの壁部を球面の一部で形成することによっ
て、応力の分散等により、平面状に形成した場合に比べ
て約半分の肉厚で必要な強度を得ることができ、周壁と
同程度の薄い壁厚で形成することができる。
【0013】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1は自
動膨張弁の正面断面図、図2はその側面断面図である。
【0014】図1には、冷凍サイクル全体が略示されて
おり、2は蒸発器、3は圧縮器、4は凝縮器、5は、凝
縮器4の出口側に接続されて高圧の液体冷媒を収容する
受液器、1は自動膨張弁である。この冷凍サイクルは、
例えば自動車の冷房装置に用いられる。
【0015】自動膨張弁1は、プラスチック製の管路ブ
ロック10と、その管路ブロック10中にユニットとし
て収容された感温弁ユニット20と、感温弁ユニット2
0を収容するために管路ブロック10に形成された開口
部11を塞ぐための蓋体50等によって構成されてい
る。
【0016】管路ブロック10は、プラスチック材料に
よってモールド成形されており、その材料としては、例
えばガラス繊維入りのナイロン樹脂やガラス繊維入りの
直鎖型ポリフェニレンサルファイド樹脂等の他、ガラス
繊維入りでない各種合成樹脂も用いることができる。
【0017】この管路ブロック10の中央部分には、感
温弁ユニット20を収容するための弁ユニット収容孔1
2が垂直方向に形成されている。管路ブロック10の下
半部には、一端側(入口側)13aが受液器5の出口に
接続され、他端側(出口側)13bが蒸発器2の入口に
接続される高圧側冷媒流路13が横向きに穿設されてい
る。
【0018】ただし高圧側冷媒流路13は、中央の弁ユ
ニット収容孔12を境にして高さ方向に位置をずらし
て、入口側13aが低く、出口側13bが少し高い位置
に平行に形成されている。
【0019】管路ブロック10の上半部には、高圧側冷
媒流路13と平行に低圧側冷媒流路14が形成されてお
り、その入口側14aは蒸発器2の出口に接続され、出
口側14bは圧縮器3の入口に接続される。
【0020】そして、弁ユニット収容孔12は両冷媒流
路13,14と交差して上方から下方に向けて形成され
ており、この弁ユニット収容孔12の下端側はいわゆる
めくら孔になっていて、管路ブロック10の壁によって
塞がれている。
【0021】一方、弁ユニット収容孔12の上端側は、
感温弁ユニット20を弁ユニット収容孔12内に収容す
るための入り口であり、前述のようにその開口部11は
蓋体50によって塞がれている。
【0022】感温弁ユニット20は、低圧側冷媒流路1
4内を流れる冷媒の温度を感知してその温度変化に対応
して可撓性のある薄膜からなるダイアフラム21を変位
させる感温部22と、高圧側冷媒流路13内を断熱膨張
しながら流れる冷媒の流量をダイアフラム21の変位量
に対応して変化させる弁機構部23とをユニットとして
一体的に構成したものである。
【0023】感温弁ユニット20のホデー(弁ユニット
ボデー)24は、例えば真ちゅうなどを用いた金属製で
あり、弁ユニット収容孔12内に上方から緩く嵌め込ま
れている。
【0024】弁ユニットボデー24の外径は円形の断面
形状に形成されているが、複数段階に、先側(下側)ほ
ど径が細く形成されている。即ち、高圧側冷媒流路13
の出口側13bに面する部分の外径は低圧側冷媒流路1
4に面する感温部22部分の外径より細く、高圧側冷媒
流路13の入口側13aに面する部分の外径は出口側1
3bに面する部分よりさらに細く形成されており、その
各々の間はシール用のOリング25,26によってシー
ルされている。
【0025】弁ユニットボデー24の先端筒状部24a
内には弁機構が配置されており、コイルスプリング27
によって下方から弁座28に向けて付勢されたボール弁
29が弁座28を塞ぐと、高圧側冷媒流路13の入口側
13aと出口側13bとの間が閉じられる。
【0026】31は、ボール弁29を支えるボール弁受
け、32は、コイルスプリング27の付勢力を調整する
調整ナットであり、弁ユニットボデー24に螺合して設
けられている。
【0027】ボール弁29が弁座28から離れると、弁
ユニットボデー24に穿設された孔33及び通路34を
介して、高圧側冷媒流路13の入口側13aと出口側1
3bとが連通し、入口側13aから送り込まれてきた高
圧冷媒が、ボール弁29と弁座28との間に形成される
絞り部から通路34に送り出される際に断熱膨張しなが
ら出口側13bへ送り出される。
【0028】ロッド36は軸方向に摺動自在に設けら
れ、上端が弁ユニットボデー24から突出し、下端がボ
ール弁29の上端に当接している。したがって、コイル
スプリング27の付勢力に逆らってロッド36でボール
弁29を押し下げて下方に移動させれば、弁座28との
間に形成される絞り部の面積が広くなり、ロッド36の
移動量によって蒸発器2に送り込まれる冷媒の量が変化
する。
【0029】37は、ロッド36と弁ユニットボデー2
4との間をシールするためのOリングであり、座金状の
側板38を介して小さなコイルスプリング39によって
奥へ押し付けられている。
【0030】弁ユニットボデー24の上端部に取り付け
られた感温部22は、低圧側冷媒流路14内の低圧冷媒
の温度変化にしたがってロッド36を軸方向に駆動する
ためのものであり、低圧側冷媒流路14内に配置されて
いるので、その動作に外気温が影響しない。
【0031】感温部22はハウジング41によって囲ま
れていて、ダイアフラム21がその下面を形成してい
る。ハウジング41内には、冷媒流路13,14内に流
されている冷媒と同じか又は性質の似ているガスが封入
されている。
【0032】ガス封入用の注入管43は、ガスを注入し
た後に中間部分がつぶされ、さらに注入口43aの部分
が銀ローなどによって閉塞されている。したがって、感
温部22は、ハウジング41、ダイアフラム21及び注
入管43によって完全に密封されている。
【0033】ハウジング41内には、ダイアフラム21
と少し隙間をあけて、仕切り板44が固定されており、
仕切り板44とハウジング41とで囲まれた空間45に
は、吸着剤が入れてある。
【0034】吸着剤は、低温時にはハウジング41内の
ガスを吸収し、高温時には、吸収していたガスを放出す
るものであり、例えば活性炭が用いられる。ただし、活
性炭以外のものを用いてもよい。
【0035】仕切り板44は、ダイアフラム21を吸着
剤から隔離して、ダイアフラム21の動きを保証するた
めに設けられており、ダイアフラム21に対するストッ
パの役割も果している。
【0036】また仕切り板44には、吸着剤が通過せ
ず、ガスは自由に通過することができるスリット42が
形成されていて、仕切り板44の上下両側の圧力がいつ
も等しくなる。
【0037】ダイアフラム21の下面中央部分には、金
属板からなる受け板40が配置されていて、ロッド36
の上端がその受け板40に当接している。したがって、
ロッド36は、ダイアフラム21の変位に追随して軸方
向に変位し、それによってボール弁29が駆動される。
【0038】感温部22は弁ユニットボデー24に対し
てどのように固定してもよいが、本実施例においては、
かしめ金具46によってかしめ固定されている。かしめ
金具46は、弁ユニットボデー24と一体に形成しても
よい。47は、ダイアフラム21の下面の圧力を低圧側
冷媒流路14内の冷媒圧力と常に等しくさせるための連
通孔である。
【0039】このようにして、感温部22と弁機構と
は、かしめ金具46を介して一体に構成されて感温弁ユ
ニット20を形成している。したがって、管路ブロック
10の開口部11から弁ユニット収容孔12内に感温弁
ユニット20を容易に収容することができ、開口部11
は蓋体50によって塞がれる。
【0040】その結果、低圧側冷媒流路14内を流れる
低圧冷媒の温度が感温部22で感知されて、その温度変
化に対応してダイアフラム21が変位し、ボール弁29
がロッド36を介してダイアフラム21の変位量に対応
して変位して、高圧側冷媒流路13内を断熱膨張しなが
ら流れる高圧冷媒の流量が変化する。
【0041】蓋体50は、管路ブロック10と同じプラ
スチック材料によってモールド成形されており、開口部
11に嵌め込まれてから外方に抜け出さないように、そ
の外側からCリング51によって押さえられている。蓋
体50と管路ブロック10との間は、シール用のOリン
グ52によってシールされる。
【0042】蓋体50には、低圧側冷媒流路14と干渉
しないように、前後に一対の足片50aが下方に向けて
突設されている。そして、足片50aの突端は、感温弁
ユニット20が上方に移動するのを阻止するように、感
温部22のかしめ金具46の上端に当接するストッパ5
4になっている。
【0043】この実施例の構成においては、感温弁ユニ
ット20は、下方の高圧側冷媒流路13から受ける高圧
力によって上方に押し上げられ、かしめ金具46がスト
ッパ54に当接する位置で静止する。
【0044】そして、感温弁ユニット20がストッパ5
4から離れる方向(下方)に遊動できるように、弁ユニ
ット収容孔12と感温弁ユニット20との間には軸方向
に隙間が形成されている。
【0045】したがって、プラスチック製の管路ブロッ
ク10と金属製の弁ユニットボデー24との熱膨張率の
相違によって、弁ユニットボデー24が管路ブロック1
0に比較して大きく膨張及び収縮をしても、管路ブロッ
ク10に対して感温弁ユニット20が相対的に移動する
だけで、そのいずれにも無理な力等は作用しない。
【0046】なお、熱変化によって径方向にも無理な力
が生じないよう、感温弁ユニット20の外径寸法に対し
て、弁ユニット収容孔12の内径寸法を少し大きめにし
てある。
【0047】弁ユニット収容孔12の周壁に加わる冷媒
圧は、上方の低圧側冷媒流路14に面する部分で最も小
さく、高圧側冷媒流路13の出口側13bに面する部
分、そして高圧側冷媒流路13の入口側13aに面する
部分と、下方に行くほど大きくなる。したがって、もし
弁ユニット収容孔12が全体に同じ内径寸法なら、下方
に行くほど壁厚を厚く形成する必要がある。
【0048】しかし、弁ユニット収容孔12は、弁ユニ
ットボデー24の形状に合わせて、低圧側冷媒流路14
寄りの部分が太くて高圧側冷媒流路13寄りの部分が細
い、複数段階に径の異なる段付き孔状に形成され、下方
ほど細い径に形成されている。その結果、弁ユニット収
容孔12の周壁を全体に等厚に形成することによって径
の細い部分ほど耐圧強度が強くなるので、全体に、冷媒
から受ける圧力にみあったちょどよい強度を得ている。
【0049】本実施例においては、管路ブロック10の
壁厚は、このようにして弁ユニット収容孔12部分の周
壁の厚さが等厚に形成され、さらに全体にほぼ均一な壁
厚に形成されている。17及び18はそのために形成さ
れた凹部であり、19は、管路ブロック10にインサー
ト成形された取り付け金具である。
【0050】弁ユニット収容孔12の底部分の壁部、即
ち孔の軸方向の端部に位置する壁部は、平面状に形成し
たのでは側壁の2倍程度の厚さに形成しなければ必要な
強度が得られないので、球面の一部をなす形状を組み合
わせて形成されている。
【0051】即ち、その周辺部分は外側に凸の球面の一
部で形成し、中央部分は逆に内方に凸の球面の一部で形
成し、各部分の境界部分は滑らかな球面でつないであ
る。このように壁面を球面形状にすることによって応力
が分散するので、弁ユニット収容孔12の底部分の壁部
を、平面に形成した場合の約半分の壁厚にしても強度的
に遜色がなく、十分な耐久力が得られる。
【0052】これと同様にして、弁ユニット収容孔12
上端の開口部11に取り付けられた蓋体50も、上端壁
の大半を球面の一部をなす形状に形成して、管路ブロッ
ク10と同程度のほぼ均一な肉厚に形成してある。
【0053】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、種々の実施態様をとることができることは
いうまでもない。
【0054】
【発明の効果】本発明の自動膨張弁によれば、弁ユニッ
ト収容孔の軸方向の端部に位置する管路ブロックの壁部
を球面の一部で形成したことにより、その部分を周壁と
同程度の薄い壁厚で形成することができ、その結果、管
路ブロックの壁厚を全体的にほぼ等厚に形成して、寸法
精度よく、低コストで機械加工を必要としないプラスチ
ック成形によって形成することができ、コストダウン及
び軽量化を実現することができる。
【0055】そして、プラスチック化することによっ
て、冷媒流路内と外部との間の遮熱性がよくなるので感
温部の冷媒温度感知の精度が向上し、また耐蝕性も良く
なり、形状の設計自由度が増してシステムへの装着を容
易化することができる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の正面断面図である。
【図2】実施例の側面断面図である。
【符号の説明】
1 自動膨張弁 10 管路ブロック 12 弁ユニット収容孔 20 感温弁ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−198471(JP,U) 実開 平4−11366(JP,U) 米国特許4819443(US,A) 米国特許5060485(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 41/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入口側が受液器の出口に接続され出口側が
    蒸発器の入口に接続される高圧側冷媒流路と入口側が上
    記蒸発器の出口に接続され出口側が圧縮機の入口に接続
    される低圧側冷媒流路とが形成された管路ブロックに、
    上記高圧側及び低圧側の両冷媒流路と交差して弁ユニッ
    ト収容孔を形成し、上記低圧側冷媒流路内を流れる冷媒
    の温度を感知してその温度変化に対応してダイアフラム
    が変位する感温部と上記高圧側冷媒流路内を流れる冷媒
    の流量を上記ダイアフラムの変位量に対応して変化させ
    る弁機構部とを有する感温弁ユニットを上記弁ユニット
    収容孔内に収容した自動膨張弁において、 上記弁ユニット収容孔の軸方向の端部に位置する上記管
    路ブロックの壁部を球面の一部で形成して、上記管路ブ
    ロックを全体にほぼ等厚にプラスチック成形したことを
    特徴とする自動膨張弁。
  2. 【請求項2】上記弁ユニット収容孔の軸方向の端部に位
    置する上記管路ブロックの壁部が、周辺は外方に凸の球
    面の一部で形成され、中央部は内方に凸の球面の一部で
    形成されている請求項1記載の自動膨張弁。
  3. 【請求項3】上記弁ユニット収容孔は、上記低圧側冷媒
    流路側の端部が外方に開口しており、その開口部に蓋体
    が取り付けられている請求項1又は2記載の自動膨張
    弁。
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