JP3078767B2 - ラジエータ補助タンク及びその配置構造 - Google Patents

ラジエータ補助タンク及びその配置構造

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JP3078767B2
JP3078767B2 JP09214324A JP21432497A JP3078767B2 JP 3078767 B2 JP3078767 B2 JP 3078767B2 JP 09214324 A JP09214324 A JP 09214324A JP 21432497 A JP21432497 A JP 21432497A JP 3078767 B2 JP3078767 B2 JP 3078767B2
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンのラジエ
ータサブタンクとリザーブタンクとを一体化したラジエ
ータ補助タンク及びその配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図10及び図11に示すよう
に、エンジン熱を冷却する為に必要な冷却水は、ラジエ
ータ31のラジエータタンク32(上部タンク32aと
下部タンク32bとを有する)に貯蔵されるが、車両の
レイアウトの都合で、必要な容量のラジエータタンク3
2を配置するためのスペースが確保できない場合があ
る。このような場合には、冷却水を貯蔵するラジエータ
サブタンク35を設けて、ラジエータタンク32の機能
を補足する方法が用いられる。通常このラジエータサブ
タンク35はトラックの運転台下方のエンジン室後方に
設置されている。
【0003】上記ラジエータサブタンク35は、その上
端部から筒状に突出した注水口36が形成され、この注
水口36の近傍には圧力口37が設けられ、また注水口
36にはプレッシャキャップ41が取付けられている。
サブタンク35の側面下端部には冷却水の出入口33が
設けられ、これから管34を介してラジエータタンク3
2と連通している。一方、サブタンク35の上面に空気
口39を設けてラジエータタンク32との間を管40で
連通し、ラジエータタンク32の空気抜きを行ってい
る。
【0004】上記プレッシャキャップ41には加圧弁と
負圧弁が設けられ、冷却水の温度上昇によりタンクの内
圧が所定以上になったときには加圧弁が開かれ、上記圧
力口37からエア抜きのホース38を介して圧力が大気
中に開放される。一方冷却系統の温度が低くなると負圧
弁が開かれて大気を吸い込み、このようにしてサブタン
ク35内の正負圧力に対応できるようにしている。
【0005】またラジエータタンク32内の水温が上昇
すると、膨張した冷却水の一部はラジエータサブタンク
35へ押出され、一方水温が低くなると冷却水はラジエ
ータサブタンク35からラジエータタンク32へ戻され
る。このようにラジエータタンク32で行われる水位調
節、圧力調節、空気抜き等の機能をラジエータサブタン
ク35で代行する。
【0006】通常サブタンク35には、温度が上昇して
冷却水が膨張することを考慮して、液面の上部にエアー
スペース(一般に冷却水全体の4%以上)を設けてお
り、最大液面の位置(MAX表示)などにより注水量を
規制している。
【0007】図11に示すように、上記ラジエータサブ
タンク35は、上記MAX表示などにより注水の規制を
行っているが、冷却水注水時に冷却水を多く入れすぎた
場合等には、温度が上昇した場合にエア抜き用ホース3
8から冷却水があふれ出してしまうことがある。また、
サブタンク35についてのレイアウト上の制限により、
エンジンの冷却に必要な量の冷却水の収容スペース、及
び設計上4%以上のエアースペースをサブタンク35の
容量として確保するのが困難な場合等も考えられる。
【0008】このような場合、図12に示すように、エ
ンジン室の前方或いはエンジン室の後方にさらにリザー
ブタンク43を設置し、これとラジエータサブタンク3
5とを接続する方法が用いられている。このリザーブタ
ンク43は、図13に示すように、ラジエータサブタン
ク35に設けられる圧力口37からホース44を介して
ラジエータサブタンク35と接続されている。リザーブ
タンク43には、大気開放型のキャップ47が装着さ
れ、またリザーブタンク43の上面を貫通してタンクの
略下面の近くまで至る突入管45が設けられており、こ
の突入管45の上端部に上記ホース44が接続されてい
る。
【0009】上記リザーブタンク43を並設した場合、
通常ラジエータサブタンク35には冷却水を満水状態に
しておく。この場合、場所的な問題もあることから、通
常ラジエータサブタンク35のプレッシャキャップ41
自体を脱着して冷却水を補給することはせず、リザーブ
タンク43の注水口46から冷却水を注水し、これをM
IN表示とMAX表示間に充填しておくことでラジエー
タサブタンク35の冷却水の補給に代えることとしてい
る。
【0010】したがって、リザーブタンク43に冷却水
を注水するときには、上記サブタンク35の場合と同
様、冷却水を入れすぎると温度が上昇したときには冷却
水がリザーブタンク43のキャップ47からあふれ出す
ことが懸念される。
【0011】また一般に図14に示すように、例えばキ
ャブオーバ型或いはチルトキャブ型トラック等の大型ト
ラックは、エンジンの全部又は大部分が運転台の床下に
納められており、このエンジン騒音を車外へ洩らさない
ために遮音板がエンジンの周囲に配置されている。上記
遮音板の一つであるキャブバックカバー51は、同図
(b)に示すように、基板52により遮音面が形成さ
れ、この基板52の端辺から車内方向にフランジ53が
設けられ、また基板52の車内側の面にはグラスウール
等からなる吸音材54が取付けられている。このキャブ
バックカバー51はトンネル状のエンジン室の後方に設
置され、エンジン室の後部を閉塞し、エンジン室から後
方に洩れるエンジンの騒音を遮音している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記ラジエータサブタ
ンク35及びリザーブタンク43を設けることは、技術
面或いは性能面において特に問題はない。しかしなが
ら、ラジエータタンク31の機能を補足するために別途
ラジエータサブタンク35及びリザーブタンク43を増
設することは、部品点数が増加してコストの上昇を招く
ことになり、加えて、限られたスペースの車内で、ラジ
エータサブタンク35及びリザーブタンク43の設置場
所を確保する必要がある等、の問題がある。
【0013】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、ラジエータサブタンク及びリザーブタンク等の
エンジンのラジエータ補助タンクにつき、経済性に優れ
かつ部品点数を削減するとともに、遮音性にも優れたラ
ジエータ補助タンク及びその配置構造を提供することを
目的としてなされたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】以上の技術的課題を解決
するため、本発明に係るラジエータ補助タンクは、図1
に示すように、平板状の板体の一部の表面部と裏面部と
の間に空間部を設け、この空間部の内部に冷却水を充填
するラジエータサブタンク部を形成するとともに、上記
板体の他の一部の表面部と裏面部との間に空間部を設け
てリザーブタンク部を形成し、エンジンのラジエータタ
ンクと上記ラジエータサブタンク部とを管で連通する一
方、このラジエータサブタンク部と上記リザーブタンク
部との間に圧力弁を介在させ、ラジエータサブタンク部
内の圧力が所定以上になれば、リザーブタンク部方向に
圧力弁を開放し、ラジエータサブタンク部内の圧力が所
定以下になればラジエータサブタンク部方向に圧力弁を
開放して両タンク間を連通した構成である。
【0015】上記ラジエータ補助タンクの構成として
は、例えば板体の複数箇所に空間部を設けて互いに連通
した形状のもの、表面部を形成する表面板と裏面部を形
成する裏面板との間に隙間を形成したもの、表面板と裏
面板の一方又は双方を波形状に形成し両者を重ねてその
間に空間部を形成したもの、或いは表面板と裏面板との
隙間にリブ(横ばり)を一または複数箇所設けたもの等
があるが、要は表面板及び裏面板が車両から発生する振
動或いは強度に対して必要な剛性が得られる構造であれ
ばよい。なお、上記リブとしては、柱状或いは板状のも
のがある。
【0016】また、本発明に係るラジエータ補助タンク
は、図1に示すように、平板状の板体の一部の表面部と
裏面部との間に、相互に所定の間隔をおいて複数個の空
間部を設け、これら空間部を互いに連通させて空間部の
内部に冷却水を充填するラジエータサブタンク部を形成
するとともに、上記板体の他の一部の表面部と裏面部と
の間に空間部を設けてリザーブタンク部を形成し、エン
ジンのラジエータタンクと上記ラジエータサブタンク部
とを管で連通する一方、このラジエータサブタンク部と
上記リザーブタンク部との間に圧力弁を介在させ、ラジ
エータサブタンク部内の圧力が所定以上になれば、リザ
ーブタンク部方向に圧力弁を開放し、ラジエータサブタ
ンク部内の圧力が所定以下になればラジエータサブタン
ク部方向に圧力弁を開放して両タンク間を連通した構成
である。
【0017】本発明に係るラジエータ補助タンクの配置
構造は、車両エンジンの周辺に、上記ラジエータ補助タ
ンクを配置してこれを遮音板として用いる構成である。
【0018】さらに、本発明に係るラジエータ補助タン
クの配置構造は、キャブオーバ型又はチルトキャブ型ト
ラックのエンジン室後方に、上記ラジエータ補助タンク
を配置してこれを遮音板として用いる構成である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るエンジンのラジ
エータ補助タンク及びその配置構造の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、従来技術で説明した構成と
同一のものは、同一の符号を用いて引用する。
【0020】図1は第1の実施の形態に係るラジエータ
補助タンク1を示したものである。このラジエータ補助
タンク1は、従来の技術に係る図13で示したラジエー
タサブタンク35とリザーブタンク43とを一体化した
ものである。さらにこの実施の形態においては、図14
(b)に示すキャブバックカバー51に代えて、このラ
ジエータ補助タンク1を遮音板として用いることとして
いる。
【0021】このラジエータ補助タンク1は、樹脂を樹
脂ブロー工法(中空成形法)にて成形したものであり、
全体の外形は上記キャブバックカバー51に代えて設置
出来る形状としている。補助タンク1の略上半部分にサ
ブタンク部5が形成され、また下半部分の一部にリザー
ブタンク部6が形成されている。補助タンク1の下半部
分の内でリザーブタンク部6を形成しない残りの部分
は、遮音板の一部としてカバー部7が形成されている。
【0022】上記サブタンク部5は、板体部2と、この
板体部2に所定の間隔をおいて凸部3が設けられてお
り、この凸部3は表面部3aと裏面部3bとの間に複数
の空間部4を設け、これら空間部4を互いに連通させた
ものである。また、サブタンク部5の一部には、エンジ
ン室内の換気のための隙間部10が設けられている。上
記複数の板体部(つぶし部)2を形成することにより、
補助タンク1自体の強度が高められ、サブタンク部5内
の圧力等に対しても十分な強度が得られることになる。
【0023】上記サブタンク部5の側面下端部には冷却
水の出入口9が設けられ、ここから図11に示す管34
を経由してラジエータタンク32と連通している。また
サブタンク部5の側面上部には、斜め上方に突出して注
水筒17が設けられ、この先端部にはプレッシャキャッ
プ21が装着されている。このプレッシャキャップ21
には後述するようにキャップと一体に加圧弁22と負圧
弁23とが設けられている。
【0024】上記注水筒17には、キャップ21の頭部
と上記弁22,23の部分との間の位置に圧力調整口1
8が設けられており、この圧力調整口18と下記リザー
ブタンク部6の連結パイプ部11の先端部とは、連結管
19(材質はビニール、ゴム等を使用)を介して連通さ
れている。
【0025】また、ラジエータ補助タンク1の上面に
は、エア抜き口25が設けられており、このエア抜き口
25と、図11に示すラジエータ31の上部タンク32
aとは、同図に示す連結管40を介して連通されてい
る。また、サブタンク部5の側面下部近傍には水位確認
窓15が設けられている。
【0026】一方、上記リザーブタンク部6は、板体の
表面部3aと裏面部3bとの間にタンクとしての空間部
を形成したものである。勿論、このリザーブタンク部6
は、板体の複数箇所に空間部を設けてこれらを互いに連
通して形成したものであってもよい。このリザーブタン
ク部6は、傾斜状に形成された底面部6aの最下端部6
bから、タンク部6の側面に沿うように上方に向けて連
結パイプ部11が形成されている。
【0027】また、リザーブタンク部6の内側のカバー
部7との間の部位には、タンク部6の上端部から下方に
向けてエア抜きパイプ部12が形成されている。上記、
連結パイプ部11及びエア抜きパイプ部12はともに、
補助タンク1と一体に形成されたものである。
【0028】上記カバー部7についても、サブタンク部
5と同様に凸部3の内部に空間部4を設けたものであ
り、このため表面は全体的に凸凹形状をしている。した
がって、全体的に補助タンク1の表面は凸凹形状をして
おり、また補助タンク1の外形は、前後にトンネル状の
エンジン室の形状に合わせて、エンジン室の後方を閉塞
するように形成されている。なお、上記樹脂成形に際し
ては、他にインジェクション工法(射出成形)等を用い
ることができる。この場合、表面部と裏面部とを別々に
製作し、溶着等により一体に組み立てる方法が用いられ
る。
【0029】上記ラジエータ補助タンク1は従来例に係
るキャブバックカバー51と同様、キャブオーバ型又は
チルトキャブ型トラックのエンジン室後方に設けられる
キャブバックカバー51に代えて取付けられ、この場合
補助タンク1の周囲部に設けた取付孔13にボルト等を
挿通して車両に固定する。このラジエータ補助タンク1
によりエンジン室の後部が閉塞される。
【0030】使用に際しては、上記サブタンク部5の注
水筒17の口から冷却水を注水する。この冷却水はサブ
タンク部5内の空間部4に充填され、更にこの冷却水は
サブタンク部5の下端部に設けられる出入口9から管3
4を経由してラジエータタンク32と連通する。
【0031】冷却水はサブタンク部5が満水になるまで
注水することができ、通常サブタンク部5は満水の状態
で使用する。勿論、サブタンク部5の上部にエアースペ
ースを設けることとしても、使用に差し支えはない。通
常サブタンク部5の容量は5〜7リットル程度である。
一方、リザーブタンク部6は、通常冷却水が冷えた状態
(エンジンの停止状態)では、空の状態にある。
【0032】エンジンが始動され冷却水の温度が上昇す
ると、膨張した冷却水の一部はラジエータタンク32か
らサブタンク部5へ押出され、温度が下降すると冷却水
の一部はラジエータタンク32へ戻される。これに伴
い、サブタンク部5内の冷却水の温度が上昇し、また冷
却水が膨張する。
【0033】この場合、サブタンク部5は上記注水口1
7に設けた圧力口18を介して、圧力調整、及び空気抜
き等が行われる。冷却水の温度上昇によりサブタンク部
5の内圧が所定圧力以上になったときには、下記プレッ
シャキャップ21に設けられた加圧弁22が開いて圧力
口18から膨張した冷却水が放出され、これが連結管1
9及び連結パイプ部11を介してリザーブタンク部6内
に貯えられる。
【0034】また、冷却水の温度下降によりサブタンク
部5内が所定圧力以下になったときには、プレッシャキ
ャップ21に設けられた負圧弁23が開き、これにより
リザーブタンク部6内に貯えられた冷却水が吸引され圧
力口18を経由してサブタンク部5内に戻される。
【0035】一方、ラジエータ補助タンク1は遮音板と
してエンジン室の後部を遮蔽している。この遮音板とし
ての補助タンク1は、特にサブタンク部5及びリザーブ
タンク部6内に貯蔵された冷却水により遮音板としての
質量が増加するために遮音効果が高められ、これにより
エンジン室内の騒音を遮音・吸音し車外への騒音の洩れ
を有効に防止する。この場合、カバー部7における空間
部4にも冷却水等の液体を充填することとすれば遮音効
果がさらに高められる。
【0036】図2は第2の実施の形態に係るラジエータ
補助タンク61を示したものである。この補助タンク6
1は、基本的な構成については上記第1の実施の形態に
係るラジエータ補助タンク1と共通する。特に、この補
助タンク61はサブタンク部5の側面上部から少し下方
の位置に、斜め上方に突出して注水筒51を設けて、こ
の注水筒51が補助タンク61の上部からあまり上方に
突出しない構成としている。また注水筒51には、サブ
タンク部5との間でこの注水筒51を支持する支持板5
5が形成されている。
【0037】注水筒51の先端部にはプレッシャキャッ
プ21が装着されており、このキャップ21には図3に
示すように、キャップと一体にサブタンク部5内が大気
圧より高い所定の加圧状態になると開く(図3(a))
加圧弁22と、サブタンク部5内の圧力が大気圧より低
い所定の負圧になると開く(図3(b))負圧弁23と
が設けられている。
【0038】上記注水筒51には、キャップ21の頭部
と上記弁22,23の閉塞部位24との間の位置に、圧
力調整口18が設けられており、この圧力調整口18は
連結管19を介して、下記リザーブタンク部6と連通し
ている。またこの補助タンク61は、注水筒51の取付
け位置がサブタンク部5の上面から少し下方に位置して
いるため、この取付け部位から上方のサブタンク部5内
の空気を抜く必要がある。このため、補助タンク61の
上部に設けた通気口54と、注水筒51の弁22,23
の閉塞部位24より下部に設けた通気口52とを管53
で連通している。
【0039】図4は第3の実施の形態に係るラジエータ
補助タンク62を示したものである。この補助タンク6
2は略上半部分の一方側にサブタンク部75を形成し、
他方側にリザーブタンク部76を形成する一方、補助タ
ンク62の下半部分は、遮音板の一部としてカバー部7
7を形成したものである。各タンク75,76自体の基
本的な構成は第1の実施の形態に係るラジエータ補助タ
ンク1と略共通する。
【0040】この補助タンク62におけるサブタンク部
75の側面上部には、斜め上方に筒状に突出して注水筒
17が設けられ、これにプレッシャキャップ21が装着
されている。上記注水筒17には圧力調整口18が設け
られ、これと下記連結パイプ部71とは連結管19で連
通されている。
【0041】一方、サブタンク部75の上部からリザー
ブタンク部76との間の側部下端部にわたって、連結パ
イプ部71が形成され、この連結パイプ部71はさらに
リザーブタンク部76の最下端部76bと連通してい
る。またリザーブタンク部76の上端部から下方に向け
てエア抜きパイプ部72が形成されている。これら、連
結パイプ部71及びエア抜きパイプ部72はともに、補
助タンク62と一体に形成されている。
【0042】図5は第4の実施の形態に係るラジエータ
補助タンク63を示したものである。この補助タンク6
3は、サブタンク部85及びリザーブタンク部86自体
の基本的な構成は第1の実施の形態に係るラジエータ補
助タンク1と略共通する。
【0043】上記サブタンク部85の側面下部85aに
は圧力調整口83が設けられている。またリザーブタン
ク部86は、傾斜状に形成された底面部86aの最下端
部86bから、タンク86の側面に沿い上方に向けて連
結パイプ部84が形成されている。そして、上記圧力調
整口83と連結パイプ部84とを、途中にプレッシャ弁
82を設けた連通管19を介して連通している。
【0044】このように補助タンク63においては、サ
ブタンク部85とリザーブタンク部86とをプレッシャ
弁82を介して連通する構成としている。またサブタン
ク部85の側面上部に設けられた注水筒17には、密閉
型のキャップ81が装着されている。
【0045】上記プレッシャ弁82は、図6(a)に示
すように、上下に設けた出入口部94を除いて密閉され
た容器91内に、サブタンク部85内が大気圧より高い
所定の加圧状態になると開く加圧弁92と、サブタンク
部85内の圧力が大気圧より低い所定の負圧になると開
く負圧弁93と、パッキン95とが設けられている。
【0046】図6(b)は加圧時の状態を示したもので
ある。この場合、サブタンク部85内の圧力が高くな
り、その圧力により加圧弁92が開いて冷却水がサブタ
ンク部85からリザーブタンク部86の方へ移動する。
図中の矢印は、その移動の流れを示したものである。図
6(c)は負圧時の状態を示したものである。この場
合、サブタンク部85内が負圧になり、この結果、負圧
弁93が開いて冷却水がリザーブタンク部86からサブ
タンク部85の方へ移動する。したがってこのプレッシ
ャ弁82は、上記プレッシャキャップ21と同様な機能
を有するものである。この実施の形態においては、他の
実施の形態と異なり上記注水筒17には配管の設備は不
要である。
【0047】図7は第5の実施の形態に係るラジエータ
補助タンク64を示したものである。この補助タンク6
4は、サブタンク部5及びリザーブタンク部6自体の基
本的な構成は第1の実施の形態に係るラジエータ補助タ
ンク1と略共通する。
【0048】特に、この補助タンク64においては、リ
ザーブタンク部6からのエア抜きパイプ部91のパイプ
の経路を直線的でなく、上下に方向を変える経路として
いる。この経路により、例えパイプ口92からゴミ等が
侵入した場合であっても、これが経路途中に滞留するこ
とにより、リザーブタンク部6内に到達しないよう防止
することができる。
【0049】図8は第6の実施の形態に係るラジエータ
補助タンク65を示したものである。この補助タンク6
5は、サブタンク部5及びリザーブタンク部6自体の基
本的な構成は第1の実施の形態に係るラジエータ補助タ
ンク1と略共通する。
【0050】特に、この補助タンク65においては、リ
ザーブタンク部6からのエア抜きパイプ部93のパイプ
の経路を直線的でなく、水平方向左右に方向を変える経
路としている。この経路により、例えパイプ口94から
ゴミ等が侵入した場合であっても、これがリザーブタン
ク部6内に到達しないよう防止することができる。
【0051】図9は第7の実施の形態に係るラジエータ
補助タンク66を示したものである。この補助タンク6
6は略上半部分の一方側にサブタンク部78を形成し、
他方側にリザーブタンク部79を形成する一方、補助タ
ンク66の下半部分は、遮音板の一部としてカバー部8
0を形成したものである。この補助タンク66は、サブ
タンク部78に比べて、リザーブタンク部79の占める
範囲が大きくとられている。
【0052】上記サブタンク部78は、板体部(つぶし
部)2と、この板体部2に所定の間隔をおいて凸部3と
が設けられており、この凸部3は表面部と裏面部との間
に複数の空間部を設け、これら空間部を互いに連通させ
たものである。また、サブタンク部78の側面下端部に
は冷却水の出入口9が設けられ、ここから図11に示す
管34を経由してラジエータタンク32と連通してい
る。
【0053】またサブタンク部78の側面上部には、斜
め上方に筒状に突出して注水筒17が設けられ、これに
プレッシャキャップ21が装着されている。また、サブ
タンク部78の上部を先端部として、ここからサブタン
ク部78とリザーブタンク部79との間を経て、さらに
リザーブタンク部79の最下端部79bへと連結パイプ
部95が形成され、この連結パイプ部95は上記最下端
部79bでリザーブタンク部79と連通している。一
方、上記注水筒17には圧力調整口18が設けられ、こ
れと連結パイプ部95の先端部とは連結管19で連通さ
れている。
【0054】さらにリザーブタンク部79の上端部には
注水口97が設けられ、これには大気開放型のキャップ
98が装着され、このキャップ98と一体にエア抜きパ
イプ99が取付けられている。この注水口97に隣接し
てエア抜き口96が設けられ、このエア抜き口96と、
図11に示すラジエータ31の上部タンク32aとは、
連結管40を介して連通されている。また、リザーブタ
ンク部79の側面部には、略中央から少し上側に最大水
位確認窓101が、またリザーブタンク部79の下端か
ら少し上側に最小水位確認窓100が設けられている。
【0055】上記ラジエータ補助タンク66は、初期の
注水時には、サブタンク部78及びリザーブタンク部7
9の両方から冷却水の注水を行い、補給時にはリザーブ
タンク部79のみから注水を行うこととし、このため水
位調節はリザーブタンク部79で行う。通常サブタンク
部78は満水状態で使用し、一方リザーブタンク部79
は、液面が最大水位確認窓101と最小水位確認窓10
0との間に位置する状態で使用する。このような使用に
より、サブタンク部78は常には満水状態が維持され
る。
【0056】上記サブタンク部78を満水状態に維持す
ることとしたのは、一般にこのようなサブタンク部78
にエアースペースを設けた場合、サブタンク部78に内
圧がかかったときにこのエアースペースが空気ばねとな
り、このため空気が圧縮されてしまい内圧の上昇が遅く
なり、この結果、圧力不足の状態が発生するからであ
る。このような圧力不足の状態においては、冷却水路系
内に気泡、いわゆるキャビテーションが発生する恐れが
あり、このキャビテーションを含む冷却水は冷却効果が
妨げられることになる。これに対して、サブタンク部7
8を満水状態で使用した場合には、サブタンク部78の
内圧上昇が速く、このためキャビテーションは発生しに
くい。
【0057】また、一般にリザーブタンク部79は内圧
がかからないため、タンク補強のためのつぶしビード
(板体部2)が不要である。このラジエータ補助タンク
66はリザーブタンク部79の占める割合が大きく、こ
のため中空部分の範囲が広く形成されて遮音効果が良く
なる。
【0058】従って上記実施の形態によれば、何れの実
施の形態においても、ラジエータ補助タンクを樹脂製と
し、サブタンク部5及びリザーブタンク部6をラジエー
タ補助タンクとして一体に成形したことにより、製作容
易にかつ経済的にラジエータ補助タンクを製造すること
ができるようになった。また、サブタンク及びリザーブ
タンクを一体に成形したことから、部品点数の削減、部
品削減によるコストダウン及び軽量化が図られ、加えて
従来のラジエータサブタンク及びリザーブタンクの各設
置場所の確保が1箇所で済むようになった。
【0059】一方、従来リザーブタンクから冷却水を注
水することとしていたが、上記実施の形態によればサブ
タンク部より冷却水を注水する方法を採用し(第7の実
施の形態を除く)、かつ満水状態まで注水することがで
きることとしたから、注水時の冷却水の入れすぎ、また
冷却水の温度上昇時のオーバーフローの問題が解消でき
た。また、第7の実施の形態においては、サブタンク部
78を満水状態に維持して使用することとしたから、キ
ャビテーションの発生が有効に防止できた。
【0060】さらに、上記何れの実施の形態において
も、ラジエータ補助タンクをキャブバックカバーに代え
て使用する構成としたから、有効な遮音機能を有するラ
ジエータ補助タンクが得られ、これにより従来のキャブ
バックカバーが不要となり、部品点数の削減、部品削減
によるコストダウン及び軽量化が図られた。加えて、従
来のラジエータサブタンク及びリザーブタンクの各設置
場所の確保が不要となった。
【0061】なお社内での遮音性能測定結果によれば、
内部に空間部を有する遮音板について、その空間部に水
を充填した場合については、非常に良好な遮音効果が得
られている。上記実施の形態に係るラジエータ補助タン
クについても、サブタンク部等に冷却水が充填されるこ
とから、この冷却水による質量の増加により良好な遮音
効果が得られることが期待できる。
【0062】また、樹脂からなるラジエータ補助タンク
のサブタンク部等に冷却水が充填されているから、高温
となったエンジン室の温度による補助タンクへの影響が
緩和される。
【0063】なお、上記ラジエータ補助タンクは、コス
ト削減(製法の容易性による)及び軽量化の点で樹脂を
材料に用いたものであるが、これは軽金属性、鉄等の金
属を用いたものであってもよく、成形工法の差異はある
ものの略同様な効果が期待できる。また、上記ラジエー
タ補助タンクは、上記トラック等に限られず、ラジエー
タタンクと連通するラジエータ補助タンクを有する一般
の車両、その他同様な構造のエンジンを有する運輸機等
にも適用可能である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るラジ
エータ補助タンクによれば、平板状の板体の一部の表面
部と裏面部との間に空間部を設け、ラジエータサブタン
ク部及びリザーブタンク部を一体に形成し、ラジエータ
サブタンク部と上記リザーブタンク部との間に圧力弁を
介在させて両タンク間を連通した構成を採用したから、
製作容易にかつ経済的にラジエータ補助タンクを製造す
ることができるとともに、部品点数の削減が図られ、ま
たその設置場所の確保が容易になるという効果がある。
【0065】また、本発明に係るラジエータ補助タンク
によれば、平板状の板体の一部の表面部と裏面部との間
に、相互に所定の間隔をおいて複数個の空間部を設け、
これら空間部を互いに連通させて空間部の内部に冷却水
を充填するラジエータサブタンク部を形成するととも
に、上記板体の他の一部の表面部と裏面部との間に空間
部を設けてリザーブタンク部を形成し、ラジエータサブ
タンク部と上記リザーブタンク部との間に圧力弁を介在
させて両タンク間を連通した構成を採用したから、上記
効果に加えて、ラジエータ補助タンクの強度が十分に確
保されるという効果がある。
【0066】本発明に係るラジエータ補助タンクの配置
構造によれば、車両エンジンの周辺あるいは、キャブオ
ーバ型又はチルトキャブ型トラックのエンジン室後方に
上記ラジエータ補助タンクを配置してこれを遮音板とし
て用いる構成を採用したから、冷却水の充填により遮音
板としての質量が増加して良好な遮音効果が得られると
ともに、これにより従来のラジエータサブタンク及びリ
ザーブタンクの各設置場所の確保が不要になるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るラジエータ補
助タンクを示したものであり、(a)は正面図を、
(b)はAA間の断面図を、(c)はCC間の断面図
を、(d)はBB間の断面図をそれぞれ表したものであ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るラジエータ補
助タンクを示した図である。
【図3】プレッシャキャップの断面図を示したものであ
り、(a)はサブタンク部内が加圧状態の場合、(b)
は負圧状態の場合をそれぞれ表したものである。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係るラジエータ補
助タンクを示したものであり、(a)は正面図を、
(b)はDD間の断面図をそれぞれ表したものである。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係るラジエータ補
助タンクを示した図である。
【図6】プレッシャ弁の断面図を示したものであり、
(a)は通常状態、(b)はサブタンク部内が加圧状態
の場合、(c)は負圧状態の場合をそれぞれ表したもの
である。
【図7】本発明の第5の実施の形態に係るラジエータ補
助タンクを示した図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態に係るラジエータ補
助タンクを示した図である。
【図9】本発明の第7の実施の形態に係るラジエータ補
助タンクを示した図である。
【図10】従来例に係るラジエータタンク及びラジエー
タサブタンクの設置場所を示した図である。
【図11】従来例に係るラジエータタンクとラジエータ
サブタンクとの接続状態を示した図である。
【図12】従来例に係るリザーブタタンクの設置場所を
示したものであり、(a)はエンジン室の前方、(b)
はエンジン室の後方にそれぞれ設置した図である。
【図13】従来例に係るラジエータサブタンクとリザー
ブタンクとの接続状態を示した図である。
【図14】従来例に係るキャブバックカバーを示したも
のであり、(a)はその設置場所を、(b)はキャブバ
ックカバーの構成を示した図である。
【符号の説明】
1 ラジエータ補助タンク 4 空間部 5 ラジエータサブタンク部 6 リザーブタンク部 21,82 圧力弁(プレッシャキャップ,プレッシャ
弁) 32 ラジエータタンク 34 管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤森 賢二 神奈川県川崎市川崎区殿町3丁目25番1 号 いすゞ自動車株式会社川崎工場内 (56)参考文献 特開 平9−25820(JP,A) 実開 昭58−12065(JP,U) 実開 平2−100858(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01P 11/00 B60K 11/04 F01P 3/20 F01P 7/14

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状の板体の一部の表面部と裏面部と
    の間に空間部を設け、この空間部の内部に冷却水を充填
    するラジエータサブタンク部を形成するとともに、上記
    板体の他の一部の表面部と裏面部との間に空間部を設け
    てリザーブタンク部を形成し、 エンジンのラジエータタンクと上記ラジエータサブタン
    ク部とを管で連通する一方、このラジエータサブタンク
    部と上記リザーブタンク部との間に圧力弁を介在させ、
    ラジエータサブタンク部内の圧力が所定以上になれば、
    リザーブタンク部方向に圧力弁を開放し、ラジエータサ
    ブタンク部内の圧力が所定以下になればラジエータサブ
    タンク部方向に圧力弁を開放して両タンク間を連通した
    ことを特徴とするラジエータ補助タンク。
  2. 【請求項2】 平板状の板体の一部の表面部と裏面部と
    の間に、相互に所定の間隔をおいて複数個の空間部を設
    け、これら空間部を互いに連通させて空間部の内部に冷
    却水を充填するラジエータサブタンク部を形成するとと
    もに、上記板体の他の一部の表面部と裏面部との間に空
    間部を設けてリザーブタンク部を形成し、 エンジンのラジエータタンクと上記ラジエータサブタン
    ク部とを管で連通する一方、このラジエータサブタンク
    部と上記リザーブタンク部との間に圧力弁を介在させ、
    ラジエータサブタンク部内の圧力が所定以上になれば、
    リザーブタンク部方向に圧力弁を開放し、ラジエータサ
    ブタンク部内の圧力が所定以下になればラジエータサブ
    タンク部方向に圧力弁を開放して両タンク間を連通した
    ことを特徴とするラジエータ補助タンク。
  3. 【請求項3】 車両エンジンの周辺に、請求項1又は請
    求項2に係るラジエータ補助タンクを配置してこれを遮
    音板として用いることを特徴とするラジエータ補助タン
    クの配置構造。
  4. 【請求項4】 キャブオーバ型又はチルトキャブ型トラ
    ックのエンジン室後方に、請求項1又は請求項2に係る
    ラジエータ補助タンクを配置してこれを遮音板として用
    いることを特徴とするラジエータ補助タンクの配置構
    造。
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