JP3076483B2 - 金属配線基板の製造方法および薄膜ダイオードアレイの製造方法 - Google Patents
金属配線基板の製造方法および薄膜ダイオードアレイの製造方法Info
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Classifications
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/02—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
- H01L21/04—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
- H01L21/48—Manufacture or treatment of parts, e.g. containers, prior to assembly of the devices, using processes not provided for in a single one of the subgroups H01L21/06 - H01L21/326
- H01L21/4814—Conductive parts
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- H01L27/00—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
- H01L27/02—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
- H01L27/12—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being other than a semiconductor body, e.g. an insulating body
-
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- H01L29/66—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
- H01L29/86—Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable only by variation of the electric current supplied, or only the electric potential applied, to one or more of the electrodes carrying the current to be rectified, amplified, oscillated or switched
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子回路等に使用され
ている金属配線基板及び素子、とりわけアクティブマト
リックス表示装置の金属配線基板の製造方法に関し、さ
らに詳しくは、液晶駆動を行う薄膜ダイオードアレイの
製造方法に関する。
ている金属配線基板及び素子、とりわけアクティブマト
リックス表示装置の金属配線基板の製造方法に関し、さ
らに詳しくは、液晶駆動を行う薄膜ダイオードアレイの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年脚光を浴びている液晶表示装置に
は、大きく分けて単純マトリックス方式とアクティブマ
トリックス方式があり、中でもアクティブマトリックス
方式は、液晶の完全独立なスイッチングが可能であり、
大容量、高品質の表示が可能となり、その表示品位の高
さから、近年研究開発が盛んに行われている。アクティ
ブマトリックス方式には、主に2つの方式があり、1つ
は薄膜トランジスタ(以下TFTと略す)と呼ばれる素
子を用いたもの、もう1つは薄膜ダイオード(以下TF
Dと略す)と呼ばれる素子を用いたものであり、この2
つの素子のことをアクティブ素子と呼んでいる。このう
ちTFDは、TFTと比べて表示品位は劣るものの、構
造が簡単なため、安価で大量生産に向いており、産業の
順調な発展が期待できる。
は、大きく分けて単純マトリックス方式とアクティブマ
トリックス方式があり、中でもアクティブマトリックス
方式は、液晶の完全独立なスイッチングが可能であり、
大容量、高品質の表示が可能となり、その表示品位の高
さから、近年研究開発が盛んに行われている。アクティ
ブマトリックス方式には、主に2つの方式があり、1つ
は薄膜トランジスタ(以下TFTと略す)と呼ばれる素
子を用いたもの、もう1つは薄膜ダイオード(以下TF
Dと略す)と呼ばれる素子を用いたものであり、この2
つの素子のことをアクティブ素子と呼んでいる。このう
ちTFDは、TFTと比べて表示品位は劣るものの、構
造が簡単なため、安価で大量生産に向いており、産業の
順調な発展が期待できる。
【0003】図14及び図15に従来のTFDアレイの
一例を示す。このTFDアレイ27は、次のようにして
製作される。まず、ガラス基板21上に、スパッタリン
グによりTaを被着して、下部電極22と下部配線部2
3を形成し、これらの表面を陽極酸化して、絶縁膜24
を形成する。該絶縁膜24は、Ta2 O5 又はSiNx
をスパッタリング又はP−CVDにより基板全面に形成
する場合もある。さらに、前記下部電極22上の絶縁膜
24に重なるように、Al、Ti、ITO等の金属また
は、酸化物導電膜を配設して上部電極25を形成し、該
上部電極25に接するように、ガラス基板21上にIT
O等を被着して、透明の画素電極26を形成している。
なお、前記上部電極25が酸化物導電膜の場合には、該
上部電極25をそのまま画素電極26として使用する場
合もある。
一例を示す。このTFDアレイ27は、次のようにして
製作される。まず、ガラス基板21上に、スパッタリン
グによりTaを被着して、下部電極22と下部配線部2
3を形成し、これらの表面を陽極酸化して、絶縁膜24
を形成する。該絶縁膜24は、Ta2 O5 又はSiNx
をスパッタリング又はP−CVDにより基板全面に形成
する場合もある。さらに、前記下部電極22上の絶縁膜
24に重なるように、Al、Ti、ITO等の金属また
は、酸化物導電膜を配設して上部電極25を形成し、該
上部電極25に接するように、ガラス基板21上にIT
O等を被着して、透明の画素電極26を形成している。
なお、前記上部電極25が酸化物導電膜の場合には、該
上部電極25をそのまま画素電極26として使用する場
合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】TFDを使用した液晶
表示装置の動作原理は、画像信号配線よりTFD素子を
介して入力される画像信号と、対向基板上に形成された
透明配線から入力される垂直走査信号により順次液晶に
電界をかけて、駆動させるというものである。
表示装置の動作原理は、画像信号配線よりTFD素子を
介して入力される画像信号と、対向基板上に形成された
透明配線から入力される垂直走査信号により順次液晶に
電界をかけて、駆動させるというものである。
【0005】TFD液晶表示素子のうち最も有名なもの
は、TFD素子に陽極酸化により形成したTa2 O5 を
用いた、金属−絶縁膜−金属(以下MIMと略す)構造
のものである。このMIM素子は、電界をかけたときに
流れる電流の正負方向の対称性が比較的良く、均一性も
良好であることから、TFD液晶表示素子のなかで唯一
商品化されている。
は、TFD素子に陽極酸化により形成したTa2 O5 を
用いた、金属−絶縁膜−金属(以下MIMと略す)構造
のものである。このMIM素子は、電界をかけたときに
流れる電流の正負方向の対称性が比較的良く、均一性も
良好であることから、TFD液晶表示素子のなかで唯一
商品化されている。
【0006】しかし、素子を流れる電流の正負対称性は
まだ不完全で、フリッカや画像の焼き付きが生じ易く、
これらが残像等の原因になっている。この電流の対称性
を改早急開催善する手段として、2個のMIM素子を直
列逆方向に接続した、いわゆるバック・トゥ・バック構
造として使用する方法があるが、従来の方法(特公平3
−5072等)では、陽極酸化Ta2 O5 膜を除去する
ためにドライエッチングを行わねばならず、そのために
スループットが低下し、コストが高くなっていた。
まだ不完全で、フリッカや画像の焼き付きが生じ易く、
これらが残像等の原因になっている。この電流の対称性
を改早急開催善する手段として、2個のMIM素子を直
列逆方向に接続した、いわゆるバック・トゥ・バック構
造として使用する方法があるが、従来の方法(特公平3
−5072等)では、陽極酸化Ta2 O5 膜を除去する
ためにドライエッチングを行わねばならず、そのために
スループットが低下し、コストが高くなっていた。
【0007】また、ドライエッチングを用いずに陽極酸
化膜を用いたバック・トゥ・バック構造のダイオードを
形成する方法も、すでに考案されている(特開平5−2
7269)。しかし、この方法は、配線部と接続部とM
IM素子部を同時に形成しているため、該接続部の膜厚
が、該配線部やMIM素子の膜厚と、全く同じ膜厚に形
成されており、該配線部とMIM素子部とを分離すると
きには、側面方向より陽極酸化を行う必要があるととも
に、高電圧をかけなければならず、そのときにレジスト
の剥離等が生じる恐れがある。また、陽極酸化膜の膜厚
には限界があり、配線部とMIM素子部との間の金属部
分を酸化させるには、その部分の線幅を1μm以下にし
なければならず、これはパターニング精度から見て非常
に困難であり実用化に適していなかった。
化膜を用いたバック・トゥ・バック構造のダイオードを
形成する方法も、すでに考案されている(特開平5−2
7269)。しかし、この方法は、配線部と接続部とM
IM素子部を同時に形成しているため、該接続部の膜厚
が、該配線部やMIM素子の膜厚と、全く同じ膜厚に形
成されており、該配線部とMIM素子部とを分離すると
きには、側面方向より陽極酸化を行う必要があるととも
に、高電圧をかけなければならず、そのときにレジスト
の剥離等が生じる恐れがある。また、陽極酸化膜の膜厚
には限界があり、配線部とMIM素子部との間の金属部
分を酸化させるには、その部分の線幅を1μm以下にし
なければならず、これはパターニング精度から見て非常
に困難であり実用化に適していなかった。
【0008】本発明は、上記課題に鑑み、ドライエッチ
ング工程を使用することなく、簡単で実用的な陽極酸化
によるバック・トゥ・バック構造が可能な、金属配線基
板の製造方法および薄膜ダイオードアレイの製造方法を
提供することを目的としている。
ング工程を使用することなく、簡単で実用的な陽極酸化
によるバック・トゥ・バック構造が可能な、金属配線基
板の製造方法および薄膜ダイオードアレイの製造方法を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明における金属配線
基板の製造方法は、基板上に配設された配線部と、該配
線部を覆うように形成された絶縁層とからなる金属配線
基板の製造方法において、第1の導電層を、配線部と、
該配線部とは分離されてなる島状導電部とにパターニン
グする工程と、第2の導電層を、前記第1の導電層に比
べて薄く形成するとともに、該第2の導電層を、少なく
とも前記配線部と前記島状導電部とが導通するようにパ
ターニングする工程と、少なくとも前記第2の導電層を
完全に陽極酸化し、前記配線部と前記島状導電部とを分
離絶縁させるとともに、該島状導電部の表面を完全に陽
極酸化絶縁層で覆う工程とを含有することを特徴として
いる。
基板の製造方法は、基板上に配設された配線部と、該配
線部を覆うように形成された絶縁層とからなる金属配線
基板の製造方法において、第1の導電層を、配線部と、
該配線部とは分離されてなる島状導電部とにパターニン
グする工程と、第2の導電層を、前記第1の導電層に比
べて薄く形成するとともに、該第2の導電層を、少なく
とも前記配線部と前記島状導電部とが導通するようにパ
ターニングする工程と、少なくとも前記第2の導電層を
完全に陽極酸化し、前記配線部と前記島状導電部とを分
離絶縁させるとともに、該島状導電部の表面を完全に陽
極酸化絶縁層で覆う工程とを含有することを特徴として
いる。
【0010】また、本発明における金属配線基板の製造
方法は、基板上に配設された配線部と、該配線部を覆う
ように形成された絶縁層とからなる金属配線基板の製造
方法において、第1の導電層を、次工程により形成され
る第2の導電層に比べて薄く形成するとともに、該第1
の導電層を、第2の導電層により形成される配線部と島
状導電部とが導通するような位置にパターニングする工
程と、第2の導電層を、配線部と、該配線部とは分離さ
れてなる島状導電部とにパターニングする工程と、少な
くとも前記第1の導電層の露出部分を完全に陽極酸化
し、前記配線部と前記島状導電部とを分離絶縁させると
ともに、該島状導電部の表面を完全に陽極酸化絶縁層で
覆う工程とを含有することを特徴としている。
方法は、基板上に配設された配線部と、該配線部を覆う
ように形成された絶縁層とからなる金属配線基板の製造
方法において、第1の導電層を、次工程により形成され
る第2の導電層に比べて薄く形成するとともに、該第1
の導電層を、第2の導電層により形成される配線部と島
状導電部とが導通するような位置にパターニングする工
程と、第2の導電層を、配線部と、該配線部とは分離さ
れてなる島状導電部とにパターニングする工程と、少な
くとも前記第1の導電層の露出部分を完全に陽極酸化
し、前記配線部と前記島状導電部とを分離絶縁させると
ともに、該島状導電部の表面を完全に陽極酸化絶縁層で
覆う工程とを含有することを特徴としている。
【0011】さらに、本発明における薄膜ダイオードア
レイの製造方法は、基板上に配設された、導電層−絶縁
層−導電層構造の薄膜ダイオードアレイの製造方法にお
いて、第1の導電層を、第1の配線部と、該第1の配線
部とは分離されてなるダイオード素子部とにパターニン
グする工程と、第2の導電層を、前記第1の導電層に比
べて薄く形成するとともに、該第2の導電層を、少なく
とも前記第1の配線部と前記ダイオード素子部とが導通
するようにパターニングする工程と、少なくとも前記第
2の導電層を完全に陽極酸化し、前記第1の配線部と前
記ダイオード素子部とを分離絶縁させるとともに、該ダ
イオード素子部の表面を完全に陽極酸化絶縁層で覆う工
程と、第3の導電層を、前記第1の配線部に対して平行
または垂直方向に形成される前記第2の配線部と、前記
ダイオード素子部の上部もしくは側面部に接続するダイ
オード電極とにパターニングする工程と、第4の導電層
を、ダイオード電極に接続する画素電極に、パターニン
グする工程とを含有することを特徴としている。
レイの製造方法は、基板上に配設された、導電層−絶縁
層−導電層構造の薄膜ダイオードアレイの製造方法にお
いて、第1の導電層を、第1の配線部と、該第1の配線
部とは分離されてなるダイオード素子部とにパターニン
グする工程と、第2の導電層を、前記第1の導電層に比
べて薄く形成するとともに、該第2の導電層を、少なく
とも前記第1の配線部と前記ダイオード素子部とが導通
するようにパターニングする工程と、少なくとも前記第
2の導電層を完全に陽極酸化し、前記第1の配線部と前
記ダイオード素子部とを分離絶縁させるとともに、該ダ
イオード素子部の表面を完全に陽極酸化絶縁層で覆う工
程と、第3の導電層を、前記第1の配線部に対して平行
または垂直方向に形成される前記第2の配線部と、前記
ダイオード素子部の上部もしくは側面部に接続するダイ
オード電極とにパターニングする工程と、第4の導電層
を、ダイオード電極に接続する画素電極に、パターニン
グする工程とを含有することを特徴としている。
【0012】また、本発明における薄膜ダイオードアレ
イの製造方法は、基板上に配設された、導電層−絶縁層
−導電層構造の薄膜ダイオードアレイの製造方法におい
て、第1の導電層を、次工程により形成される第2の導
電層に比べて薄く形成するとともに、該第1の導電層
を、第2の導電層により形成される第1の配線部とダイ
オード素子部とが導通するような位置にパターニングす
る工程と、第2の導電層を、第1の配線部と、該第1の
配線部とは分離されてなるダイオード素子部とにパター
ニングする工程と、少なくとも前記第1の導電層の露出
部分を完全に陽極酸化し、前記第1の配線部と前記ダイ
オード素子部とを分離絶縁させるとともに、該ダイオー
ド素子部の表面を完全に陽極酸化絶縁層で覆う工程と、
第3の導電層を、前記第1の配線部に対して平行または
垂直方向に形成される前記第2の配線部と、前記ダイオ
ード素子部の上部もしくは側面部に接続するダイオード
電極とにパターニングする工程と、第4の導電層を、前
記ダイオード電極に接続する画素電極に、パターニング
する工程とを含有することを特徴としている。
イの製造方法は、基板上に配設された、導電層−絶縁層
−導電層構造の薄膜ダイオードアレイの製造方法におい
て、第1の導電層を、次工程により形成される第2の導
電層に比べて薄く形成するとともに、該第1の導電層
を、第2の導電層により形成される第1の配線部とダイ
オード素子部とが導通するような位置にパターニングす
る工程と、第2の導電層を、第1の配線部と、該第1の
配線部とは分離されてなるダイオード素子部とにパター
ニングする工程と、少なくとも前記第1の導電層の露出
部分を完全に陽極酸化し、前記第1の配線部と前記ダイ
オード素子部とを分離絶縁させるとともに、該ダイオー
ド素子部の表面を完全に陽極酸化絶縁層で覆う工程と、
第3の導電層を、前記第1の配線部に対して平行または
垂直方向に形成される前記第2の配線部と、前記ダイオ
ード素子部の上部もしくは側面部に接続するダイオード
電極とにパターニングする工程と、第4の導電層を、前
記ダイオード電極に接続する画素電極に、パターニング
する工程とを含有することを特徴としている。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【作用】本発明における金属配線基板の製造方法および
薄膜ダイオードアレイの製造方法によれば、第1、第2
の導電層を順に成膜、パターニングし、さらに陽極酸化
を行うことにより、配線部と島状導電部との間の接続部
分を完全に絶縁膜とし、前記配線部と島状導電部とを分
離し、かつ該島状導電部を陽極酸化絶縁層によって完全
に覆っているため、正負対称性の良好なバック・トゥ・
バック構造のダイオードを形成することができる。
薄膜ダイオードアレイの製造方法によれば、第1、第2
の導電層を順に成膜、パターニングし、さらに陽極酸化
を行うことにより、配線部と島状導電部との間の接続部
分を完全に絶縁膜とし、前記配線部と島状導電部とを分
離し、かつ該島状導電部を陽極酸化絶縁層によって完全
に覆っているため、正負対称性の良好なバック・トゥ・
バック構造のダイオードを形成することができる。
【0023】また、本発明は、配線部と島状導電部との
間の接続部を薄く形成していることを特徴としているた
め、配線部と島状導電部とを分離するときに、側面方向
より陽極酸化を行う必要がなく、また、パターニング精
度からみても、従来に比べて実用化が容易に可能となっ
ている。
間の接続部を薄く形成していることを特徴としているた
め、配線部と島状導電部とを分離するときに、側面方向
より陽極酸化を行う必要がなく、また、パターニング精
度からみても、従来に比べて実用化が容易に可能となっ
ている。
【0024】さらに、本発明は、上述したように、ドラ
イエッチング工程を使用せずに、前記金属配線基板なら
びにバック・トゥ・バック構造のダイオードを形成する
ことが可能となっている。
イエッチング工程を使用せずに、前記金属配線基板なら
びにバック・トゥ・バック構造のダイオードを形成する
ことが可能となっている。
【0025】そして、前記島状導電部は、容量素子また
は金属遮光膜などとして使用することも十分に可能とな
っている。
は金属遮光膜などとして使用することも十分に可能とな
っている。
【0026】
(実施例1)以下、本発明における金属配線基板及びそ
の製造方法を、図面に基づいてより詳細に説明する。
の製造方法を、図面に基づいてより詳細に説明する。
【0027】図1〜7は、本発明における金属配線基板
及びその製造方法の一実施例を示している。
及びその製造方法の一実施例を示している。
【0028】図1は、本発明の金属配線基板の一実施例
を示す部分平面図、図2は、図1のA−A線断面図であ
る。図1〜4において、1は、絶縁基板としてのガラス
基板、2は、ガラス基板を保護する絶縁膜である基板保
護膜、3及び4は、Ta、Al、Cr等により形成した
配線部及び島状導電部、5は、Ta、Al、Nb等の陽
極酸化可能な金属により、前記配線部3及び前記島状導
電部4の間に形成した接続部、6は、陽極酸化により前
記配線部3及び前記島状導電部4の、表面及び接続部5
に形成した陽極酸化絶縁層である。
を示す部分平面図、図2は、図1のA−A線断面図であ
る。図1〜4において、1は、絶縁基板としてのガラス
基板、2は、ガラス基板を保護する絶縁膜である基板保
護膜、3及び4は、Ta、Al、Cr等により形成した
配線部及び島状導電部、5は、Ta、Al、Nb等の陽
極酸化可能な金属により、前記配線部3及び前記島状導
電部4の間に形成した接続部、6は、陽極酸化により前
記配線部3及び前記島状導電部4の、表面及び接続部5
に形成した陽極酸化絶縁層である。
【0029】上記構成による金属配線基板の製造方法に
ついて、図3及び図4を参照しながら説明する。まず、
ガラス基板1上に基板保護膜2としてTa2 O5 膜を5
000オングストロームの厚さで形成し、さらにスパッ
タ法等により第1の導電層であるTaを3000オング
ストロームの厚さで被着形成した後、パターニングし、
フッ硝酸によりウエットエッチングして、配線部3及び
島状導電部4を形成する。
ついて、図3及び図4を参照しながら説明する。まず、
ガラス基板1上に基板保護膜2としてTa2 O5 膜を5
000オングストロームの厚さで形成し、さらにスパッ
タ法等により第1の導電層であるTaを3000オング
ストロームの厚さで被着形成した後、パターニングし、
フッ硝酸によりウエットエッチングして、配線部3及び
島状導電部4を形成する。
【0030】そして、第2の導電層であるAlを200
オングストロームの厚さで被着形成した後、パターニン
グし、リン酸もしくはその混酸でエッチングして、配線
部3及び島状導電部4を導通させるための接続部5を形
成する。
オングストロームの厚さで被着形成した後、パターニン
グし、リン酸もしくはその混酸でエッチングして、配線
部3及び島状導電部4を導通させるための接続部5を形
成する。
【0031】ここで、図5(a)、(b)の様に、第2
の導電層である接続部5が、配線部3及び島状導電部4
を完全に覆うように形成する場合もある。これは、第1
の導電層である配線部3及び島状導電部4が、陽極酸化
可能な金属で形成されていない場合でも、用いることが
できる。
の導電層である接続部5が、配線部3及び島状導電部4
を完全に覆うように形成する場合もある。これは、第1
の導電層である配線部3及び島状導電部4が、陽極酸化
可能な金属で形成されていない場合でも、用いることが
できる。
【0032】その後、前記第1、第2の導電層を陽極酸
化して、接続部5を完全に陽極酸化絶縁層6に変化さ
せ、かつ配線部3及び島状導電部4の表面も、陽極酸化
絶縁層6で覆う。これによって配線部3と島状導電部4
とは、絶縁分離されることになる。
化して、接続部5を完全に陽極酸化絶縁層6に変化さ
せ、かつ配線部3及び島状導電部4の表面も、陽極酸化
絶縁層6で覆う。これによって配線部3と島状導電部4
とは、絶縁分離されることになる。
【0033】このとき、島状導電部4を覆う陽極酸化絶
縁層6は、接続部5が完全に陽極酸化され、配線部3と
分離されると同時に成長が止まる。つまり、島状導電部
4を覆う陽極酸化絶縁層6の凹部膜厚は、第2の導電層
である接続部5の膜厚によって制御されるわけである。
縁層6は、接続部5が完全に陽極酸化され、配線部3と
分離されると同時に成長が止まる。つまり、島状導電部
4を覆う陽極酸化絶縁層6の凹部膜厚は、第2の導電層
である接続部5の膜厚によって制御されるわけである。
【0034】また、配線部3を覆う部分の陽極酸化絶縁
層6は、陽極酸化電圧及び時間によって必要とする厚さ
に形成することができる。
層6は、陽極酸化電圧及び時間によって必要とする厚さ
に形成することができる。
【0035】次に、上記構成による別の金属配線基板の
製造方法について、図6及び図7を参照しながら説明す
る。
製造方法について、図6及び図7を参照しながら説明す
る。
【0036】まず、ガラス基板1上に基板保護膜2とし
てTa2 O5 膜を5000オングストロームの厚さで形
成し、さらにスパッタ法等により第1の導電層であるA
lを200オングストロームの厚さで被着形成した後、
パターニングし、フッ硝酸によりウエットエッチングし
て、接続部5を形成する。
てTa2 O5 膜を5000オングストロームの厚さで形
成し、さらにスパッタ法等により第1の導電層であるA
lを200オングストロームの厚さで被着形成した後、
パターニングし、フッ硝酸によりウエットエッチングし
て、接続部5を形成する。
【0037】そして、第2の導電層であるTaを300
0オングストロームの厚さで被着形成した後、パターニ
ングし、リン酸もしくはその混酸でエッチングして、接
合部5により導通するように、配線部3及び島状導電部
4を形成する。その後、前記第1、第2の導電層を陽極
酸化して、接続部5を完全に陽極酸化絶縁層6に変化さ
せ、かつ配線部3及び島状導電部4の表面も、陽極酸化
絶縁層6で覆う。これによって配線部3と島状導電部4
とは、絶縁分離されることになる。
0オングストロームの厚さで被着形成した後、パターニ
ングし、リン酸もしくはその混酸でエッチングして、接
合部5により導通するように、配線部3及び島状導電部
4を形成する。その後、前記第1、第2の導電層を陽極
酸化して、接続部5を完全に陽極酸化絶縁層6に変化さ
せ、かつ配線部3及び島状導電部4の表面も、陽極酸化
絶縁層6で覆う。これによって配線部3と島状導電部4
とは、絶縁分離されることになる。
【0038】このとき、島状導電部4を覆う陽極酸化絶
縁層6は、接続部5が完全に陽極酸化され、配線部3と
分離されると同時に成長が止まる。つまり、島状導電部
4を覆う陽極酸化絶縁層6の膜厚は、第2の導電層であ
る接続部5の膜厚によって制御されるわけである。
縁層6は、接続部5が完全に陽極酸化され、配線部3と
分離されると同時に成長が止まる。つまり、島状導電部
4を覆う陽極酸化絶縁層6の膜厚は、第2の導電層であ
る接続部5の膜厚によって制御されるわけである。
【0039】また、配線部3を覆う部分の陽極酸化絶縁
層6は、陽極酸化電圧及び時間によって必要とする厚さ
に形成することができる。
層6は、陽極酸化電圧及び時間によって必要とする厚さ
に形成することができる。
【0040】上述のようにして形成した金属配線基板
を、後述のようなTFDアレイに用いる場合には、前記
島状導電部4を覆う陽極酸化絶縁層6は、Ta2 O5 で
ある場合が最も良好な特性が得られるため、前記第1、
第2の導電層の材料は、少なくともいずれか一方がTa
であり、島状導電部4を覆う陽極酸化絶縁層6が、Ta
2 O5 となるように形成するのが良い。
を、後述のようなTFDアレイに用いる場合には、前記
島状導電部4を覆う陽極酸化絶縁層6は、Ta2 O5 で
ある場合が最も良好な特性が得られるため、前記第1、
第2の導電層の材料は、少なくともいずれか一方がTa
であり、島状導電部4を覆う陽極酸化絶縁層6が、Ta
2 O5 となるように形成するのが良い。
【0041】以上、本発明の実施例について具体的に説
明したが、本発明の金属配線基板は、上記実施例に限定
されるものではなく、また、その製造方法についても、
上記実施例に限定されるものではない。
明したが、本発明の金属配線基板は、上記実施例に限定
されるものではなく、また、その製造方法についても、
上記実施例に限定されるものではない。
【0042】(実施例2)実施例1の製造方法によって
形成された金属配線基板を用いて、TFDを作製するこ
とができる。ここで、前記配線部3及び島状導電部4
は、TFDにおいては、第1の配線部3及びダイオード
素子部4と書き表される。
形成された金属配線基板を用いて、TFDを作製するこ
とができる。ここで、前記配線部3及び島状導電部4
は、TFDにおいては、第1の配線部3及びダイオード
素子部4と書き表される。
【0043】図8〜図13は、本発明の製造方法によっ
て形成された金属配線基板を用いたTFDアレイの製造
方法の一実施例である。
て形成された金属配線基板を用いたTFDアレイの製造
方法の一実施例である。
【0044】図8は、本発明のTFDアレイの一実施例
を示す部分平面図、図9は、図8のB−B線断面図であ
る。
を示す部分平面図、図9は、図8のB−B線断面図であ
る。
【0045】図8、図9において、10は、TFD、1
は、絶縁基板としてのガラス基板、2は、ガラス基板を
保護する絶縁膜である基板保護膜、3及び4は、Ta、
Al、Cr等により形成した第1の配線部及びダイオー
ド素子部、5は、Ta、Al、Nb等の陽極酸化可能な
金属により、前記第1の配線部3及び前記ダイオード素
子部4の間に形成した接続部、6は、陽極酸化により前
記第1の配線部3及び前記ダイオード素子部4の、表面
及び接続部5に形成した陽極酸化絶縁層、7及び8は、
Al、Ti、Mo、ITO等により形成した第2の配線
部及びダイオード電極、9は、画素電極である。
は、絶縁基板としてのガラス基板、2は、ガラス基板を
保護する絶縁膜である基板保護膜、3及び4は、Ta、
Al、Cr等により形成した第1の配線部及びダイオー
ド素子部、5は、Ta、Al、Nb等の陽極酸化可能な
金属により、前記第1の配線部3及び前記ダイオード素
子部4の間に形成した接続部、6は、陽極酸化により前
記第1の配線部3及び前記ダイオード素子部4の、表面
及び接続部5に形成した陽極酸化絶縁層、7及び8は、
Al、Ti、Mo、ITO等により形成した第2の配線
部及びダイオード電極、9は、画素電極である。
【0046】上記構成によるTFDの製造方法につい
て、図10及び図11を参照しながら説明するが、この
TFD10は、実施例1で作製した金属配線基板(図3
(c)、図4(c)、図6(c)、図7(c))に連続
して作製する。
て、図10及び図11を参照しながら説明するが、この
TFD10は、実施例1で作製した金属配線基板(図3
(c)、図4(c)、図6(c)、図7(c))に連続
して作製する。
【0047】まず、実施例1の方法によって形成した金
属配線基板上に、第3の導電層であるAlを2000オ
ングストロームの厚さで被着形成した後、パターニング
し、リン酸もしくはその混酸でエッチングして、第2の
配線部7及びダイオード電極8を形成する。前記第2の
配線部7は、前記第1の配線部3に対して平行に配設す
る。
属配線基板上に、第3の導電層であるAlを2000オ
ングストロームの厚さで被着形成した後、パターニング
し、リン酸もしくはその混酸でエッチングして、第2の
配線部7及びダイオード電極8を形成する。前記第2の
配線部7は、前記第1の配線部3に対して平行に配設す
る。
【0048】こうしてできたTFD素子は、バック・ト
ゥ・バック接合をしているため、第3の導電膜の材質に
とらわれることなく、電流の正負特性が対称なTFD素
子が形成できるのである。
ゥ・バック接合をしているため、第3の導電膜の材質に
とらわれることなく、電流の正負特性が対称なTFD素
子が形成できるのである。
【0049】このとき、第2の配線部7と第1の配線部
3とをたとえば端子部において接続すると、配線抵抗の
減少がはかれるだけでなく、配線の断線に対しても構造
的に強いものとなっている。
3とをたとえば端子部において接続すると、配線抵抗の
減少がはかれるだけでなく、配線の断線に対しても構造
的に強いものとなっている。
【0050】その後、第4の導電層としてITOを10
00オングストロームの厚さで被着形成した後、パター
ニングし、臭化水素酸によりエッチングして、画素電極
9を形成する。
00オングストロームの厚さで被着形成した後、パター
ニングし、臭化水素酸によりエッチングして、画素電極
9を形成する。
【0051】また、液晶の電荷保持のために、画素ごと
に補助容量素子11を形成することがあるが、その場合
も工程数を増やさずに、作製することができる。
に補助容量素子11を形成することがあるが、その場合
も工程数を増やさずに、作製することができる。
【0052】補助容量素子11を形成する場合につい
て、図12及び図13を参照しながら述べる。
て、図12及び図13を参照しながら述べる。
【0053】図12は、本発明によるTFDアレイの一
実施例を示す部分平面図、図13は、図12中の補助容
量素子11の断面図である。
実施例を示す部分平面図、図13は、図12中の補助容
量素子11の断面図である。
【0054】まず、実施例1の方法によって形成した金
属配線基板上に、第3の導電層であるAlを2000オ
ングストロームの厚さで被着形成した後、パターニング
し、リン酸もしくはその混酸によりエッチングして、第
2の配線部7及びダイオード電極8を形成する。前記第
2の配線部7は、前記第1の配線部3に対して垂直方向
に配設する。
属配線基板上に、第3の導電層であるAlを2000オ
ングストロームの厚さで被着形成した後、パターニング
し、リン酸もしくはその混酸によりエッチングして、第
2の配線部7及びダイオード電極8を形成する。前記第
2の配線部7は、前記第1の配線部3に対して垂直方向
に配設する。
【0055】こうしてできたTFD素子は、バック・ト
ゥ・バック接合をしているため、第3の導電層の材質に
とらわれることなく、電流の正負特性が対称なTFD素
子が形成できるのである。
ゥ・バック接合をしているため、第3の導電層の材質に
とらわれることなく、電流の正負特性が対称なTFD素
子が形成できるのである。
【0056】このとき、第2の配線部7は画像信号配
線、第1の配線部3は容量配線として使用される。
線、第1の配線部3は容量配線として使用される。
【0057】その後、第4の導電層としてITOを10
00オングストロームの厚さで被着形成した後、パター
ニングし、臭化水素酸によりエッチングして、画素電極
9を形成する。
00オングストロームの厚さで被着形成した後、パター
ニングし、臭化水素酸によりエッチングして、画素電極
9を形成する。
【0058】このとき、画素電極9と第1の配線部3が
重なる部分が補助容量素子11なる。
重なる部分が補助容量素子11なる。
【0059】上記実施例において、第3の導電層と第4
の導電層とは、互いに同一の物質であってもよく、ま
た、その場合は、第2の配線部7、ダイオード電極8及
び画素電極9を一度にパターニングできるため、工程数
が減少し、より安価なTFDパネルを製造することがで
きる。
の導電層とは、互いに同一の物質であってもよく、ま
た、その場合は、第2の配線部7、ダイオード電極8及
び画素電極9を一度にパターニングできるため、工程数
が減少し、より安価なTFDパネルを製造することがで
きる。
【0060】以上、本発明の実施例について具体的に説
明したが、本発明の金属配線基板及び薄膜ダイオードア
レイは、上記実施例に限定されるものではなく、また、
その製造方法についても、上記実施例に限定されるもの
ではないのは、いうまでもない。
明したが、本発明の金属配線基板及び薄膜ダイオードア
レイは、上記実施例に限定されるものではなく、また、
その製造方法についても、上記実施例に限定されるもの
ではないのは、いうまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の金属配線基板の製造方法および薄膜ダイオードアレ
イの製造方法によれば、第1、第2の導電層を順に成
膜、パターニングし、さらに陽極酸化を行い、配線部と
島状導電部との間の金属部分を完全に絶縁膜とし、前記
配線部と島状導電部とを分離し、かつ該島状導電部を陽
極酸化絶縁層によって完全に覆っているため、配線と分
離された素子を形成することが可能となり、対称性の良
好なバック・トゥ・バック構造のダイオードを形成する
ことができるとともに、高品質で安価な液晶表示装置を
作製することができる。
明の金属配線基板の製造方法および薄膜ダイオードアレ
イの製造方法によれば、第1、第2の導電層を順に成
膜、パターニングし、さらに陽極酸化を行い、配線部と
島状導電部との間の金属部分を完全に絶縁膜とし、前記
配線部と島状導電部とを分離し、かつ該島状導電部を陽
極酸化絶縁層によって完全に覆っているため、配線と分
離された素子を形成することが可能となり、対称性の良
好なバック・トゥ・バック構造のダイオードを形成する
ことができるとともに、高品質で安価な液晶表示装置を
作製することができる。
【0062】また、配線部と島状導電部との間の接続部
を薄く形成していることを特徴としているため、配線部
と島状導電部とを分離するときに、側面方向より陽極酸
化を行う必要がなく、また、パターニング精度からみて
も、従来に比べて実用化が容易に可能となっている。
を薄く形成していることを特徴としているため、配線部
と島状導電部とを分離するときに、側面方向より陽極酸
化を行う必要がなく、また、パターニング精度からみて
も、従来に比べて実用化が容易に可能となっている。
【0063】さらに、本発明は、上述したように、ドラ
イエッチング工程を使用せずに、前記金属配線基板なら
びにバック・トゥ・バック構造のダイオードを形成する
ことが可能となっている。
イエッチング工程を使用せずに、前記金属配線基板なら
びにバック・トゥ・バック構造のダイオードを形成する
ことが可能となっている。
【0064】そして、前記島状導電部は、容量素子また
は金属遮光膜などとして使用することも十分に可能であ
る。
は金属遮光膜などとして使用することも十分に可能であ
る。
【図1】図1は、本発明の金属配線基板の一実施例を示
す部分平面図である。
す部分平面図である。
【図2】図2は、図1のA−A線における断面図であ
る。
る。
【図3】図3は、本発明の金属配線基板及びその製造方
法の一実施例を示す部分平面図である。
法の一実施例を示す部分平面図である。
【図4】図4は、本発明の金属配線基板及びその製造方
法の一実施例を示す断面図である。
法の一実施例を示す断面図である。
【図5】図5は、本発明の金属配線基板及びその製造方
法の一実施例を示す部分平面図及び断面図である。
法の一実施例を示す部分平面図及び断面図である。
【図6】図6は、本発明の金属配線基板及びその製造方
法の一実施例を示す部分平面図である。
法の一実施例を示す部分平面図である。
【図7】図7は、本発明の金属配線基板及びその製造方
法の一実施例を示す断面図である。
法の一実施例を示す断面図である。
【図8】図8は、本発明の金属配線基板上における薄膜
ダイオードアレイの一実施例を示す部分平面図である。
ダイオードアレイの一実施例を示す部分平面図である。
【図9】図9は、図8のB−B線における断面図であ
る。
る。
【図10】図10は、本発明の金属配線基板上における
薄膜ダイオードアレイの製造方法の一実施例を示す部分
平面図である。
薄膜ダイオードアレイの製造方法の一実施例を示す部分
平面図である。
【図11】図11は、本発明の金属配線基板上における
薄膜ダイオードアレイの製造方法の一実施例を示す断面
図である。
薄膜ダイオードアレイの製造方法の一実施例を示す断面
図である。
【図12】図12は、本発明の金属配線基板上における
薄膜ダイオードアレイの製造方法の一実施例を示す部分
平面図である。
薄膜ダイオードアレイの製造方法の一実施例を示す部分
平面図である。
【図13】図13は、本発明の金属配線基板上における
薄膜ダイオードアレイの製造方法の一実施例を示す断面
図である。
薄膜ダイオードアレイの製造方法の一実施例を示す断面
図である。
【図14】図14は、従来の薄膜ダイオードアレイを示
す部分平面図である。
す部分平面図である。
【図15】図15は、図14のC−C線における断面図
である。
である。
1 ガラス基板 2 基板保護膜 3 配線部または第1の配線部 4 島状導電部またはダイオード素子部 5 接続部 6 陽極酸化絶縁層 7 第2の配線部 8 ダイオード電極 9 画素電極 10 TFD 11 容量素子 21 ガラス基板 22 下部電極 23 下部配線部 24 絶縁膜 25 上部電極 26 画素電極 27 TFDアレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1362 H01L 49/02
Claims (4)
- 【請求項1】 基板上に配設された配線部と、該配線部
を覆うように形成された絶縁層とからなる金属配線基板
の製造方法において、 第1の導電層を、配線部と、該配線部とは分離されてな
る島状導電部とにパターニングする工程と、 第2の導電層を、前記第1の導電層に比べて薄く形成す
るとともに、該第2の導電層を、少なくとも前記配線部
と前記島状導電部とが導通するようにパターニングする
工程と、 少なくとも前記第2の導電層を完全に陽極酸化し、前記
配線部と前記島状導電部とを分離絶縁させるとともに、
該島状導電部の表面を完全に陽極酸化絶縁層で覆う工程
とを含有することを特徴とする金属配線基板の製造方
法。 - 【請求項2】 基板上に配設された配線部と、該配線部
を覆うように形成された絶縁層とからなる金属配線基板
の製造方法において、 第1の導電層を、次工程により形成される第2の導電層
に比べて薄く形成するとともに、該第1の導電層を、第
2の導電層により形成される配線部と島状導電部とが導
通するような位置にパターニングする工程と、 第2の導電層を、配線部と、該配線部とは分離されてな
る島状導電部とにパターニングする工程と、 少なくとも前記第1の導電層の露出部分を完全に陽極酸
化し、前記配線部と前記島状導電部とを分離絶縁させる
とともに、該島状導電部の表面を完全に陽極酸化絶縁層
で覆う工程とを含有することを特徴とする金属配線基板
の製造方法。 - 【請求項3】 基板上に配設された、導電層−絶縁層−
導電層構造の薄膜ダイオードアレイの製造方法におい
て、 第1の導電層を、第1の配線部と、該第1の配線部とは
分離されてなるダイオード素子部とにパターニングする
工程と、 第2の導電層を、前記第1の導電層に比べて薄く形成す
るとともに、該第2の導電層を、少なくとも前記第1の
配線部と前記ダイオード素子部とが導通するようにパタ
ーニングする工程と、 少なくとも前記第2の導電層を完全に陽極酸化し、前記
第1の配線部と前記ダ イオード素子部とを分離絶縁させ
るとともに、該ダイオード素子部の表面を完全に陽極酸
化絶縁層で覆う工程と、 第3の導電層を、前記第1の配線部に対して平行または
垂直方向に形成される前記第2の配線部と、前記ダイオ
ード素子部の上部もしくは側面部に接続するダイオード
電極とにパターニングする工程と、 第4の導電層を、ダイオード電極に接続する画素電極
に、パターニングする工程とを含有することを特徴とす
る薄膜ダイオードアレイの製造方法。 - 【請求項4】 基板上に配設された、導電層−絶縁層−
導電層構造の薄膜ダイオードアレイの製造方法におい
て、 第1の導電層を、次工程により形成される第2の導電層
に比べて薄く形成するとともに、該第1の導電層を、第
2の導電層により形成される第1の配線部とダイオード
素子部とが導通するような位置にパターニングする工程
と、 第2の導電層を、第1の配線部と、該第1の配線部とは
分離されてなるダイオード素子部とにパターニングする
工程と、 少なくとも前記第1の導電層の露出部分を完全に陽極酸
化し、前記第1の配線部と前記ダイオード素子部とを分
離絶縁させるとともに、該ダイオード素子部の表面を完
全に陽極酸化絶縁層で覆う工程と、 第3の導電層を、前記第1の配線部に対して平行または
垂直方向に形成される前記第2の配線部と、前記ダイオ
ード素子部の上部もしくは側面部に接続するダイオード
電極とにパターニングする工程と、 第4の導電層を、前記ダイオード電極に接続する画素電
極に、パターニングする工程とを含有することを特徴と
する薄膜ダイオードアレイの製造方法。
Priority Applications (2)
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