JP3075646B2 - タスク起動方式 - Google Patents
タスク起動方式Info
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Description
自動販売機、自動車の燃料の噴射装置など、CPUを用
いた制御装置において、実行されるプログラムがタスク
という分割されたモジュールとして管理されていて、そ
のタスク起動をソフトウェアまたはハードウェアによっ
て制御するタスク起動方式に関する。
(Operating System) によりタスク起動管理を行ってい
た。これは外部割込みやソフト割込みによるタスク起動
イベントまたは定周期割込みによるタスク起動イベント
が発生すると、タスク番号をそのタスクの優先度を示す
レベル毎にキューイングする処理や、各々のレベル毎の
キュートップのタスク要求の優先度判定を行う処理、さ
らに優先度判定されたタスクをキューから引き抜く処理
などをプログラムにより行うものである。
た従来のタスク起動装置は、タスク起動イベントが起き
てからタスク要求が発生するまでの処理がプログラムで
行われるため、オーバヘッドとなり、さらにこのオーバ
ヘッドは管理されるタスクの数と共に増大するという問
題があった。
るタスク起動イベントが発生した場合、あるいは定周期
プログラムによるタスク起動イベントが発生した場合の
CPUの管理を大幅に軽減し、オーバヘッドの少ない高
速なタスク起動を可能とするタスク起動方式を実現する
ことを目的とする。
明するブロック図である。この図1の構成は外部割り込
みやソフト割り込みによるタスク起動イベントに対して
の処理を行うものである。
装置であり、制御装置内のCPU20との間で各種信号
の授受が行われる。タスク起動装置10は概略的には、
タスクキューファイル1、タスク優先レベル判定回路
2、タスク番号設定レジスタ3、マルチプレクサなどの
タスク番号選択手段4で構成されている。
ク要求フラグ21(以下フラグ21という)、タスク優
先レベルレジスタ22(以下優先レベルレジスタ22と
いう)、タスク優先レベルマスクレジスタ23(以下マ
スクレジスタ23という)、マスクレジスタ割り込み退
避レジスタ24(以下退避レジスタ24という)、プラ
イオリティエンコーダ25で構成されている。
ク起動イベントが起きると、CPU20はそのタスク番
号をレベル毎に管理されたタスクキューファイル1にセ
ットする。このときたとえば、タスクキューファイル1
の0レベルのファイルには、タスク番号#0,#1,#
2・・・がキューイングされ、1レベルのタスクキュー
のファイルにはタスク番号#10,#20,#30・・
・がキューイングされるというようにそれぞれの優先レ
ベル毎にタスク番号がキューイングされる。なお、キュ
ーはファーストインファーストアウトとなっているの
で、上記0レベルのタスクキューファイルを例にとる
と、キュートップのタスク番号は#0となる。
ューファイル1にタスク番号がセットされると、各レベ
ルのキュートップのタスク番号がタスク番号設定レジス
タ3に各レベル毎にセットされるとともに、フラグ21
が各レベル毎にセットされる。
情報がセットされるレジスタであり、各レベルの優先順
次がたとえば、0レベル>1レベル>2レベルであった
とすると、マスクレジスタ23に「0」がセットされた
場合、0レベル以下がすべてマスクされる。この場合、
0レベル、1レベル、2レベルのタスク要求がすべてマ
スクされるので、タスク番号設定レジスタ3にタスク番
号がそれぞれセットされ、なおかつ、それぞれのフラグ
21がセットされていたとしても、タスク要求は発生し
ないことになる。
トされると1レベル、2レベルのタスク要求がマスクさ
れ、「2」がセットされると2レベルのみのタスク要求
がマスクされる。また、「3」がセットされた場合に
は、全レベルのタスク要求がマスクされなくなる。
スクレジスタ23のマスク情報とフラグ21のフラグの
セット情報をもとに優先度判定を行うもので、マスクさ
れてなく、しかも優先度の高いレベルを優先レベルレジ
スタ22にセットするとともにCPU20に対してタス
ク要求を出力する。
と、優先レベルレジスタ22の内容を読みだし、その内
容からどのレベルのタスク要求があるかを知る。そし
て、CPU20がタスク番号設定レジスタ3からタスク
番号を読み出す際は、タスク番号選択手段4によって自
動的にそのときのタスク番号が選択される。
号がCPU20に読み出されることにより、その時点ま
でマスクレジスタ23にセットされていたマスク情報を
一時的に取り込むものである。
ベントが発生すると、CPUはタスクの優先レベルに応
じたタスクキューファイル1にタスク番号をセットす
る。すると、各レベルのキュートップのタスク番号が各
レベル毎のタスク番号設定レジスタ3にセットされると
ともに対応するタスク要求フラグがセットされる。
は、マスク情報とフラグの設定情報とにより、レベルの
優先度を判定し、マスクされていない最も優先度の高い
レベル(これをここでは1レベルとする)を優先レベル
レジスタ22にセットするとともにCPU20に対して
タスク要求を発生する。
上記優先レベルレジスタ22の内容(1レベル)を読み
出して1レベルのタスク要求があることを知る。そし
て、タスク番号選択手段4が上記優先レベルレジスタ2
2からの信号を受けてタスク番号設定レジスタ3から1
レベルのキュートップのタスク番号(これをタスク番号
#10とする)を選択して、CPU20に対してタスク
番号#10を与える。
ことにより、タスク起動装置10は、この時点までのマ
スクレジスタ23のセット内容を退避レジスタ24に退
避させる。
0のタスク処理を終了すると、マスクレジスタ23のセ
ット内容を退避レジスタ24から復帰させて、次のタス
ク要求を発生する。
みなどのタスク起動イベントが起きてから、タスク要求
を発生させるための処理としてはタスク番号をレベルに
対応したキューファイルにセットするだけで良く、CP
Uの処理を簡略化することができ、オーバヘッドの少な
い高速なタスク起動が可能となる。
れた周期で、定周期タスクのタスク起動イベントが発生
した場合、そのタスク番号を優先レベルに応じて図1で
示したタスクキューファイル1に自動的にセットする定
周期タスク起動手段を示すブロック図である。
込みのベース時間Tを設定可能な定周期タイマ31と、
各レベル毎でなおかつ、そのレベルのタスク番号毎に設
けられた定周期タスク起動回路41及び図1で示したタ
スク起動装置10で構成されている。なお、図2では定
周期タスク起動回路41は、ある1つのタスク番号に対
応した定周期タスク起動回路のみが図示されているが、
他のタスク番号に対応した定周期タスク起動回路も同様
の構成となっている。
番号が設定されるタスク番号レジスタ51とそのタスク
周期Nを設定する周期設定レジスタ52、さらにカウン
ト手段としてダウンカウンタ53で構成されている。
の定周期タスク初期設定はCPU20により行われる。
すなわち、初期設定としてのCPU20の処理は、定周
期タイマ31に割り込み周期のベース時間Tを設定する
とともにタスク番号レジスタ51にタスク番号を設定
し、さらに周期設定レジスタ52に周期Nを設定する。
この周期Nを設定するとその内容がダウンカウンタ53
にもセットされる。このとき、定周期割り込みタスクが
起動される周期はN×Tで決定される。
発生するタスク番号は、図1で示したタスクキューファ
イル1の対応するキューファイルに格納される。初期設
定としてイニシャル時に行うCPUの処理は、前記した
ように、ベース時間Tの設定、タスク番号の設定、周期
Nの設定を行ったのち、定周期タイマコントロール指令
を出して定周期タイマ31を有効にする。これにより、
定周期タイマ31から出力されるカウントクロック(ク
ロック周期T)に同期して、ダウンカウンタ53の内容
(N)がデクリメントされる。すなわち、クロックの周
期T時間毎にNが−1されて行く。そして、ダウンカウ
ンタ53が0になると、タスク番号レジスタ51に設定
されているタスク番号が図1で示したタスクキューファ
イル1の対応するレベルのキューファイルにセットされ
る。そして、再びダウンカウンタ53には周期Nがセッ
トされ、上記動作が繰り返される。したがって、このタ
スク起動周期はN×Tとなる。
号がセットされた後は、図1で説明した動作によりCP
U20に対してタスク要求が出力される。したがって、
あらかじめプログラマブルに設定された周期で定周期タ
スクのタスク起動イベントが発生する場合において、タ
スク起動イベントが発生するか否かの管理をしなくて
も、タスク番号を自動的に対応するキューファイルにセ
ットすることができる。
割り込みやソフト割り込みによるタスク起動イベントに
対するタスク起動手段の実施例(以下、第1の実施例と
いう)の構成図であり前記本発明の原理で説明した図1
に対応するものである。同図において、10はタスク起
動装置であり、制御装置内のCPU20との間で各種信
号の授受が行われる。
示したようにタスクキューファイル1、タスク優先レベ
ル判定回路2、タスク番号レジスタ3、タスク番号選択
手段としてのマルチプレクサ(MPX)4から構成され
ている。
1レベルのタスクイベントの発生順序がタスク番号#1
0,#11,#12,・・・の順序である場合、タスク
キューファイル1の1レベルのキューファイル11 は図
4のような格納状態となる。さらに説明を加えると、外
部割り込みやソフト割り込みなどのタスク起動イベント
が発生すると、CPU20はタスク優先レベルに応じた
タスクキューファイル1にタスク番号をセットする。た
とえばタスクキューファイル1の0レベルファイル10
にはタスク番号発生順に#0,#1,#2,・・・がキ
ューイングされ、1レベル領域11 には前記したように
#10,#11,#12,・・・がキューイングされ、
2レベルファイル12 には#20,#21,#22,・
・・がキューイングされるというようにそれぞれのレベ
ル毎にタスク番号がキューイングされる。
アウトとなっているので、0レベルファイル10 を例に
とると、この0レベルファイル10 におけるキュートッ
プのタスク番号は#0となる。
は、フラグ21、優先レベルレジスタ22、マスクレジ
スタ23、退避レジスタ24、プライオリティエンコー
ダ25で構成されている。
タスクキューファイル1にタスク番号がセットされる
と、各レベルのキュートップのタスク番号がタスク番号
設定レジスタ3の各レベル領域にセットされる。たとえ
ば、タスク番号設定レジスタ3の0レベル領域30 には
タスク番号#0、1レベル領域31 にはタスク番号#1
0、2レベル領域32 にはタスク番号#20、というよ
うにそれぞれのレベルのその時点におけるキュートップ
のタスク番号が対応するレベル領域にセットされる。
号がセットされると同時に、上記フラグ21はそれぞれ
のレベルのフラグがセット状態となる。すなわち、タス
クキューファイル1の0レベルファイル10 、1レベル
ファイル11 、2レベルファイル12 にタスク番号がキ
ューイングされると、対応するレベルのフラグがセット
される。たとえば、0レベルファイル10 にタスク番号
がキューイングされると、0レベルフラグ210 がセッ
トし、1レベルファイル11 にタスク番号がキューイン
グされると、1レベルフラグ211 がセットし、2レベ
ルファイル12にタスク番号がキューイングされると、
2レベルフラグ212 がセットする。
にマスク情報がセットされるもので、ここで0レベル、
1レベル、2レベルの各レベルの優先順位を、0レベル
>1レベル>2レベルとすると、マスクレジスタ23に
「0」がセットされた場合、0レベル以下のすべてのレ
ベルがマスクされるので、0レベル、1レベル、2レベ
ルのタスク要求がマスクされる。タスク要求がマスクさ
れると、タスク番号設定レジスタ3にタスク番号がセッ
トされ、なおかつタスク要求フラグ21がセットされて
いても、そのマスクされたタスク要求は発生しない。
号が読み出されると、その時点までのマスクレジスタ2
3のマスク情報を一時的に取り込むレジスタである。た
とえばCPU20にタスク番号が読み出されるまでマス
クレジスタ23に「3」がセットされていたとすると、
CPU20のタスク番号読み込み後、マスクレジスタ2
3の内容が退避レジスタ24の0レベル領域240 、1
レベル領域241 、2レベル領域242 の何れかのレベ
ル領域(CPU20に読み込まれたタスク番号に対応す
るレベル領域)に退避させられる。
スク要求フラグ21のフラグ情報とマスクレジスタ23
のマスク情報により優先度の最も高いレベルを優先レベ
ルレジスタ22に出力するとともに、タスク要求をCP
U20に出力するものである。
する。外部割り込みやソフト割り込みなどのタスクイベ
ントが発生すると、CPU20はタスクの優先レベルに
応じたタスクキューファイル1にタスク番号をセットす
る。これにより、各レベルのキュートップのタスク番号
が各レベル毎のタスク番号レジスタ3にセットされると
ともに、該当するレベル毎のタスク要求フラグ21がセ
ットされる。これを具体的な例を用いて説明する。
ベルファイル10 にはタスクがキューイングされてな
く、1レベルファイル11 にはタスク番号#10,#1
1,#12がキューイングされ、2レベルファイル12
にはタスク番号#20,#21,#22がキューイング
されたとする。また、マスクレジスタ23には「3」が
セットされているとする。
0レベルファイル10 にはタスクがキューイングされて
いないので、タスク番号設定レジスタ3の0レベル領域
30及び0レベルフラグ210 はセットされない。一
方、タスク番号設定レジスタ3の1レベル領域31 には
タスクキューファイル1の1レベルファイル11 のキュ
ートップであるタスク番号#10がセットされ、同様
に、2レベル領域32 には2レベルファイル12 のキュ
ートップであるタスク番号#20がセットされる。これ
と同時に1レベルフラグ211 と2レベルフラグ212
がセットされる。
エンコーダ25はマスクレジスタ23のマスク情報とタ
スク要求フラグ21のフラグ情報、つまり、この場合
は、全レベルのタスク要求がマスクされてなく、また1
レベルと2レベルのフラグ21 1 ,212 がセットされ
ているという情報を得て、1レベル>2レベルの優先順
位であることを判定する。これにより、優先レベルレジ
スタ22に1レベルがセットされるとともにCPU20
にタスク要求を出力する。
と、上記優先レベルレジスタ22を読み出して、1レベ
ルのタスク要求があることを知る。一般にCPU20は
タスクレベルをタスク制御に用いる。
スタ3からタスク番号を読み出すときは、マルチプレク
サ4が優先レベルレジスタ22の内容を受けて、この場
合は1レベルのタスク要求番号レジスタを選択すること
により自動的にタスク番号#10を得ることができる。
番号が読み出されたことにより、このタスク起動装置1
0は、マスクレジスタ23のこれまでの内容を退避レジ
スタ24の1レベル領域241 へ退避させ、マスクレジ
スタ23に「1」をセットし、さらに、タスク番号設定
レジスタ3の1レベル領域31 の内容とタスク要求フラ
グ21の1レベルフラグ211 の内容をクリアする。
ルファイル11 のその時点におけるキュートップのタス
ク番号#11がタスク番号設定レジスタ3の1レベル領
域3 1 にセットされ、さらにタスク要求フラグ21の1
レベルフラグ211 がセットされる。しかし、このとき
はタスク優先レベルマスクレジスタは「1」にセットさ
れているので、1レベルと2レベルがマスクされ、1レ
ベルと2レベルのタスク要求は出力されないことにな
る。ただし、このとき0レベルはマスクされていないの
で、もし、0レベルキューファイル10 にタスク番号が
セットされていれば、0レベルのタスク要求が発生す
る。
0の処理を終了すると、タスク起動装置10に対して、
マスクレジスタ23の復帰命令を退避レジスタ24に発
行する。これにより、退避レジスタ24の1レベル領域
241 に格納されているマスク情報「3」がマスクレジ
スタ23に戻される。このようにして、マスクレジスタ
23にはタスク番号#10がCPU20に読み込まれる
前のマスク情報「3」が戻され、次のタスク要求が発生
する。この場合は、1レベルのその時点におけるキュー
トップであるタスク番号#11がタスク要求として発生
させられる。このタスク番号#11のタスク要求の発生
は、前記タスク番号#10の場合と同様の動作過程にて
行われる。
ソフト割り込みなどのタスク起動イベントが発生してか
ら、タスク要求を発生させるための処理としては、タス
ク番号をレベルに対応したキューにセットするだけの処
理で済み、オーバヘッドの少ない高速なタスク起動が可
能となる。
された周期で、定周期タスクのタスク起動イベントが発
生した場合、そのタスク番号を優先度レベルに応じて第
1の実施例で説明したタスクキューファイル1に自動的
にセットする手段の実施例(以下、第2の実施例とい
う)を説明するものであり、前記発明の原理で説明した
図2に対応するものである。
は同一符号を付してある。すなわち、10は前記第1の
実施例で説明したタスク起動装置であり、その構成は図
3と同一であるので、同図の煩雑化を防ぐため、図5で
はそれぞれの構成要素は図示されていない。
回路であり、概略的には、定周期割り込みのベース時間
Tを設定可能な定周期タイマ31と、0レベル、1レベ
ル、2レベルの各レベル毎に設けられたそれぞれの定周
期タスク起動回路群40により構成されている。
レベルのタスク番号に対応して定周期タスク起動回路4
10 ,411 ,・・・が設けられた構成となっている。
たとえば、0レベルの定周期タスク起動回路群40を例
にとって説明すると、この0レベルのタスク番号#0,
#1,・・・ごとに定周期タスク起動回路400 ,40
1 ,・・・が設けられている。そして、これら各定周期
タスク起動回路400,401 ,・・・は図2で説明し
たように、タスク番号を設定するタスク番号レジスタ5
1とそのタスクの周期Nを設定する周期設定レジスタ5
2、さらにダウンカウンタ53とで構成されている。
すると、その内容(周期N)はダウンカウンタ53にも
セットされる。このような構成において、次にその動作
を図6のタイムチャートを参照しながら説明する。ま
ず、CPU20は定周期タイマ31に割り込み周期のベ
ース時間Tを設定し、また、各レベル毎の定周期タスク
起動回路群40に対して定周期タスク初期設定を行う。
たとえば、0レベルの定周期タスク起動回路群40のタ
スク番号#0の初期設定を例にとって説明すると、ま
ず、タスク番号レジスタ51にそのタスク番号を設定す
るとともに周期設定レジスタ52にそのタスク周期N
(ここではN=4とする)を設定する。このタスク周期
Nを設定すると、その内容はダウンカウンタ53にもセ
ットされる。
動回路に対しても同様に行い、すべての定周期タスクの
初期設定を終了すると、CPU20からの定周期タイマ
コントロール指定により定周期タイマ31を有効にす
る。ここまでが初期設定としてのCPU20の処理であ
る。
後にカウントクロック信号CLが出され、これにより、
ダウンカウンタ53が−1される。すなわち、ダウンカ
ウンタ53には「4」がセットされているので、最初の
カウントクロック信号CLにより、−1されてダウンカ
ウンタ53の内容は「3」となる。このようにして、定
周期タイマ31からのカウントクロックにより、次々デ
クリメントされ、ダウンカウンタ53の内容が「0」に
なると、タスク番号レジスタ51に格納されているタス
ク番号#0が、そのタスクレベルに対応したキューファ
イル1にセットされ、前記したような第1の実施例によ
る処理手順にてタスク要求が発生される。
Nが再びダウンカウンタ53にセットされて上記同様、
定周期タイマ31からのカウントクロックによりダウン
カウントされるという動作が繰り返し行われる。したが
って、上記タスク番号#0の定周期割り込みが起動され
る周期は、T=100msecとすれば、N×Tにより(こ
の場合N=4)、400msecとなる。
経過すると、自動的にタスク起動イベントが発生し、C
PUからの操作がなくてもタスク番号をレベル毎に管理
されたキューファイルにセットすることができ、キュー
ファイルにセットされたのちは、前記第1の実施例によ
る処理でタスク要求を発生することができる。
カウンタ53は常に有効状態にあって、定周期タイマ3
1が有効となることにより出力されるカウントクロック
によりダウンカウンタ53がデクリメントされる例を示
したが、この方式に限らず、定周期タイマ31のカウン
トクロックは常に出力されていて、ダウンカウンタ53
を有効とする制御を行い、このダウンカウンタ53を有
効とすることにより、上記カウントクロックによってデ
クリメントする方式でも良い。
割り込みによるタスク起動イベントが起きてから、タス
ク要求を発生させるための処理としては、タスク番号を
そのタスクのレベルに対応したキューファイルにセット
するだけであり、タスクのキュー管理や割り込みタスク
を考慮した優先度判定、割り込みマスクレジスタ制御に
かかるCPU処理が不要となり、高速なタスク起動が可
能となる。
イベントに対しては、このようなタスク起動イベントが
発生するか否かの管理が不要となり。さらにタスク起動
イベントが発生してから、そのタスク番号をそのタスク
のレベルに応じたキューファイルに自動的にセットでき
るので、よりオーバヘッドの少ない高速なタスク起動が
可能となる。
場合の本発明の原理を説明する構成図である。
る。
する図である。
る。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 タスクの優先度に応じてそのタスク番号
を優先度レベル毎にキューイングするタスクキューファ
イル(1)と、 このタスクキューファイル(1)にタスク番号がレベル
に応じてキューイングされると各レベルのキュートップ
のタスク番号がレベル毎にセットされるタスク番号レジ
スタ(3)と、 上記各レベルの優先順位を判定して、その時点における
最も優先順位の高い優先レベル情報を出力するとともに
タスク要求を出力するタスク優先レベル判定回路(2)
と、 このタスク優先レベル判定回路(2)からの上記優先レ
ベル情報を受けて、上記タスク番号設定レジスタ(3)
にセットされている各レベル毎のキュートップのタスク
番号のうち、上記優先レベルのキュートップのタスク番
号を選択してタスク番号情報として出力するタスク番号
選択手段(4)と、 を備えたことを特徴とするタスク起動方式。 - 【請求項2】 タスクの優先度に応じてそのタスク番号
を優先度レベル毎にキューイングするタスクキューファ
イル(1)と、 このタスクキューファイル(1)にタスク番号がレベル
に応じてキューイングされると各レベルのキュートップ
のタスク番号がレベル毎にセットされるタスク番号設定
レジスタ(3)と、 上記各レベルの優先順位を判定して、その時点における
最も優先順位の高い優先レベル情報を出力するとともに
タスク要求を出力するタスク優先レベル判定回路(2)
と、 このタスク優先レベル判定回路(2)からの上記優先レ
ベル情報を受けて、上記タスク番号設定レジスタ(3)
にセットされている各レジスタ毎のキュートップのタス
ク番号のうち、上記優先レベルのキュートップのタスク
番号を選択してタスク番号情報として出力するタスク番
号選択手段(4)と、 定周期割り込みのベース時間Tを設定可能な定周期タイ
マ(31)と、 各レベルの各々のタスク毎に設けられ、各々のタスク番
号をセットするタスク番号レジスタ(51)と、 各レベルの各々のタスク毎に設けられ、各々のタスク周
期Nをセットするタスク周期設定レベル(52)と、 各レベルの各々のタスク毎に設けられ、上記定周期タイ
マ(31)が出力するカウントクロックに同期して上記
タスク周期Nをカウントするカウント手段(53)と、 を有し、上記カウント手段(53)のカウント値が上記
Nをカウントすると、対応するタスク番号を上記タスク
キューファイル(1)の対応するレベル領域にセットす
ることを特徴とするタスク起動方式。 - 【請求項3】 前記タスク優先レベル判定回路(2)
は、タスクキューファイル(1)にレベルに応じてタス
ク番号がキューイングされると、対応するレベルのフラ
グをセットするタスク要求フラグ(21)と、 レベル毎にマスク可能で、あるレベルをマスクするとそ
のレベル以下の優先順位のレベルをすべてマスクするマ
スク情報が設定されるタスク優先レベルマスクレジスタ
(23)と、 このタスク優先レベルマスクレジスタ(23)のマスク
情報と上記タスク要求フラグ(21)のフラグ情報をも
とにタスクレベルの優先度判定を行い、その時点におけ
る最も優先度の高い優先レベル情報を出力すると共にタ
スク要求を出力するプライオリティエンコーダ(25)
と、 このプライオリティエンコーダ(25)により優先権を
得たレベル情報がセットされるタスク優先レベルレジス
タ(22)と、 CPUなどの外部装置が上記タスク要求を受けて、タス
ク番号を読み出すと、その時点までの上記タスク優先レ
ベルマスクレジスタ(23)のマスク情報が退避される
マスク情報退避レジスタ(24)と、 を備えたことを特徴とする請求項1または2記載のタス
ク起動方式。 - 【請求項4】 上記マスク情報退避レジスタ(24)に
退避されたマスク情報は、CPUなど外部装置にてタス
ク処理終了後、タスク優先レベルマスクレジスタ(2
3)に復帰させることを特徴とする請求項1または2記
載のタスク起動方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04333398A JP3075646B2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | タスク起動方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04333398A JP3075646B2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | タスク起動方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06187173A JPH06187173A (ja) | 1994-07-08 |
JP3075646B2 true JP3075646B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=18265674
Family Applications (1)
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JP04333398A Expired - Fee Related JP3075646B2 (ja) | 1992-12-15 | 1992-12-15 | タスク起動方式 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3075646B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
JP5243711B2 (ja) * | 2006-11-10 | 2013-07-24 | セイコーエプソン株式会社 | プロセッサ |
-
1992
- 1992-12-15 JP JP04333398A patent/JP3075646B2/ja not_active Expired - Fee Related
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