JP3074979B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

Info

Publication number
JP3074979B2
JP3074979B2 JP04326496A JP32649692A JP3074979B2 JP 3074979 B2 JP3074979 B2 JP 3074979B2 JP 04326496 A JP04326496 A JP 04326496A JP 32649692 A JP32649692 A JP 32649692A JP 3074979 B2 JP3074979 B2 JP 3074979B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
rotation
rotation speed
rotating drum
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP04326496A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06170094A (ja
Inventor
正一 松井
彰 荘司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP04326496A priority Critical patent/JP3074979B2/ja
Publication of JPH06170094A publication Critical patent/JPH06170094A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3074979B2 publication Critical patent/JP3074979B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータで回転駆動され
る回転ドラム内へ温風を循環して衣類を乾燥させる衣類
乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用の衣類乾燥機は、加熱手段
に正特性感温ヒータ(以下、PTCヒータという)を使
用したものが主流となっている。しかし、PTCヒータ
は、突入電流が大きく、しかも低温でヒータ電流が大き
く家庭のブレーカが動作する恐れがあるので、電流がた
とえば15A以上となるとパワーダウンさせる衣類乾燥
機が提案されている。
【0003】従来、この種の衣類乾燥機は、実開昭62
−90098号公報に示すように構成されていた。すな
わち、PTCヒータの電流変化を電流測定装置により検
出し、この電流値が大きくなるほど送風ファンの送風能
力を低下させるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の衣類
乾燥機では、PTCヒータ電流を検知して送風ファンの
送風能力を制御し、PTCヒータ電流が大きい場合にフ
ァンの回転数を低下させるので、回転数が不安定となる
という問題を有していた。特に、乾燥運転開始直後の数
分間はPTCヒータの電流変化が大きく、電流変化でフ
ァン回転数を制御すると制御系の変動要素が大きくファ
ン回転数が不安定となり、場合によっては送風ファンの
回転が停止する場合があるという問題を有していた。
【0005】本発明は上記従来課題を解決するもので、
電源電圧の急変などの外乱の影響を受けにくくして送風
手段および回転ドラムの回転数を安定に制御することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回転
ドラム内へ温風を循環させる送風手段と、前記回転ドラ
ム内への送風経路に設けた加熱手段と、前記送風手段ま
たは前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記モー
タに直列に接続し前記モータの回転を制御するパワー半
導体素子と、前記回転ドラムまたは前記モータなどの回
転数または回転周期を検知する回転数検知手段と、前記
回転ドラムまたは前記モータなどの回転数または回転周
期の変化量を検知する回転数変化量検知手段と、前記回
転ドラムまたは前記モータなどの回転数を設定する回転
数設定手段と、前記回転数検知手段の出力と前記回転数
設定手段の出力とを比較する回転数比較手段と、前記回
転数比較手段の出力と前記回転数変化量検知手段の出力
により前記パワー半導体素子の導通時間を制御して前記
回転ドラムまたはモータの回転数を制御する導通時間制
御手段とを備えたことを第1の課題解決手段としてい
る。
【0007】また、上記第1の課題解決手段の導通時間
制御手段は、回転数比較手段の出力に基づいて比例制御
によりパワー半導体素子の導通時間を制御して回転ドラ
ムまたはモータなどの回転数を制御し、前記回転数比較
手段の出力と回転数変化量検知手段の出力により比例制
御の比例定数(ゲイン)を変えるようにしたことを第2
の課題解決手段としている。
【0008】そして、上記第1の課題解決手段に加え
て、回転数設定手段の設定回転数を制御する低速回転設
定手段を備え、前記低速回転設定手段は、モータの起動
時に定常状態よりも低い設定回転数を設定するようにし
たことを第3の課題解決手段としている。
【0009】さらに、上記第3の課題解決手段に加え
て、モータの起動時に回転ドラムが動作開始から所定の
回転数になるまでの時間を計測する計時手段を備え、導
通時間制御手段は、前記計時手段の計測結果に基づいて
前記回転ドラムまたは前記モータなどの回転数を制御す
るようにしたことを第4の課題解決手段としている。
【0010】
【作用】本発明の第1の課題解決手段により、回転数検
知手段により検知した回転ドラムの回転数と回転数設定
手段からの設定回転数との偏差を回転数比較手段で計算
し、一方、回転数変化量検知手段により回転ドラムの回
転数変化量を計算し、導通時間制御手段により偏差と変
化量で決まる比例定数(ゲイン)で偏差に基づきパワー
半導体素子の導通時間を操作してモータの回転数を制御
する。したがって、回転ドラムおよび送風手段の回転数
の制御を安定化できると同時に、衣類乾燥機の消費電流
を一定値以下に保つように回転ドラムおよび送風手段の
回転数を設定することにより、ブレーカが動作しないよ
うにできる。
【0011】また、第2の課題解決手段により、モータ
の導通時間の操作量は、回転ドラムの現在の回転数と設
定回転数の偏差の1次式で表すことができるので、1チ
ップマイクロコンピュータなどでも簡単に回転ドラムお
よび送風手段の回転数を制御することが可能となる。そ
して比例定数(ゲイン)は、現在の回転数と設定回転数
の偏差と、回転数の変化量に基づいて変えるようにした
ので、電圧変動などの外乱の影響を受けにくい安定な回
転数制御を実現できる。
【0012】そして、第3の課題解決手段により、モー
タの起動時は一時的に設定回転数を低くして比例制御す
ることができ、特に電源周波数が60Hz時の回転数の
オーバーシュートを小さくすることができる。
【0013】さらに、第4の課題解決手段により、回転
ドラム内の衣類の量の多少にかかわらず、回転数のオー
バーシュートを小さくすることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1および図2を
参照しながら説明する。
【0015】図に示すように、回転ドラム1は被乾燥物
(衣類)を収容して乾燥させるもので、熱交換型両翼フ
ァン(送風手段)2により回転ドラム1内に熱風を循環
させる。熱交換型両翼ファン2は、回転ドラム1内に熱
風を循環させると同時に外部からの空気を取り入れてフ
ァンを冷却し、回転ドラム1の循環空気を除湿する。P
TCヒータ(加熱手段)3は、回転ドラム1への送風経
路、すなわち循環空気取り入れ口に配設して循環空気を
加熱する。フィルター4は熱交換型両翼ファン2の送風
経路、すなわち回転ドラム1内の空気の排気口に設けて
いる。糸屑などによりフィルター4が目詰まりすると、
送風量が減ってPTCヒータ3の加熱電力が減少し、乾
燥時間が長くなり乾燥効率も低下する。モータ5は、回
転ドラム1と熱交換型両翼ファン2を回転駆動させるも
ので、モータ5の回転数を制御することにより回転ドラ
ム1と熱交換型両翼ファン2の回転数を制御でき、PT
Cヒータ3の発熱量を制御でき電流制御が可能となる。
温度検知手段6は、PTCヒータ3の吸い込み空気温度
を検出するものである。回転検知手段7は、回転ドラム
1の回転状態を検知するもので、回転ドラム1に磁石8
を3〜6個取り付け、磁気センサ(図示せず)を本体部
に固定して回転ドラム1の回転状態を検知する。
【0016】回転制御手段9はモータ5の回転数を制御
するもので、モータ5に直列に接続した双方向性サイリ
スタなどのパワー半導体素子90と、回転検知手段7の
出力により回転ドラム1の回転数を検知する回転数検知
手段91と、回転数検知手段91で回転ドラム1の回転
数を検知するたびにその変化量を検知する回転数変化量
検知手段92と、回転ドラム1の回転数を設定する回転
数設定手段93と、回転数検知手段91の出力と回転数
設定手段93の出力とを比較する回転数比較手段94
と、回転数変化量検知手段92の出力と回転数比較手段
94の出力によりパワー半導体素子90の導通時間を比
例制御する導通時間制御手段95と、モータ5の起動時
に定常の回転数よりも低い回転数を設定する低速回転設
定手段96と、同じくモータ5の起動時に回転ドラム1
が動作開始から所定の回転数(たとえば20rpm)に
達するまでの時間を計測する計時手段97とで構成して
いる。
【0017】回転制御手段9では、回転数検知手段91
により検知した回転ドラム1の回転数と回転数設定手段
93からの設定回転数との偏差を回転数比較手段94で
計算し、一方、回転数変化量検知手段92により回転ド
ラム1の回転数変化量を計算し、導通時間制御手段95
により偏差と変化量で決まるゲインG(比例定数)で偏
差に基づきパワー半導体素子90の導通時間をθだけ操
作してモータ5の回転数を制御する。偏差をETとしこ
れを式で表せば以下のようになる。
【0018】θ=G・ET ここでゲインテーブルの一例を(表1)に示している。
【0019】
【表1】
【0020】ゲインGは、設定回転数と現在の回転数の
偏差と回転数の変化量とで決められた値であるので、比
例要素と微分要素を含んだ値であり、電源電圧の急変な
どの外乱に対しても応答がよい。この例では、一般的に
偏差も変化量も小さいときはゲインを小さくし、偏差も
変化量も大きいときはゲインを大きくしている。もっと
も簡単な導通時間制御方法として位相制御が考えられ
る。インバータの場合は導通時間だけではなく周波数も
制御する。このようにすれば、回転ドラム1と熱交換型
両翼ファン2の安定な回転制御が実現できる。またモー
タ5の起動時には、計時手段97で計測した時間が長け
れば衣類が多いと判断し、時間が短ければ衣類が少ない
と判断して、低速回転設定手段96により、通常運転時
の回転ドラム1の回転数(36〜45rpm)よりも低
い回転数(たとえば20rpm)に設定し、たとえば衣
類が多いと判断したときは2回、そうでないときは4回
制御するようにして起動時のオーバーシュートを小さく
するようにしている。
【0021】電流検知手段10は、カレントトランス1
1と電流−電圧変換回路12とで構成し、PTCヒータ
3の入力電流を検知し、その出力を電流比較設定手段1
3に入力する。電流比較設定手段13は、PTCヒータ
3の設定電流値と電流検知手段10の出力とを比較し、
その出力を回転数設定手段93に入力して設定回転数を
制御する。ここで回転数設定手段93により設定される
設定回転数は、PTCヒータ3の電流が所定の電流値以
上または以下にならない風量になるように設定する。ま
た、交流電源15は、リレーの接点16a、16bを介
してPTCヒータ3a、3bにそれぞれ直列に接続して
いる。
【0022】上記構成において図3から図6を参照しな
がら動作を説明する。図3は本発明の一実施例の動作フ
ローチャートで、ステップ30で初期設定した後、ステ
ップ31でモータ5をオンし、ステップ32で起動シー
ケンスを実行する。つぎに、ステップ33でPTCヒー
タ3をオンし、PTCヒータ3の入力電流が安定するま
で待つためにステップ34で定時間遅延(たとえば1
分)を行う。ステップ35からステップ38までは、P
TCヒータ3の入力電流が設定電流値となるように設定
回転数を制御する電流制御(ステップ35)と、回転検
知手段7により回転検知信号が検知されるたびに回転ド
ラム1が設定回転数になるように制御する回転制御(ス
テップ37)を運転終了まで行う。
【0023】つぎに、ステップ32の起動シーケンスに
ついて図4により説明すると、まず、ステップ40で、
計時手段97であるタイマー1をスタートさせ、ステッ
プ41で回転検知手段7により回転検知信号があるかど
うかを判定し、回転検知信号があればステップ42で、
回転数検知手段91により検知した回転数が20rpm
以上となっているかどうかを判定する。回転数が20r
pm以上になっていればステップ43でタイマー1をス
トップし、ステップ44でタイマー1で測定した時間を
判別する。ステップ45からステップ51までは、回転
ドラム1の回転周期の設定Tsを回転数が通常の設定よ
りも低い20rpm相当の周期T20に設定し、回転検知
手段7により回転検知信号が検知されるたびに、タイマ
ー1で測定した時間が2秒以上であれば2回、2秒未満
であれば4回だけ回転制御を行う。
【0024】つぎに、ステップ35の電流制御ルーチン
について図5により説明すると、まず、ステップ60で
1秒ごとかどうかを判定し、1秒ごとに以下の処理を行
う。ステップ61で電流検知手段10により電流を検知
し、ステップ62で電流比較設定手段13により電流設
定値との偏差を計算する。この計算結果を回転数設定手
段93に入力し、そして、ステップ63で演算結果によ
り回転ドラム1の回転周期を演算する。そしてステップ
64で演算した周期Tsを最大周期Tsmax(たとえば3
6rpm相当の周期)と比較し、周期Tsが最大周期Ts
maxより大きい場合はステップ65へ進み、最大周期Ts
maxを設定周期とする。周期Tsが最大周期Tsmaxより小
さい場合はステップ66へ進み、周期Tsを最小周期Ts
min(たとえば45rpm相当の周期)と比較し、周期
Tsが最小周期Tsminより小さい場合はステップ67へ
進み、最小周期Tsminを設定周期とする。周期Tsが最
小周期Tsminより大きい場合は次工程へ進む。したがっ
て、回転数設定手段93により設定される設定周期Ts
は最大周期Tsmaxより小さく、最小周期Tsminより大き
く設定される。
【0025】つぎに、ステップ37の回転制御ルーチン
について図6により説明すると、まず、ステップ70で
回転周期Tを検出し、ステップ71で回転周期の変化量
ΔTを検出する。ステップ72では回転数比較手段94
により設定回転周期Tsと現在の回転周期Tとの偏差E
Tを計算し、ステップ73で導通時間制御手段95によ
り偏差ETと変化量△Tで決まるゲインG(比例定数)
で、偏差ETに基づきパワー半導体素子90の制御位相
を演算設定し、回転ドラム1の回転数を設定した回転数
になるよう制御する。
【0026】以上のように本実施例によれば、回転数検
知手段91により検知した回転ドラム1の回転数と回転
数設定手段93からの設定回転数との偏差を回転数比較
手段94で計算し、一方、回転数変化量検知手段92に
より回転ドラム1の回転数変化量を計算し、導通時間制
御手段95により偏差と変化量で決まるゲインG(比例
定数)で偏差に基づきパワー半導体素子90の導通時間
をθだけ操作してモータ5の回転数を制御するようにし
たから、回転ドラム1および熱交換型両翼ファン2の回
転数の制御を安定化でき、また、モータ5の導通時間の
操作量は、回転ドラム1の現在の回転数と設定回転数の
偏差の1次式で表すことができるので、簡単に回転ドラ
ム1および熱交換型両翼ファン2の回転数を制御するこ
とができる。そして、ゲインGは、現在の回転数と設定
回転数の偏差と、回転数の変化量に基づいて変えるよう
にしたので、電圧変動などの外乱の影響を受けにくい安
定な回転数制御を実現できる。
【0027】なお、本実施例では、回転ドラム1と熱交
換型両翼ファン2を1個のモータ5で駆動する場合を示
したが、それそれを駆動するためのモータを設ける2モ
ータ方式でも同様の効果がある。
【0028】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回転ド
ラム内へ温風を循環させる送風手段と、前記回転ドラム
内への送風経路に設けた加熱手段と、前記送風手段また
は前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記モータ
に直列に接続し前記モータの回転を制御するパワー半導
体素子と、前記回転ドラムまたは前記モータなどの回転
数または回転周期を検知する回転数検知手段と、前記回
転ドラムまたは前記モータなどの回転数または回転周期
の変化量を検知する回転数変化量検知手段と、前記回転
ドラムまたは前記モータなどの回転数を設定する回転数
設定手段と、前記回転数検知手段の出力と前記回転数設
定手段の出力とを比較する回転数比較手段と、前記回転
数比較手段の出力と前記回転数変化量検知手段の出力に
より前記パワー半導体素子の導通時間を制御して前記回
転ドラムまたはモータの回転数を制御する導通時間制御
手段とを備えたから、回転数検知手段により検知した回
転ドラムの回転数と回転数設定手段からの設定回転数と
の偏差を回転数比較手段で計算し、一方、回転数変化量
検知手段により回転ドラムの回転数変化量を計算し、導
通時間制御手段により偏差と変化量で決まる比例定数で
偏差に基づきパワー半導体素子の導通時間をθだけ操作
してモータの回転数を制御することができて、回転ドラ
ムおよび送風手段の回転数の制御を安定化できると同時
に、衣類乾燥機の消費電流を一定値以下に保つように回
転ドラムおよび送風手段の回転数を設定することによ
り、ブレーカが動作しないようにできる。
【0029】また、導通時間制御手段は、回転数比較手
段の出力に基づいて比例制御によりパワー半導体素子の
導通時間を制御して回転ドラムまたはモータなどの回転
数を制御し、前記回転数比較手段の出力と回転数変化量
検知手段の出力により比例制御の比例定数(ゲイン)を
変えるようにしたから、モータの導通時間の操作量は、
回転ドラムの現在の回転数と設定回転数の偏差の1次式
で表すことができるので、1チップマイクロコンピュー
タなどでも簡単に回転ドラムおよび送風手段の回転数を
制御することができ、そして比例定数(ゲイン)は、現
在の回転数と設定回転数の偏差と、回転数の変化量に基
づいて変えるようにしたので、電圧変動などの外乱の影
響を受けにくい安定な回転数制御を実現できる。
【0030】また、回転数設定手段の設定回転数を制御
する低速回転設定手段を備え、前記低速回転設定手段
は、モータの起動時に定常状態よりも低い設定回転数を
設定するようにしたから、モータの起動時は一時的に設
定回転数を低くして比例制御することができ、特に電源
周波数が60Hz時の回転数のオーバーシュートを小さ
くすることができる。
【0031】さらに、モータの起動時に回転ドラムが動
作開始から所定の回転数になるまでの時間を計測する計
時手段を備え、導通時間制御手段は、前記計時手段の計
測結果に基づいて前記回転ドラムまたは前記モータなど
の回転数を制御するようにしたから、回転ドラム内の衣
類の量の多少にかかわらず、回転数のオーバーシュート
を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の衣類乾燥機のブロック図
【図2】同衣類乾燥機の断面図
【図3】同衣類乾燥機の動作を説明するフローチャート
【図4】同衣類乾燥機の起動シーケンスの動作を説明す
るフローチャート
【図5】同衣類乾燥機の電流制御ルーチンの動作を説明
するフローチャート
【図6】同衣類乾燥機の回転制御ルーチンの動作を説明
するフローチャート
【符号の説明】
1 回転ドラム 2 熱交換型両翼ファン(送風手段) 3 PTCヒータ(加熱手段) 5 モータ 90 パワー半導体素子 91 回転数検知手段 92 回転数変化量検知手段 93 回転数設定手段 94 回転数比較手段 95 導通時間制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−178696(JP,A) 特開 平4−240499(JP,A) 特開 平2−239900(JP,A) 特開 平2−136174(JP,A) 実開 平1−118795(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 58/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回
    転ドラム内へ温風を循環させる送風手段と、前記回転ド
    ラム内への送風経路に設けた加熱手段と、前記送風手段
    または前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記モ
    ータに直列に接続し前記モータの回転を制御するパワー
    半導体素子と、前記回転ドラムまたは前記モータなどの
    回転数または回転周期を検知する回転数検知手段と、前
    記回転ドラムまたは前記モータなどの回転数または回転
    周期の変化量を検知する回転数変化量検知手段と、前記
    回転ドラムまたは前記モータなどの回転数を設定する回
    転数設定手段と、前記回転数検知手段の出力と前記回転
    数設定手段の出力とを比較する回転数比較手段と、前記
    回転数比較手段の出力と前記回転数変化量検知手段の出
    力により前記パワー半導体素子の導通時間を制御して前
    記回転ドラムまたはモータの回転数を制御する導通時間
    制御手段とを備えた衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 導通時間制御手段は、回転数比較手段の
    出力に基づいて比例制御によりパワー半導体素子の導通
    時間を制御して回転ドラムまたはモータなどの回転数を
    制御し、前記回転数比較手段の出力と回転数変化量検知
    手段の出力により比例制御の比例定数(ゲイン)を変え
    るようにした請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 回転数設定手段の設定回転数を制御する
    低速回転設定手段を備え、前記低速回転設定手段は、モ
    ータの起動時に定常状態よりも低い設定回転数を設定す
    るようにした請求項1記載の衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】 モータの起動時に回転ドラムが動作開始
    から所定の回転数になるまでの時間を計測する計時手段
    を備え、導通時間制御手段は、前記計時手段の計測結果
    に基づいて前記回転ドラムまたは前記モータなどの回転
    数を制御するようにした請求項3記載の衣類乾燥機。
JP04326496A 1992-12-07 1992-12-07 衣類乾燥機 Expired - Lifetime JP3074979B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04326496A JP3074979B2 (ja) 1992-12-07 1992-12-07 衣類乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04326496A JP3074979B2 (ja) 1992-12-07 1992-12-07 衣類乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06170094A JPH06170094A (ja) 1994-06-21
JP3074979B2 true JP3074979B2 (ja) 2000-08-07

Family

ID=18188479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04326496A Expired - Lifetime JP3074979B2 (ja) 1992-12-07 1992-12-07 衣類乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3074979B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06170094A (ja) 1994-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3109277B2 (ja) 衣類乾燥機
EP1688532B1 (en) Automatic clothes dryer
JP3074979B2 (ja) 衣類乾燥機
JP3064660B2 (ja) 衣類乾燥機
JP3185365B2 (ja) 衣類乾燥機
JP3185487B2 (ja) 衣類乾燥機
JP3254841B2 (ja) 衣類乾燥機
JP3109288B2 (ja) 衣類乾燥機
JP3185418B2 (ja) 衣類乾燥機
JPH0817875B2 (ja) 衣類乾燥機
JP3064699B2 (ja) 衣類乾燥機
JP3191518B2 (ja) 衣類乾燥機
JP3473102B2 (ja) 衣類乾燥機
JPH06190192A (ja) 衣類乾燥機
JP3324342B2 (ja) 衣類乾燥機
JP3109289B2 (ja) 衣類乾燥機
JP3177307B2 (ja) ランドリー機器
JP2001252495A (ja) ランドリー機器
JP3367171B2 (ja) 衣類乾燥機
JP3109302B2 (ja) 衣類乾燥機
JP3151976B2 (ja) 衣類乾燥機
JP3446292B2 (ja) 衣類乾燥機
JPH05317592A (ja) 衣類乾燥機
JPH05317591A (ja) 衣類乾燥機
JPH0824497A (ja) 衣類乾燥機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080609

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090609

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100609

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100609

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110609

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120609

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120609

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130609

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130609

Year of fee payment: 13