JP3324342B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JP3324342B2 JP16506895A JP16506895A JP3324342B2 JP 3324342 B2 JP3324342 B2 JP 3324342B2 JP 16506895 A JP16506895 A JP 16506895A JP 16506895 A JP16506895 A JP 16506895A JP 3324342 B2 JP3324342 B2 JP 3324342B2
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drying
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータで回転駆動され
る回転ドラム内へ温風を送り衣類を乾燥させる衣類乾燥
機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用の衣類乾燥機は広く普及
し、被乾燥物の種類に関係なく乾燥むらがなく乾燥でき
ることが求められている。
【0003】従来、この種の衣類乾燥機は、衣類を乾燥
させる回転ドラム内へ温風を循環させ、回転ドラム内温
度を検知する排気温度検知手段と、回転ドラム内温度と
加熱手段の吸気温度の温度差を検出する温度差検知手段
とを備え、通常は図8の減率乾燥区間に示すように、温
度差検知手段により得られる差温の変化率が所定値以上
となった場合に、残りの乾燥時間を所定値に設定するも
のが一般的である。なお、図8で曲線aは排気温度検知
手段の検知温度を示しており、曲線bは吸気温度を示し
ている。
【0004】しかし、回転ドラム内の衣類が少量の場合
や大容量であっても生乾きの場合には、図9に示すよう
に、回転ドラム内の温度が高温になりやすく、熱により
衣類が傷みやすくなるのを防ぐために所定の温度Txに
達すると、図9の期間T1に示すように、所定の温度T
y以下に下がるまで加熱手段を停止制御している。この
場合には、残り乾燥運転時間を図8のように減率乾燥状
態からは判断しにくいため、図9のように温度調節(以
下、温調という)動作発生時の時間taと温調周期(T
1+T2)により残り乾燥時間を設定するのが一般的で
あった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の衣類
乾燥機では、使用環境温度が高い場合には温調が働きや
すくなり、このようなときに多くの衣類を入れられても
十分に乾燥するように、温調が働いてからの乾燥運転時
間を長く設定しなければならないので、逆に衣類が少量
の場合は乾燥時間が長くなりすぎるという問題があっ
た。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、使用
環境温度が高い場合で温調が働いても、減率乾燥状態を
正確に検知することにより、衣類の多少に関わらず、衣
類の量や湿り度合に応じて最適な乾燥時間で終了するよ
うにすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回転
ドラム内へ温風を送るための送風手段と、前記回転ドラ
ム内への送風経路に設けた加熱手段と、前記送風手段ま
たは前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記回転
ドラム内からの排気温度を検知する排気温度検知手段
と、前記加熱手段の吸気温度を検知する吸気温度検知手
段と、前記送風手段、加熱手段、モータ、排気温度検知
手段および吸気温度検知手段等を制御して乾燥運転を制
御する制御手段とを備え、前記制御手段は、第1の所定
時間ごとに、前記排気温度検知手段で検知される排気温
度と前記吸気温度検知手段で検知される吸気温度の温度
差を演算するとともに、その温度差の第2の所定時間内
の移動平均値を温度差データとして出力し、前記排気温
度が所定温度に達してから前記加熱手段をオン、オフ制
御する乾燥運転中に、前記出力された温度差データの変
化量が第1の閾値以上となったときに、所定の遅延時間
Tc1だけ運転して乾燥終了とするようにしたことを第
1の課題解決手段としている。
【0008】また、第1の課題解決手段の制御手段は、
制御手段は、温度差データの変化量が第1の閾値より小
さい第2の閾値以上となった後、つぎに第3の閾値以下
となったときに所定の遅延時間Tc2だけ運転して乾燥
終了とするようにしたことを第4の課題解決手段として
いる。
【0009】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
使用環境温度が高い場合においても、温調が働いてから
の乾燥運転中、すなわち排気温度が所定温度に達してか
ら前記加熱手段をオン、オフ制御する乾燥運転中に、
1の所定時間ごとに、排気温度検知手段で検知される排
気温度と吸気温度検知手段で検知される吸気温度の温度
差を演算するとともに、その温度差の第2の所定時間内
の移動平均値を温度差データとして出力し、出力された
温度差データの変化量が第1の閾値以上となったとき
に、所定の遅延時間Tc1だけ運転して乾燥終了とする
ので、恒率乾燥以降に温調が働いた場合、温度差データ
は加熱手段のオン、オフに同期して変動するが、移動平
均値で温度差データの変化を検知しているため、製品ご
とに温度差データの絶対値がばらついたとしてもその変
化を検知できまた、その変化が第1の閾値以上になっ
たことを検知するため、製品のばらつきに関係なく正確
に減率乾燥状態を検知でき、衣類の量や湿り度合に応じ
て最適な乾燥時間で終了することができる
【0010】また、第1の所定時間ごとに、排気温度検
知手段で検知される排気温度と吸気温度検知手段で検知
される吸気温度の温度差を演算するとともに、その温度
の第2の所定時間内の移動平均値を温度差データとし
て出力するので、特別な回路構成を必要とせずワンチッ
プマイクロコンピュータなどのソフト処理で簡単に実現
できる。
【0011】さらに、第の課題解決手段により、使用
環境温度が高い場合においても、正確に減率乾燥状態を
検知できるので、衣類の種類が変わって減率乾燥状態で
の温度差データの変化が小さくなり、第1の閾値以上に
ならなくても温度差データの変化の飽和点を検知する
ことにより、正確に減率乾燥状態の終わりを検知できる
ので、衣類の種類や衣類の量、湿り度合に応じて最適な
乾燥時間で終了することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1および図
2を参照しながら説明する。
【0013】図2に示すように、回転ドラム1は被乾燥
物(衣類)を収容して乾燥させるもので、熱交換型両翼
ファン(送風手段)2により回転ドラム1内に温風を循
環させる。熱交換型両翼ファン2は、回転ドラム1内に
温風を循環させると同時に外部からの空気を取り入れて
ファンを冷却し、回転ドラム1の循環空気を除湿する。
PTCヒータ(加熱手段)3は、回転ドラム1への送風
経路、すなわち循環空気取入れ口に配設して循環空気を
加熱する。
【0014】フィルター4は熱交換型両翼ファン2の送
風経路、すなわち回転ドラム1内の空気の排気口に設け
て、循環空気中の糸屑などを回収するようにしている。
モータ5は、回転ドラム1と熱交換型両翼ファン2を回
転駆動させる。第1のサーミスタ(排気温度検知手段)
7は熱交換型両翼ファン2で熱交換される前の空気温度
を検出するものであり、第2のサーミスタ(吸気温度検
知手段)8は熱交換型両翼ファン2で熱交換された後で
PTCヒータ3に吸気される前の空気温度を検出するも
のである。
【0015】つぎに、図1に示すように、温度差データ
平滑手段9は、第1の所定時間(たとえば、2分)ごと
に、周期的なデータ列である第1のサーミスタ7の温度
データと第2のサーミスタ8の温度データの温度差の第
2の所定時間内の移動平均値を温度差データとして制御
手段10に出力するようにしている。制御手段10は、
第1のサーミスタ7と第2のサーミスタ8からの温度デ
ータと、温度差データ平滑手段9で演算された温度差デ
ータの移動平均値とを入力し、温調が働いた時点(第1
のサーミスタ7の温度がTxに達した時点)で、運転開
始からの時間(ton)と、第1のサーミスタ7と第2の
サーミスタ8の温度差(Tson)に基づいて、衣類の量
や湿り度合に応じた最適な遅延時間(td)を設定す
る。
【0016】すなわち、制御手段10は、排気温度が所
定温度に達してからの乾燥運転中に、温度差データの変
化量が第1の閾値ΔTs1(たとえば、6K)以上となっ
たときに、所定の遅延時間だけ運転して乾燥終了とする
ようにしている。
【0017】また、制御手段10は、2つに分割された
PTCヒータ3のヒータ3a、3bに直列に接続された
リレー11a、11bと、モータ5を駆動するためのモ
ータ駆動素子12を制御しながら乾燥運転を制御する。
13は電源スイッチであり、14は商用周波数電源であ
る。また、温度差データ平滑手段9、制御手段10はワ
ンチップマイクロコンピュータ15で容易に実現するこ
とができる。
【0018】上記構成において図3から図5を参照しな
がら動作を説明する。
【0019】図3は、乾燥運転中に温調が働いたときの
乾燥運転を終了するときの動作を示したものである。ま
ず、ステップ40で運転を開始し、ステップ41で初期
設定を行い、さらにn=0とし、ステップ42でモータ
5をオンして回転ドラム1と熱交換型両翼ファン2を回
転駆動する。ステップ43で20秒の遅延の後、ステッ
プ44で、リレー11aをオンしてヒータ3aに通電
し、30秒遅延の後リレー11bをオンしてヒータ3b
に通電する。
【0020】ステップ45および46では、運転開始後
第1の所定時間(たとえば、2分)ごとに第1のサーミ
スタ7の温度TH1と第2のサーミスタ8の温度TH2
の温度差の移動平均値を演算する。この演算方法につい
ては後述する。つぎにステップ47で温調、すなわち、
第1のサーミスタの温度TH1が一定値(たとえば、6
8℃)以上になったかどうかを判定し、温調がなければ
ステップ48で運転開始から5時間経過したかどうかを
判定し、経過していなければステップ45にもどり、経
過していればステップ58へいって乾燥運転を終了す
る。
【0021】ステップ47で温調があれば、ステップ4
9で遅延時間td(数10分)を設定し、タイマー1を
クリアーし、さらにカウンタ=0とする。ここで遅延時
間tdは、運転開始からの時間と、第1のサーミスタ7
の温度TH1と第2のサーミスタ8の温度TH2の温度
差に基づいて、衣類の量や湿り度合に応じた長めの遅延
時間である。
【0022】ステップ50および51では、再び第1の
所定時間(2分)ごとに第1のサーミスタ7の温度TH
1と第2のサーミスタ8の温度TH2の温度差の移動平
均値を演算し、この値をTanとする。ステップ50で2
分ごとでなければ、ステップ57へいき、タイマー1で
計測された時間が遅延時間td以上となっていればステ
ップ58へいって乾燥運転を終了する。タイマー1で計
測された時間が遅延時間td未満であればステップ50
へもどる。
【0023】ステップ52からステップ56まででは、
第1の所定時間(2分)ごとの温度差データの移動平均
値の第2の所定時間(たとえば、16分、移動平均値演
算回数で8回)内の変化量が2回連続して第1の閾値Δ
Ts1(たとえば、6K)以上となれば、遅延時間Tc1
(数分)だけ運転し、そうでなければステップ57へい
く。なお、ステップ52においてTanは今回の温度差デ
ータの移動平均値、Ta(n-8)は8回前の温度差データの
移動平均値を表している。
【0024】つぎに、図4は温度差データの移動平均値
を演算するサブルーチンの一例を示すフローチャートで
あり、運転開始後第1の所定時間(2分)ごとに呼び出
される。ステップ60でnをインクリメントし、ステッ
プ61で第1のサーミスタ7の温度TH1と第2のサー
ミスタ8の温度TH2の温度差を演算してTsnとし、ス
テップ62で、2分ごとの温度差データの第2の所定時
間(8回分)の平均値を今回と8回前について演算し、
それぞれTanとTa(n-8)とする。そしてステップ63で
リターンする。
【0025】図5は、各部温度の経時変化を示す特性図
で、乾燥運転中に温調が働いた場合の乾燥運転終了まで
の第1のサーミスタ7の温度TH1、第2のサーミスタ
8の温度TH2、およびTH1とTH2の温度差Tsの
経時変化を示したものである。また、Taは、温度差T
sの移動平均値を表している。ここで、tonは運転開始
から温調が働くまでの時間であり、一般的に回転ドラム
1内の衣類が乾いてきた状態、すなわち乾燥運転終了間
際では、回転ドラム1内の熱容量は小さくなり、乾いた
空気は温まりやすく冷めやすくなる。
【0026】したがって、第1のサーミスタ7の温度T
H1は温調温度Txからのオーバーシュートが大きくな
り、第2のサーミスタ8の温度TH2は下がっていく。
そして、第1のサーミスタ7の温度TH1の温度がTx
以上になると、ヒータ3aまたは3bのどちらかをオフ
し、Ty以下になると両方のヒータをオンするようにし
ており、また、ヒータ3a、3bのオン、オフにより第
1のサーミスタ7の温度TH1の変化のほうが大きいの
で、図5のような変化となる。
【0027】図5でわかるように、温調が働いたあとの
温度差Tsはヒータ3a、3bのオン、オフにより変動
するが、温度差Tsの移動平均値Taはなめらかな曲線
となるので、その傾きが所定値(第1の閾値)以上にな
ったことを検知することにより減率乾燥状態を正確に検
知することができる。
【0028】つぎに、本発明の第2の実施例について説
明する。
【0029】図1における制御手段10は、排気温度が
所定温度に達してからの乾燥運転中に、温度差データの
変化量が第1の閾値ΔTs1より小さい第2の閾値ΔTs2
以上となった後、つぎに第3の閾値ΔTs3以となった
ときに所定の遅延時間だけ運転して乾燥終了とするよう
にしている。他の構成は上記第1の実施例と同じであ
る。
【0030】上記構成において図6および図7を参照し
ながら動作を説明する。
【0031】図6は、乾燥運転中に温調が働いたとき、
乾燥運転を終了する動作を示したものである。図にお
いて、ステップ70からステップ78までは、図3のス
テップ40からステップ48までと同じであるので説明
を省略する。
【0032】ステップ77で温調があれば、ステップ7
9で遅延時間td(数10分)を設定し、タイマー1を
クリアーし、さらにカウンタ=0、立ち上がり検知をし
ていないとする。ステップ80および81では、再び2
分ごとに第1のサーミスタ7の温度TH1と第2のサー
ミスタ8の温度TH2の温度差の移動平均値を演算し、
この値をTanとする。ステップ80で2分ごとでなけれ
ば、ステップ88へいき、タイマー1で計測された時間
が遅延時間td以上となっていればステップ92へいっ
て乾燥運転を終了する。タイマー1で計測された時間が
遅延時間td未満であればステップ80へもどる。
【0033】ステップ82からステップ87まででは、
立ち上がり検知をしていないときに、2分ごとの温度差
データの移動平均値の8回前(時間にすると16分間)
の値からの変化量が2回連続して第2の閾値ΔTs2(た
とえば、4K)以上となれば、カウンタを初期化して立
ち上がり検知を終了とする。これは温度差データの移動
平均値が増加しつつあることを検知したという意味であ
る。ステップ82で立ち上がり検知を終了しておれば、
ステップ89からステップ94までで、2分ごとの温度
差データの移動平均値の8回前(時間にすると16分
間)の値からの変化量が2回連続して第3の閾値ΔTs3
(たとえば、0K)以下となれば、遅延時間Tc2(数
分)だけ運転し、そうでなければステップ88へいく。
【0034】図7は、各部温度の経時変化を示す特性図
で、乾燥運転中に温調が働いた場合の乾燥運転終了まで
の第1のサーミスタ7の温度TH1、第2のサーミスタ
8の温度TH2およびTH1とTH2の温度差Tsの経
時変化を示したものである。またTaは、温度差Tsの
移動平均値を表している。第1のサーミスタ7の温度T
H1と第2のサーミスタ8の温度TH2の経時変化の特
性については図5の場合と同じであるので説明を省略す
る。
【0035】図7でわかるように、減率乾燥状態の温度
差Tsの変化が小さい場合でも、一旦増加したあとその
変化が飽和したことを検知すれば、減率乾燥状態を正確
に検知できる。
【0036】なお、本実施例では、温度差データを平滑
する手段として、ワンチップマイクロコンピュータで2
分ごとに移動平均値を演算しているが、これは第1のサ
ーミスタ7の温度TH1と第2のサーミスタ8の温度T
H2の差分を一定期間ピークホールドする回路構成によ
っても容易に実現することができる。
【0037】また、移動平均の処理を2分ごとの温度差
データの8回の平均値としたが、応答を早くするために
1分ごとに処理してもよく、また、データをさらに平滑
化するために16回の平均値としてもよい。
【0038】また、遅延時間Tc2を数分としたが、温度
差Tsの移動平均値が一旦増加したあとその変化が飽和
したことを検知しているので、検知が遅れぎみになり、
衣類が過乾燥になる可能性があるので、Tc2=0として
もよい。
【0039】さらに、温度差Tsの移動平均値が一旦増
加したあとその変化が飽和したことを検知するようにし
たが、これは変化量がピークに達した時点を検知して所
定の遅延時間だけ運転して終了させるようにしてもよ
い。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明は、衣類を乾燥させ
る回転ドラムと、前記回転ドラム内へ温風を送るための
送風手段と、前記回転ドラム内への送風経路に設けた加
熱手段と、前記送風手段または前記回転ドラムを回転駆
動するモータと、前記回転ドラム内からの排気温度を検
知する排気温度検知手段と、前記加熱手段の吸気温度を
検知する吸気温度検知手段と、前記送風手段、加熱手
段、モータ、排気温度検知手段および吸気温度検知手段
等を制御して乾燥運転を制御する制御手段とを備え、前
記制御手段は、第1の所定時間ごとに、前記排気温度検
知手段で検知される排気温度と前記吸気温度検知手段で
検知される吸気温度の温度差を演算するとともに、その
温度差の第2の所定時間内の移動平均値を温度差データ
として出力し、前記排気温度が所定温度に達してから
記加熱手段をオン、オフ制御する乾燥運転中に、前記出
力された温度差データの変化量が第1の閾値以上となっ
たときに、所定の遅延時間Tc1だけ運転して乾燥終了
するようにしたから、使用環境温度が高い場合におい
ても、恒率乾燥以降に温調が働いた場合、誤検知するこ
となく正確に減率乾燥状態を検知できる。また、製品ご
とに温度差データの絶対値がばらついたとしてもその変
化を検知でき、製品のばらつきに関係なく正確に減率乾
燥状態を検知できるので、衣類の量や湿り度合に応じて
最適な乾燥時間で終了することができるまた、特別な
回路構成を必要とせずワンチップマイクロコンピュータ
等のソフト処理で簡単に実現できる。
【0041】さらに、制御手段は、温度差データの変化
量が第1の閾値より小さい第2の閾値以上となった後、
つぎに第3の閾値以下となったときに所定の遅延時間
c2だけ運転して乾燥終了とするようにしたから、使用
環境温度が高い場合においても、正確に減率乾燥状態を
検知できるので、衣類の種類が変わって減率乾燥状態で
の温度差データの変化が小さくなり、第1の閾値以上に
ならなくても温度差データの変化の飽和点を検知する
ことにより、正確に減率乾燥状態の終わりを検知できる
ので、衣類の種類や衣類の量、湿り度合に応じて最適な
乾燥時間で終了することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の衣類乾燥機のブロック
【図2】同衣類乾燥機の断面図
【図3】同衣類乾燥機の運転制御フロチャート
【図4】同衣類乾燥機の温度差データの移動平均値を演
算するサブルーチンのフロチャート
【図5】同衣類乾燥機の各部温度の経時変化を示す特性
【図6】本発明の第2の実施例の衣類乾燥機の運転制御
フロチャート
【図7】同衣類乾燥機の各部温度の経時変化を示す特性
【図8】従来の衣類乾燥機の各部温度の経時変化を示す
特性図
【図9】同衣類乾燥機の温調動作を示す特性図
【符号の説明】
1 回転ドラム 2 熱交換型両翼ファン(送風手段) 3 PTCヒータ(加熱手段) 5 モータ 7 第1のサーミスタ(排気温度検知手段) 8 第2のサーミスタ(吸気温度検知手段) 9 温度差データ平滑手段 10 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−16798(JP,A) 特開 平6−218196(JP,A) 特開 昭60−174195(JP,A) 特開 平1−159000(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 58/00 - 58/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回
    転ドラム内へ温風を送るための送風手段と、前記回転ド
    ラム内への送風経路に設けた加熱手段と、前記送風手段
    または前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記回
    転ドラム内からの排気温度を検知する排気温度検知手段
    と、前記加熱手段の吸気温度を検知する吸気温度検知手
    段と、前記送風手段、加熱手段、モータ、排気温度検知
    手段および吸気温度検知手段等を制御して乾燥運転を制
    御する制御手段とを備え、前記制御手段は、第1の所定
    時間ごとに、前記排気温度検知手段で検知される排気温
    度と前記吸気温度検知手段で検知される吸気温度の温度
    差を演算するとともに、その温度差の第2の所定時間内
    の移動平均値を温度差データとして出力し、前記排気温
    度が所定温度に達してから前記加熱手段をオン、オフ制
    御する乾燥運転中に、前記出力された温度差データの変
    化量が第1の閾値以上となったときに、所定の遅延時間
    Tc1だけ運転して乾燥終了とするようにした衣類乾燥
    機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、温度差データの変化量が第
    1の閾値より小さい第2の閾値以上となった後、つぎに
    第3の閾値以下となったときに所定の遅延時間Tc2
    け運転して乾燥終了とするようにした請求項1記載の衣
    類乾燥機。
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