JP3074359B2 - エンジンのブロック構造 - Google Patents
エンジンのブロック構造Info
- Publication number
- JP3074359B2 JP3074359B2 JP04032559A JP3255992A JP3074359B2 JP 3074359 B2 JP3074359 B2 JP 3074359B2 JP 04032559 A JP04032559 A JP 04032559A JP 3255992 A JP3255992 A JP 3255992A JP 3074359 B2 JP3074359 B2 JP 3074359B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing cap
- block
- engine
- bulkhead
- cylinder
- Prior art date
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのブロック構
造に関する。
造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にエンジンはクランク軸の回転によ
り振動するため、例えば実開昭61−55143号公報
にはベアリングキャップとブロックとの間にラバーを配
置して振動及びこれに伴なう放射音の低減を図った技術
が開示されている。
り振動するため、例えば実開昭61−55143号公報
にはベアリングキャップとブロックとの間にラバーを配
置して振動及びこれに伴なう放射音の低減を図った技術
が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】金属材料を鋳造成形し
てなる多気筒エンジンブロックの各気筒間に形成された
バルクヘッドのクランク軸の軸受部で発生する振動は、
特にバルクヘッドが強剛性に構成されている場合にはシ
リンダブロックのスカート部に振動が伝わって著しい放
射音が発生するという問題がある。
てなる多気筒エンジンブロックの各気筒間に形成された
バルクヘッドのクランク軸の軸受部で発生する振動は、
特にバルクヘッドが強剛性に構成されている場合にはシ
リンダブロックのスカート部に振動が伝わって著しい放
射音が発生するという問題がある。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み、バルクヘッ
ドの軸受部両側近傍に横方向の振動を減衰させる応力吸
収部を形成したエンジンのブロック構造を提供すること
を目的とする。
ドの軸受部両側近傍に横方向の振動を減衰させる応力吸
収部を形成したエンジンのブロック構造を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンダブロ
ックの各気筒を分割するバルクヘッドの下部中央に凹部
を形成し、該凹部にクランク軸を支持するベアリングキ
ャップを嵌装しかつ該ベアリングキャップとバルクヘッ
ドとを上下方向に締結してなるエンジンのブロック構造
において、上記ベアリングキャップ両側近傍に、エンジ
ンの横方向の振動を減衰させる応力吸収部を形成したこ
とを要旨とする。
ックの各気筒を分割するバルクヘッドの下部中央に凹部
を形成し、該凹部にクランク軸を支持するベアリングキ
ャップを嵌装しかつ該ベアリングキャップとバルクヘッ
ドとを上下方向に締結してなるエンジンのブロック構造
において、上記ベアリングキャップ両側近傍に、エンジ
ンの横方向の振動を減衰させる応力吸収部を形成したこ
とを要旨とする。
【0006】
【実施例】図1は本発明に基づいて形成された直列4気
筒エンジンのシリンダブロックの平面図、図2は図1の
II−II線断面図である。符号1はシリンダブロッ
ク、2は各気筒を分割するバルクヘッドで、図2に示す
ようにその下部中央に凹部3を形成し、この凹部3には
クランク軸4を支持するベアリングキャップ5が嵌装さ
れている。また、ベアリングキャップ5は上下方向に挿
通したスタッドボルト6によりバルクヘッド2に締結さ
れている。
筒エンジンのシリンダブロックの平面図、図2は図1の
II−II線断面図である。符号1はシリンダブロッ
ク、2は各気筒を分割するバルクヘッドで、図2に示す
ようにその下部中央に凹部3を形成し、この凹部3には
クランク軸4を支持するベアリングキャップ5が嵌装さ
れている。また、ベアリングキャップ5は上下方向に挿
通したスタッドボルト6によりバルクヘッド2に締結さ
れている。
【0007】そして、上記ベアリングキャップ5の両側
近傍のバルクヘッド2の両側部にそれぞれ中空状の応力
吸収部7を形成し、その水平断面は蛇腹状をなし気筒列
方向に折曲部8を突出している。つまり、上記応力吸収
部7の折曲部8はクランク軸4の回転によって生じるエ
ンジンの横方向の振動による応力を吸収し、その振動を
低減できる。なお、9はシリンダブロック1の側方に突
設されたスカート部である。
近傍のバルクヘッド2の両側部にそれぞれ中空状の応力
吸収部7を形成し、その水平断面は蛇腹状をなし気筒列
方向に折曲部8を突出している。つまり、上記応力吸収
部7の折曲部8はクランク軸4の回転によって生じるエ
ンジンの横方向の振動による応力を吸収し、その振動を
低減できる。なお、9はシリンダブロック1の側方に突
設されたスカート部である。
【0008】次に、シリンダブロック1の下端には、こ
れを支持するロアブロック10がベアリングキャップ5
に対するスタッドボルト11の締結により配設されてい
る。
れを支持するロアブロック10がベアリングキャップ5
に対するスタッドボルト11の締結により配設されてい
る。
【0009】次に、図3に示すようにシリンダブロック
1の下部には補機であるオルタネータ12がロアブロッ
ク10にかけ四隅の取付ボルトで締着されている。この
オルタネータ12は非常に重いためロアブロック10に
は補強のためリブ13が設けられている。14はシリン
ダヘッドである。
1の下部には補機であるオルタネータ12がロアブロッ
ク10にかけ四隅の取付ボルトで締着されている。この
オルタネータ12は非常に重いためロアブロック10に
は補強のためリブ13が設けられている。14はシリン
ダヘッドである。
【0010】また、ロアブロック10の下端にはオイル
パン15が設けられ、オルタネータ12の近傍にオイル
レベルゲージ16が取付けられている。また前記クラン
ク軸4の延出端には、タイミングベルト用プーリ17が
設けられている。
パン15が設けられ、オルタネータ12の近傍にオイル
レベルゲージ16が取付けられている。また前記クラン
ク軸4の延出端には、タイミングベルト用プーリ17が
設けられている。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、バルクヘッドの下部に
嵌装したベアリングキャップを上記バルクヘッドに対し
上下方向に締結することで、クランク軸の回転による振
動で生じる上下方向の変動を抑制しつつ、上記ベアリン
グキャップ両側近傍に形成した応力吸収部よりエンジン
の横方向の振動を減衰させることができる。
嵌装したベアリングキャップを上記バルクヘッドに対し
上下方向に締結することで、クランク軸の回転による振
動で生じる上下方向の変動を抑制しつつ、上記ベアリン
グキャップ両側近傍に形成した応力吸収部よりエンジン
の横方向の振動を減衰させることができる。
【図1】本発明に係るエンジンのブロック構造の平面図
である。
である。
【図2】図2は図1I−II線に沿う断面図である。
【図3】エンジンの側面図である。
1 シリンダブロック 2 バルクヘッド 3 凹部 4 クランク軸 5 ベアリングキャップ 7 応力吸収部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−177638(JP,A) 特開 平5−126208(JP,A) 実開 平2−69045(JP,U) 実開 平1−91061(JP,U) 実開 昭64−22849(JP,U) 実開 昭62−141658(JP,U) 実開 平3−45453(JP,U) 実開 昭56−145633(JP,U) 実開 昭61−55143(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02F 7/00 F16F 15/04 F16F 15/24
Claims (3)
- 【請求項1】 シリンダブロックの各気筒を分割するバ
ルクヘッドの下部中央に凹部を形成し、該凹部にクラン
ク軸を支持するベアリングキャップを嵌装しかつ該ベア
リングキャップとバルクヘッドとを上下方向に締結して
なるエンジンのブロック構造において、上記ベアリング
キャップ両側近傍に、エンジンの横方向の振動を減衰さ
せる応力吸収部を形成したことを特徴とするエンジンの
ブロック構造。 - 【請求項2】 シリンダブロックを支持するロアブロッ
クがベアリングキャップに対しボルトで締結された請求
項1記載のエンジンのブロック構造。 - 【請求項3】 シリンダブロックの下部に補機を取付け
ると共にロアブロックに補強用リブを設けた請求項1な
いし2記載のエンジンのブロック構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04032559A JP3074359B2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | エンジンのブロック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04032559A JP3074359B2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | エンジンのブロック構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05195870A JPH05195870A (ja) | 1993-08-03 |
JP3074359B2 true JP3074359B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=12362270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04032559A Expired - Fee Related JP3074359B2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | エンジンのブロック構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3074359B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008078145A1 (en) | 2006-12-27 | 2008-07-03 | Renault Trucks | Internal combustion engine with bearing cap dampening |
-
1992
- 1992-01-22 JP JP04032559A patent/JP3074359B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05195870A (ja) | 1993-08-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |