JP3073999B2

JP3073999B2 - 情報再生装置

Info

Publication number: JP3073999B2
Application number: JP02112831A
Authority: JP
Inventors: 直巳雨宮; 洋一山田; 智尚津久井
Original assignee: Pioneer Corp
Current assignee: Pioneer Corp
Priority date: 1990-04-28
Filing date: 1990-04-28
Publication date: 2000-08-07
Anticipated expiration: 2015-08-07
Also published as: JPH0413286A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、複数のコンパクトディスク（CD）に対し、
指定された曲番に対応する曲のみを連続して演奏させる
情報再生装置に関する。

（従来の技術）近年、高機能及び多機能を有したCDプレーヤが普及し
ており、たとえばマガジン内に収容された複数のCDの連
続演奏が可能なマルチタイプCDプレーヤがある。

これは、マガジンがプレーヤ本体に装着され、選択さ
れたディスクを保持するトレイが演奏開始位置まで引出
されると、その位置でディスクがターンテーブルにクラ
ンプされ、演奏が開始される。

演奏中において、ストップキーが操作された場合に
は、ディスクのクランプ解除が行われ、ディスクを保持
したトレイがマガジン内に戻される。

また、このようなマガジンを用いるマルチタイプとは
異なり、ディスク２枚の連続演奏が可能なツインCDプレ
ーヤと呼ばれるものもある。

これは、プレーヤ本体にディスクをそれぞれ収容する
トレイが備えられており、各トレイにディスクをセット
し、たとえばいずれか一方のトレイを押込むことによ
り、そのトレイのディスクの演奏が開始される。

更に、２枚以上のディスクを連続演奏させる場合は、
オートイジェクト機能を動作させ、演奏の終了したディ
スクをイジェクトさせる。

このとき、他方のトレイがプレーヤ本体内に自動的に
引込まれ、一方のトレイが外部に押出されるため、一方
のトレイのディスクを新たなディスク交換える。このよ
うな、ディスクの交換を繰返すことにより、２枚以上の
ディスクを連続演奏させることが可能となる。

（発明が解決しようとする課題）ところで、上述した従来のマルチタイプやツインタイ
プのプレーヤにおいては、各ディスク毎に指定した曲の
みを演奏させることは可能である。しかし、各ディスク
を通して指定した曲番に対応する曲のみを連続演奏させ
たい場合には、各ディスクを演奏させる直前に各ディス
クに対して曲番を指定する必要がある。

つまり、たとえば8cmのシングルサイズのディスクを
購入する目的は、タイトル曲を聴きたい場合が殆どであ
る。また、そのシングルサイズの場合には、一般に曲数
が２〜３曲であることが多く、更にタイトル曲は１曲目
に記録されていることが多い。

このため、たとえばタイトル曲のみを演奏させたい場
合、各ディスクを演奏させる直前に各ディスク毎に曲番
を指定する必要があり、手間が掛かるため、非常に不便
を感じる。

本発明は、このような事情に対処して成されたもの
で、操作性の向上を図ることができる情報再生装置を提
供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するため本発明は、複数のディスクを
再生する情報再生装置であって、特定の曲番号のみを曲
指定がなされるのに応じて設定する曲番号設定手段と、
上記複数のディスクに記録されている曲のうち、上記曲
番号設定手段に特定された上記特定の曲番号と同一の曲
番号の曲のみを順次再生する再生手段とを具備し、上記
複数のディスクに記録されている曲の各曲番号を複数回
の選曲指定によってそれぞれ指定しなくとも上記特定の
曲番号の曲を順次再生することを特徴とする。

（作用）かかる構成を有する本発明の情報再生装置によれば、
選曲指定が行われると、その１回の選曲指定だけで、予
め固定化されている特定の曲番号（つまり、選曲指定に
対し予め一対一の関係で決められていてる特定の曲番
号）が曲番号設定手段に設定される。そして、再生手段
が、複数のディスクに記録されている曲のうち、曲番号
設定手段に設定された特定の曲番号と同一の曲番号の曲
のみを順次再生する。

したがって、ディスク毎に特定の曲番号を設定する必
要が無くなる。つまり、複数のディスクに記録されてい
る曲の特定の曲番号を複数回の選曲指定によってそれぞ
れプログラム指定しなくとも、選曲指定すれば上記特定
の曲番号の曲を順次再生することが可能となり、操作性
の向上を可能にする。たとえば、8cmのシングルサイズ
のディスクを再生する場合、一般に１曲目に記録されて
いるタイトル曲のみを順次再生することができる。

（実施例）以下、本発明の実施例の詳細を図面に基づいて説明す
る。

第１図は、本発明の情報再生装置をツインCDプレーヤ
に適用した場合の一実施例を示すものである。

同図に示すように、情報再生装置には、情報再生コン
トロール部Ｃ、指定キー3a、ピックアップ4a、トレイ6
a,6bを移動させるトレイ駆動機構5aが設けられている。
情報再生コントロール部Ｃには、ROM1、RAM2、曲番設定
部３、ピックアップドライバ４、トレイ駆動ドライバ
５、曲終了判定部６及びCPU7が設けられている。

ROM1は、動作に関するプログラムを格納している。

RAM2は、曲番指定部３によって設定された曲番を格納
する。

曲番指定部３は、指定キー3aによって指定された曲の
番号を設定する。

ピックアップドライバ４は、ピックアップ4aに対して
読取り動作を行わせる。

トレイ駆動ドライバ５は、トレイ駆動機構5aの所定の
動作をコントロールする。

ここで、トレイ駆動機構5aは、たとえば第２図に示す
ように、各トレイ6a,6bをイジェクト位置、演奏位置及
び待機位置にそれぞれ移動させる動作を行う。なお、第
２図において、符号８はスピンドルモータ、符号９はス
ピンドル軸10に取付けられたターンテーブル、符号11は
ディスク12をターンテーブル９にクランプするクランパ
をそれぞれ示している。

曲終了判定部６は、指定曲番に対応する曲の演奏の終
了の有無を判断する。

CPU7は、ROM1、RAM2又は曲終了判定部６の判定結果に
基づいて、各構成要素の動作を制御する。

次に、このような構成の情報再生装置の動作を第３図
及び第４図を用いて説明する。

まず、イジェクトボタン（図示省略）を操作して、各
トレイ6a,6bを引出した後、それぞれにディスク12をセ
ットし（第４図ａの状態）、たとえばトレイ6a（又は両
方）を待機位置まで押込む。

そして、指定キー3aによって曲番を指定すると、曲番
設定部３がその番号を設定し、これをRAM2が記憶する
（ステップ301）。これが終了した後、プレイキー（図
示省略）が操作されると（ステップ302）、第４図ｂに
示すように、ディスク12がターンテーブル９にクランプ
され、指定された曲番の曲の演奏が開始される（ステッ
プ303）。

指定された曲番の曲の演奏が終了すると（ステップ30
4）、ディスク12のターンテーブル９へのクランプが解
除される（ステップ305）。その解除が終了すると、デ
ィスク12がトレイ6a内に戻され。

次いで、トレイ6bが待機位置に有るか否かの判断が行
われ（ステップ306）、トレイ6bがその位置に無ければ
待機位置に移動させる（ステップ307）。その後（又は
同時に）、第４図ｃに示すように、トレイ6aは、待機位
置に移動される（ステップ308）。

これら各トレイ6a,6bの移動が終了した後、トレイ6b
が演奏開始位置に移動され（ステップ309）、第４図ｄ
に示すように、ディスク12の有無が判断される（ステッ
プ310）。

ここで、ディスク12の有無の判断は、まずピックアッ
プ4aにより、ディスク12の記録面に対してフォーカスが
とられる。このとき、フォーカスインができないとき、
又はRF信号に含まれる同期信号が無ければディスク無し
と判断される。

ディスク12の有無の判断が終了し、そのTOC情報が読
取られると（ステップ311）、ディスク12内に指定され
た曲番が存在するか否かの判断が行われる（ステップ31
2）。

指定された曲番が存在する場合には、指定された曲番
の曲の演奏が開始される（ステップ313）。更に、第４
図ｄに示すように、待機位置にあるトレイ6aがイジェク
ト位置に移動される（ステップ314）。これにより、デ
ィスク12の交換が可能となる。

このようにして、指定された曲番の曲の演奏が連続し
て行われ、（ステップ310）にてトレイ6b内にディスク1
2が保持されていない場合、又は（ステップ312）にて演
奏すべきディスク12内に指定された曲番が存在しない場
合には、演奏動作が終了する。このとき、各トレイ6a,6
bは、第４図ｃに示すように、待機位置に移動してい
る。

第５図は、第３図のフローを変えた場合の他の例を示
すもので、まず指定キー3aの入力の有無が判断される
（ステップ501）。指定キー3aにより曲に対応する番号
が指定され、曲番設定部３がその曲の番号を設定する
と、RAM2にその曲番が記憶される（ステップ502）。次
いで、プレイキーが操作されると（ステップ503）、ト
レイ6aが待機位置に有るか否かの判断が行われ（ステッ
プ504）、トレイ6aがその位置に無ければ移動させて待
機させる（ステップ505）。待機が完了した後、トレイ6
aを演奏開始位置に移動（ステップ506）させると、ディ
スク12のクランプ動作が行われる。次いで、ディスク12
の有無が上述したように、RF信号に含まれる同期信号の
有無により判断される（ステップ507）。

そして、ディスク12がトレイ6a内に保持されていない
と判断された場合には、クランプ動作が解除され、それ
が待機位置に戻され（ステップ515）、動作停止となる
（ステップ516）。これに対し、ディスク12がトレイ6a
内に保持されていると判断された場合には、そのTOC情
報が読取られる（ステップ508）。

TOC情報の読取りが終了すると、その情報とRAM2に記
憶されている曲番との比較が行われ（ステップ509）、
指定曲番が存在しない場合には、（ステップ515）のフ
ローに移る。これに対し、指定曲番が存在する場合に
は、指定された曲番の曲の演奏が開始される（ステップ
510）。

指定された曲番の曲の演奏が終了すると（ステップ51
1）、ディスク12のターンテーブル９へのクランプが解
除され、ディスク12がトレイ6a内に戻され、更にトレイ
6aが待機位置に戻される。このとき、イジェクトキー入
力の有無が判断され、入力無しと判断された場合には、
ストップキー入力の有無が判断される（ステップ51
7）。入力有りと判断された場合には、RAM2に記憶され
ている曲番の情報がクリアされ（ステップ518）、入力
無しと判断された場合には、（ステップ513）に戻る。

そして、（ステップ513）において、イジェクトキー
が操作された場合には、トレイ6aがイジェクト位置に移
動される（ステップ514）。

続いて、トレイ6bが待機位置に有るか否かの判断が行
われ（ステップ504）、トレイ6bがその位置に無ければ
移動させて待機させる（ステップ505）。待機が完了す
ると、トレイ6bが演奏開始位置に移動され（ステップ50
6）、ディスク12がターンテーブル９にクランプされ
る。次いで、上記同様にディスク12の有無が判断され
（ステップ507）、ディスク12がトレイ6bに保持されて
いないと判断された場合は、クランプ動作が解除され、
トレイ6bが待機位置に戻され（ステップ515）、動作停
止となる（ステップ516）。これに対し、ディスク12が
トレイ6b内に保持されていると判断された場合には、そ
のTOC情報が読取られる（ステップ508）。

指定された曲番の曲の演奏が終了すると（ステップ51
1）、ディスク12のターンテーブル９へのクランプが解
除され、ディスク12がトレイ6b内に戻され、更にトレイ
6bが待機位置に戻される（ステップ512）。このとき、
イジェクトキー入力の有無が判断され、入力無しと判断
された場合には、ストップキー入力の有無が判断される
（ステップ517）。入力有りと判断された場合には、RAM
2に記憶されている曲番の情報がクリアされ（ステップ5
18）、入力無しと判断された場合には、（ステップ51
3）に戻る。

そして、（ステップ513）において、イジェクトキー
が操作された場合には、トレイ6bがイジェクト位置に移
動される。

なお、上記フローにおいて、（ステップ517）及び
（ステップ518）のフローを省いてもよく、この場合に
は（ステップ513）において、所定時間イジェクトキー
の入力待ちとするようにしてもよい。

このように、以上の各実施例では、一度指定した曲番
に対応する曲のみを、各ディスクを通して連続演奏させ
るようにした。このため、ディスクを交換する毎に指定
曲番の設定が不要となり、非常に便利である。これによ
り、たとえば8cmのシングルサイズのCDを再生する場
合、一般に１曲目に記録されているタイトル曲のみを聴
くことができる。

また、本実施例では、指定した曲番に対応する曲のみ
を再生するようにしたので、たとえばタイトル曲のみを
集めたオリジナル編集が容易となる。

更に、上述した他の実施例においては、ストップキー
が操作されたとき、メモリ内の情報をクリアするように
したので、ストップキーの操作毎に曲番の指定が可能と
なる。

なお、本実施例では、本発明をツインタイプのCDプレ
ーヤに適用した場合について説明したが、この例に限ら
ず、マルチタイプのCDプレーヤに適用してもよい。

また、これらツインタイプ及びマルチタイプに限ら
ず、トレイが一つであるシングルタイプのものに適用し
てもよい。この場合には、指定曲番をメモリに記憶さ
せ、指定曲の再生が終了したとき、自動的にイジェクト
動作を行わせ、ディスクの交換が行われたとき、ローデ
ィングを開始させる。

（発明の効果）以上説明したように、本発明の情報再生装置によれ
ば、ディスクを交換する毎の指定曲番の設定が不要とな
るため、指定した曲番に対応する曲のみを再生すること
ができるので、操作性の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の情報再生装置をツインタイプのCDプレ
ーヤに適用した場合の一実施例を示すブロック図、第２
図は第１図のCDプレーヤのトレイの動作を説明するため
の図、第３図は第１図のCDプレーヤの動作を説明するた
めのフローチャート、第４図は第３図の動作説明におけ
る各トレイの位置関係を示すタイミングチャート、第５
図は第３図のフローを変えた場合の他の例を示すフロー
チャートである。１……ROM、２……RAM、３……曲番設定部、４……ピッ
クアップドライバ、５……トレイ駆動ドライバ、６……
曲終了判定部、７……CPU、12……ディスク、Ｃ……情
報再生コントロール装置。

フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) G11B 27/10 - 27/34 G11B 19/02

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】複数のディスクを再生する情報再生装置で
あって、特定の曲番号のみを曲指定がなされるのに応じて設定す
る曲番号設定手段と、前記複数のディスクに記録されている曲のうち、前記曲
番号設定手段に設定された前記特定の曲番号と同一の曲
番号の曲のみを順次再生する再生手段とを具備し、前記複数のディスクに記録されている曲の各曲番号を複
数回の選曲指定によってそれぞれ指定しなくとも前記特
定の曲番号の曲を順次再生することを特徴とする情報再
生装置。
【請求項２】前記曲番号設定手段は、前記特定の曲番号
として、前記複数のディスクに記録されている曲のう
ち、各ディスクの第１番目の曲番号のみを設定すること
を特徴とする請求項１に記載の情報再生装置。
【請求項３】前記曲番号設定手段は、前記特定の曲番号
を示す情報を格納する格納手段を有し、前記格納手段の
前記情報に基づいて前記再生手段に対し前記再生を行わ
せることを特徴とする請求項１又は２に記載の情報再生
装置。
【請求項４】複数のディスクを再生する情報再生装置で
あって、特定の曲番号のみを選曲指定操作がなされるのに応じて
設定する指定操作キーと、前記再生の開始を指示する再生操作キーと、前記再生操作キーによる再生開始の指示に従って、前記
複数のディスクに記録されている曲のうち前記指定操作
キーで設定された前記特定の曲番号と同一の曲番号の曲
のみを順次再生する再生手段とを具備し、前記複数のディスクに記録されている曲の各曲番号を複
数回の選曲指定操作によってそれぞれ指定しなくとも前
記特定の曲番号の曲を順次再生することを特徴とする情
報再生装置。
【請求項５】更に自動イジェクト手段を備え、前記再生手段は、前記自動イジェクト手段を制御して前
記再生の完了したディスクをイジェクトさせることを特
徴とする請求項１乃至４のいずれか１項に記載の情報再
生装置。
【請求項６】前記情報再生装置は、前記複数のディスク
を収納する収納手段を備えるプレーヤーであることを特
徴とする請求項１乃至５のいずれか１項に記載の情報再
生装置。