JP2797660B2 - 画素補正方法 - Google Patents
画素補正方法Info
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- JP2797660B2 JP2797660B2 JP2153775A JP15377590A JP2797660B2 JP 2797660 B2 JP2797660 B2 JP 2797660B2 JP 2153775 A JP2153775 A JP 2153775A JP 15377590 A JP15377590 A JP 15377590A JP 2797660 B2 JP2797660 B2 JP 2797660B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像拡大処理に関し、特に水平方向および垂
直方向にそれぞれ２倍拡大を行った（以下「水平および
垂直方向２倍拡大処理」という）ときの画素補正に関す
る。
直方向にそれぞれ２倍拡大を行った（以下「水平および
垂直方向２倍拡大処理」という）ときの画素補正に関す
る。
従来、画像の水平および垂直方向２倍拡大処理におい
ては、第１図（Ａ）に対する第１図（Ｂ）のように元画
像データ１の各々の画素に対してその画素の２倍のビッ
トを割り当てることによりまず水平方向に２倍し、さら
にそのデータを連続する２ラインに書き込むことにより
水平および垂直方向２倍拡大処理を実現した拡大画像デ
ータ２に変換処理されるだけであった。
ては、第１図（Ａ）に対する第１図（Ｂ）のように元画
像データ１の各々の画素に対してその画素の２倍のビッ
トを割り当てることによりまず水平方向に２倍し、さら
にそのデータを連続する２ラインに書き込むことにより
水平および垂直方向２倍拡大処理を実現した拡大画像デ
ータ２に変換処理されるだけであった。
上述した従来の水平および垂直方向２倍拡大処理で
は、水平方向には元画像データの各々の画素に対してそ
の画素の２倍のビットを割り当てることにより、また垂
直方向にはデータを連続する２ラインに書き込むことに
より処理を実現しているので、水平および垂直方向２倍
拡大処理されてできた拡大画像データは、角張ってい
て、粗雑にみえるという欠点がある。
は、水平方向には元画像データの各々の画素に対してそ
の画素の２倍のビットを割り当てることにより、また垂
直方向にはデータを連続する２ラインに書き込むことに
より処理を実現しているので、水平および垂直方向２倍
拡大処理されてできた拡大画像データは、角張ってい
て、粗雑にみえるという欠点がある。
したがって本発明の目的は、粗雑でない拡大画像デー
タを得る方法を提供することにある。
タを得る方法を提供することにある。
本発明においては、２値画像の画像拡大処理におい
て、あらかじめ格納されている２値画像データを水平お
よび垂直方向に２倍に拡大し、次いで水平および垂直方
向に２倍拡大した２値画像データの連続した２水平ライ
ンのうちの１ラインに着目して画像データの黒画素の水
平方向の左右の画素を黒とし白画素に対しては何もしな
いという操作を繰り返し施して黒画素を増大した２値画
像データを作成し、さらに黒画素が増大した２値画像デ
ータの黒画素を増大した連続する３ラインに着目して黒
画素が増大した２値画像データを補正することにより、
水平および垂直方向に２倍拡大されスムージングされた
画像を得る。
て、あらかじめ格納されている２値画像データを水平お
よび垂直方向に２倍に拡大し、次いで水平および垂直方
向に２倍拡大した２値画像データの連続した２水平ライ
ンのうちの１ラインに着目して画像データの黒画素の水
平方向の左右の画素を黒とし白画素に対しては何もしな
いという操作を繰り返し施して黒画素を増大した２値画
像データを作成し、さらに黒画素が増大した２値画像デ
ータの黒画素を増大した連続する３ラインに着目して黒
画素が増大した２値画像データを補正することにより、
水平および垂直方向に２倍拡大されスムージングされた
画像を得る。
第１図を参照すると、本発明の一実施例では第１図
（Ａ）に示すような３つの水平ライン11〜13をもつ元画
素データ１に対して従来と同様の水平および垂直方向２
倍拡大処理を行ない第１図（Ｂ）に示すように２×２拡
大画像データ２を得る。ここで水平ラインは６つのライ
ン111,112,121,122,131,132に拡大されている。次にこ
の２×２拡大画像データ２の連続する２水平ライン111
と112,121と122,131と132にそれぞれ着目してそのうち
の１方のライン（本例ではそれぞれ下方のライン）112,
122,132に対して、黒画素（群）の左右の白画素を黒画
素とすることにより黒画素のみを増加させる処理を行な
い（白画素については増加させない）第１図（Ｃ）に示
すように黒画素増大画像データ３を得る。この処理によ
って黒画素が増大した３つのライン212,222,232に着目
し、そのうちの１つのラインを上方または下方（または
その両方）のラインと比較し、黒画素と黒画素の組合わ
せの場合だけ黒画素とし他の組合わせの場合には白画素
にするという画素データ補正を行なう。本実施例では第
１図（Ｃ）の黒画素増大ライン212を下方の同ライン222
と比較して、黒画素の組合せのみ黒画素を残し、第１図
（Ｄ）に示すように補正ライン312とし、同様に黒画素
増大ライン222を下方の同ライン232と比較して補正ライ
ン322を作成する。黒画素増大ライン232についてはその
下方のラインは不存在（白）なので黒画素ゼロとなる。
このような補正の結果、第１図（Ｄ）の補正画像データ
４を得る。
（Ａ）に示すような３つの水平ライン11〜13をもつ元画
素データ１に対して従来と同様の水平および垂直方向２
倍拡大処理を行ない第１図（Ｂ）に示すように２×２拡
大画像データ２を得る。ここで水平ラインは６つのライ
ン111,112,121,122,131,132に拡大されている。次にこ
の２×２拡大画像データ２の連続する２水平ライン111
と112,121と122,131と132にそれぞれ着目してそのうち
の１方のライン（本例ではそれぞれ下方のライン）112,
122,132に対して、黒画素（群）の左右の白画素を黒画
素とすることにより黒画素のみを増加させる処理を行な
い（白画素については増加させない）第１図（Ｃ）に示
すように黒画素増大画像データ３を得る。この処理によ
って黒画素が増大した３つのライン212,222,232に着目
し、そのうちの１つのラインを上方または下方（または
その両方）のラインと比較し、黒画素と黒画素の組合わ
せの場合だけ黒画素とし他の組合わせの場合には白画素
にするという画素データ補正を行なう。本実施例では第
１図（Ｃ）の黒画素増大ライン212を下方の同ライン222
と比較して、黒画素の組合せのみ黒画素を残し、第１図
（Ｄ）に示すように補正ライン312とし、同様に黒画素
増大ライン222を下方の同ライン232と比較して補正ライ
ン322を作成する。黒画素増大ライン232についてはその
下方のラインは不存在（白）なので黒画素ゼロとなる。
このような補正の結果、第１図（Ｄ）の補正画像データ
４を得る。
上記のような画像の拡大補正処理は公知のハードウェ
アを用いて実現することができる。例えば第２図に示す
ようにデータ圧縮・伸長コントローラなどを含むハード
ウェア21を用い、元画像データ１から水平および垂直方
向２倍拡大の画像データ・ファイルを作成し、その作成
されたデータをもとに連続する２ラインのどちらか１ラ
インに対して、黒画素の左右の画素を黒画素にする。黒
画素が増加した連続する３ラインに着目して、その連続
する３ラインの２ライン目を中心にして上下のラインと
のマスク処理を行い、組合せが黒画素、黒画素の場合の
み黒画素とし、他の場合には白画素とするライン補正を
施す。本発明をソフトウェアで実現する場合には第２図
の21をCPUとし、CPU21は本発明のアルゴリズムによって
書かれたプログラムがロードされると、元画像データ１
を次々に読み込み、前記アルゴリズムに従ってデータを
変換して水平および垂直方向２倍拡大された画像データ
に変換する。その作成されたデータをもとに連続する２
ラインのどちらか１ラインに対して、黒画素の左右の画
素を黒画素にする。黒画素が増加した連続する３ライン
に着目して、その連続する３ラインの２ライン目を中心
にして上下のラインとのマスク処理を行い、組合せが黒
画素、黒画素の場合のみ黒画素とし、他の場合には白画
素とするライン補正を施す。
アを用いて実現することができる。例えば第２図に示す
ようにデータ圧縮・伸長コントローラなどを含むハード
ウェア21を用い、元画像データ１から水平および垂直方
向２倍拡大の画像データ・ファイルを作成し、その作成
されたデータをもとに連続する２ラインのどちらか１ラ
インに対して、黒画素の左右の画素を黒画素にする。黒
画素が増加した連続する３ラインに着目して、その連続
する３ラインの２ライン目を中心にして上下のラインと
のマスク処理を行い、組合せが黒画素、黒画素の場合の
み黒画素とし、他の場合には白画素とするライン補正を
施す。本発明をソフトウェアで実現する場合には第２図
の21をCPUとし、CPU21は本発明のアルゴリズムによって
書かれたプログラムがロードされると、元画像データ１
を次々に読み込み、前記アルゴリズムに従ってデータを
変換して水平および垂直方向２倍拡大された画像データ
に変換する。その作成されたデータをもとに連続する２
ラインのどちらか１ラインに対して、黒画素の左右の画
素を黒画素にする。黒画素が増加した連続する３ライン
に着目して、その連続する３ラインの２ライン目を中心
にして上下のラインとのマスク処理を行い、組合せが黒
画素、黒画素の場合のみ黒画素とし、他の場合には白画
素とするライン補正を施す。
以上説明したように本発明の画素補正方法を用いる
と、水平および垂直方向２倍拡大の画像データに対し
て、よりスムージングな画像データを提供することがで
きる。
と、水平および垂直方向２倍拡大の画像データに対し
て、よりスムージングな画像データを提供することがで
きる。
第１図（Ａ）乃至（Ｄ）は本発明の一実施例による画像
処理における各段階での画像データを示す図、第２図は
その実現手段の一例を示す図である。図中番号で示すも
のは以下のとおりである。 １……元画像データ、２……２×２拡大画像データ、11
2,122,132……黒画素が付加されるライン、３……黒画
素を付加した画像データ、212,222,232……補正すべき
ライン、４……補正画像データ、21……ハードウェア、
22……システム・バス。
処理における各段階での画像データを示す図、第２図は
その実現手段の一例を示す図である。図中番号で示すも
のは以下のとおりである。 １……元画像データ、２……２×２拡大画像データ、11
2,122,132……黒画素が付加されるライン、３……黒画
素を付加した画像データ、212,222,232……補正すべき
ライン、４……補正画像データ、21……ハードウェア、
22……システム・バス。
Claims (1)
- 【請求項１】あらかじめ格納されている２値画像データ
を水平および垂直方向にそれぞれ２倍に拡大する処理を
行ない、水平および垂直方向に２倍拡大した２値画像デ
ータの垂直方向に連続した２水平ラインのうちの１ライ
ンに対して前記画像データの黒画素の水平方向に左右の
画素を黒とし白画素については何もしないという操作を
それぞれ行なって黒画素を増大した２値画像データを作
成し、この黒画素が増大した２値画像データの黒画素を
増大した連続する３水平ラインに着目して黒画素が増大
した２値画像データを補正することを特徴とする画素補
正方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2153775A JP2797660B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 画素補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2153775A JP2797660B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 画素補正方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0447380A JPH0447380A (ja) | 1992-02-17 |
| JP2797660B2 true JP2797660B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=15569871
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2153775A Expired - Fee Related JP2797660B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 画素補正方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2797660B2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-12 JP JP2153775A patent/JP2797660B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0447380A (ja) | 1992-02-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |