JP3072249B2 - 計器ケースのリード線取出し構造 - Google Patents

計器ケースのリード線取出し構造

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JP3072249B2 JP7195126A JP19512695A JP3072249B2 JP 3072249 B2 JP3072249 B2 JP 3072249B2 JP 7195126 A JP7195126 A JP 7195126A JP 19512695 A JP19512695 A JP 19512695A JP 3072249 B2 JP3072249 B2 JP 3072249B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、計器ケース内に
収納される計器本体に一端が接続されるリード線を、計
器ケースの底壁に設けた貫通孔から計器ケースの外部に
取出すための計器ケースのリード線取出し構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来例に係わる計器ケースのリ
ード線取出し構造を示すもので、車両用コンビネーショ
ンメータの一部の断面図である。計器ケース1は表側が
開口しており、この開口部分に見返し3および表ガラス
5が装着されている。計器ケース1内には計器本体7が
収納され、この計器本体7に一端が接続されるリード線
9は、計器ケース1の底壁11に形成された貫通孔13
を通して外部に取出され、他端に設けられた接続端子1
5を介して配線板17に接続される。
【0003】貫通孔13は、図4に示すように、接続端
子15を外部に取出すための円形の端子取出部13aを
有し、端子取出部13aの周囲には計器ケース1の内部
側に突出する突壁14が形成されている。この突壁14
および端子取出部13aの周囲1か所には、切欠部14
aおよび切欠凹部13cがそれぞれ形成されており、切
欠凹部13cにリード線9が収容された状態で、端子取
出部13aに計器ケース1の外部からキャップ19が嵌
め込まれる。
【0004】キャップ19は、端子取出部13aに圧入
されてその内壁に密着する本体部19aと、底壁11の
外面に密着して係止部となる鍔部19bとを有し、貫通
孔13に突壁14を設けることで端子取出部13aへの
圧入長さを充分確保し、キャップ19の端子取出部13
aからの抜けを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来のリード線取出し構造では、キャップ19
の鍔部19bで切欠凹部13cの全域を塞ぐことができ
ず、切欠凹部13cが外部側に露出することとなって計
器ケース1内の気密が確保できず、特にこれは、水産工
場や堆肥工場など硫化物が発生しやすい悪環境下で使用
される産業機械や農業機械などにて計器ケース1内部の
気密が要求される場合には、計器ケース1内部の計器本
体7などに硫化物が付着し、金属部を腐食させるという
問題を引き起こす。また、突壁14が計器ケース1の内
部側に突出しているので、この突壁14の高さHの分だ
けスペースの無駄が生じ、計器ケース1の大型化を招い
ていた。
【0006】そこで、この発明は、計器ケースの気密保
持を充分確保するとともに、計器ケースの大型化を回避
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、計器本体が収納される計器ケースの底
壁に、前記計器本体に一端が接続されるリード線を計器
ケースの外部に取出すための貫通孔を設け、この貫通孔
の周囲に、計器ケースの外部側に突出する突壁を設け、
この突壁の周囲の一部に高さ方向全長にわたり切り欠か
れた切欠部を設け、この切欠部に対応する位置の前記貫
通孔の内周面に、前記底壁の板厚方向全域にわたり切り
欠かれた切欠凹部を設け、この切欠凹部と前記切欠部と
でリード線収容部を形成し、前記貫通孔に前記突壁側か
ら装着されるキャップを、前記突壁および貫通孔の各内
周面に密着する本体部と、前記突壁の端面に密着して前
記切欠部による突壁端面の開口部位を覆う鍔部とを有す
る構成としてある。
【0008】このような計器ケースのリード線取出し構
造によれば、キャップの鍔部が、キャップの貫通孔に対
する圧入長さを確保するために設けた突壁の端面に密着
し、切欠部による突壁端面の開口部位を覆うので、計器
ケース内の気密が充分確保でき、また突壁が計器ケース
の外部側に突出しているので、突壁が計器ケース内にお
ける計器本体の設置スペースを邪魔することがなく、突
壁を設けることによる計器ケース内の無駄なスペースの
発生を抑え、計器ケースの大型化が防止される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0010】図1は、この発明の実施の一形態に係わる
計器ケースのリード線取出し構造を示すもので、図3と
同様に車両用コンビネーションメータの一部の断面図で
ある。この計器ケース21は表側が開口しており、この
開口部分に見返し23が装着され、見返し23の外側に
表ガラス25が装着されている。計器ケース21内には
計器本体27が収納され、計器本体27に対向する位置
の見返し23には開口孔23aが形成されている。
【0011】計器本体27にはリード線29の一端が接
続され、リード線29の他端は、計器ケース21の底壁
31に形成された円形の貫通孔33を通して外部に取出
され、取出された端部に接続端子35が設けられてい
る。一方、底壁31の外面には配線板37が装着され、
接続端子35をねじ39により配線板37を介して底壁
31に固定することで、配線板37の導電部に接続端子
35が圧接され、これにより計器本体27と配線板37
側との電気的接続がなされる。
【0012】貫通孔33は、接続端子35を取出せる大
きさに設定されており、この貫通孔33に弾性体からな
るキャップ41が計器ケース21の外部から圧入されて
いる。図2は、キャップ41を貫通孔33から外した状
態の計器ケース21の裏側から見た斜視図であり、貫通
孔33の周囲には、計器ケース21の外側に突出する円
筒状の突壁43が設けられている。突壁43の周囲1か
所には切欠部43aが形成され、この切欠部43aに対
応する位置の貫通孔33の周囲1か所には、切欠凹部3
3aが形成されている。この切欠凹部33aと前記切欠
部43aとで、リード線29を収容するリード線収容部
を構成している。
【0013】一方、キャップ41は、突壁43内および
貫通孔33に圧入されてその各内周面に密着する有底円
筒状の本体部41aと、突壁43の先端側の端面43b
に密着して係止部となる鍔部41bとを有し、貫通孔3
3の周囲に突壁43を設けることで貫通孔33側への圧
入長さを充分確保し、キャップ41の貫通孔33からの
抜けを防止している。
【0014】上記したような計器ケースのリード線取出
し構造によれば、キャップ41の鍔部41bが、突壁4
3の端面43bに密着して切欠部43aによる突壁端面
43bの開口部位を覆うので、計器ケース21内の気密
が充分確保できる。これにより、このような構造の計器
ケースを備えた計器が、水産工場や堆肥工場など硫化物
が発生しやすい悪環境下で使用される産業機械や農業機
械に適用されたとしても、計器ケース21内部の計器本
体27などへの硫化物の付着による金属部の腐食を回避
でき、計器の長寿命化が達成される。また、キャップ4
1の鍔部41bによりリード線29を押さえることが可
能であるので、リード線29の底壁31からの浮き上が
りを抑制でき、リード線29の配索性が向上する。
【0015】突壁43は、計器ケース21の外部側に突
出して形成してあるので、突壁43が計器ケース21内
における計器本体27の設置スペースを邪魔することが
なく、突壁43を設けることによる計器ケース21内の
無駄なスペースの発生が抑えられ、その分計器ケース2
1の厚さを薄くでき大型化が防止される。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、キャップの鍔部が、キャップの貫通孔に対する圧
入長さを確保するために設けた突壁の端面に密着し、切
欠部による突壁端面の開口部位を覆うので、計器ケース
内の気密が充分確保でき、また突壁が計器ケースの外部
側に突出しているので、突壁が計器ケース内における計
器本体の設置スペースを邪魔することがなく、突壁を設
けることによる計器ケース内の無駄なスペースの発生が
抑えられ、計器ケースの小型化に寄与することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態に係わる計器ケースの
リード線取出し構造を示す車両用コンビネーションメー
タの一部の断面図である。
【図2】図1のリード線取出し構造におけるキャップを
貫通孔から外した状態の計器ケースの裏側から見た斜視
図である。
【図3】従来例に係わる計器ケースのリード線取出し構
造を示す車両用コンビネーションメータの一部の断面図
である。
【図4】図3のリード線取出し構造におけるキャップを
貫通孔から外した状態の計器ケースの裏側から見た斜視
図である。
【符号の説明】
21 計器ケース 27 計器本体 29 リード線 31 底壁 33 貫通孔 33a 切欠凹部(リード線収容部) 41 キャップ 41a 本体部 41b 鍔部 43 突壁 43a 切欠部(リード線収容部) 43b 突壁端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60K 37/00 B60R 16/02 620 G01D 11/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計器本体が収納される計器ケースの底壁
    に、前記計器本体に一端が接続されるリード線を計器ケ
    ースの外部に取出すための貫通孔を設け、この貫通孔の
    周囲に、計器ケースの外部側に突出する突壁を設け、こ
    の突壁の周囲の一部に高さ方向全長にわたり切り欠かれ
    た切欠部を設け、この切欠部に対応する位置の前記貫通
    孔の内周面に、前記底壁の板厚方向全域にわたり切り欠
    かれた切欠凹部を設け、この切欠凹部と前記切欠部とで
    リード線収容部を形成し、前記貫通孔に前記突壁側から
    装着されるキャップを、前記突壁および貫通孔の各内周
    面に密着する本体部と、前記突壁の端面に密着して前記
    切欠部による突壁端面の開口部位を覆う鍔部とを有する
    構成としたことを特徴とする計器ケースのリード線取出
    し構造。
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