JP3070440B2 - 防水電極 - Google Patents

防水電極

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JP3070440B2
JP3070440B2 JP7120535A JP12053595A JP3070440B2 JP 3070440 B2 JP3070440 B2 JP 3070440B2 JP 7120535 A JP7120535 A JP 7120535A JP 12053595 A JP12053595 A JP 12053595A JP 3070440 B2 JP3070440 B2 JP 3070440B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防水電極に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防水電極として、次のよ
うなものが知られている。雌雄一対の電極を、それぞれ
有底の筒体内に保持し、両筒体の開口を対面させて一方
の筒体を他方の筒体内に挿入するように近接させて一対
の電極を嵌合接続させる。ここにおいて、両筒体の対向
面にはリング状のシールを介在させてあるので、一対の
有底筒体をそれぞれの開口を対面させて挿入させること
により、筒体間はシールされるとともに内部に気密空間
が形成されて内部の電極を防水する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の防水電
極においては、互いに嵌合接続する電極を内部に収容す
る程度の筒体を使用するため、雌側電極を含めて二重の
筒体が重なり合うことになり、かさばってしまうという
課題があった。本発明は、上記課題に鑑みてなされたも
ので、より小型とすることが可能な防水電極の提供を目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、筒体内に収容される雄側電
極と、この雄側電極を挿入して嵌合接続可能な筒状の雌
側電極とを備え、かつ前記筒体の開口部分にはシール材
が保持され、前記雄側電極と前記雌側電極が嵌合接続さ
れた時に、前記筒体と前記雌側電極、それ自体の外周面
との間に水密的な空間が形成される構成としてある。
【0005】
【作用】上記のように構成した本発明においては、雌側
電極は有底筒状に形成され、雄側電極はこの雌側電極に
挿入可能に形成されている。雄側電極を雌側電極に挿入
すると雄側電極の外周面の導電部が雌側電極の内周面の
導電部とが互いに接触して導通するとともに、これより
も外部側に備えられたシール部材が雄側電極と雌側電極
との間をシールする。従って、両導電部はシール部材に
てシールされる内側部分で互いに接触して導通する。
【0006】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電極とは
別体の筒体同士で密封空間を形成することなく、電極の
導電部を気密的に収容するようにしたことにより、より
小型化することが可能な防水電極を提供することができ
る。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例に係る防水電極を適用し
たブレーカスイッチを斜視図により示しており、図2は
断面図により示している。本実施例においては、箱形の
ロアケース10に一対の雄側電極20,20を保持せし
め、このロアケース10を上面から覆蓋可能な蓋状のア
ッパケース30に上記雄側電極20,20を挿入して嵌
合接続可能な筒状の雌側電極40,40を保持せしめて
いる。
【0008】同図において、円柱状の雄側電極20は、
先端を半球状に形成された上方側の導電部21を有する
とともに、長さ方向のほぼ中央位置にフランジ部22を
備え、同フランジ部22よりも下方には外周面に雄ネジ
を形成した雄ネジ部23を備えている。ロアケース10
の上面には、一対の上記雄側電極20,20を上方から
挿入可能な二つ貫通孔11,11を形成してあり、この
貫通孔11,11の周縁から上方に向かって突出する当
該雄側電極20を収容可能な筒体12,12を備えてい
る。同筒体12の上端内周面には開口径を一回り大きく
した段部12aを形成してあり、この段部12aにはリ
ング状のシール部材13を装着し、さらに筒体12の上
端に対して外周面と上端と内周面とを包み込むような断
面形状のキャップ14を装着している。同キャップ14
は筒体12の内周面側でシール部材13の上端に当接し
て当該シール部材13の抜け止めを図っている。後述す
るように筒状の雌側電極40を上記筒体12の開口より
挿入すると、雄側電極20の導電部21は同雌側電極4
0の内部に挿入され、同雌側電極40の外周面と筒体1
2の内周面との間に上記シール部材13が挟持される。
【0009】本実施例においては、雄側電極20の導電
部21を収容するように筒体12を形成し、同筒体12
の開口部分にシール部材13を保持し、雄側電極20を
収容する筒体12と雌側電極40の外周面との間で水密
的な空間を形成している。
【0010】ロアケース10の底面には雄側電極20の
雄ネジ部23に対面してボルト止め用の筒部15,15
を形成してあり、貫通孔11の上面側から雄側電極20
の雄ネジ部23を貫通せしめてから、当該筒部15を通
してカラー24とナット25とを装着し、ゴム栓16,
16にて密封している。また、ロアケース10の側面に
はこの雄ネジ部23に対面するように電線引き出し用の
筒部17,17も形成してあり、先端に板状の圧着端子
51を備えた電線50を筒部17から挿入し、同圧着端
子51を上記カラー24とナット25との間に介在せし
めてボルト止め固定するようにしている。なお、筒部1
5,15と同様に、筒部17,17においても挿通され
る電線50と筒部17との間を密封するようにゴム栓1
8,18を備えている。
【0011】一方、アッパケース30は、下面に開口を
有する深めの蓋状に形成されており、天井面に一対の雌
側電極40,40を保持している。雌側電極40は下方
に開口する筒状に形成されるとともに、上面には上方に
突出する雄ネジ部41を備えており、同雄ネジ部41に
てアッパケース30の天井面に形成した螺合孔31に螺
合せしめて保持されている。このとき、両端に上記雄ネ
ジ部41,41を挿通可能な電極61,61を有するヒ
ューズ60を同天井面に位置合わせしておき、一対の雌
側電極40,40を取り付けるにあたって、上記雄ネジ
部41をヒューズ60の電極61を挿通してアッパケー
ス30の螺合孔31に螺合せしめる。これにより、一対
の雌側電極40,40はヒューズ60を介して導通され
る。
【0012】本実施例においては、ヒューズ60を交換
する際に、雌側電極40を取り外すことになる。取り外
しにはレンチなどを使用するが、レンチによって雌側電
極40の外周面を傷つけることになるかも知れない。し
かしながら、雌側電極40の外周面は雄側電極20であ
ると外周面が導電部21となっているので、外周面が傷
つくと接触抵抗が大きくなる可能性もあるが、本実施例
のようにと傷つきやすい側に雌側電極40を配置するこ
とによりこのような自体を防止する効果がある。また、
筒状とした雌側電極40の内径は雄側電極20よりも大
きめとしてあり、そのままでは雄側電極20と接触しな
いが、当該雌側電極40の内周面には導電部となるルー
バー42を保持してあり、同ルーバー42を圧縮しなが
ら雄側電極20が挿入されるので、抵抗力を小さくしつ
つ確かな導通を得ることができる。アッパケース30の
上面には操作のための取っ手32を形成するとともに、
外側面にはロアケース10の側面に形成した楔状の突起
19と係合可能な可撓性を有するロックアーム33を形
成してある。
【0013】次に、上記構成からなる本実施例の動作を
説明する。ロアケース10においては、雄ネジ部23の
側から雄側電極20をロアケース10の上面に突出する
筒体12内に挿入し、貫通孔11を貫通させる。リング
状のゴム栓18を挿通せしめた電線50の先端には圧着
端子51を圧着しておき、同圧着端子51の側からロア
ケース10の側面の筒部17に挿入する。ロアケース1
0の裏面の筒部15を介してカラー24を挿入して雄ネ
ジ部23に挿通せしめるとともに上記圧着端子51を挿
通させ、ナット25を螺合させて締め付ける。すると、
雄側電極20はフランジ部22とカラー24にて貫通孔
11の周縁を挟み込んで当該ロアケース10に固定さ
れ、また、先端に圧着端子51を固定された電線50も
接続される。
【0014】一方、アッパケース30においては、ヒュ
ーズ60の電極61,61を天井面の螺合孔31,31
に位置合わせしておき、両螺合孔31,31に雌側電極
40の雄ネジ部41を挿入して螺合させる。これによ
り、雌側電極40,40はアッパケース30に固定され
るとともにヒューズ60を介して導通される。この後、
アッパケース30をロアケース10の上面に被せていく
と、雌側電極40はロアケース10の上面に突出してい
る筒体12内に挿入されていく。雌側電極40が筒体1
2内に挿入されていくにつれて、雄側電極20の先端の
導電部21が同雌側電極40内に挿入されるとともに、
当該雌側電極40は筒体12の開口側の段部12aに保
持されているシール部材13内に挿入される。当初は、
雄側電極20は雌側電極40に接触することなく挿入さ
れていくが、内周面に保持されているルーバー42を貫
通するときに当該ルーバー42を介して雌側電極40と
電気的に導通する。ルーバー42を介して接触するの
で、挿入抵抗は小さい。一方、雌側電極40がシール部
材13を貫通することにより、雌側電極40と筒体12
の内周面との間で同シール部材13が圧縮されて保持さ
れ、筒体12の内側に水密的な空間を形成する。これに
より、雄側電極20の導電部21と雌側電極40の導電
部であるルーバー42とが水密的な空間に保持される。
さらにアッパケース30を押し込んでいくと、外面に形
成したロックアーム33がロアケース10の外面に形成
した楔状の突起19と係止し、固定される。
【0015】このように、雄側電極20の導電部21を
収容するように筒体12を形成するとともに、同筒体1
2の開口部分にシール部材13を保持することにより、
雄側電極20を収容する筒体12と雌側電極40の外周
面との間で水密的な空間を形成し、雄側電極20の導電
部21と雌側電極40の導電部よりも外側でシールして
より小型の防水電極とすることができる。ところで、ロ
アケース10内は外部との連通部に全てゴム栓が配置さ
れているので、雌側電極40を筒体12内に挿入しはじ
めると内部が気密空間となる。従って、アッパケース3
0を押し込んでも内圧が高くなって押し戻されてしま
う。図3及び図4はこのような押し戻しを防止するため
の変形例を示しており、図3においては雌側電極40の
外周を先端側だけ細めとしてあり、雄側電極20を挿入
したときに導通がとれてから雌側電極40の外周面がシ
ール部材13の内周面と接触するようにしてある。ま
た、図4においては、雌側電極40の周壁面に開口側か
らスリットを形成し、雄側電極20を挿入したときに導
通がとれるまでは当該スリットを介して空気が出入り
し、導通するとシール部材13がスリットを越えるため
空気の出入りを禁止して水密的になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る防水電極を適用したブ
レーカスイッチの斜視図である。
【図2】同ブレーカスイッチの断面図である。
【図3】内圧による押し戻し防止のための防水電極の変
形例を示す断面図である。
【図4】内圧による押し戻し防止のための防水電極の変
形例を示す断面図である。
【符号の説明】
10…ロアケース 12…筒体 13…シール部材 20…雄側電極 21…導電部 30…アッパケース 40…雌側電極 42…ルーバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 9/04 H01R 13/52 H01H 33/53

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体内に収容される雄側電極と、この雄
    側電極を挿入して嵌合接続可能な筒状の雌側電極とを備
    え、かつ前記筒体の開口部分にはシール材が保持され、
    前記雄側電極と前記雌側電極が嵌合接続された時に、前
    記筒体と前記雌側電極、それ自体の外周面との間に水密
    的な空間が形成されることを特徴とする防水電極。
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JP3487104B2 (ja) * 1996-12-16 2004-01-13 住友電装株式会社 ブレーカ装置
US5990424A (en) * 1997-12-10 1999-11-23 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Breaker device
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