JP3019748B2 - 電源切断器の防水構造 - Google Patents

電源切断器の防水構造

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JP3019748B2
JP3019748B2 JP7158348A JP15834895A JP3019748B2 JP 3019748 B2 JP3019748 B2 JP 3019748B2 JP 7158348 A JP7158348 A JP 7158348A JP 15834895 A JP15834895 A JP 15834895A JP 3019748 B2 JP3019748 B2 JP 3019748B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電源切断器の防水構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電源切断器においては、
図5に示すように電源切断器全体を防水箱内に設置する
ものが知られており、近年においては電気自動車などに
おいて防水構造を備えたコンパクトな電源切断器が切望
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、本願出願人
は、箱形のロアケースと、このロアケースを覆蓋可能な
蓋状のアッパケースとを備える電源切断器を考案した。
ロアケースの上面には一対の雄側電極を立設するととも
に、電線はロアケースの側壁を貫通せしめて内部にて雄
側電極に接続する。アッパケースの天井面には上記一対
の雄側電極に嵌合接続可能な導通電極を保持せしめてあ
り、また、アッパケースの内周壁面には上記ロアケース
の外周面との隙間を塞ぐシール部材が保持されている。
一方、ロアケースにおいても電線の導出部分にはゴム栓
を保持して内部に密封空間を形成している。
【0004】しかるに、蓋状のアッパケースを覆蓋しよ
うとすると、内部の密封空間の圧力が高くなり、ロアケ
ースにおいては内圧によって電線のゴム栓が抜け出そう
になってしまう。このため、ゴム栓とともに抜け防止の
ためのリテーナを装着しなければならなかった。本発明
は、上記課題に鑑みてなされたもので、より小型の電源
切断器であって、ゴム栓やリテーナを減らすことが可能
な電源切断器の防水構造の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、箱形の第一のハウジングに
は、一対の電極が当該ハウジングのパネルを貫通して立
設されるとともに、その貫通部分にはシール部材を備
え、かつ、同一対の電極に対して上記パネルの裏側で一
対の電線を接続するとともに、上記第一のハウジングを
覆蓋する第二のハウジングには上記一対の電極間を導通
せしめる短絡電極を備え、かつ、上記電極の導電部を気
密的に保持するシール構造を備えた構成としてある。
【0006】
【作用】上記のように構成した本発明においては、箱形
の第一のハウジングには一対の電極が当該ハウジングの
パネルを貫通して立設されるとともに、同一対の電極に
対して上記パネルの裏側で一対の電線を接続してあり、
上記一対の電極間を導通せしめる短絡電極を備えた第二
のハウジングにてこの第一のハウジングを覆蓋すると、
一対の電極が短絡電極を介して導通されるため一対の電
線間も導通する。ところで、シール部材は、第一のハウ
ジングに第二のハウジングを覆蓋せしめるとき、電極の
導電部を気密的に保持するが、これによって密封空間の
内圧が高くなる。しかるに、上記一対の電極におけるパ
ネルの貫通部分にはシール部材を備えてあるので、電極
の上部側は外部と隔離される。
【0007】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電極の上
部側が外部と隔離されるため、ロアケースの内側から電
極の上部側に浸水することもなく、電極の導電部は防水
して保持される。また、電極の上部側の内圧が高くなっ
てもパネルの裏面である第一のハウジング内の内圧が高
くなるわけではなく、ゴム栓が抜け出ることもない。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例に係る防水構造を適用し
た電源切断器を斜視図により示しており、図2は断面図
により示している。本実施例においては、第一のハウジ
ングである箱形のロアケース10に一対の雄側電極2
0,20を保持せしめ、このロアケース10を上面から
覆蓋可能な第二のハウジングである蓋状のアッパケース
30に上記雄側電極20,20を挿入して嵌合接続可能
な筒状の雌側電極40,40を保持せしめている。
【0009】同図において、円柱状の雄側電極20は、
先端を半球状に形成された上方側の導電部21を有する
とともに、長さ方向のほぼ中央位置にフランジ部22を
備え、同フランジ部22よりも下方には外周面に雄ネジ
を形成した雄ネジ部23を備えている。ロアケース10
の上面のパネルには、一対の上記雄側電極20,20を
上方から挿入可能な二つの貫通孔11,11を形成して
あり、この貫通孔11,11の周縁から上方に向かって
突出する当該雄側電極20を収容可能な筒体12,12
を備えている。
【0010】同筒体12の上端内周面には開口径を一回
り大きくした段部12aを形成してあり、この段部12
aにはリング状のシール部材13を装着し、さらに筒体
12の上端に対して外周面と上端と内周面とを包み込む
ような断面形状のキャップ14を装着している。同キャ
ップ14は筒体12の内周面側でシール部材13の上端
に当接して当該シール部材13の抜け止めを図ってい
る。ロアケース10の底面には雄側電極の雄ネジ部23
に対面してナット装着用の筒部15,15を形成してあ
る。各雄側電極20,20における雄ネジ部23,23
の上端にOリング16,16を装着し、貫通孔11の上
面側から同雄側電極20の雄ネジ部23を貫通せしめ、
当該筒部15を通してカラー24とナット25とを装着
している。また、ロアケース10の側面にはこの雄ネジ
部23に対面するように電線引き出し用の筒部17,1
7も形成してあり、先端に板状の圧着端子51を備えた
電線50を筒部17から挿入し、同圧着端子51を上記
カラー24とナット25との間に介在せしめてボルト止
め固定するようにしている。
【0011】本実施例においては、ロアケース10のパ
ネルと雄側電極20との間をシールするにあたってOリ
ング16を備えているが、雄側電極20によるパネルの
貫通部分をシールするものであれば良く、リング状のシ
ール部材などを使用しても良い。一方、アッパケース3
0は、下面に開口を有する深めの蓋状に形成されてお
り、天井面に一対の雌側電極40,40を保持してい
る。雌側電極40は下方に開口する筒状に形成されると
ともに、上面には上方に突出する雄ネジ部41を備えて
おり、同雄ネジ部41にてアッパケース30の天井面に
形成した螺合孔31に螺合せしめて保持されている。こ
のとき、両端に上記雄ネジ部41,41を挿通可能な電
極61,61を有するヒューズ60を同天井面に位置合
わせしておき、一対の雌側電極40,40を取り付ける
にあたって、上記雄ネジ部41をヒューズ60の電極6
1を挿通してアッパケース30の螺合孔31に螺合せし
める。これにより、一対の雌側電極40,40はヒュー
ズ60を介して導通され、短絡電極となる。雌側電極4
0はロアケース10の筒体12内に挿入可能であり、同
筒体12内に挿入したときに、当該雌側電極40の外周
面と同筒体12の内周面との間にて上記シール部材13
が圧縮されて保持されるようになっている。
【0012】本実施例においては、図3に示すように雄
側電極20の導電部21を収容するように筒体12を形
成し、同筒体12の開口部分にシール部材13を保持
し、雄側電極20を収容する筒体12と雌側電極40の
外周面との間で水密的な空間を形成している。しかし、
雄側電極20の導電部21を密封すればよく、例えば、
図4に示すように、シール部材13の代わりに、雌側電
極40にOリング18を保持せしめて、水密的な空間を
形成してもよい。また、アッパケース30の周壁内周面
とロアケース10の外側面との間にシール部材を介在せ
しめてロアケース10の上面パネルよりも上方全体を密
封するようにしてもよい。
【0013】また、筒状とした雌側電極40の内径は雄
側電極20よりも大きめとしてあり、そのままでは雄側
電極20と接触しないが、当該雌側電極40の内周面に
は導電部となるルーバー42を保持してあり、同ルーバ
ー42を圧縮しながら雄側電極20が挿入されるので、
抵抗力を小さくしつつ確かな導通を得ることができる。
アッパケース30の上面には操作のための取っ手32を
形成するとともに、外側面にはロアケース10の側面に
形成した楔状の突起19と係合可能な可撓性を有するロ
ックアーム33を形成してある。
【0014】本実施例においては、ロアケース10にお
ける下方側からの浸水を敢えて防水していないが、筒部
15及び筒部17の開口部分をゴム栓で閉塞することに
より、より完全な防水を図ることができる。このとき、
雄側電極20の上方で内圧が高くなってもOリング16
にて下方の密封空間に影響を与えないので、ゴム栓が抜
け出ることもない。次に、上記構成からなる本実施例の
動作を説明する。ロアケース10においては、雄側電極
20における雄ネジ部23の上端にOリング16を装着
してロアケース10の上面に突出する筒体12内に挿入
し、貫通孔11を貫通させる。電線50の先端には圧着
端子51を圧着しておき、同圧着端子51の側からロア
ケース10の側面の筒部17に挿入する。ロアケース1
0の裏面の筒部15を介してカラー24を挿入して雄ネ
ジ部23に挿通せしめるとともに上記圧着端子51を挿
通させ、ナット25を螺合させて締め付ける。すると、
雄側電極20はフランジ部22とカラー24にて貫通孔
11の周縁を挟み込んで当該ロアケース10に固定さ
れ、また、先端に圧着端子51を固定された電線50も
接続される。
【0015】一方、アッパケース30においては、ヒュ
ーズ60の電極61,61を天井面の螺合孔31,31
に位置合わせしておき、両螺合孔31,31に雌側電極
40の雄ネジ部41を挿入して螺合させる。これによ
り、雌側電極40,40はアッパケース30に固定され
るとともにヒューズ60を介して導通される。この後、
アッパケース30をロアケース10の上面に被せていく
と、雌側電極40はロアケース10の上面に突出してい
る筒体12内に挿入されていく。雌側電極40が筒体1
2内に挿入されていくにつれて、雄側電極20の先端の
導電部21が同雌側電極40内に挿入されるとともに、
当該雌側電極40は筒体12の開口側の段部12aに保
持されているシール部材13内に挿入される。当初は、
雄側電極20は雌側電極40に接触することなく挿入さ
れていくが、内周面に保持されているルーバー42を貫
通するときに当該ルーバー42を介して雌側電極40と
電気的に導通する。ルーバー42を介して接触するの
で、挿入抵抗は小さい。一方、雌側電極40がシール部
材13を貫通することにより、雌側電極40と筒体12
の内周面との間で同シール部材13が圧縮されて保持さ
れ、筒体12の内側に水蜜的な空間を形成する。これに
より、雄側電極20の導電部21と雌側電極40の導電
部であるルーバー42とは上方からの浸水に対して水蜜
的な空間内に保持される。
【0016】さらにアッパケース30を押し込んでいく
と、筒体12内に雌側電極40が挿入されていくことに
なり、上記密封空間の内圧が高くなる。しかし、貫通孔
11と雄ネジ部23との間にはOリング16が装着され
ており、気密的に密封されているので、内圧の上昇はパ
ネルの下方には影響を与えない。また、逆に、パネルの
下方にはゴム栓を装着していないので、水が進入するこ
ともあるが、当該水はOリング16にて上方への浸水を
防止される。従って、雄側電極20の導電部21と雌側
電極40の導電部であるルーバー42とは下方からの浸
水に対しても水蜜的に保持される。アッパケース30が
ロアケース10に対して十分に押し込められると、アッ
パケース30の外面に形成したロックアーム33がロア
ケース10の外面に形成した楔状の突起19と係止し、
固定される。
【0017】このように、箱形のロアケース10を貫通
する雄側電極20は、貫通部分において貫通孔11との
間にOリング16を介在せしめて下部からの浸水を防止
しており、他の開口部分を全てゴム栓で塞ぐ場合に比べ
てその数を減らすことができるとともに、アッパケース
30を被せるときに上方に密封空間が形成されて内圧が
高くなっても同Oリング16にてシールされ、ゴム栓で
開口を塞ぐ場合においても抜け出てしまうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る防水構造を適用した電
源切断器の斜視図である。
【図2】同電源切断器の断面図である。
【図3】防水構造の拡大断面図。
【図4】防水構造の他の実施例を示す拡大断面図。
【図5】従来の防水構造を適用した電源切断器の斜視図
である。
【符号の説明】 10…ロアケース 11…貫通孔 12…筒体 13…シール部材 16…Oリング 17…筒部 20…雄側電極 21…導電部 22…フランジ部 23…雄ネジ部 30…アッパケース 40…雌側電極 50…電線 60…ヒューズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−217471(JP,A) 実開 昭56−70937(JP,U) 実開 昭57−133213(JP,U) 実開 昭55−17226(JP,U) 実開 昭64−55531(JP,U) 実公 昭51−36233(JP,Y1) 実公 昭51−22270(JP,Y1) 実公 昭45−19702(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 9/04 H01R 13/52 H01H 31/24 H01H 33/53 H01H 31/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱形の第一のハウジングには、一対の電
    極が当該ハウジングのパネルを貫通して立設されるとと
    もに、その貫通部分にはシール部材を備え、かつ、同一
    対の電極に対して上記パネルの裏側で一対の電線を接続
    するとともに、上記第一のハウジングを覆蓋する第二の
    ハウジングには上記一対の電極間を導通せしめる短絡電
    極を備え、かつ、上記電極の導電部を気密的に保持する
    シール構造を備えたことを特徴とする電源切断器の防水
    構造。
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JP5979677B2 (ja) * 2013-04-08 2016-08-24 アルプス電気株式会社 電気部品

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