JP3068902U - 各種屋根の改修用・修復用の下地金具 - Google Patents

各種屋根の改修用・修復用の下地金具

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JP3068902U JP1999008623U JP862399U JP3068902U JP 3068902 U JP3068902 U JP 3068902U JP 1999008623 U JP1999008623 U JP 1999008623U JP 862399 U JP862399 U JP 862399U JP 3068902 U JP3068902 U JP 3068902U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本考案は、屋根材を剥がす作業が不要で省力化
が図れ、修復・改修コストを低減できるとともに、形
状、意匠的造作の選択範囲が広く、古い屋根材からなる
産業廃棄物が生じる心配もない各種屋根の改修用・修復
用の下地金具を提供する。 【解決手段】本考案の各種屋根の改修用・修復用の下地
金具は、既存における各種屋根の屋根面の瓦棒23或い
は立平葺に取り付け可能な溝4を有する一対の平行な取
り付け片部2a、2bと、両取り付け片部2a、2bの
上部側を連結するとともに上面側に屋根材が敷設可能な
平坦な敷設片部3との一体構成からなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】
本考案は、各種の屋根を改修・修復するために用いる改修用・修復用の下地金 具に関するものである。
【従来の技術】
従来、金属板葺やスレート葺の木造家屋、工場建屋等においては、既存の屋根 を修復・改修するような場合、改修しようとする既存の屋根の屋根材を剥がした 後、既存の屋根と同形状、同意匠的造作となるようにその屋根全体を葺き替える のが通常である。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来における既存の屋根の修復・改修手段では、屋根 材を剥がす作業が必要であり、労力、人件費が増えて修復・改修コストの増大を 招き、更に、修復・改修しようとする新たな屋根の形状や意匠的造作の選択の自 由度が極めて狭く、また、剥がした大量の屋根材が産業廃棄物となってしまうと いう問題がある。 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、屋根材を剥がす作業が不要 で省力化が図れ、修復・改修コストを低減できるとともに、修復・改修しようと する新たな屋根の形状、意匠的造作の選択範囲が広く、しかも、古い屋根材から なる産業廃棄物が生じる心配もない各種屋根の改修用・修復用の下地金具を提供 するものである。
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案の各種屋根の改修用・修復用の下地金具は、既存の各種屋 根の屋根面に取り付け可能な一対の取り付け片部と、両取り付け片部の上部側を 連結するとともに上面側に屋根材が敷設可能な平坦な敷設片部との一体構成から なることを特徴とするものである。 この考案によれば、改修用・修復用の下地金具の一対の取り付け片部を既存の 各種屋根の屋根面に取り付け、平坦な敷設片部の上面に屋根材を敷設することで 既存の屋根を剥がすことなく新たな屋根を構築することが可能となり、屋根材を 剥がす作業が不要で省力化が図れ、修復・改修コストを低減できる。 また、この下地金具を用いることにより、修復・改修しようとする新たな屋根 の形状、意匠的造作の選択範囲が広く、更に古い屋根材からなる産業廃棄物が生 じる心配もない実用価値の高い下地金具を提供できる。 請求項2記載の考案の各種屋根の改修用・修復用の下地金具は、既存の各種屋 根の屋根面の瓦棒或いは立平葺に取り付け可能な溝を有する一対の平行な取り付 け片部と、両取り付け片部の上部側を連結するとともに上面側に屋根材が敷設可 能な平坦な敷設片部との一体構成からなることを特徴とする各種屋根の改修用・ 修復用の下地金具。 この考案によれば、改修用・修復用の下地金具の一対の取り付け片部の溝を各 種屋根、特に金属板葺の屋根面の瓦棒或いは立平葺に取り付け、平坦な敷設片部 の上面に屋根材を敷設することで既存の屋根を剥がすことなく新たな屋根を構築 することが可能となり、金属板葺からなる屋根材を剥がす作業が不要で省力化が 図れ、修復・改修コストを低減できる。 また、この下地金具を用いることにより、修復・改修しようとする新たな屋根 の形状、意匠的造作の選択範囲が広く、更に、古い金属板葺の屋根材からなる産 業廃棄物が生じる心配もない実用価値の高い下地金具を提供できる。 請求項3記載の考案の各種屋根の改修用・修復用の下地金具は、既存の屋根の 波形状の屋根面に取り付け可能な波形状部を有する一対の取り付け片部と、両取 り付け片部の上部側を連結するとともに上面側に屋根材が敷設可能な平坦な敷設 片部との一体構成からなることを特徴とする各種屋根の改修用・修復用の下地金 具。 この考案によれば、改修用・修復用の下地金具の一対の取り付け片部の波形状 部を既存の屋根の波形状の屋根面に取り付け、平坦な敷設片部の上面に屋根材を 敷設することで既存の波形状の屋根面を剥がすことなく新たな屋根を構築するこ とが可能となり、波形状の屋根材を剥がす作業が不要で省力化が図れ、修復・改 修コストを低減できる。 また、この下地金具を用いることにより、修復・改修しようとする新たな屋根 の形状、意匠的造作の選択範囲が広く、更に、波形状の屋根材からなる産業廃棄 物が生じる心配もない実用価値の高い下地金具を提供できる。 請求項4記載の考案の各種屋根の改修用・修復用の下地金具は、前記取り付け 片部の下端部は、リップ部を設けた形状またはリップ部を設けない形状のいずれ かから選定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の各種屋根 の改修用・修復用の下地金具。 この考案によれば、前記取り付け片部の下端部にリップ部を設けた形状の下地 金具または取り付け片部の下端部にリップ部を設けない形状の下地金具を適宜選 択して上述した場合と同様な新たな屋根を構築することが可能となり、既存の各 種の屋根の屋根面の構造に幅広く対応できる。
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の実施の形態を詳細に説明する。 図1は、本考案の実施の形態の各種屋根の改修用・修復用の下地金具1を示す もので、この下地金具1は、金属板を用いて形成され、詳細は後述するが例えば 図3に示すように金属板葺の既存の屋根20の屋根材21が形成する屋根面22 に形成されている瓦棒(心木あり)23或いは立平葺に取り付け可能な例えばコ 字状の溝4を所定の間隔Lで多数有する一対の平行な取り付け片部2a、2bと 、両取り付け片部2a、2bの上部側を連結するとともに、上面側に新たな例え ば図2に示すしような屋根材10が敷設可能な平坦な敷設片部3との一体構成か らなっている。 図3は金属板葺の既存の屋根20の一例を示すものであり、垂木51の上に野 地板52、ルーフィング53を敷き、その上に金属板からなる屋根材21を敷設 して、瓦棒23或いは立平葺の部分を傾斜方向に沿って複数本所定の間隔で平行 配置に突出させた構造となっている。 本実施の形態の下地金具1を使用する場合には、図2に示すように、既存の屋 根20の各瓦棒23或いは立平葺と直交する配置で、且つ、前記下地金具1の溝 4が各瓦棒23或いは立平葺に係合する配置で所定の間隔をもって複数本配置し 、図示していないが釘止め等の手段で各下地金具1を各瓦棒23或いは立平葺に 固定する。 そして、各下地金具1の平坦な各敷設片部3上に、新たな屋根材(断熱材、金 属板屋根材等)10を敷設し固定することで、既存の屋根20を剥がすことなく 、既存の屋根20の上に新たな屋根を構築するものである。 この本実施の形態の下地金具1によれば、金属板葺からなる既存の屋根材21 を剥がす作業が全く不要で、省力化が図れ、前記従来例に比べ修復・改修コスト を大幅に低減できる。 また、この下地金具1を用いることにより、修復・改修しようとする新たな屋 根の形状、意匠的造作の選択範囲が広くなるとともに、古い金属板葺の屋根材2 1からなる産業廃棄物が生じる心配も全くなくなり、極めて実用価値の高い下地 金具1を提供することができる。 上述した下地金具1における溝4の間隔Lは、瓦棒23或いは立平葺の間隔の 異なる種々の既存の屋根20に対応して種々に設定してこの下地金具1を形成で きることはもちろんである。 また、上述した下地金具1の他、例えば図4に示す両取り付け片部2a、2b の下端に互いに向き合う配置のリップ部2c、2dを形成した下地金具1Aを採 用することもできる。 そして、例えばスレート葺の屋根の場合にはリップ部2c、2dを有する下地 金具1Aを使用し、更に、溝4の間隔Lをも考慮することで、上述した金属板葺 の既存の屋根20の場合にはリップ部2c、2dを有しない下地金具1を使用す る等、屋根の種類に幅広く対応することが可能となる。 図5は、本考案の実施の形態の他例の下地金具1Bを示すものである。 この下地金具1Bは、金属板を用いて形成され、図6に例示する既存の屋根4 0の波形スレート41が形成する波形状の屋根面42に取り付け可能な波形状部 34を有する一対の取り付け片部32a、32bと、この両取り付け片部32a 、32bの上部側を連結するとともに上面側に新たな屋根材10が敷設可能な平 坦な敷設片部33との一体構成としている。 前記図6に例示する既存の屋根40は、波形スレート41、ビーム43、もや 44、けらばスレート45等を用いて構築されている。 そして、この場合においても、図2に示す場合と同様にして、既存の屋根40 の波形スレート41が形成する波形状の屋根面42上に、前記下地金具1Bの波 形状部34を嵌め付けるようにして所定の間隔で複数本配置し、図示していない が釘止め等の手段で各下地金具1Bを固定する。 そして、各下地金具1Bの平坦な敷設片部33上に、新たな屋根材10を敷設 し固定することで、既存の屋根20を剥がすことなく、その上に新たな屋根を構 築するものである。 この下地金具1Bの波形状部34の形状も、種々の波形スレート41の形状に 対応して種々に設定し得ることはいうまでもない。 上述した下地金具1Bによっても、波形状の屋根面42を有する既存の屋根4 0を剥がす作業が全く不要で省力化が図れ、従来例に比べ修復・改修コストを大 幅に低減できる。 また、この下地金具1Bを用いることにより、修復・改修しようとする新たな 屋根の形状、意匠的造作の選択範囲が広くなるとともに、古い波形スレート41 からなる産業廃棄物が生じる心配も全くなくなり、極めて実用価値の高い下地金 具1を提供することができる。 なお、本考案の下地金具は、上述した場合の形態例の他、折板葺その他各種の 形状を備えた既存の屋根に対して各種広範な形状及び各部構造とすることにより 、各種の既存の屋根に広範に対応することが可能である。
【考案の効果】
本考案によれば、屋根材を剥がす作業が不要で省力化が図れ、修復・改修コス トを低減でき、また、修復・改修しようとする新たな屋根の形状、意匠的造作の 選択範囲が広く、更に、古い屋根材からなる産業廃棄物が生じる心配もない実用 価値の高い下地金具を提供できる。 また、金属板葺、スレート葺等種々の屋根材を用いた既存の屋根に広範に対応 可能な下地金具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態の各種屋根の改修用・修復
用の下地金具を示す斜視図である。
【図2】本考案の実施の形態の下地金具を用いた新たな
屋根の構築状態を示す概略図である。
【図3】本考案の実施の形態の下地金具を適用する既存
の屋根の一例を示す概略斜視図である。
【図4】本考案の実施の形態の下地金具の変形例を示す
斜視図である。
【図5】本考案の実施の形態の下地金具の他例を示す斜
視図である。
【図6】本考案の他の実施の形態の下地金具を適用する
既存の屋根の例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 下地金具 1A 下地金具 1B 下地金具 2a、2b 取り付け片部 2c、2d リップ部 3 敷設片部 4 溝 10 屋根材 20 既存の屋根 21 屋根材 22 屋根面 23 瓦棒 32a、32b 取り付け片部 33 敷設片部 34 波形状部 40 既存の屋根 41 波形スレート 42 屋根面 43 ビーム 45 スレート 51 垂木 52 野地板 53 ルーフィング

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】既存の各種屋根の屋根面に取り付け可能な
    一対の取り付け片部と、両取り付け片部の上部側を連結
    するとともに上面側に屋根材が敷設可能な平坦な敷設片
    部との一体構成からなることを特徴とする各種屋根の改
    修用・修復用の下地金具。
  2. 【請求項2】既存の各種屋根の屋根面の瓦棒或いは立平
    葺に取り付け可能な溝を有する一対の平行な取り付け片
    部と、両取り付け片部の上部側を連結するとともに上面
    側に屋根材が敷設可能な平坦な敷設片部との一体構成か
    らなることを特徴とする各種屋根の改修用・修復用の下
    地金具。
  3. 【請求項3】既存の屋根の波形状の屋根面に取り付け可
    能な波形状部を有する一対の取り付け片部と、両取り付
    け片部の上部側を連結するとともに上面側に屋根材が敷
    設可能な平坦な敷設片部との一体構成からなることを特
    徴とする各種屋根の改修用・修復用の下地金具。
  4. 【請求項4】前記取り付け片部の下端部は、リップ部を
    設けた形状またはリップ部を設けない形状のいずれかか
    ら選定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の各種屋根の改修用・修復用の下地金具。
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