JPH0247454A - 横葺き屋根構造 - Google Patents

横葺き屋根構造

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JPH0247454A
JPH0247454A JP19604588A JP19604588A JPH0247454A JP H0247454 A JPH0247454 A JP H0247454A JP 19604588 A JP19604588 A JP 19604588A JP 19604588 A JP19604588 A JP 19604588A JP H0247454 A JPH0247454 A JP H0247454A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建築物における金属薄鋼板材料などの横葺
き屋根板を用いた横葺き屋根構造に関し、さらに詳しく
は、主に薄型のスレート瓦などの単体屋根瓦で葺き上げ
られている既設の屋根構造の全体を、葺き替えのために
、横葺き屋根板により全面被覆して構成する横葺き屋根
構造の改良に係るものである。
〔従来の技術〕
従来、建築物の屋根においては、その材料に石綿系の軽
量屋根瓦、すなわち、いわゆる薄型スレート瓦を用いた
構造がある。
しかして、この種の薄型スレート瓦による屋根構造は、
一般的に建築材料の不足を時代背景にして、比較的入手
し易くかつ安価であったスレート瓦を用いて築造された
ものであることが多く、従って、旧時代に属する建築物
の屋根構造であることから、その老朽化も甚しくて雨漏
れなどの防止処置上、また外観的にも何等かの対策を講
する必要がある。
また一方では、建築材料として、その−面での特性に優
れていることから、一般的に用いられてきた鉱物性の天
然繊維である石綿繊維、いわゆるアスベストについては
、最近に至って、これが耐候性に欠ける点が判明し、大
気中に露出されている外部表面の繊維部分が、経年変化
などによる老朽化、脆弱化に伴ない、自然な状態ですら
次第に剥離、剥落されて空気中に飛散、浮遊することが
確認され、この浮遊繊維粉塵を常時、呼吸するときは、
人体の健康に好ましくない障害をもたらす危険性、すな
わち例えば、有害な肺癌などを誘発する危険性のあるこ
とが指摘され、これが一つの社会的な公害問題として深
刻化し、早期に廃却することが望まれており、そして、
この点に関しては、アスベストを主材に用い、これをモ
ルタルセメントなどで固めて成形させた。こへての薄型
スレート瓦についても決して例外ではなく、早期にその
葺き替えを行なうことが望ましいものであった。
またこSて、建築物での薄型スレート瓦によって葺き上
げられている既設の屋根構造を葺き替えて改修するのに
は、その薄型スレート瓦の全てを引き剥して除去すると
共に、これに代えて、新たな屋根材料を用い、再度、新
規に屋根構造を葺き上げる手段が一般的であるが、この
手段の場合。
既存瓦の引き剥しに相当の手間がかよる上に、方では、
対象建築物を使用したま工での屋根構造の葺き替えが困
難であるため、他の方法として、既設の屋根構造には手
を付けずにそのまSにしておき、この既設の屋根構造の
上に、別の屋根構造を新設するようにした手段が講じら
れる。
すなわち、この既設の屋根構造上に別の屋根構造を新設
する手段の一つとしては、第4図に示されているように
、例えば、建築物の小屋(屋根)組みとなる木質垂木(
1)を基体にして、その全面に屋根下地材(野地板)(
2)を敷き込むと共に、この屋根下地材(2)上にあっ
て、個々のスレート瓦(3)をその端部相互が重なり合
うように、所期通りの配列により一連に葺き上げること
で構成された既設の屋根構造(^)において、この既設
の屋根構造(^)の上面部に対し、あらためて取り付は
基体となる金属垂木(4)を適宜に架は渡して屋根下地
材(5)を敷き込み、かつ必要に応じ断熱材などを介し
た状態で、これらの上に、新たに金属屋根板(6)を葺
き上げる構成のものであり、また、他の一つとしては、
第5図に示されているように、前記した金属垂木(4)
、屋根下地材(5)などを設けることなく、葺き上げら
れている既存のスレート瓦(3)上にあって、直接、新
たな金属屋根板(6)を葺き上げて構成するものである
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記した第4図に示す従来の葺き替え手
段の場合にあっては、既設の屋根構造に加えて、同様な
別個の屋根構造を新設するものであるために、完全に二
重構造の屋根となって、その厚さが格段に厚くされ、建
築物での外観、形態としての均整がとれずに不体裁にな
るほか、施工自体についても比較的複雑かつ面倒であっ
て手間がか工り、しかも、屋根構造全体の重量も増すこ
とになって、これを支える建築物での既存の柱部材の強
度などにもとかくの問題を生ずる惧れがある。
また、同様に前記した第5図に示す従来の葺き替え手段
では、第4図構成におけるような不利が一応、解消され
はしても、既設の屋根構造でのスレート瓦自体が、改修
を必要とする程度まで老朽化されていることから、通常
の場合、葺き上げ当初におけるように、個々のスレート
瓦が整然と揃ってはおらず、長期間に亙って風雨、寒暖
などの下に曝されて、かつ不断に微振動、衝撃などを受
けたりする結果、その葺き上げの態様にずれ、傾きなど
を生じているとか、あるいは、瓦自体が反り返っていた
りして、この上に新たに直接、葺き上げられる金属屋根
板との馴染が悪くて親和性に欠け、新たに葺き上げられ
るこの金属屋根板が、そのスレート見向からしばしば遊
離することがあって、屋根としての役割を果し得なくな
るなどの不都合を生ずるものであった。
この発明は、従来のこのような問題点を改善しようとす
るものであって、その目的とするところは、対象建築物
の外観、形態を損なったり、あるいは、必要以上に重量
が増したりすることなく容易に施工し得て、しかも、既
存のスレート瓦に対する効果的な密着性と、適確な押止
保持性とを果し得るようにした。この種の横葺き屋根構
造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成させるために、この発明に係る横葺き屋
根構造は、建築物の屋根下地材上に、スレート瓦などの
個々の単体屋根瓦を、少なくとも端部相互が所定の重な
り幅でオーバーラツプされて段差端面を形成するように
、所定の軒棟方向ピッチ間隔で一連に葺き上げてなる屋
根構造を有し、この既設の屋根構造上に、新たに横葺き
屋根板を葺き上げて新設する横葺き屋根構造であって、
前記軒棟方向ピッチ間隔に対応した断面幅で、面板部の
一側部に軒側成形部、他側部に棟側成形部をそれぞれに
形成させて、相互に隣接される棟側成形部に軒側成形部
を被嵌係合し得るようにさせ、かつ少なくとも軒側成形
部には、突き当て外面、およびこの突き当て外面との間
に前記単体屋根瓦の厚さに対応する段差間隔を隔てる取
付は部を形成した横葺き屋根板を設け、前段側単体屋根
瓦の面上に配した前段側横葺き屋根板の突き当て外面を
、後段側単体屋根瓦の段差端面に突き当てると共に、各
段単体屋根瓦のオーバーラツプ部分上に配される取付は
部を、止着具により同オーバーラツプ部分を通して前記
屋根下地材に止着させ、この状態で前段側横葺き屋根板
の棟側成形部に、後段側横葺き屋根板の軒側成形部を被
嵌係合して葺き上げ構成したものである。
〔作  用〕
すなわち、この発明においては、既設の屋根構造での面
段側単体屋根瓦の面上に、前段側横葺き屋根板の面板部
を載置させ、かつその突き当て外面をして、後段側単体
屋根瓦の段差端面に突き当てることで、この後段側単体
屋根瓦の軒棟方向の移動作用を規制できると共に、また
同時に、この操作に伴なって、同後段側、前段側の各単
体屋根瓦の重ね合されたオーバーラツプ部分上に位置さ
れる前段側横葺き屋根板の取付は部を、同オーバーラツ
プ部分を通して止着具により既存の屋根下地材に止着さ
せ、これによってこれらの後段側。
前段側の各単体屋根瓦の剥離作用を規制できるのであり
、さらに、この状態で、前段側横葺き屋根板の棟側成形
部に、後段側単体屋根瓦に対応される後段側横葺き屋根
板の軒側成形部を被嵌係合させてゆき、この操作を順次
に繰り返すことによって、各段毎の単体屋根瓦の面上に
、直接、対応する各段毎の横葺き屋根板を所期通りに葺
き上げ得るのである。
〔実 施 例〕
以下、この発明に係る横葺き屋根構造の一実施例につき
、第1図ないし第3図を参照して詳細に説明する。
第1図はこの実施例による横葺き屋根構造を既設の屋根
構造に適用した状態の概要を模式的に示す縦断面図、第
2図は同上横葺き屋根構造の要部の詳細を拡大して示す
断面斜視図、第3図は同上横葺き屋根構造に用いる横葺
き屋根板部材を取り出して示す斜視図である。
すなわち、この第1図ないし第3図に示す実施例構成に
おいて、既設の屋根構造(A)は、前記した如くに、例
えば、建築物の小屋(屋根)組みとなる木質垂木(1)
を基体に用い、その全面に屋根下地材(野地板)(2)
を敷き込むと共に、この屋根下地材(2)上にあって、
個々の単体屋根瓦、こ工では、スレート瓦(3)をその
端部相互が所定の重なり幅(1)でオーバーラツプされ
て段差端面(3a)を形成するように、所定の軒棟方向
ピッチ間隔(p)により、所期通りに配列させて一連に
葺き上げられている。
また、この既設の屋根構造(A)上にあって、直接、装
着して葺き上、げられるところの、この実施例構成によ
る新設の屋根構造(B)は、前記型なり幅(2)を含む
軒棟方向ピッチ間隔(p)に対応した断面幅の横葺き屋
根板(11)を有しており、この横葺き屋根板(11)
は、例えば、防錆用の焼付は塗装などを施した所定幅、
所定単位長さの長尺金属薄鋼板を用い、この金属薄鋼板
をロール成形などの手段によって、長手方向に沿う中央
部に面板部(12)を残し、−側部に軒側成形部(13
)、他側部に棟側成形部(14)をそれぞれ連続的に形
成させて構成する。
そして、前記横葺き屋根板(11)での軒側成形部(1
3)には、面板部(12)の−側部を、所定長さで下方
に折曲して前縁部(21)を垂下させると共に、その下
端縁部(22)を内側に折曲延長させて圧接挿入片部(
23)を形成させ、かつその端部に下向きの縁曲げ部(
24)を形成させである。
また、前記棟側成形部(14)には、面板部(12)の
他側部を、少なくとも面記圧接挿入片部(23)よりも
短く上方内側に折り返し折曲させて、同圧接挿入片部(
23)を挿入係合させる挿入係合部(31)を形成させ
て、その折曲部分に突き当て外面(31a)を形成させ
、かつこれを再度、上方外側に折り返し折曲させると共
に、上方に立ち上げて立ち上がり支持部(32)を形成
させ、さらに、この立ち上がり支持部(32)をして、
萌記面板部(12)との間に前記スレート瓦(3)の厚
さに対応した間隔(1)分だけを残した上で、外側に折
り返し延長させて取付は部(33)を形成させ、かつそ
の端部に上向きの縁曲げ部(34)を形成させである。
またこ工で、これらの軒側成形部(13)と棟側成形部
(14)との間隔寸法、具体的には、後述するように、
前段側と後段側とにおけるこれらの隣接する両部(+3
) 、 (14)での圧接挿入片部(23)と挿入係合
部(31)とを相互に係合させた状態で、同前段側と後
段側との各挿入係合部(31)の折り返した突き当て外
面(:tla)相互間の間隔寸法は、萌記スレート瓦(
3)での軒棟方向ピッチ間隔(p)から重なり幅(!l
)を減じた寸法(p−1に等しくするか、あるいは、こ
れよりも幾分か短くさせてあり、同時に、この状態で、
棟側成形部(14)での取付は部(33)の少なくとも
一部が、各スレート瓦(3)での相互のオーバーラツプ
部分に対応して一致するようにされるもので、かつまた
、この状態では、前段側棟側成形部(14)の立ち上が
り支持部(32)により、後段側軒側成形部(13)に
近い面板部(12)の部分を裏面側から支持し得るよう
にして、この面板部(12)にかけられる負荷を軽減さ
せるようにすることが好ましい。
そして、首記構成による横葺き屋根板(11)を用い、
既設の屋根構造(A)上に対して新設の屋根構造(B)
を葺き上げるのには、前記したように、個々のスレート
瓦(3)を、その端部相互がオーバーラツプするように
して葺き上げた既設の屋根構造(A)にあって、まず、
前段側のスレート瓦(3)上に、同前段側に対応する横
葺き屋根板(11)の面板部(12)を直接、載置させ
ると共に、その棟側成形部(14)での挿入係合部(3
1)の折り返した突き当て外面(31a)を、後段側の
スレート瓦(3)でのオーバーラツプによって段差とさ
れている前方の端面(3a)に対し、比較的強目に突き
当て)位置決めさせる。
偶って、この突き当て操作に伴ない、たとえ、この後段
側のスレート瓦(3)にずれ、傾きなどを生じていたと
しても、これが正規の位置に正されて本来の所定位置に
復元されると共に、その位置からの徒らな移動作用を効
果的に規制することになり、また同時に、このときの操
作で、前段側のスレート瓦(3)面に接する棟側成形部
(14)での面板部(I2)に対して、段差間隔(1)
分だけ隔てられている取付は部(33)が、これらの前
段側、後段側での各スレート瓦(3)の相互のオーバー
ラツプ部分(3b)上に位置されるために、この取付は
部(33)を下方に比較的強目に押し付けるようにして
、適宜、タッピングネジなどの止着具(C)により屋根
下地材(2)に止着させることにより、こぎでも、この
取付は部(33)の止着操作、ひいては、面板部(12
)を含む横葺き屋根板(11)の取付は固定に伴ない、
たとえ、これらの前段側、後段側の各スレ−ト瓦(3)
自体が反り返っていたとしても、これを上方から押圧し
て可及的に正規の位置に正すように保持でき、併せて、
これらの後段側、前段側の各単体屋根瓦の剥離作用を効
果的に規制し得るのである。
続いて、このような状態で取付は固定されている前段側
横片き屋根板(11)の棟側成形部(!4)に対して、
後段側での横罫き屋根板(II)の軒側成形部(13)
を上方から被嵌させ、前者の挿入係合部(31)に後者
の圧接挿入片部(23)を挿入係合させると共に、こ工
でもまた、前記と同様にして、挿入係合部(31)での
突き当て外面(31a)による次の後段側のスレート瓦
(3)の段差端面(3a)への突き当て位置決めと、各
スレート瓦(3)の相互のオーバーラツプ部分(3b)
、):での取付は部(33)の屋根下地材(2)への取
付は固定とをそれぞれになし、以上の操作を繰り返すこ
とにより、既設の屋根構造(A)での屋根面を構成して
いる個々のスレート瓦(3)の面上に、各列対応の横罫
き屋根板(ti)をそれぞれに密着させて、これらを既
存の屋根下地材(2)に押圧保持するように葺き上げ、
これによって所期通りに新設の屋根構造(B)を構成し
得るのである。
従って、前記のように既設の屋根構造(^)上に新設の
屋根構造(B)を葺き上げた状態では、既設の屋根構造
(^)でのすべてのスレート瓦(3)が、その個々列に
対応して隣接係合された横罫き屋根板(U)により、既
存の屋根下地材(2) −):に押圧保持されると共に
、個々列毎に止着されることになり、結果的には、既設
の屋根構造(A)に強固に株化された新設の屋根構造(
B’)を作業性よく極めて容易に葺き上げることができ
るのである。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、この発明によれば、建築物の屋根
下地材上に、スレート瓦などの個々の単体屋根瓦を、少
なくとも端部相互が所定の重なり幅でオーバーラツプさ
れて段差端面を形成するように、所定の軒棟方向ピッチ
間隔で一連に葺き上げてなる屋根構造を有し、この既設
の屋根構造上に、新たに横罫き屋根板を葺き上げて新設
する横罫き屋根構造において、軒棟方向ピッチ間隔に対
応した断面幅で、面板部の一側部に軒側成形部。
他側部に棟側成形部をそれぞれに形成させて、相互に隣
接される棟側成形部に軒側成形部を被嵌係合し得るよう
にさせ、かつ少なくとも軒側成形部に、突き当て外面、
およびこの突き当て外面との間に単体屋根瓦の厚さに対
応する段差間隔を隔てる取付は部を形成した横罫き屋根
板を設けたものであるから、既設の屋根構造での前段側
単体屋根瓦の面上に、前段側横片き屋根板の面板部を載
置させ、かつその突き当て外面をして、後段側単体屋根
瓦の段差端面に突き当てることにより、この後段側単体
屋根瓦の軒棟方向の移動作用を規制できると共に、また
同時に、この操作に伴なって、同後段側、前段側の各単
体屋根瓦の重ね合されたオーバーラツプ部分上に位置さ
れる前段側横片き屋根板の取付は部を、同オーバーラツ
プ部分を通して止着具により既存の屋根下地材に止着さ
せることにより、これらの後段側、前段側の各単体屋根
瓦の剥離作用を規制できるのであり、さらに、この状態
において、前段側横片き屋根板の棟側成形部に、後段側
単体屋根瓦に対応される後段側横葺き屋根板の軒側成形
部を被嵌係合させてゆき、この操作を順次に繰り返すこ
とによって、各段毎の単体屋根瓦の面上に、直接、対応
する各段毎の横罫き屋根板を、強固かつ一体的に結合さ
せて所期通りに葺き七げ得るのである。
また、このようにして既設の屋根構造上に葺き上げられ
る新設の屋根構造は、実質的に既存の単体屋根瓦の表面
部を横罫き屋根板により覆うだけの構成であるために、
得られる屋根構造全体の厚さが、従来の二重構造に比較
して充分に薄くなるばかりか、個々列の各単体屋根瓦に
対して、個々列の各横罫き屋根板を対応させ、かつまた
、特に前段側と後段側との各単体屋根瓦の重ね合せ部に
おいては、各横罫き屋根板の突き当て外面による突き当
て規制と取付は部での止着具による取付は固定とを、段
差間隔を隔てN併用するようにしたから、外観体裁を損
なう惧れのないのは勿論のこと、あらためて金属垂木な
どの介在を必要とせずに、既設、新設各屋根構造の極め
て強力な一体化が可能になり、また、その重量について
も、充分に軽量化を図ることができ、併せて、葺き上げ
操作が容易で作業性を格段に向上でき、しかも、全体構
造が頗る簡単で安価に実施し得るなどの優れた特長を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による横葺き屋根構造を既
設の屋根構造に適用した状態の概要を模式的に示す縦断
面図、第2図は同上横葺き屋根構造の要部の詳細を拡大
して示す断面斜視図、第3図は同上横葺き屋根構造に用
いる横葺き屋根板部材を取り出して示す斜視図であり、
また、第4図および第5図は従来の各別個による横葺き
屋根構造を既設の屋根構造に適用した状態の概要を模式
的に示すそれぞれに縦断面図である。 (A)・・・・既設の屋根構造、(1)・・・・木質垂
木、(2)・・・・下地材、(3)・・・・スレート瓦
(単体屋根瓦)、(3a)・・・・瓦端部相互のオーバ
ーラツプされた段差端面、(3b)・・・・オーバーラ
ツプ部分。 (λ)・・・・重なり幅、(p)・・・・軒棟方向ピッ
チ間隔(p)。 (n)・・・・新設の屋根構造、(II)・・・・横葺
き屋根板、(12)・・・・面板部、(13)・・・・
軒側成形部、(14)・・・・棟側成形部。 (21)・・・・軒側成形部の餌縁部、(22)・・・
・下端縁部、(23)・・・・圧接挿入片部、(24)
・・・・縁曲げ部。 (31)・・・・棟側成形部の挿入係合部、(31a)
・・・・突き当て外面、(32)・・・・立ち上がり支
持部、(33)・・・・取付は部、(34)・・・・縁
曲げ部。 (1)・・・・面板部に対する棟側成形部での取付は部
の段差間隔。 (C)・・・・タッピングネジなどの止着具。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 建築物の屋根下地材上に、スレート瓦などの個々の単体
    屋根瓦を、少なくとも端部相互が所定の重なり幅でオー
    バーラップされて段差端面を形成するように、所定の軒
    棟方向ピッチ間隔で一連に葺き上げてなる屋根構造を有
    し、この既設の屋根構造上に、新たに横葺き屋根板を葺
    き上げて新設する横葺き屋根構造であつて、前記軒棟方
    向ピッチ間隔に対応した断面幅で、面板部の一側部に軒
    側成形部、他側部に棟側成形部をそれぞれに形成させて
    、相互に隣接される棟側成形部に軒側成形部を被嵌係合
    し得るようにさせ、かつ少なくとも軒側成形部には、突
    き当て外面、およびこの突き当て外面との間に前記単体
    屋根瓦の厚さに対応する段差間隔を隔てる取付け部を形
    成した横葺き屋根板を設け、前段側単体屋根瓦の面上に
    配した前段側横葺き屋根板の突き当て外面を、後段側単
    体屋根瓦の段差端面に突き当てると共に、各段単体屋根
    瓦のオーバーラップ部分上に配される取付け部を、止着
    具により同オーバーラップ部分を通して前記屋根下地材
    に止着させ、この状態で前段側横葺き屋根板の棟側成形
    部に、後段側横葺き屋根板の軒側成形部を被嵌係合して
    葺き上げたことを特徴とする横葺き屋根構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5123883A (en) * 1990-02-21 1992-06-23 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Internal meshing type planetary gear speed changing device
JPH07317230A (ja) * 1994-05-26 1995-12-05 Tamura Soken:Kk 金属屋根板を使用した横葺き構造
JP2000001949A (ja) * 1998-06-12 2000-01-07 Ig Tech Res Inc 新生瓦屋根の改修構造

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