JP2007100470A - 屋上付き家屋に改築する工事の方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の既存家屋を屋上付き家屋に改築する工事の方法を改良して、屋上床材を適正かつ効率的に敷設する。
【解決手段】既存家屋の屋根を撤去して梁を露出させる屋根撤去工程と、梁の上に角材で枠組を組む枠組工程と、枠組の上に断面波形の折板を隙間なく並べて取り付ける折板取付工程と、折板の上に該折板の溝方向と交差させてC型鋼をその開口部を下側にして取り付けるC型鋼取付工程と、C型鋼の上に屋上床材を敷設する屋上床材敷設工程とを包含する。C型鋼取付工程は、中央部に対して両端部が同方向に略90度屈曲した断面コ字形の取付金具11を両端部が上を向き、かつ両端部の間に形成されるC型鋼保持溝の方向が前記折板10の溝方向と交差するように該折板の上面に固定し、その取付金具11のC型鋼保持溝11cでC型鋼14を保持して、取付金具の屈曲端部11bとC型鋼の側壁部とをビス15で螺着する。
【選択図】図9
【解決手段】既存家屋の屋根を撤去して梁を露出させる屋根撤去工程と、梁の上に角材で枠組を組む枠組工程と、枠組の上に断面波形の折板を隙間なく並べて取り付ける折板取付工程と、折板の上に該折板の溝方向と交差させてC型鋼をその開口部を下側にして取り付けるC型鋼取付工程と、C型鋼の上に屋上床材を敷設する屋上床材敷設工程とを包含する。C型鋼取付工程は、中央部に対して両端部が同方向に略90度屈曲した断面コ字形の取付金具11を両端部が上を向き、かつ両端部の間に形成されるC型鋼保持溝の方向が前記折板10の溝方向と交差するように該折板の上面に固定し、その取付金具11のC型鋼保持溝11cでC型鋼14を保持して、取付金具の屈曲端部11bとC型鋼の側壁部とをビス15で螺着する。
【選択図】図9
Description
この発明は、既存家屋を屋上付き家屋に改築する工事の方法に関する。
本件出願人は、以前に、既存家屋を屋上付き家屋に改築する工事の方法に関する特許出願をしている。
特開2002−201800号公報
特許文献1に記載の方法は、屋根から天井を完全に撤去したのち新規建築の場合と同じ方法で屋上を構築する従来の方法に比べ、既存家屋を短期間で屋上付き家屋に改築することができるという利点を有している。ただし、実際にこの方法で改築工事を行う場合、屋上床材の形状や敷設の仕方によっては、次のような施工上の問題点があることが判明してきた。
図14は特許文献1に記載の方法で工事を行う場合における屋上床材敷設工程を表わしている。図中の10は折板、14はC型鋼、15はボルト、16は屋上床材で、これらは特許文献1で記入されている符合に合わせてある。図示されているように、C型鋼14の上面に折板にC型鋼を取り付けるためのボルト15の頭部が突出しているため、該ボルトの頭部と屋上床材16の第一、第二垂下部16a,16bとが干渉して、屋上床材16を適正に敷設できない場合があった。また、ボルト15の頭部に屋上床材16の第一、第二垂下部16a,16bが干渉することがないにしても、C型鋼14上で屋上床材16を移動させる際にボルト15の頭部に当らないように屋上床材16を持ち上げなければならず、一人での屋上床材敷設作業が困難であるので、最低でも二人を作業を行わねばならないという効率の悪さがあった。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、従来の既存家屋を屋上付き家屋に改築する工事の方法を改良して、屋上床材を適正かつ効率的に敷設することができるようにすることを課題としている。
上記課題に対して次のような方策を講じた。すなわち、本発明にかかる既存家屋を屋上付き家屋に改築する工事の方法は、 既存家屋の屋根を撤去して梁を露出させる屋根撤去工程と、前記梁の上に角材で枠組を組む枠組工程と、前記枠組の上に断面波形の折板を隙間なく並べて取り付ける折板取付工程と、前記折板の上に該折板の溝方向と交差させてC型鋼をその開口部を下側にして取り付けるC型鋼取付工程と、前記C型鋼の上に屋上床材を敷設する屋上床材敷設工程とを包含する屋上付き家屋に改築する工事の方法であって、前記C型鋼取付工程は、中央部に対して両端部が同方向に略90度屈曲した断面コ字形の取付金具を両端部が上を向き、かつ両端部の間に形成されるC型鋼保持溝の方向が前記折板の溝方向と交差するように該折板の上面に固定し、その取付金具のC型鋼保持溝でC型鋼を保持して、取付金具の屈曲端部とC型鋼の側壁部とをビスで螺着することを特徴としている。
本発明によれば、C型鋼取付工程が終了した時点でC型鋼の上面にボルト、ナット等の突起物がないので、その上に屋上床材を適正に敷設することができるとともに、その敷設作業を効率的に行うことができる。
以下、図1に示す既存家屋Aを図2に示す屋上付き家屋Bに改築する工事を例にとって、本発明を具体的に説明する。
改築工事に際しては、まず既存家屋Aの屋根1を撤去して梁を露出させる(屋根撤去工程)。図3は屋根撤去工程を終了した状態を示す工事箇所の斜視図であり、縦横に組まれた梁2が露出している。梁2の下側には天井材3がそのまま残されている。
次に、図4に示すように、梁2の上に角材4で枠組を組む(枠組工程)。実施例では、角材として鋼管4を使用し、これを格子状に組んでいる。鋼管同士の連結方法としては、例えば図5に示すように、縦向きの鋼管4(1)にL型の連結片5を溶接で取り付け、この連結片5と横向きの鋼管4(2)とをボルト6及びナット7で固定するとよい。
また、次の折板取付工程の前工程として、図6に示すように、鋼管4の上面に折板支持体8を取り付ける。この折板支持体8の頂部には、固定ボルト9がねじ部を上向きにして固定されている。
そして、図7に示すように、鋼管4の枠組の上に断面波形の折板10を隙間なく並べて取り付ける(折板取付工程)。その取付方法は、折板10をその通孔10aに固定ボルト9が挿通されるように折板支持体8の上に重ね合わせ、さらに後述する取付金具11をそのボルト孔11dに固定ボルト9が挿通されるように折板10の上に載置し、折板支持体8及び取付金具11よりも上に突出する固定ボルト9の端部に座金12を嵌合させてからナット13を螺着させることにより、折板10及び取付金具11を共に折板支持体8に固定する。複数枚の折板10を並べる場合、熱伸縮で折板10が変形するのを防止するために、隣接する折板10同士は固定しない。折板10の溝方向に勾配をつけて並べると、排水が良好である。
前記取付金具11は、細長い長方形の金属板をプレス加工により成形したもので、図8に示すように、中央部11aに対して両端部11b,11bが同方向に略90度屈曲した断面コ字形をし、一対の屈曲端部11b,11bの間にC型鋼保持溝11cが形成されている。このC型鋼保持溝11cの幅は、後述するC型鋼14の幅よりも若干広く設定してある。そして、中央部11aには、C型鋼保持溝11cの幅方向に長いボルト孔11dが穿設されている。また、両屈曲端部11b,11bには、ビス孔11e,11eがそれぞれ穿設されている。これら一対のビス孔11e,11eの位置は、C型鋼保持溝11cの長さ方向に関してボルト孔11dの位置を基準にして互いに逆方向にずらしてある。
次いで、図9に示すように、折板10の溝方向と交差させるとともに開口部を下側に向けたC型鋼14を取付金具11のC型鋼保持溝11cに保持させて、前記ビス孔11e,11eから挿入したビス15,15によって、取付金具11の屈曲端部11b,11bとC型鋼14の側壁部14a,14aとを螺着する(C型鋼取付工程)。
取付金具11の一対の屈曲端部11b,11bの間隔がC型鋼14の幅よりも若干広く、ボルト孔11dが長孔になっているので、複数の固定ボルト9の配列が真っ直ぐに揃っていなくても、取付金具11のC型鋼保持部11c内にC型鋼14を保持することができる。また、一対のビス孔11e,11eの位置がずらしてあるため、取付金具11の屈曲端部11b,11bとC型鋼14の側壁部14a,14aとを螺着すると、図10に示すように、C型鋼14に対して取付金具11が斜めになり、取付金具11の屈曲端部11b,11bの角がC型鋼14の側壁面に係合し、取付金具11とC型鋼14とが緊密に一体化される。
最後に、図11に示すように、C型鋼14の上に該C型鋼に交差させて屋上床材16を敷設する(屋上床材敷設工程)。屋上床材16は、図12に示すように、一方の端縁には平板状の第一垂下部16aが形成され、他方の端縁には底面レベルが前記第一垂下部16aの下端レベルとほぼ同じの溝を有する第二垂下部16bが形成された形状をしている。第二垂下部16bの溝に隣の屋上床材16の第一垂下部16aが嵌合する状態で各屋上床材16を敷設し、ねじ式固着具17によってC型鋼14に固着する。C型鋼14の上面に突起物がないので、この屋上床材敷設作業を効率良く行うことができる。
このように構築された屋上付き家屋Bは、天井材3と屋上床材16との間の空間が広く、しかもその空間が折板10によって上下に仕切られて空気の対流が抑えられているので、断熱性が良好である。雨水は屋上床材16,16間を通って第二垂下部16bの溝に受けられて排水される。
上記実施例では一般的な日本家屋を屋上付き家屋に改築する場合について説明したが、本発明は一般的な日本家屋以外にも適用可能である。例えば、図13に示すプレハブ家屋Cのように屋根部分が断面波形の折板10で形成されている場合は、既存の折板10をそのまま利用し、屋根撤去工程、枠組工程及び折板取付工程を省くことができる。
A 改築前の家屋
B 改築後の家屋
1 屋根
2 梁
3 天井材
4 鋼管(角材)
8 折板支持体
9 固定ボルト
10 折板
11 取付金具
11a 中央部
11b 屈曲端部
11c C型鋼保持溝
14 C型鋼
15 ビス
16 屋上床材
B 改築後の家屋
1 屋根
2 梁
3 天井材
4 鋼管(角材)
8 折板支持体
9 固定ボルト
10 折板
11 取付金具
11a 中央部
11b 屈曲端部
11c C型鋼保持溝
14 C型鋼
15 ビス
16 屋上床材
Claims (1)
- 既存家屋の屋根を撤去して梁を露出させる屋根撤去工程と、前記梁の上に角材で枠組を組む枠組工程と、前記枠組の上に断面波形の折板を隙間なく並べて取り付ける折板取付工程と、前記折板の上に該折板の溝方向と交差させてC型鋼をその開口部を下側にして取り付けるC型鋼取付工程と、前記C型鋼の上に屋上床材を敷設する屋上床材敷設工程とを包含する屋上付き家屋に改築する工事の方法であって、
前記C型鋼取付工程は、中央部に対して両端部が同方向に略90度屈曲した断面コ字形の取付金具を両端部が上を向き、かつ両端部の間に形成されるC型鋼保持溝の方向が前記折板の溝方向と交差するように該折板の上面に固定し、その取付金具のC型鋼保持溝でC型鋼を保持して、取付金具の屈曲端部とC型鋼の側壁部とをビスで螺着することを特徴とする屋上付き家屋に改築する工事の方法。
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JP2005295030A JP2007100470A (ja) | 2005-10-07 | 2005-10-07 | 屋上付き家屋に改築する工事の方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014163043A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Ykk Ap株式会社 | デッキ |
CN114809697A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-07-29 | 土流集团有限公司 | 一种美丽乡村改造民房结构 |
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-
2005
- 2005-10-07 JP JP2005295030A patent/JP2007100470A/ja active Pending
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