JP3068224U - 手押し車 - Google Patents

手押し車

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JP3068224U
JP3068224U JP1999007816U JP781699U JP3068224U JP 3068224 U JP3068224 U JP 3068224U JP 1999007816 U JP1999007816 U JP 1999007816U JP 781699 U JP781699 U JP 781699U JP 3068224 U JP3068224 U JP 3068224U
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保 佐藤
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保 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手押し台車などを容易に床面などの段差や凹
凸を乗り越えさせる。 【解決手段】 車本体1の把手部3側には足踏みペダル
4を回転可能に軸止めする。反対側には乗り越え部材6
を回転可能に軸止めする。両者をフラットバー8などの
引張り部材によって連結する。 【作用】 段差などに突き当たった場合、足踏みペダル
4を踏み下ろして乗り越え部材6を起立させ、走行車輪
2を浮き上がらせる。そのまま前進すれば段差上に容易
に乗り上げる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は人力によって押して走行する車一般に関するものであり、具体的に は手押し台車、車椅子、乳母車などの簡易車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
人力によって押して走行させる車両として様々なものがあり、手押しの台車、 車椅子、乳母車などが荷物や人を載せて運搬するための簡易車として使用されて いる。これらの車は、車本体の下側に複数個の車輪が取付けられており、車本体 と一体になった把手などを握って人が押して走行するものである。例えば、図6 に示すのは手押し台車の場合であるが、荷物dを搭載する板である台車本体aの 下側に複数個の車輪bが取付けられており、台車本体aの一方側に取付けられた 把手部cを人が握り、後ろから前方を確認しながら走行するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような手押し車の課題は、道路や床面の凹凸を乗り越えるために極めて大 きな労力が必要となることである。階段などの場合は人力によって持ち上げるか 、階段に設けられた昇降装置によって昇降するしかないが、実際は道路や床面に ある小さな段差や凹凸も大きな障害となって走行を困難なものとしている。押し 手以外にも作業者が他にいれば前部を持ち上げて乗り越えることも可能であるが 、作業者がひとりの場合は極めて難しい。図7における手押し台車の場合は、段 差eに当たると進行方向から180度反転して作業者がまず段差eの上に載り、 把手部cを持って腕力で把手部側の車輪bを段差eの上に引き上げ、そのまま移 動させて他の車輪bも段差eを乗り越えさせるものである。一部の車輪eが乗り 越えた後では、他の車輪bの乗り越えは比較的容易だからである。次に再度18 0度反転して再び進行方向に走行するものである。
【0004】 手押し台車の場合、車本体である搭載板の上に載せる荷物の重量は数十キロか ら数百キロになり、例えまず片側だけとはいえ、これを腕力によって段差上に引 き上げる作業は極めて重労働である。しかも乗り越える前と後に、それぞれ進行 方向を180度反転させる作業は極めて面倒で煩雑な作業である。
【0005】 このために、車本体の進行方向側に段差を乗り越えるための基端を回転可能と して乗り越え部材を設け、押し手の握る把手部側に設けたハンドルを腕力で引い て乗り越え部材を起こすなどの考案も開発されている。しかしながら、乗り越え 部材を腕力によって起立させるのは、前述したような腕力によって引き上げる作 業と同様の大変な作業であり、労力が必ずしも軽減されるとは言い難い。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案のかかる手押し車は、車本体の押し手が握る把手部側には足踏みペダ ルを取付け、反対側端には回転可能な乗り越え部材を取付け、両者を引張り部材 によって連結し、足でペダルを踏み下ろすことによって乗り越え部材を起立させ て段差などを容易に乗り越え可能とするものである。
【0007】
【考案の実施の形態】
この考案で車とは、人力によって押して走行可能な簡易車を意味し、台車や乳 母車や車椅子などを含み、通常は動力で走行して、場合によって人力と動力によ って選択的に走行する動力付き車椅子なども含まれる。この考案で車本体とは下 側に複数の走行車輪が取付けられて走行可能となった主要部分を意味し、台車に おいては荷物を搭載するための搭載板、乳母車にあっては乳児を載せる篭状部分 、車椅子にあっては椅子を意味する。
【0008】 これら車本体には、作業者や介助者が車本体の進行方向後ろ側に立って押すた めに使用する把手部が設けられており、この把手部側には軸止めされて回転可能 となった足踏みペダルが取付けられている。足踏みペダルの取付け位置は、足で 踏み下ろすのに適当な高さに設ける。把手部側とは反対側、つまりは車本体の進 行方向側には基端が軸止めされて回転可能であって、先端には乗り越え車輪が取 付けられた乗り越え部材が取付けてある。乗り越え部材は先端を下側に回転した とき起立するが、そのとき乗り越え車輪の下端までの高さは、走行車輪が車本体 から突き出た高さとほぼ同じか、それよりも若干下に位置する程度が好適である 。
【0009】 前記足踏みペダルと乗り越え部材は、引張り部材によって連結されている。引 張り部材としてはワイヤや鎖状のものでもよいが、鋼製のフラットバーや丸鋼棒 などの剛性の高い部材であれば、乗り越え部材が起立したときフラットバーなど の剛性が、それ以上の回転を阻止する。つまりはワイヤなどでは乗り越え部材が 回転しないようにする工夫がないと乗り越え部材で支えたとき不安定であるが、 フラットバーなどの剛性があれば乗り越え部材がガタつきなく起立して車本体を 支えることができる。乗り越え部材は、通常は走行に支障とならぬよう上方に位 置するよう付勢されている。付勢するにはゴムやバネの弾性力が使用可能である 。ゴムやバネは、乗り越え部材そのものをゴムなどによって上方に引き寄せてお いてもよいし、乗り越え部材と連結されている足踏みペダルを上に引き上げるよ う付勢してもよい。
【0010】 フラットな道路面や床面を走行する場合、押し手が進行方向の後方側にて把手 部を握って車本体を押し進めばよい。小さな段差などに車輪が当たった場合、足 踏みペダルを踏み下ろして、それと引張り部材によって連結されている乗り越え 部材を引き降ろして起立させる。乗り越え部材が起立したとき車本体は浮き上が り、そのまま推し進めば、乗り越え車輪によって走行して走行車輪も段差上に容 易に乗り上げることができる。把手部側は作業者が把手部を握って軽く持ち上げ れば容易に段差上に乗り上げる。従って進行方向に対して反転の必要など全くな い。
【0011】 前記した進行方向前部の乗り越え部材だけでなく、車本体の中間部にも乗り越 え部材を取付け、別個に取り付けた足踏みペダルと引張り部材によって連結する こともある。前記したように車本体の前部を乗り越えた後、中間部に設けた乗り 越え部材を起立させれば、後方側の車輪も容易に段差上に乗り上げることが可能 となる。
【0012】
【実施例】
以下、図に示す実施例に基づきこの考案を詳細に説明する。実施例は手押し 台車に実施した例である。図において1は車本体である搭載板であり、搭載板1 の下面には複数個の走行車輪2が取付けられている。走行車輪2の中には、いわ ゆるキャスターと呼ばれる首振り機構を有する車輪も含まれている。搭載板1の 一方側にはコ字形状の把手部3が起立して取付けられている。車本体1のこの把 手部3側の左右中間には、搭載板1の高さ近くに足踏みペダル4が取付けられて いる。実施例の搭載板1は合成樹脂製であるので、コ字形状のアタッチメント5 が搭載板1端部に取り付けてあり、このアタッチメント5に中間部が軸止めされ て足踏みペダル4が回転可能となっている。足踏みペダル4の搭載板1とは反対 側には車輪15が回転可能に取付けられている。
【0013】 搭載板1の把手部3側とは反対側の左右中間には乗り越え部材6が取付けられ ている。搭載板1の上下面には鋼製の板14がボルトによって取付けられており 、この下側に乗り越え部材6の基端が軸止めされて回転可能に取り付けられてい る。乗り越え部材6の先端には乗り越え車輪7が取り付けられている。足踏みペ ダル4の先端と乗り越え部材6の中間部には引張り部材であるフラットバー8の 両端がそれぞれ軸止めされて回転可能に取付けられ、両者が連結されている。足 踏みペダル4がゴム9によって引き寄せられ上方に引き上げられている。このと きペダル4と連結された乗り越え部材6は上方に引き上げられている。
【0014】 以上のような手押し台車を走行して前部の走行車輪2が段差に当たったとき、 足踏みペダル4を足によって踏み下ろす。ペダル4が回転することによってその 先端も回転し、そのペダル4先端に軸止めされている引張り部材が引張られる。 同時に引張り部材によって乗り越え部材6が引張られて、乗り越え部材は下方に 回転して起立する。乗り越え車輪7が段差上に床面に当たって更に起立すると、 走行車輪2が浮きあがり、そのまま前進すれば走行車輪2が段差上に乗り上げる 。搭載板1の後部側は把手部3を作業者が引き上げれば容易に段差を乗り越えら れる。足踏みペダル4には車輪15が取付けてあり、深く踏み込んだとき車輪1 5が床面に接地し、ペダル4が床面と擦れずに傷をつけることなく、また台車の スムーズな走行を助ける。
【0015】 図4と図5は他の実施例を示すものであり、搭載板1の中間部にも更に乗り越 え部材10が回転可能に軸止めされて取付けられており、更に別個の設けた足踏 みペダル12とやはりフラットバー11によって連結されている。前記したよう にして前部の走行車輪2を段差上に乗り上げた後、足踏みペダル12を踏み下ろ して乗り越え部材10を起立させて後部の走行車輪2を浮き上がらせる。そのま ま進行すれば、後部走行車輪2も容易に段差上に乗り上げることができる。図4 ・5の実施例では、乗り越え部材10をバネ13によって付勢して通常は上方に 引き上げている。
【0016】
【考案の効果】
この考案は以上のような構成を有し、以下の効果を得ることができる。 足踏みペダルを踏み下ろすだけで、引張り部材によって連結された乗り越え部 材が起立して走行車輪を浮き上がらせ、そのまま前進することにより容易に段差 を乗り越えることが可能となる。 進行方向後方の押し手にとって持ち上げ難い前部を、乗り越え部材によって容 易に持ち上げることができ、進行方向に対し車を反転するなどの面倒な作業は一 切不要となる。 比較的力の弱い腕力ではなく、脚力によって足踏みペダルを踏み下ろす構成で あるので、乗り越え部材の起立が極めて容易に行え、また手を把手部から離す必 要もなく、バランスを失うことがない。 鋼製のフラットバーや丸鋼棒などの剛性の高い部材を引張り部材として使用す れば、乗り越え部材を起立したときそれ以上の回転を阻止し、その他の部材の必 要がない。 乗り越え部材を車本体の中間部にも設ければ、後部の走行車輪も容易に段差を 乗り越えさせることができ、作業はより容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を実施した手押し台車の一実施例の斜
視図である。
【図2】段差に当った状態の側面図である。
【図3】乗り越え部材を起立させた状態の側面図であ
る。
【図4】乗り越え部材を二個取付けた実施例の平面図で
ある。
【図5】中間部の乗り越え部材によって後部車輪を浮き
あがらせた状態の側面図である。
【図6】従来の手押し台車の走行状態側面図である。
【図7】段差を乗り越える作業の側面図である。
【符号の説明】
1 搭載板 2 走行車輪 3 把手部 4 足踏みペダル 6 乗り越え部材 7 乗り越え車輪 8 フラットバー 9 ゴム 10 乗り越え部材 11 フラットバー 12 足踏みペダル 15 車輪

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車本体の下側には複数の走行車輪が取付
    けられて走行可能となっているとともに、この車本体を
    押すための把手部が取付けられている手押し車におい
    て、車本体の把手部側端部には軸止めされて回転可能と
    なった足踏みペダルが取付けてあり、把手部側端部とは
    反対側の端部には基端が軸止めされて回転可能であって
    先端には乗り越え車輪が取付けられた乗り越え部材が取
    付けてあり、ペダルの基端側と乗り越え部材とは引張り
    部材によって連結されているとともに、乗り越え部材の
    乗り越え車輪が上方に位置するよう付勢されており、ペ
    ダルを踏み下ろしたとき引張り部材によって乗り越え部
    材を引張って起立可能としてなる手押し車。
  2. 【請求項2】 車本端の下側には複数の走行車輪が取付
    けられて走行可能となっているとともに、この車本体を
    押すための把手部が取付けられている手押し車におい
    て、車本体の把手部側端部には軸止めされて回転可能と
    なった足踏みペダルが二個取付けてあり、把手部側端部
    とは反対側の端部と中間部には、基端が軸止めされて回
    転可能であって先端には乗り越え車輪が取付けられた乗
    り越え部材がそれぞれ取付けてあり、各ペダルの基端側
    と二個の乗り越え部材とは引張り部材によって連結され
    ているとともに、乗り越え部材の乗り越え車輪が上方に
    位置するよう付勢されており、各ペダルを踏み下ろした
    とき引張り部材によって乗り越え部材を引張って起立可
    能としてなる手押し車。
  3. 【請求項3】 引張り部材として剛性の高いフラットバ
    ーなどを採用してなる請求項1又は2記載の手押し車。
JP1999007816U 1999-10-15 1999-10-15 手押し車 Expired - Lifetime JP3068224U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007524490A (ja) * 2004-02-28 2007-08-30 フイ リー,ポール,ティー 車輪付き手荷物ケース

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