JP3067436B2 - フレキシブル管用接続装置 - Google Patents
フレキシブル管用接続装置Info
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Description
等のフレキシブル管を継手等にワンタッチで装着するこ
とができるフレキシブル管用接続装置に関する。
ー91592号公報に記載のものがある。この公報に記
載の装置は、図4に示すように、装置本体たる継手本体
1にガス管としてのフレキシブル管2(以下、フレキ管
と略称することもある。)を接続するようにしたもので
あり、その構成を簡単に説明すると次のとおりである。
入される装着孔1aが形成されており、装着孔1aの一
端部内周面には、テーパ孔部1bが形成されている。テ
ーパ孔部1bの内部には、内周面に山部3aが形成され
た弾性材からなるパッキン3が挿入されている。パッキ
ン3の端部には環状のコイルばね4が固定されている。
また、パッキン3の内側には、ばね5によってフレキ管
2の挿入方向と逆方向へ付勢された筒部材6が配置され
ている。
を接続する場合には、フレキ管2を装着孔1aに挿入す
る。すると、フレキ管2の最も先端側の山部2aがコイ
ルばね4に突き当たり、パッキン3およびコイルばね4
をテーパ孔部1bの大径側へ移動させる。この移動に伴
ってコイルばね4が拡径する。そして、所定距離移動す
ると、コイルばね4の内径がフレキ管2の山部2aより
大きくなるため、山部2aがコイルばね4内を通過する
が、通過後はパッキン3の山部3aに突き当たり、パッ
キン3およびコイルばね4をテーパ孔部1bの大径側へ
さらに移動させる。
手本体1の段差面1cに突き当たり、それ以上移動する
ことができなくなる。その状態でさらにフレキ管2を挿
入すると、フレキ管2の山部2aがパッキン3の山部3
aを弾性変形させつつ順次乗り越える。そして、山部2
aがパッキン3の最も後端側に位置する山部3aを越え
たら、フレキ管2の挿入を停止し、フレキ管2から手を
放す。すると、フレキ管2がばね5により筒部材6を介
してテーパ孔部1bの小径側に押し戻される。これに追
随してパッキン3およびコイルばね4が押し戻される。
この結果、パッキン3の山部3aがフレキ管2の山部2
aに係合するのみならず、コイルばね4が山部2aに係
合する。これによって、フレキ管2が継手本体1に接続
される。
おいては、パッキン3およびコイルばね4によってフレ
キ管2を継手本体1に接続している。ところが、パッキ
ン3は弾性材で形成されているから、大きな接続強度を
期待することができない。一方、コイルばね4は、パッ
キン3が移動する距離Lに対応するテーパ孔部1bの直
径差の分しか縮径しないため、山部2aに対しその頂部
近傍において接触しているだけである。このため、フレ
キ管2を強く引っ張ると、フレキ管2またはコイルばね
4が変形することにより、フレキ管2の山部2aがコイ
ルばね4を通って外側に抜け出してしまうおそれがあ
り、これまたフレキ管2に対する接続強度が低くかっ
た。このように、従来の接続装置は、接続強度が低く、
接続の信頼性に問題があった。
れによってパッキン3の移動距離を長くすれば、コイル
ばね4をフレキ管2の山部2aに対しより谷部2b側で
係合させることができる。しかし、そのようにすると、
テーパ孔部1bを長くしたことに伴って継手本体(装置
本体)1の全長が長くなってしまうという別の問題を招
来する。
3の各山部3aに対してフレキ管2の各山部2aが係合
するよう、所定の位置まで挿入する必要があるが、実際
に正しく挿入することができたか否かを確認することが
困難であるため、作業者に不安を抱かせるという問題が
あった。
されたもので、装置本体を長くすることなくフレキシブ
ル管に対する接続強度を向上させることができ、しかも
フレキシブル管を所定の位置まで正しく挿入したことを
容易に確認することができるフレキシブル管用接続装置
を提供することを目的とする。
を達成するために、山部と谷部とを交互に有する蛇腹状
のフレキシブル管が挿入される装着孔が形成された装置
本体と、前記装着孔に摺動自在に、かつ回動自在に嵌合
され、前記装着孔に挿入されるフレキシブル管が突き当
たることによりその挿入方向へ移動せしめられる支持部
材と、この支持部材を前記フレキシブル管の挿入方向と
逆方向へ付勢する弾性部材と、径方向に弾性を有し、前
記支持部材の外周面に、内径が前記フレキシブル管の山
部の外径より大きくなるように拡径した状態で移動可能
に装着されたリング状をなす係合部材とを備え、前記装
着孔の内面部に、前記係合部材に係合して前記フレキシ
ブル管の挿入方向と同方向への係合部材の移動を阻止す
ることにより、前記支持部材が前記フレキシブル管によ
って挿入方向へ移動せしめられた際に係合部材を支持部
材に対してその移動方向と逆方向へ相対移動させて支持
部材の外周から離脱させ、係合部材をそれ自体の縮径に
よって前記フレキシブル管の谷部に嵌まり込ませる第1
の係止部と、前記フレキシブル管の谷部に嵌まり込んだ
係合部材に係合してフレキシブル管の挿入方向と逆方向
への係合部材の移動を阻止する第2の係止部とを形成
し、前記係合部材が装着された前記支持部材の外周面の
フレキシブル管側端縁部に突起を形成したことを特徴と
するものである。
シブル管が支持部材に突き当たり、これを弾性部材の付
勢力に抗して移動させる。支持部材が移動すると、それ
に伴って係合部材も同方向へ移動しようとするが、係合
部材は第1の係止部によってフレキシブル管の挿入方向
への移動を阻止される。したがって、支持部材がフレキ
シブル管の挿入方向へ移動すると、それに伴って係合部
材が挿入方向と逆方向へ相対的に移動し、支持部材から
離脱する。離脱後、係合部材は、縮径してフレキシブル
管の谷部に嵌まり込む。
に際しては、まず係合部材が凸部を乗り越えるために拡
径するので、フレキシブル管の挿入抵抗が一旦増大す
る。その後、係合部材が凸部を乗り越えると、挿入抵抗
が急減する。これによって、フレキシブル管を所定の位
置まで挿入したこと、その結果係合部材がフレキシブル
管に嵌まり込んだことを確認することができる。しか
も、係合部材が縮径してフレキシブル管の谷部に嵌まり
込む際には、衝撃および衝撃音が生じるのでそれによっ
てもフレキシブル管が所定の位置まで挿入されたことが
確認される。
ない自然状態においてフレキシブル管の谷部の外径とほ
ぼ同程度にしておくことにより、係合部材をフレキシブ
ル管に対しその谷部側において接触させることができ
る。
後、フレキシブル管を装着孔に挿入するための力を解除
すると、支持部材が弾性部材の付勢力によってフレキシ
ブル管の挿入方向と逆方向へ付勢され、この付勢力によ
って係合部材が第2係止部に係合せしめられる。この結
果、係合部材がフレキシブル管の挿入方向と逆方向への
移動を阻止され、ひいてはフレキシブル管が同方向への
移動を阻止される。これによって、フレキシブル管が装
置本体に接続される。
3を参照して説明する。図1および図2はこの発明をガ
ス管として用いられるフレキ管の接続継手に適用した一
実施例を示すものであり、図1(A)はその縦断面図、
図1(B)はフレキ管を接続した状態で示す縦断面図、
図2(A)は要部の拡大断面図、図2(B)はフレキ管
を接続した状態で示す要部の拡大断面図である。
フレキ管10について予め説明しておくと、図1(B)
に示すように、フレキ管10は従来のものと同様に、山
部10aと谷部10bとを交互に有する金属製の蛇腹管
10Aと、蛇腹管10Aの外側を被覆する樹脂製の保護
筒10Bとから構成されている。
おいて符号11は装置本体たる継手本体である。この継
手本体11は、いずれも金属からなる上本体部11Aと
下本体部11Bとから構成されている。
面まで貫通する貫通孔11aが形成されている。この貫
通孔11aの内周面には、2つの環状凹部11b,11
cがそれぞれ形成されている。また、上本体部11Aの
下端面の内周側にはテーパ面(第2の係止部)11dが
形成されている。このテーパ面11dの内径は、下端側
から上端側へ向かうにしたがって漸次小径になってい
る。
ム等の弾性を有する材質からなる筒状のシール部材12
が装着されている。シール部材12の内周面の中央部に
は、環状の突出部12aが形成されている。この突出部
12aの内径は、フレキ管10の保護筒10Bの外径よ
り小径になっている。シール部材12の突出部12a以
外の内周面の内径は、保護筒10Bの外径より大径にな
っている。
ム等の弾性を有する材質からなる筒状のシール部材13
が装着されている。このシール部材13の内径は、蛇腹
管10Aの山部10aの外径より小径で、かつ谷部10
bの外径より大径になっている。
周面にガスコック等のガス機器に接続するためのテーパ
ねじ部11eが形成されている。また、下本体部11B
の内部には、その上端面から下端面まで貫通する貫通孔
11fが形成されている。貫通孔11fの内周面には、
上端部に大径孔部11gが形成され、中間部に大径孔部
11gより小径の案内孔部11hが形成されている。こ
れら大径孔部11gと案内孔部11hとの間には段差面
11iが形成されている。
下本体部11Bとは、大径孔部11gにおいて互いに螺
合することによって固定されている。固定状態において
は、上本体部11Aの下端面と、段差面11iと、それ
らの間の大径孔部11gとによって環状の収納空間11
jが形成されている。なお、上本体部11Aの貫通孔1
1aおよびその下端面と下本体部11Bの貫通孔11f
とによってフレキ管10が挿入される装着孔14が構成
されている。また、符号15は、上本体部11Aと下本
体部11Bとの間の気密性を確保するためのOリングで
ある。
製の支持部材16が配置されている。支持部材16は、
筒状をなすもので、その外径は案内孔部11hの内径よ
りも10μm〜50μm程度小径に形成されている。し
たがって、支持部材16と案内孔部11hとの間には僅
かの隙間が生じているが、その隙間にはシリコンオイル
またはグリースが充填されている。これによって、支持
部材16と案内孔部11hとの間を気密にするととも
に、それらの間の摩擦抵抗を極力小さくし、支持部材1
6を案内孔部11hに対して摺動自在かつ回動自在とし
ている。
内周面には、その中間部に環状の突出部16aが形成さ
れている。この突出部16aの下方を向く面には、ばね
受け17が突き当たっており、ばね受け17と下本体部
11Bとの間にはばね(弾性部材)18が配設されてい
る。そして、このばね18によって支持部材16がばね
受け17を介して上方(フレキ管10の挿入方向と逆方
向)へ付勢されている。
接触面間の摩擦抵抗が小さくなるよう、摩擦抵抗の少な
い材質、例えばフッ素樹脂またはポリアセタール樹脂等
から形成されている。特にこの実施例においては、突出
部16aとの接触面たるばね受け17の上面に環状の突
起17aを形成することによって突出部16aとの接触
面積を少なくし、これによって摩擦抵抗をより一層小さ
くしている。また、ばね受け17の上面の内周側には、
突出部16aに挿入されたばね受け17が支持部材16
に対して位置ずれするのを防止するための筒部17bが
形成されているが、筒部17bと突出部16aとの間に
大きな摩擦抵抗が生じないよう、筒部17bの外径は、
突出部16aの内径より若干小径になっている。
は、下方へ向かうにしたがって漸次小径になるテーパ孔
部16bが形成されている。このテーパ孔部16bの内
周面には、ゴムまたは樹脂等の柔軟性を有する樹脂から
なるコーテイング層(図示せず)が形成されている。こ
のコーテイング層の厚さは、50μm〜150μm程度
になっている。
した場合には、蛇腹管10Aの最も先端側に位置する山
部10aの頂部から若干先端側へ向かった箇所が支持部
材16のテーパ孔部16bの内周面にコーテイング層を
介して接触するようになっており、フレキ管10と支持
部材16との間の周方向における摩擦抵抗は、支持部材
16とこれに接触する他の部材、つまり継手本体11
(の案内孔部11hの内周面)およびばね受け17との
間の摩擦抵抗より大きくなっている。したがって、フレ
キ管10は支持部材16とは一体に回動し、継手本体1
1に対しては相対回動することになる。特に、この実施
例においては、蛇腹管10Aを支持部材16に突き当て
ると、コーテイング層が蛇腹管10Aの形状に倣って変
形するため、フレキ管10と支持部材16との間の摩擦
抵抗がより大きくなっており、両者はより強固に一体に
回動する。
10Aが突き当たった状態においては、支持部材16の
上端が最も先端側の山部10aの頂部近傍に位置するよ
うにその寸法が設定されている。
から上方へ突出して収納空間11jと対向しており、収
納空間11jと対向する上端部外周面には、環状の凹部
16cが形成されている。この凹部16cには、係合部
材19が装着されている。この係合部材19がみだりに
凹部16cから外れないよう、凹部16の底面の上端縁
部には環状の小さな突起16dが形成されている。
心材19aとその外側に順次挿入された2つのコイルば
ね19b,19cとから構成されている。心材19a
は、金属の線材からなるものであり、完全なリングには
なっておらず、一部が切り欠かれて略C字状をなしてい
る。したがって、心材19aは、弾性変形することによ
り拡縮径可能である。コイルばね19bは、金属の線材
からなるものであり、両端部が結合されることによりリ
ング状をなしている。コイルばね19cも同様である。
したがって、係合部材19は、全体として拡縮径可能で
あり、弾性変形していない自然状態における内径(=コ
イルばね19cの内径)は、蛇腹管10Aに対し谷部側
において弾性を保持した状態で接触し得るような直径に
設定されている。この実施例では係合部材19の自然状
態における内径は、谷部10bの外径とほぼ同径になっ
ている。
9cのコイル径Dは、環状凹部16cの幅より若干大き
く、かつ環状凹部16cの深さのほぼ2倍に設定されて
いる。したがって、係合部材19の上端部は環状凹部1
6cから上方へ突出しており、その突出した上端部が、
ばね18の付勢力により上本体部11Aの下端面に突き
当てられている。これによって、支持部材16が上方へ
移動するのを阻止されている。
半分が収納空間11j内に突き出している。したがっ
て、支持部材16がばね18の付勢力に抗して下方(フ
レキ管10の挿入方向)へ移動すると、係合部材19は
案内孔部11hと段差面11iとの交差部(第1の係止
部)11kに突き当たり、同方向へ移動し得なくなる。
この状態で支持部材16がさらに下方へ移動すると、係
合部材19は支持部材16に対して相対的に上方へ移動
し、突起16dを乗り越えて環状凹部16cから外れ
る。
管10を接続する場合について説明する。なお、フレキ
管10を接続継手に接続するに際しては、接続後に蛇腹
管10Aがシール材13に嵌合するよう、保護筒10B
をその先端から所定の長さの分だけ予め切除しておく。
合には、まずフレキ管10を装着孔14にその上端開口
部から挿入する。すると、その最も先端側に位置する山
部10aの側面が支持部材16のテーパ孔部16bの内
周面に突き当たる。したがって、フレキ管10をさらに
挿入すると、支持部材16がばね18の付勢力に抗して
下方へ移動する。このとき、係合部材19も支持部材1
6と共に下方へ移動するが、係合部材19は交差部11
kに突き当たると、それ以上下方へ移動し得なくなる。
したがって、フレキ管10をさらに挿入して支持部材1
6をさらに下方へ移動させると、係合部材19は支持部
材16に対して相対的に上方へ移動する。そして、突起
16dを乗り越えて凹部16cから離脱する。
は、それ自体の弾性力によって縮径し、蛇腹管10Aの
谷部10bに嵌まり込む。このとき、係合部材19の自
然状態における内径が谷部10bの内径とほぼ同一に形
成されているから、係合部材19は谷部10bに対し可
能な限り深く嵌まり込む。
0から手を離すと、ばね18の付勢力により、支持部材
16、フレキ管10および係合部材19が上方(フレキ
管10の挿入方向と逆方向)へ移動せしめられる。そし
て、係合部材19が上本体部11Aのテーパ面11dに
突き当たると、それ以上係合部材19が上方へ移動し得
なくなり、ひいてはフレキ管10および支持部材16が
同方向への移動が阻止される。これによって、フレキ管
10が継手本体11に接続される。
シール材12の突出部12aに嵌合するとともに、蛇腹
管10Aがシール材13に嵌合する。保護筒10Bがシ
ール材12の突出部12aに嵌合することにより、外部
から装着孔14内に雨水等が侵入することが防止され
る。また、蛇腹管10Aがシール材13に嵌合すること
により、フレキ管10と継手本体11との間の気密性が
確保される。
の気密性については、テーパ孔部16bの内周面にコー
テイング層が形成されることにより2重に確保されてい
る。すなわち、蛇腹管10Aを支持部材16のテーパ孔
部16bの内周面に単に接触させた場合には、蛇腹管1
0Aの断面形状が真円でなく、例えば楕円状になってい
るため、蛇腹管10Aとテーパ孔部16bの内周面との
間に僅かの隙間が生じる。しかし、テーパ孔部16bの
内周面に柔軟な樹脂からなるコーテイング層を形成する
と、コーテイング層が蛇腹管10Aの形状に応じて変形
するので、蛇腹管10Aとテーパ孔部16bとの間に隙
間が生じない。したがって、ここでも気密性を確保する
ことができる。
がフレキ管10の山部10aの頂部近傍でなく、谷部1
0b側において接触しているので、フレキ管10を外側
へ強く引っ張ったとしても係合部材19が谷部10bか
ら外れることがなく、フレキ管10の山部10aが係合
部材19を通り抜けてしまうのを確実に防止することが
できる。したがって、接続の信頼性を向上させることが
できる。
部たるテーパ面11dがフレキ管10の挿入方向と逆方
向へ向かうにしたがって小径になっているから、そこに
係合部材19が突き当たると係合部材19を径方向内側
へ向かって押し、係合部材19が拡径するのを防止す
る。したがって、係合部材19が谷部10bから外れる
のをより一層確実に防止することができ、これによって
接続強度をより一層向上させることができる。
よって縮径させるようにしているから、前述した従来の
接続継手におけるテーパ孔部を必要としない。したがっ
て、継手本体11を短くすることができる。
脱してフレキ管10の谷部10bに嵌まる際には、突起
16dを乗り越えるために係合部材が一旦拡径する。こ
のため、フレキ管10の挿入抵抗が増大する。そして、
係合部材19が突起16dを乗り越えると挿入抵抗が急
減する。この挿入抵抗の増大および急減によってフレキ
管が所定の位置まで挿入されたことを確認することがで
きる。しかも、係合部材19は、支持部材16から離脱
するとその弾性によって急激に縮径するので、フレキ管
10に勢いよく衝突する。そのときに衝撃音が発生する
とともに、その衝撃による振動がフレキ管10を介して
作業者の手に伝わる。したがって、作業者は、フレキ管
10が所定の位置まで挿入されたことをより一層明瞭に
確認することができる。
10と支持部材16との間の摩擦抵抗が支持部材16と
これに接触する他の部材との間の摩擦抵抗より大きいか
ら、フレキ管10を回動させると、フレキ管10が支持
部材16とともに継手本体11に対して相対回動する。
したがって、フレキ管10を継手本体11に接続した後
で継手本体11を回動させたとしても、フレキ管10が
捩られることがなく、フレキ管10に捩り応力が作用す
るのを防止することができる。
体に回動させることにより、次の効果も得られる。すな
わち、支持部材16のテーパ孔部16bの内周面にコー
テイング層を形成し、このコーテイング層を蛇腹管10
Aの形状に応じて変形させることにより、蛇腹管10A
とテーパ孔部16bの内周面との間の気密性を確保して
いる。しかるに、蛇腹管10Aがテーパ孔部16bの内
周面に突き当たった後に蛇腹管10Aを回動させると、
一旦蛇腹管10Aの形状になじんだコーテイング層が再
び変形させられるため、コーテイング層が蛇腹管10A
とテーパ孔部16bの内周面との間の隙間を埋めきれな
くなる。このため、気密性を確保するのが困難になる。
支持部材16とを一体に回動させるようにした場合に
は、蛇腹管10Aの形状になじんだコーテイング層が再
び変形させられることがない。したがって、フレキ管1
0と継手本体11とを相対回動させても気密性が損なわ
れるのを防止することができる。
を参照して説明する。なお、この実施例において上記実
施例と同様な構成部分については同一符号を付してその
説明を省略する。図3に示す実施例は、支持部材16の
突出部16aの上側を向く面に、厚さが100μm〜2
00μm程度の柔軟性を有する樹脂等からなるシール層
20を形成し、このシール層20を介して突出部16a
に蛇腹管10Aの先端面を突き当てるようにしたもので
ある。なお、蛇腹管10Aを突出部16aに突き当てる
ようにしているので、この実施例では上記実施例におけ
るテーパ孔部16bが形成されていない。
上本体部11Aのテーパ面11dに続く内周面に、内径
が一様であるストレート孔部11lが形成されている。
このストレート孔部11lの内径は、フレキ管10に嵌
合した係合部材19の外径とほぼ同一であり、その下端
部は係合部材19の中心より下側まで延びている。した
がって、ストレート孔部11lは、係合部材19が拡径
するのを確実に阻止し、係合部材19がフレキ管10の
谷部から抜けるのを防止する。よって、この実施例によ
れば、フレキ管10の接続強度をより一層向上させるこ
とができる。
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲において
適宜変更可能である。例えば、上記の各実施例において
は、係合部材19を心材19aと2つのコイルばね19
b,19cから構成しているが、他の構造のものを用い
てもよいことは勿論である。また、この発明は、接続継
手以外の他の機器、例えばガスコック、ヘッダ等にも適
用することも可能である。ガスコックに適用する場合に
は、上記実施例の継手本体11をガスコック本体に代え
ればよい。
シブル管の接続装置によれば、支持部材に装着された係
合部材を第1の係止部によって支持部材から離脱させ、
その弾性を利用してフレキシブル管の山部に嵌め込ませ
る一方、係合部材がフレキシブル管の挿入方向と逆方向
へ移動するのを第2係止部によって係止しているから、
接続装置を長くすることなく、フレキシブル管の接続強
度を向上させることができる。また、支持部材に突起を
形成し、この突起を乗り越えてから係合部材が支持部材
から離脱するようにしているので、フレキシブル管が所
定の位置まで挿入されたことを容易に確認することがで
きる等の効果が得られる。
(A)はフレキシブル管を接続する前の状態を示す縦断
面図、図1(B)はフレキシブル管を接続した状態で示
す縦断面図である。
あり、図2(A),(B)はそれぞれ図1(A),
(B)に対応している。
である。
半断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 山部と谷部とを交互に有する蛇腹状のフ
レキシブル管が挿入される装着孔が形成された装置本体
と、前記装着孔に摺動自在に、かつ回動自在に嵌合さ
れ、前記装着孔に挿入されるフレキシブル管が突き当た
ることによりその挿入方向へ移動せしめられる支持部材
と、この支持部材を前記フレキシブル管の挿入方向と逆
方向へ付勢する弾性部材と、径方向に弾性を有し、内径
が前記フレキシブル管の山部の外径より大きくなるよう
に拡径した状態で前記支持部材のフレキシブル管側の端
部外周に移動可能に装着されたリング状をなす係合部材
とを備え、前記装着孔の内面部には、前記係合部材に係
合して前記フレキシブル管の挿入方向と同方向への係合
部材の移動を阻止することにより、前記支持部材が前記
フレキシブル管によって挿入方向へ移動せしめられた際
に係合部材を支持部材に対してその移動方向と逆方向へ
相対移動させて支持部材の外周から離脱させ、係合部材
をそれ自体の縮径によって前記フレキシブル管の谷部に
嵌まり込ませる第1の係止部と、前記フレキシブル管の
谷部に嵌まり込んだ係合部材に係合してフレキシブル管
の挿入方向と逆方向への係合部材の移動を阻止する第2
の係止部とを形成し、前記係合部材が装着された前記支
持部材の外周面のフレキシブル管側端縁部に突起を形成
したことを特徴とするフレキシブル管用接続装置。
Priority Applications (1)
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JP4357673A JP3067436B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | フレキシブル管用接続装置 |
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JP4357673A Expired - Fee Related JP3067436B2 (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | フレキシブル管用接続装置 |
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JP (1) | JP3067436B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006118309A1 (ja) * | 2005-05-02 | 2006-11-09 | Tokai Kogyo Mishin Kabushiki Kaisha | 刺繍ミシン及び刺繍スタート位置設定方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002168385A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-14 | Koyo Sangyo Kk | フレキシブル管用継手 |
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1992
- 1992-12-24 JP JP4357673A patent/JP3067436B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2006118309A1 (ja) * | 2005-05-02 | 2006-11-09 | Tokai Kogyo Mishin Kabushiki Kaisha | 刺繍ミシン及び刺繍スタート位置設定方法 |
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Publication number | Publication date |
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