JP3003752B2 - 管端面の防食キャップ - Google Patents

管端面の防食キャップ

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JP3003752B2 JP5289682A JP28968293A JP3003752B2 JP 3003752 B2 JP3003752 B2 JP 3003752B2 JP 5289682 A JP5289682 A JP 5289682A JP 28968293 A JP28968293 A JP 28968293A JP 3003752 B2 JP3003752 B2 JP 3003752B2
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、管端面の防食キャップ
に関する。
【0002】
【従来の技術】管路を敷設する場合には、管が敷設場所
の状況に応じた適当長さとなるように調整する目的で、
この管の先端を切管しなければならない場合がある。こ
のような切管を行った場合は、切断の切り口である管の
端面は地肌が露出するため、防食の観点からこの地肌の
部分に密着してシールする防食キャップを使用すること
が提案されている。この防食キャップは、切管された管
の端部に装着されるときにこの管の端部の内周に挿入さ
れる筒状部と、この管の端面に密接されるフランジ部と
が一体に形成されたゴムなどの弾性体にて構成されてい
る。
【0003】この防食キャップは、筒状部の弾性力のみ
によって管の端部の内周に保持されることでも、この管
の端部に固定可能であるが、より確実な固定を行うため
には、ストッパリングが使用されることが多い。このス
トッパリングは、リング状の帯材にて構成され、管の端
部内に装着された筒状部の中で拡径力を作用することに
よって、この筒状部を管の内周面に押圧させて固定させ
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のものでは、筒状部の特に長さ方向におけるこのスト
ッパリングのセット位置が定まらないという問題点があ
る。このため、斜めにセットされたり、筒状部からはみ
出した状態でセットされたりして、この筒状部を確実に
固定できなくなる場合があるという問題点を有する。
【0005】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、ストッパリングを筒状部の長さ方向における決まっ
た位置にセットできるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の管端面の防食キャップは、管の端部の内周に挿
入される筒状部と、この管の端面に密接されるフランジ
部とが一体に形成されたキャップ本体を有し、前記筒状
部の内周に環状溝を形成し、周方向一つ割りの開き勝手
のストッパリングを前記筒状部の内周側に突出しない状
態で前記環状溝にはめ込んで、このストッパリングの拡
径力によりキャップ本体を管の端部に固定するようにし
たものである。
【0007】
【作用】このような管端面の防食キャップおよびその固
定方法によると、ストッパリングは、筒状部の内周の環
状溝にはめ込まれることによって、この筒状部の長さ方
向における決まった位置にセットされることになる。
たストッパリングは筒状部の内周側に突出しない状態で
環状溝にはめ込まれるため、管内の流れに対する抵抗と
なることが防止される。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の管端面の防食キ
ャップ10を、管11の端部に装着した状態を示す。防食キ
ャップ10は、図2に示されるキャップ本体12を有し、こ
のキャップ本体12は、筒状部13と、この筒状部13の一端
の外周に形成されたフランジ部14とが一体に形成された
ゴムなどの弾性体にて構成されている。
【0009】筒状部13は、フランジ部14から遠ざかるに
つれて外開きとなるようにテーパ状に形成され、それに
対応するテーパ状の内周面15と、同様にテーパ状の外周
面16とを有する。外周面16は、その外径が、フランジ部
14側において管11の内径よりもわずかに小さく、またフ
ランジ部14とは反対側の端部においてはこの管11の内径
よりも大きくなるように形成されている。内周面15に
は、フランジ部14から軸心方向に距離をおいた位置に、
横断面が矩形状の環状溝17が形成されている。また筒状
部13におけるフランジ部14とは反対側の端縁部の内周に
は、テーパ面18が形成されている。筒状部13には、軟質
ゴム板などからなる環状パッキン19が、フランジ部14に
接した状態で外ばめされている。
【0010】管11は、ダクタイル鋳鉄などによって形成
され、その内外面には防食塗装などが施されている。こ
の管11は、所定の長さとなるように敷設現場でその一端
が切管されている。20はこの切管によって形成された端
面で、地肌が露出することになる。
【0011】図1において、21はストッパリングで、環
状溝17にほぼ一杯にはめ込まれることによって、キャッ
プ本体12を管11の端部に固定可能である。このストッパ
リング21は、図5(a)に示されるように、周方向一つ
割りの環状の平帯状の金属ばね材などによって開き勝手
に形成されている。22は、その周方向の割り部を構成す
る一方および他方の周方向端部である。
【0012】このような構成の防食キャップ10を管11の
端部に装着する際には、まず、図2に示すように環状パ
ッキン19を筒状部13に外ばめしたキャップ本体12を、管
11の端部の内周に挿入する。このとき、筒状部13の先端
側の外径は管11の内径よりも大きいため、この筒状部13
は縮径方向に弾性変形を受け、図3に示すように、その
外周面16が管11の内周面に密接した状態で挿入される。
またフランジ部14を管11の端面20に押し付けるようにす
ることで、環状パッキン19が圧縮状態でこの端面20に密
接する。
【0013】次に、図5(a)に示される状態のストッ
パリング21を、人手によって同図(b)に示される状態
に縮径させる。このとき、図示のように周方向端部22ど
うしが重なり合うことで、このストッパリング21は十分
に縮径される。そこで、図4に示されるように、人手に
よりこの縮径状態を維持したまま、このストッパリング
21を防食キャップ10の内部に挿入し、縮径状態を解除し
て、図1に示されるように環状溝17にはめ込む。図6
は、このはめ込みが完了した状態を立体的に示す。
【0014】これにより、筒状部13がストッパリング21
の拡径力の作用により管11の内周面に押圧されること
で、上述のようにフランジ部14に押された環状パッキン
19が端面20に密接した状態で、防食キャップ10が管11の
端部に固定されて、端面20の防食が図られる。
【0015】このとき、ストッパリング21は、環状溝17
にはめ込まれることで、筒状部13の長さ方向における決
まった位置において正しい姿勢で装着されることにな
り、防食キャップ10を確実に固定することが可能とな
る。またストッパリング21は環状溝17にはまり込むこと
で筒状部13の内周側に突出しないため、管内の流れに対
する抵抗となることが防止される。また筒状部13の先端
の内周に形成されたテーパ面18も、管内の流れを案内す
るように機能する。さらに、このように防食キャップ10
のキャップ本体12がストッパリング21によって確実に固
定され、しかもストッパリング21自体も環状溝17にはめ
込まれて所定位置に保持されるため、ピグにより管内を
洗浄する際にこのピグがこれらキャップ本体12やストッ
パリング21に当たって位置ずれの原因となることもな
い。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、スト
ッパリングがはまり込む環状溝をキャップ本体の筒状部
の内周に形成したため、ストッパリングを筒状部の長さ
方向における決まった位置において正しい姿勢で装着す
ることができ、防食キャップを管の端部に確実に固定す
ることができる。またストッパリングは環状溝にはまり
込んで筒状部の内周側に突出しないため、管内の流れに
対する抵抗となることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の管端面の防食キャップの装
着状態を示す断面図である。
【図2】同防食キャップの装着手順を説明する断面図で
ある。
【図3】同装着手順における図2の次の段階を示す断面
図である。
【図4】同装着手順における図3の次の段階を示す断面
図である。
【図5】同防食キャップのためのストッパリングの斜視
図である。
【図6】同防食キャップの装着状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 管 12 キャップ本体 13 筒状部 14 フランジ部 17 環状溝 20 端面 21 ストッパリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−13794(JP,U) 実開 昭58−112794(JP,U) 実開 平6−40592(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 58/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管の端部の内周に挿入される筒状部と、
    この管の端面に密接されるフランジ部とが一体に形成さ
    れたキャップ本体を有し、前記筒状部の内周に環状溝を
    形成し、周方向一つ割りの開き勝手のストッパリングを
    前記筒状部の内周側に突出しない状態で前記環状溝には
    め込んで、このストッパリングの拡径力によりキャップ
    本体を管の端部に固定するようにしたことを特徴とする
    管端面の防食キャップ。
JP5289682A 1993-11-19 1993-11-19 管端面の防食キャップ Expired - Fee Related JP3003752B2 (ja)

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