JP3063665B2 - 時間測定装置 - Google Patents

時間測定装置

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JP3063665B2
JP3063665B2 JP9066385A JP6638597A JP3063665B2 JP 3063665 B2 JP3063665 B2 JP 3063665B2 JP 9066385 A JP9066385 A JP 9066385A JP 6638597 A JP6638597 A JP 6638597A JP 3063665 B2 JP3063665 B2 JP 3063665B2
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高裕 工藤
弘幸 吉村
正人 高橋
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  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば差圧伝送
器などのプロセス機器において、計測量である時間信号
(アナログ量)をディジタル値に変換するのに好適な時
間測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の時間測定装置の従来例を図20
に、その各部波形図を図21に示す。なお、図20のC
1,C2はカウンタ、FF1,FF2はフリップフロッ
プ回路、G1,G2はアンドゲート(単にゲートともい
う)、CLKは基準クロック信号をそれぞれ示す。以
下、図20,図21を参照して動作を説明する。まず、
図21(ロ)に示すクリア信号CLR(−)(符号にバ
ーを付してローレベル(L)で意味ありの信号を示す)
をローレベルとして、各素子をリセットする。この状態
で図21(ハ)に示す測定入力パルスPINがカウンタ
C1に入力されると、カウンタC1はこの測定入力パル
スPINをカウントする。
【0003】次に、カウンタC1がパルスPINを8個
カウントすると、GA(−)が図21(ニ)のように
「L」となるが、このときGB(−)が図21(ホ)の
ように「L」なので、アンドゲートG1が開いてその出
力GATEが、図21(ヘ)のようにハイレベル(H)
となる。このGATE信号はカウンタC1が8ビット
(27 =128)をカウントすると、GB(−)が図2
1(ホ)のように「H」となり、GATE信号は「L」
となる。このアンドゲートG1が開いている間、つまり
信号GATEが「H」の間に図21(イ)に示す基準ク
ロック信号CLKを、図21(ト)のように信号CLK
Gとして通過させる。このCLKGをカウンタC2によ
りカウントすることで、測定入力パルスPINの周期に
応じた値を得るものである。
【0004】ところで、上記クロック信号CLKと上記
GATE信号の立ち上がり,立ち下がりとは非同期(非
同期式)であるため、図22に,,およびで示
すような4つの典型的なケースが発生する。つまり、こ
れら4つのケースはいずれもカウント値は「5」である
が、ゲート幅がでは基準クロック信号CLKの幅で
4.5〜5.5、およびでは4〜5、では3.5
〜4.5であり、(4.5±1)×CLKと表わすこと
ができる。すなわち、上記従来回路の場合は、ゲート幅
が(4.5±1)×CLKと変化してもカウント値は変
化しないので、±1クロックの誤差が発生し、分解能が
低下する。この場合、分解能を上げるにはクロック信号
を高速化する、ゲート時間を延ばす(カウンタのビット
数を上げる)などの方法が考えられるが、前者では消費
電流が増大するという問題があり、後者では測定時間が
増大するという問題がある。
【0005】そこで、出願人は図23に示すものを提案
している(特開平7−72273号公報参照:提案回路
ともいう)。図20と比較すれば明らかなように、フリ
ップフロップ回路FF3およびFF4が付加されている
点が特徴である。なお、INVはインバータ(反転回
路)である。FF3はゲート信号が立ち上がったときの
クロック信号の状態を保持し、FF4はゲート信号が立
ち下がったときのクロック信号の状態を保持する。
【0006】図24〜26は図23の動作を説明するた
めの説明図である。図24は図22と対応するもので、
FF3,FF4の出力を示すBOA,BOBなどの信号
が加わっている他は図22と同じである。つまり、は
ゲート信号によって出力BOA,BOBが「1」,
「1」となるケース、同じくは「1」,「0」、は
「0」,「1」、は「0」,「0」となるケースをそ
れぞれ示している。その結果に応じて図25に示すよう
な補正を行なうことにより、計数誤差を±0.5クロッ
クとするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図26
に示すようにゲート信号の前縁または後縁において、ク
ロック信号の立ち上がり,立ち下がりとほぼ同じタイミ
ングとなる場合として、次の2つの場合が考えられる。
すなわち、(a)のように、およびにおいてカウン
タが計数しなかったにも関わらず、ゲート信号の前縁ま
たは後縁でのクロック信号のレベルをいずれも「H」と
判定した場合と、(b)のように、およびにおいて
カウンタが計数したにも関わらず、ゲート信号の前縁ま
たは後縁でのクロック信号のレベルをいずれも「L」と
判定した場合である。このときの補正結果は(5.5±
1.5)×CLKとなり、補正を行なわない場合の結果
(6±1)×CLKよりも誤差が増加する。したがっ
て、この発明の課題は消費電流や測定時間を増大させる
ことなく、分解能を向上させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
べく、請求項1の発明では、入力ゲート信号の幅に応じ
てクロック信号を通過させるゲート回路と、このゲート
回路を介して与えられる前記クロック信号を計数するカ
ウンタとを備え、このカウンタの出力によりゲート時間
を測定する時間測定装置において、前記ゲート信号を第
1のゲート信号としてこれを所定時間だけ遅延させた第
2のゲート信号を生成する遅延回路と、前記第1のゲー
ト信号を前記クロック信号の立ち下がりで保持する第1
保持回路と、前記第1のゲート信号を前記クロック信号
の立ち上がりで保持する第2保持回路と、前記第1,第
2保持回路出力のどちらか一方の出力の幅に応じてクロ
ック信号を通過させて前記カウンタに入力する第2のゲ
ート回路と、前記第1保持回路の出力の前縁における前
記第2保持回路の出力状態を保持する第3保持回路と、
前記第1保持回路の出力の後縁における前記第2保持回
路の出力状態を保持する第4保持回路と、前記第2のゲ
ート信号を前記クロック信号の立ち下がりで保持する第
5保持回路と、前記第2のゲート信号を前記クロック信
号の立ち上がりで保持する第6保持回路と、前記第5保
持回路の出力の前縁における前記第6保持回路の出力状
態を保持する第7保持回路と、前記第5保持回路の出力
の後縁における前記第6保持回路の出力状態を保持する
第8保持回路とを設け、前記第3,第4保持回路出力お
よび前記第7,第8保持回路出力に応じて前記カウンタ
出力に所定の補正を施すようにしている。
【0009】請求項2の発明では、入力ゲート信号の幅
に応じてクロック信号を通過させるゲート回路と、この
ゲート回路を介して与えられる前記クロック信号を計数
するカウンタとを備え、このカウンタの出力によりゲー
ト時間を測定する時間測定装置において、前記ゲート信
号を第1のゲート信号としてこれを所定時間だけ遅延さ
せた第2のゲート信号を生成する遅延回路と、前記第1
のゲート信号の前縁においてのみ前記クロック信号を通
過させる第1クロック出力回路と、前記第1のゲート信
号の後縁においてのみ前記クロック信号を通過させる第
2クロック出力回路と、前記第1のゲート信号の前縁を
前記クロック信号の立ち下がりで保持する第1保持回路
と、前記第1のゲート信号の前縁をクロック信号の立ち
上がりで保持する第2保持回路と、前記第1保持回路出
力の前縁における前記第2保持回路の出力状態を保持す
る第3保持回路と、前記第1のゲート信号の後縁を前記
クロック信号の立ち下がりで保持する第4保持回路と、
前記第1のゲート信号の後縁をクロック信号の立ち上が
りで保持する第5保持回路と、この第5保持回路出力の
前縁における前記第4保持回路の出力状態を保持する第
6保持回路と、前記第1,第2保持回路出力のどちらか
一方、および前記第4,第5保持回路出力のどちらか一
方の出力の幅に応じて前記クロック信号を通過させて前
記カウンタに入力する第2のゲート回路と、前記第2の
ゲート信号の前縁を前記クロック信号の立ち下がりで保
持する第7保持回路と、前記第2のゲート信号の前縁を
クロック信号の立ち上がりで保持する第8保持回路と、
前記第7保持回路出力の前縁における前記第8保持回路
の出力状態を保持する第9保持回路と、前記第2のゲー
ト信号の後縁を前記クロック信号の立ち下がりで保持す
る第10保持回路と、前記第2のゲート信号の後縁をク
ロック信号の立ち上がりで保持する第11保持回路と、
前記第10保持回路出力の前縁における前記第11保持
回路の出力状態を保持する第12保持回路とを設け、前
記第3,第6,第9および第12保持回路出力に応じて
前記カウンタ出力に所定の補正を施すようにしている。
【0010】上記請求項1または2の発明では、前記遅
延回路を抵抗,コンデンサおよび複数のゲートデバイス
から構成することができ(請求項3の発明)、これら請
求項1〜3の発明では、前記遅延回路の遅延時間をクロ
ック周期の整数分の1の時間とすることができる(請求
項4の発明)。また、請求項2の発明では、前記第1,
第2クロック出力回路をフリップフロップ回路および複
数のゲートデバイスから構成することができる(請求項
5の発明)。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1の実施の形
態を示す回路図である。この回路は図20に示すものに
対し、8つのフリップフロップ回路FF3,FF4,F
F5,FF6,FF7,FF8,FF9,FF10と遅
延回路(ディレイ回路)D1を追加して構成される。
FF3はゲート信号(以下、これを第1のゲート信号と
もいう)をクロックの立ち下がりで保持し、FF4はゲ
ート信号をクロックの立ち上がりで保持する。また、F
F3の立ち上がりにおけるFF4のレベルをFF5で保
持し、FF3の立ち下がりにおけるFF4のレベルをF
F6で保持する。なお、カウンタC2にクロック信号を
入力するゲートG2には、ここではFF4の出力が導入
されているが、FF3の出力を導入するようにしても良
いものである。
【0012】ディレイ回路D1では、第1のゲート信号
(GATE)を1/4クロックだけ遅らせた第2のゲー
ト信号(GATE2)を発生させる。FF7はこの第2
ゲート信号をクロックの立ち下がりで保持し、FF8は
第2ゲート信号をクロックの立ち上がりで保持する。さ
らに、FF7の立ち上がりにおけるFF8のレベルをF
F9で保持し、FF7の立ち下がりにおけるFF8のレ
ベルをFF10で保持する。この場合、FF3とFF4
およびFF7とFF8の立ち上がりおよび立ち下がりに
おけるタイミングは、常に1/2クロックの差があるの
で、図23〜26で説明した先の提案回路のように、タ
イミングによっては誤った補正を行ない、測定誤差を大
きくしてしまうというような問題は生じない。
【0013】図2〜図9は図1の動作説明図である。図
2〜図9はそれぞれ図24のケース〜と対応するも
ので、FF5,FF6,FF9およびFF10の各出力
であるBOA’,BOB’,BOC’,BOD’信号
(図23の提案回路におけるBOA,BOB信号とは若
干意味合いが異なるので「’」を付した。)がそれぞれ
示されている。この発明では、上記BOA’,BO
B’,BOC’,BOD’に応じてカウンタ出力を補正
するが、その概念を示すのが図14である。
【0014】すなわち、まず、ステップS1でカウンタ
C2の値B7〜B0を読み取り(リードし)、ステップ
S2でその値を4倍した後、次のステップS3でBO
A’,BOB’,BOC’,BOD’の出力をリードす
る。ステップS4ではBOA’の値を判断し、これが
「1」ならばステップS12〜S18およびS27〜S
34へ進み、「1」でないときは、ステップS5〜S1
1およびS19〜S26へ進む。ステップS5〜S18
ではBOB’,BOC’,BOD’の値について「1」
か「0」かを判断し、その判断結果に応じてステップS
19〜S34がカウント値の補正を行なう。ステップS
35では補正結果を1/4する。
【0015】図15に補正結果を示す。図15のケース
(CASE)1〜4は図2〜図5と対応しており、図1
4のステップS4〜S34による補正データが、CAS
E1,4では「0」,CASE2では「−2/4」、C
ASE3では「+2/4」となり(4倍して補正値を求
め、その結果を1/4しているため)、これにカウント
値を演算した結果は、実際のゲート信号幅と同じ値にな
っている。図15のCASE5〜8は図6〜図9に示す
ように、ゲート信号GATEの前縁または後縁におい
て、クロック信号がほぼ同じタイミングで立ち上がりま
たは立ち下がるという、従来装置で誤差が増加する場合
を示している。このような場合でも、カウント値を演算
した結果は、実際のゲート信号幅と同じ値になってい
る。
【0016】ここで、具体的な例について説明する。例
えば、図8のような場合、BOA’,BOB’,BO
C’,BOD’の値は全て「1」なので、図14ではス
テップS1〜4,S12,S16,S18 ,S34およ
びS35を経ることで、補正値は「−2/4」となる。
これは、図15ではBOA’,BOB’,BOC’,B
OD’’の各値が「HHHH」のCASE7に対応し、
補正値は−0.5でカウント値(ここでは3)との演算
結果は2.5となるので、実際のゲート信号幅2.5と
一致することになる。
【0017】図16はこの発明の第2の実施の形態を示
す回路図である。これは、消費電力を極力抑えながら分
解能の向上を図るもので、基本的には図1に示す回路に
対して第1クロック出力回路X、および第2クロック出
力回路Yを付加して構成される。すなわち、図16の第
1クロック出力回路Xはフリップフロップ回路FF1
1,12およびゲートG3〜G5等からなり、ゲート信
号の立ち上がり時(前縁)においてのみゲート信号保持
回路であるFF3−1,FF4−1に対してクロック信
号を伝達する。FF5はFF3−1出力の前縁における
FF4−1の状態を保持する。同様に、第2クロック出
力回路Yはフリップフロップ回路FF13,14および
ゲートG7〜G9等からなり、ゲート信号の立ち下がり
時(後縁)においてのみゲート信号保持回路であるFF
3−2,FF4−2に対してクロック信号を伝達する。
FF6はFF3−2出力の前縁におけるFF4−2の状
態を保持する。
【0018】図16の第1クロック出力回路Xの動作
を、図17に示す。いま、カウンタC1にPINパルス
信号が入力されると、カウンタC1はカウントダウンを
開始し、その出力QA〜QCのアンドをとるG3の出力
は図17(イ)のようになり、その出力によりFF11
が図17(ロ)のようにセットされる。次いで、QD出
力によりFF1のQ(−)出力が図17(ハ)の如く
「H」になると、FF3−1はクロック信号の立ち下が
りで、ゲート信号GATEを図17(ニ)のように保持
し、FF4−1はクロック信号の立ち上がりでゲート信
号を図17(ホ)のように保持する。
【0019】G6はオアゲートなので、ゲート信号GA
TEの立ち上がり時にはG1の出力がそのまま現れ、G
2の出力は図17(ヘ)のようになる。G2の出力によ
り、カウンタC2はカウントダウンを開始し、そのB0
出力が図17(ト)のように立ち上がると、ゲートG4
を経てFF12が図17(チ)のようにセットされるの
で、図17(リ)に示すゲートG5の作用により、FF
11のQ出力とFF12のQ(−)出力がともに「H」
レベルの期間のみ、FF3−1,FF4−1に対してク
ロック信号が与えられる。
【0020】図16の第2クロック出力回路Yの動作
を、図18に示す。いま、PINパルス信号が入力され
ると、カウンタC1がカウントダウンし、その出力QA
〜QGのアンドをとるゲートG7の出力は図8(イ)の
ようになり、QAとQHのアンドをとるゲートG8の出
力は図8(ロ)に示すようになる。ゲートG7,G8の
出力により、FF13,FF14が図8(ハ),(ニ)
のようにそれぞれセットされるので、ゲートG9の作用
により図8(ホ)のごとくFF13のQ出力とFF14
のQ(−)出力がともに「H」レベルの期間のみ、FF
3−2,FF4−2に対してクロック信号が与えられ
る。
【0021】このように、ゲートG5,G9から出力さ
れるクロック信号は、クロック信号の1/4周期に対し
て十分に大きいので、ゲート信号をディレイ回路D1に
より1/4クロック遅らせた第2ゲート信号について、
クロック信号の立ち上がりおよび立ち下がりで保持する
ための、FF7−1,FF8−1,FF7−2,FF8
−2に入力するクロック信号としては、ゲートG5,G
9の出力を利用しても良いし、個別に設けることもでき
る。また、カウンタC2にクロック信号を供給するゲー
トG2には、FF4−1,FF4−2の出力を導入して
いるが、図1の場合と同じくFF3−1,FF3−2の
出力を導入するようにしても良い。以上、第1クロック
出力回路X,第2クロック出力回路Yの動作について説
明したが、その他の点は図1と同じなので、詳細は省略
する。
【0022】ところで、上記第2ゲート信号GATE2
は、ゲート信号GATEに対して必ずしも1/4クロッ
クである必要はなく、そのディレイ時間は0以上で1/
2クロック以下であれば補正データは変化しないので、
ゲート信号のずれ分のごく僅かな誤差しか発生しないこ
とになる。したがって、遅延回路をRCおよびゲート回
路等の簡単な素子で構成することが可能となり、その場
合に温度等によりRCの値が変化しても、上記範囲なら
ば大きな問題とはならないので、耐環境性と低消費電流
化を両立させることができる。また、その遅延時間をク
ロック周期の整数分の1の時間とすれば、設計が容易で
あり、コストも低減できる。図19に遅延回路の具体例
を示す。図示のように、ここでは反転ゲートG10,G
11と抵抗RおよびコンデンサCから構成されている。
【0023】以上のように、ここではゲート信号に対し
て1/4クロック遅れた信号を用いて±0.25(1/
4)クロックの分解能を得るようにしたが、1/8クロ
ック遅れた信号を発生させれば±0.125クロックの
分解能が得られることは明らかで、これを敷衍すれば理
論的にはそれ以上の高分解能化も可能となる。
【0024】
【発明の効果】一般に、計測量である時間信号(アナロ
グ量)をディジタル値に変換する時間測定回路では、被
測定時間であるゲート信号の前縁,後縁における計数ク
ロックのレベルにより最大±1クロックの誤差が発生し
分解能が低下するが、請求項1の発明によれば、クロッ
ク信号の周波数を上げることなく分解能を、分解能の補
正を行なわない場合の4倍に向上することが可能とな
る。請求項2の発明によれば、消費電力を増大させるこ
となく、分解能を上記と同程度に向上させることができ
る。
【0025】また、第1,第2クロック出力回路をフリ
ップフロップ回路および複数のゲート素子から構成する
ことで、低コスト化が可能となる。さらに、遅延回路を
RC素子および複数のゲート回路から構成することで、
低消費電力化が可能となり、低コストで耐環境性の良好
な回路を実現できる。加えて、遅延回路での遅延時間を
クロック周期の整数分の1の時間とすれば、設計も容易
となり、コストも低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す回路図であ
る。
【図2】図1における第1のケースを説明するための波
形図である。
【図3】図1における第2のケースを説明するための波
形図である。
【図4】図1における第3のケースを説明するための波
形図である。
【図5】図1における第4のケースを説明するための波
形図である。
【図6】図1における第5のケースを説明するための波
形図である。
【図7】図1における第6のケースを説明するための波
形図である。
【図8】図1における第7のケースを説明するための波
形図である。
【図9】図1における第8のケースを説明するための波
形図である。
【図10】図1における第5のケースの第1の場合を説
明するための波形図である。
【図11】図1における第5のケースの第2の場合を説
明するための波形図である。
【図12】図1における第5のケースの第3の場合を説
明するための波形図である。
【図13】図1における第5のケースの第4の場合を説
明するための波形図である。
【図14】この発明による補正方法を示すフローチャー
トである。
【図15】図14による補正結果説明図である。
【図16】この発明の第2の実施の形態を示す回路図で
ある。
【図17】図16におけるゲート信号立ち上がり時の動
作説明図である。
【図18】図16におけるゲート信号立ち下がり時の動
作説明図である。
【図19】この発明で用いられる遅延回路例を示す回路
図である。
【図20】従来例を示す回路図である。
【図21】図20の動作を説明するための各部波形図で
ある。
【図22】図20のケース〜の説明図である。
【図23】提案回路を示す回路図である。
【図24】図23の動作説明図である。
【図25】提案回路による補正結果説明図である。
【図26】提案回路の問題点説明図である。
【符号の説明】
C1,C2…カウンタ、FF1〜FF14…フリップフ
ロップ回路、D1…遅延(ディレイ)回路、G1〜G1
1…ゲート、INV…インバータ(反転回路)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 公弘 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−72273(JP,A) 特開 平9−23159(JP,A) 特開 平10−78349(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 1/00 - 1/88 G01R 23/10 G01R 29/02 G04F 10/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ゲート信号の幅に応じてクロック信
    号を通過させるゲート回路と、このゲート回路を介して
    与えられる前記クロック信号を計数するカウンタとを備
    え、このカウンタの出力によりゲート時間を測定する時
    間測定装置において、 前記ゲート信号を第1のゲート信号としてこれを所定時
    間だけ遅延させた第2のゲート信号を生成する遅延回路
    と、 前記第1のゲート信号を前記クロック信号の立ち下がり
    で保持する第1保持回路と、前記第1のゲート信号を前
    記クロック信号の立ち上がりで保持する第2保持回路
    と、前記第1,第2保持回路出力のどちらか一方の出力
    の幅に応じてクロック信号を通過させて前記カウンタに
    入力する第2のゲート回路と、前記第1保持回路の出力
    の前縁における前記第2保持回路の出力状態を保持する
    第3保持回路と、前記第1保持回路の出力の後縁におけ
    る前記第2保持回路の出力状態を保持する第4保持回路
    と、 前記第2のゲート信号を前記クロック信号の立ち下がり
    で保持する第5保持回路と、前記第2のゲート信号を前
    記クロック信号の立ち上がりで保持する第6保持回路
    と、前記第5保持回路の出力の前縁における前記第6保
    持回路の出力状態を保持する第7保持回路と、前記第5
    保持回路の出力の後縁における前記第6保持回路の出力
    状態を保持する第8保持回路とを設け、 前記第3,第4保持回路出力および前記第7,第8保持
    回路出力に応じて前記カウンタ出力に所定の補正を施す
    ことを特徴とする時間測定装置。
  2. 【請求項2】 入力ゲート信号の幅に応じてクロック信
    号を通過させるゲート回路と、このゲート回路を介して
    与えられる前記クロック信号を計数するカウンタとを備
    え、このカウンタの出力によりゲート時間を測定する時
    間測定装置において、 前記ゲート信号を第1のゲート信号としてこれを所定時
    間だけ遅延させた第2のゲート信号を生成する遅延回路
    と、 前記第1のゲート信号の前縁においてのみ前記クロック
    信号を通過させる第1クロック出力回路と、 前記第1のゲート信号の後縁においてのみ前記クロック
    信号を通過させる第2クロック出力回路と、 前記第1のゲート信号の前縁を前記クロック信号の立ち
    下がりで保持する第1保持回路と、前記第1のゲート信
    号の前縁をクロック信号の立ち上がりで保持する第2保
    持回路と、前記第1保持回路出力の前縁における前記第
    2保持回路の出力状態を保持する第3保持回路と、 前記第1のゲート信号の後縁を前記クロック信号の立ち
    下がりで保持する第4保持回路と、前記第1のゲート信
    号の後縁をクロック信号の立ち上がりで保持する第5保
    持回路と、この第5保持回路出力の前縁における前記第
    4保持回路の出力状態を保持する第6保持回路と、 前記第1,第2保持回路出力のどちらか一方、および前
    記第4,第5保持回路出力のどちらか一方の出力の幅に
    応じて前記クロック信号を通過させて前記カウンタに入
    力する第2のゲート回路と、 前記第2のゲート信号の前縁を前記クロック信号の立ち
    下がりで保持する第7保持回路と、前記第2のゲート信
    号の前縁をクロック信号の立ち上がりで保持する第8保
    持回路と、前記第7保持回路出力の前縁における前記第
    8保持回路の出力状態を保持する第9保持回路と、 前記第2のゲート信号の後縁を前記クロック信号の立ち
    下がりで保持する第10保持回路と、前記第2のゲート
    信号の後縁をクロック信号の立ち上がりで保持する第1
    1保持回路と、前記第10保持回路出力の前縁における
    前記第11保持回路の出力状態を保持する第12保持回
    路とを設け、 前記第3,第6,第9および第12保持回路出力に応じ
    て前記カウンタ出力に所定の補正を施すことを特徴とす
    る時間測定装置。
  3. 【請求項3】 前記遅延回路を抵抗,コンデンサおよび
    複数のゲートデバイスから構成することを特徴とする請
    求項1または2のいずれかに記載の時間測定装置。
  4. 【請求項4】 前記遅延回路の遅延時間をクロック周期
    の整数分の1の時間とすることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載の時間測定装置。
  5. 【請求項5】 前記第1,第2クロック出力回路をフリ
    ップフロップ回路および複数のゲートデバイスから構成
    することを特徴とする請求項2に記載の時間測定装置。
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