JP3062625B2 - 硬化性組成物 - Google Patents
硬化性組成物Info
- Publication number
- JP3062625B2 JP3062625B2 JP3505326A JP50532691A JP3062625B2 JP 3062625 B2 JP3062625 B2 JP 3062625B2 JP 3505326 A JP3505326 A JP 3505326A JP 50532691 A JP50532691 A JP 50532691A JP 3062625 B2 JP3062625 B2 JP 3062625B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- polymer
- molecular weight
- curable composition
- oxypropylene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L71/00—Compositions of polyethers obtained by reactions forming an ether link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L71/02—Polyalkylene oxides
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08G—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
- C08G65/00—Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
- C08G65/02—Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring
- C08G65/32—Polymers modified by chemical after-treatment
- C08G65/329—Polymers modified by chemical after-treatment with organic compounds
- C08G65/336—Polymers modified by chemical after-treatment with organic compounds containing silicon
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/56—Organo-metallic compounds, i.e. organic compounds containing a metal-to-carbon bond
- C08K5/57—Organo-tin compounds
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
ン重合体、及び有機錫とエステル化合物との反応物を含
有する新規な硬化性組成物に関する。
基の結合したケイ素原子を含むケイ素原子含有基であっ
て、シロキサン結合を形成し得る基)を有するオキシプ
ロピレン重合体、及び有機錫とエステル化合物との反応
物を含有する室温硬化性組成物が知られている(特開昭
57−155250号)。
られることが報告されている。本発明者らは、分子量分
布の狭いオキシプロピレン重合体を主鎖として用い反応
性ケイ素基を導入した重合体に有機錫とエステル化合物
との反応物を添加して硬化させると、分子量分布の広い
オキシプロピレン重合体を使用した場合と比べて、硬化
速度が著しく向上することを見出し本発明に至った。
解性基の結合したケイ素原子を含むケイ素原子含有基を
少なくとも1個有するオキシプロピレン重合体であっ
て、Mw/Mnが1.6以下で数平均分子量が6,000以上である
オキシプロピレン重合体100重量部(以下、単に「部」
という)に対し、 (B) 式 R5R6SnO (式中、R5及びR6は1価の炭化水素基)で示される有機
錫とエステル化合物との反応物(以下、「硬化触媒」と
いう)0.01〜10部 を含有するものである。
はないが、代表的なものを示すと、例えば、下記一般式
(1)で表わされる基が挙げられる。
ル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラ
ルキル基または(R′)3SiO−で示されるトリオルガノ
シロキシ基を示し、R1またはR2が2個以上存在すると
き、それらは同一であってもよく、異なっていてもよ
い。ここでR′は炭素数1〜20の1価の炭化水素基であ
り、3個のR′は同一であってもよく、異なっていても
よい。Xは水酸基または加水分解性基を示し、Xが2個
以上存在するとき、それらは同一であってもよく、異な
っていてもよい。aは0、1、2または3を、bは0、
1または2をそれぞれ示す。また、m個の におけるbは異なっていてもよい。mは0〜19の整数を
示す。但し、a+Σb≧1を満足するものとする。] 上記Xで示される加水分解性基は特に限定されず、従
来公知の加水分解性基であればよい。具体的には、例え
ば、水素原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオ
キシ基、ケトキシメート基、アミノ基、アミド基、酸ア
ミド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アルケニルオ
キシ基等が挙げられる。これらの内では、水素原子、ア
ルコキシ基、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミ
ノ基、アミド基、アミノオキシ基、メルカプト基および
アルケニルオキシ基が好ましいが、加水分解性が穏やか
で取扱いやすいという観点からメトキシ基等のアルコキ
シ基が特に好ましい。
3個結合することができ、(a+Σb)は1〜5である
のが好ましい。加水分解性基や水酸基が反応性ケイ素基
中に2個以上存在する場合には、それらは同一であって
もよく、異なっていてもよい。
く、2個以上あってもよいが、シロキサン結合等により
ケイ素原子の連結された反応性ケイ素基の場合には、20
個程度あってもよい。
が、入手容易の点からは好ましい。
としては、例えば、メチル基、エチル基などのアルキル
基、シクロヘキシル基などのシクロアルキル基、フェニ
ル基などのアリール基、ベンジル基などのアラルキル
基、R′がメチル基やフェニル基などである(R′)3S
iO−で示されるトリオルガノシロキシ基等が挙げられ
る。R1、R2、R′としてはメチル基が特に好ましい。
少なくとも1個、好ましくは1.1〜5個存在するのがよ
い。重合体1分子中に含まれる反応性ケイ素基の数が1
個未満になると、硬化性が不充分になり、良好なゴム弾
性挙動を発現しにくくなる。
端に存在してもよく、内部に存在してもよい。反応性ケ
イ素基が分子鎖の末端に存在すると、最終的に形成され
る硬化物に含まれるオキシプロピレン重合体成分の有効
網目鎖量が多くなるため、高強度、高伸びで、低弾性率
を示すゴム状硬化物が得られやすくなる。
ロピレン重合体は、 で示される繰り返し単位を含有するものである。このオ
キシプロピレン重合体は、直鎖状であっても分枝状であ
ってもよく、あるいは、これらの混合物であってもよ
い。また、他の単量体単位等が含まれていてもよいが、
上式に表される単量体単位が、重合体中に50重量%以
上、好ましくは80重量%以上存在することが好ましい。
しては6,000以上のものが有効に使用されうるが、好ま
しくは6,000〜30,000の数平均分子量を有するものがよ
い。さらに、このオキシプロピレン重合体においては、
重量平均分子量と数平均分子量との比(Mw/Mn)が1.6以
下であり、極めて分子量分布が狭い(単分散性が大き
い)。Mw/Mnの値は好ましくは1.5以下であり、さらに好
ましくは1.4以下である。分子量分布は、各種の方法で
測定可能であるが、通常ゲル浸透クロマトグラフィ(GP
C)法での測定が一般的である。このように数平均分子
量が大きいにもかかわらず分子量分布が狭いので、本発
明の組成物は、硬化前においては粘度が低く取扱いが容
易であり、硬化後においては良好なゴム状弾性挙動を示
す。
キシプロピレン重合体は、官能基を有するオキシプロピ
レン重合体に反応性ケイ素基を導入することによって得
るのが好ましい。
プロピレン重合体は、オキシプロピレンの通常の重合法
(苛性アルカリを用いるアニオン重合法)やこの重合体
を原料とした鎖延長反応方法によって得ることはきわめ
て困難であるが、特殊な重合法である特開昭61−197631
号、特開昭61−215622号、特開昭61−215623号、特開昭
61−218632号、特公昭46−27250号及び特公昭59−15336
号などに記載された方法により得ることができる。な
お、反応性ケイ素基を導入すると、分子量分布は導入前
の重合体に比較し広がる傾向にあるので、導入前の重合
体の分子量分布はできるだけ狭いことが好ましい。
すなわち、例えば、以下の方法が挙げられる。
ン重合体に、この官能基に対して反応性を示す活性基及
び不飽和基を有する有機化合物を反応させ、次いで、得
られた反応生成物に加水分解性基を有するヒドロシラン
を作用させてヒドロシリル化する。
の官能基(以下、Y官能基という)を有するオキシプロ
ピレン重合体に、このY官能基に対して反応性を示す官
能基(以下、Y′官能基という)及び反応性ケイ素基を
有する化合物を反応させる。
(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ンなどのようなアミノ基含有シラン類;γ−メルカプト
プロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピル
メチルジメトキシシランなどのようなメルカプト基含有
シラン類;γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリ
メトキシシランなどのようなエポキシシラン類;ビニル
トリエトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−アクリロイルオキシプロピ
ルメチルジメトキシシランなどのようなビニル型不飽和
基含有シラン類;γ−クロロプロピルトリメトキシシラ
ンなどのような塩素原子含有シラン類;γ−イソシアネ
ートプロピルトリエトキシシラン、γ−イソシアネート
プロピルメチルジメトキシシランなどのようなイソシア
ネート含有シラン類;メチルジメトキシシラン、トリメ
トキシシラン、メチルジエトキシシランなどのようなハ
イドロシラン類などが具体的に例示されうるが、これら
に限定されるものではない。
うち末端に水酸基を有する重合体とイソシアネート基お
よび反応性ケイ素基を有する化合物を反応させる方法、
が好ましい。
5及びR6は1価の炭化水素基)で示されるものである。
前記R5およびR6の1価の炭価水素基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、アミル基、ドデ
シル基、ラウリル基、プロペニル基、フェニル基、トリ
ル基など炭素数1〜20程度のものが挙げられる。
ジメチルマレエート、ジメチルフタレート、モノエチル
フタレート、ジプロピルフタレート、ジブチルマレエー
ト、ジオクチルフタレート、ジラウリルフタレート及び
ジラウリルマレエート、エチルオルトシリケート、n−
プロピルシリケート、ジ−n−プロピルサルフエート、
トリブチルフォスフエート、n−オクチルナイトレー
ト、アミルボレート、メチルアセテート、エチルベンゾ
エート、フェニルサリチレート等が挙げられる。
ある硬化触媒を得る方法は公知の方法を使用すればよ
い。その一例を簡単に説明する。撹拌機付の容器に有機
錫とエステル化合物を所定の割合で投入し加熱撹拌を行
なう。これにより容易に反応が進行する。両者の混合物
が淡黄色を有する透明液状物に変るのをもって終点とす
ればよい。有機錫とエステル化合物の混合比は特に限定
するものでないが、有機錫1モルにつきエステル化合物
を0.25〜3モル反応させるのが好ましい。0.25未満では
反応時の固化傾向が大であり、触媒として組成物中に均
一に分散させるのが容易でない。3モルを超えると反応
生成物自身の触媒活性が低下する。反応温度は室温から
250℃の任意の温度で行なうことができるが、100〜180
℃の温度で行なうのがさらに好ましい結果が得られる。
機錫のエステル化合物溶液でないことは、下記のことか
ら明白である。すなわち、例えば、塩素化溶媒(テトラ
クロルエチレン等)には可溶で、炭化水素、エーテル、
ケトン等の有機溶媒には不溶であるジブチル錫オキサイ
ドと、これと等モルのジオクチルフタレートとを反応さ
せて得られた生成物は上記有機溶媒に易溶である。
(A)成分である反応性ケイ素基含有オキシプロピレン
重合体100部に対し0.01〜10部が好ましく、0.1〜5部が
さらに好ましい。
硬化性組成物の硬化速度は著しく向上され、室温で大気
中に放置すれば数分ないし1時間で表面より硬化が進み
タックフリーになる。さらに数日放置すれば、内部硬化
が進行し強固なゴム状弾性体が得られる。しかも、この
硬化性組成物は、優れた耐熱性、耐酸性を有している。
の充填剤を混入する事により変性しうる。充填剤として
は、フユームシリカ、沈降性シリカ、無水ケイ酸、含有
ケイ酸およびカーボンブラックの如き補強性充填剤;炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケイソウ土、焼成ク
レー、クレー、タルク、酸化チタン、ベントナイト、有
機ベントナイト、酸化第二鉄、酸化亜鉛、活性亜鉛華、
水添ヒマシ油およびシラスバルーンなどの如き充填剤;
石綿、ガラス繊維およびフィラメントの如き繊維状充填
剤が例示される。
は、主にフユームシリカ、沈降性シリカ、無水ケイ酸、
含水ケイ酸、カーボンブラック、表面処理微細炭酸カル
シウム、焼成クレー、クレー、および活性亜鉛華などか
ら選ばれる充填剤を反応性ケイ素基含有オキシプロピレ
ン重合体100部に対し、1〜100部の範囲で使用すれば好
ましい結果が得られる。また、低強度で伸びが大である
硬化組成物を得たい場合には、主に酸化チタン、炭酸カ
ルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、酸化第二鉄、酸
化亜鉛、およびシラスバルーンなどから選ばれる充填剤
を反応性ケイ素基含有オキシプロピレン重合体100部に
対し5〜200部の範囲で使用すれば好ましい結果が得ら
れる。もちろんこれら充填剤は1種類のみで使用しても
よいし、2種類以上混合使用してもよい。
併用して使用すると硬化物の伸びを大きくできたり、多
量の充填剤を混入できたりするのでより有効である。こ
の可塑剤としては、ジオクチルフタレート、ジブチルフ
タレート、ブチルベンジルフタレートなどの如きフタル
酸エステル類;アジピン酸ジオクチル、コハク酸イソデ
シル、セバシン酸ジブチルなどの如き脂肪族二塩基酸エ
ステル類;ジエチレングリコールジベンゾエート、ペン
タエリスリトールエステルなどの如きグリコールエステ
ル類;オレイン酸ブチル、アセチルリシノール酸メチル
などの如き脂肪族エステル類;リン酸トリクレジル、リ
ン酸トリオクチル、リン酸オクチルジフェニルなどの如
きリン酸エステル類;エポキシ化大豆油、エポキシ化ア
マニ油、エポキシステアリン酸ベンジルなどの如きエポ
キシ可塑剤類;2塩基酸と2価アルコールとのポリエステ
ル類などのポリエステル系可塑剤;ポリプロピレングリ
コールやその誘導体などのポリエーテル類;ポリ−α−
メチルスチレン、ポリスチレンなどのポリスチレン類;
ポリブタジエン、ブタジエン−アクリロニトリル共重合
体、ポリクロロプレン、ポリイソプレン、ポリブテン、
塩素化パラフィン類などの可塑剤が単独または2種類以
上の混合物の形で任意に使用できる。可塑剤量は、反応
性ケイ素基含有オキシプロピレン重合体100部に対し、
0〜100部の範囲で使用すると好ましい結果が得られ
る。
例えば上記した成分を配合し、ミキサーやロールやニー
ダーなどを用いて常温または加熱下で混練したり、適し
た溶剤を少量使用して成分を溶解させ、混合したりする
などの通常の方法が採用されうる。また、これら成分を
適当に組合わせることにより、1液型や2液型の配合物
をつくり使用することもできる。
の作用により、三次元的に網状組織を形成し、ゴム状弾
性を有する固体へと硬化する。
必要に応じて、他の硬化触媒(例えば、ラウリルアミ
ン、オクチル酸鉛など)、接着性改良剤、物性調整剤、
保存安定性改良剤、紫外線吸収剤、金属不活性化剤、オ
ゾン劣化防止剤、光安定剤、アミン系ラジカル連鎖禁止
剤、リン系過酸化物分解剤、滑剤、顔料、発泡剤などの
各種添加剤を適宜添加することが可能である。
ポリオキシプロピレントリオール(Mw/Mn=1.38、粘度8
9ポイズ)401g(0.081当量)を仕込み、窒素雰囲気下に
した。
メタノール溶液19.1g(0.099当量)を滴下し、5時間反
応させた後、減圧脱揮した。窒素雰囲気下にもどし塩化
アリル9.0g(0.118当量)を滴下、1.5時間反応させた
後、さらにナトリウムメトキシドの28%メタノール溶液
5.6g(0.029当量)と塩化アリル2.7g(0.035当量)を用
いてアリル化をおこなった。
吸着処理した後、ヘキサンを減圧除去すると311gの黄色
透明なポリマーが得られた(粘度68ポイズ)。
容器に仕込み、窒素雰囲気下にした。塩化白金酸の触媒
溶液(H2PtCl6・6H2O 25gをイソプロピルアルコール50
0gに溶かした溶液)0.075mlを添加後、30分撹拌した。
ジメトキシメチルシラン6.24g(0.059当量)を滴下漏斗
より加え、90℃で4時間反応させた後、脱揮すると260g
の黄色透明なポリマーが得られた。
シプロピレントリオール(Mw/Mn=1.38、粘度89ポイ
ズ)220g(0.0447当量)とジラウリン酸ジブチルスズ0.
02gを仕込み、窒素雰囲気下でγ−イソシアネートプロ
ピルメチルジメトキシシラン8.45g(0.0447当量)を室
温で滴下した。滴下終了後、75℃で1.5時間反応させ
た。IRスペクトルを測定し、2280cm-1付近のNCO吸収の
消失と1730cm-1付近のC=O吸収の生成を確認した後、
反応を終了させた。213gの無色透明のポリマーが得られ
た。
(商品名、StannBO:三共有機合成)24.9g(0.10モル)
及びジオクチルフタレート39.1g(0.1モル)を入れ、15
0℃のオイルバス中で3時間攪拌した。混合物は最初は
高粘度の白色スラリーであったが、反応が進むにつれ最
後は淡黄色の粘稠な透明液体になった。
ール420gと数平均分子量が3,000のポリオキシプロピレ
ントリオール80gとを、窒素置換された耐圧ガラス製反
応容器に仕込んだ。水酸化ナトリウム40gを加え、60℃
で13時間反応させた後、ブロモクロルメタン19gを60℃
で10時間反応させた。(得られたポリマーのMw/Mnは2.1
であり、粘度は385ポイズであった。) 続いて、塩化アリル15gを加え36時間反応をおこなっ
た。反応終了後、減圧にして揮発物質を除去した。
イ酸アルミニウムで吸着処理した後、ヘキサンを減圧除
去した。
み、塩化白金酸の触媒溶液(H2PtCl6・6H2O 25gをイソ
プロピルアルコール500gに溶かした溶液)0.03gを添加
した後、ジメトキシメチルシラン12gを加えて80℃で4
時間反応させた。反応終了後、減圧にして揮発物質を除
去すると淡黄色透明なポリマーが550g得られた。
の粘度をB型粘度計(BMタイプローターNo.4、12rpm)
を用いて、23℃で測定した。また、各ポリマーの数平均
分子量(Mn)と分子量分布(Mw/Mn)をGPCにより分析し
た。GPCは、ポリスチレンゲル(東ソー株式会社製)を
充填したカラムに留出溶媒としてテトラヒドロフランを
用いて、オーブン温度40℃で分析した。その結果を表1
に示す。
で得られた硬化触媒を1.3部、2部、4部添加し(それ
ぞれ実施例1、2、3に相当)、均一に混練した。得ら
れた組成物の硬化速度を調べるため、JIS A 5758に
従ってタックフリー時間を測定したところ、それぞれ43
分、14分、7分であった。
で得られたポリマーを用い、実施例1〜3と同様にタッ
クフリー時間を測定したところ、それぞれ50分、25分、
17分であった。
られたポリマーを用い、実施例1〜3と同様にタックフ
リー時間を測定したところ、実施例1〜3とほぼ同様の
結果が得られた。
い重合体を用いた組成物に比較して、硬化速度が優れた
ものになる。
して使用される反応性ケイ素基含有オキシプロピレン重
合体は、数平均分子量が大きいにもかかわらず分子量分
布が狭い。従って、本発明の組成物は、硬化前において
は、同一分子量で分子量分布の広い従来の反応性ケイ素
基含有オキシプロピレン重合体を含有する組成物と比べ
て粘度が低く取扱いが容易である。
けでなく、多量の充填剤を配合できて優れた室温硬化性
組成物を得ることができる。
幅に改善され、耐水性も優れている。
用であり、建造物、船舶、自動車、道路などの密封剤と
して使用しうる。更に、単独あるいはプライマーの助け
をかりてガラス、磁器、木材、金属、樹脂成形物などの
如き広範囲の基質に密着しうるので、種々のタイプの密
封組成物および接着組成物としても使用可能である。さ
らに、食品包装材料、注型ゴム材料、型取り用材料、塗
料としても有用である。
Claims (4)
- 【請求項1】(A)重合主鎖が で示される繰り返し単位を含有し、水酸基または加水分
解性基の結合したケイ素原子を含むケイ素原子含有基を
少なくとも1個有するオキシプロピレン重合体であっ
て、Mw/Mnが1.6以下で数平均分子量が6,000以上である
オキシプロピレン重合体100重量部に対し、 (B) 式 R5R6SnO (式中、R5及びR6は1価の炭化水素基)で示される有機
錫とエステル化合物との反応物0.01〜10重量部を含有す
る硬化性組成物。 - 【請求項2】(A)成分の重合体のMw/Mnが1.5以下であ
る請求項1記載の硬化性組成物。 - 【請求項3】(A)成分の重合体の数平均分子量が6,00
0〜30,000である請求項1または2記載の硬化性組成
物。 - 【請求項4】(A)成分の重合体においてケイ素原子含
有基が分子鎖末端に存在する請求項1〜3のいずれか1
項に記載の硬化性組成物。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5885690 | 1990-03-09 | ||
JP2-58856 | 1990-03-09 | ||
PCT/JP1991/000325 WO1991013927A1 (fr) | 1990-03-09 | 1991-03-11 | Composition polymerisable |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3062625B2 true JP3062625B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=13096339
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3505326A Expired - Lifetime JP3062625B2 (ja) | 1990-03-09 | 1991-03-11 | 硬化性組成物 |
JP3505848A Expired - Lifetime JP3062626B2 (ja) | 1990-03-09 | 1991-03-11 | 硬化性組成物 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3505848A Expired - Lifetime JP3062626B2 (ja) | 1990-03-09 | 1991-03-11 | 硬化性組成物 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
EP (2) | EP0473792B1 (ja) |
JP (2) | JP3062625B2 (ja) |
AU (2) | AU650869B2 (ja) |
CA (2) | CA2051702C (ja) |
DE (2) | DE69120171T2 (ja) |
ES (2) | ES2088488T3 (ja) |
WO (2) | WO1991013928A1 (ja) |
Families Citing this family (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2051702C (en) * | 1990-03-09 | 1999-06-15 | Masayuki Fujita | Curable composition |
AU650871B2 (en) * | 1990-04-03 | 1994-07-07 | Kanegafuchi Chemical Industry Co. Ltd. | Curable resin composition |
AU650872B2 (en) * | 1990-04-09 | 1994-07-07 | Kanegafuchi Chemical Industry Co. Ltd. | Oxypropylene polymer containing reactive silicon group and production thereof |
JPH05125272A (ja) * | 1991-11-01 | 1993-05-21 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 硬化性組成物 |
JPH11116686A (ja) * | 1997-10-09 | 1999-04-27 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 硬化性組成物 |
CA2365171A1 (en) | 1999-03-23 | 2000-09-28 | Kaneka Corporation | Curable resin compositions |
DE60011200T2 (de) | 1999-03-24 | 2005-07-07 | Kaneka Corp. | Härtbare zweikomponenten-zusammensetzung und härtungsmittel dafür |
CA2302934A1 (en) | 1999-03-25 | 2000-09-25 | Hiroshi Iwakiri | Curable composition |
EP1041119B1 (en) * | 1999-03-29 | 2006-08-16 | Kaneka Corporation | One-pack type curable resin composition |
WO2003011978A1 (fr) * | 2001-07-27 | 2003-02-13 | Kaneka Corporation | Composition durcissable |
US7351782B2 (en) | 2002-10-02 | 2008-04-01 | Kaneka Corporation | One-part curable composition |
DE60335815D1 (de) | 2002-10-02 | 2011-03-03 | Kaneka Corp | Härtbare zusammensetzung |
JP4101632B2 (ja) | 2002-11-01 | 2008-06-18 | 株式会社カネカ | 硬化性組成物および復元性、クリープ性改善方法 |
US7868084B2 (en) | 2003-04-11 | 2011-01-11 | Kaneka Corporation | Curable composition |
US7605220B2 (en) | 2003-05-12 | 2009-10-20 | Kaneka Corporation | Curing composition |
WO2005019345A1 (ja) | 2003-08-25 | 2005-03-03 | Kaneka Corporation | 耐熱性の改善された硬化性組成物 |
WO2006070637A1 (ja) | 2004-12-28 | 2006-07-06 | Kaneka Corporation | 硬化性組成物 |
WO2006112340A1 (ja) | 2005-04-15 | 2006-10-26 | Kaneka Corporation | 透明性に優れた硬化性組成物及び硬化物 |
JP5243798B2 (ja) | 2005-09-30 | 2013-07-24 | 株式会社カネカ | 硬化性と接着性の改善された硬化性組成物 |
EP2366733B1 (en) | 2005-09-30 | 2014-10-22 | Kaneka Corporation | Curable composition improved in curability and storage stability |
DE102006022834A1 (de) * | 2006-05-16 | 2007-11-22 | Wacker Chemie Ag | Verbesserung der elastischen Rückstellung bei alkoxysilanvernetzten Polymeren |
CN113242897B (zh) * | 2018-10-31 | 2024-06-14 | 美国陶氏有机硅公司 | 粘合剂 |
CN112823193B (zh) | 2018-10-31 | 2023-09-15 | 美国陶氏有机硅公司 | 粘合剂 |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5273998A (en) * | 1975-12-16 | 1977-06-21 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | Room temperature curing compositions |
JPS559669A (en) * | 1978-07-07 | 1980-01-23 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | Curable composition |
US4323488A (en) * | 1979-03-26 | 1982-04-06 | Shin-Etsu Chemical Company Limited | Method for the preparation of silicone-modified polyoxyalkylene polyethers and room temperature-curable compositions therewith |
JPS57155250A (en) * | 1981-03-20 | 1982-09-25 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | Curable composition |
JPS5924771A (ja) * | 1982-08-02 | 1984-02-08 | Semedain Kk | 一液型室温硬化性シ−ラント組成物 |
JPS61141761A (ja) * | 1984-12-12 | 1986-06-28 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 硬化性組成物 |
JPS61197631A (ja) * | 1985-02-28 | 1986-09-01 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 分子量分布の狭いポリアルキレンオキシドの製造方法 |
JPH0613604B2 (ja) * | 1985-03-22 | 1994-02-23 | 鐘淵化学工業株式会社 | 分子末端に不飽和基を含有するポリアルキレンオキシドの製造法 |
JP2550123B2 (ja) * | 1987-12-26 | 1996-11-06 | 鐘淵化学工業株式会社 | アルキッド系塗料の塗装方法 |
DE3816808C1 (ja) * | 1988-05-14 | 1989-10-26 | Teroson Gmbh, 6900 Heidelberg, De | |
JP2995568B2 (ja) * | 1989-05-09 | 1999-12-27 | 旭硝子株式会社 | ポリアルキレンオキシド誘導体の製造法 |
CA2051702C (en) * | 1990-03-09 | 1999-06-15 | Masayuki Fujita | Curable composition |
-
1991
- 1991-03-11 CA CA002051702A patent/CA2051702C/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-03-11 JP JP3505326A patent/JP3062625B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1991-03-11 AU AU74859/91A patent/AU650869B2/en not_active Ceased
- 1991-03-11 ES ES91905523T patent/ES2088488T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1991-03-11 ES ES91905908T patent/ES2089199T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1991-03-11 WO PCT/JP1991/000326 patent/WO1991013928A1/ja active IP Right Grant
- 1991-03-11 DE DE69120171T patent/DE69120171T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-03-11 CA CA002050899A patent/CA2050899C/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-03-11 EP EP91905523A patent/EP0473792B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-03-11 EP EP91905908A patent/EP0473793B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1991-03-11 WO PCT/JP1991/000325 patent/WO1991013927A1/ja active IP Right Grant
- 1991-03-11 AU AU74409/91A patent/AU651340B2/en not_active Ceased
- 1991-03-11 JP JP3505848A patent/JP3062626B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1991-03-11 DE DE69120003T patent/DE69120003T2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0473792A1 (en) | 1992-03-11 |
DE69120171T2 (de) | 1997-01-23 |
WO1991013927A1 (fr) | 1991-09-19 |
EP0473792A4 (en) | 1992-08-26 |
DE69120003D1 (de) | 1996-07-11 |
DE69120003T2 (de) | 1997-01-30 |
DE69120171D1 (de) | 1996-07-18 |
CA2051702C (en) | 1999-06-15 |
ES2089199T3 (es) | 1996-10-01 |
AU7485991A (en) | 1991-10-10 |
CA2050899A1 (en) | 1991-09-10 |
CA2050899C (en) | 2001-01-16 |
EP0473793A1 (en) | 1992-03-11 |
ES2088488T3 (es) | 1996-08-16 |
JP3062626B2 (ja) | 2000-07-12 |
WO1991013928A1 (en) | 1991-09-19 |
EP0473792B1 (en) | 1996-06-05 |
EP0473793A4 (en) | 1992-09-02 |
CA2051702A1 (en) | 1991-09-10 |
EP0473793B1 (en) | 1996-06-12 |
AU651340B2 (en) | 1994-07-21 |
AU650869B2 (en) | 1994-07-07 |
AU7440991A (en) | 1991-10-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3062625B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
JP2995308B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
JP3087138B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
JPH05125272A (ja) | 硬化性組成物 | |
JP2723269B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
JPS6118569B2 (ja) | ||
JPH06172631A (ja) | 硬化性組成物 | |
JP2995309B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
US5900458A (en) | Curable composition based on oxypropylene polymer | |
JP3903550B2 (ja) | 室温硬化性組成物 | |
JPH06340819A (ja) | 湿分硬化性組成物 | |
JP3062635B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
US6576733B1 (en) | Curable oxypropylene polymer composition | |
JP2995310B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
JPH0129822B2 (ja) | ||
JP4398123B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
JP3304955B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
JP3304954B2 (ja) | シーラント用硬化性組成物 | |
JPS6118570B2 (ja) | ||
JPH10168299A (ja) | 塗料密着性に優れる硬化性組成物 | |
JP4302957B2 (ja) | アクリル系重合体組成物 | |
JPH04283258A (ja) | 硬化性組成物 | |
JP3062636B2 (ja) | 硬化性樹脂組成物 | |
JPH04283260A (ja) | 硬化性組成物 | |
JPH09302213A (ja) | 硬化性組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080512 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |