JP3062269B2 - 眼底カメラ - Google Patents

眼底カメラ

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JP3062269B2
JP3062269B2 JP3078436A JP7843691A JP3062269B2 JP 3062269 B2 JP3062269 B2 JP 3062269B2 JP 3078436 A JP3078436 A JP 3078436A JP 7843691 A JP7843691 A JP 7843691A JP 3062269 B2 JP3062269 B2 JP 3062269B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の記録媒体上に、
主画像たる眼底画像及び補助画像を同時に記録可能な眼
底カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の眼底カメラのような特殊撮影機に
おいては、眼底画像等の主画像が撮影される場所の近傍
に種々のデータを写し込み、後の診断等に役立てるのが
普通である。
【0003】データ写し込みカメラとして広く普及して
いる中級カメラや一眼レフレックスカメラでは、主画像
内にデータを写し込むことは多く行われているが、主に
背蓋よりフィルムに密着した光源によって直接露光する
には、データ写し込み光束と主画像の光束について分離
を考える必要はない。
【0004】これに対し、眼底カメラのデータ写し込み
のように主画像と同一方向から投影する場合には、上記
の方法ではデータ写し込み光束が主画像を悪化させる虞
れがある。即ち、医用画像では主画像内のどの部分も重
要であるため、データ類は主画像の外側に写し込むこと
が好ましく、主画像からあまり離れた位置に補助画像を
写し込んだ場合には、見難くなるばかりか、保存のため
に嵩張り、また撮影フィルムの量も多くなって無駄とな
るため、両画像を接近させる必要がある。
【0005】しかし、両画像が接近している場合には、
それぞれの投影光学系の画像形成光束が投影光学系の最
終光学部材を通過した後に、フィルム面上で相手の画像
が占めるべき位置まで入り込んでしまう場合が生ずる。
これは相手画像にとっては所謂かぶりとなって、像のコ
ントラストを低下することになり好ましくない。また、
主画像を変倍するものにあっては、変倍時に補助画像が
主画像形成光束の悪影響を受けることもある。このよう
な問題に対し、両画像を形成する光束の分離を行う方法
が、例えば特開昭56−113122号公報による提案
が本出願人によってなされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例においては、例えば実開昭56−61204号公報
に開示されているような、複数のカメラに選択的に両画
像を記録しようとした場合に、補助画像を形成する光束
が通過する方向を両光路において同一にしなくてはなら
ないという制限を受けることになる。このため、補助画
像の形成光路を複雑にしなくてはならないという欠点が
ある。
【0007】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
2つの撮影光路の切換選択が可能であって、簡便な光学
系により眼底画像、補助画像を高品質な状態で同等に記
録することを可能とする眼底カメラを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る眼底カメラは、眼底画像と該眼底画像の
近傍に配置する補助画像をそれぞれ撮像するための別位
置に設けた第1、第2の撮像手段と、該第1又は第2の
撮像手段に前記眼底画像を形成する光束と前記補助画像
を形成する光束とを切換えて導光するための光路切換手
段とを有し、前記第1又は第2の撮像手段によって眼底
画像を撮像する眼底カメラにおいて、前記第2の撮像手
段に対する前記第1の撮像手段の前記眼底画像と前記補
助画像の位置関係を同等とするために、前記光路切換手
段による前記第2の撮像手段に向う前記眼底画像と前記
補助画像の両光路上に前記眼底画像用及び前記補助画像
用のフィールドレンズをそれぞれ配置すると共に、これ
らのフィールドレンズの光束をリレーするリレー光学系
によって、前記眼底画像を形成する光束と前記補助画像
を形成する光束を前記第2の撮像手段上に結像させるこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】上述の構成を有する眼底カメラは、2個所に配
置した撮像手段に光路切換手段によって眼底画像及びそ
の近傍に補助画像を投影し、何れか一方の光路に設けら
れたリレー光学系により2つの撮像手段で得られる画像
を同等とする。
【0010】
【実施例】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。
【0011】図1は本発明に係る眼底カメラの実施例の
構成図を示し、観察用照明光源1から被検眼Eの眼底に
至る光路O1上には、コンデンサレンズ2a、撮影用光源
3、コンデンサレンズ2b、環状開口を備えた遮光板
4、コンデンサレンズ2c、偏向ミラー5、リレーレン
ズ6a、6b、中心に円形開口を備えた有孔鏡7、対物
レンズ8が配置され、照明光学系を構成している。
【0012】有孔鏡7から例えばカラーフィルムFを内
蔵した第1のフィルム室9aに至る主光路O2上には、フ
ォーカシングレンズ10、結像レンズ11、光路切換ミ
ラー12、クイックリターンミラー13が配置されてい
る。識別番号或いは日付等が表示されるデータ表示部1
4が主光路O2の側方に設けられ、このデータ表示部14
から第1のフィルム室9aに至る副光路O3上には、結像
レンズ11と光路切換ミラー12の間に配置された偏向
ミラー15、光路切換ミラー12、撮影レンズ16a、
クイックリターンミラー13が配置され、副光路O3の偏
向ミラー15から以降は主光路O2に平行とされている。
【0013】また、主光路O2から分岐される光路切換ミ
ラー12の反射方向の主光路O4上には、第1のフィルム
室9a内のフィルムFと共役位置にあるマスク17に取
り付けられた眼底画像用フィールドレンズ18、偏向ミ
ラー19、リレーレンズ20a、20b、例えば白黒フ
ィルムFを内蔵した第2のフィルム室9bが順次に配置
されている。同様に副光路O3から分岐される光路切換ミ
ラー12の反射方向の副光路O5上には、撮影レンズ16
b、マスク17に取り付けられ偏心した半月状の補助画
像用フィールドレンズ21、偏向ミラー19、リレーレ
ンズ20a、20b、第2のフィルム室9bが配置され
ていてる。なお、副光路O5は光路切換ミラー12から補
助画像用フィールドレンズ21の間で主光路O4と平行に
なっている。そして、光路切換ミラー12は光路内に任
意に進退して、光路O2、O3と光路O4、O5とを切換えるよ
うに構成されている。
【0014】クイックリターンミラー13の反射方向に
は、偏向ミラー22、接眼レンズ23が配置され、これ
らの部材はファインダ光学系を構成している。また、フ
ィルム室9a、9bを除く全ての部材、つまり撮影光学
系と照明光学系は筐体24内に収納されている。
【0015】図2、図3はそれぞれ第1のフィルム室9
a及び第2のフィルム室9b内の構成図を示している。
第1のフィルム室9aと第2のフィルム室9bは同一で
あり、かつ筐体24に対し取り外し可能で互いに交換可
能であって、フィルム室9a、9b内にはフィルムF、
マスク25、遮光筒26が内蔵されている。マスク25
は主画像たる眼底画像が撮影される部分を画定するため
の開口27と,補助画像が撮影される部分を画定するた
めの小開口28を備えている。遮光筒26は遮光性の素
材で造られた角筒体であり、主光路O2、O4を遮断しない
位置に設けられている。そして、その射出面はマスク2
5の小開口28に極く近接している。射出面の反対側に
位置する入射面は副光路O3用の通過窓29になってお
り、この通過窓29は撮影レンズ16aの近く配置さ
れ、補助画像の光束がマスク25の開口27に入射する
ことも、眼底画像の光束が小開口28に入射することも
ないようにされている。また、開口27側の遮光筒26
の側面に副光路O5用の通過窓30が設けられているが、
リレーレンズ20a、20bを経て斜め方向から入射す
る補助画像の光束と眼底画像の光束に対し、上述と同様
の効果を有する構成となっている。
【0016】このように、フィルム室9a、9bは同じ
構成となっているが、図4に示すように第1のフィルム
室9aでは眼底画像と補助画像用の光路O2、O3が平行に
位置するのに対し、第2のフィルム室9bでは光路O4、
O5は共にリレーレンズ20a、20bから出射し、分離
されてフィルムF上に向うようになっている。光路O2、
O4に対する光路O3、O5の小開口28への入射角度はそれ
ぞれフィルム室9a、9bによって異なるが、補助画像
のための光束は何れも遮光筒26の内部を通過し、マス
ク25の小開口28に画定された領域に像を形成する。
【0017】以上の配置において、撮影光学系や照明光
学系の光学作用は従来から周知の通りであり、眼底観察
時には、光路切換ミラー12を光路O2、O3上から退去さ
せ、クイックリターンミラー13を挿入した状態で観察
用照明光源1を点灯すると、観察用照明光源1からの光
束は光路O1を進みコンデンサレンズ2a、撮影用光源
3、コンデンサレンズ2b、遮光板4、コンデンサレン
ズ2cを介し偏向ミラー5で反射され、リレーレンズ6
a、6bを介し有孔鏡7で反射され、更に対物レンズ8
を経て被検眼Eの眼底を照明する。眼底で散乱反射した
光束は同じ光路を戻り、対物レンズ8により結像した後
に、有孔鏡7の開口部、フォーカシングレンズ10を通
り、結像レンズ11により再結像され、クイックリター
ンミラー13で反射された後に、偏向ミラー22、接眼
レンズ23を介して、接眼レンズ23を覗いている検者
眼eにより観察される。
【0018】光路切換ミラー12は眼底画像用の主光路
O2とO4とを、また補助画像用の副光路O3とO5とを切換え
る。先ず、第1のフィルム室9aに眼底画像を記録する
場合には、フォーカシングや視野設定が終わると検者は
レリーズ操作を行うが、それによってクイックリターン
ミラー13は光路O2、O3外に退去し、フィルム室9a内
のシャッタが開放されると共に撮影用光源3が発光す
る。眼底はこの光束で照明され、その眼底反射光は主光
路O2を通りフィルム室9aのフィルムFを露光するが、
撮影用光源3の発光と同時にデータ表示部14も発光す
るので、データ表示部14を発した光束は副光路O3を通
り偏向ミラー15で反射し、更に副光路O3を通り撮影レ
ンズ16aで結像作用を受け、フィルムF上に結像す
る。このとき、図2に示すように眼底画像を形成する光
束はマスク25の開口27を通り、データ表示部14か
らの補助画像を形成する光束は遮光筒26の通過窓29
から入射し、小開口28を介してフィルムFに達するの
で、フィルムFには図5に示すように眼底画像32とそ
の近傍に補助画像33が互いにかぶりを生ずることなく
分離されて写し込まれる。
【0019】第2のフィルム室9bに眼底画像等を記録
する場合には、光路切換ミラー12が撮影用光源3の発
光に同期して光路O2、O3上に挿入される。眼底で反射さ
れた光束は、光路切換ミラー12で上方に反射された後
に主光路O4を通り、一旦マスク17上に結像した後に眼
底画像用フィールドレンズ18を介して偏向ミラー19
で反射され、リレーレンズ20a、20bを通過しフィ
ルム室9b内のフィルムFを露光する。同時に、データ
表示部14も発光し、その光束は偏向ミラー15、光路
切換ミラー12と順次に反射されて副光路O5を通り、今
度は撮影レンズ16bによってマスク17上に結像した
後に、偏心した半月状の補助画像用フィールドレンズ2
1により光路を曲げられ、偏向ミラー19で反射し、リ
レーレンズ20a、20bを通過して、図3に示すよう
に遮光筒26の通過窓30を介して、小開口28からフ
ィルムFに記録される。記録された画像は、第1のフィ
ルム室9aの場合と全く同様に図5に示すように得られ
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る眼底カ
メラは、眼底画像、補助画像を光路切換手段により2つ
の光路上にそれぞれ設けた撮像手段上に撮影可能であっ
て、光学系が簡素化される。また、眼底画像を形成する
光束と補助画像を形成する光束を分離するリレー光学系
が設けられているので、第1、第2の撮像手段に同等の
画像を撮影でき、光束のかぶり等が生ずることがなく、
高品質な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光学的構成図である。
【図2】第1のフィルム室の斜視図である。
【図3】第2のフィルム室の斜視図である。
【図4】光束の光路図である。
【図5】フィルム上に記録された画像の正面図である。
【符号の説明】
1 観察用照明光源 3 撮影用光源 9a、9b フィルム室 12 光路切換ミラー 13 クイックリターンミラー 14 データ表示部 18 眼底画像用フィールドレンズ 20a、20b リレーレンズ 21 補助画像用フィールドレンズ 26 遮光筒 27 開口 28 小開口 29、30 通過窓 32 眼底画像 33 補助画像 F フィルム

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼底画像と該眼底画像の近傍に配置する
    補助画像をそれぞれ撮像するための別位置に設けた第
    1、第2の撮像手段と、該第1又は第2の撮像手段に前
    記眼底画像を形成する光束と前記補助画像を形成する光
    束とを切換えて導光するための光路切換手段とを有し、
    前記第1又は第2の撮像手段によって眼底画像を撮像す
    る眼底カメラにおいて、前記第2の撮像手段に対する前
    記第1の撮像手段の前記眼底画像と前記補助画像の位置
    関係を同等とするために、前記光路切換手段による前記
    第2の撮像手段に向う前記眼底画像と前記補助画像の両
    光路上に前記眼底画像用及び前記補助画像用のフィール
    ドレンズをそれぞれ配置すると共に、これらのフィール
    ドレンズの光束をリレーするリレー光学系によって、前
    記眼底画像を形成する光束と前記補助画像を形成する光
    束を前記第2の撮像手段上に結像させることを特徴とす
    る眼底カメラ。
  2. 【請求項2】 前記第2の撮像手段の前方に、前記眼底
    画像を形成する光束と前記補助画像を形成する光束とが
    互いに干渉しないように光束分離するための遮光部材を
    設けると共に、該遮光部材に前記リレー光学系を通過し
    た前記補助画像用の光束を導くための通過窓を設けた請
    求項1に記載の眼底カメラ。
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