JP3061722B2 - チャック装置 - Google Patents
チャック装置Info
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- JP3061722B2 JP3061722B2 JP6095218A JP9521894A JP3061722B2 JP 3061722 B2 JP3061722 B2 JP 3061722B2 JP 6095218 A JP6095218 A JP 6095218A JP 9521894 A JP9521894 A JP 9521894A JP 3061722 B2 JP3061722 B2 JP 3061722B2
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Description
等の長尺状ワークの両端部を同時に加工する場合に適し
たチャック装置に関する。
するような時のワークのチャック装置として、本出願人
は既に実公平1−12890号のような装置を提案して
いる。
端側に固定されるサブケーシングと、固定ケーシング内
で移動自在となり且つ皿バネによってサブケーシング側
に付勢される筒状の可動ケーシングと、この可動ケーシ
ングの筒内で移動自在な長尺のコレットを備え、この長
尺のコレットの両端部外周にテーパ部を設けてそれぞれ
拡縮自在にするとともに、一端側のテーパ部を可動ケー
シング内周のテーパガイド部に係合させ、他端側のテー
パ部をサブケーシングの内周のテーパガイド部に係合さ
せてワークの両端をクランプするようにしている。
グを介してコレットをサブケーシング側に付勢すること
で、コレットの一端側テーパ部をサブケーシングのテー
パガイドで締付けるとともに、他端側テーパ部を可動ケ
ーシングのテーパガイドで締付けてクランプし、また、
解放する時は、皿バネの付勢力に抗して可動ケーシング
をサブケーシングから遠ざかる方向に押圧して移動させ
る。
装置のような場合、クランプ力は可動ケーシングを付勢
する皿バネ力によって左右されるため、コレットの摩耗
等の影響がクランプ力の低下に大きく影響し、クランプ
力を一定に保持するためにはシムの調整を頻繁に行う必
要があった。
ーシングのような固定基準であり、他端側は可動ケーシ
ングのような摺動部品基準であるため、ワークの保持精
度が部品精度に大きく影響するとともに、特に可動ケー
シングとコレットの間のように両方とも可動部品である
時は両者の係合部に摩耗が生じやすいという問題があっ
た。
形成されているため、一端側の密着性は良好であっても
他端側が摩耗して密着性が低下すると、役に立たなくな
るという問題もあった。
題点を改善し信頼性あるチャック装置を提供するため、
クランプ用シリンダと、このクランプ用シリンダ内の中
間部に共通の流体室を形成すべく配設される一対のクラ
ンプ用ピストンと、クランプ用シリンダの両端部に固定
され且つ中央部にテーパガイド孔を有する一対の基準部
材と、クランプ用ピストンをお互いに接近する方向に付
勢する付勢手段と、各クランプ用ピストンに係止され且
つ外周部にテーパ部を有する一対のコレットと、共通の
流体室に連通するアンクランプ用シリンダと、このアン
クランプ用シリンダ内に配設されるアンクランプ用ピス
トンを設け、クランプ用ピストンが付勢手段によって付
勢された状態にある時に、各コレット外周のテーパ部と
各基準部材のテーパガイド孔を係合させ、流体室の内圧
を高めて各クランプ用ピストンをお互いに離反する方向
に移動させて、各コレット外周のテーパ部と各基準部材
のテーパガイド孔を離脱させることで、長尺状ワークの
両端部をクランプするチャック装置において、付勢手段
は、各基準部材と当該側のクランプ用ピストンとの間に
縮装される複数のコイルスプリングで大径のクランク用
ピストンを均等に押すように構成し、アンクランプ用シ
リンダは、その軸がクランプ用シリンダの軸と平行にな
るように配列したものであり、且つアンクランプ用シリ
ンダ並びにアンクランプ用ピストンを複数組配置したこ
とを特徴とする。
ることで、両方のテーパ部の密着性が向上し、しかも片
方のコレットのみを単独で交換出来る。
共に固定基準となるため、クランプ精度に対する部品の
摩耗とか部品精度の影響が少ない。
することで、コレット部が摩耗してもクランプ力の低下
が少なく、シム調整等の手間も不用である。しかも、複
数のコイルバネとすることで、長手方向のコンパクト化
が図れる。
した図面に基づき説明する。図1は本発明のチャック装
置の内部構造を示す断面図、図2は図1のA視による装
置の背面図である。
な長尺用ワークとしてのエンジンバルブWの両端部をク
ランプして回転させ、傘部の背面側周面部Waとステム
基端部Wbを同時に加工するような加工機1に適用され
ている。
部によって回転自在なインデックス軸部2と、インデッ
クス軸部2と一体に回転するインデックス本体3を備
え、このインデックス本体3には、インデックス軸部2
を中心にしてほぼ対称位置に一対のケーシング10、1
0(一方側は図示省略)が固定され、各ケーシング10
には夫々回転体4が組込まれている。
体4、4に組込まれ、夫々のチャック装置5、5でエン
ジンバルブW、Wをクランプし得るようにされるととも
に、インデックス軸部2周りにインデックス本体3を回
転させて、例えば一方側の回転体4のチャック装置5が
クランプするエンジンバルブWを加工位置に臨ませた
際、他方側の回転体4のチャック装置5がクランプする
エンジンバルブWを装着・払出位置に臨ませることが出
来るようにしている。
インデックス軸部2に対して回転自在なスピンドル軸6
が設けられ、このスピンドル軸6の先端に固着された歯
車7がアイドルギヤ8に噛合している。そしてこのアイ
ドルギヤ8は前記回転体4の歯車9に噛合している。
11を介して回転自在なクランプ用シリンダ12と、こ
のクランプ用シリンダ12の軸方向中間部外周に固着さ
れる前記歯車9と、前後の軸受11の外側を覆うリング
プレート状のカバー13、13を備え、前記スピンドル
軸6の回転がアイドルギヤ8から歯車9に伝達される
と、ケーシング10に対してクランプ用シリンダ12が
回転自在になるようにしている。
と後面には、それぞれ基準部材14、15が取付けら
れ、これら基準部材14、15の中央には、それぞれ外
側に向けて孔径が拡がるテーパガイド孔14aが設けら
れている。
部に貫通孔を有する左右一対のクランプ用ピストン1
6、17が設けられている。
17の各対向面側には、内径部附近からお互いに相手側
の方向に張り出すフランジ16a、17aが設けられ、
一方側のフランジ16aの外周面と、他方側のフランジ
17aの内周面とはシール部材を介して摺接している。
そして、各クランプ用ピストン16、17で挟まれる環
状の空間部を、後述する流体室19として密閉状に構成
している。
反対面側には、実施例では6箇所の円形凹部が設けら
れ、この円形凹部内にはコイルスプリング20、…が縮
装されている。そして、このコイルスプリング20、…
の一方側を基準部材14、15の内面に当接させること
で、各クランプ用ピストン16、17をお互いに接近さ
せる方向に付勢している。
の貫通孔内には、夫々筒状のコレット21、22が係止
されている。
にはエンジンバルブWが挿通可能とされ、また基端側外
周部に設けた係止突起がクランプ用ピストン16、17
の貫通孔内面の凹部に係合して、クランプ用ピストン1
6、17と一体的に移動するようにしている。
外側に向かって外径が拡がるテーパ部21a、22aが
設けられ、また、このテーパ部21a、22aには、図
2に示すように、円周方向に3箇所の割溝sを形成して
同部を拡縮自在にしている。
って両方のクランプ用ピストン16、17が接近方向に
付勢されると、各クランプ用ピストン16、17に係止
されるコレット21、22も夫々内側に付勢され、各先
端のテーパ部21a、22aが基準部材14、15のテ
ーパガイド孔14a、15aに圧接して同部が縮径す
る。つまり、コレット21、22に挿入されたエンジン
バルブWは、テーパ部21a、22aの縮径によってク
ランプされる。
は複数(実施例では4箇所)のアンクランプ用シリンダ
23、…を形成し、内部にアンクランプ用ピストン2
4、…を配設している。
3、…と前記流体室19を連通路25、…によって連通
させ、アンクランプ用シリンダ23、…と流体室19内
に封入されるオイル等の流体の圧力をアンクランプ用ピ
ストン24、…の進退動で変化させるようにしている。
プ用ピストン24、…を前進させて流体室19の内圧を
高めた際、両方のクランプ用ピストン16、17がコイ
ルスプリング20圧に抗して離反方向に移動するように
し、コレット21、22のテーパ部21a、22aと基
準部材14、15のテーパガイド孔14a、15aの係
合を解くようにしている。
による流体室19の増圧効果を高めるため、アンクラン
プ用シリンダ23、…の断面積の合計(アンクランプ用
ピストン24、…の前面面積の合計)に対して、環状の
流体室19の断面積(流体圧がクランプ用ピストン16
(17)を押圧する面積)を充分大きくして、クランプ
用ピストン16(17)の移動ストロークよりも圧力の
増加を重視するようにしている。
コレット21、22の突出ストロークを規制するための
各ストッパ26、26を設けている。
は、オイル等の流体からエアを抜くためのエア抜き用盲
栓27を設けている。
の概要について説明する。
転体4のうち、一方側の回転体4が加工位置に臨んだ
際、他方側の回転体4は装着・払出位置に臨んで加工の
終えたエンジンバルブWを払出すとともに、新たなエン
ジンバルブWをクランプする。
ジンバルブWを図1中左側から押込んで挿入する不図示
の押込み部材と、図中右側から押圧して払出す不図示の
払出し部材が設けられ、また、この払出し部材と同じ側
には、アンクランプ用ピストン24、…を押圧する不図
示の操作ロッドを設けている。
際は、アンクランプ用ピストン24、…を前進させるこ
とで、各クランプ用ピストン16、17を離反方向に移
動させ、各クランプ用ピストン16、17に係止される
コレット21、22を外側に前進させてテーパ部21
a、22aとテーパガイド孔14a、15aの係合を外
して行う。つまり、この状態はコレット21、22のテ
ーパ部21a、22aが拡径した状態にある。
Wをステム側から挿入し、アンクランプ用シリンダ2
4、…を後退させれば、各クランプ用ピストン16、1
7(コレット21、22)はコイルスプリング20、…
の力で内側に引き込まれ、テーパ部21a、22aがテ
ーパガイド孔14a、15aに係合して縮径し、2箇所
でクランプする。
いずれも固定基準であるため、テーパ部21a、22a
との密着度は部品精度等に左右されず、しかもコレット
21、22は左右独立であるため、いずれも密着度を良
好に保つことが出来る。
ング20、…を使用していることから、コレット21、
22が摩耗しても付勢力は殆ど変化せず、シム調整等の
手間がかからない。
を配設することで、チャック装置の長手方向のコンパク
ト化が図られている。
たエンジンバルブWは、インデックス本体3の回転によ
って加工位置に臨み、スピンドル軸6の回転によって軸
周りに回転させられながら加工され、その後、再びイン
デックスされて装着・払出位置で払い出される。
ジンバルブWを加工した場合の真円度は、従来4μ程度
であったものが3μ以内で加工出来ることが実証され、
また、耐久性については、従来の使用限度が役10万回
程度であったものが、36万回程度に増えた。また、コ
レットの交換も、従来60分程度必要であったものが、
20分程度で済むようになった。
長尺状のワークの両端をクランプする際、一対のコレッ
トで独立してクランプするようにしたため、コレットの
テーパ部の密着性が向上し、加工精度が向上する。しか
も片方のコレットのみを単独で交換出来るので便利であ
る。また、コレットのテーパ部に係合する一対の基準部
材のテーパガイド孔は共に固定基準であるため、クラン
プ精度に対する部品の摩耗とか部品精度の影響が少な
い。また、皿バネのかわりにコイルバネを使用している
ことから、コレット部が摩耗してもクランプ力の低下が
少なく、シム調整等の手間も不用である。更に、複数の
コイルバネとすることで、長手方向のコンパクト化が図
れるという効果を奏する。
Claims (1)
- 【請求項1】 クランプ用シリンダと、このクランプ用
シリンダ内の中間部に共通の流体室を形成すべく配設さ
れる一対のクランプ用ピストンと、前記クランプ用シリ
ンダの両端部に固定され且つ中央部にテーパガイド孔を
有する一対の基準部材と、前記クランプ用ピストンをお
互いに接近する方向に付勢する付勢手段と、前記各クラ
ンプ用ピストンに係止され且つ外周部にテーパ部を有す
る一対のコレットと、前記共通の流体室に連通するアン
クランプ用シリンダと、このアンクランプ用シリンダ内
に配設されるアンクランプ用ピストンを備え、前記クラ
ンプ用ピストンが付勢手段によって付勢された状態にあ
る時に、前記各コレット外周のテーパ部と各基準部材の
テーパガイド孔を係合させ、前記流体室の内圧を高めて
各クランプ用ピストンをお互いに離反する方向に移動さ
せて、各コレット外周のテーパ部と各基準部材のテーパ
ガイド孔を離脱させることで、長尺状ワークの両端部を
クランプするチャック装置において、 前記付勢手段は、各基準部材と当該側のクランプ用ピス
トンとの間に縮装される複数のコイルスプリングで大径
のクランク用ピストンを均等に押すように構成し、 前記アンクランプ用シリンダは、その軸が前記クランプ
用シリンダの軸と平行になるように配列したものであ
り、 且つ前記アンクランプ用シリンダ並びにアンクランプ用
ピストンを複数組配置した ことを特徴とするチャック装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6095218A JP3061722B2 (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | チャック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP6095218A JP3061722B2 (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | チャック装置 |
Publications (2)
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JPH07299616A JPH07299616A (ja) | 1995-11-14 |
JP3061722B2 true JP3061722B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=14131611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP6095218A Expired - Fee Related JP3061722B2 (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | チャック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3061722B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008132575A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Nippon Spindle Mfg Co Ltd | ワーク固定装置 |
KR100886863B1 (ko) * | 2007-06-01 | 2009-03-05 | 에스엠티주식회사 | 밸브의 헤드 가공용 척 |
CN109922911B (zh) * | 2016-12-05 | 2021-03-09 | 日锻汽门株式会社 | 加工装置、加工装置的使用方法及夹盘装置 |
-
1994
- 1994-05-09 JP JP6095218A patent/JP3061722B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07299616A (ja) | 1995-11-14 |
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