JP3060416U - ダイヤモンドのプロポ―ションレポ―ト - Google Patents

ダイヤモンドのプロポ―ションレポ―ト

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JP3060416U
JP3060416U JP1998010540U JP1054098U JP3060416U JP 3060416 U JP3060416 U JP 3060416U JP 1998010540 U JP1998010540 U JP 1998010540U JP 1054098 U JP1054098 U JP 1054098U JP 3060416 U JP3060416 U JP 3060416U
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信雄 堀内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素人が一見しただけでカットの良し悪しが分
かるダイヤモンドのプロポーションレポート。 【解決手段】 ダイヤモンドのプロポーションレポート
Aに、ダイヤモンドのクラウン側からの映像と、パビリ
オン側からの映像の左右を反転させた画像とを重ね合わ
せて合成した合成画像1(1a)を表示した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はダイヤモンドのプロポーションレポートに係り、素人が一見しただけ でダイヤモンドのカットの良し悪しが分かるダイヤモンドのプロポーションレポ ートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のダイヤモンドのグレーディングレポート及びプロポーションレポートに は、ダイヤモンドのカットの良し悪しに関しては、光学的機器を駆使して検査し た結果を、研磨の状態(POLISH),対称性(SYMMETRY),カット 総合評価(CUT GRADE)の3項目に分けて、それぞれにEXCELLE NT,VERY GOOD,GOOD,FAIR,POORの5段階に分けた等 級を表示するものが多い。なお、ここに「グレーディングレポート」とは鑑別書 の意であり、「プロポーシッンレポート」とはダイヤモンドのカットについて詳 細に記載した書面をいう。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ダイヤモンドは夜間の照明の発達とともに、それ以前の日中の太陽光の下でし か宝石を見ることの出来なかった時代に珍重されていたルビーやサファイア等の 色付きの宝石類を凌駕して、宝石の王者としての地位を確保した。これは偏にダ イヤモンドの有する輝きによる。すなわち、ダイヤモンドは小さくても夜会の照 明の光を受けてピカリと燦然と輝くからである。今日一般的に行われているブリ リアントカットされたダイヤモンドは通常58面体をしており、その58面体を 構成しているカット面に外部から入射してそのまま反射する光と、外部からダイ ヤモンド内に入射して前記58面体を構成しているカット面で複雑な反射を繰り 返した後にダイヤモンド外に出て来る光とが看者の目を刺激して看者に輝きを感 じさせるのである。このように58面体を構成しているカット面にダイヤモンド の内外で反射された光が看者の目に輝きを感じさせるのであるから、ダイヤモン ドのカットの良し悪しはダイヤモンドの輝きの良し悪しに決定的な影響を与える 。
【0004】 一方、ダイヤモンドはその各カット面の有する分光作用により多彩な色を発す る。そのため、ダイヤモンドのカットの良し悪しはダイヤモンドの色彩にも決定 的な影響を与える。
【0005】 このようにダイヤモンドのカットの良し悪しはダイヤモンドの輝き及び色彩に 決定的な影響を与えるものであるが、従来のダイヤモンドのグレーデイングレポ ートでは抽象的にEXCELLENTとかVERY GOODと書かれているだ けである。そのため、例えば高価なダイヤモンドの購入に先立って、従来のその ような言葉だけで表現これているグレーデイングレポートを見せられても、素人 には「そのダイヤモンドのカットがどうなっているのか」というようなイメージ は全然湧いてこない。結局、素人は宝石店や宝石鑑別会社等の老舗度、著名度等 を信頼する以外に方法はないというのが実状であった。
【0006】 本考案は上記の問題点に鑑み、素人が一見しただけでダイヤモンドのカットの 良し悪しが分かるダイヤモンドのプロポーションレポートを提供することを目的 とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するために、ダイヤモンドのプロポーションレポ ートを、ダイヤモンドのクラウン側からの映像と、前記ダイヤモンドのパビリオ ン側からの映像の左右を反転させた画像とを重ね合わせて合成した画像が表示さ れているものとして構成した。また具体的な形態として、前記合成した画像のカ ット部に着色を施したダイヤモンドのプロポーションレポートも提供した。
【0008】 合成画像中のクラウン側の画像部分により、クラウン側の各カット部の輪郭形 状の正確性の程度及び各カット部の配置の対称性の良し悪しを一目瞭然に判断し て評価することが出来る。同様に、パビリオン側の画像部分により、パビリオン 側の各カット部の輪郭形状の正確性の程度及び各カット部の配置の対称性の良し 悪しを一目瞭然に認識して評価することが出来る。また、クラウン側の画像部分 とパビリオン側の画像部分の相対位置関係から、クラウン側のカットとパビリオ ン側のカットとの相対位置関係の良し悪しを一目瞭然に認識して評価することが 出来る。以上により、ダイヤモンドのカット良し悪しを正確に、かつ極めて容易 に判定することが出来る。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案のダイヤモンドのプロポーションレポートの一実施の形態を図面を参照 して説明する。本実施の形態のプロポーションレポートAは通常のダイヤモンド のグレーデイングレポートと同じく「カット形状」,「重量」,「カット評価」 ,「対称性」,「研磨の状態」の各欄にそれぞれの検査結果を記載した事項欄を 有するものからなるが、図1には便宜上、事項欄5として「研磨の状態」,「対 称性」,「カット総合評価」の欄のみを示し、各欄にそれぞれの検査結果を記載 した。また、プロポーションレポートAはダイヤモンドの主要部の寸法を示す側 面図を有しているが、図1では便宜上、側面図6として寸法の記載を省略したも のを示した。プロポーションレポートAは事項欄5及び側面図6のほかに図1に 符号1で示す合成した画像(以下、合成画像という)1を備えており、この合成 画像1を備えている点に本考案のダイヤモンドのプロポーションレポートの最大 の特徴がある。以下に、この合成画像1の形成について説明する。
【0010】 図6は検査の対象であるダイヤモンド7を示す。この図6に示すように、ダイ ヤモンド7のクラウン8側には形状の異なった多数のカット部8aがある。図2 は、ダイヤモンド7をクラウン8側から撮影した映像2を示す。この映像2には 図6に示すクラウン8側のカット部8aがカット部像2aとして全面にわたって 隙間なく映っているが、そのカット部像2aの中に、中心側から外縁側に先端を 向けている矢の形をしたアロー(矢模様)像2bが8つ含まれている。このアロ ー像2bの存在がダイヤモンドの特質とされている。また、映像2の中央部には 図6のテーブル面8cがテーブル面像2cとして正八角形状に映っている。なお 、図2中の符号2aは様々な形状のカット部像2aが全面にわたって映っている ということを示すために便宜上描いたものであり、写実的なものではない。
【0011】 一方、図6に示すように、パビリオン9側にも形状の異なった多数のカット部 9dがある。図3は、ダイヤモンド7をパビリオン9側から撮影した映像3を示 す。この映像3には図6に示すパビリオン9側のカット部9dがカット部像3d として映っているが、そのカット部像3dの中に、外縁側から中心側に先端を向 けているハートの形をしたハート像3eが8つ含まれている。このハート像3e の存在がダイヤモンドの特質とされている。なお、図3中の符号3dは様々な形 状のカット部像3dが略全面にわたって映っているということを示すために便宜 上描いたものであり、写実的なものではない。
【0012】 前記のように図3はパビリオン9側、すなわち図2のクラウン8側とは反対側 から撮影したものである。そのため、映像3の左右は映像2の左右とは逆になっ ている。すなわち、図2は図6と左右が一致しているが、図3は図6と左右が合 致せず逆になっている。そこで、コンピューター上の操作により映像3の左右を 入れ換えて図4の画像4を形成する。これにより、ハート像3eを含むカット部 像3dはハート画像4eを含むカット部画像4dとなり、画像4の左右は図6の ダイヤモンド7の左右と合致すると共に、図2の映像2の左右と合致する。次い で、左右の合致した図2の映像2と図4の画像4とをコンピューター上の操作に より重ね合わせて図5の合成画像1を形成する。その際、重ね合わさる部分のう ち映像2の主要部であるアロー像2b及び画像4の主要部であるハート画像4e はなるべく合成画像1にアロー画像1b及びハート画像1eとして残す。そして 、アロー画像1bとハート画像1eとが重なり合う場合には、重なった部分のア ロー画像1b及びハート画像1eの輪郭線を残してアロー画像1bとハート画像 1eの重なり具合が分かるようにすることが望ましい。
【0013】 図5の合成画像1はそのまゝ図1のプロポーションレポートAの所定位置に表 示してもよいが、本実施の形態ではコンピューター上の操作により、アロー画像 1bを緑色に、ハート画像1eをピンク色に、その他のカット部画像1fの殆ど 全てを褐色に着色して合成画像1aとしたものをプロポーションレポートAの所 定位置に表示した。合成画像1を着色して合成画像1aとしたのはアロー画像1 bとハート画像1eの形状及び配置状態を見易くするためである。着色する色, 着色する場所は前記のものに限定されず、より見易くなると思われる色及び場所 を任意に選択して自由に着色してよい。なお、図5中の符号1fは様々な形状の カット部画像1fがアロー画像1bとハート画像1e以外の部分にいわば敷き詰 めたような状態で表示されているということを示すために便宜上描いたものであ り、写実的なものではない。
【0014】 図5の合成画像1では同図に示すように各アロー画像1b及びハート画像1e が正確なアロー形状及びハート形状を呈すると共に、各アロー画像1b及びハー ト画像1eは正確に正八角形状に配置されている。これは、図6に示すダイヤモ ンド7のクラウン8側のカット部8a及びパビリオン9側のカット部9dの各輪 郭が正確で且つ対称性が完璧であることを示している。また、図5の合成画像1 ではアロー画像1bとハート画像1eとが重なり合うことがなく、アロー画像1 bとハート画像1eとは正確に等間隔を隔てて配置されている。これは図6に示 すダイヤモンド7のクラウン8側とパビリオン9側との相対的な位置関係が理想 的であることを示す。
【0015】 図5ではカットが理想的に行われたダイヤモンド7の合成画像1を示したが、 カットが理想的に行われなかったダイヤモンドの合成画像ではアロー画像やハー ト画像が歪んでいたり、正八角形状に配置されていなかったり、アロー画像とハ ート画像が重なり合ったり離れ過ぎたりする。そのため、本考案のダイヤモンド のプロポーションレポートAによれば、そのプロポーションレポートAに表示さ れている合成画像1又は1aを見ることにより素人でも容易に且つ的確に当該ダ イヤモンドのカットの良し悪しを判断することが出来る。
【0016】
【考案の効果】
1)本考案のダイヤモンドのプロポーションレポートによれば、素人でもダイ ヤモンドのカットの良し悪しを容易に且つ的確に判断することが出来る。 2)本考案の請求項2のダイヤモンドのプロポーションレポートによれば、ダ イヤモンドのカットの良し悪しをより一層容易に且つ的確に判断することが出来 る。
【提出日】平成11年4月23日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するために、ダイヤモンドのプロポーションレポ ートを、ダイヤモンドのクラウン側からの映像と、前記ダイヤモンドのパビリオ ン側からの映像の左右を反転させた画像とを重ね合わせて合成した画像を表示す る欄を有する ものとして構成した。また、具体的な形態として、前記合成した画 像のカット部に着色を施したダイヤモンドのプロポーションレポートも提供した 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のダイヤモンドのプロポーションレポー
トの一実施の形態を示す平面図。
【図2】クラウン側より撮影したダイヤモンドの映像。
【図3】パビリオン側より撮影したダイヤモンドの映
像。
【図4】図3の左右をコンピューター上の操作によりて
入れ換えて形成した画像。
【図5】図2と図4をコンピューター上の操作により重
ね合わせて合成した合成画像。
【図6】ダイヤモンドの側面図。
【符号の説明】
A プロポーションレポート 1 合成画像 1a 合成画像 1b アロー画像 1e ハート画像 1f カット部画像 2 映像 2a カット部像 2b アロー(矢模様)像 2c テーブル面像 3 映像 3d カット部像 3e ハート像 4 画像 4d カット部画像 4e ハート画像 5 事項欄 6 側面図 7 ダイヤモンド 8 クラウン 8a カット部 8c テーブル面 9 パビリオン 9d カット部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤモンドのプロポーションレポート
    であって、そのプロポーションレポートに、ダイヤモン
    ドのクラウン側からの映像と、前記ダイヤモンドのパビ
    リオン側からの映像の左右を反転させた画像とを重ね合
    わせて合成した画像が表示されていることを特徴とする
    ダイヤモンドのプロポーションレポート。
  2. 【請求項2】 前記合成した画像のカット部に着色を施
    したことを特徴とする請求項1に記載のダイヤモンドの
    プロポーションレポート。
JP1998010540U 1998-12-21 1998-12-21 ダイヤモンドのプロポ―ションレポ―ト Expired - Lifetime JP3060416U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014174680A1 (ja) * 2013-04-26 2014-10-30 株式会社中央宝石研究所 ダイヤモンドの鑑定書及びその鑑定書の作成方法

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