JP3057383B2 - 車軸とホイールの取付け構造 - Google Patents

車軸とホイールの取付け構造

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JP3057383B2
JP3057383B2 JP3143035A JP14303591A JP3057383B2 JP 3057383 B2 JP3057383 B2 JP 3057383B2 JP 3143035 A JP3143035 A JP 3143035A JP 14303591 A JP14303591 A JP 14303591A JP 3057383 B2 JP3057383 B2 JP 3057383B2
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wheel
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秀敏 豊田
幹夫 久保
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  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の車軸とマグネシ
ウム合金を用いたホイールとの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】マグネシウム合金を用いたホイールは、
従来は鉄系材料を用いた車軸に直接又はアルミ材のスペ
ーサを介して取付けていた。該ホイールを車軸に直接取
付けるものにおいては、ホイールの母材と車軸との間に
電食による錆が発生し易い不都合があり、アルマイト処
理をしないアルミ材のスペーサを装着した場合も同様に
錆の発生が見られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の電食に
よる錆の発生を防止すると共に水の侵入による錆の発生
も防止することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明における前記課題
の解決手段は、鉄系材料よりなる車軸の中間部に設けた
フランジと端部のねじ止め機構の間に、マグネシウム合
金製のホイールのハブを挾着してホイールを車軸に支持
し、該車軸の他端を車両のリヤフォークに片持ちさせる
ようにした車軸とホイールの取付け構造において、前記
フランジ側のハブの端面に、アルマイト処理をしたアル
ミ材よりなり、該端面に密着するフランジ部と軸穴に圧
入嵌合する筒部を有するスペーサを添設固定し、前記ね
じ止め機構側のハブの端面に、アルマイト処理をしたア
ルミ材よりなり、該端面に密着するフランジ部と軸穴に
圧入嵌合する筒部を有するカラーを添設固定し、前記ス
ペーサとカラーの筒部に車軸を密嵌して各フランジ部を
車軸のフランジとねじ止め機構で挟着し、かつ該スペー
サとハブの重なり面の外周に周溝を設けてシーラを充填
したことを特徴とする。
【0005】
【作用】前記スペーサはアルマイト処理をしてあるた
め、絶縁性が高く電食作用は生じない。そして、ホイー
ルとスペーサの重なり部の外周はシーラで水の侵入が防
止されるから、両部材の接触面の水分による電食又は錆
に対する防止作用が向上される。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図は本発明を自動二輪車の後輪に実施した例を示
し、図1、図2で1は鉄系材料よりなる車軸、2はマグ
ネシウム合金を用いたホイール、3は車軸1を揺動自在
に支持するリヤフォークである。車軸1は、中空状で内
側段部4を備え、軸受部5でリヤフォーク3に片持ち
持されており、中間部の外周にフランジ6を備え、その
軸方向外方がホイール取付け部7となっている。該フラ
ンジ6には止めピン8がねじ9で固定されると共に、ブ
レーキディスク10がねじ11で固定され、キャリパ1
2と共動する。
【0007】ホイール2は、軸穴13をもつハブ14、
ディスク15、リム16を有し、リム16にタイヤ17
が嵌着され、ハブ14の内端面に設けた穴にはカラー1
8が圧入嵌合されて止め穴19が形成されて前記止めピ
ン8と共動する。
【0008】ハブ14の内端面にはスペーサ20が添設
され、該スペーサ20は、アルミ材をアルマイト処理を
してなるもので、前記止め穴19に一致する穴21を有
するフランジ部20aと、軸穴13に圧入嵌合する筒部
22を備えて図外の止めねじで固定され、該筒部22の
内面には車軸1が密嵌する。そしてハブ14の内端面の
外周部分には面取り部が形成され、これとスペーサ20
の間に形成される周溝23全体にシーラ24が充填され
る。該周溝23を形成するための面取り部は、前記のよ
うにハブ14側に設ける外に、スペーサ20側又は両方
に設けることができる。またハブ14の外端面側には、
座25が凹設されてカラー26のフランジ部26aが該
座25に着座すると共に筒部27が軸穴13に圧入嵌合
され、ねじ28で固定される。該筒部27の内面には、
前記筒部22と同様に車軸1が密嵌する。
【0009】このホイール2を車軸1のホイール取付け
部7に嵌合し、車軸1内の段部4に係止させたボルト2
9と、ワッシャ30、ナット31からなるねじ止め機構
31aでハブ14をフランジ6に圧接させることにより
ホイール2は車軸に固定される。
【0010】以上のように、車軸1のフランジ6とホイ
ール2のハブ14の間と、車軸1のねじ機構側とハブ1
4との間にはアルマイト処理を施したスペーサ20とカ
ラー26が介設され、両側のフランジ部20a,26a
と筒部22,27が車軸1に密着し支持されるから、片
持ち支持でありながらホイール2は車軸1に強固に固定
されると共に、電気的に絶縁され、ホイール2にマグネ
シウム合金を用いても相互の接触面に電食が生ぜず錆も
生じない。更にハブ14とスペーサ20の接触面は、そ
の外周の周溝23に充填されたシーラ24によって雨
水、泥水等の侵入が防止されるから、電食作用は発生せ
ず発錆は一層防止される。
【0011】ハブ外面側のカラー26もアルマイトの絶
縁性によりスペーサ20と同様の電食防止作用を奏す
る。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明は、アルミ材製のス
ペーサとカラーにアルマイト処理を施すと共に、該スペ
ーサとホイールのハブとの重なり面の外周に周溝を設け
てシーラを充填したから、ホイールにマグネシウム合金
を使用したとき生じ易い電食による錆及び水分による錆
の助長を防止できる効果を有し、ホイールの両面と軸穴
を前記スペーサとカラーを介して車軸に支持させている
から、電気的絶縁のみならず機械的強度も大になる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の横断面図
【図2】 ホイールの要部拡大図
【符号の説明】
1 車軸 2 ホイール 6 フランジ 14 ハブ 20 スペーサ 22、27 筒部 23 周溝 24 シーラ26 カラー 31a ねじ止め機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60B 37/00 - 37/06 B60B 27/00 - 27/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄系材料よりなる車軸の中間部に設けた
    フランジと端部のねじ止め機構の間に、マグネシウム合
    金製のホイールのハブを挾着してホイールを車軸に支持
    し、該車軸の他端を車両のリヤフォークに片持ちさせる
    ようにした車軸とホイールの取付け構造において、前記
    フランジ側のハブの端面に、アルマイト処理をしたアル
    ミ材よりなり、該端面に密着するフランジ部と軸穴に圧
    入嵌合する筒部を有するスペーサを添設固定し、前記ね
    じ止め機構側のハブの端面に、アルマイト処理をしたア
    ルミ材よりなり、該端面に密着するフランジ部と軸穴に
    圧入嵌合する筒部を有するカラーを添設固定し、前記ス
    ペーサとカラーの筒部に車軸を密嵌して各フランジ部を
    車軸のフランジとねじ止め機構で挟着し、かつ該スペー
    サとハブの重なり面の外周に周溝を設けてシーラを充填
    したことを特徴とする、車軸とホイールの取付け構造。
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JP6196202B2 (ja) * 2014-09-26 2017-09-13 本田技研工業株式会社 自動二輪車

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