JP3054817U - ジョグルスイッチ - Google Patents

ジョグルスイッチ

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JP3054817U
JP3054817U JP1998004113U JP411398U JP3054817U JP 3054817 U JP3054817 U JP 3054817U JP 1998004113 U JP1998004113 U JP 1998004113U JP 411398 U JP411398 U JP 411398U JP 3054817 U JP3054817 U JP 3054817U
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豊 大平
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H19/00Switches operated by an operating part which is rotatable about a longitudinal axis thereof and which is acted upon directly by a solid body external to the switch, e.g. by a hand
    • H01H19/54Switches operated by an operating part which is rotatable about a longitudinal axis thereof and which is acted upon directly by a solid body external to the switch, e.g. by a hand the operating part having at least five or an unspecified number of operative positions
    • H01H19/60Angularly-movable actuating part carrying no contacts
    • H01H19/63Contacts actuated by axial cams

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  • Rotary Switch, Piano Key Switch, And Lever Switch (AREA)
  • Switches With Compound Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転操作子を採用するためには前面パネルに
スイッチを直付けする必要があり、配線作業が必要とな
って製造工程が煩雑にならざるをえなかった。 【解決手段】 前面パネル10上にてジョグルノブ20
を回転可能に支持するにあたり、同前面パネル10にお
けるジョグルノブ20の支持部位に凹部11を形成する
とともに当該凹部11内の周縁部には回転中心と同心の
切り欠き部12a〜12cを形成し、また、ジョグルノ
ブ20には先端部位が断面くさび形となる係止爪21a
〜21cを形成して同切り欠き部12a〜12cに挿通
せしめて係止させ、さらに、前面パネル10の内面側に
は同係止爪21a〜21cの回転軌道に沿って傾斜面を
有する傾斜板32を配設することにより、ジョグルノブ
20の回転操作したときに上記係止爪21が傾斜板32
に乗り上がって背面側に押し込み、前面パネル10の背
面側に配設される操作パネル基板40上のタクトスイッ
チ41を確実に押し込み動作させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ジョグルスイッチに関し、特に、ビデオデッキなどにおいて回転操 作を可能にするジョグルスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ビデオデッキなどに利用されるジョグルスイッチにおいては、回転操作 により操作可能にしているものが知られている。一般にビデオデッキの場合はシ ャシーを兼用する本体筺体とは別個に前面パネルが使用されており、この前面パ ネル上にいくつかの操作子が配置されている。回転操作するための回転操作子を 前面パネルに配置するにあたり、従来は、この前面パネルに回転操作子を配設す るとともに、この回転操作子の回転操作を検出するためのジョグルスイッチを配 設している。 また、特願平9ー7848号に記載のジョグルスイッチにおいては、前面パネ ルの内面側に傾斜面を備えるとともに、同傾斜面が当接することにより背面に押 し込まれつつ同背面に配設されたプッシュスイッチのオン・オフ動作を行う傾斜 板を形成していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のジョグルスイッチにおいては、次のような課題があった。 前者においては、回転操作子のために前面パネルにスイッチを直に配設する必 要がある。一方、プッシュ式の操作子の場合は本体筺体にプッシュスイッチを配 設しておいて前面パネルには操作子だけを配設することができるため、配線が不 要である。従って、回転操作子のためだけに前面パネルに配線作業が必要となり 、製造工程が煩雑になるという課題があった。 また、後者においては、回転操作子を備えつつ配線作業が不要になるジョグル スイッチを製造することが可能になるが、傾斜板の背面にあるプッシュスイッチ のオン・オフ動作を行うためにジョグルスイッチを回転させると、傾斜面が傾斜 板上に乗り上げてしまいプッシュスイッチを押し下げたまま停止しジョグルスイ ッチのオン・オフ動作が不能になることが発生するといった課題があった。
【0004】 本考案は、上記課題にかんがみてなされたもので、回転操作子を備えるにもか かわらず配線作業は不要とすることが可能であるとともに、的確にジョグルスイ ッチのオン・オフ動作を実現することが可能なジョグルスイッチの提供を目的と する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる考案は、前面パネル上にてジョグ ルノブを回転可能に支持するとともに同ジョグルノブの回転操作に応じて操作パ ネル基板上に配設されたプッシュスイッチを押し込み動作するジョグルスイッチ であって、上記前面パネルにおける上記ジョグルノブの支持部位には回転中心と 同心の扇形の切り欠き部を形成し、上記ジョグルノブは先端部位が断面くさび形 となる係止爪にて同切り欠き部を挿通せしめて係止させ、上記前面パネルの内面 側には上記係止爪の回転軌道に沿いつつ略中央部に配置されて回転位置に応じて 当接可能な傾斜面を備えるとともに、一端を片持ち支持され同傾斜面に上記係止 爪が当接すると背面側に押し込まれる弾性体からなる傾斜板を配設し、同傾斜板 の他端背面側に上記操作パネル基板上のプッシュスイッチを配設する構成として ある。
【0006】 上記のように構成した請求項1にかかる考案においては、前面パネルにはジョ グルノブの支持部位に回転中心と同心の扇形の切り欠き部を形成してあり、この 切り欠き部位に対してジョグルノブに形成した断面くさび形の係止爪を挿通せし めて係止させることにより、ジョグルノブは転動自在に支持される。一方、前面 パネルの内面側には、ジョグルノブの転動に伴って移動する係止爪の回転軌道に 沿って傾斜板が一端を片持ち支持されつつ配設されており、ジョグルノブの回転 位置によって当該係止爪と傾斜板の中程に設置されている傾斜面とが当接すると 、同傾斜板は背面側に押し込まれる。すると、この傾斜板の他端背面側に配設さ れる操作基板上のプッシュスイッチが押し込み操作される。
【0007】 ここにいう前面パネルは回転操作子であるジョグルノブを配設するパネルを意 味し、必ずしも装置全体における前面パネルである必要はなく、一部であっても 良い。また、回転操作子たるジョグルノブについては、回転操作されるものであ ればよく、その形状などは特に限定されないし、回転操作といっても所定範囲の 転動操作が可能なものであればよい。
【0008】 上記傾斜板がプッシュスイッチの押し込み操作を行うとき、同プッシュスイッ チの押し込み限界になっても、さらに同プッシュスイッチを押し込むと、無駄な 負荷をかけることになり、同プッシュスイッチの寿命が短くなることも考えられ る。このようにプッシュスイッチの押し込みにおいて所定以上の押し込みをかけ ない好適な傾斜板の一例として、請求項2にかかる考案は、請求項1に記載のジ ョグルスイッチにおいて、上記傾斜板は、上記係止爪が上記傾斜面に当接し背面 側に押し込まれることにより上記プッシュスイッチが押し込まれると、同プッシ ュスイッチと反対の側に屈曲する屈曲部位を備える構成としてある。
【0009】 上記のように構成した請求項2にかかる考案においては、上記傾斜板が有する 屈曲部位は、上記係止爪が上記傾斜面に当接することにより、上記プッシュスイ ッチが押し込まれ、同プッシュスイッチが押し込み限界に近くなると同プッシュ スイッチの押し込み反対方向に戻ろうとする反発力により押し込み側とは反対側 に屈曲し、同プッシュスイッチにかかる負荷を緩和する。
【0010】 ここで、上記係止爪および切り欠き部の位置は、同係止爪や切り欠き部の他の 装着部品などとの関係で適宜変更可能であるが、その一例として、請求項3にか かる考案は、請求項1または請求項2のいずれかに記載のジョグルスイッチにお いて、上記切り欠き部と上記係止爪は略均等間隔の三ヶ所に位置せしめた構成と してある。
【0011】 上記のように構成した請求項3にかかる考案においては、略均等間隔な三ヶ所 に切り欠き部と係止爪とが配設されると、回転方向や回転軸の前後方向において も安定してガタなく保持することができる。
【0012】 また、ジョグルノブの操作内容と傾斜板の配置に関する一例として、請求項4 にかかる考案は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のジョグルスイッチにお いて、上記ジョグルノブは左右に転動するとともに二ヶ所の係止爪に対応してそ れぞれの回動範囲に上記傾斜板を配置した構成としてある。
【0013】 上記のように構成した請求項4にかかる考案においては、ジョグルノブの操作 としては左右のいずれかに転動する操作が可能であり、いずれかの方向への転動 操作に応じて二つの係止爪のいずれか一方がその回動範囲に配設される傾斜板に 対応して当接し、背面側のプッシュスイッチを押し込み操作する。
【0014】 このような傾斜板はジョグルノブのために専用に配設する必要はなく、他の部 材を兼用することも可能であり、その一例として、請求項5にかかる考案は、請 求項1〜請求項4のいずれかに記載のジョグルスイッチにおいて、上記傾斜板は 、一部に上記前面パネルから突出するプッシュ操作子を備えるとともに、一部に 上記傾斜面を備えた構成としてある。
【0015】 上記のように構成した請求項5にかかる考案においては、傾斜板の一部にはジ ョグルノブに対応した傾斜面を備えているものの、他の一部には前面パネルから 突出するプッシュ操作子が形成されており、同プッシュ操作子では個別に背面側 に配設されたプッシュスイッチを押し込み操作すればよい。
【0016】 ところで、ジョグルノブと前面パネルと傾斜板の関係は、少なくともジョグル ノブと切り欠き部と傾斜板とがこの順番に配設されればよく、必ずしも前面パネ ルが傾斜板と別体である必要はなく、その一例として、請求項6にかかる考案は 、請求項1〜請求項5のいずれかに記載のジョグルスイッチにおいて、上記傾斜 板は上記前面パネルに形成されるとともに、上記前面パネルは支持板を介して上 記ジョグルノブを支持する構成としてある。
【0017】 上記のように構成した請求項6にかかる考案においては、前面パネルが傾斜板 を備えており、この傾斜板の前面に支持板が配設されつつ、当該支持板に対して ジョグルノブが支持されている。この場合でも、支持板に形成した切り欠き部に 対してジョグルノブの係止爪が係止され、その背面側に配設されている傾斜板に 対して係止爪が当接することにより、同傾斜板を背面側に押し込み操作すること になる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、回転操作子であるジョグルノブを配設する場合 に前面パネルに直にスイッチを配設することは不要であり、配線作業を発生させ ないようにすることが可能であるとともに、的確にジョグルスイッチのオン・オ フ動作を実現することが可能なジョグルスイッチの提供をジョグルスイッチを提 供することができる。 また、回転操作支持体が前面パネルから外れないように保持させる役割と回転 可能にする役割とをともに係止爪と切り欠き部のみで可能としているため、前面 パネルを貫通する係止爪の大きさには限度が生じる。本考案では傾斜板を採用す ることにより間接的に同傾斜板を駆動せしめてプッシュスイッチを押すことがで きるようになり、この傾斜板の大きさには特に制限がないのでプッシュスイッチ を確実に押し込み操作できるとともに、操作ミスもなくなる。 また、請求項2にかかる考案によれば、プッシュスイッチへの押し込みを緩和 することができる。 さらに、請求項3にかかる考案によれば、ジョグルノブの転動操作に応じた最 適な傾斜板の配置とすることができる。
【0019】 さらに、請求項4にかかる考案によれば、傾斜板を他の用途にも利用できるの でジョグルノブだけのために配設する場合に比べて、製造の手間を低減化させる ことができる。 さらに、請求項5にかかる考案によれば、前面パネルと傾斜板とを一体化させ て製造することにより、製造のバリエーションが増加する。 さらに、請求項6にかかる考案によれば、前面パネルと傾斜板とを一体化させ て製造することにより、製造のバリエーションが増加する。
【0020】
【考案の実施の形態】
以下、図面にもとづいて本考案の実施形態を説明する。 図1は、本考案の一実施形態にかかるジョグルスイッチを適用したビデオデッ キを正面図により示している。 同図において、前面パネル10の正面右上部にジョグルノブ20が装着されて おり、同ジョグルノブ20の下方には水平に二つのプッシュ式操作子31,31 も装着されている。この他、前面パネルにはいくつかのプッシュ式操作子31も 備えられている。この前面パネル10は紙面上背面側に位置する図示しない本体 筺体の正面部分を覆蓋するように装着されるものであり、各種の操作子を備える ものの配線が必要なプッシュスイッチ類は全て同本体筺体側に装着されており、 前面パネル10のジョグルノブ20の転動操作やプッシュ式操作子31のプッシ ュ操作は前後方向の移動操作となって本体筺体側のプッシュスイッチをオン・オ フ動作させるようになっている。
【0021】 本実施形態においては据え置き形のビデオデッキに適用されているが、本考案 のジョグルスイッチは他の電気機器類においても同様に適用可能であることはい うまでもない。また、図2では、前面パネル10におけるジョグルノブ20の装 着位置を示しており、円形の凹部11が形成されるとともに、同凹部11内の周 縁部分にはそれぞれ連結しない円弧状の切り欠き部12a〜12cが形成されて いる。この切り欠き部12a〜12cはそれぞれ逆均等間隔に形成されており、 図3の背面図からも明らかなように当該前面パネル10を貫通して形成されてい る。
【0022】 ここで、ジョグルノブ20は、図4および図5に示すように概略円筒状に形成 され、背面側には三つの係止爪21a〜21cが略均等間隔に延設されている。 各係止爪21は、前面パネル10の切り欠き部12a〜12cに対応して形成さ れており、円筒形の胴部22を上記凹部11に挿入していくと各係止爪21a〜 21cは切り欠き部12a〜12c内に侵入する。そして、侵入時には各係止爪 21a〜21cの先端部分に形成された内側に突出するくさび形の爪が各切り欠 き部12a〜12cの内周縁部を乗り越えて壁面に係止する。ここにおいて、各 係止爪21a〜21cの方が各切り欠き部12a〜12cよりも幅狭となってい るためジョグルノブ20は前面パネル10に対してしがみつくように支持される とともに、回転可能となる。むろん、各係止爪21a〜21cが各切り欠き部1 2a〜12c内にて摺動する程度の可動範囲であり、左右の所定角度で転動可能 な程度である。
【0023】 本実施形態においては、三つの係止爪21と三つの切り欠き部12とを組み合 わせてジョグルノブ20を支持しているが、二つの組み合わせとしたり、四つ以 上の組み合わせとすることも可能である。しかしながら、ジョグルノブ20によ る操作は左右のいずれかへの転動操作に過ぎないので、三つの係止爪21と切り 欠き部12の組み合わせぐらいであると操作に必要な回動範囲を確保しやすい。 また、少なくとも三つの組み合わせにすると均等に前面パネルにしがみつくよ うに保持され、ガタつきなく安定して支持される。さらに、係止爪21は内周側 に爪を形成しているが外周側に形成することも可能である。
【0024】 前面パネル10の内側面には、図6および図7にそれぞれ前面と背面を示す中 間パネル30が装着されている。この中間パネル30は、上記係止爪21b,2 1cの回転軌道に対応するように配置されるとともに、上記プッシュ式操作子3 1,31とを薄板状とした弾性片31a,32aを介して枠体33内にて支持す るように構成されている。むろん、傾斜板32,32やプッシュ式操作子31, 31は弾性片31a,32aを介して枠体33に連結されているため所定範囲で 前後に撓み動作可能となっている。
【0025】 ここにおいて、図8は、図6におけるiix−iix線に沿って切断した断面図を示 しており、傾斜板32,32は係止爪21b,21cの回動軌跡に沿って形成さ れており、それぞれ中央部において、より前方に突き出る傾斜面を備えている。 また、このような傾斜面の意味するところは、後述するようにして組み付けた際 に、ジョグルノブ20を左右に転動させると互いに対応する係止爪21b,21 cと傾斜板32,32とが択一的に当接して、一方の傾斜板32を背面側に押し 込み操作することになる。なお、この背面側には図11に示すように操作パネル 基板40が配設されるとともに同操作パネル基板40上にはプッシュスイッチの 一種であるタクトスイッチ41が配設される。
【0026】 ここで、傾斜板32,32には図11に示すように、傾斜面の下側に屈曲部3 2bが設置され、上述した押し込み操作によりタクトスイッチ41が所定量押し 込まれると押し込み反対方向に屈曲する。ここにいう所定量とは、タクトスイッ チ41が確実に押し下げられオン・オフ動作を実行できる押し込み量以上である とともにタクトスイッチ41に対して適切な負荷がかかっている状態である。
【0027】 また、図9は中間パネル30の平面図を示しており、プッシュ式操作子31, 31が並んで前方に突き出ている状態を示している。このプッシュ式操作子31 ,31は前面パネル10を貫通して前方に突き出るように配置され、その背面側 にも上記操作パネル基板40とともにタクトスイッチ41が配設されている。
【0028】 本実施形態においては、中間パネル30に傾斜板32とプッシュ式操作子31 とが共に形成されているが、必ずしも両者を同時に形成する必要はない。しかし ながら、このように従来からプッシュ式操作子31を支持する中間パネル30に 対して傾斜板32も同時に形成するようにすれば、個別の作業が必要なくなって 作業の繁雑さを低減させることができる。
【0029】 前面パネル10に対して前方からジョグルノブ20を装着するとともに背面側 には中間パネル30を装着した状態を図10の背面図により示している。また、 図11にはこれらのジョグルノブ20と前面パネル10と中間パネル30および その背面側に位置する操作パネル基板40のタクトスイッチ41の位置関係を示 しており、組立状態において傾斜板32を背面側に押し込むと、上方のタクトス イッチ41が押し込み操作され、プッシュ式操作子31を背面側に押し込めば下 方のタクトスイッチ41が押し込み操作されることが分かる。 なお、操作パネル基板40は各種基板とともに図示しない本体筺体に固着され ており、前面パネル10を同本体筺体に固定したときに傾斜板32やプッシュ式 操作子31などが各位置に配設されているタクトスイッチ41と対面するように 位置合わせされている。
【0030】 本実施形態においては、プッシュスイッチとしてタクトスイッチ41を採用し ているが、むろん他のスイッチ素子であっても構わない。また、操作パネル基板 40は必ずしも本体筺体に固定されるものでなくてもよく、少なくとも前面パネ ル10の組付工程とは分離して複数のプッシュスイッチを配設され、一体的に前 面パネル10に装着されるものであっても良い。このような場合でもジョグルノ ブ20の組付自体には直にスイッチを配設する必要がなくなる点で共通するから である。
【0031】 次に、上記構成からなる本実施形態の動作を説明する。 本体筺体の側では操作パネル基板40を固定する製造工程を完了しておき、前 面パネル10の側では前面側のジョグルノブ20の取り付けと背面側の中間パネ ル30の組付とを完了しておく。そして、本体筺体に対して前面パネル10を固 定すると、ジョグルノブ20の係止爪21b(21c)と傾斜板32とタクトス イッチ41とは図12に示すようにそれぞれ前後方向にて当接した状態で位置す る。なお、図12はこれらの要部のみが分かりやすいように断面状態と正面透視 状態とを並べて示している。
【0032】 図に示すようにジョグルノブ20が中間より上部状態にあるときには係止爪2 1bは傾斜板32における上端の平面部位に当接している。従って、傾斜板32 は可動範囲における前方に位置し、微少距離を隔てて背面側のタクトスイッチ4 1から離れている。 しかしながら、ジョグルノブ20を図示反時計周り方向に転動させると、係止 爪21bは円弧を描きながら移動して傾斜板32における傾斜面上に乗り上がる 。係止爪21b自体は爪によって前面パネル10にしがみつくように係止してい るため、前方に移動することはできず、この結果、図13に示すように傾斜板3 2が背面側に押し込まれることになる。すると、当該傾斜板32の下側の背面側 に位置するタクトスイッチ41を背面側に押し込むことになり、オン・オフさせ ることができる。
【0033】 このとき、屈曲部32bは、タクトスイッチ41が所定量押し込まれると、同 屈曲部32bを支点にして傾斜板32はタクトスイッチ41の押し込み反対方向 に屈曲し、タクトスイッチ41にかかる押し込み外力を軽減する。 むろん、ジョグルノブ20を時計周り方向に転動させたときにはもう一方の係 止爪21cが他方の傾斜板32を押し込み操作して背面側に位置するもう一方の タクトスイッチ41を背面側に押し込むことになる。
【0034】 ここにおいて係止爪21b,21cの先端を傾斜面にしておいて転動時にタク トスイッチ41に当接するようにすることも不可能ではない。しかしながら、係 止爪21は前面パネル10の切り欠き部12を貫通しつつ回動可能に係止する関 係上、大きなものとすることができないのは明らかである。従って、自ずから係 止爪21については小さなものにならざるをえなくなり、小さくするとタクトス イッチ41との位置合わせが厳格になってケースの精度を高くしなければならな くなってくる。このような精度の向上は極めてコスト高となるし、製造工程自体 がかなり煩雑になってくる。これに対して回動軌跡に沿って傾斜板32を配置す ることにより、組立精度を現状のままとして容易に製造できる。
【0035】 また、本体筺体の側ではプッシュ式操作子31の操作もジョグルノブの転動操 作も全てプッシュ式の操作となっているだけであるので、プッシュ式操作子を備 えるモデルと、回転操作を備えるモデルと同じ操作パネル基板40のまま製品化 できるので、いわゆる面換えが容易に行えるというメリットもある。 ところで、図14は本考案の変形例を示している。同図に示すビデオデッキで は前面パネル110に対して傾斜板132が屈曲部132bを備えるとともに一 体的に形成され、前面パネル110に対して前面側から支持板部材150を係合 支持させるとともにこの支持板部材150に対してジョグルノブ120を装着し ている。プッシュ式操作子を採用するについても、前面パネル110には弾性片 を形成しておき、別部材などによってプッシュ式操作子を形成する場合があり、 このような場合には別部材たる支持板部材150にてジョグルノブ120を支持 するようにして本考案を実施できるようになる。 むろん、この場合においても回転操作子たるジョグルノブ120を採用しつつ 前面パネル110には直にスイッチを配する必要がなくなるし、本体筺体に保持 される操作パネル基板140上のタクトスイッチ141を押し込み操作可能とな る。
【0036】 このように、前面パネル10上にてジョグルノブ20を回転可能に支持するに あたり、同前面パネル10におけるジョグルノブ20の支持部位に凹部11を形 成するとともに当該凹部11内の周縁部には回転中心と同心の切り欠き部12a 〜12cを形成し、また、ジョグルノブ20には先端部位が断面くさび形となる 係止爪21a〜21cを形成して同切り欠き部12a〜12cに挿通せしめて係 止させ、さらに、前面パネル10の内面側には同係止爪21a〜21cの回転軌 道に沿って傾斜面を有する傾斜板32を配設することにより、ジョグルノブ20 の回転操作したときに上記係止爪21が傾斜板32に乗り上がって背面側に押し 込み、前面パネル10の背面側に配設される操作パネル基板40上のタクトスイ ッチ41を確実に押し込み動作させ、所定量の押し込みが行われると屈曲部位3 2bにより傾斜板が反ることによりタクトスイッチ41にかかる負荷を低減させ ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態にかかるジョグルスイッチ
を採用したビデオデッキの正面図である。
【図2】同ビデオデッキにおける前面パネルの正面図で
ある。
【図3】同ビデオデッキにおける前面パネルの背面図で
ある。
【図4】ジョグルノブの単品正面図である。
【図5】ジョグルノブの単品平面図である。
【図6】中間プレートの単品正面図である。
【図7】中間プレートの単品背面図である。
【図8】図6におけるiix−iix線断面図である。
【図9】中間プレートの単品平面図である。
【図10】前面パネルの組立完了状態の背面図である。
【図11】ジョグルノブと前面パネルと中間パネルと操
作パネル基板の位置関係を示す断面図である。
【図12】非転動操作時におけるジョグルノブと傾斜板
とタクトスイッチの位置関係を示す説明図である。
【図13】転動操作時におけるジョグルノブと傾斜板と
タクトスイッチの位置関係を示す説明図である。
【図14】変形例にかかるジョグルノブと前面パネルと
中間パネルと操作パネル基板の位置関係を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10…前面パネル 12(12a〜12c)…切り欠き部 20…ジョグルノブ 21(21a〜21c)…係止爪 30…中間パネル 31…プッシュ式操作子 31a…弾性片 32…傾斜板 32a…弾性片 40…操作パネル基板 41…タクトスイッチ 110…前面パネル 120…ジョグルノブ 132…傾斜板 140…操作パネル基板 141…タクトスイッチ 150…支持板部材

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面パネル上にてジョグルノブを回転可
    能に支持するとともに同ジョグルノブの回転操作に応じ
    て操作パネル基板上に配設されたプッシュスイッチを押
    し込み動作するジョグルスイッチであって、 上記前面パネルにおける上記ジョグルノブの支持部位に
    は回転中心と同心の扇形の切り欠き部を形成し、 上記ジョグルノブは先端部位が断面くさび形となる係止
    爪にて同切り欠き部を挿通せしめて係止させ、 上記前面パネルの内面側には上記係止爪の回転軌道に沿
    いつつ略中央部に配置されて回転位置に応じて当接可能
    な傾斜面を備えるとともに、一端を片持ち支持され同傾
    斜面に上記係止爪が当接すると背面側に押し込まれる弾
    性体からなる傾斜板を配設し、 同傾斜板の他端背面側に上記操作パネル基板上のプッシ
    ュスイッチを配設することを特徴とするジョグルスイッ
    チ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のジョグルスイッチ
    であって、上記傾斜板は、上記係止爪が上記傾斜面に当
    接し背面側に押し込まれることにより上記プッシュスイ
    ッチが押し込まれると、同プッシュスイッチと反対の側
    に屈曲する屈曲部位を備えることを特徴とするジョグル
    スイッチ。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載のジョグルスイッチにおいて、上記切り欠き部と
    上記係止爪は略均等間隔の三ヶ所に位置することを特徴
    とするジョグルスイッチ。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載のジョグルスイッチにおいて、上記ジョグルノブは左
    右に転動するとともに二ヶ所の係止爪に対応してそれぞ
    れの回動範囲に上記傾斜板を配置したことを特徴とする
    ジョグルスイッチ。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載のジョグルスイッチにおいて、上記傾斜板は、一部に
    上記前面パネルから突出するプッシュ操作子を備えると
    ともに、一部に上記傾斜面を備えることを特徴とするジ
    ョグルスイッチ。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載のジョグルスイッチにおいて、上記傾斜板は上記前面
    パネルに形成されるとともに、上記前面パネルは支持板
    を介して上記ジョグルノブを支持することを特徴とする
    ジョグルスイッチ。
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