JPH046105Y2 - - Google Patents

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JPH046105Y2
JPH046105Y2 JP3767983U JP3767983U JPH046105Y2 JP H046105 Y2 JPH046105 Y2 JP H046105Y2 JP 3767983 U JP3767983 U JP 3767983U JP 3767983 U JP3767983 U JP 3767983U JP H046105 Y2 JPH046105 Y2 JP H046105Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電子チユーニング等電気的信号によ
つて動作する電子機器等に使用するパルススイツ
チに関するものである。
従来例の構成とその問題点 従来より自動車ラジオ等に用いられる各種パネ
ルスイツチが開発されている。
しかし、従来のスイツチは節度感が悪く、しか
もチヤタリングが発生するという問題があつた。
考案の目的 本考案は前記欠点に鑑み、節度感が良く、しか
もチヤタリングの発生がないパルススイツチを提
供するものである。
考案の構成 前記目的を達成するために、本考案のパルスス
イツチは底面に放射状の凹凸部を有する箱形のケ
ースと、接点を設けた上記ケース開口部に取付け
られた絶縁体製のスイツチ基板と、上記ケース底
面の凹凸部と対向した同様の放射状凹凸部を有
し、規制された範囲内で回転可能に上記ケースの
内部に保持された切換板と、上記ケース底面と上
記切換板上の対向する放射状凹凸部のそれぞれに
係合する突部を有し操作軸により回転駆動される
とともに上記突部により係合している上記切換板
を回転させるクリツクバネと、上記切換板に装着
され、切換板の回転に伴つてスイツチ基板上を摺
動し、切換板の回転の終端近傍においてスイツチ
基板上の絶縁部から接点上に摺接する刷子と、上
記切換板の回転終端において上記クリツクバネの
突部が上記切換板の凹凸部との係合状態が係脱し
た時、上記切換板を中立位置に回転復帰して上記
刷子をスイツチ基板上の接点上から絶縁部上に摺
接させるように端部がケースに当接するコイルバ
ネとで構成したものであり、クリツクバネがケー
スの凸部を越える時に切換板に装着された刷子が
スイツチ基板上の接点上を摺接して接点のON領
域に入るため、クリツクバネがケースの凸部を越
えるためには一定以上の力が必要となるため操作
軸を上記一定以上の力で回転させて刷子がON領
域に入る際の速度を早めてチヤタリングを防止す
るとともに、刷子の回動復帰はコイルバネによつ
て安定してすばやく行なわれるので回動復帰時の
チヤタリングも防止して、チヤタリングの発生し
ないパルス信号を得ることのできるものである。
実施例の説明 本考案の一実施例について構成を第1図a,
b,cおよび第2図によつて説明する。ケース1
の開口部に取付けられたスイツチ基板2上には、
二つの固定接点3,4が設けられ、固定接点3,
4の端部の端子孔5,6に端子7,8が取付けら
れており、端子孔9にはY字状の接触子10を介
して端子11が取付けられている。上記スイツチ
基板2上には、切換板13が操作軸12に挿入さ
れ、回転自在なようにケース内に装着されてい
る。切換板13のスイツチ基板2と対向する面に
は、接触子10の接点と接触するように刷子14
が装着されている。なお、刷子14の両側を延長
して接点23,24が設けられており、これら接
点23,24は固定接点3,4に挟まれる位置に
あつて切換板13の回転に伴つて、接点23は固
定接点3と、接点24は固定接点4と接離するよ
うに上記接点23,24はスイツチ基板2上を摺
接するように設けられている。また、切換板13
の凹部15にはコイルバネ16が挿入され、その
両端部がケース1の内壁にそれぞれ圧接し、切換
板13を常に中立位置に保持するようになつてい
る。ケース1の底面には切換板13と対向する面
に複数の凹凸部17が放射状に設けられている。
切換板13にもケース1の凹凸部17に対向する
面に放射状にケース1の凹凸部17と同数の凹凸
部18が設けられている。切換板13とケース1
の間には操作軸12の回転によつて回転駆動され
る駆動板19が、切換板13を貫通して位置し、
駆動板位置9にはクリツクバネ20が取付けられ
ている。クリツクバネ20の弾性腕部先端には同
一放射線上に2つの凸部21,22が相反する方
向に突き出すように設けられ、切換板13とケー
ス1の凹部にそれぞれ圧接されている。
なお、第1図aにおいて、27および28は操
作軸12の保持部材、29はスイツチ基板2と保
持部材28との間に設けられる緩衝部材、30は
ケース1の上に取付けられる押え板、31は操作
軸12の先端に取付けられ押え板30に接するワ
ツシヤである。
次に上記パルススイツチの動作について第1図
a,b,c、第2図および第3図a,b,c,
d,eおよび第4図a,bにより説明する。な
お、第3図a〜eはパルススイツチの動作を説明
するための主要部品の動きを説明する側断面図で
あり、説明の都合上固定接点4、接点24を省略
している。第4図a,bは主要部品であるコイル
バネの動きを説明するための上面断面図である。
まず操作軸12に回転力を与えていない時、
第4図aのようにコイルバネ16の両端部はケ
ース1の内壁と当接し、切換板13を中立位置
に保持している。
この時、第3図aのようにクリツクバネ20
の凸部21はケース1の凹凸部17の凹部A
に、凸部22は切換板13の凹凸部18の凹部
Cに圧接・係合し、切換板13に装着された刷
子14の接点23はスイツチ基板2上の固定接
点3,4間に位置し、スイツチはオフ(OFF)
状態となつている。
次にコイルバネ16の切換板13を中立位置
に保持しようとする力に抗して操作軸12を回
転させると、操作軸12に装着された駆動板1
9が回転し、この駆動板19に装着されたクリ
ツクバネ20は回転し、第3図bのごとく、凸
部22によつて切換板13は回転し、刷子14
の接点23を固定接点3側に回転させるととも
に、凸部21はケース1の凹凸部の凸部Aとの
圧接・係合から係脱しようとする。
次に更に操作軸12を回転させると、切換板
13はクリツクバネ20の凸部22によつて更
に回転し、刷子14の接点23とスイツチ基板
2上の固定接点3と接触し、スイツチはオン
(ON)状態となる。この時、クリツクバネ2
0の凸部21はケース1の凹凸部17の凹部A
から係脱し、凸部を乗り越えて隣接の凹部Bと
係合しようとする。更に若干操作軸を回転させ
ることによつて第4図bのごとく切換板13に
設けられたストツパー段部25がケース1に設
けられた凹部ストツパー部26の内壁に当接
し、クリツクバネ20の凸部22は切換板13
が上述の当接によつて回転を停止するので第3
図cのごとく切換板13の凹凸部18の凹部C
との圧接、係合から係脱しようとする。
次に更に若干操作軸12を回転させると、ク
リツクバネ20の凸部22は切換板13の凹部
Cから係脱し、第4図bのごとくコイルバネ1
6の一端部側がケース1の内壁に当接して切換
板13を中立位置に復帰させようとしているの
で、第3図dのごとく切換板13は操作軸12
による回転方向Fに回転しようとする。
次に更に若干操作軸12を回転させると、
(この操作軸12の回転はクリツクバネ20の
凸部21のケース1の凹凸部17に対する圧接
力によつて凸部21は凹部Bへ圧接・係合しよ
うとするので操作軸12に何等の回転力を加え
ることなく行なわれるものである。)第3図e
のごとく、クリツクバネ20の凸部21はケー
ス1の凹凸部17の凹部Bに、凸部22はコイ
ルバネ16により切換板13に対する復帰力に
よつて切換板13は回転して、中立位置に復帰
し、切換板13の凹凸部18の凹部Dに圧接係
合する。
また刷子14の接点23は固定接点3,4間に
戻り、スイツチはOFF状態となる。
以上のようにパルススイツチはOFF→ON→
OFFのパルス信号を操作軸12の回転方向側に
発生させるものである。
また、上述のごとく操作軸12はコイルバネ1
6によつて切換板13に働く復帰力とケース1の
凹凸部17の凹部Aからクリツクバネ20の凸部
21を係脱させるための係脱力の合算した力以上
の力で回転させる必要があり、更に刷子14の接
点23が固定接点3と接した(ON状態)時はク
リツクバネ20の凸部21はケース1の凹凸部1
7の凹部Aから脱し、凹部Bに向つて係合しよう
とするため、操作軸12を回転させようとするの
に必要とする力は上記復帰力から上記凹部Bに向
つて凸部21が係合しようとする力を減じたもの
となる。即ち、操作軸12を同じ力で回転させる
と切換板13はON状態直前において速動するの
でON時のチヤタリングが防止できるとともに
OFF時はコイルバネ16によつて切換板13に
働く復帰力とクリツクバネ20の突部22が切換
板13の凹凸部18の凹部Dに係合しようとする
力によつて切換板13は速動して固定接点3と接
点23を離すのでOFF時のチヤタリングの発生
を防止するものである。
また、切換板13を駆動させるクリツクバネ2
0の二つの凸部21,22を、同一放射線上に設
け、凸部21,22を1枚のブレス品で構成した
ので、二つの凸部の極度ズレを極めて小さく高精
度に製作でき、その結果、切換板13の左右動作
角度のズレが非常に小さくなり、切換板とケース
のクリツク節度のタイミングがうまく合い左右両
回転共安定したパルス信号を得ることができる。
また、クリツクバネ20を駆動板19に取付け
ることによつて操作軸12との嵌合面が広くなり
操作軸12のスラスト動作が容易となり、パルス
スイツチとプツシユスイツチ等の操作軸がスラス
ト動作を必要とするもの(図示せず)との連結を
行う場合は容易に行える利点がある。
なお、上記動作説明にあたつては操作軸12の
回転方向が一方向のみについて説明したが、反対
方向に回転させることによつて同様の動作で刷子
14の接点24と固定接点4間でパルス寸号を発
生させることができる。
また、節度感は上述のパルススイツチのON時
にクリツクバネ20の凸部21がケース1の凹凸
部17の凹部Bに操作軸12の回転力と凸部21
が凹部Bに係合しようとする力が合算した力で回
転させて係合した時に発生するので極めて明瞭な
感触として得られる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、操作軸の回転方
向によつてスイツチ基板上の異なる接点でスイツ
チングが行なわれるので方向弁別とパルス信号の
発生が簡単な構造で行え、更にコイルバネによつ
て、切換板が中立位置に復帰するので、軸ガタの
ない節度感触に優れたチヤタリングの発生しない
パルススイツチを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の一実施例におけるパルスス
イツチの分解斜視図、第1図bは同ケースの裏面
斜視図、第1図cは同ケースの裏面平面図、第2
図は同断面図、第3図a,b,c,d,eは同パ
ルススイツチの動作を説明するための主要部品の
動きを説明する側断面図、第4図a,bは同主要
部品であるコイルバネの動きを説明するための上
面断面図である。 1……ケース、2……スイツチ基板、3,4…
…接点、10……接触子、12……操作軸、13
……切換板、14……刷子、16……コイルバ
ネ、17,18……凹凸部、20……クリツクバ
ネ、21,22……凸部、23,24……接点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 少なくとも底面に放射状の凹凸部を有する箱
    形のケースと、このケースの開口部に装着され
    た絶縁体製のスイツチ基板と、上記ケース底面
    の凹凸部と対向した同様の放射状凹凸部を有
    し、上記ケースによつて規制された範囲内で回
    転可能に上記ケース内に保持された切換板と、 上記ケース底面と上記切換板上の対向する放
    射状凹凸部のそれぞれに係合する突部を有し、
    操作軸により回転駆動されるとともに上記突部
    により係合する上記切換板を回転させるクリツ
    クバネと、 上記切換板に装着され、上記切換板の回転に
    伴つて上記スイツチ基板上を摺接する接点を有
    する刷子と、 切換板の回転終端において操作軸の更なる回
    転によつてケース底面の放射状凹凸部の凹部と
    クリツクバネの突部が係合状態から係脱し隣接
    する凹部に係合しようとし、更に切換板の放射
    状凹凸部の凹部とクリツクバネの突部が係合状
    態を係脱した時、上記切換板を中立位置に回転
    復帰させるように端部がケースに当接するよう
    に上記切換板に装着されたコイルバネと、 上記切換板の回転終端近傍において上記刷子
    の接点と接触し、上記切換板が中立位置にある
    とき上記接点を挟むように上記スイツチ基板上
    に設けられた固定接点と、上記スイツチ基板に
    取付けられ、上記刷子に摺接する接触子とで構
    成されるパルススイツチ。 (2) 操作軸に対して共回りするとともにスラスト
    方向に動くように装着された駆動板にクリツク
    バネを取付けたことを特徴とする請求項(1)記静
    のパルススイツチ。 (3) スイツチケース底面と切換板上の対向する放
    射状凹凸部に係合する二つの弾性突部が一体の
    金属板から反対方向にプレス加工して形成され
    たクリツクバネを有することを特徴とする請求
    項(1)または(2)記載のパルススイツチ。
JP3767983U 1983-03-15 1983-03-15 パルススイツチ Granted JPS59144720U (ja)

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JPS59144720U JPS59144720U (ja) 1984-09-27
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ID=30168368

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