JP3053957B2 - ナフトキノンジアジドスルホン酸混合エステルを含む組成物およびそれを使用して製造した放射感応性記録材料 - Google Patents

ナフトキノンジアジドスルホン酸混合エステルを含む組成物およびそれを使用して製造した放射感応性記録材料

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JP3053957B2 JP4087280A JP8728092A JP3053957B2 JP 3053957 B2 JP3053957 B2 JP 3053957B2 JP 4087280 A JP4087280 A JP 4087280A JP 8728092 A JP8728092 A JP 8728092A JP 3053957 B2 JP3053957 B2 JP 3053957B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、水に不溶であるが、水性アルカ
リ溶液には可溶である、または少なくとも膨潤し得る樹
脂状結合剤および少なくとも一つの放射感応性化合物を
含む放射感応性組成物に関する。
【0002】標準的な複写材料の放射感応性層は、本質
的に、アルカリ可溶クレゾールホルムアルデヒドノボラ
ックと、1,2−ベンゾ−またはo−ナフトキノン 2
−ジアジド誘導体の様な放射感応性化合物との混合物か
らなる。ノボラックはそれ自体アルカリ水溶液に可溶で
あるが、放射感応性o−キノンジアジド化合物は溶解抑
制剤として作用する。その層を活性線放射で画像を映す
様に露光すると、その放射感応性ジアゾカルボニル化合
物がケテン中間体を経てカルボン酸に変換される。カル
ボン酸はアルカリ水溶液に易溶であり、したがってノボ
ラックの溶解性をも増加させる。ノボラックの製造は、
例えばA.クノップおよびW.シャイプにより、「フェ
ノール樹脂の化学および応用」、第4章、スプリンガ
ー、ニューヨーク、1979に記載されている。
【0003】複写層の露光区域はアルカリ現像剤溶液に
溶解し、非露光区域は本質的に変化せず、そのままで残
るので、層支持体上に原画の陽画レリーフ画像が作製さ
れる。
【0004】しかし、上記の溶解性は、反転させること
もできる。この目的には、記録層を画像を映す様に露光
した後、熱処理にかける。これらの条件下で、その層の
樹脂分子が光の影響を受けた区域で架橋する。「硬化」
と呼ばれるこの工程は原則として「架橋剤」の存在を必
要とし、その架橋剤が架橋を引き起こし、その結果、露
光の際にo−キノンジアジドから生じた酸の作用によ
り、熱処理の際に硬化を引き起こす。硬化の際、o−キ
ノンジアジドの分解温度未満の温度に加熱する。この加
熱は、照射、高温ガス流中に置くこと、加熱ローラーの
様な加熱表面との接触、あるいは不活性液体、例えば水
の加熱浴中への浸漬により行う。温度は一般的に100
〜150℃、好ましくは90〜130℃である。
【0005】効果的な架橋剤は、一般に、上記の酸およ
び温度条件下でカルボニウムイオンを容易に形成する化
合物である。これらの例としては、DE−A 3325
022(=US−A 4,581,321)に記載され
るヘキサメチロールメラミン、および2個以上の芳香族
性結合ヒドロキシメチルまたはアルコキシメチル基を含
む、1,4−ビスヒドロキシメチルベンゼンおよび4,
4' −ビスメトキシメチルジフェニルエーテルの様なE
P−A 0212482に記載されている化合物があ
る。US−A 4,404,272に記載されている
2,6−ビスヒドロキシメチル−4−メチルフェノール
も架橋剤として公知である。
【0006】熱処理の後、フォトレジスト層は、原則と
して、まだ放射感応性の層区域を完全にアルカリ可溶性
にするために、全面露光する。
【0007】全面露光は一般に画像露光に使用した光と
同じ光源で行う。
【0008】全面露光に続く現像は、一般に、やはり陽
画処理フォトレジストの現像にも使用したのと同じアル
カリ水溶液の一つで行う。その例としては、水酸化ナト
リウム、水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化トリ
メチル(ヒドロキシエチル)アンモニウム、アルカリ金
属リン酸塩、アルカリ金属ケイ酸塩またはアルカリ金属
炭酸塩の水溶液があるが、それらの溶液は湿潤剤または
極少量の有機溶剤を含むことができる。現像の際、本来
の画像露光において光の影響を受けなかった層区域は洗
い流され、原画の陰画レジスト画像が得られる。
【0009】ほとんどの場合、露光および現像されたレ
ジスト材料を次にエッチング剤で処理するが、この工程
では、エッチング剤は非画像区域でのみ層支持体に作用
し得る。この様にして、陽画処理複写被覆物の場合は層
支持体上に陰画のエッチング画像が形成され、陰画処理
複写被覆物の場合は陽画のエッチング画像が形成され
る。
【0010】上記の方法により層支持体上に形成される
複写層の陽画または陰画レリーフ画像は、各種の用途、
特に露光マスクとして、あるいはマイクロエレクトロニ
クスにおける半導体部品の製造における画像として、凹
版印刷、グラビアまたは平版印刷用の印刷版として、お
よび電気めっき工程におけるニッケル回転シリンダーの
製造に好適である。
【0011】複写層、例えばフォトレジスト層の商業的
な有用性は、とりわけ、放射感応性、現像および画像コ
ントラスト、解像性および層支持体に対する密着性によ
り評価される。
【0012】組成物の高い放射感応性は、微小電子回路
または部品の製造、特にウエハーの処理量が最も長くか
かる工程により決定されるウエハーのいわゆる「イン−
ライン」処理においては重要なファクターである。これ
まで必要とされている比較的長い露光時間により、露光
装置の処理量が制限ファクターになっている。特に単色
照射および短波長活性線を使用する照射では、露光装置
のサイクル時間が長すぎるので、生産速度が非常に低く
なる。
【0013】レジストの解像度は、露光に使用するマス
クの最も細い線および狭い隙間でも再現できるフォトレ
ジスト系の能力に関係し、露光し、現像した区域は縁部
の勾配が急で、高い鮮明度を示している必要がある。
【0014】多くの技術的応用分野、特にマイクロエレ
クトロニクスにおける半導体部品の製造では、非常に細
い線および狭い隙間幅(<1μm )を再現しなければな
らないので、フォトレジストは特に高い解像度を達成す
る必要がある。1μm 以下のオーダーの非常に小さな細
部を再現できる能力は、シリコンチップおよび類似の部
品上に集積回路を工業的に製造する上で最も重要なこと
である。写真製法を使用する場合、フォトレジストの解
像度を増加することにより、その様なチップ上の集積密
度を増加させることができる。
【0015】1個の分子中に複数の放射感応性基を含む
光活性化合物がフォトレジスト中に存在する場合、その
混合物中の放射感応性成分が増加するので、フォトレジ
ストの解像度が増加することが知られている。[P.ト
レフォナスIII およびB.K.ダニエルズ、「単層陽画
フォトレジストにおける画像品質を向上させるための新
しい原理」、レジスト技術および処理におけるSPIE
進歩IV、771(1987)、194〜210、P.ト
レフォナスIII 、B.K.ダニエルズ、およびR.L.
フィッシャー、「サブミクロン光学平版印刷のためのフ
ォトレジスト設計:高分子光分解の応用」、ソリッドス
テートテクノロジー30(1987)、131〜13
7]。
【0016】EP−A 0244762および0244
763に記載されている混合エステルを使用する場合、
解像度がすでに改良されているのが分かる。DE−A
3837500は、平版印刷用途におけるリング置換し
たナフトキノンジアジド誘導体の優れた特性を示してい
る。しかし、所望により置換した(o−ナフトキノン2
−ジアジド)−4−または−5−スルホン酸と、3個以
上の芳香族水酸基を有する化合物とのエステルは標準的
な溶剤に対する溶解性が非常に低いことが多く、その結
果、これらのエステルで製造したレジストは十分な解像
度を達成してはいない。
【0017】そこで、本発明の目的は、放射感応性を改
良し、工業的に一般に使用されている溶剤に対する溶解
性を改良した新規な組成物を提供することである。
【0018】この目的は、放射感応性成分として、a)
2〜6個の芳香族水酸基を含む化合物、b)ナフタレン
環に置換基を有する(o−ナフトキノン 2−ジアジ
ド)−4−スルホン酸(ジアゾ化合物D1 )、および
c)非置換の(o−ナフトキノン2−ジアジド)−4−
または−5−スルホン酸(ジアゾ化合物D2 )および/
または非放射感応性有機酸(化合物D0 )からなり、D
1 :(D2 および/またはD0 )モル比が0.1:1〜
30:1であるエステルを含む組成物により達成され
る。これらのエステルおよびそれらの製造方法は特願平
4−86920号(DE−A−4111443)に記載
されている。アルカリ可溶性の結合剤は、好ましくはノ
ボラック、ポリ(ビニルフェノール)またはポリ(ビニ
ルアルキルフェノール)である。
【0019】放射感応性組成物は、一般に、有機溶剤に
溶解させた溶液の形で支持体材料に塗布する。使用でき
る溶剤の例としては、エチレングリコールモノメチルエ
ーテルまたはモノエチルエーテルの様なグリコールエー
テル、およびそれらの酢酸エステル、例えばプロピレン
グリコールメチルエーテル酢酸エステル、酢酸エチルま
たはブチルの様なエステル、メチルエチルケトン、シク
ロペンタノンおよびシクロヘキサノンの様なケトン、お
よびトルエンおよびキシレノールの様な芳香族炭化水素
がある。これらの溶液の混合物を使用することも可能で
ある。
【0020】組成物中の結合剤の量は、一般的に、放射
感応性組成物中の固体成分の総重量に対して、約15〜
99重量%、好ましくは約50〜97重量%、特に好ま
しくは約63〜93重量%である。
【0021】放射感応性化合物の量は、組成物中の固体
成分の総重量に対して、約1〜50重量%、好ましくは
約3〜35重量%である。
【0022】放射感応性組成物の溶液を製造するには、
結合剤および放射感応性化合物を、溶剤部分が約40〜
90重量%、好ましくは約60〜85重量%になるのに
十分な量の溶剤と混合する。
【0023】層支持体に塗布する前に、その放射感応性
溶液に添加剤、例えば架橋剤、染料、レベリング剤、可
塑剤、密着促進剤、現像促進剤および非イオン系界面活
性剤の様な界面活性剤を加えることができる。
【0024】使用可能な染料には、例えばメチルバイオ
レット2B(C.I.42535)、クリスタルバイオ
レット(C.I.42555)、マラカイトグリーン
(C.I.42000)、ビクトリアブルーB(C.
I.44045)、ニュートラルレッド(C.I.50
040)、EP−A 0070445またはDE−A
3735852によるクマリン染料およびスチリル染料
がある。
【0025】レベリング剤は、結合剤および放射感応性
化合物の総重量に対して5重量%までの量で使用でき
る。
【0026】好適な可塑剤としては、例えばリン酸−ト
リ−(β−クロロエチル)−エステル、ステアリン酸、
ジカンファー、ポリプロピレン、アセタール樹脂、フェ
ノキシ樹脂およびアルキド樹脂があり、結合剤および放
射感応性化合物の総重量に対して1〜10重量%までの
量で使用できる。可塑剤を添加することにより、組成物
の被覆特性が改良され、組成物を層支持体に平滑で一様
な厚さの層に塗布することができる。
【0027】支持体に対する組成物の密着性を改良する
ために使用できる密着促進剤は、特定のケイ素−有機化
合物、例えば3−アミノプロピル−トリエトキシシラン
からなり、結合剤および放射感応性化合物の総重量に対
して4重量%までの量で使用できる。
【0028】現像促進剤は、ポリヒドロキシベンゾフェ
ノン、ピクリン酸、ニコチン酸、およびニトロケイ皮酸
の様な芳香族カルボン酸または芳香族ポリヒドロキシ化
合物であり、結合剤および放射感応性化合物の総重量に
対して20重量%までの量で使用できる。これらの促進
剤は放射感応性層の溶解性を露光および未露光の両区域
で増加させる。
【0029】したがって、現像促進剤は、現像の速度が
最も重要である場合に使用する。促進剤を加えると、現
像剤により層の露光区域はより急速に溶解するが、同時
に現像促進剤により層が比較的大量に未露光区域からも
失われるので、コントラストが低下することがある。
【0030】好適な非イオン系界面活性剤としては、例
えばポリエチレングリコール−モノ−ノニルフェニルエ
ーテル、−モノ−オクチルフェニルエーテルおよび−モ
ノ−ジノニルフェニルエーテルがあり、結合剤および放
射感応性化合物の総重量に対して10重量%までの量で
使用される。
【0031】好適な架橋剤は、EP−A 021248
2およびUS−A 4,404,272に記載されてい
る。これらの架橋剤は一般に、陰画処理層、例えば陰画
処理フォトレジストに使用するための放射感応性組成物
に添加する。架橋剤は、主として、分子内に2個以上の
ヒドロキシメチルまたはアルコキシメチル基を含む芳香
族化合物であり、例えば1,2−ビス−ヒドロキシメチ
ルベンゼン、1,2−ビス−メトキシメチルベンゼン、
1,2−ビス−ヒドロキシメチルフラン、2,6−ビス
−ヒドロキシメチル−4−メチルアニソール、1,4−
ビス−(α−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、2,5−
ジメチル−1,4−ビス−ヒドロキシメチルベンゼン、
4,4' −ビス−ヒドロキシメチルジフェニルエーテ
ル、4,4' −ジメトキシジフェニル、2,6−ビス−
ヒドロキシメチル−4−メトキシまたは−4−エトキシ
フェノール、4,4' −ビス−メトキシメチルジフェニ
ルエーテルおよびエポキシクレゾール ノボラック樹脂
およびアルコキシメチルメラミン誘導体がある。特に好
ましいのは、2,6−ビス−ヒドロキシメチル−4−メ
チル、−4−エチル、−4−プロピル、−4−イソプロ
ピル、−4−n−ブチル、−4−tert−ブチル、お
よび−4−(2−フェニル−2−プロピル)−フェノー
ルである。
【0032】架橋剤は、放射感応性組成物の総固体含有
量に対して1.5〜20重量%の量で使用できる。
【0033】酸の存在下、高温で、結合剤分子はこれら
の架橋剤により「架橋する」、すなわち放射感応性層が
硬化する。層の硬化に必要な酸は、放射感応性化合物の
光反応により形成される。
【0034】本発明の放射感応性組成物は、溶液中の安
定性および貯蔵性が優れている。解像度は、類似の先行
技術の放射感応性組成物よりも優れている。
【0035】また、本発明は、本質的に層支持体、およ
び上記の種類の組成物から形成される放射感応性層から
なる放射感応性記録材料、およびその記録材料の製造方
法にも関する。
【0036】好適な支持体材料は、例えばケイ素、アル
ミニウムまたは重合体樹脂、酸化ケイ素、ドーピングし
た酸化ケイ素、窒化ケイ素、タンタル、銅、ポリシリコ
ン、セラミックスおよびアルミニウム/銅合金である。
【0037】本発明に係わる記録材料を製造するには、
放射感応性組成物、例えばフォトレジストを、工業的に
一般に使用されている方法、例えば浸漬、噴霧およびス
ピンコーティングにより支持体に塗布することができ
る。スピンコーティングでは、個々の場合に使用するス
ピンコーティング装置およびスピンコーティング作業に
定められた時間に応じて、望ましい厚さの被覆が得られ
る様に、レジスト溶液中の固体成分を調整する。
【0038】上記の方法により製造された放射感応性組
成物は、マイクロプロセッサーおよび他のマイクロエレ
クトロニクス用半導体部品の製造に使用する種類の、酸
化ケイ素の層を有するシリコンウエハーに塗布するのに
特に適している。ヒ化ガリウム、酸化物層を有するアル
ミニウムまたは金属アルミニウム層を有するケイ素、酸
化性後処理したアルミニウム製のウエハーを使用するこ
ともできる。また、支持体は各種の重合体樹脂、特にポ
リエステルの様な透明重合体製でもよい。
【0039】放射感応性組成物を層支持体に塗布した
後、固体/液体の複合材料を約80〜105℃で予備乾
燥させる。この熱処理はほとんどすべての溶剤が蒸発
し、支持体上に約1μm の薄い層が残るまで続ける。
【0040】次いで、被覆した支持体を、この技術で公
知の様に、活性線放射、特に248、365、405ま
たは436nmの波長を有するUV放射を使用し、好適
なマスク、陰画またはステンシル等を通して露光する、
あるいは電子線またはレーザー放射で露光する。「活性
線放射」の用語は、X線領域および193〜450nm
の技術的に使用できる波長領域における電磁放射の両
方、および電子放射をも含む。
【0041】現像には、画像を映す様に露光した記録材
料を水性アルカリ現像剤溶液に浸漬する。噴霧現像も工
業的に使用されることが多い。
【0042】現像剤溶液から取り出した後、材料をそれ
ぞれ熱処理または焼き込み処理し、層の密着性およびエ
ッチング溶液、その他の物質に対する耐薬品性を高める
ことができる。現像後の熱処理では、オーブン中でその
層の軟化点より低い温度で、層および支持体を焼き付け
ることができる。
【0043】工業用途、特に酸化ケイ素層を有するシリ
コン支持体上に半導体部品を製造する際は、現像した支
持体をフッ化水素酸系の緩衝剤を含むエッチング溶液で
処理することができる。本発明のフォトレジスト組成物
は、酸性のエッチング溶液に耐性があり、フォトレジス
ト組成物で被覆した、支持体の未露光区域を効果的に保
護する。
【0044】本発明に係わる放射感応性組成物は、フォ
トレジスト組成物として好適であるだけではなく、印刷
版および色構成フィルムの製造にも使用できる。
【0045】本発明の、さらに架橋剤を含む組成物で支
持体を被覆することにより製造された記録材料を陰画処
理画像反転方法に使用する場合、画像を映す様に露光し
た後、90〜150℃の温度で第二の短時間熱処理を行
う。この熱処理の際、結合剤はフォトレジスト層の露光
区域で硬化する。熱処理時間は10〜90秒間である。
記録材料を熱処理および冷却した後、フォトレジスト層
を現像する、または好ましくは現像前に全面UV照射す
る。使用する現像剤は、無機または第四有機塩基を含む
アルカリ水溶液である。現像剤は緩衝剤または他の添加
剤(例えば湿潤剤)を含むことができる。現像工程で
は、画像を映す様に露光する際に未露光のままの層区域
が洗い流され、画像を映す様に露光する際に露光された
区域は攻撃されない(陰画法)。その結果、露光マスク
の陰画レリーフ複写が得られる。
【0046】また、単一層支持体上で陽画および陰画工
程を組み合わせることもできる(写真構成)。
【0047】下記の実施例で、本発明の放射感応性組成
物および記録材料をさらに説明する。実施例1 平版印刷性を比較するために、完全にエステル化した
2,3,4,4' −テトラヒドロキシベンゾフェノンの
誘導体(実施例1〜6)および2,3,4,3',4'
,5' −ヘキサヒドロキシベンゾフェノンの誘導体
(実施例7〜10)だけを含む放射感応性組成物を調製
した。
【0048】これらの誘導体は、7−メトキシ−(1,
2−ナフトキノン 2−ジアジド)−4−スルホン酸
(D1 )および(1,2−ナフトキノン 2−ジアジ
ド)−4−スルホン酸(D2 )により、D1 :D2 のモ
ル比0.33:1(実施例1)または4.71:1(実
施例2)でエステル化する。比較例3、4および10で
はヒドロキシベンゾフェノンを(1,2−ナフトキノン
2−ジアジド)−4−スルホン酸のみで、比較例5お
よび6では7−メトキシ−(1,2−ナフトキノン2−
ジアジド)−4−スルホン酸のみでエステル化する。
【0049】実施例7〜9では、ヘキサヒドロキシベン
ゾフェノンを、それぞれの場合、7−メトキシ−(1,
2−ナフトキノン 2−ジアジド)−4−スルホン酸
(D1)および非放射感応性酸(D0 )により、D1
0 のモル比5:1でエステル化する。非放射感応性酸
は、ステアリン酸(実施例7)、炭酸2−エチルヘキシ
ル(クロロギ酸2−エチルヘキシルとして使用)(実施
例8)またはメタンスルホン酸クロリド(実施例9)で
ある。 a)本発明に係わる組成物 クレゾール/キシレノールノボラックの26%濃度の酢
酸メトキシプロパノール溶液を調製し、ノボラックに対
して、28%(テトラヒドロキシベンゾフェノン誘導体
の場合)または43%(ヘキサヒドロキシベンゾフェノ
ン誘導体の場合)の光活性化合物をこの溶液に加え、溶
解させる。 b)比較例 対応するナフトキノンジアジドを上のa)に記載する溶
液に、その溶液が飽和するまで加え、溶解しない物質を
濾別する。
【0050】これらのレジスト溶液をシリコンウエハー
にスピンコーティングし、その様にして得られた層をホ
ットプレート上で90℃で60秒間乾燥させる。層の厚
さは1.30μm である。工業的に一般に使用されてい
る露光装置を使用し、各種寸法のパターンを含むマスク
を通して露光し、露光後、これらの層を再びホットプレ
ート上で100℃で60秒間熱処理する。次いで、光が
作用した層の区域を現像剤溶液により除去し(現像時間
60秒間)、層の未露光区域がシリコン円盤上に残る様
にする。
【0051】下記の表に示す様に、本発明の組成物を使
用することにより、著しく小さなパターンを製造するこ
とができる。平版印刷特性 実施例番号 現像剤の 解像できる最小のパターン*) 未露光区域におけ 規定度 (マスクパターンの寸法的 る層の除去速度 に正確な再現) (nm/min) 1 0.24 0.65μm 36 2 0.24 0.65μm 45 3(比較) 0.24 パターン形成できない >1300 4(比較) 0.15 パターン形成できない 46 5(比較) 0.24 パターン形成できない >1300 6(比較) 0.15 パターン形成できない 15 7 0.24 0.70μm 33 8 0.24 0.65μm 32 9 0.24 0.65μm 3610(比較) 0.24 1.15μm 71 *) より大きなパターンは同時にマスクに対して正確に再現される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルハルト、ブール ドイツ連邦共和国ケーニッヒシュタイ ン、アム、エルトベールシュタイン、28 (56)参考文献 特開 平1−179147(JP,A) 特開 平1−142548(JP,A) 特開 昭63−305348(JP,A) 特開 平2−191248(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/022 G03F 7/000 503 H01L 21/027

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水に不溶であるが、水性アルカリ溶液には
    可溶であるかまたは少なくとも膨潤し得る樹脂状結合剤
    および少なくとも一つの放射感応性化合物を含む放射感
    応性組成物であって、その放射感応性化合物が、a)2
    〜6個の芳香族水酸基を含む化合物、b)ナフタレン環
    に置換基を有する(o−ナフトキノン 2−ジアジド)
    −4−スルホン酸(ジアゾ化合物D1 )、およびc)非
    置換の(o−ナフトキノン 2−ジアジド)−4−また
    は−5−スルホン酸(ジアゾ化合物D2 )および/また
    は非放射感応性有機酸(化合物D0 )からなるエステル
    であり、D1 :(D2 および/またはD0 )モル比が
    0.1:1〜30:1であることを特徴とする、放射感
    応性組成物。
  2. 【請求項2】樹脂状結合剤がノボラック、ポリ(ビニル
    フェノール)またはポリ(ビニルアルキルフェノール)
    であることを特徴とする、請求項1に記載する放射感応
    性組成物。
  3. 【請求項3】組成物がさらに架橋剤、染料、レベリング
    剤、可塑剤、密着促進剤、現像促進剤および/または界
    面活性剤を含むことを特徴とする、請求項1または2に
    記載する放射感応性組成物。
  4. 【請求項4】結合剤が、その組成物の固体成分に対して
    15〜99重量%の量で存在することを特徴とする、請
    求項1〜3のいずれか1項に記載する放射感応性組成
    物。
  5. 【請求項5】放射感応性化合物が、その組成物の固体成
    分に対して1〜50重量%、好ましくは3〜35重量%
    の量で存在することを特徴とする、請求項1〜4のいず
    れか1項に記載する放射感応性組成物。
  6. 【請求項6】本質的に層支持体および放射感応性層から
    なる放射感応性記録材料であって、その放射感応性層が
    本質的に請求項1〜5のいずれか1項に記載する放射感
    応性組成物からなることを特徴とする、放射感応性記録
    材料。
  7. 【請求項7】層支持体が、半導体材料と放射感応性層と
    の間に施された少なくとも一つの別の層を含むシリコン
    またはヒ化ガリウムウエハーであることを特徴とする、
    請求項6に記載する放射感応性記録材料。
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