JP3053136B2 - 見当プリセット方法 - Google Patents

見当プリセット方法

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JP3053136B2
JP3053136B2 JP3334266A JP33426691A JP3053136B2 JP 3053136 B2 JP3053136 B2 JP 3053136B2 JP 3334266 A JP3334266 A JP 3334266A JP 33426691 A JP33426691 A JP 33426691A JP 3053136 B2 JP3053136 B2 JP 3053136B2
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誠 三瓶
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラビア多色印刷機等
の各色の刷り合わせ(以下見当調整という)の縦見当の
調整を印刷ユニット間に設けられたコンペンセータロー
ラを移動させることにより行うグラビア印刷機の見当プ
リセット方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】グラビア印刷等においては、印刷物ピッ
チは使用する版胴の円周で決定され、版胴の円周は印刷
物の種類により大幅に変化する。したがって、版胴円周
が変わった場合には、印刷に先立って縦見当を調整する
必要がある。一般に印刷機の印刷ユニット間には、ウエ
ブパスを調整するためのコンペンセータローラが設けら
れている。
【0003】図9は、見当プリセット装置の従来例(特
開平1−99846号)を示したブロック図、図10
は、従来例に係る見当プリセット装置のコンペンセータ
ローラを示した側面図である。記憶装置(固定データ記
憶手段)22には、各版胴間の紙パス、各版胴の見当調
整マーク印刷部の初期位置および走行紙に印刷されるべ
き各見当調整マークの間隔が記憶されている。
【0004】コンソール(基準データ入力手段)21か
ら版胴の円周に関するデータが入力されると、そのコン
ソール21からのデータおよび記憶装置22に記憶され
たデータに基づいて、コンピュータ(原動軸位相算出手
段3a)3が走行紙に印刷された各版胴の見当調整マー
クがスキャニングヘッド6を通過するときの各版胴の位
相を算出し、この算出された各版胴の位相データに基づ
いて所望の見当調整マークのみをスキャニングヘッド6
で検出するためのゲート信号を見当調整装置5で発生さ
せるタイミングを設定する。
【0005】さらに、コンピュータ(コンペンセータロ
ーラ位置算出手段3b)3は、記憶装置22に記憶され
た見当調整マークの間隔と一致するようなコンペンセー
タローラの位置を算出し、このコンペンセータローラ位
置算出手段3bからのデータに基づいて、コンペンセー
タローラ位置プリセット装置7が各版胴間に配置された
コンペンセータローラの位置を移動させる装置(コンペ
ンセータローラ駆動回路8,エンコーダ13,モータ1
4等)にコンペンセータローラの移動量を設定する。
【0006】この後、見当調整装置5が、ゲート位置設
定装置4により設定されたゲート信号を用いて、走行紙
Wに印刷された各版胴の見当調整マークをスキャニング
ヘッド6により検出し、図10に示すように、各版胴1
0a,10b,…などの見当調整マーク15a,15
b,…などが一定の間隔で印刷されるように各版胴10
a,10b,…など間に配置されたコンペンセータロー
ラ12a,…などの位置を移動させる。
【0007】版胴10a,10b,…などの見当調整マ
ーク15a,15b,…などを全印刷ユニットとも同じ
位相に合わせ、ユニット間のウェブのパス長が、 nL+d または nL−d ただし、 L:版胴の円周 d:隣りあう見当調整マークの間隔 n:正の整数 となるように、コンペンセータローラ12a,…などの
位置を算出し、設定していた。
【0008】このとき、見当調整装置の初期調整とし
て、各色の版胴10a,10b,…などを、各印刷ユニ
ット(図示せず)に取り付ける場合に、見当調整マーク
15a,15b,…などを、各印刷ユニットに対して、
同一の位置に合わせ、位相が合わせられる。
【0009】以下の説明のように、従来、このような版
胴の初期調整は、水準器91を使うかまたは指示針93
を用いて位置合わせが行われていた。水準器91を使用
する場合には、図11に示すように、例えば、合わせ器
具90に設けられた合マーク90aを版胴10の基準位
置(見当調整マーク15など)に合わせた状態で、版胴
の軸を含む平面に垂直に配置された水準器91が水平を
指すように円周方向の位相を調節する。また、指示針9
3を使用する場合には、図12に示すように、印刷機の
機枠61の一部に、取り外し自在の支持棒を取り付け、
その支持棒に取り付けた指示針93の先の矢印状の部分
に、版胴10の基準位置が合うように、周方向の位相と
横方向の位置を決める。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な水準器または指示針を用いて位置合わせを行うので
は、時間がかかるうえ、操作性が悪かった。また、精度
を犠牲にして目測で位置決めを行うと、刷り出し時の見
当が合わずに、調整に時間を要してしまう。さらに、横
方向の位置決めは、水準器では位置決めできないし、指
示針は操作性が悪く、調整が難しかった。このように、
版胴上の見当調整マークを定められた位置に合わせるの
が難しかった。
【0011】本発明の目的は、前述の課題を解決し、版
胴の基準位置を合わせる作業を不要にし、自動的に見当
プリセットを行うことができる見当プリセット方法を
供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明による見当プリセット方法は、印刷物の縦見
当の調整を印刷ユニット間に配置されたコンペンセータ
ローラを移動させることにより行うグラビア印刷機の見
当プリセット方法において、印刷版上に設けた版マーク
を検出することにより、版胴の周方向位相および横方向
位置を検出し、前記検出結果にもとづいて、各版胴の見
当調整マークが一定の間隔で印刷されるような各版胴間
に配置されたコンペンセータローラの位置を算出し、そ
の算出結果にもとづいて、コンペンセータローラのプリ
セットを行い、前記検出結果にもとづいて、各版胴の軸
方向の位置が一致するようなサイドレー位置を算出し、
その算出結果にもとづいて、サイドレー位置のプリセッ
トを行い、前記コンペンセータローラ及びサイドレー位
置のプリセットを行なった後に、前記検出結果にもとづ
いて、スキャニングヘッドが走行紙に印刷された各版胴
の見当調整マークを検出するのに必要なゲート位置を算
出し、その算出結果にもとづいて、ゲート位置のプリセ
ットを行う構成としてある。
【0013】
【0014】
【作用】本発明によれば、印刷版上に設けた版マークを
自動的に検出することにより、印刷版の周方向位相およ
び軸方向位置を検出し、前記検出結果にもとづいて、ス
キャニングヘッドが走行紙に印刷された各版胴の見当調
整マークを検出するのに必要なゲート位置、各版胴の見
当調整マークが一定の間隔で印刷されるような各版胴間
に配置されたコンペンセータローラの位置、各版胴の軸
方向の位置が一致するようなサイドレー位置を算出し、
その算出結果にもとづいてプリセットを行うことができ
る。
【0015】
【実施例】以下、図面等を参照して、実施例につき、本
発明を詳細に説明する。図1は、本発明による見当プリ
セット装置の実施例を示したブロック図、図2は、図1
に示す装置と印刷機との関係を示した構成図である。な
お、前述した従来例と同一の機能を果たす部分には、同
一の符号を付してある。
【0016】原動軸位相検出器1は、版胴10の回転軸
52とギャボックス51を介して、連結された原動機5
0の原動軸50aの位相を検出するためのものである。
この原動機50の回転は、本機制御器53によって制御
される。原動軸位相読取装置2は、原動軸位相検出器1
が検出した原動軸50aの位相を読み取り、後述するプ
リセットパソコン3および見当調整装置5、マーク判定
用コンピュータ82に、原動軸50aの位相データを与
える装置である。
【0017】プリセットパソコン3は、原動軸位相読取
装置2からの版胴の周方向位相、後述するマーク判定用
コンピュータ82のマーク検知信号、およびセル検出器
横送り量読取装置88からの横送り量データにもとづい
て、スキャニングヘッド6が走行紙Wに印刷された各版
胴の見当調整マークを検出するのに必要なゲート位置、
各版胴の見当調整マークが一定の間隔で印刷されるよう
な各版胴間に配置されたコンペンセータローラ12の位
置、および各版胴の軸方向の位置が一致するようなサイ
ドレー位置を算出し、ゲート位置設定装置4にゲート位
置データを出力し、コンペンセータローラ位置プリセッ
ト装置7にコンペンセータローラプリセット位置デー
タ、サイドレー位置プリセット装置47にサイドレープ
リセット位置データを出力する。なお、プリセットパソ
コン3は、マーク判定用コンピュータ82に版胴円周デ
ータを、本機制御器53に原動機50を制御するための
信号を出力している。
【0018】ゲート位置設定装置4は、プリセットパソ
コン3からのプリセット制御信号にに基づいて、所望の
見当調整マークのみをスキャニングヘッド6によって検
出するためのゲート信号を見当調整装置5で発生させる
タイミングを設定する装置である。
【0019】見当調整装置5は、原動軸位相読取装置
2、ゲート位置設定装置4からのデータに基づいて、ス
キャニングヘッド6から入力される各色の見当調整マー
クの信号の処理を行い、スキャニングヘッド6が走行紙
Wに印刷された各色の見当調整マークを所定のタイミン
グで検出するように、コンペンセータローラ駆動回路8
およびサイドレー駆動回路48を制御する装置である。
【0020】コンペンセータローラ位置プリセット装置
7は、プリセットパソコン3からのデータに基づいて、
コンペンセータローラ駆動回路8に各コンペンセータロ
ーラ12a,12b,12cの位置をプリセットする装
置である。コンペンセータローラ駆動回路8は、見当調
整装置5あるいはコンペンセータローラ位置プリセット
装置7からの信号に基づいて、各コンペンセータローラ
12a〜12cに接続された各モータ14a〜14cを
回転させて、各コンペンセータローラ12a〜12cを
移動させる装置である。そして、各モータ14a,14
b,14cの回転量、すなわち各コンペンセータローラ
の移動量は、コンペンセータローラ位置検出器13a,
13b,13cにより検出され、コンペンセータローラ
位置読取装置9によって読み取られ、コンペンセータロ
ーラ駆動回路8にフィードバックされ、各コンペンセー
タローラ12a,12b,12cが所定量移動した場合
に、各モータ14a,14b,14cは回転を停止する
ようになっている。
【0021】サイドレーは、版胴10を走行紙Wの流れ
の方向に対して直角に移動させ、印刷物の横見当の調整
を行うためのものである。サイドレー位置検出器45
は、版胴10のサイドレー位置を検出するセンサであっ
て、その出力は、サイドレー位置読取装置46に接続さ
れている。サイドレー位置プリセット装置47は、プリ
セットパソコン3からのデータに基づいて、サイドレー
駆動回路48にサイドレーの位置をプリセットする装置
である。サイドレー駆動回路48は、見当調整装置5あ
るいはサイドレー位置プリセット装置47からの信号に
基づいて、サイドレーに接続されたモータ44を回転さ
せて、サイドレーを移動させる装置である。そして、モ
ータ44の回転量、すなわちサイドレーの移動量は、サ
イドレー位置検出器45によって検出され、サイドレー
位置読取装置46によって読み取られ、サイドレー駆動
回路48にフィードバックされ、サイドレーが所定量移
動した場合に、モータ44は回転を停止するようになっ
ている。
【0022】セル検出器81は、版胴10上の見当調整
マーク15を検出するためのものであり、その出力は、
マーク判別用コンピュータ82に接続されている。版胴
検出器83は、版胴10の有無を検出するセンサであ
り、その出力は、セル検出器移動装置84に出力されて
いる。セル検出器移動装置84は、プリセットパソコン
3からの制御信号が入力されており、セル検出器81を
前進後退方向に移動させるセル検出器前進後退アクチュ
エータ85およびセル検出器81を横送りするセル検出
器横送りアクチュエータ86を駆動する装置である。セ
ル検出器横送りアクチュエータ86には、セル検出器8
1の横送り量を検出するセル検出器横送り量検出器87
が設けられており、その出力は、セル検出器横送り量読
取装置88に接続されている。セル検出器横送り量読取
装置88の出力は、プリセットパソコン3に接続されて
いる。
【0023】図3は、版胴付近の構造を示した斜視図で
ある。版胴10が固定されている機枠61,61には、
版胴10の回転軸に平行にレール62が設けられてお
り、そのレール62には、スキャニングヘッド6が設け
られている。また、機枠61,61には、版胴10の回
転軸に平行にレール64が設けられており、そのレール
64には、セル検出器移動装置84が設けられている。
このセル検出器移動装置84には、移動軸84aが版胴
10の回転軸と垂直な方向に移動可能に設けられてお
り、その移動軸84aの先端に光電センサなどのセル検
出器81が取り付けられている。
【0024】次に、図5を参照しながら、本発明による
見当プリセット装置の実施例の動作を説明する。プリセ
ットパソコン3のコンソール21よりプリセット開始を
入力することにより、プリセット動作が開始される(S
101)。まず、第1番目の印刷ユニットについて検出
を行う(S102)。大部分の印刷版では、見当調整マ
ーク15が原反Wの端に入るようにしてあるので、原反
幅のプリセットデータを利用し、図4(A)に示すよう
に、セル検出器移動装置84の移動を開始し(S10
3)、原反Wの外側から所定の位置(例えば、原反Wの
外側約3cm)のところまで(S104)、セル検出器
移動装置84を高速で移動させ、時間短縮を図ってい
る。
【0025】次に、セル検出器81は、移動装置84の
移動軸84aが移動して、図4(B)版面のセルを読み
取れる距離まで接近させ(S105)、近接スイッチS
W1が版胴10を検知したときに、停止する(S10
6)。ついで、版胴10を高速(約150rpm)で回転させ
るとともに(S107)、図4(C)に示すように、セ
ル検出器移動装置84をゆっくり(約15mm/分)横
送りし(S108)、見当調整マーク15の検出を開始
し、公知のマーク検出アルゴリズムに基づいて、見当調
整マーク15のパターンマッチングを行う。
【0026】見当調整マーク15を検出したら(S10
9)、サイドレープリセットについては、見当調整マー
ク15の横方向位置データをプリセットパソコン3に送
る(S110)。また、コンペンセータローラプリセッ
ト、ゲートプリセットについては、見当調整マーク15
の周方向位相データをプリセットパソコン3に送る(S
111)。その後に、セル検出器移動装置84の移動を
停止し(S112)、セル検出器81を安全な場所に退
避させる。さらに、全ての版胴10a〜10dの見当調
整マーク15a〜15dを検出したら(S113,11
4)、版胴10の回転を停止させる(S115)。つい
で、サイドレープリセット(S116)、コンペンセー
タローラプリセット(S117)、ゲートプリセット
(S118)を順次行い、プリセットを終了する。な
お、この実施例では、見当調整マーク15の検出を1ユ
ニットずつ順番に行っているが、検出時間の短縮をはか
るため、マーク判別用コンピュータ82を各ユニットに
1台ずつ用意し、全ユニットを同時に見当調整マーク1
5の検出を行っても良い。
【0027】サイドレープリセット(S116)は、検
出した見当調整マーク15の横方向位置データと、走行
紙Wの紙幅およびその横方向位置よりサイドレーの位置
を算出して設定する。すなわち、図6に示すように、 b:基準位置から版胴の見当調整マークまでの距離 c:基準位置から走行紙の中心線までの距離 d:隣接する見当調整マークの間隔 w:走行紙の紙幅 α:走行紙のエッジから見当調整マークまでの距離(余
裕分) とすると、走行紙のエッジからαの距離の位置に見当調
整マークを印刷するには b=c−w/2+α …(1) となるようにサイドレーの位置を設定すればよい。従っ
て、版胴10を取り付けたときのサイドレーの位置をx
0 、検出した見当調整マーク15の位置をbiとすれば、
求めるべきサイドレーの位置は、 x=x0 −bi+c−w/2+α となる。
【0028】コンペンセータローラプリセット(S11
7)は、検出した見当調整マーク15の周方向位相デー
タおよび版胴の円周データより、見当が合うためのユニ
ット間の走行紙の距離を求め、ついで、コンペンセータ
ローラの位置を算出し、設定する。すなわち、図7の
(A)に示すように、 θi :第iユニットに取り付けられた版胴の見当調整用
マークの位相 L:版胴の円周 r:版胴の半径(=L/2π) d:隣接する見当調整マークの間隔 Ti:印刷点Pi-1からPiまでの走行紙の距離 Mi:コンペンセータ・ローラが原点にあるときの印刷点
Pi-1〜Pi間の距離 とすると、隣接するユニット間の見当を合わせるには、 Ti=nL+d+r(θi-1 −θi ) …(2) または Ti=nL−d+r(θi-1 −θi ) …(3) となるように、コンペンセータ・ローラの位置を設定す
ればよい。なお、(2)または(3)の式のいずれを用
いるかは、見当調整用マークの並び方による。つまり、
図7の(B)のように、印刷紙の流れ方向が見当調整マ
ークの並び方と逆にある場合には、式(2)を用い、印
刷紙の流れ方向が見当調整マークの並び方と一致する場
合には、式(3)を用いる。
【0029】ところで、印刷点Pi-1〜Pi間の距離Ti
が、版胴の円周Lの整数倍になるようなコンペンセータ
ローラの位置は、 y0=(nL−M )/2 …(4) ただし n=INT〔M /L〕+1 (INT〔X〕はXをこえ
ない最大の整数) であらわされる。したがって、(2)また(3)式を満
たすためのコンペンセータローラの位置は、 y=y0+(r(θi-1 −θi )+d)/2 …(5) または y=y0+(r(θi-1 −θi )−d)/2 …(6) となる。
【0030】この実施例では、見当調整マークを検出し
見当プリセットを行っているが、位相の検出の可能な他
のマーク(例えばトンボマーク)を利用してもよい。ま
た、位相の検出を容易にするような見当プリセット専用
または他の目的と兼用の読み取りマークを版胴に入れて
もよい。なお、トンボマークを利用した場合に、上記の
式においてd=0とすれば、この実施例と同様に、見当
プリセットを実施することができる。
【0031】ゲートプリセット(S118)は、検出し
た見当調整マーク15の周方向位相データと、版胴の円
周データおよび印刷点からスキャニングヘッドまでの距
離よりゲート位置を算出して設定する。すなわち、図8
に示すように、 θg :求めるべきゲートの位相 θo :原動軸の初期位相 θ1 :版胴を取り付けたときの版胴上の見当調整マーク
の位相 θ:走行紙に印刷された見当調整マークがスキャニング
ヘッドを通過するときの基準点Qに対する版胴の位相 L:版胴の円周 r:版胴の半径(=L/2π) z:原動軸と版胴との回転比 D:印刷点PからスキャニングヘッドSまでの距離 とすると、 θ1 +θ=D/r …(7) 従って、求めるべきゲートの位相θg (すなわち、印刷
された見当調整マークがスキャニングヘッドを通過する
ときの原動軸の位相)は、 θg =θo +z θ =θo +z((D/r)−θ1 ) …(8) となる。
【0032】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明によ
れば、従来のように、版胴の基準位置を合わせる作業を
することなく、見当プリセットを自動的に行うことがで
き刷り出し時の調整に要する走行紙及び時間のロスを削
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による見当プリセット装置の実施例を示
したブロック図である
【図2】図1に示す装置と印刷機との関係を示した構成
図である。
【図3】図2の印刷機の版胴付近の構造を示した斜視図
である。
【図4】実施例にかかる見当プリセット装置の動作を説
明するための模式図である。
【図5】実施例にかかる見当プリセット装置の動作を説
明する流れ図である。
【図6】サイドレー位置のプリセット動作を説明する図
である。
【図7】コンペンセータローラ位置のプリセット動作を
説明する図である。
【図8】ゲート位置のプリセット動作を説明する図であ
る。
【図9】見当プリセット装置の従来例を示したブロック
図である。
【図10】従来例に係る見当プリセット装置のコンペン
セータローラを示した側面図である。
【図11】従来の初期調整方法を説明するための斜視図
である。
【図12】従来の初期調整方法を説明するための斜視図
である。
【符号の説明】
1 原動軸位相検出器 2 原動軸位相読取装置 3 プリセットパソコン 4 ゲート位置設定装置 5 見当調整装置 6 スキャニングヘッド 7 コンペンセータローラ位置プリセット装置 8 コンペンセータローラ駆動回路 9 コンペンセータローラ位置読取装置 10 版胴 12 コンペンセータローラ 13 コンペンセータローラ位置検出器 44 サイドレーアクチュエータ 45 サイドレー位置検出器 46 サイドレー位置読取装置 47 サイドレー位置プリセット装置 48 サイドレー駆動回路 50 原動機 51 ギャボックス 52 回転軸 53 本機制御器 81 セル検出器 82 マーク判別用コンピュータ 83 版胴検出器 84 セル検出器移動装置 85 セル検出器前進後退アクチュエータ 86 セル検出器横送りアクチュエータ 87 セル検出器横送り量検出器 88 セル検出器横送り量読取装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 33/14 B41F 33/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷物の縦見当の調整を印刷ユニット間
    に配置されたコンペンセータローラを移動させることに
    より行うグラビア印刷機の見当プリセット方法におい
    て、 印刷版上に設けた版マークを検出することにより、版胴
    の周方向位相および横方向位置を検出し、前記検出結果にもとづいて、各版胴の見当調整マークが
    一定の間隔で印刷されるような各版胴間に配置されたコ
    ンペンセータローラの位置を算出し、その算出結果にも
    とづいて、コンペンセータローラのプリセットを行い、 前記検出結果にもとづいて、各版胴の軸方向の位置が一
    致するようなサイドレー位置を算出し、その算出結果に
    もとづいて、サイドレー位置のプリセットを行い、 前記コンペンセータローラ及びサイドレー位置のプリセ
    ットを行なった後に、前記検出結果にもとづいて、スキ
    ャニングヘッドが走行紙に印刷された各版胴の見当調整
    マークを検出するのに必要なゲート位置を算出し、その
    算出結果にもとづいて、ゲート位置のプリセットを行
    う、 ことを特徴とする見当プリセット方法。
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Cited By (1)

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