JP2508829B2 - ウエブ印刷における見当合わせ方法 - Google Patents

ウエブ印刷における見当合わせ方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、グラビア印刷方式、平版印刷方式、凸版印
刷方式などの印刷において、ウエブ印刷の見当合わせ方
法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、グラビア印刷機などウエブ印刷においては、給
紙部から巻取部までの印刷工程中に複数台の印刷ユニッ
トを配置し、ウェッブ紙がこの印刷ユニットを経て複数
色が順に印刷するされるように設けられているものであ
り、印刷ユニットそれぞれの印刷時においてレシスタマ
ーク(見当)がともに印刷され、上流側で印刷されたい
ずれかのレジスタマークの位置を検出しながら印刷が行
われる。
このレジスタマークに基づいてウエブ印刷を行う場合
の従来の見当合わせ方法をグラビア印刷について説明す
る。
第4図はグラビア印刷機を示すものである。グラビア
印刷機1は、ウェッブ紙aをくり出す給紙部2と印刷さ
れたウェッブ紙aを巻き取る巻取部3との間に印刷色数
に応じた印刷ユニットを配置し、この印刷ユニットをウ
ェッブ紙aが経て順次第1色目から印刷するもので、図
示したグラビア印刷機においては、3色印刷が行えるよ
うに印刷ユニット4,5,6が設置されている。
給紙部2側においては、巻き出し近傍に位置するロー
ラ7に張力検出機8を接続し、この張力検出機8からの
信号を給紙張力制御部9に出力し、この給紙張力制御部
9にて設定入力bされたウェッブ紙張力との対応を計り
ながら制御信号を給紙部2の駆動装置であるモータ10側
に出力して、このモータ10の回転数を随時変化させて給
紙部2の回転速度を制御する(すなわちウェッブ紙径の
変化に対応させるものである)。
巻取部3側においても上記給紙部と同様に回転速度が
制御される。これには、巻取部3の近傍に位置するロー
ラ11に張力検出機12を接続し、この張力検出機12からの
信号を巻取張力制御部13に出力し、この巻取張力制御部
13にて設定入力cされたウェッブ紙張力との対応を計り
ながら制御信号を巻取部3のモータ14側に出力して、こ
のモータ14の回転数を随時変化させて巻取部3の回転速
度を制御する。
そしてグラビア印刷機1は、各印刷ユニットのグラビ
アシリンダーを同速に回転させ、印刷ズレを検知し、印
刷ユニット間の紙パスを調整して見当を合わせるように
設けられている。これを達成するために、まず第1色目
の印刷ユニット4の給紙方向上流側と第3色目の印刷ユ
ニット6の給紙方向下流側とにニップローラ15,16を配
置しその回転を制御する。
ニップローラ15の下流近傍に位置するローラ17には張
力検出機18が接続され、この張力検出機18からの信号が
インフィールド張力制御部19に入力される。そして第1
の印刷ユニットの上流側の設定張力が信号として後述す
る速度制御部からインフィールド張力制御部19が受け、
このウェッブ紙張力が設定張力に適合するように、イン
フィールド張力制御部19がニップローラ15を回転させる
モータ20の回転数を変化させて給紙するように設けられ
る。
ニップローラ16の上流近傍に位置するローラ21には張
力検出機22が接続され、この張力検出機22からの信号が
アウトフィールド張力制御部23に入力される。そして速
度制御部(後述)からの最終印刷ユニットの下流側の張
力を信号としてアウトフィールド張力制御部23が受け、
このウェッブ紙張力が設定張力に適合するように、アウ
トフィールド張力制御部23がニップローラ16を回転させ
るモータ24の回転数を随時変化させて巻取部3側へ給紙
するように設けられる。
上述した印刷ユニット4の上流側および印刷ユニット
6の下流側での制御のほか、つぎの制御が行われてい
る。
各印刷ユニット4,5,6のグラビアシリンダー25,26,27
は同径のものでその周面速度が同一となるように同一駆
動源としたモータ28によって駆動される。前記モータ28
は速度制御部29によってその回転が管理され、前記グラ
ビアシリンダー25,26,27が定速回転するように制御す
る。そしてこの速度制御部29にはシリンダー径、最初の
印刷ユニット上流側及び最終の印刷ユニット下流側の張
力などの印刷条件が設定入力eされ、この印刷条件に対
応する動作が上記ニップローラ15,16にてなされるよう
にインフィールド張力制御部19とアウトフィールド張力
制御部23に張力を制御する信号が送出される。
そしてウェッブ紙の伸縮などや外的条件によりウェッ
ブ紙aの状態は初期状態と異なることから、第1色目を
印刷ユニット4にて印刷した後、第2色目および第3色
目を印刷する際に見当合わせを行うようにする。
この見当合わせは第1色目の印刷で同時に印刷される
レジスタマークまたは上流側の印刷ユニットの印刷でな
されたレジスタマークを基準としてなされるものであ
る。印刷ユニット5のシリンダー26の下流側および印刷
ユニット6の下流側において、所定色のレジスタマーク
を検出するマークセンサー30,31からウェッブ紙aに対
設され、前記マークセンサー30,31からの検出信号を受
けてコンペンセータローラ32,33を制御させる第2色目
見当合わせ部34、第3色見当合わせ部35が設けられてい
る。
これらの作動は、印刷ユニット5について述べると、
第1色目の印刷によって印刷されたレジスタマークと第
2色目によって印刷されたレジスタマークの通過を前記
マークセンサー30によって検出し、それぞれ検出信号を
第2色目見当合わせ部34が受けると、第2色目見当合わ
せ部34はその検出信号の差の有無を判定し、差が生じて
いた場合には、制御信号をモータ36に出力してこのモー
タ36を動作させる。このモータ36は、印刷ユニット5の
上流側に配置された前記コンペンセータローラ32の位置
移動および停止を行うもので、前述したように、検出信
号の差があった場合には、コンペンセータローラ32の位
置が変化してグラビアシリンダー26までの紙パスを変化
させ、差がなくなるように、すなわちレジスタマークが
重なるように制御される。そして印刷ユニット6におい
ても同様に制御されるもので、第1色目のレジスタマー
クまたは第2色目のレジスタマークと第3色目によって
印刷されたレジスタマークの通過をマークセンサー31に
よって検出し、それぞれ検出信号を第3色目見当合わせ
部35が受けると、第3色目見当合わせ部35は検出信号の
差の有無を判定し、差が生じていた場合には、制御信号
をモータ37に出力して動作させる。このモータ37は、印
刷ユニット6の上流側に配置された前述コンペンセータ
ローラ33の位置移動および停止を行い、検出信号の差が
あった場合には、コンペンセータローラ33の位置が変化
してシリンダー27までの紙パスを変化させ、基準レジス
タマークと第3色目のレジスタマークが重なるように制
御される。
レジスタマークの検出タイミングの設定と紙パス調整
はつぎのように行われる。
第5図に示したパターンに基づいて説明する。なお、
概略的に一台の印刷ユニットを例示する。
このパターンにおいて、30aはマークセンサー3のス
キャナを示し、34aは第2色見当合わせ部34の演算素子
を示す。前記スキャナ30aは基準のレジスタマークと第
2色目のレジスタマークとの検出を行い、その検出信号
を内蔵したスキャナ増幅機を経て一定の高さと幅とを備
えた検出信号に変換して演算素子34aに送出する。また
グラビアシリンダー26を経たウェッブ紙aから速度検知
器38によって給紙速度を検出し、速度信号として演算素
子34aに送出する。グラビアシリンダー26にはエンコー
ダ39が接続され、グラビアシリンダー26の回転状態を信
号として演算素子34aに送出し、この演算素子34aにおい
てパルス信号(2°/360°)として形成され、ゲート
(10°/360°)をも形成する。
上記演算素子34aにて形成されたパルス信号と速度検
知器38からの速度信号とに基づき、このゲートをシリン
ダー周面上で0〜360°回転させ、オシロスコープ上に
よってレジスターマーク位置とゲート位置との調整が行
えるように設けられている。
そして上記演算素子34aにおいては、モータ36の正逆
転が行えるように直流電源の管理を行うとともに、入力
された信号に基づいて基準レジスタマークと第2色目の
レジスタマークとのズレ量を演算し、このズレ量を無く
すためのモータ36の作動量を演算して、このモータ36を
制御する。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のグラビア印刷機においては、上述したように、
上流側で印刷されたレジスタマークのいずれかを基準と
して以降の印刷が行われるものであった。
しかしながら、上記の見当合わせによる印刷では、印
刷工程中の上流側で印刷されたレジスタマークを基準と
していることから、一旦複数色が印刷されたウェッブ紙
に再び印刷面との対応を計りながら、複数色を印刷する
ことはできないものであった。すなわち前印刷工程にお
いて張力を変えながら伸縮したウェッブ紙に印刷されて
いるレジスタマークを基準として見当合わせを行うと、
ウェッブ紙の変量が積算されて再印刷工程中の見当合わ
せの紙パス調整部分で調整量以上のウェッブ紙のたるみ
や張りが生じるのであった。またウェッブ紙の裏面側に
再印刷を行う場合も前印刷における基準レジスタマーク
は全く利用できないものとなる。
そこで一旦印刷がなされたウェッブ紙に対して、その
印刷面と対応を計りながら、すなわち見当合わせを行い
ながら同一面や裏面側に印刷が行えるようにすることが
課題となされていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記した課題を考慮してなされたもので、
予め少なくとも一色で印刷されて印刷済みレジスタマー
クを有するウェッブ紙に、給紙部から巻取部までの印刷
工程中に配設された複数台の印刷ユニットを経て複数色
を順に印刷するにあたり、上記印刷ユニットそれぞれの
給紙方向上流側と下流側とに位置するニップローラそれ
ぞれを一定速で回転して給紙速度を一定速に設け、グラ
ビアシリンダーの回転といずれか一つのニップローラの
回転とに基づいてシリンダーパルス信号とニップローラ
パルス信号を発生させるとともに、ウェッブ紙の上記印
刷済みレジスタマークまたは上流側の印刷ユニットで印
刷されたレジスタマークをマークセンサーによって検出
し、各印刷ユニットそれぞれにおいて、前記シリンダー
パルス信号に基づいてグラビアシリンダーの周面速度を
制御する見当制御部により、所定の速度で送行するウェ
ッブ紙aの送行タイミングに対するグラビアシリンダー
の回転位相を調整して見当合わせすることにより、上記
課題を解消するものである。
〔作用〕
本発明においては、印刷ユニットそれぞれでの給紙速
度がニップローラによって一定速として設けられている
条件下で、給紙初期時にニップローラパルス信号とシリ
ンダーパルス信号とを見当制御部が受け、この見当制御
部に設定入力されたシリンダー径と前記シリンダーパル
ス信号とによってグラビアシリンダーの周面速度を判定
し、前記ニップローラパルス信号に基づきながら、ニッ
プローラの周面速度とグラビアシリンダーの周面速度と
を同速となるように制御する。そののち印刷ニットの上
流側で検出される前印刷での印刷済みレジスタマークを
基準のレジスタマークとし、この印刷済みレジスタマー
クと各印刷ユニットのグラビアシリンダーに設定された
版面基準位置(例えばレジスタマーク刻印部)との対応
位置関係を修正しながら、すなわちグラビアシリンダー
の回転を調節して位相をズラし印刷済みレジスタマーク
と版面基準位置とを一致させて初期見当合わせを行い、
この一致操作の後通常印刷段階として設定入力し、印刷
を継続させる。
そして前印刷されたウェッブ紙が環境条件などによっ
て伸縮している場合を考慮し、上記通常印刷段階中に見
当合わせを行いながら印刷する。これは印刷ユニットそ
れぞれにおいて行われるものであり、各印刷ユニットの
上流側で検出される印刷済みレジスタマークのマーク検
出信号を常時見当制御部が受け、ニップローラパルス信
号上での前記マーク検出信号と初期見当合わせ時に得ら
れた版面基準位置の版面基準位置検出信号とのパルス差
数を常時把握して、上記通常印刷段階設定入力時に得ら
れていたパルス差数との比較を行い、両者のパルス差数
に違いが生じていた場合に、常時シリンダーパルス信号
を受けている見当制御部がこのシリンダーパルス信号に
基づくグラビアシリンダーの周面速度を変え、すなわち
両者のパルス差数の違いを無くす方向にグラビアシリン
ダーの位相を変えるようになるものである。
〔実施例〕
つぎに、本発明を第1図から第3図に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
第1図は本発明の方法を実施した印刷ユニットと印刷
ユニット回りに配置される機器を示すものであるが、印
刷ユニットそれぞれに同様に機器が配されており、一台
の印刷ユニットを例示して説明する。
図中40はモータを示し、該モータ40は印刷ユニットの
上流側に位置するニップローラ41を等速に回転させる単
一駆動源である。そしてこのモータ40に速度制御部42が
接続されており、この速度制御部42に設定入力された印
刷条件で印刷ユニットそれぞれの給紙速度が一定速にな
るように設けられている。
また上記ニップローラ41にはパルスジェネレータ43が
取り付けられていて、このパルスジェネレータ43からニ
ップローラパルス信号が見当制御部44に送出するように
設けられている。
印刷ユニットの上流側には上記ニップローラ41を経た
ウェッブ紙aに対設するようにマークセンサー45が設け
られており、このマークセンサー45によって前印刷のレ
ジスタマークを検出する。前印刷のレジスタマークは以
降の印刷の基準となるものであって、前記マークセンサ
ー45からこの基準となるレジスタマークのマーク検出信
号が見当制御部44に送出される。
グラビアシリンダー25にはパルスジェネレータ46が取
り付けられていて、このパルスジェネレータ46によりシ
リンダーパルス信号が見当制御部44に送出されるように
設けられている。
グラビアシリンダー25のマーク刻印部の周回軌道上に
マーク刻印部を検出するとマークセンサー47が対設され
ていて、初期見当合わせ時に版面基準位置としてマーク
刻印部を検出するとマークセンサー47から刻印部検出信
号、すなわち版面基準位置検出信号が見当制御部44に送
出されるように設けられている。そしてグラビアシリン
ダー25の回転は見当制御部44に制御される可変速モータ
48を駆動源とする。
給紙初期時において、上記見当制御部44に入力された
マーク検出信号Aと刻印部検出信号Bとに基づきなが
ら、見当制御部44を介してグラビアシリンダーの回転位
相を変え、基準レジスタマークと版面基準位置との対応
位置関係を調節して初期見当合わせを行い、通常印刷工
程に移行した時点で、前記見当制御部44が、その時点で
マーク検出信号Aと版面基準位置検出信号Bとをニップ
ローラパルス信号Cに対応させ、このニップローラパル
ス信号上でのマーク検出信号Aと版面基準位置検出信号
Bとのパルス差数Iを記憶する(第2図参照)。
通常印刷工程中においては、見当制御部44が常時入力
されてくるマーク検出信号Aと版面基準位置検出信号B
とから得られるパルス差数と上記パルス差数Iとの差を
演算処理して差の有無を判定し、差が生じていない場合
には常時入力されているシリンダーパルス信号に基づき
演算処理してグラビアシリンダーの定速回転を維持する
ように制御する。また前記差が生じた場合、見当制御部
44は、マーク検出信号Aと版面基準位置検出信号Bとか
ら得られたパルス差数を上記パルス差数Iと一致するよ
うに、常時入力されるシリンダーパルス信号に基づきな
がらモータ48の作動量を演算処理してモータ48側に出力
し、これによってモータ48の回転数が変わって見当合わ
せが行われる。
上述した見当合わせの動作が各印刷ユニットにおいて
行われ、見当のズレが確認された時点で補正を行いなが
ら印刷が進められる。
第3図の他の実施例で示すようにニップローラはそれ
ぞれ独立した駆動源で制御されるようにしてもよい。第
3図において示した実施例において各印刷ユニットの上
流側に位置するニップローラ49はそれぞれ独立した駆動
源であるモータ50によって駆動され、このモータ50が速
度制御部42によって制御されるとともに、取り付けられ
たパルスジェネレータ51からニップローラパルス信号が
見当制御部44に送出するようにする。上記実施例と同様
に印刷ユニットの上流側においてニップローラ49を経て
ウェッブ紙aに対設するようにマークセンサー45を配
し、このマークセンサー45から印刷済みのレジスタマー
クを検出しこのマーク検出信号を見当制御部44に送出す
る。
グラビアシリンダー25にはシリンダー自体に設定され
た版面基準位置を検出する基準検出器52が取り付けら
れ、回転するグラビアシリンダーから初期見当合わせ時
の版面基準位置が検出されると、基準検出器52から版面
基準位置検出信号が見当制御部44に送出される。
上記した実施例とは異なり、グラビアシリンダー25を
駆動させるモータ53にパルスジェネレータ54が取り付け
られていて、このパルスジェネレータ54から見当制御部
44にシリンダーパルス信号が送出されるように設けられ
ている。そして見当制御部44においては、上記した実施
例と同様の演算処理を行うものであり、ニップローラパ
ルス信号、マーク検出信号、版面基準位置検出信号、シ
リンダーパルス信号を受けてパルス差数の差の有無を判
定し、その結果に基づいてモータ53の作動量の制御を信
号として可変速モータ制御部55に送出し、この可変速モ
ータ制御部55によってモータ53が制御され、見当合わせ
が行われる。
なお、給紙工程中に張力検出機を設け、その張力検出
機からの信号に基づきグラビア印刷版など印刷版シリン
ダーの回転変速度合いを調整するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、予め少なくと
も一色で印刷されて印刷済みレジスタマークを有するウ
ェッブ紙に、給紙部から巻取部までの印刷工程中に配設
された複数台の印刷ユニットを経て複数色を順に印刷す
るにあたり、上記印刷ユニットそれぞれの給紙方向上流
側と下流側とに位置するニップローラそれぞれを一定速
で回転して給紙速度を一定速に設け、印刷版シリンダー
の回転といずれか一つのニップローラの回転とに基づい
てシリンダーパルス信号とニップローラパルス信号を発
生させるとともに、ウェッブ紙の上記印刷済みレジスタ
マークまたは上流側の印刷ユニットで印刷されたレジス
タマークをマークセンサーによって検出し、各印刷ユニ
ットそれぞれにおいて、前記シリンダーパルス信号に基
づいてグラビアシリンダーなど輪転機の印刷版シリンダ
ーの周面速度を制御する見当制御部により、所定の速度
で送行するウェッブ紙aの送行タイミングに対する印刷
版シリンダーの回転位相を調整して見当合わせするの
で、予め少なくとも一色が印刷されたウェッブ紙に複数
色を印刷する際には、印刷ユニットそれぞれにおいて予
め印刷されたレジスタマークを基準として見当合わせが
できるようになり、よって前刷り、後刷りがある印刷物
を効率良く作製できるようになり、また後刷りを前刷り
の背面側に対応させて行うこともできるなど、実用性に
すぐれた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るウエブ印刷における見当合わせ方
法の一実施例のグラビア印刷機を示す説明図、第2図は
マーク検出信号と版面基準位置検出信号とニップローラ
パルス信号とを示す説明図、第3図は他の実施例を示す
説明図、第4図は従来例を実施するグラビア印刷機を示
す説明図、第5図は従来例の説明図である。 41,49……ニップローラ 42……速度制御部 44……見当制御部 45,47……マークセンサー 52……基準位置検出器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め少なくとも一色で印刷されて印刷済み
    レジスタマークを有するウェッブ紙に、給紙部から巻取
    部までの印刷工程中に配設された複数台の印刷ユニット
    を経て複数色を順に印刷するにあたり、 上記印刷ユニットそれぞれの給紙方向上流側と下流側と
    に位置するニップローラそれぞれを一定速で回転して給
    紙速度を一定速に設け、 印刷版シリンダーの回転といずれか一つのニップローラ
    の回転とに基づいてシリンダーパルス信号とニップロー
    ラパルス信号を発生させるとともに、ウェッブ紙の上記
    印刷済みレジスタマークまたは上流側の印刷ユニットで
    印刷されたレジスタマークをマークセンサーによって検
    出し、 各印刷ユニットそれぞれあるいは少なくとも1色目の印
    刷ユニット以後の印刷ユニットにおいて、前記シリンダ
    ーパルス信号に基づいて印刷版シリンダーの周面速度を
    制御する見当制御部により、所定の速度で送行するウェ
    ッブ紙aの送行タイミングに対する印刷版シリンダーの
    回転位相を調整して見当合わせすることを特徴とするウ
    エブ印刷における見当合わせ方法。
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