JP3048242U - 空気洗浄装置付植木鉢 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物内の汚れた空気を、空気洗浄装置付植木
鉢に内蔵された空気洗浄装置にて、確実に集塵、脱臭、
抗菌ができ、フィルター寿命が長く、交換作業が容易に
できることを得る。 【解決手段】円筒状からなる鉢Ａは、下面側に受け部９
と、空気吐出用の吐出部１０を有する。固定枠１には、
人工観葉植物の幹を固定するたの固定口８と、通気口１
１を有する。放電灯枠２には、枠両側壁のソケット１２
に、装着された紫外線放電灯５を有する。フィルター枠
３には、酸化チタン触媒フィルター６が装着され、通気
口１１を有する。送風枠４には、送風機５が装着され、
通気口１１を有する。これらの構成手順は、鉢Ａの内部
底面より順番に、送風機枠４、フィルター枠３、放電灯
枠２、固定枠１の順にて確実に設置する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の所属する技術分野】

本考案は、植木鉢の中に、酸化チタン触媒フィルターを用いて、建物内の空気 を洗浄する空気洗浄装置に係るものであり、詳しくは空気洗浄装置付植木鉢に関 するものである。

【従来の技術】

【０００２】 従来、この種の空気清浄装置付植木鉢としては、図２に示す、酸化チタン触媒 フィルター６部を、超極細繊維と植物性繊維で形成されたフイルターを利用し、 集塵、脱臭を行うものや、ゼオライト鉱を約５ミリ角程度に砕いてフィルターと して利用し、集塵、脱臭、抗菌を行うものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しょうとする課題】

従来の技術で述べたもののうち前者においては、脱臭効果の持続期間が短い、 抗菌性がないなどの問題点を有していた。

【０００４】 また、後者においては、集塵、脱臭、抗菌効果の持続期間が短い、交換時に多 量の粉塵が発生する、頻繁にフィルター交換をしなければならないなどの問題点 を有していた。

【０００５】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、集塵、脱臭、抗菌に優れ、効果寿命が長く、交換作 業が容易にできる、空気洗浄装置付植木鉢を提供しょうとするものである。

【０００６】

【課題を解決する為の手段】

上段目的を達成するために、本考案における空気洗浄装置付植木鉢は、略円筒 状のものであって、下面側にコの字状に形成された受け部９と、略凸凹状に形成 された空気吐出用の吐出部１０を設けた鉢Ａに、人工観葉植物の幹を固定するた め、枠中央部に円筒状の固定口８と、格子状の通気口１１を設けて形成された円 筒状の固定枠１、その下段には、枠両側壁に設けられたソケット１２に、紫外線 放電灯５が装着され、円筒状に形成された放電灯枠２、その下段には、枠内に酸 化チタン触媒フィルター６が装着され、格子状の通気口１１を設けて形成された 円筒状のフィルター枠３、その下段には、枠中央部に枠送風機５が装着され、格 子状の通気口１１を設けて形成された送風機枠４とから構成してなるものである 。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図１〜図８において、鉢Ａは、例えば鉄板、樹脂を用い、円筒状に形成されて いる。さらに詳しくは、下面側にコの字に形成された受け部９と、略凸凹状に形 成された空気吐出用の吐出部１０を設けている。なお、受け部９は、送風機枠５ を受け止める箇所である。

【０００８】 固定枠１は、例えば鉄板、樹脂を用い、円筒状の器形に形成されている。さら に詳しくは、固定枠１の底面に格子状の通気口１１と、その底面中央に円筒状の 固定口８を設けている。なお、固定口８は、人工観葉植物の幹を差し込み固定す る箇所である。なお、固定枠１の設置場所は、鉢Ａ内の放電灯枠２の上段に設置 される。

【０００９】 放電灯枠２は、例えば鉄板、樹脂を用い、円筒状に形成され、内面両側壁には 、ソケット１２が設けられ、略直管形の紫外線放電灯５が設置されている。なお 、放電灯枠２の設置場所は、鉢Ａ内のフィルター枠３の上段に設置される。

【００１０】 フィルター枠３は、例えば鉄板、樹脂を用い、円筒状の器形に形成され、底面 に格子状の通気口１１を設け、その上面には、超極細合成樹脂繊維と酸化チタン 微粉末の合成にて形成された酸化触媒フィルターを装着している。なお、フィル ター枠３の設置場所は、鉢Ａ内の送風機枠４の上段に設置される。

【００１１】 送風機枠４は、例えば鉄板、樹脂を用い、円筒状の器形に形成され、底面に格 子状の通気口１１を設け、その底面中央には、固定枠１から鉢Ａの吐出部１０へ 、空気の流れを強制的に作り出すための、回転羽根とモーターからなる一対の送 風機７を装着している。なお、送風枠４の設置場所は、鉢Ａ内の受け部９の上面 に設置される。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏でる。

【００１３】 請求項１の空気洗浄装置付植木鉢においては、酸化チタン触媒フィルターと、 紫外線放電灯を用いることにより、集塵、脱臭、抗菌性に優れ、効果寿命も長く 、頻繁なフィルター交換が減少する。

【００１４】 また、鉢内の装置構成を各枠ごとにまとめることで、フィルター交換作業及び 全体のメンテナンスが容易にできる。

【００１５】 また、固定口に水を設けて、生花を生けることができる。

【００１６】 さらに、空気洗浄装置付植木鉢の装置構成を用い、他の住宅、家具、電化製品 、装飾品、工芸品、自動車、調度品などと、一体構成をなして空気清浄をおこな うこともできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】空気洗浄装置付植木鉢の平面図である。

【図２】空気洗浄装置付植木鉢のＡ−Ａ断面図である。

【図３】鉢の要部斜視図である。

【図４】固定枠の要部斜視図である。

【図５】放電灯枠に紫外線放電灯を装着してなる状態を
示す要部斜視図である。

【図６】フィルター枠に酸化チタン触媒フィルターを装
着してなる状態を示す要部斜視図である。

【図７】送風機枠に送風機を装着してなる状態を示す要
部斜視図である。

【図８】酸化チタン触媒フィルターの要部斜視図であ
る。

【符号の説明】

Ａ 鉢 １ 固定枠 ２ 放電灯枠 ３ フィルター枠 ４ 送風機枠 ５ 紫外線放電灯 ６ 酸化チタン触媒フィルター ７ 送風機 ８ 固定口 ９ 受け部 １０ 吐出部 １１ 通気口 １２ ソケット

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 略円筒状のものであって、下面側にコの
   字状に形成された受け部（９）と、略凸凹状に形成され
   た空気吐出用の吐出部（１０）を設けた鉢（Ａ）に、人
   工観葉植物の幹を固定するため、枠中央部に円筒状の固
   定口（８）と、格子状の通気口（１１）を設けて形成さ
   れた円筒状の固定枠（１）、その下段には、枠両側壁に
   設けられたソケット（１２）に、紫外線放電灯（５）が
   装着され、円筒状に形成された放電灯枠（２）、その下
   段には、枠内に酸化チタン触媒フィルター（６）が装着
   され、格子状の通気口（１１）を設けて形成された円筒
   状のフィルター枠（３）、その下段には、枠中央部に枠
   送風機（５）が装着され、格子状の通気口（１１）を設
   けて形成された送風機枠（４）とから構成してなる空気
   洗浄装置付植木鉢。