JP2007107808A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタ、集塵、脱臭機能等に関して、メンテナンスが不要な空気調和機を提供すること。
【解決手段】自動清掃機能を持つフィルタ4、再生機能を持つ脱臭フィルタ113、マイナスイオン発生装置114等を複数設け、フィルタ自動清掃装置を有するフィルタを脱臭フィルタの風上側に配することで、常に脱臭フィルタに強い通風を与えることが可能となり、分解された臭い成分を強い通風により、吸着剤から脱着して、脱臭フィルタを再生することができるため、脱臭フィルタは交換(メンテナンス)無しで使用しつづけることが可能となり、フィルタと脱臭フィルタ双方に関して、ユーザーがメンテナンスに留意することなく、機器が本来持つ機能を低下することなく使用できる空気調和機を提供するというものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、メンテナンスを必要としない空気調和機に関する。
従来の空気調和機は、付加機能装置として持つ電気集塵装置、脱臭手段、イオン発生手段、除菌手段、アレルゲン除去手段等の部品について、数カ月から3年程度で交換や掃除が必要なものを持っていることがある上に、フィルタは2週間程度で掃除が必要であった。さらに、熱交換器に関しては専門業者による清掃を必要とする場合もあった。本明細書ではこれらの作業を総称してメンテナンスとして以下の説明を行う。
上記のメンテナンスは、面倒であったり、費用がかかる上に、放置しておくと、機器の本来の機能を享受できない。
そのために様々な対策が講じられているが、例えば、図3のようなフィルタの清掃装置付き空気調和機の発明、考案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
この従来例は、本体の前面上部および上面に設けられた吸込口2と、前面下部に設けられた吹出口3とを結ぶ空気通路に、フィルタ4と、熱交換器6と、送風ファン5とを夫々設けた構成の空気調和機において、前記フィルタ4を清掃するためにフィルタ4上を移動自在に形成されたフィルタ清掃装置9を設けるが、このフィルタ清掃装置9は、フィルタ4をフィルタ清掃装置9の内側に沿って回動させる回動手段10と、フィルタ4上のごみを除去するごみ除去手段11と、ごみを収納するごみ収納部12から構成されている。
以上の構成により、このフィルタ清掃装置9はフィルタ4上を移動するにつれ、フィルタ4上に付着したごみは吸引され、ごみ収納部12に運ばれる。また、フィルタ清掃装置9が左右に移動するとともに、フィルタ4が前記回動手段10によってそれと直角方向に移動されるので、前記フィルタ4のほぼ全部の面積についてごみを吸引することができるというものである。
特開2002−340395号公報
しかしながら、前記従来の構成では、フィルタに関しては、メンテナンスが不要にできるものの、それ以外の構成要素にメンテナンスが必要な場合、空気調和機全体としてはメンテナンスがなくならないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、フィルタ、マイナスイオン発生装置、脱臭手段、熱交換器の各構成要素間の組み合わせによる相互作用によってメンテナンスを必要としなくなる、集塵、脱臭等特有の効果が得られる空気調和機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、フィルタと、熱交換器と、送風ファンとを夫々設けるとともに、前記フィルタ上のごみを除去収集するごみ収集部と、ごみ排出ファン部を有するごみ除去手段があり、前記フィルタあるいは前記ごみ収集部あるいは双方が移動して、フィルタに対するごみ収集部の作用位置が相対的に移動し、フィルタ全面を清掃可能に構成してなるとともに、前記フィルタと熱交換器の
間に、フィルタ状に形成した担体に物理的吸着作用を有する吸着剤と、金属酸化物等の触媒等、臭い成分を分解し再生する作用を有する成分を担持した脱臭フィルタを備えたものである。
このように、フィルタ自動清掃装置を有するフィルタを脱臭フィルタの風上側に配することで、常に脱臭フィルタに強い通風を与えることが可能となり、分解された臭い成分を強い通風により、吸着剤から脱着して、脱臭フィルタを再生することができるため、脱臭フィルタは交換(メンテナンス)無しで使用しつづけることが可能となり、フィルタと脱臭フィルタ双方に関して、ユーザーがメンテナンスに留意することなく、機器が本来持つ機能を低下することなく使用できる空気調和機を提供するというものである。
本発明は、メンテナンスを必要としない空気調和機に関し、フィルタ、電気集塵装置、脱臭手段、熱交換器の各構成要素間の相互作用によって各構成要素がメンテナンスを必要としなくなるほか、各種の効果が得られるものである。
第1の発明は、吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、フィルタと、熱交換器と、送風ファンとを夫々設けるとともに、前記フィルタ上のごみを除去収集するごみ収集部と、ごみ排出ファン部を有するごみ除去手段があり、前記フィルタあるいは前記ごみ収集部あるいは双方が移動して、フィルタに対するごみ収集部の作用位置が相対的に移動し、フィルタ全面を清掃可能に構成してなるとともに、フィルタ状に形成した担体に物理的吸着作用を有する吸着剤と、金属酸化物等の触媒等、臭い成分を分解し再生する作用を有する成分を担持した脱臭フィルタを備えたことで、フィルタ自動清掃装置を有するフィルタを脱臭フィルタの風上側に配したので、常に脱臭フィルタに強い通風を与えることが可能となり、分解された臭い成分を強い通風により、吸着剤から脱着して、脱臭フィルタを再生することができるようになり、脱臭フィルタは交換(メンテナンス)無しで使用しつづけることが可能となり、フィルタと脱臭フィルタ双方に関して、ユーザーがメンテナンスに留意することなく、機器が本来持つ機能を低下することなく使用できる空気調和機を提供するというものである。
第2の発明は、吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、フィルタと、フィンに抗菌防かび機能を有する表面処理を施した熱交換器と、送風ファンとを夫々設けるとともに、前記フィルタ上のごみを除去収集するごみ収集部と、ごみ排出ファン部を有するごみ除去手段があり、前記フィルタあるいは前記ごみ収集部あるいは双方が移動して、フィルタに対するごみ収集部の作用位置が相対的に移動し、フィルタ全面を清掃可能に構成したことで、従来の機器では熱交換器やドレンパンとフィルタ上のごみに湿気が加わりカビ及びカビ臭の原因になっていたものが、熱交換器やドレンパンに関しては熱交換器の抗菌防かび機能で臭い発生を防ぎ、フィルタに関しては自動清掃装置によってカビの発生が抑止されるため、機器内部からの臭いが総て防止できる。
第3の発明は、吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、フィルタと、熱交換器と、送風ファンとを夫々設けるとともに、前記吹出口近傍に取り付けられ、互いに並行して突設される少なくとも一対の針状の発生電極からなる電極構造を有し、発生したマイナスイオンを吹出空気流にのせて本体外へ排出して室内雰囲気中に供給する機能を有するマイナスイオン発生装置を設けるとともに、フィルタ状に形成した担体に物理的吸着作用を有する吸着剤と、金属酸化物等の触媒等、臭い成分を分解し再生する作用を有する成分を担持した脱臭フィルタを備えたことにより、通常、フィルタで捕捉できないタバコの煙等微細な塵埃をマイナスイオン発生装置で帯電させることでフィルタにより捕捉できるため、その風下にあるフィルタ状の脱臭フィルタの目詰まりによる脱臭機能の低下がほとんどなく、脱臭
フィルタは交換(メンテナンス)無しで使用しつづけることが可能となる。
第4の発明は、吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、フィルタと、フィンに抗菌防かび機能を有する表面処理を施した熱交換器と、送風ファンとを夫々設けるとともに、前記吹出口近傍に取り付けられ、互いに並行して突設される少なくとも一対の針状の発生電極からなる電極構造を有し、発生したマイナスイオンを吹出空気流にのせて本体外へ排出して室内雰囲気中に供給する機能を有するマイナスイオン発生装置を設けたことで、通常、フィルタで捕捉できないタバコの煙やカビ胞子等微細な塵埃をマイナスイオン発生装置で帯電させることでフィルタで捕捉できるため、その風下にある熱交換器にタバコの煙やカビ胞子が付着せず、本来熱交換器の持つ除菌防かび効果と合わせて一層の脱臭効果を持つ空気調和機を提供するというものである。
第5の発明は、吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、フィルタと、フィンに抗菌防かび機能を有する表面処理を施した熱交換器と、送風ファンとを夫々設けるとともに、フィルタ状に形成した担体に物理的吸着作用を有する吸着剤と、金属酸化物等の触媒等、臭い成分を分解し再生する作用を有する成分を担持した脱臭フィルタを備えたことで、熱交換器の抗菌防かび機能で、熱交換器やドレンパン廻りの機器内の臭い発生を防ぎ、脱臭フィルタで室内の臭いを除去できるため、室内、機器内双方の臭いを防止除去できる空気調和機を提供するというものである。
第6の発明は、第1の発明の空気調和機に、吹出口近傍に取り付けられ、互いに並行して突設される少なくとも一対の針状の発生電極からなる電極構造を有し、発生したマイナスイオンを吹出空気流にのせて本体外へ排出して室内雰囲気中に供給する機能を有するマイナスイオン発生装置を設けたことで、通常、フィルタで捕捉できないタバコの煙等微細な塵埃をマイナスイオン発生装置で帯電させることでフィルタで捕捉できるため、その風下にあるフィルタ状の脱臭フィルタの目詰まりによる脱臭機能の低下がほとんどなく、脱臭フィルタは交換(メンテナンス)無しで使用しつづけることが可能となり、自動清掃されるフィルタと合わせて、ユーザーがメンテナンスに留意することなく、機器が本来持つ機能を低下することなく使用できる空気調和機を提供するというものである。
第7の発明は、第2の発明の空気調和機に、吹出口近傍に取り付けられ、互いに並行して突設される少なくとも一対の針状の発生電極からなる電極構造を有し、発生したマイナスイオンを吹出空気流にのせて本体外へ排出して室内雰囲気中に供給する機能を有するマイナスイオン発生装置を設けたことで、通常、フィルタで捕捉できないタバコの煙やカビ胞子等微細な塵埃をマイナスイオン発生装置で帯電させることでフィルタで捕捉できるため、その風下にある熱交換器にタバコの煙やカビ胞子が付着せず、またフィルタに捕捉されたごみやカビ胞子も、その自動清掃機能で速やかに除かれるため、熱交換器の持つ抗菌防かび機能と合わせて一層の脱臭効果を持つ空気調和機を提供するというものである。
第8の発明は、第1の発明の空気調和機の熱交換器のフィンに抗菌防かび機能を有する表面処理を施したことで、フィルタ上のごみに発生するカビによるカビ臭は、フィルタの自動清掃装置がごみを常に無い状態に保持するので防ぐことができ、トイレ臭や汗臭成分のアンモニア、腐敗臭や生活臭、ペット臭の硫化水素、タバコ臭のアセトアルデヒドは脱臭フィルタで防ぎ、熱交換器上に成長するカビによるカビ臭(窒素酸化物)はカビ胞子がフィルタで捕捉される上に、熱交換器フィンの抗菌防かび機能によりカビの成長が抑制されてカビ臭は発生しないため、全体として家庭内居室の主要な悪臭の種類を防ぐことができる空気調和機を提供するというものである。
第9の発明は、第3の発明の空気調和機の熱交換器のフィンに抗菌防かび機能を有する表面処理を施したことで、熱交換器の抗菌防かび機能で、熱交換器やドレンパン廻りの機
器内の臭い発生を防ぎ、脱臭フィルタで室内の臭いを除去できる上、電気集塵機能によりこれらの表面に微小な塵埃が付着しないためより効果を増大せしめるだけでなく、室内、機器内双方の臭いを除去した空気に、マイナスイオンを付与してより爽やかな吹出し空気を実現できる空気調和機を提供するというものである。
第10の発明は、第6の発明の空気調和機の熱交換器のフィンに抗菌防かび機能を有する表面処理を施したことで、フィルタ、電気集塵機能、熱交換器および脱臭フィルタによる脱臭機能、マイナスイオン発生器による室内空気や壁面に対する除菌、脱臭機能に関して揃ってメンテナンスが不要でユーザーがメンテナンスに留意することなく、機器が本来持つ機能を低下することなく使用できる空気調和機を提供するというものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態における空気調和機の縦断面図、図2は空気調和機のフィルタ自動清掃機能を説明する斜視図である。
図1、2において、1は本発明による空気調和機本体、2は同本体1の前面から上面にかけて設けられた吸込口、3は前記本体1の下部に設けられた吹出口である。
前記吸込口2と、前記吹出口3とを結ぶ空気通路には、空気中の大きいごみを取り除くフィルタ4と、ファンモータ8に連係された送風ファン5と、熱交換器6とが設けられている。
前記フィルタ4と熱交換器6の間には脱臭フィルタ113があり、前記吹出口3内にはマイナスイオン発生装置114がある。
また、フィルタ4に沿って上下方向に帯状形状をして左右方向に移動可能で、フィルタ面側に吸引口118とブラシ119を有するノズル115があり、左方にあるごみ排出ファン116とは吸引ダクト117で接続されている。
前記熱交換器6のフィンには抗菌防かび剤ジンクピリチオンの混ざった表面処理剤が塗布されている。
以上のように形成されたことによって、本発明による空気調和機は次のように作用する。
まず、大きいごみを捕捉して、内部の熱交換器6等を保護するフィルタ4について説明する。
ごみ排出ファン116が駆動すると、ノズル115の吸引口118からフィルタ面上のごみが吸引清掃され、吸引ダクト117、ごみ排出ファン116を通過して屋外に排出される。さらに、ノズル115が左右に移動することで、フィルタ4の全面が掃除されるとともに、ブラシ119により、より確実完全に掃除がされる。
以上のような作用でフィルタ4に関して、メンテナンスが不要になることはいうまでももないが、さらに、常に表面のごみがほとんどない状態で維持されるため、通常このごみに発生するカビの発生が無く、また通風抵抗が少なく維持されるので通風量の低下がない。
次に、マイナスイオン発生装置114の電気集塵装置としての作用について説明する。電気集塵装置はタバコの煙や花粉等の微小な塵埃に対する集塵手段である。
一般の電気集塵装置の場合、荷電部と集塵部からなり、荷電部で塵埃を帯電させ、集塵部に付着させやすくして効率良く集塵するが、荷電部、集塵部ともにごみが溜まったり、微粒子の付着により汚れがひどくなると、掃除や水洗い等のメンテナンスが必要になる。
本実施例では、マイナスイオン発生装置114が電極114Aに高電位を付与することで、空気中の塵埃を帯電させる荷電部に相当するが、マイナスイオン発生装置114はフィルタ4や熱交換器6の下流にあり、通過空気に大きいごみを含まず、微小な塵埃も後述のように自身の荷電、集塵作用によりフィルタ4で除去されるため掃除の必要がない。
また、フィルタ4が、帯電した塵埃を付着させる集塵部の働きをするが、前述したようにフィルタ4は自動的に掃除される。
以上のような作用で微小な塵埃に対する集塵手段である電気集塵装置に関してのメンテナンスが不要となる。
次に、マイナスイオン発生装置のマイナスイオン発生手段、除菌手段、アレルゲン除去手段としての作用について説明する。
本実施例では、マイナスイオン発生装置114がマイナスイオンを発生するイオン発生手段でもある。また、当該マイナスイオン発生装置114の生成するマイナスイオンを、空気調和機の吹出し風にのせて室内に放出することで室内空気の除菌効果、アレルゲン除去効果が認められている。
前述したようにマイナスイオン発生装置114については掃除が不要であるため、マイナスイオン発生手段、除菌手段、アレルゲン除去手段に関してもメンテナンスが不要である。
次に、脱臭手段である脱臭フィルタ113について説明する。
本実施例の脱臭フィルタ113では、物理吸着作用を有する吸着剤と、コバルトを含み触媒作用を有する酸化物と、前記吸着剤および前記酸化物とを担持するフィルタ状に成形した担体とから構成されている。
このような脱臭フィルタ113では、前記酸化物が室内空気中の臭い成分であるアセトアルデヒドを酢酸へ転化後、前記吸着剤で吸着し、空気中から除去する。その後、臭い成分の少ない空気が脱臭フィルタ113を通過すると、前記吸着されていた酢酸が分解されて脱着されるため、前記吸着剤は臭い成分で飽和することはない。
ところで、脱臭フィルタ113の機能が劣化する状況は、ごみ、微小な塵埃等でフィルタ状の担体が目詰まりして通風が阻害されたり、物理吸着する部分が埋まってしまう場合と、臭い成分によって物理吸着する部分が飽和してしまう場合がある。
本実施例では、前者に関してはフィルタ4や電気集塵機能によって防止可能であり、後者に関しては臭い成分を分解して通気により脱着するので前記吸着剤が臭い成分で飽和することはない。
また、本実施例では特にフィルタ4の自動清掃機能で通気量が減少しないため、脱着が効率的に行われ、脱臭フィルタ113の性能劣化はより効果的に抑止される。
以上のような作用で脱臭手段である脱臭フィルタ113に関してのメンテナンスが不要となる。
次に、本実施例による熱交換器6について説明する。
本実施例の熱交換器6のフィンには抗菌防かび剤ジンクピリチオンの混ざった表面処理剤が塗布されている。冷房時、フィンの表面が濡れると、抗菌防かび剤ジンクピリチオンが表面処理剤内部から溶出して、フィン表面に付着したごみ、湿分によって繁殖するカビや菌に働き、これらカビや菌が生成する汚れや臭いを抑制して、フィン表面を清潔に維持する。さらには、抗菌防かび剤の溶解した凝縮水が流れる経路であるドレンパン7からドレンホース内部でも抗菌防かび効果を発揮することで、汚れや臭いを抑止できる。
また、詳細な説明は省略するが、抗菌防かび剤や、表面処理剤の組成、量を適切に選定することで、抗菌防かび効果の持続期間を調整することが可能である。
以上のような作用で熱交換器6に関しての洗浄等のメンテナンスが不要となる。
以上のように、本発明にかかる空気調和機は、吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、フィルタと、熱交換器と、送風ファンとを夫々設けるとともに、前記フィルタ上のごみを除去収集するごみ収集部と、ごみ排出ファン部を有するごみ除去手段があり、前記フィルタあるいは前記ごみ収集部あるいは双方が移動して、フィルタに対するごみ収集部の作用位置が相対的に移動し、フィルタ全面を清掃可能に構成してなるとともに、前記フィルタと熱交換器の間に、フィルタ状に形成した担体に物理的吸着作用を有する吸着剤と、金属酸化物等の触媒等、臭い成分を分解し再生する作用を有する成分を担持した脱臭フィルタを備えたので、ユーザーがメンテナンスに留意することなく、機器が本来持つ機能を低下することなく使用できるいうものであり、空気調和機の室内機以外に、各種のフィルタ類を有する装置一般に広く適用できる。
本発明の実施の形態1における空気調和機の縦断面図 本発明の実施の形態1における空気調和機のフィルタ自動清掃機能を説明する斜視図 従来の空気調和機を示す斜視図
符号の説明
1 空気調和機本体
2 吸込口
3 吹出口
4 フィルタ
5 送風ファン
6 熱交換器
7 ドレパン
8 ファンモータ
9 フィルタ清掃装置
10 回動手段
107 空気通路
113 脱臭フィルタ
114 マイナスイオン発生装置
114A 電極
115 ノズル
116 ごみ排出ファン
117 吸引ダクト
118 吸引口
119 ブラシ
120 開閉パネル
122 前面パネル

Claims (10)

  1. 吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、フィルタと、熱交換器と、送風ファンとを夫々設けるとともに、前記フィルタ上のごみを除去収集するごみ収集部と、ごみ排出ファン部を有するごみ除去手段があり、前記フィルタあるいは前記ごみ収集部あるいは双方が移動して、フィルタに対するごみ収集部の作用位置が相対的に移動し、フィルタ全面を清掃可能に構成してなるとともに、フィルタ状に形成した担体に物理的吸着作用を有する吸着剤と、金属酸化物等の触媒等、臭い成分を分解し再生する作用を有する成分を担持した脱臭フィルタを備えたことを特徴とする空気調和機。
  2. 吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、フィルタと、フィンに抗菌防かび機能を有する表面処理を施した熱交換器と、送風ファンとを夫々設けるとともに、前記フィルタ上のごみを除去収集するごみ収集部と、ごみ排出ファン部を有するごみ除去手段があり、前記フィルタあるいは前記ごみ収集部あるいは双方が移動して、フィルタに対するごみ収集部の作用位置が相対的に移動し、フィルタ全面を清掃可能に構成してなることを特徴とする空気調和機。
  3. 吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、フィルタと、熱交換器と、送風ファンとを夫々設けるとともに、前記吹出口近傍に取り付けられ、互いに並行して突設される少なくとも一対の針状の発生電極からなる電極構造を有し、発生したマイナスイオンを吹出空気流にのせて本体外へ排出して室内雰囲気中に供給する機能を有するマイナスイオン発生装置を設けるとともに、フィルタ状に形成した担体に物理的吸着作用を有する吸着剤と、金属酸化物等の触媒等、臭い成分を分解し再生する作用を有する成分を担持した脱臭フィルタを備えたことを特徴とする空気調和機。
  4. 吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、フィルタと、フィンに抗菌防かび機能を有する表面処理を施した熱交換器と、送風ファンとを夫々設けるとともに、前記吹出口近傍に取り付けられ、互いに並行して突設される少なくとも一対の針状の発生電極からなる電極構造を有し、発生したマイナスイオンを吹出空気流にのせて本体外へ排出して室内雰囲気中に供給する機能を有するマイナスイオン発生装置を設けたことを特徴とする空気調和機。
  5. 吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路に、フィルタと、フィンに抗菌防かび機能を有する表面処理を施した熱交換器と、送風ファンとを夫々設けるとともに、フィルタ状に形成した担体に物理的吸着作用を有する吸着剤と、金属酸化物等の触媒等、臭い成分を分解し再生する作用を有する成分を担持した脱臭フィルタを備えたことを特徴とする空気調和機。
  6. 前記吹出口近傍に取り付けられ、互いに並行して突設される少なくとも一対の針状の発生電極からなる電極構造を有し、発生したマイナスイオンを吹出空気流にのせて本体外へ排出して室内雰囲気中に供給する機能を有するマイナスイオン発生装置を設けたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  7. 前記吹出口近傍に取り付けられ、互いに並行して突設される少なくとも一対の針状の発生電極からなる電極構造を有し、発生したマイナスイオンを吹出空気流にのせて本体外へ排出して室内雰囲気中に供給する機能を有するマイナスイオン発生装置を設けたことを特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  8. 前記熱交換器のフィンに抗菌防かび機能を有する表面処理を施したことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  9. 前記熱交換器のフィンに抗菌防かび機能を有する表面処理を施したことを特徴とする請求
    項3に記載の空気調和機。
  10. 前記熱交換器のフィンに抗菌防かび機能を有する表面処理を施したことを特徴とする請求項6に記載の空気調和機。
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