JP3047630B2 - 光磁気ヘッド装置 - Google Patents

光磁気ヘッド装置

Info

Publication number
JP3047630B2
JP3047630B2 JP4192554A JP19255492A JP3047630B2 JP 3047630 B2 JP3047630 B2 JP 3047630B2 JP 4192554 A JP4192554 A JP 4192554A JP 19255492 A JP19255492 A JP 19255492A JP 3047630 B2 JP3047630 B2 JP 3047630B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
magneto
diffraction
order diffracted
diffraction grating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4192554A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0636374A (ja
Inventor
龍一 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP4192554A priority Critical patent/JP3047630B2/ja
Priority to DE69318486T priority patent/DE69318486T2/de
Priority to US08/070,224 priority patent/US5353267A/en
Priority to EP93108881A priority patent/EP0582059B1/en
Publication of JPH0636374A publication Critical patent/JPH0636374A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3047630B2 publication Critical patent/JP3047630B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスクに情報
の記録,再生,あるいは消去を行うための光磁気ヘッド
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光磁気ヘッド装置の小型,低価格
化を目的として、誤差信号検出や情報信号検出に回折素
子を用いた構成が提案されている。
【0003】図6に回折素子を用いた従来の光磁気ヘッ
ド装置の構成例を示す(例えば特開平第3−29137
号公報参照)。光源の半導体レーザ1からの出射光はコ
リメータレンズ2で平行光に変換され、ビームスプリッ
タ3を透過したのち、対物レンズ4により、光磁気記録
媒体であるディスク5上に集光される。ディスク5から
の反射光は、対物レンズ4で再び平行光に変換されたの
ち、ビームスプリッタ3で反射され、集光光学系外に分
離される。この光は、レンズ6で収束光に変換されたの
ち、回折素子である偏光性ホログラム7に入射する。偏
光性ホログラム7からの透過光(0次光)および±1次
回折光は、共通の光検出器8で受光される。
【0004】偏光性ホログラム7は、図7に示すよう
に、格子方向の異なる4つの領域9〜12に分割されて
いる。また、基板の光学軸13の方向は、入射光の偏光
方向に対し約45°に設定されている。
【0005】図8に偏光性ホログラム7の断面形状を示
す。複屈折性を有するニオブ酸リチウム基板14上に、
プロトン交換領域15および位相補償膜16から成る二
層の回折格子が形成されている。位相補償膜16として
は、例えばNb2 5 が用いられる。回折格子のライン
部とスペース部の位相差は、光学軸13に垂直な偏光成
分(常光)に対しては0、光学軸13に平行な偏光成分
(異常光)に対してはπに設定されている。従って、入
射光の常光成分は回折されずに全て透過し、異常光成分
は透過せずに全て回折される。
【0006】図9に光検出器8の構成と、光検出器8上
の光スポット17〜25の配置を示す。この図はディス
ク5が対物レンズ4の焦点に正しく位置している場合を
示している。光検出器8は、8つの受光部26〜33に
分かれている。光スポット17は偏光性ホログラム7の
0次光(常光成分)であり、受光部26で受光される。
光スポット18〜21は、偏光性ホログラム7の+1次
回折光(異常光成分)であり、領域9〜12での回折光
がそれぞれ光スポット18,19,20,21に対応し
ている。光スポット18は受光部27,28の分割線
上、光スポット19は受光部29,30の分割線上にそ
れぞれ集光される。また、光スポット20は受光部3
1、光スポット21は受光部32でそれぞれ受光され
る。光スポット22〜25は、偏光性ホログラム7の−
1次回折光(異常光成分)であり、領域9〜12での回
折光がそれぞれ光スポット22,23,25,24に対
応している。4つの光スポットは全て受光部33で受光
される。
【0007】受光部26〜33からの出力をそれぞれV
(26)〜V(33)で表わすと、フォーカス誤差信号
はフーコー法の原理により、(V(27)+V(3
0))−(V(28)+V(29))から得ることがで
きる。また、トラック誤差信号はプッシュプル法の原理
により、V(31)−V(32)から得ることができ
る。一方、情報信号は差動検出法の原理により、0次光
と±1次回折光の差であるV(26)−(V(27)+
V(28)+V(29)+V(30)+V(31)+V
(32)+V(33))から得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図6に示す従来の光磁
気ヘッド装置においては、偏光性ホログラム7の0次光
(常光成分)は全て情報信号検出に用いられる。一方、
偏光性ホログラム7の±1次回折光(異常光成分)に関
しては、情報信号検出に用いられると共に、+1次回折
光が誤差信号検出にも用いられる。従って、二種類の信
号を電気回路上で分離する必要がある。この場合、情報
信号検出に用いる常光成分と異常光成分に対する電気回
路の構成が異なることになるため、その周波数特性に違
いが生じる。その結果として、差動検出法において、半
導体レーザの強度変動やディスクの反射率変動に起因す
る同相ノイズを、全ての周波数に対して十分に抑圧する
ことができないという課題がある。
【0009】本発明の目的は、このような従来の課題を
解決し、差動検出法において同相ノイズを全ての周波数
に対して十分に抑圧することが可能な光磁気ヘッド装置
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第一の発明は、光源と、
この光源からの出射光を光磁気記録媒体上に集光する集
光光学系と、前記光磁気記録媒体からの反射光を前記集
光光学系外に分離する分離手段と、前記分離手段により
分離された光を回折する回折素子と、この回折素子から
の透過光および回折光を受光する光検出器を少なくとも
有する光磁気ヘッド装置において、前記回折素子は、複
屈折性を有する基板上に、入射光のうち特定の偏光成分
のみをほぼ完全に回折する回折格子が二つの領域に分割
して形成された第一の回折素子と、複屈折性を有する基
板上に、入射光のうち前記偏光成分と直交する偏光成分
のみをほぼ完全に回折する回折格子が二つの領域に分割
して形成された第二の回折素子との二枚で構成され、前
記第一の回折素子の±1次回折光と、前記第二の回折素
子の±1次回折光との差から情報信号を検出し、前記第
二の回折素子の±1次回折光からフォーカス誤差信号を
検出し、前記第一の回折素子の±1次回折光からトラッ
ク誤差信号を検出することを特徴とする。
【0011】第二の発明は、光源と、この光源からの出
射光を光磁気記録媒体上に集光する集光光学系と、前記
光磁気記録媒体からの反射光を前記集光光学系外に分離
する分離手段と、前記分離手段により分離された光を回
折する回折素子と、この回折素子からの透過光および回
折光を受光する光検出器を少なくとも有する光磁気ヘッ
ド装置において、前記回折素子は、複屈折性を有する基
板の一方の面に、入射光のうち特定の偏光成分のみをほ
ぼ完全に回折する回折格子が二つの領域に分割して形成
されており、前記基板の他方の面に、入射光のうち前記
偏光成分と直交する偏光成分のみをほぼ完全に回折する
回折格子が二つの領域に分割して形成されている構成
あり、前記第一の回折格子の±1次回折光と、前記第二
の回折格子の±1次回折光との差から情報信号を検出
し、前記第二の回折格子の±1次回折光からフォーカス
誤差信号を検出し、前記第一の回折格子の±1次回折光
からトラック誤差信号を検出することを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の光磁気ヘッド装置においては、光磁気
記録媒体からの反射光は、入射光のうち特定の偏光成分
のみを主に回折する第一の回折格子により0次光(常光
成分)および±1次回折光(異常光成分)の3つに分離
され、第一の回折格子の0次光は、入射光のうち前記偏
光成分と直交する偏光成分のみを主に回折する第二の回
折格子により、さらに±1次回折光の2つに分離され
る。第一の回折格子および第二の回折格子は共に二つの
領域に分割して形成されている。従って、フォーカス誤
差信号は、例えば第二の回折格子の±1次回折光からフ
ーコー法の原理により検出できる。また、トラック誤差
信号は、例えば第一の回折格子の±1次回折光からプッ
シュプル法の原理により検出できる。一方、情報信号
は、第一の回折格子の±1次回折光と第二の回折格子の
±1次回折光との差から差動検出法により検出できる。
【0013】このような構成によれば、2つの回折格子
の±1次回折光のそれぞれを誤差信号検出および情報信
号検出の両方に用いるため、常光成分と異常光成分に対
する電気回路の構成が同じになり、その周波数特性も同
一になる。その結果として、差動検出法において同相ノ
イズを全ての周波数に対して十分に抑圧することが可能
になる。
【0014】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。
【0015】図1に、第一の発明の光磁気ヘッド装置の
実施例の構成を示す。ディスク5からの反射光がレンズ
6で収束光に変換されるまでの構成は図6に示す従来例
と同じであるので、説明は省略する。レンズ6で収束光
に変換された光は、入射光のうち特定の偏光成分のみを
主に回折する第一の回折素子である偏光性ホログラム3
4に入射し、0次光および±1次回折光に分離される。
偏光性ホログラム34の0次光は、入射光のうち前記偏
光成分と直交する偏光成分のみを主に回折する第二の回
折素子である偏光性ホログラム35に入射し、さらに±
1次回折光に分離される。一方、偏光性ホログラム34
の±1次回折光は、偏光性ホログラム35に入射し、回
折されずに全て透過する。これらの光は、共通の光検出
器36で受光される。
【0016】偏光性ホログラム34は、図2(a)に示
すように、2つの領域37,38に分割されている。ま
た、基板の光学軸13の方向は、入射光の偏光方向に対
し約45°に設定されてる。
【0017】偏光性ホログラム34の断面形状は図8に
示す従来例と同じであり、複屈折性を有するニオブ酸リ
チウム基板14上に、プロトン交換領域15および位相
補償膜16から成る二層の回折格子が形成されている。
位相補償膜16としては、例えばNb2 5 が用いられ
る。回折格子のライン部とスペース部の位相差は、光学
軸13に垂直な偏光成分(常光)に対しては0、光学軸
13に平行な偏光成分(異常光)に対してはπに設定さ
れている。従って、入射光の常光成分は回折されずに全
て透過し、異常光成分は透過せずに全て回折される。
【0018】偏光性ホログラム35は、図2(b)に示
すように、2つの領域39,40に分割されている。ま
た、基板の光学軸41の方向は、図2(a)に示す偏光
性ホログラム34の基板の光学軸13の方向と直交して
おり、入射光の偏光方向に対し約−45°に設定されて
る。
【0019】偏光性ホログラム35の断面形状は図8に
示す従来例と同じであり、複屈折性を有するニオブ酸リ
チウム基板14上に、プロトン交換領域15および位相
補償膜16から成る二層の回折格子が形成されている。
位相補償膜16としては、例えばNb2 5 が用いられ
る。回折格子のライン部とスペース部の位相差は、光学
軸41に垂直な偏光成分(常光)に対しては0、光学軸
41に平行な偏光成分(異常光)に対してはπに設定さ
れている。従って、入射光の常光成分は回折されずに全
て透過し、異常光成分は透過せずに全て回折される。
【0020】図3に光検出器36の構成と、光検出器3
6上の光スポット42〜49の配置を示す。この図はデ
ィスク5が対物レンズ4の焦点に正しく位置している場
合を示している。光検出器36は、12個の受光部50
〜61に分かれている。
【0021】光スポット42,43は、偏光性ホログラ
ム34の0次光(常光成分)かつ偏光性ホログラム35
の+1次回折光(異常光成分)であり、領域39,40
での回折光がそれぞれ光スポット42,43に対応して
いる。光スポット42は受光部50,51の分割線上、
光スポット43は受光部52,53の分割線上にそれぞ
れ集光される。光スポット44,45は、偏光性ホログ
ラム34の0次光(常光成分)かつ偏光性ホログラム3
5の−1次回折光(異常光成分)であり、領域39,4
0での回折光がそれぞれ光スポット44,45に対応し
ている。光スポット44は受光部54,55の分割線
上、光スポット45は受光部56,57の分割線上にそ
れぞれ集光される。光スポット46,47は、偏光性ホ
ログラム34の+1次回折光(異常光成分)かつ偏光性
ホログラム35の0次光(常光成分)であり、領域3
7,38での回折光がそれぞれ光スポット46,47に
対応している。光スポット46は受光部58、光スポッ
ト47は受光部59でそれぞれ受光される。光スポット
48,49は、偏光性ホログラム34の−1次回折光
(異常光成分)かつ偏光性ホログラム35の0次光(常
光成分)であり、領域37,38での回折光がそれぞれ
光スポット48,49に対応している。光スポット48
は受光部60、光スポット49は受光部61でそれぞれ
受光される。
【0022】受光部50〜61からの出力をそれぞれV
(50)〜V(61)で表わすと、フォーカス誤差信号
はフーコー法の原理により、(V(50)+V(53)
+V(54)+V(57))−(V(51)+V(5
2)+V(55)V(56))から得ることができる。
また、トラック誤差信号はプッシュプル法の原理によ
り、(V(58)+V(60))−(V(59)+V
(61))から得ることができる。一方、情報信号は差
動検出法の原理により、偏光性ホログラム34の0次光
かつ偏光性ホログラム35の±1次回折光と、偏光性ホ
ログラム34の±1次回折光かつ偏光性ホログラム35
の0次光との差である(V(50)+V(51)+V
(52)+V(53)+V(54)+V(55)+V
(56)+V(57))−(V(58)+V(59)+
V(60)+V(61))から得ることができる。
【0023】以上の演算をわかりやすく記述するため、
次のように記号を定める。
【0024】 A=V(50)+V(53)+V(54)+V(57) B=V(51)+V(52)+V(55)+V(56) C=V(58)+V(60) D=V(59)+V(61) すると、各信号は次のような式で表わされる。
【0025】フォーカスエラー信号=A−B トラックエラー信号 =C−D 情報信号 =(A+B)−(C+D) 従って、本実施例においては、情報信号検出に用いる偏
光性ホログラム34の0次光かつ偏光性ホログラム35
の±1次回折光(A,B)と、偏光性ホログラム34の
±1次回折光かつ偏光性ホログラム35の0次光(C,
D)に対する電気回路の構成が全く同じになり、その周
波数特性も同一になる。その結果として、差動検出法に
おいて同相ノイズを全ての周波数に対して十分に抑圧す
ることが可能になる。
【0026】図1には、ビームスプリッタ3と光検出器
36の間に、レンズ6,偏光性ホログラム34,偏光性
ホログラム35がこの順に配置されている構成を示した
が、レンズ6,偏光性ホログラム34,偏光性ホログラ
ム35はどの順に配置されていても構わない。また、ビ
ームスプリッタ3,レンズ6,偏光性ホログラム34,
偏光性ホログラム35のうち二つ以上の素子を、接着に
より一体化することも可能である。
【0027】図4に、第二の発明の光磁気ヘッド装置の
実施例の構成を示す。ディスク5からの反射光がレンズ
6で収束光に変換されるまでの構成は図6に示す従来例
と同じであるので、説明は省略する。本実施例において
は、回折素子として、基板の入射側に偏光性ホログラム
面62、基板の出射側に偏光性ホログラム面63がそれ
ぞれ形成されたものを用いる。レンズ6で収束光に変換
された光は、入射光のうち特定の偏光成分のみを主に回
折する第一の回折格子である偏光性ホログラム面62に
おいて、0次光および±1次回折光に分離される。偏光
性ホログラム面62の0次光は、入射光のうち前記偏光
成分と直交する偏光成分のみを主に回折する第二の回折
格子である偏光性ホログラム面63に入射し、さらに±
1次回折光に分離される。一方、偏光性ホログラム面6
2の±1次回折光は、偏光性ホログラム面63に入射
し、回折されずに全て透過する。これらの光は、共通の
光検出器36で受光される。
【0028】偏光性ホログラム面62は、図2(a)に
示す偏光性ホログラム34と同様に、2つの領域37,
38に分割されている。また、基板の光学軸13の方向
は、入射光の偏光方向に対し約45°に設定されてる。
偏光性ホログラム面63は、図2(b)に示す偏光性ホ
ログラム35と同様に、2つの領域39,40に分割さ
れている。
【0029】図5に、本実施例に用いる回折素子の形状
を示す。複屈折性を有するニオブ酸リチウム基板14の
入射側には、プロトン交換領域15および位相補償膜1
6から成る二層の回折格子である偏光性ホログラム面6
2が形成されている。位相補償膜16としては、例えば
Nb2 5 が用いられる。回折格子のライン部とスペー
ス部の位相差は、光学軸13に垂直な偏光成分(常光)
に対しては0、光学軸13に平行な偏光成分(異常光)
に対してはπに設定されている。従って、入射光の常光
成分は回折されずに全て透過し、異常光成分は透過せず
に全て回折される。一方、複屈折性を有するニオブ酸リ
チウム基板14の出射側には、プロトン交換領域64お
よび位相補償膜65から成る二層の回折格子である偏光
性ホログラム面63が形成されている。位相補償膜65
としては、例えばNb2 5 が用いられる。回折格子の
ライン部とスペース部の位相差は、光学軸13に垂直な
偏光成分(常光)に対してはπ、光学軸13に平行な偏
光成分(異常光)に対しては2πに設定されている。従
って、入射光の常光成分は透過せずに全て回折され、異
常光成分は回折されずに全て透過する。
【0030】光検出器36の構成と、光検出器36上の
光スポットの配置に関しては、第一の発明の光磁気ヘッ
ド装置の実施例と同じく図3に示す通りであるので、説
明は省略する。また、フォーカス誤差信号,トラック誤
差信号,情報信号の検出法に関しても、第一の発明の光
磁気ヘッド装置の実施例と同じであるので、説明は省略
する。
【0031】本実施例においても、第一の発明の光磁気
ヘッド装置の実施例と同様に、情報信号検出に用いる偏
光性ホログラム面62の0次光かつ偏光性ホログラム面
63の±1次回折光と、偏光性ホログラム面62の±1
次回折光かつ偏光性ホログラム面63の0次光に対する
電気回路の構成が全く同じになり、その周波数特性も同
一になる。その結果として、差動検出法において同相ノ
イズを全ての周波数に対して十分に抑圧することが可能
になる。
【0032】図4には、回折素子として、基板の入射側
に偏光性ホログラム面62、基板の出射側に偏光性ホロ
グラム面63がそれぞれ形成されたものを示したが、偏
光性ホログラム面62と偏光性ホログラム面63の順序
を逆にしても構わない。さらに、レンズ6と回折素子の
順序を逆にしても構わない。また、ビームスプリッタ
3,レンズ6,回折素子のうち二つ以上の素子を、接着
により一体化することも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によれば、
情報信号検出に用いる常光成分と異常光成分に対する電
気回路の構成が同じであるためその周波数特性も同一で
あり、その結果として、差動検出法において同相ノイズ
を全ての周波数に対して十分に抑圧することが可能な光
磁気ヘッド装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の発明の光磁気ヘッド装置の実施例の構成
を示す図である。
【図2】第一の発明の光磁気ヘッド装置の実施例に用い
る偏光性ホログラムの構成と、基板の光学軸の方向を示
す図である。
【図3】第一および第二の発明の光磁気ヘッド装置の実
施例に用いる光検出器の構成と、光検出器上の光スポッ
トの配置を示す図である。
【図4】第二の発明の光磁気ヘッド装置の実施例の構成
を示す図である。
【図5】第二の発明の光磁気ヘッド装置の実施例に用い
る回折素子の断面形状を示す図である。
【図6】従来の光磁気ヘッド装置の構成例を示す図であ
る。
【図7】従来の光磁気ヘッド装置に用いる偏光性ホログ
ラムの構成と、基板の光学軸の方向を示す図である。
【図8】従来の光磁気ヘッド装置に用いる偏光性ホログ
ラムの断面形状を示す図である。
【図9】従来の光磁気ヘッド装置に用いる光検出器の構
成と、光検出器上の光スポットの配置を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 コリメータレンズ 3 ビームスプリッタ 4 対物レンズ 5 ディスク 6 レンズ 7 偏光性ホログラム 8 光検出器 9〜12 領域 13 光学軸 14 ニオブ酸リチウム基板 15 プロトン交換領域 16 位相補償膜 17〜25 光スポット 26〜33 受光部 34,35 偏光性ホログラム 36 光検出器 37〜40 領域 41 光学軸 42〜49 光スポット 50〜61 受光部 62,63 偏光性ホログラム面 64 プロトン交換領域 65 位相補償膜

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、この光源からの出射光を光磁気記
    録媒体上に集光する集光光学系と、前記光磁気記録媒体
    からの反射光を前記集光光学系外に分離する分離手段
    と、前記分離手段により分離された光を回折する回折素
    子と、この回折素子からの透過光および回折光を受光す
    る光検出器を少なくとも有する光磁気ヘッド装置におい
    て、 前記回折素子は、複屈折性を有する基板上に、入射光の
    うち特定の偏光成分のみをほぼ完全に回折する回折格子
    が二つの領域に分割して形成された第一の回折素子と、
    複屈折性を有する基板上に、入射光のうち前記偏光成分
    と直交する偏光成分のみをほぼ完全に回折する回折格子
    が二つの領域に分割して形成された第二の回折素子との
    二枚で構成され、前記第一の回折素子の±1次回折光
    と、前記第二の回折素子の±1次回折光との差から情報
    信号を検出し、前記第二の回折素子の±1次回折光から
    フォーカス誤差信号を検出し、前記第一の回折素子の±
    1次回折光からトラック誤差信号を検出することを特徴
    とする光磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】光源と、この光源からの出射光を光磁気記
    録媒体上に集光する集光光学系と、前記光磁気記録媒体
    からの反射光を前記集光光学系外に分離する分離手段
    と、前記分離手段により分離された光を回折する回折素
    子と、この回折素子からの透過光および回折光を受光す
    る光検出器を少なくとも有する光磁気ヘッド装置におい
    て、 前記回折素子は、複屈折性を有する基板の一方の面に、
    入射光のうち特定の偏光成分のみをほぼ完全に回折する
    回折格子が二つの領域に分割して形成されており、前記
    基板の他方の面に、入射光のうち前記偏光成分と直交す
    る偏光成分のみをほぼ完全に回折する回折格子が二つの
    領域に分割して形成されている構成であり、前記第一の
    回折格子の±1次回折光と、前記第二の回折格子の±1
    次回折光との差から情報信号を検出し、前記第二の回折
    格子の±1次回折光からフォーカス誤差信号を検出し、
    前記第一の回折格子の±1次回折光からトラック誤差信
    号を検出することを特徴とする光磁気ヘッド装置。
JP4192554A 1992-06-02 1992-07-21 光磁気ヘッド装置 Expired - Lifetime JP3047630B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4192554A JP3047630B2 (ja) 1992-07-21 1992-07-21 光磁気ヘッド装置
DE69318486T DE69318486T2 (de) 1992-06-02 1993-06-02 Magneto-optische Kopfeinrichtung
US08/070,224 US5353267A (en) 1992-06-02 1993-06-02 Magneto-optical light detector apparatus
EP93108881A EP0582059B1 (en) 1992-06-02 1993-06-02 Magneto-optical head assembly

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4192554A JP3047630B2 (ja) 1992-07-21 1992-07-21 光磁気ヘッド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0636374A JPH0636374A (ja) 1994-02-10
JP3047630B2 true JP3047630B2 (ja) 2000-05-29

Family

ID=16293216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4192554A Expired - Lifetime JP3047630B2 (ja) 1992-06-02 1992-07-21 光磁気ヘッド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3047630B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09215295A (ja) * 1996-02-08 1997-08-15 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd スピンドルモータ
JP3832243B2 (ja) * 1998-03-27 2006-10-11 株式会社日立製作所 偏光性回折格子およびそれを用いた光磁気ヘッド
JP2009146528A (ja) * 2007-12-17 2009-07-02 Panasonic Corp 光ピックアップ装置、及び光ディスク装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0636374A (ja) 1994-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6778475B2 (en) Optical detector, optical pickup and optical information reproducing apparatus using optical pickup for detecting at least three light beams separated from one or more light sources
JP3732268B2 (ja) 光ディスク装置用光学ヘッド
JP2001236666A (ja) 光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置
WO2007043663A1 (ja) 光学ヘッド
JP3047351B2 (ja) 光ヘッド装置
JPH07129980A (ja) 光ピックアップ
KR100424837B1 (ko) 광 픽업 장치
JP3047630B2 (ja) 光磁気ヘッド装置
JP2570563B2 (ja) 光ヘッド装置
JP3108552B2 (ja) 光学ヘッド
JPH0817060A (ja) フォーカスエラー検出装置
JP3018689B2 (ja) 光磁気ヘッド装置
JP3489816B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP3123216B2 (ja) 光磁気ヘッド装置
JP2993273B2 (ja) 光磁気ヘッド装置
JPH07118088B2 (ja) 光学ヘッド
JPH08297875A (ja) 光学ピックアップ
JP3220347B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2003346365A (ja) 光ヘッド装置及び光学式情報記録再生装置
JP3213650B2 (ja) 光ピックアップ
JP3389416B2 (ja) 光ピックアップ装置
JPH08153336A (ja) 光ヘッド装置
JP2000195071A (ja) 光学的情報記録再生装置
JP3558963B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP3335212B2 (ja) 光ヘッド