JP3047177B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
OS型トランジスタを用いたコンパレーター回路に関す
る。
ンパレーターは広く利用されているが、オフセット電圧
の小さいコンパレーターを得るためにはMOS型トラン
ジスタのチャネル幅及びチャネル長を大きくしたものが
知られていた。
MOS型トランジスタを用いたコンパレーターは、オフ
セット電圧を小さくする為にMOS型トランジスタのチ
ャネル幅、チャネル長を長くする手段を用いているた
め、コンパレーターの占有面積が大きくなってしまうと
言う問題点を有していた。
用いたコンパレーターでは不可能であったオフセット電
圧の小さいコンパレーターを小さな占有面積で提供する
ことを目的とする。
に、本発明は次の手段を用いた。 (1)MOS型トランジスタで構成するコンパレーター
において、負荷側のMOS型トランジスタの相互コンダ
クタンスgmを差動側のMOS型トランジスタの相互コ
ンダクタンスgmより小さくした。
側のMOS型トランジスタの移動度を差動側の移動度よ
り小さくした。 (3)そのコンパレーターにおいて、負荷側のMOS型
トランジスタのチャネル領域の不純物濃度を差動側のM
OS型トランジスタの不純物濃度より濃くした。
側のMOS型トランジスタのしきい値電圧を差動側のM
OS型トランジスタのしきい値電圧より高くした。 (5)そのコンパレーターにおいて、負荷側のMOS型
トランジスタのゲ−ト酸化膜厚を差動側のMOS型トラ
ンジスタのゲ−ト酸化膜厚より厚くした。 (6)そのコンパレーターにおいて、負荷側のMOS型
トランジスタをP型トランジスタ、差動側のMOS型ト
ランジスタをN型トランジスタにした。
側のMOS型トランジスタをN型トランジスタ、差動側
のMOS型トランジスタをP型トランジスタにした。 (8)そのMOS型トランジスタのチャネル領域に導入
された不純物をリンにした。 (9)そのMOS型トランジスタのチャネル領域に導入
された不純物を砒素にした。
ネル領域に導入された不純物をボロンにした。 (11)そのMOS型トランジスタのチャネル領域に導
入された不純物をBF2にした。 (12)そのMOS型トランジスタのチャネル領域に導
入された不純物を二種類以上にした。
荷側のMOS型トランジスタのみゲ−ト電極と基板中に
形成されるソ−ス拡散およびドレイン拡散とがオ−バ−
ラップしないようにした。 (14)第一導電型のシリコン半導体基板中に第二導電
型のウェル領域を形成し、その第二導電型のウェル中に
その負荷側のMOS型トランジスタが、その第二導電型
のウェル領域外にその差動側のMOS型トランジスタを
形成した。
中に第二導電型のウェル領域を形成し、その第二導電型
のウェル中にその差動側のMOS型トランジスタが、そ
の第二導電型のウェル領域外にその負荷側のMOS型ト
ランジスタを形成した。 (16)第一導電型のシリコン半導体基板中に第二導電
型及び第三導電型のウェル領域を形成し、それぞれのウ
ェル中に差動側及びの負荷側のMOS型トランジスタを
形成した。
有面積でオフセット電圧を小さくした高精度なコンパレ
ーターをMOS型トランジスタを用いて実現する事がで
きる。以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を説
明する。本発明にかかる半導体装置の第一実施例を示
す。図1の回路図に示したコンパレーターは2つのP型
トランジスタ102、103を負荷トランジスタとし、
2つのN型トランジスタ107、108を差動トランジ
スタとして構成され、電源端子101と出力端子104
と基準電圧端子105と入力端子106と接地端子10
9からなる。ある一定の電位を基準電圧端子105に印
加する。その時入力端子106に印加された電位が基準
電圧端子105に印加されている電位より小さいと電源
端子101に印加されている電位が出力端子104より
出力される。一方、入力端子106に印加された電位が
基準電圧端子105に印加されている電位より大きいと
接地端子109に印加されている電位が出力端子104
より出力される。この出力が変化することを反転すると
いう。
102と103のサイズが等しく、差動トランジスタと
したN型トランジスタ107と108のサイズが等しい
場合には、基準電圧端子105に印加されている電位と
入力端子106に印加されている電位が等しい時、出力
が反転する。しかしながら、実際は加工精度その他の原
因により、基準電圧端子105に印加されている電位と
入力端子106に印加されている電位が等しくないとき
に反転が起こってしまう。この時の基準電圧端子105
に印加されている電位と入力端子106に印加されてい
る電位の差をオフセット電圧と言う。オフセット電圧は
次式で求められる。
ンジスタであるN型トランジスタ107と108のしき
い値電圧(以下、Vthと略す。)の差、△Vtpは負荷
トランジスタであるP型トランジスタ102と103の
Vthの差、Knは差動トランジスタであるN型トラン
ジスタ107、108の相互コンダクタンスgm、Kpは
負荷トランジスタであるP型トランジスタ102、10
3の相互コンダクタンスgm、αは負荷トランジスタで
あるP型トランジスタ102と103の相互コンダクタ
ンスgmの比、βは差動トランジスタであるN型トラン
ジスタ107と108の相互コンダクタンスgmの比、
Vrefは基準電圧端子105に印加された電位(以下Vref
と略す)、Vaは電源電圧端子101に印加された電位、
Vbは接地端子109に印加された電位、Vtnは差動トラ
ンジスタであるN型トランジスタ107、108のVt
h、Vtpは負荷トランジスタであるP型トランジスタ1
02、103のVthを示している。
る負荷トランジスタであるP型トランジスタ102、1
03のチャネル幅、チャネル長、Vthを互いに同じ
く、差動トランジスタであるN型トランジスタ107、
108のチャネル幅、チャネル長、Vthを互いに同じ
くしておく。負荷トランジスタであるP型トランジスタ
102と差動トランジスタであるN型トランジスタ10
7を経由する電流をI1とし、負荷トランジスタである
P型トランジスタ103と差動トランジスタであるN型
トランジスタ108を経由する電流をI2とすると次式
の様に表される。
と略す。) 本来、負荷トランジスタであるP型トランジスタ102
と103のチャネル幅、チャネル長、Vth、相互コン
ダクタンスgmが互いに等しく、差動トランジスタであ
るN型トランジスタ107と108のチャネル幅、チャ
ネル長、Vth、相互コンダクタンスgmが互いに等し
ければVin=Vrefで反転する。しかしながら、オフセッ
ト電圧が生じると式の状態の時に反転する。反転する
とき、I1=I2となるので式=式となり、オフセ
ット電圧が生じていると仮定して式を代入する。上式
を解くと式が得られる。式からオフセット電圧を小
さくするには、負荷トランジスタの相互コンダクタンス
gmを小さくし、差動トランジスタの相互コンダクタン
スgmを大きくすれば良いことが分かる。
リアが正孔のため、電子をキャリアとするN型トランジ
スタより1/2〜1/3になる。相互コンダクタンスgmは
移動度に比例することより、負荷側にP型トランジス
タ、差動側にN型トランジスタにすることで、負荷側に
N型トランジスタ、差動側にP型トランジスタで構成す
るコンパレータよりオフセット電圧を小さくできる。
詳細に説明する。図3は本発明の半導体装置の負荷トラ
ンジスタであるP型トランジスタと差動トランジスタで
あるN型トランジスタの模式的断面図である。N型トラ
ンジスタは、P型シリコン半導体基板301上に形成す
るゲート酸化膜311及び多結晶シリコンゲート電極3
05と、ゲート電極両端のシリコン基板表面に形成する
ソース・ドレインと呼ばれる高濃度のN+型拡散層30
4及びその間のチャネル領域307から成っている。ま
たP型トランジスタは、 シリコン基板上に形成するゲ
ート酸化膜311及び多結晶シリコンゲート電極305
と、ゲート電極両端のN−−型ウェル層302表面に形
成するソース・ドレインと呼ばれる高濃度のP+型拡散
層303及びその間のチャネル領域306から成ってい
る。両素子の間に分離を目的としてフィールド酸化膜3
08が形成される。
ロンやBF2などのP型の不純物または、Asや燐など
のN型の不純物を導入する。多結晶シリコンゲ−ト電極
がN型のとき、エンハンス型及びディプレッション型P
チャネルMOSトランジスタのチャネル領域にはボロン
やBF2などのP型の不純物を導入する。NチャネルM
OSトランジスタのチャネル領域には、エンハンス型の
場合ボロンやBF2などのP型の不純物を、ディプレッ
ション型の場合Asや燐などのN型の不純物を導入す
る。多結晶シリコンゲ−ト電極がP型のとき、Pチャネ
ルMOSトランジスタのチャネル領域には、エンハンス
型の場合Asや燐などのN型の不純物を、ディプレッシ
ョン型の場合ボロンやBF2などのP型の不純物を導入
する。エンハンス型及びディプレッション型Nチャネル
MOSトランジスタのチャネル領域には、Asや燐など
のN型の不純物を導入する。この時負荷側のチャネル領
域の不純物濃度は、差動側のチャネル領域よりも濃度を
濃くして移動度を小さくする。
ル領域には二種類以上の不純物を導入することで移動度
を小さくすることもできる。この場合必ずP型の不純物
とN型の不純物を混合させる。例えば若干のN型不純物
を入れた後にP型不純物を導入する。P型とN型は電気
的には相殺するため、不純物量(P型)を多く導入して
も同じ特性(しきい値電圧)にすることができる。図4
にVTPvsボロンチャネルド−ズ量を示す。例えばV
TP0.5vを作るには、チャネル不純物(ボロン)を
従来(標準)では7.47×1011 [atmos/cm2]、 燐を1×
1011[atmos/cm2]混在させると8.84×1011[atmos/cm2]、
燐を2×1011[atmos/cm2]混在させると9.57×1011[atmos
/cm2]、注入することになる。つまり異極の不純物を混
在させると同じVTPでも不純物を多く導入することが
できる。図5はVTNvsボロンチャネルド−ズ量を示
す。これも同様に燐などのN型の不純物が混在させると
同じVTNでもP型不純物は多く導入することができ
る。例えばVTN0.5vを作るには、チャネル不純物
(ボロン)を従来(標準)では2.52×1011 [atmos/c
m2]、燐を1×1011[atmos/cm2]混在させると2.87×10
11[atmos/cm2]、燐を2×101 1[atmos/cm2]混在させると
3.40×1011[atmos/cm2]、注入することになる。
に不純物を導入したときの、移動度の変化について説明
する。図6にP型半導体基板のチャネル領域に、基板と
同導電型の不純物であるボロン及び逆導電型の不純物で
ある砒素を導入したときのドーズ量と移動度の関係を示
す。チャネルド−ズ量が増えると共に移動度が小さくな
っている。これよりチャネル領域に不純物を導入するこ
とにより、容易に移動度が変えられる事が分かる。この
ように負荷側のチャネル不純物濃度を差動側のチャネル
不純物濃度より濃くすることより、負荷側のMOS型ト
ランジスタの相互コンダクタンスgmが差動側のMOS
型トランジスタの相互コンダクタンスgmより小さくな
り、オフセット電圧を小さくできる。
詳細に説明する。負荷トランジスタであるP型トランジ
スタのしきい値電圧は、差動トランジスタであるN型ト
ランジスタのしきい値電圧より高くする。図7にP型ト
ランジスタvsチャネル不純物量、図8にN型トランジ
スタvsチャネル不純物量を示す。 P型トランジスタ
のしきい値電圧を例えば0.6vにする場合チャネル不
純物は6.62×1011[atmos/cm2]、N型トランジスタのし
きい値電圧を例えば0.5vにする場合チャネル不純物
は2.87×1011[atmos/cm2]必要になる。しきい値電圧が
高い方がチャネル不純物量は多くなっている。つまり負
荷側のMOS型トランジスタのしきい値電圧が差動側の
MOS型トランジスタのしきい値電圧より高くすると、
オフセット電圧を小さくできる。更にP型トランジスタ
のしきい値電圧は高いほど良い。図9にP型トランジス
タvs移動度を示す。しきい値電圧が高いほど移動小さ
くなっているのが分かる。
のチャネル領域の不純物濃度を差動トランジスタである
N型トランジスタのチャネル領域の不純物濃度より更に
濃くするために、濃いN型ウェル領域中に負荷トランジ
スタであるP型トランジスタを作るのが効果的である。
図7に各Nウェル濃度ごとのVTPvsチャネル不純物
量を示す。例えばVTP0.5vを作るには、チャネル
不純物(ボロン)はNウェル2×1012[atmos/cm2]では6.
44×1011[atmos/cm2]、3×1012[atmos/cm2]では7.47×1
011[atmos/cm2]、6×1012[atmos/cm2]では9.57×1011[a
tmos/cm2]、必要になる。Nウェル濃度が濃いほどチャ
ネル不純物量が多くなっている。
の移動度が差動トランジスタであるN型トランジスタの
移動度より小さければ、負荷トランジスタであるP型ト
ランジスタと差動トランジスタであるN型トランジスタ
は共にウェル領域に作成することも可能である。この時
N型トランジスタのチャネル領域の不純物濃度をP型ト
ランジスタのチャネル領域の不純物濃度と大きく差をつ
けることができる。図8に各Pウェル濃度ごとのVTN
vsチャネル不純物量を示す。例えばVTN0.45v
を作るときチャネル不純物量は、Pウェル4×1012[atmo
s/cm2]では2.34×1011[atmos/cm2]、6×1012[atmos/c
m2]では1.99×1011[atmos/cm2]、必要になる。この様に
Pウェル濃度が濃いほどチャネル不純物量を薄くするこ
とができ差が大きくなる。
スタをウェル領域に作る必要はない。N型基板を用い
て、P型ウェルを作り、N型シリコン半導体基板中に負
荷トランジスタとなるP型トランジスタを、P型ウェル
内に差動トランジスタとなるN型トランジスタを作って
も良い。その際も必ず負荷トランジスタとなるP型トラ
ンジスタのチャネル領域の不純物濃度を差動トランジス
タとなるN型トランジスタのチャネル領域より濃くす
る。
詳細に説明する。負荷側のMOS型トランジスタのゲ−
ト酸化膜厚は差動側のMOS型トランジスタより厚くし
てオフセット電圧を小さくする。相互コンダクタンスg
mはゲ−ト酸化膜厚に反比例する為、厚くすると相互コ
ンダクタンスgmは小さくなる。半導体基板全面に酸化
膜、例えば150Åを形成した後、差動側のMOS型ト
ランジスタができる領域の酸化膜のみを選択エッチング
し、再び基板全面酸化、例えば200Åの酸化膜を形成
する。こうすると差動側のMOS型トランジスタのゲ−
ト酸化膜厚は最後に酸化した200Åの膜厚となり、負
荷側のMOS型トランジスタは150+200Åとで3
00Å程度のゲ−ト酸化膜厚が形成され、負荷側のMO
S型トランジスタの相互コンダクタンスgmを差動側よ
りも小さくすることができる。
詳細に説明する。図10は電源ICやLCDコントロー
ラICなどの内部にあるコンパレ−タ回路401を構成
するMOS型トランジスタとコンパレ−タ回路以外の回
路402のMOS型トランジスタの模式的断面図であ
る。このコンパレータ回路401は差動側がN型MOS
トランジスタ、負荷側がP型MOSトランジスタで構成
している。差動側のN型MOSトランジスタ404はゲ
ート電極305の両端にサイドスペーサ412が形成さ
れ、シリコン基板中にはサイドスペーサ下に低濃度拡散
層(N−LDD)409、その横にソース・ドレインと
呼ばれる高濃度拡散層(N+拡散層)304が形成され
ている。所謂N型LDDトランジスタである。コンパレ
ータ回路以外の回路のN型MOSトランジスタ406も
同じLDDトランジスタとなっている。
は、同様にゲート電極の両端にサイドスペーサ412が
形成されているが、シリコン基板中にはサイドスペーサ
下の低濃度拡散層(LDD)がなく、ソース・ドレイン
と呼ばれる高濃度拡散層(P+拡散層)303がゲ−ト
電極とオ−バ−ラップせずに形成されている。この様に
するとP型MOSトランジスタを動作させた時、LDD
の部分が抵抗として働き、トランジスタサイズを大きく
することなく相互コンダクタンスgmを小さくできる。
これに対しコンパレータ回路以外のP型MOSトランジ
スタ405は、LDD408を形成していて動作スピー
ド(相互コンダクタンスgm)は小さくなることはな
い。このようにIC中のコンパレ−タ回路の負荷側のM
OS型トランジスタのみ相互コンダクタンスgmを小さ
くし、他の回路の特性を低下させることなくオフセット
電圧を低減することができる。
詳細に説明する。これまでは負荷側をP型トランジス
タ、差動側をN型トランジスタで述べてきたが、以下に
P型トランジスタを差動トランジスタ、N型トランジス
タを負荷トランジスタとしたコンパレーター回路の例を
示す。図2に示したコンパレーターは2つのN型トラン
ジスタ203、204を負荷トランジスタとし、2つの
P型トランジスタ201、202を差動トランジスタと
して構成され、その他の部分に対する説明は、図1と同
一の符号を添記することで省略する。図2も図1同様に
オフセット電圧を求めると次式の様に表せる、 Voff=|△Vtp|+√(βKn/αKp)*△Vtn+(√(β/α)-1)(Va−Vref-|Vtp|) − 但し、Vtpは差動トランジスタであるP型トランジスタ
201のVth、Vtnは負荷トランジスタであるN型トラン
ジスタ203のVth、△Vtpは差動トランジスタであるP
型トランジスタ201と202のVthの差、△Vtnは負荷
トランジスタであるN型トランジスタ203と204の
Vthの差、Kpは差動トランジスタであるP型トランジス
タ201の相互コンダクタンスgm、Knは負荷トランジ
スタであるN型トランジスタ203の相互コンダクタン
スgm、αは差動トランジスタであるP型トランジスタ
201、202の相互コンダクタンスgmの比、βは負
荷トランジスタであるN型トランジスタ203、204
の相互コンダクタンスgmの比を示している。式から
オフセット電圧を小さくするには、負荷トランジスタの
相互コンダクタンスgmを小さくし、差動トランジスタ
の相互コンダクタンスgmを大きくすれば良いことが分
かる。従ってこの様な回路でもオフセット電圧を小さく
するには、上記で述べた負荷トランジスタであるN型ト
ランジスタの相互コンダクタンスgmを小さくする手段
を取れば良い。
型トランジスタを用いたコンパレーターにおいて、差動
側のMOS型トランジスタの相互コンダクタンスgmよ
り負荷側のMOS型トランジスタの相互コンダクタンス
gmを小さくすると、トランジスタサイズを大きくする
ことなくオフセット電圧を小さくすることができる。こ
れより従来のコンパレーターでは不可能であったオフセ
ット電圧の小さいコンパレーターを小さな占有面積で提
供することが可能となる。更にコストダウンが可能とな
る他、チップサイズに制約のあるICにも適用できるな
ど、多くのICにおいて多大な効果が得られる。
すN型トランジスタを差動トランジスタとし、P型トラ
ンジスタを負荷トランジスタとしたコンパレーターの回
路図である。
すP型トランジスタを負荷トランジスタとし、N型トラ
ンジスタを差動トランジスタとしたコンパレーターの回
路図である。
したコンパレータ回路のMOSトランジスタの模式的断
面図である。
とボロンチャネルドーズ量の関係を示す図である。
とボロンチャネルドーズ量の関係を示す図である。
す図である。
チャネルドーズ量の関係を示す図である。
チャネルドーズ量の関係を示す図である。
関係を示す図である。
を示すコンパレータ回路とコンパレータ回路以外の回路
のMOSトランジスタの模式的断面図である。
領域 307 P−−型シリコン半導体基板と同導電型である
チャネル領域 308 フィールド酸化膜 309 P型MOSトランジスタ 310 N型MOSトランジスタ 311 ゲート酸化膜 401 コンパレータ回路の一部の模式的断面図 402 コンパレータ回路以外の模式的断面図 403 コンパレータ回路を構成するP型MOSトラン
ジスタ 404 コンパレータ回路を構成するN型MOSトラン
ジスタ 405 コンパレータ回路以外を構成するP型MOSト
ランジスタ 406 コンパレータ回路以外を構成するN型MOSト
ランジスタ 407 P−−型ウェル層 408 P−LDD層 409 N−LDD層 410 N±チャネルストッパ層 411 P±チャネルストッパ層 412 サイドスペーサ
Claims (2)
- 【請求項1】 負荷側のMOS型トランジスタと差動側
のMOS型トランジスタとからなるコンパレータを含む
半導体装置において、前記負荷側のMOS型トランジス
タの相互コンダクタンスgmが前記差動側MOS型トラ
ンジスタの相互コンダクタンスgmより小さく、前記負
荷側のMOS型トランジスタのみゲート電極と基板中に
形成されるソース拡散およびドレイン拡散とが、前記ゲ
ート電極の側壁に形成されたサイドスペーサの幅部だけ
実質的にオーバーラップしていなく、その他のMOS型
トランジスタはゲート電極と基板中に形成されるソース
拡散およびドレイン拡散の低濃度拡散層とが実質的にオ
ーバーラップしていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 第一導電型のシリコン半導体基板中に第
二導電型のウエル領域を形成し前記第二導電型のウエル
領域中に前記負荷側のMOSトランジスタが、前記第二
導電型のウエル領域外に前記差動側のMOSトランジス
タ形成した請求項1記載の半導体装置。
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