JP3045465B2 - ステンレス鋼板の板厚制御方法 - Google Patents

ステンレス鋼板の板厚制御方法

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JP3045465B2 JP7251133A JP25113395A JP3045465B2 JP 3045465 B2 JP3045465 B2 JP 3045465B2 JP 7251133 A JP7251133 A JP 7251133A JP 25113395 A JP25113395 A JP 25113395A JP 3045465 B2 JP3045465 B2 JP 3045465B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステンレス鋼板の
板厚制御方法に係り、特に圧延機が加速または減速する
際に生じる板厚変動を防止するのに好適な制御方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、圧延機を用いてステンレス鋼板
を圧延するときに加速または減速を行うと、圧延機の出
側板厚が変動する。この板厚変動は圧延ロール直下で発
生するため、圧延機入側または出側で板厚や圧延速度を
測定し、その測定値に基づいてロール圧下位置や張力の
制御を行う従来の自動板厚制御(以下、AGCと略称す
る)では十分に対応することができない。
【0003】そこで、このような板厚変動に対しては、
通常は、圧延速度と、圧延ロールと鋼板との間の摩擦係
数の関数により圧下力変化を推定する方法(例えば、特
開昭51-95964号公報参照)や、あるいは圧延速度と圧延
荷重を連続的に測定して圧下位置補正量を予測的に修正
する方法(例えば、特開昭47-25045号公報参照)で板厚
変動を制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来法を用いて例えばクラスタミルのような冷間
可逆多重式の圧延機を制御しようとすると、パス回数を
重ねることで板厚が変化し、そのため摩擦係数も変化す
ることによって、適切なロール圧下位置の補正を行うこ
とができないという問題があった。
【0005】このような問題を改善すべく、本出願人が
すでに特願平6-140419号でステンレス鋼板の板厚制御方
法を提案している。その内容は、ステンレス鋼板を圧延
する際に、圧延速度P、出側板厚hによる下記(1) 式で
表される関数を用いてロール圧下位置の偏差ΔSを求
め、得られたロール圧下位置の偏差ΔSの値に基づいて
ロール圧下位置を加減速補償して制御しようとするもの
である。
【0006】 ΔS/Δv=c1 ・(P/Δh)+c2 ………………(1) ここで、Δv;圧延速度偏差、Δh;出側板厚偏差、c
1 ,c2 ;係数である。しかし、この板厚制御方法によ
っても、荷重変動ΔPと圧延速度偏差Δvの関係をΔP
/Δv=一定と仮定し、またP/Δh=Qと近似してい
るため、ΔSの算出精度が悪く、ロール圧下位置を十分
に修正し切れないという欠点がある。
【0007】本発明は、前記問題点を解決したステンレ
ス鋼板の圧延における加減速時の板厚変動を抑制するこ
との可能なステンレス鋼板の板厚制御方法を提供するの
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、AGC機能を
備えた圧延機を用いてステンレス鋼板を圧延する際の板
厚を制御する方法において、加速または減速する際に、
圧延速度v、板幅b、塑性定数Q、ミル定数Mによる関
数を用いてロール圧下位置偏差ΔSを求め、得られたロ
ール圧下位置偏差ΔSの値に基づいてロール圧下位置を
制御することを特徴とするステンレス鋼板の板厚制御方
法である。
【0009】なお、前記ロール圧下位置偏差は下記式 ΔS=(Q/M2 +1/M)・b・(αv2 +βv) で与えるのがよい。ここで、α、β:定数である。ま
た、圧延されるステンレス鋼板の鋼種がオーステナイト
系の場合に適用するのがよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の原理について説
明する。本発明者らがAGC機能を備えた圧延機を用い
て、板厚変動の発生メカニズムについて種々実験・研究
を行ったところ、圧延速度vの上昇に伴い下記(2) 式に
よって示されるロールバイト入口の油膜厚さto1が増大
することを見出した。
【0011】 to1={3η・R′/(p1 ・L)}・(vP +vR ) ……………(2) ここで、η;摩擦係数、R′;ヒッチコックの偏平ロー
ル半径、p1 ;ロールバイト入口の油膜に加わる圧力、
L;ロールバイトの接触弧長さ、vP ;板速度、vR
ロール周速である。そして、この油膜厚さto1の増加に
よって、下記(3) 式で表される摩擦係数ηは減少し、油
膜内のせん断応力τが減少し、したがって圧延荷重Pが
下がる。
【0012】 τ=(vP −vR )・η/to1 ……………(3) 続いて、圧延機が弾性復元すると上下ワークロール間の
ギャップ量が減少するから、出側板厚hは(4) 式に示す
関係によって過薄になる。 Δh=(1/M)・ΔP ……………(4) ここでMはミル定数である。
【0013】ここで、具体的に説明すると、図2に示す
ように、圧延後の板厚h1 はミル剛性曲線B1 と材料の
圧延中の塑性特性曲線A1 の交点mとして求まるのであ
るが、このときのロール圧下位置はS1 であり、圧延荷
重はP1 である。いま、圧延速度vの上昇(加速)によ
ってロールバイト入口の油膜厚さto1が増加し摩擦係数
ηが低下することによって材料の変形抵抗が見かけ上変
化したとすると、塑性特性曲線がA1 からA2 に変わる
ことになり、材料の厚さがh1 からh2 にΔhだけ変わ
り、圧延荷重がP1 からP2 にΔPだけ変わる。そこ
で、目標とする出側板厚h1 を得るためには、圧延荷重
をP2 からP3 にΔP′だけ変更するようにミル剛性曲
線をB1 からB2 に変えて、ロール圧下位置をS1 から
2 にΔSだけ変更するように制御することになる。
【0014】そこで、ΔP/Δh=M、ΔP′/Δh=
Q、(ΔP+ΔP′)/ΔS=Mであることから、ΔS
をM,Q,ΔPで整理すると、下記(5) 式で表される。 ΔS=(Q/M2 +1/M)・ΔP ……………(5) ところで、前記した(1) 式に示す従来の加減速補償(特
願平6-140419号)においては、加速時の速度偏差をΔv
とすると、ΔP/Δv=一定、P/Δh=Qとして、か
つ実操業で使用する場合はオフセット項を付加すること
により下記(6)式で表し、この式に基づいて圧下位置を
制御することで、加減速時の出側板厚を制御しようとし
たものである。
【0015】 ΔS={c1 ・(P/Δh)+c2 }・Δv ……………(6) ここで、c1 ,c2 は鋼種、前工程によって変化する定
数である。しかし、本発明においては、圧延荷重変動と
圧延速度変動の関係から、圧延荷重変動量ΔPを正確に
求め、また塑性係数Qに設定計算値を用いることによ
り、加減速補償を行おうとするものである。
【0016】そもそも、圧延荷重とは圧延ロール全体に
かかる荷重のことであり、ロールを押し開こうとするの
でロール分離力とも呼ぶ。この圧延荷重と圧延速度の関
係を求める際において、同一圧延条件で圧延した場合は
単純に圧延荷重Pの値を用いても可能であるが、ロール
径、張力などが変わった場合には以下に表す平均圧延圧
力psを用いる必要がある。
【0017】 ps=P/{b・√(R′・Δh)} ……………(7) ここで、b;圧延材の平均板幅、R′;ロールの弾性変
形によって変化したロール半径である。ところで、圧延
荷重すなわち平均圧延圧力ps(以下単にpsと称す)
に対する影響因子を以下に列記する。 (1) 摩擦:μの増大によりpsは増加する。 (2) 材質:変形抵抗(降伏応力)の増加によりpsは増
加する。 (3) 圧下:圧下の増加によりpsは増加する。 (4) 温度:温度上昇により変形抵抗は低下し、psは減
少する。 (5) 速度:高速になると変形抵抗は増大し、psは増加
する。 (6) 板厚:薄くなると摩擦の影響によりpsは増加す
る。 (7) ロール径:大きくなると接触長さの増加によりps
は増加する。 (8) 張力:張力増大によりpsは減少する。特に後方張
力の影響が大きい。
【0018】これらの影響因子の中で、本発明者らは、
圧下率(各パス毎の圧下率およびそのパスまでの総圧下
率)、圧延速度、入側板厚、ワークロール径を影響因子
として考えた。そこで、圧延速度をベースにした場合に
おける他の影響因子を調査すべく、オーステナイト系の
代表鋼種であるSUS 304 とフェライト系の代表鋼種であ
るSUS 430 に対し、図3に示された工程でそれぞれ製造
されたHAP材、TCM材、CAP材の3つの工程材を
用いて12段クラスタミルによる圧延実験を行った。な
お、簡単のため、他の影響因子に単位板幅荷重pw(=
P/b)を用いて比較することにした。なお、上記した
工程材のうち、HAP材は熱延ミルで圧延された後、熱
延ステンレス鋼板用焼鈍・酸洗設備から直接冷間可逆多
重式圧延機に送り込まれたものであり、TCM材は冷延
タンデムミルで圧延された直後のもの、CAP材は冷延
ステンレス鋼板用焼鈍・酸洗設備を経由し焼鈍の施され
たものである。
【0019】これらの圧延実験の結果を図4〜9に示し
た。図4と図5、図6と図7、図8と図9は、前工程が
それぞれ同じであるが、鋼種がSUS 304 とSUS 430 で異
なっている。それぞれの図に添付した単位板幅荷重pw
を圧延速度vの一次式で近似した結果から、SUS 304 に
ついては単位板幅荷重と圧延速度の間に相関性がある
が、SUS 430 については同前工程のSUS 304 と比べて相
関性が見られず、また仮に相関性があると考えても圧延
速度の変化に対する単位板幅荷重の変化は約1/2〜1/3
程度であることがわかる。このことから、SUS 430 につ
いては圧延速度に対する圧延荷重変動がSUS 304 に比べ
て小さいために、図5,7,9に明確に圧延速度と単位
板幅荷重との相関性が現れないことが分かる。
【0020】そこで、SUS 304 に限定して圧延速度加減
速時の板厚制御について考えると、単位板幅荷重pwは
圧延速度vの2次式で近似して予測可能であることか
ら、その他の板厚変動に影響を与える因子とともに以下
のように単位板幅荷重予測値pw* を表した。 pw* =αv2 +βv+γr+εT+ζ/φ+ηh+m …………(8) ここで、r:各パスの圧下率(%)、T:総圧下率
(%)、φ:ワークロール径(mm)、α,β,γ,ε,
ζ,η,m:前工程によって変化する定数である。
【0021】その単位板幅荷重予測値pw* と単位板幅
荷重実測値pwとの測定結果を図10〜12に示した。これ
らの図からも明らかなように圧下率、ワークロール径、
入側板厚などの条件が変化しても、圧延速度の変化によ
る単位板幅荷重の変化を(8)式によって精度よく予測で
きることがわかった。そこで、本発明は、上記の(8)式
をもとに板厚制御システムを構築するものである。すな
わち、まず、同一パスにおいて圧延速度が変化したとき
の単位板幅荷重変動Δpwは以下のように表される。
【0022】 Δpw=2αΔv・v+αΔv2 +βΔv ……………(9) また、圧下位置Sを以下のように表す。 S=S0 +ΔS ……………(10) ここで、 S0 :圧下開始時点の圧下位置、 ΔS:(Q/M2 +1/M)b(αv2 +βv) ……………(11) である。
【0023】圧延速度が変動したときの圧下位置変更量
ΔSは、 ΔS=(Q/M2 +1/M)・b・Δpw ……………(12) となり、前出(5) 式を満たすことになる。このようにし
て、本発明によれば、この(11)式を用いて圧下位置を制
御することにより、出側板厚変動を抑制することが可能
になる。
【0024】
【実施例】本発明法を実施する冷間可逆多重式圧延機
は、図1のブロック図に示すように構成される。すなわ
ち、ステンレス鋼板1を圧延する冷間可逆多重式の圧延
機2には、圧延荷重計3が取り付けられて圧延機2に加
えられる圧延荷重Pが測定され、油圧圧下装置4によっ
てロール圧下位置Sが制御される。また圧延機2の前後
には第1および第2の板厚計5a,5bが取り付けられ
て出側板厚hが検出される。圧延機2の入出側に設けら
れる第1および第2のデフレクタロール6a,6bのそ
れぞれには、第1および第2の速度計7a,7bが取り
付けられ、圧延速度vが測定される。油圧圧下装置4に
は圧下位置検出器8が取り付けられて、ロール圧下位置
Sが検出される。
【0025】そして、第1のコイラ9aから巻き戻され
たステンレス鋼板1は、圧延機2で圧延されて第2のコ
イラ9bで巻き取られ、再び第2のコイラ9bから巻き
戻されて圧延機2で圧延されて第1のコイラ9aで巻き
取られる。このような可逆圧延パスを複数回繰り返すこ
とによって、所定の板厚のステンレス鋼板1を製造する
ことになるが、この圧延の際に、演算制御装置10でロー
ル圧下位置偏差ΔSが制御されることによって各出側板
厚hが制御される。
【0026】この演算制御装置10において、前出(10)式
と、(11)式を変形した下記(13)式とを用いてロール圧下
位置偏差ΔSの演算制御を行った。 ΔS=(Q/M2 +1/M)・b・α’・v・(v−β’) ………(13) この(13)式における定数α’,β’の値の一例を表1に
示した。
【0027】
【表1】
【0028】鋼種がSUS 304 で前工程がTCM材の板厚
2.0mmであるステンレス鋼板を、冷間可逆多重式圧延機
で最終目標板厚0.92mmに7パスで圧延する際に、その仕
上スケジュールの6パス目に本発明法の加減速補償を適
用して出側板厚を制御した。その結果を図13に示した。
なお、比較のために、従来法の加減速補償を用いて制御
した出側板厚精度の結果を図14に示した。これは鋼種が
同じくSUS 304 で前工程がTCM材で、板厚1.4 mmから
最終目標板厚0.495 mmに9パス仕上のスケジュールの4
パス目の出側板厚を制御した結果を示したものである。
【0029】これらの図から明らかなように、本発明例
は、塑性定数、ミル定数を圧下位置補正量の関数として
導入しているので、加減速時の板厚変動が従来例に比べ
て極めて良好な結果が得られることがわかる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ステンレス鋼板を圧延する際に、、板厚変動を抑制する
ことができ、製品の品質向上に寄与することが可能であ
る。本発明は、加減速時の圧下位置補正に、圧延速度か
ら予測した圧延荷重を関数として用いるようにしたか
ら、加減速時の板厚変動を精度よく抑制できるようにな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】板厚、ロール圧下位置と圧延荷重との関係を示
す特性図である。
【図3】ステンレス鋼板の製造段階を示す工程図であ
る。
【図4】SUS 304 のHAP材の圧延速度と単位板幅荷重
との関係を示す特性図である。
【図5】SUS 430 のHAP材の圧延速度と単位板幅荷重
との関係を示す特性図である。
【図6】SUS 304 のTCM材の圧延速度と単位板幅荷重
との関係を示す特性図である。
【図7】SUS 430 のTCM材の圧延速度と単位板幅荷重
との関係を示す特性図である。
【図8】SUS 304 のCAP材の圧延速度と単位板幅荷重
との関係を示す特性図である。
【図9】SUS 430 のCAP材の圧延速度と単位板幅荷重
との関係を示す特性図である。
【図10】SUS 304 のHAP材の単位板幅荷重の予測値と
実測値との関係を示す特性図である。
【図11】SUS 304 のTCM材の単位板幅荷重の予測値と
実測値との関係を示す特性図である。
【図12】SUS 304 のCAP材の単位板幅荷重の予測値と
実測値との関係を示す特性図である。
【図13】本発明法の適用例を示す特性図である。
【図14】従来法の適用例を示す特性図である。
【符号の説明】
1 ステンレス鋼板 2 圧延機(冷間可逆多重式圧延機) 3 圧延荷重計 4 油圧圧下装置 5a 第1の板厚計 5b 第2の板厚計 6a 第1のデフレクタロール 6b 第2のデフレクタロール 7a 第1の速度計 7b 第2の速度計 8 圧下位置検出器 9 コイラ 10 演算制御装置 ΔS ロール圧下位置偏差 Q 塑性定数 M ミル定数 b 板幅 v 圧延速度 α,β 定数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柿原 節雄 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 千葉製鉄所内 (72)発明者 松田 明 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 千葉製鉄所内 (56)参考文献 特開 平5−337531(JP,A) 特開 平4−262815(JP,A) 特開 昭47−61446(JP,A) 特公 昭46−42208(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 37/16 - 37/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 AGC機能を備えた圧延機を用いてステ
    ンレス鋼板を圧延する際の板厚を制御する方法におい
    て、 加速または減速する際に、圧延速度v、板幅b、塑性定
    数Q、ミル定数Mによる関数を用いてロール圧下位置偏
    差ΔSを求め、得られたロール圧下位置偏差ΔSの値に
    基づいてロール圧下位置を制御することを特徴とするス
    テンレス鋼板の板厚制御方法。
  2. 【請求項2】 前記ロール圧下位置偏差ΔSは下記式で
    与えられることを特徴とする請求項1記載のステンレス
    鋼板の板厚制御方法。 ΔS=(Q/M2 +1/M)・b・(αv2 +βv) ここで、α、β:定数である。
  3. 【請求項3】 圧延されるステンレス鋼板の鋼種がオー
    ステナイト系の場合に適用することを特徴とする請求項
    1または2記載のステンレス鋼板の板厚制御方法。
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